[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (05/21)ハマキョウレックスの出直り急激、株式分割と自社株買いを同時に行うと発表、注目集まる
記事一覧 (05/21)伊勢化学が一段高、「曲がる太陽電池」普及に向け協議会と伝えられ買い旺盛、上場来の高値を更新
記事一覧 (05/21)あみやき亭は急激に出直って始まる、株式3分割と実質的な増配を好感
記事一覧 (05/20)一正蒲鉾が年初来の高値を更新、「かまぼこ原料、先高観」と伝えられたが後場一段高
記事一覧 (05/20)C&FロジHDがストップ高、同社へのTOBに「佐川急便、名乗り」とされ株式争奪戦を予想
記事一覧 (05/20)アドバンテッジリスクマネジメントが急伸、発行株数の5.9%規模の自社株買いと取得した全株の消却を好感
記事一覧 (05/20)信越化学が出直り強める、自社株買いで取得した全株式を消却へ、NYでの半導体株高も追い風
記事一覧 (05/20)大平洋金や住友鉱が出直り強める、ニッケルの産地ニューカレドニアで暴動と伝えられ軒並み高い
記事一覧 (05/20)富士ソフトの出直り継続、次世代車「SDV」の政府主導開発に期待強まる
記事一覧 (05/17)フェイスネットワークが上場来高値に進む、三菱地所との連携など好感
記事一覧 (05/17)錢高組が後場一段高、リニア新幹線工事域で水位低下の報道を受け「出番」の期待
記事一覧 (05/17)かっこがストップ高、クレジットカード不正検知サービスの導入事例など好感、注目強まる
記事一覧 (05/17)文化シヤッターは次第に強含む、日本IBMが20億円超を支払う判決など好感
記事一覧 (05/17)日本製鋼は13年ぶりの高値に進む、「欧州で防衛株上昇」とされ注目強まる
記事一覧 (05/17)ハウス食品G本社が4日ぶりに反発、筆頭株主からの売却意向を受けTOBによる買い取りが適切と判断
記事一覧 (05/16)住石HDは後場もストップ高で始まる、1位株主・麻生と資本業務提携、協力拡大などに期待
記事一覧 (05/16)アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが急伸、シンガポールの設計事務所と提携など好感、一時ストップ高
記事一覧 (05/15)ソニーGが11%高、株式5分割と自社株買いなど好感
記事一覧 (05/13)日本取引所Gが正午に株式分割を発表、後場、一段強含む
記事一覧 (05/10)味の素は小安く始まったが切り返す、機動的な自社株買いなど好感、上場来の高値を指向
2024年05月21日

ハマキョウレックスの出直り急激、株式分割と自社株買いを同時に行うと発表、注目集まる

■株式分割は9月末を基準日として4分割、新中期計画も発表

 ハマキョウレックス<9037>(東証プライム)は5月21日、飛び出すように出直り、5%高の4085円(180円高)まで上げた後も4000円台で売買され、年初来の戻り高値に進んでいる。運輸業界の2024年問題などに関連して注目される中、20日午後に株式分割と自己株式の取得(自社株買い)を同時に発表し、注目が集まっている。

 株式分割は、2024年9月30日を基準日として、同日最終の株主名簿に記録された株主の所有普通株式1株につき4株の割合をもって分割するとした。自社株買いは220千株(自己株式を除く発行済株式総数の1.17%)、総額10億円を上限として、2024年5月21日から25年4月30日まで行うとした。

 また、新中期経営計画(新3ヵ年計画、24年4月〜27年3月)も発表し、最終年度の売上高14.5%成長(24年3月期比)、最終年度の経常利益18.8%成長(同)などをめざすとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:09 | 材料でみる株価

伊勢化学が一段高、「曲がる太陽電池」普及に向け協議会と伝えられ買い旺盛、上場来の高値を更新

■値動きのいい銘柄に乗る動きが強いようで資金が集中

 伊勢化学工業<4107>(東証スタンダード)は5月21日、急伸一段高となり、17%高の2万4510円(3490円高)まで上げた後も2万4200円前後で売買され、2日続けて上場来の高値を更新している。「曲がる太陽電池」として期待されるペロブスカイト型太陽電池の原材料となるヨウ素の大手で、20日、曲がる太陽電池の普及に向け、「国内メーカーや経済産業省、東京都といった約150団体が近く協議会を立ち上げる」(日経電子版5月20日夕方)と伝えられ、関連株として注目が強まった。

