[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (04/01)オムロンが続伸、24年度後半に西武鉄道の21駅でクレカなどのタッチ決済サービスの実証実験を開始、期待強い
記事一覧 (04/01)楽天銀行が上場来の高値を更新、「楽天、金融子会社を統合へ」と伝えられ、がぜん材料株妙味
記事一覧 (03/29)ジャパンディスプレイは中国でのプロジェクト契約ずれ込みを発表したが株価底堅い
記事一覧 (03/29)スターツコーポレーションが高値を更新、渋谷スクランブル交差点の『目線位置ビジョン』など材料視
記事一覧 (03/29)JPホールディングスが高値を更新、「こども誰でも通園制度」実現に向けた動向など材料視
記事一覧 (03/28)マイクロ波化学は後場一段高、マイクロ波プロセスの大型試験を行う実証棟が竣工
記事一覧 (03/28)オンコリスバイオファーマが今年の高値を更新、事業計画&成長可能性を開示し期待強まる
記事一覧 (03/28)岩谷産業は4日ぶりに上場来高値を更新、コスモエネHDの持分化による利益発生や液化水素の製造新拠点など好感
記事一覧 (03/28)東京電力HDが7%高、来月中旬にも核燃料を注入と伝えられ再び上値を追う
記事一覧 (03/28)ソースネクストが大きく出直る、子会社ポケトークと富士ソフトの提携など好感
記事一覧 (03/28)住友不動産は連日高値を更新、不動産株一斉高の中で値動き軽快、大型プロジェクトの寄与にも期待
記事一覧 (03/27)FIXERが後場一段と出直る、順天堂大と生成AIを活用した「医療DX」の共同研究に期待強い
記事一覧 (03/27)住友不動産が上場来の高値を更新、『公示地価』を受け不動産株の上げ目立つ
記事一覧 (03/27)フジコピアンは「流通株式時価総額」の適合に向け「株主還元のさらなる強化」などに取り組む
記事一覧 (03/27)カシオ計算機は中高生向けデジタル教材会社の子会社化が好感され今年の高値に迫る
記事一覧 (03/27)日本郵船が4%高など海運株が高い、米ボルチモア港の大型橋崩落で思惑強まる
記事一覧 (03/26)ピクセルカンパニーズは2日続けて大幅高、最新のデータセンター24年夏頃に開業の予定で期待強まる
記事一覧 (03/26)小林製薬は一転急反発、「紅こうじ」問題で朝寄り前は売り注文トップと伝えられたが企業向け販売先52社などの開示を好感の見方
記事一覧 (03/26)キヤノン電子が2018年以来の高値に迫る、少数株主の利益保護などに向けた特別委員会に注目集まる
記事一覧 (03/25)モロゾフは上場来高値に向け再び出直り強める、新工場建設と1月期末配当など好感
2024年04月01日

オムロンが続伸、24年度後半に西武鉄道の21駅でクレカなどのタッチ決済サービスの実証実験を開始、期待強い

■シームレスに、より便利に移動できる環境の実現をめざす

 オムロン<6645>(東証プライム)は4月1日、続伸基調となり、5618円(207円高)まで上げた後も5600円台で推移し、下値圏からの出直りを継続している。「2024年度後半に『西武鉄道』21駅でクレジットカード(クレカ)等のタッチ決済による乗車サービスの実証実験を開始」と3月28日に発表しており、翌日から期待のこもる値動きとなっている。

 発表によると、実証実験の開始にあたり、西武線内の対象駅の自動改札機にタッチ決済読取部を搭載すると同時に、QRコードの読取部も搭載する。これにともない、22年9月よりサービスを開始しているデジタル企画乗車券についても、対象駅で自動改札機を通過できるようになり、これまで以上に便利に利用できるようになる。この取り組みにより、西武線沿線にお住まいの方はもちろん、秩父・川越などの観光エリアや、「西武園ゆうえんち」「ベルーナドーム」「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」といったレジャー施設をはじめとした沿線の魅力あふれるスポットへお越しの国内外のお客さまにも、シームレスに、より便利に移動できる多様な乗車サービスを提供することが可能となる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:57 | 材料でみる株価

楽天銀行が上場来の高値を更新、「楽天、金融子会社を統合へ」と伝えられ、がぜん材料株妙味

■楽天グループも高い、「再編について検討していることは事実」と開示

 楽天銀行<5838>(東証プライム)は4月1日、飛び出すように上値を追って始まり、取引開始後は7%高の3300円(210円高)まで上げ、5取引日ぶりに上場来の高値を更新している。朝、「楽天、金融子会社を統合へ、カード・銀行・証券、企業価値高め成長資金確保」(日本経済新聞4月1日付朝刊)と伝えられ、がぜん材料含みになった。楽天グループ<4755>(東証プライム)も取引開始後は4%高の884.1円(34.3円高)まで上げ、4取引日前につけた2年ぶりの高値888.8円に迫っている。

