[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (12/20)リンテックが4連騰し年初来高値を連日更新、半導体の実装技術を探求する新組織を設立
記事一覧 (12/20)日本オラクルは1150億円の貸付に注目集まり高値を更新、潤沢なキャッシュフローに改めて注目集まる
記事一覧 (12/20)JAPEXが出直り強める、原油高に加え「CO2地下貯留権」への注目も再燃
記事一覧 (12/19)日本ギア工業は2015年来の高値、原発再稼働の機運に乗りPBR向上策にも注目強い
記事一覧 (12/19)ANYCOLORが急反発、「1株あたり株式価値の向上を図る」自社株買いを好感
記事一覧 (12/19)日本触媒は株式4分割が好感され1週間ぶりに5300円台を回復
記事一覧 (12/19)日本製鉄は一段安で始まる、米USスチールの買収発表に受け止め方が分かれる
記事一覧 (12/18)インフォネットが後場ストップ高、最新のAIライティングサービスに注目集まる
記事一覧 (12/18)日本郵政が後場一段高、手紙・ハガキ値上げと伝えられ好感、ただ株価の値上がり率は料金の値上げ率に届かず
記事一覧 (12/18)アドバネクスが急反発、米国での薬剤注入キット用ばね拡大に注目集まる
記事一覧 (12/18)巴工業が上場来の高値を更新、中期計画の目標引き上げや増配、優待、資本コストや株価を意識した経営など連日好感
記事一覧 (12/18)アステラス製薬は8日ぶりに反発、米国での「適応追加承認」を好感
記事一覧 (12/15)ディップは「大谷翔平選手をブランドアンバサダーに」と伝えられ午後一段高
記事一覧 (12/15)アドバンテストが戻り高値を更新、米国の利上げ終了観測を受け「グロース株」に買い安心感
記事一覧 (12/14)マネックスGやセレスが高い、ビットコイン4.3万ドル乗せなど好感、米金利低下とともに一段高の期待
記事一覧 (12/14)プレシジョンSSが後場一段高、「サル痘」関連報道を受けリアルタイム検査キットに注目集まる
記事一覧 (12/14)ワークマンの出直り目立つ、急激な円高など好感、株価がニトリHDの1/4のため資金移動の見方も
記事一覧 (12/14)セレスは戻り高値に迫る、ビットコイン4万3000ドル台に乗り「ビットバンク」への期待強い
記事一覧 (12/14)ダブル・スコープが急伸、韓国のリチウム大手とイオン交換膜などの共同開発に関する協約を締結
記事一覧 (12/14)ホーブがストップ高、米国のいちご新品種の普及拡大で協定書締結
2023年12月20日

リンテックが4連騰し年初来高値を連日更新、半導体の実装技術を探求する新組織を設立

■半導体関連製品や新規プロセスの開発を強化

 リンテック<7966>(東証プライム)は20日、42円高(1.58%高)の2698円まで上げて4連騰し年初来高値を連日更新している。同社は本日(20日)、半導体関連製品のラインアップ拡充および半導体製造に関わる新規プロセスの開発推進を目指し、公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団が運営する三次元半導体研究センターに入居し、同センター内に半導体の実装技術を探求する「実装技術開発室」を新たに設立したと発表。

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 同室では、半導体の三次元実装やチップレット集積などのパッケージング技術に関する新たなテープや装置および独自プロセスの開発を行うとともに、半導体メーカーとの信頼性評価や解析、情報交換を通じて同技術の発展に寄与する。同室には現在、半導体の技術スタッフ数名が常駐し、同社の研究所とも連携して半導体市場でのビジネス拡大に向けた研究開発を強化していく。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:47 | 材料でみる株価

日本オラクルは1150億円の貸付に注目集まり高値を更新、潤沢なキャッシュフローに改めて注目集まる

■「1200億円の現金あり、余資の有効活用について検討を進めていた」

 日本オラクル<4716>(東証スタンダード)は12月20日、急激に出直る相場となり、午前10時にかけて5%高の1万1750円(590円高)まで上げ、約2週間ぶりに年初来の高値を更新、2021年以来の高値に進んでいる。19日の15時から21時にかけて第2四半期決算と「支配株主への資金の貸付」を発表。第2四半期決算(2023年6〜11月・累計)は前年同期比で営業利益10.4%増などと「順調」の域を出なかったが、オラクル・ジャパン・ホールディング・インクに1150億円を限度額として貸付けるとし、潤沢なキャッシュフローに意外感と驚きが言われている。