 報道ではカネカ<4118>(東証プライム)積水化学工業<4204>(東証プライム)などの社名が例示され、カネカの株価も2%高前後となり、積水化学は1.6%高前後で堅調だが、値動きのいい銘柄に乗る動きが強いようで伊勢化学に資金が集中しているという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:51 | 材料でみる株価

あみやき亭は急激に出直って始まる、株式3分割と実質的な増配を好感

■9月末を基準日として1株を3株の割合で分割

 あみやき亭<2753>(東証プライム)は5月21日、買い気配で始まり、取引開始後は9%高の6420円(540円高)まで上げ、出直りを強めている。20日の15時に9月末を基準日とする株式3分割と配当予想の実質的な増配を発表し、買い先行となっている。

 株式分割は、2024年9月30日を基準日として、同日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有する当社普通株式を、1株につき3株の割合をもって分割するとした。また、これにともない、24年9月中間配当を1株17円、3月期末配当を同34円の予定に見直した。株式分割前の配当予想に換算すると年102円で前回予想の同100円銭から2円の増配になる。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:20 | 材料でみる株価
2024年05月20日

一正蒲鉾が年初来の高値を更新、「かまぼこ原料、先高観」と伝えられたが後場一段高

■四半期決算では原材料価格の上昇一服が寄与としたが買い材料の見方

 一正蒲鉾<2904>(東証プライム)は5月20日の後場一段と強含み、14時にかけて779円(17円高)まで上げて2日ぶりに年初来の高値を更新し、約8か月ぶりの770円台に進んでいる。「かまぼこ原料、先高観再び、北米産すり身の生産費用上昇」(日経電子版5月20日13時台)と伝えられ、同社株や紀文食品<2933>(東証プライム)に連想が波及している。

 一正蒲鉾の第3四半期決算(2023年7月〜24年3月・累計、連結)では、水産練製品・惣菜事業の収益について、「主原料であるすり身をはじめとした原材料価格の上昇が一服し、(注略)電気料金が想定を下回ったため前年同四半期を上回る結果となった」(決算短信)とした。このため、すり身の値上がりは逆風になるが、株式市場関係者からは値上げの正当な理由になり価格改定効果が期待できる、といった見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:42 | 材料でみる株価

C&FロジHDがストップ高、同社へのTOBに「佐川急便、名乗り」とされ株式争奪戦を予想

■1株3000円でAZ−COM丸和HDがTOBの最中、上乗せ価格に期待

 名糖運輸などの持株会社C&FロジHD(C&Fロジホールディングス)<9099>(東証プライム)は5月20日、取引開始後にストップ高の4500円(700円高、18%高)まで急伸し、ストップ高で売買されながら後場は買い気配となっている。同社株に対し、丸和運輸機関などのAZ−COM丸和HD(AZ−COM丸和ホールディングス)<9090>(東証プライム)が5月日からTOB(株式公開買付)を開始しているところに、「佐川急便、C&F買収に名乗り、丸和運輸に対抗提案」(日経電子版5月17日夕方)と伝えられ、株式争奪戦に発展する可能性が出てきたため投機妙味が増幅。買い集中となった。

 AZ−COM丸和HDによるC&FロジHDへのTOB価格は1株3000円。報道によると、「SGHDは現在の株価にプレミアム(上乗せ幅)を付けてTOBをする方針」という。佐川急便の持株会社SGHD(SGホールディングス)<9143>(東証プライム)は17日夜に「一部報道について」を発表し、グループの成長戦略のために、本件を含め様々な事業上の選択肢を検討しているが、現時点で決定した事実はない、などとしたが、株式市場では一斉に見切り発車的な買いがスタートする形になった。AZ−COM丸和HDの株価は小幅高となっており、SGHDの株価は軟調に推移している。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:34 | 材料でみる株価