 楽天グループと楽天銀行は1日朝、「本日の一部報道について」を開示し、「当社がフィンテック事業の再編について検討していることは事実であり、開示すべき事象が生じ次第、速やかに公表します」などとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:29 | 材料でみる株価
2024年03月29日

ジャパンディスプレイは中国でのプロジェクト契約ずれ込みを発表したが株価底堅い

■予定日を24年3月から同年10月に変更し引き続き鋭意取り組む

 ジャパンディスプレイ<6740>(東証プライム)は3月29日、売買交錯だが朝方の22円(2円安)を下値に持ち直し、後場は23円前後で売買され底堅い相場になっている。28日の夕方、中国での「eLEAP事業」(有機ELディスプレイ関連事業)の立ち上げに関する契約順延の見通しを発表したが、株価への影響は限定的となっている。

 3月28日の17時、中国安徽省蕪湖市で計画する同社開発の次世代OLED「eLEAP」の事業立ち上げについて開示し、最終契約の締結予定日を2023年12月の開示では24年3月としていたが、今般、最終契約締結予定日を変更し、「24年10月31日までに完了することを目標とし、引き続き鋭意取り組む」(発表リリース)とした。「本プロジェクトの円滑な立ち上げを目指す」としたが、株式市場関係者の中には、立ち上げが円滑に進んでいない印象を抱く様子もある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:38 | 材料でみる株価

スターツコーポレーションが高値を更新、渋谷スクランブル交差点の『目線位置ビジョン』など材料視

■連続最高益を更新する見込みで業績好調、さらなる投資も

 スターツコーポレーション<8850>(東証プライム)は3月29日、再び上値を追う相場となり、6%高の3335円(195円高)まで上げて4日ぶりに2000年以降の最高値を更新している。このところは、3月14日に発表した「渋谷スクランブル交差点の目線位置ビジョン『スターツビジョンSHIBUYA』誕生」を受けて上げピッチを強め、3200円台まで上げてきた。直近は上げ一服模様だったが、調整が浅いことなどで買いやすい位置に差しかかってきたとの見方で再びかい旺盛となっている。

 今3月期も連続最高益を更新する見込みで業績は好調。更なる成長に向け、2023年度から5年間で成長に資するプロジェクトに1000億円の投資を計画している。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:15 | 材料でみる株価

JPホールディングスが高値を更新、「こども誰でも通園制度」実現に向けた動向など材料視

■業績は好調で2月中旬に予想を増額修正、最高益を見込む

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は3月29日、再び上値を追って始まり、取引開始後は8%高の578円(45円高)まで上げ、2日ぶりに直近の高値を更新して2013年以来の高値に進んでいる。保育園を209園、学童クラブを86施設運営する保育事業の最大手で、共働きでない家庭の子でも保育園に入ることができる「こども誰でも通園制度」の実現に向けた環境整備が4月以降、本格化するとの見通しが言われて期待材料視されている。また、「小学生の子どもが放課後の時間を過ごす『放課後児童クラブ(学童保育)』のニーズが高まっている」(日経電子版3月28日)との報道もプラス材料視されている。

 運営する保育園などの数は、2023年12月末で保育所209園、学童クラブ86施設、児童館11施設。子育て支援施設の合計は306施設となった。業績も好調で、2月中旬に今期・2024年3月期の連結業績予想の増額修正を発表し、最高益更新の幅を広げた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:41 | 材料でみる株価
2024年03月28日

マイクロ波化学は後場一段高、マイクロ波プロセスの大型試験を行う実証棟が竣工

■大量の化石燃料を使用する産業の「代替」に期待

 マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は3月28日の後場一段と上げて14%高の1154円(142円高)をつけ、決算発表後の下げから再び大きく持ち直している。同日付で「大型試験を行うための実証棟を新たに大阪事業所内に竣工(マイクロ波プロセスのスケールアップ検証の増加に対応)」と発表し、改めて期待されている。

 化学工業などの大規模な装置産業の熱源をマイクロ波で代替し、省エネや環境対策を一変させる可能性を追求するディープテック企業で、発表によると、大阪事業所(大阪市住之江区)の敷地内に3棟目となる実証棟を3月27日に竣工した。インフラを拡大することで、増加しているマイクロ波プロセスのスケールアップ検証に対応する。すでに多くのプロジェクトが進行中で、金属製錬技術の新たな電化プラットフォームや低炭素アルミナ製錬技術など、大量の化石燃料を使用する産業の「代替」に期待がもたれている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:08 | 材料でみる株価