 6〜11月の売上高は前年同期比8.9%増加し、四半期純利益10.4%増加した。通期予想は従来通りとした。連続最高を更新する気込み。一方、「支配株主への資金の貸付」では、「当社は2023年11月末現在で約1200億円の現金を有しており、余資の有効活用について検討を進めていた」などとし、「一般的な事業に供する資金需要により貸付の申し入れがあり」、オラクル・ジャパン・ホールディング・インクに最長3年間で1150億円を限度額として貸付けるとした。改めて潤沢なキャッシュフローと財務状態に注目が集まっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:22 | 材料でみる株価

JAPEXが出直り強める、原油高に加え「CO2地下貯留権」への注目も再燃

■石油株は一部を除いて軒並み値上りする中プラスアルファの買い材料が

 JAPEX(石油資源開発)<1662>(東証プライム)は12月20日、出直りを強めて始まり、取引開始後は5220円(100円高)と約1週間ぶりに5200円台を回復している。中東・紅海でのイスラム過激派の活動活発化などを受けてNY原油相場が続伸し1バレル73ドル台に乗ったことや、「CO2地下貯留権を創設、政府(中略)排出削減へ官民投資促す」(日本経済新聞12月20日付朝刊)と伝えられたことなどが好感されている。

 20日は、石油株が一部を除いて軒並み値上がりして始まった中で、JAPEXにはプラスアルファの買い材料として「CO2地下貯留権」が浮上した。石油や天然ガスの開発採鉱で蓄積した技術を活用し、CO2の地下貯留に関する事業「CCS事業」を推進している。2023年に政府が選定した「先進的CCS事業の実施に係る調査」では、選定7案件のうち2案件(苫小牧地域、東新潟地域)を受託した。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 材料でみる株価
2023年12月19日

日本ギア工業は2015年来の高値、原発再稼働の機運に乗りPBR向上策にも注目強い

■このところ「資本コストや株価を意識した対応」などの開示が増え期待が

 日本ギア工業<6356>(東証スタンダード)は12月19日、再び大きく出直る相場となり、後場一段と強含んで12%高の599円(66円高)まで上げて4日ぶりに2015年来の高値に進んでいる。原子力発電関連設備を手がけ、「『原発再評価』はやすマネー、ウランや関連株が高騰」(日経電子版12月18日夕方)と伝えられ、買いが再燃したとの見方が出ている。12月初に原子力規制委員会が東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)の柏崎刈羽原発の再稼働を巡る審議で前向きの判断を下したと伝えられた頃から動意を強めており、18日の報道を受け、迷っていた投資家が買い出動に踏み切る契機になったようだ。

 また、同社株はPBR(株価純資産倍率)0.8倍台。取引所の方針を受け、PBRの低い企業はこのところ「資本コストや株価を意識した対応について」といった改善策を開示するケースが増えており、中には中期計画の数値目標の上方修正も同時に発表して株価が一段高となった例もあるため、日本ギア工業に期待する様子がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:55 | 材料でみる株価

ANYCOLORが急反発、「1株あたり株式価値の向上を図る」自社株買いを好感

■決算発表後の下げから大きく切り返す

 ANYCOLOR<5032>(東証プライム)は12月19日、反発相場となり、午前10時にかけて6%高の3225円(170円高)まで上げ、その後も3200円台で売買されて決算発表後の下げから大きく切り返している。18日15時に自己株式の取得(自社株買い)を発表し、「資本効率の改善及び株式数削減を通じた1株あたり株式価値の向上を図るため」(発表リリースより)とし、好感されている。自社株買いは、90万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.43%)、総額25億円を各上限に、2023年12月19日から24年1月19日まで行うとした。