アドバンテッジリスクマネジメントが急伸、発行株数の5.9%規模の自社株買いと取得した全株の消却を好感

■後場一段と出直りを強め4か月ぶりに470円台を回復

 アドバンテッジリスクマネジメント<8769>(東証スタンダード)は5月20日の後場一段と出直りを強めて始まり、後場寄り後は16%高の473円(64円高)まで上げて急伸商状となり、約4か月ぶりに470円台を回復している。前取引日・17日に自己株式の取得(自社株買い)と取得した全株式の消却を発表し、株式価値の向上に期待が強まっている。

 自社株買いは、100万株(自己株式を除く発行済株式総数の5.88%)、取得総額6億円を各上限として、2024年5月20日から同年12月30日までの予定で行うとし、これにより取得した全株式数を25年1月31日付(予定)で消却するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:49 | 材料でみる株価

信越化学が出直り強める、自社株買いで取得した全株式を消却へ、NYでの半導体株高も追い風

■約3週間ぶりに6000円台を回復

 信越化学工業<4063>(東証プライム)は5月20日、次第高となり、午前10時40分を過ぎて6%高の6182円(342円高)まで上げ、約3週間ぶりに6000円台を回復して出直りを強めている。半導体関連株がNY市場の土光などを受けて軒並み高となっている上、17日に自社株買いと消却を発表。その分だけ株式価値の向上が見込まれるため、好感買いが先行している。

 自社株買いは、2200万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.1%)、取得総額1000億円を上限に、2024年5月20日から同年11月29日まで実施する。そして、これにより取得した全株式数を24年12月6日(予定)付で消却するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:11 | 材料でみる株価

大平洋金や住友鉱が出直り強める、ニッケルの産地ニューカレドニアで暴動と伝えられ軒並み高い

■「ニッケル価格で業績変動」、三菱マテリアルも上げる

 大平洋金属<5541>(東証プライム)は5月20日、出直りを強めて始まり、午前10時半にかけては7%高の1389円(95円高)まで上げ、約1か月ぶりに1360円台を回復している。「ニッケル価格で業績変動」(会社四季報・東洋経済新報社)の特性があり、世界的なニッケル鉱の産地とされるニューカレドニアで暴動発生・拡大と伝えられ、買い材料視されているようだ。

 暴動については、フランス政府が強硬姿勢とされ、推移が注視されている。これを受け、住友金属鉱山<5713>(東証プライム)も7%高の5489円(394円高)まで上げて年初来の高値を更新。三菱マテリアル<5711>(東証プライム)も7%高で年初来の高値に迫っている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:48 | 材料でみる株価

富士ソフトの出直り継続、次世代車「SDV」の政府主導開発に期待強まる

■第1四半期決算も再評価、発表後の下げを取返し上値を追う

 富士ソフト<9749>(東証プライム)は5月20日、続伸基調とり、7%高の6440円(440円高)まで上げて3日連続の出直り継続となっている。「次世代車『SDV』日本勢で30年に世界シェア3割狙う、政府主導で」(読売新聞オンライン)と伝えられ、スマートカー技術や自動運転技術向けの関連株として注目されている。

 SDVは、自動運転系統をはじめとする制御系システムをアップデートできるクルマで、近未来の需要が期待されている。14日に発表した第1四半期の連結決算(2024年1〜3月)は、営業利益が前年同期比3.6%増の60億64百万円となり、親会社に帰属する四半期純利益は同78.6%増の67億31百万円だった。通期予想は営業利益を220億円、純利益を210億円としており、第1四半期の進ちょくは堅調だった。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:40 | 材料でみる株価
2024年05月17日

フェイスネットワークが上場来高値に進む、三菱地所との連携など好感

■16日付で2件の新展開を発表、高級賃貸レジデンスに付加価値

 フェイスネットワーク<3489>(東証プライム)は5月17日、前後場ともジリ高傾向となり、14時過ぎに8%高の1820円(129円高)まで上げた後も1815円前後で売買され、上場来初の1800円台に進んだ。投資用賃貸マンションの開発、1棟販売などを行い、16日付で、スマートホームサービス「HOMETACT」を活用した商品開発に関する三菱地所<8802>(東証プライム)との基本合意、および「健康寿命の部屋」技術を展開するファイテン株式会社(京都府京都市)との業務提携、の2件のリリースを発表し、買い材料視された。