 12月14日に発表した第2四半期決算(2023年5〜10月・累計)は前年同期比で売上高が29%増加し、営業利益は50%増加した。しかし、翌日の株価は14%安(500円安の3170円)と大きく下げ、その翌取引日も軟調だった。第2四半期3か月間(同8〜10月)の利益の伸びが大幅に鈍化したことなどが要因として言われた。決算発表前の株価は3670円(12月13日終値)だった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:44 | 材料でみる株価

日本触媒は株式4分割が好感され1週間ぶりに5300円台を回復

■3月実施、新NISAは1月スタートのため、できればもっと早くの声も

 日本触媒<4114>(東証プライム
は12月19日、5320円(60円高)で始まり、約1週間ぶりに5300円台を回復して出直る相場となっている。18日の夕方に株式4分割を発表。「投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整え、当社株式の流動性の向上および投資家層の拡大を図る」とした。

 2024年3月31日(日曜日のため実質的には同年3月29日)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する当社普通株式を、1株につき4株の割合をもって分割するとした。分割実施後は投資金額が1/4になるため、新たな投資家層の流入が見込める。ただ、2024年1月から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートするため、できれば実施時期をもっと早くしてほしいといった声もある。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:36 | 材料でみる株価

日本製鉄は一段安で始まる、米USスチールの買収発表に受け止め方が分かれる

■買収額2兆円規模、米に鉄源一貫製鉄所、グローバル拠点を多様化

 日本製鉄<5401>(東証プライム)は12月19日、一段安で始まり、取引開始後は5%安の3074.0円(165.0円安)をつけて約5か月ぶりに3100円台を割り込んでいる。18日夜にグループ会社を通じて米鉄鋼大手USスチールの買収を発表。買収額が2兆円規模になることもあり、受け止め方が分かれている。

 発表によると、「米国鋼材市場は国内需要が今後も安定的に伸長すると見込まれていることに加えて、先進国最大の市場であり、高水準の高級鋼需要が期待できることから、当社の培ってきた技術力・商品力を活かせる地域」であり、「本買収は、当社の海外事業戦略に合致するだけなく、規模及び成長率が世界的に見ても大きいインド、ASEANに加えて、先進国である米国に鉄源一貫製鉄所を持つことによるグローバル事業拠点の多様化の観点からも、大きな意義のある投資と判断」した。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:12 | 材料でみる株価
2023年12月18日

インフォネットが後場ストップ高、最新のAIライティングサービスに注目集まる

■「記事作成を劇的に加速」、3日ぶりに1000円台、5日ぶり反発

 インフォネット<4444>(東証グロース)は12月18日、午前11時頃から急伸し始め、後場も一段高のまま13時40分過ぎにストップ高の1045円(150円高)まで上げた。3日ぶりに1000円台を回復し、5日ぶりの反発基調となっている。同日午前、「記事作成を劇的に加速させるAIライティングサービス『LENSAwriter(レンサライター)』を開発、サービスサイトをプレオープン」と発表し、買い材料視されている。

 テーマやキーワードを選択することでAIを利用した記事作成を行えるAIライティングサービス「LENSAwriter」を開発しローンチすることを予定し、記事作成機能に加え、作成された記事の類似チェック、ひとつの記事を複数ユーザーで編集できる共有編集機能を搭載し、提供するとした。まずサービスサイトをプレオープンし、導入相談や問い合わせの受付を開始した。サービス開始は2024年1月下旬を予定している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:06 | 材料でみる株価

日本郵政が後場一段高、手紙・ハガキ値上げと伝えられ好感、ただ株価の値上がり率は料金の値上げ率に届かず

■手紙(25グラム以下)は84円から110円に31%値上げと伝わる

 日本郵政<6178>(東証プライム)は12月18日、前引けにかけて小高くなり、後場は一段と強含んで13時過ぎに4%高の1298.0円(55円高)まで上げて反発幅を広げている、「郵便、手紙とはがきを値上げの方針、実施なら30年ぶり、総務省」(NHKニュースEWB12月18日昼12時06分)と伝えられ、買い材料視されている。ただ、株価の値上がり率は料金の値上げ率に追いついていない。年賀状の出し手は一段と減少するとの見方が出ている。