 三菱地所との基本合意では、フェイスネットワークが開発する高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズに、三菱地所が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」を導入し、Well−Beingでスマートな暮らしの提供の実現に向けた取り組みを推進する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:10 | 材料でみる株価

錢高組が後場一段高、リニア新幹線工事域で水位低下の報道を受け「出番」の期待

■河川と湖をつなぎ「流水の機能維持(水不足軽減)」めざす地下トンネルで実績

 錢高組<1811>(東証スタンダード)は5月17日、前後場とも次第高となり、13時30分にかけて8%高の4720円(360円高)まで上げて約3か月半ぶりに年初来の高値を更新し、2021年4月以来の高値に進んでいる。地下トンネルで河川と湖をつなぎ「水質浄化」や「流水の正常な機能の維持(水不足の軽減)」などを目指す工事を茨城県で行っており、リニア中央新幹線の工事を巡り「リニア工事中の岐阜県瑞浪市で井戸等の水位が相次ぎ低下、JR東海が住民側に水源確保など説明」(東海テレビのWEBニュース5月15日)と伝えられたことを受けて「出番到来」と期待を強める動きがあるもようだ。

 錢高組は、『霞ヶ浦導水事業』として国交相が実施している「利根川下流部、霞ヶ浦及び那珂川下流部を結ぶ地下トンネルを建設し、水を相互に行き来させ霞ヶ浦と桜川等の水質浄化、利根川下流部と那珂川下流部の流水の正常な機能の維持(水不足の軽減)、新規都市用水の確保を図ることを目的とした、流況調整河川を整備する事業」(同社HPより)で泥水式シールド工法による地下トンネル工事を施工している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:01 | 材料でみる株価

かっこがストップ高、クレジットカード不正検知サービスの導入事例など好感、注目強まる

■2023年のクレカ不正利用被害額は540億円前年比100億円増加)

 かっこ<4166>(東証グロース)は5月17日、急伸し、午前9時半前からストップ高の798円(100円高、14%高)で売買を交えながら急激な出直り相場となっている。16日の通常取引終了後、同社の不正注文検知サービス『O−PLUX(オープラックス)』を、株式会社ゲオストア(愛知県名古屋市中区)がクレジットカード不正利用及び不正転売対策として導入したと発表し、買い材料視されている。

 発表によると、2023年のクレジットカード不正利用被害額は540億円にのぼり、前年より約100億円増加。不正手口の巧妙化が進んでいる。『O−PLUX』は、クレジットカード不正利用対策だけではなく、悪質転売も併せて対策が可能なほか、1つのサービスで、カード不正利用と転売を同時に対策できるサービスが少ない中で、被害内容や決済方法にかかわらず対策が可能、などの特長があるという。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:38 | 材料でみる株価

文化シヤッターは次第に強含む、日本IBMが20億円超を支払う判決など好感

■控訴審で16日に判決が言い渡されたと発表

 文化シヤッター<5930>(東証プライム)は5月17日、小安く始まったが次第に強含み、午前10時30分を過ぎては1700円(11円高)と続伸基調に転じている。手掛かり材料としては、16日夜、日本IBM株式会社に対して債務不履行などで提訴していた訴訟の控訴審について、日本IBMが文化シヤッターに20億564万9461円などを支払うこと、などの判決が同日付で言い渡されたと発表。買い材料視されている。

 発表によると、本件訴訟は、新販売管理システムの構築に関するシステム開発プロジェクトの中止による損害を巡るもので、2022年6月に日本IBMに対して19億8331万6016円などの支払いを命じる1審判決が下されたが、双方とも控訴していた。

 14日発表の3月決算では、今期・2025年3月期の連結業績予想を、売上高2300億円(前期比4.0%増)、営業利益150億円(同3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益114億円(同7.7%増)とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:37 | 材料でみる株価