 報道によると、「総務省は、手紙とはがきの値上げを行う方針を示し、審議会での議論が始まりました。方針案では手紙は84円から110円(注:値上げ率30.9%)となり、実施されれば30年ぶりの値上げ」(同)になる。同様に、50グラム以下の手紙は94円から110円に(値上げ率17.0%)、はがきは63円を85円にそれぞれ値上げする方針。レターパックや速達なども値上げを検討するという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:23 | 材料でみる株価

アドバネクスが急反発、米国での薬剤注入キット用ばね拡大に注目集まる

■糖尿病・肥満症治療薬用、米国工場黒字化など改めて直す

 アドバネクス<5998>(東証スタンダード)は12月18日、午前10時30分過ぎに13%高の986円(116円高)まで上げて大きく出直っている。精密バネメーカーで、会社側からの新発表などは特段、出ていないが、同日発売の「会社四季報・新春号」(東洋経済新報社)で米国の糖尿病・肥満症治療薬用の薬剤注入キット用ばねについて「拡大機運高まる」などとしており、改めて注目し直す動きがあるようだ。

 第2四半期決算(2023年4〜9月)では、アメリカ工場が「インジェクションキット向けばねの量産開始で売上伸張、黒字転換」(決算説明資料)などとしており、連結営業利益も大幅な黒字に転換した。医療ばねの特徴として、「使い捨てドラッグデリバリー(薬剤注入・服用)需要が急拡大中」「メガファーマはばねメーカーに品質力・財務体質・グローバル体制を求める」「グローバルな生産体制を持つ精密ばねメーカーは世界に数社しかない」(同)などとしている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:12 | 材料でみる株価

巴工業が上場来の高値を更新、中期計画の目標引き上げや増配、優待、資本コストや株価を意識した経営など連日好感

■配当政策では新たに数値として「性向40%以上」を盛り込む

 巴工業<6309>(東証プライム)は12月18日、2日続けて大幅高となり、前取引日のストップ高に続いて9%高の3600円(295円)まで上げて約3か月ぶりに上場来の高値を更新している。遠心分離機の大手で、14日の夕方に発表した10月決算(2023年10月期・連結)で経常利益などが中期計画の到達年度(25年10月期)の目標を達成し、中期計画目標の増額修正、増配、株主優待の300株以上優遇なども発表。週明けも好感買いが優勢になっている。PBR1倍などを意識する「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」も発表した。

 配当政策では、これまで数値として盛り込んでいなかった配当性向について「40%以上を目標として安定的な配当を実施する」とし、今期・24年10月期の配当は中間配当を1株60円(前年同期比20円の増配)の予定とし、年間では120円(同10円の増配)の予定とした。

 株主優待には保有株数300株以上の優遇枠と保有期間を新設し、現在は100株以上保有する株主に一律でワイン(同社関連会社取扱商品)1本を毎年1回贈呈している。新たな優待制度では、優待の対象を保有期間1年以上の株主とし、100株以上300株未満の株主にはワインを1本、300株以上の株主にはワインを2本、各々毎年1回贈呈する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:36 | 材料でみる株価

アステラス製薬は8日ぶりに反発、米国での「適応追加承認」を好感

■進行性尿路上皮がん薬「標準治療に代わる最初の治療選択肢」とし注目強まる

 アステラス製薬<4503>(東証プライム)は12月18日、軟調に始まったあと次第に小高くなり、午前9時30分には1622.0円(8.0円高)をつけ、前取引日・15日までの7日続落から8日ぶりの値上がり相場となっている。朝8時半に「抗体−薬物複合体『PADCEV(エンホルツマブ ベドチン)』米国で適応追加に関する承認を取得」と発表しており、好感買いが優勢になった。

 発表によると、同製剤は米ファイザー(Pfizer Inc.、ニューヨーク州)と共同で開発を進めているもので、進行性尿路上皮がん患者の一次治療を対象としたペムブロリズマブとの併用療法について承認された。現在の標準治療である白金製剤を含む化学療法に代わる最初の治療選択肢になるという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:46 | 材料でみる株価
2023年12月15日

ディップは「大谷翔平選手をブランドアンバサダーに」と伝えられ午後一段高

■求人サイト「バイトル」のイメージ効果に期待強まる

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 ディップ<2379>(東証プライム)は12月15日の後場、13時40分にかけて9%高の3300円(270円高)まで上げる場面を見せ、一段と強含む相場となっている。「ディップ、大谷翔平選手をブランドアンバサダーに」(日経電子版12月15日午前11時過ぎ)と伝えられており、好感買いが入ったと見られている。アルバイトなどの求人サイト「バイトル」のイメージ向上に少なからず効果があるとみられている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:55 | 材料でみる株価

アドバンテストが戻り高値を更新、米国の利上げ終了観測を受け「グロース株」に買い安心感

■5日続伸基調、新製品や新技術の発表も相次ぎ期待継続

 アドバンテスト<6857>(東証プライム)は12月15日、5日続伸基調で始まり、取引開始後は7%高の4990円(325円高)まで上げて戻り高値を更新し、株式分割を調整後の上場来高値5593円(2023年7月31日)に向けて出直りを強めている。このところの米金利低下に加え、米13日のFOMC声明を受けて利上げ終了の見方が広がり、同14日はNASDAQや半導体株指数が6日続伸し、連動高の期待が続いている上、アドバンテストは7日に「NANDフラッシュ等不揮発性メモリ市場をターゲットとした3つの新製品」を発表するなど、新製品や新技術を相次いで発表していることも好感されている。

 米国の金融政策決定会合FOMC(米国12、13日)では利上げが3会合連続で見送られ、「利上げ終了を示唆」(ロイターニュース12月14日朝)などと受け止められた。半導体関連株は「グロース株」の代表格として、金利の上げ止まりや低下予想による相対価値回復への期待が強まり、買い安心感が広がっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:28 | 材料でみる株価
2023年12月14日

マネックスGやセレスが高い、ビットコイン4.3万ドル乗せなど好感、米金利低下とともに一段高の期待

■傘下に暗号資産会社、米国ではビットコイン投信に絡む期待もある様子

 マネックスG(マネックスグループ)<8698>(東証プライム)は12月14日、5%高の703円(35円高)まで上げた後も700円前後で売買され、約1週間前につけた2022年3月以来の高値740円(2023年12月6日)に向けて上値を指向している。持株傘下に暗号資産(仮想通貨)事業を行なうコインチェックがあり、米国時間の13日にビットコイン相場が4万3000ドル台まで一段高となったことなどが買い材料視されている。また、グループに「ビットバンク(bitbank)」を擁するセレス<3696>(東証プライム)も一時7%高の1068円(67円高)まで上げ、出直りを強めている。

 ビットコイン相場(ドル建て)は米国時間の12月3日、約1年7か月ぶりに4万ドル台を回復し、その後も一段ジリ高傾向となっている。金利のつく金融商品(公社債など)の利回りが低下すれば相対的に価値が上昇するとされており、米13日に発表されたFOMC声明で2年近く続いた連続的な利上げの終了が示唆されたと伝えられ、注目が強まっている。

 また、米国では、ビットコインをアンダーライイング(原資産)とするETF(上場投資信託)の上場が2024年前半にも実現するとの期待が出ているようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:43 | 材料でみる株価

プレシジョンSSが後場一段高、「サル痘」関連報道を受けリアルタイム検査キットに注目集まる

■「国内初の死亡例」と伝えられ連想買い強まったとの見方

 プレシジョンSS(プレシジョン・システム・サイエンス)<7707>(東証グロース)は12月14日の後場寄り後に一段と上げ、25%高の317円(64円高)をつけてグロース銘柄の値上がり率1位に躍り出ている。「サル痘で国内初の死亡例、埼玉県在住の30代男性」(日本経済新聞12月14日付朝刊)と伝えられており、同社は6月に「サル痘ウイルスDNAリアルタイムPCR検査キットを7月1日位より発売開始」と発表しているため、連想買いが強まったとみられている。

 報道によると、国内の死者確認は初めてで、エイズウイルス(HIV)に感染し、免疫不全状態だったという。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:07 | 材料でみる株価