日本製鋼は13年ぶりの高値に進む、「欧州で防衛株上昇」とされ注目強まる

■増益基調で株主還元を拡充、買い安心感強まる

 日本製鋼所<5631>(東証プライム)は5月17日、3日続伸基調となり、8%高の4504円(340円高)まで上げて2011年以来の4500円台に進んでいる。10日に発表した3月決算では今期・25年3月期も連続2ケタの伸び率の増益予想を打ち出し、配当方針の変更も発表して今期の年間配当を1株74円の予定(前期比15円の増配)に増額。こうした買い安心感に加え、17日は「欧州で防衛株上昇」(日本経済新聞5月17日付朝刊)と伝えられ、買いが拡大したとの見方が出ている。8日には、防衛省から装輪装甲車の受注も発表した。

 配当方針については、現中期経営計画「JGP2025」期間中は、連結配当性向30%以上を目標とした上で、DOE(連結株主資本配当率)2%を下限に配当を実施する。さらに、新たな中期経営計画「JGP2028」(25年3月期〜2029 年3月期)を決定次第公表するとし、「連結配当性向35%以上を目標とした上で、DOE(連結株主資本配当率)2.5%を下限に配当を実施する」としている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:21 | 材料でみる株価

ハウス食品G本社が4日ぶりに反発、筆頭株主からの売却意向を受けTOBによる買い取りが適切と判断

■ハウス興産から60億円分の売却意向、ROEなどの向上につながる

 ハウス食品グループ本社<2810>(東証プライム)は5月17日、反発基調で始まり、取引開始後は2981.5円(56.5円高)まで上げ、小幅だが4日ぶりに値上がりしている。16日の15時に、筆頭株主のハウス興産からの株式売却意向に対し、公開買付けの手法(TOB)で株式を買い取ることなどを発表。市場で売却された場合の影響回避になり、また資本効率向上へも寄与することなどが期待されている。

 発表によると、筆頭株主・ハウス興産株式会社から現金化を目的としてその所有する当社普通株式のうち約60億円に相当する株式売却の意向を受け、検討の結果、通常の自己株式の取得(自社か株買い)よりも公開買付(TOB)の手法でこの売却意向株式を収容することが適切であると判断した。60億円は、株数にして225万2200株(所有割合2.32%)に相当。2024年5月17日から同年7月31日までの予定でTOBを行う。売却意向株式を自己株式として取得することは、1株当たり当期純利益(EPS)及び自己資本利益率(ROE)等の資本効率の向上に寄与し、株主に対する利益還元に繋がるとした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:47 | 材料でみる株価
2024年05月16日

住石HDは後場もストップ高で始まる、1位株主・麻生と資本業務提携、協力拡大などに期待

■麻生は49%保有、これを『50.0%超60.0%以下』まで追加取得

 住石HD(住石ホールディングス)<1514>(東証スタンダード)は5月16日の後場、ストップ高(300円高の1554円)買い気配で始まり、午前10時過ぎにストップ高まで上げてからほとんど買い気配で推移し、急激な出直り相場となっている。15日の午後に1位株主の株式会社麻生との資本業務提携と3月決算を発表し、協力拡大効果などに期待が強まっている。

 発表によると、麻生は、2024年5月15日現在、住石HDの総株主の議決権の数に対する割合49.08%を所有する主要株主で、かつ筆頭株主。今回の資本業務提携では、追加取得により議決権保有割合を『50.0%超60.0%以下』にする。

 また、業務提携では、(1)両社の主力事業の安定的成長に向けた協業関係の構築、(2)当社の九州地区における事業の拡大等(当社グループが生産する多結晶ダイヤモンドの需要が今後増加する場合における、九州地区での多結晶ダイヤモンドの加工・サービス拠点の設置及び東西日本における安定供給体制の構築、など)、(3)新規事業に向けた協業の取組み、(4)当社グループへの人材面における支援(人材確保・育成の支援)、などを行うとした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:53 | 材料でみる株価

アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが急伸、シンガポールの設計事務所と提携など好感、一時ストップ高