ワークマンの出直り目立つ、急激な円高など好感、株価がニトリHDの1/4のため資金移動の見方も

■円相場、米利上げ終了観測など受け1ドル3円近く急伸

 ワークマン<7564>(東証スタンダード)は12月14日、次第に反発幅を広げる相場となり、午前11時を過ぎて7%高の4505円(280円高)まで上げ、出直りを強めている。11月初旬、「急激な円安の進行など仕入価格の高騰に伴い」業績予想の下方修正を発表するなど、円安は逆風で円高は味方になる銘柄。14日の外為市場では、米国の利上げ終了観測などを受けて円相場が1ドル3円近く円高の同142円台まで急伸したため、業績への追い風が期待されている。

 同じく円高が業績寄与になるニトリHD(ニトリホールディングス)<9843>(東証プライム)の株価は1万8000円台。14日はニトリHDも値上がりしているが2%高。ワークマンの株価は約1/4のため、ニトリHDからの資金移動もあるのではといった見方も出ている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 材料でみる株価

セレスは戻り高値に迫る、ビットコイン4万3000ドル台に乗り「ビットバンク」への期待強い

■米利上げ終了の見方、金利低下に転じればビットコインなど一段高も

 セレス<3696>(東証プライム)は12月14日、再び出直る相場となり、7%高の1068円(67円高)まで上げた後も1050円台で売買され、3日前につけた戻り高値1082円に迫っている。米国13日に暗号資産(仮想通貨)ビットコインの相場が4万3000ドル台まで一段高となり、グループの「ビットバンク(bitbank)」の取扱い高の拡大などに期待が出ている。また、12日に子会社がバーチャルオフィス運営会社とのサービス連携を発表したことにも期待が強いようだ。

 ビットコイン相場はドル建てで米国時間の12月3日、約1年7か月ぶりに4万ドル台を回復し、その後も一段ジリ高傾向となっている。米国で13日に発表された金融政策決定会合FOMCの声明で「利上げ終了を示唆」(ロイターニュース12月14日朝)と受け止められたため、今後、政策金利が低下に転じれば、ビットコインなどの価値は相対的に向上するとみられている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:48 | 材料でみる株価

ダブル・スコープが急伸、韓国のリチウム大手とイオン交換膜などの共同開発に関する協約を締結

■リチウム生産用イオン交換膜の共同開発で合意

 ダブル・スコープ<6619>(東証プライム)は14日、56円高(5.80%高)の1021円まで上げて急伸している。同社は本日(14日)、韓国のリチウム生産大手であるポスコ・ホールディングス(POSCOHD)と、リチウム生産用イオン交換膜などの共同開発に関する協約を締結したと発表。同社の子会社であるW−SCOPEKOREA CO.,LTD.(WSK)は、POSCOHDの水酸化リチウム工場の中核部品であるイオン交換膜(電気透析膜)の安定供給と、二次電池素材のリサイクル技術の開発に協力する。

■2024年から稼働予定のリチウム工場で環境に配慮した製品を提供

 両社は、2024年から稼働予定のリチウム生産工場で、環境に配慮した製品を提供する計画だ。この協約は、2030年までに年間42万3000トンに拡大する予定のリチウム生産能力の確保に寄与すると期待される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:29 | 材料でみる株価

ホーブがストップ高、米国のいちご新品種の普及拡大で協定書締結

■国内外で高評価のいちご品種を米国で展開へ

 ホーブ<1382>(東証スタンダード)は13日、500円高(21.19%高)の2860円まで上げてストップ高している。同社は12日、米国のAI・ロボット温室システム開発企業Zordiと、いちご新品種の普及拡大に向けた協定書を締結したと発表。同社は、四季成り性いちごの品種開発に強みを持ち、国内外で高い評価を得ている。Zordiは、人工知能とロボットで自動化された温室システムを開発し、米国で高品質ないちごを生産販売している。

 同社が育成した複数の四季成り性いちご系統をZordiに提供し、米国での栽培適性や市場評価を検証する。有望な系統については、日米で品種登録を行う予定である。同件は、現時点では業績に軽微な影響しか与えないが、今後の成果に期待が高まっている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 材料でみる株価