■今期完全黒字化予想の業績回復をベースに買いの勢い強まる

 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東証グロース)は5月16日、急伸相場となって大きく出直り、一時ストップ高の602円(100円高、20%高)まで上げた後も600円前後で売買され、約1か月ぶりに600円台を回復している。15日にシンガポールの設計事務所New Space Architects Pte Ltd.(New Space Architects 社)との業務提携を発表し、好感されている上、13日に発表した3月決算で今期の予想を完全黒字化の見通しとしたこともあり、買いの勢いが強まったと見られている。

 発表によると、New Space Architects社は、シンガポールのほか中華人民共和国、東南アジア各国で様々なプロジェクトに関わってきた実績を持っている。主に手掛けてきたのは民間住宅、商業ビル、ホテル、リゾート、都市設計、タウンシップのマスタープラン等の案件で、クライアント志向で、高品位サービスを提供。その仕事ぶりには定評がある。

 アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは成長戦略の一つとして2024年5月15日にシンガポールに連絡事務所を開設した。建築設計は対象国の建築基準法等の法令に従う必要があり、かつその国のライセンスが必要となるケースがほとんどであるため、海外で業務を行う場合には現地の建築家・建築事務所等による実施設計が不可欠であり、そのために、今回、業務提携により、その部分を補完することとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:26 | 材料でみる株価
2024年05月15日

ソニーGが11%高、株式5分割と自社株買いなど好感

■株式分割は9月30日を基準日として実施へ

 ソニーG(ソニーグループ)<6758>(東証プライム)は5月15日、買い気配で始まり、取引開始後は11%高の1万3285円(1320円高)まで上げて一段と出直りを強めている。14日午後に発表した3月決算とともに、10月1日を効力発生日とする株式5分割と発行済株式総数の2.5%規模の自己株式の取得(自社株買い)を発表し、好感されている。また、15日朝には、「ソニー、米パラマウント買収を『再考』か」(ロイターニュース5月15日午前6:04)と伝えられており、これを好感して買い直す空気もあるようだ。

 株式分割は、2024年9月30日(月)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有する普通株式を、1株につき5株の割合をもって分割する。自社株買いは、3000万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.46%)、取得総額2500億円を各上限に、2024年5月15日から25年5月14日まで行うとした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:25 | 材料でみる株価
2024年05月13日

日本取引所Gが正午に株式分割を発表、後場、一段強含む

■9月30日を基準日として1株につき2株の割合をもって分割へ

 日本取引所G(日本取引所グループ)<8697>(東証プライム)は5月13日の正午に株式分割を発表。株価は後場、一段強含んで3606円(16円高)で始まり、あと3632円(42円高)まで上げて反発幅を広げている。3月決算は4月30日に発表済みで、営業収益は前期比14%増加し、営業利益は同28%増加した。今期・25年3月期の予想は営業収益を0.6%減とし、各利益とも微減の見込みとした。

 株式分割は、2024年9月30日(月曜日)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有する普通株式を1株につき2株の割合をもって分割するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:48 | 材料でみる株価
2024年05月10日

味の素は小安く始まったが切り返す、機動的な自社株買いなど好感、上場来の高値を指向

■今期は純利益など2期ぶりに最高を更新、連続増配を予定

 味の素<2802>(東証プライム)は5月10日、小安く始まった後切り返して次第高となり、午前10時30分にかけて5%高の6059円(300円高)まで上げ、約3か月ぶりに6000円台を回復して上場来の高値6279円(2024年1月23日)に向けて上値を追っている。9日の15時に2024年3月期の連結決算を発表し、16時に自己株式の取得(自社株買い)も発表。今期・25年3月期の連結業績予想の親会社の所有者に帰属する当期利益を9%増の950億円とし、2期ぶりに最高を更新することなどが好感されている。

 年間配当は24年3月期に1株74円(前期比6円増)の予定とし、25年3月期は80円(同6円増)の予定とした。

 自社株買いは、1250万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.44%)を上限として、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)による買付と取引所における市場買付を併用し、取得期間は2024年5月10日から同年8月30日までとした。10日午前10時に「ToSTNeT−3」で250万株を取得と発表し、機動的な買付と評価する声がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:10 | 材料でみる株価