オンコリスバイオファーマが今年の高値を更新、事業計画&成長可能性を開示し期待強まる

■食道がんを対象に「切らずに治療する」新薬候補にあらためて注目再燃

 オンコリスバイオファーマ<4588>(東証グロース)は3月28日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、後場寄り後は9%高の684円(59円高)まで上げて約3週間ぶりに今年に入っての高値を更新している。26日付で「事業計画及び成長可能性に関する事項」を発表し、食道がんを対象に「切らずに治療する」新薬候補として開発中の『テロメライシン(OBP−301):腫瘍溶解性アデノウイルス治療薬』などについて開示。発表翌日の株価は前日比変わらずだったが、翌々日になって急に動意を強めている。

 発表によると、開発中の『テロメライシン(OBP−301):腫瘍溶解性アデノウイルス治療薬』は、「“がんを切らずに治療する”ことにより、がん治療の歴史を塗り替えていく」ことをめざし、有効性評価:局所奏効率は、「24週の局所奏効率は58.3%であり、そのうち、局所完全奏効率は41.7%であった」。「これまでに重篤な副作用は認められていない」とし、「主な副作用は発熱51.4%、リンパ球数減少またはリンパ球減少症48.6%」。「こられの副作用は、軽度ないしは中等度、又は一過性の変化」で、「既存の食道がん治療で生じ得る、嘔吐・脱毛・造血器障害等の重篤な副作用は見られていない」とした。「先駆け審査指定を利用して、Phase2臨床試験データで承認申請を目指している」。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:56 | 材料でみる株価

岩谷産業は4日ぶりに上場来高値を更新、コスモエネHDの持分化による利益発生や液化水素の製造新拠点など好感

■コスモエネルギーHDの株式を追加取得、負ののれん益、金額は現在精査中

 岩谷産業<8088>(東証プライム)は3月28日、続伸相場となり、6%高の8394円(489円高)まで上げて4日ぶりに上場来の高値を更新し、その後も上げ幅400円台で売買されている。同日の朝8時過ぎ、コスモエネルギーHD(コスモエネルギーホールディングス)<5021>(東証プライム)の株式追加取得と持分法の適用、負ののれん益の発生などを発表し、さらに新聞報道で「川崎市と愛知県豊田市に液化水素の製造拠点を新設」(日本経済新聞3月28日付朝刊)と伝えられた。各々買い材料視されている。

 コスモエネルギーHDの株式取得については、「2024年3月27日にコスモエネルギーHDの株式250,000株の追加取得を行った結果、当社の議決権保有割合注1は、20.07%になり、関連会社になった」「この持分法適用会社化に伴い、負ののれん発生益が営業外損益(持分法による投資損益)として計上する見込みであり、金額については現在精査中」と発表した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:22 | 材料でみる株価

東京電力HDが7%高、来月中旬にも核燃料を注入と伝えられ再び上値を追う

■「早ければ来月中旬に核燃料を入れることを申請へ」柏崎刈羽原発7号機

 東京電力HD(東京電力ホールディングス)<9501>(東証プライム)は3月28日、再び上値を追う相場となり、直近は7%高の960.6円(65.2円高)まで上げ、約2週間前につけた高値967.3円に迫っている。朝、「柏崎刈羽原発、早ければ来月中旬に核燃料を入れることを申請へ」(NHKニュースWEBより)と伝えられており、柏崎刈羽原発の再稼働に向けた期待が再燃している。

 同原発の再稼働を巡っては、原子力規制委員会が2023年12月に運転禁止命令を解除して以降、再稼働に向けた期待が強まっていた。24年3月下旬には、「柏崎市議会の柄沢均議長と刈羽村議会の広嶋一俊議長が政府に早期稼働を25日に要望した」(日本経済新聞3月25日付朝刊)などと地元の動向、要望が伝えられた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:58 | 材料でみる株価

ソースネクストが大きく出直る、子会社ポケトークと富士ソフトの提携など好感

■資本業務提携後もポケトークの持分80.5%保有へ

 ソースネクスト<4344>(東証プライム)は3月28日、大きく出直って始まり、取引開始後は11%高の269円(27円高)まで上げ、約2週間前につけた2023年1月以来の高値308円に向けて値動きを強めている。27日の15時に携帯翻訳端末「ポケトーク」で知られる子会社ポケトーク(東京都港区)と富士ソフト<9749>(東証プライム)との資本業務提携を発表し、好材料視されている。

 ポケトークは、ソフトウェア開発及び端末・ソフトウェアの販売展開などで既存製品の改良や新製品の開発を加速するとともに、新たな市場や顧客の開拓を進め、国内外で急速に高まりつつある多言語対応への需要獲得を目指す。ソースネクストは、この資本提携後もポケトークの株式を持分比率にして80.5%保有する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:38 | 材料でみる株価

住友不動産は連日高値を更新、不動産株一斉高の中で値動き軽快、大型プロジェクトの寄与にも期待

■1月に「虎ノ門一丁目開発」着工、4月は「GROWTH京都河原町」オープン

 住友不動産<8830>(東証プライム)は3月28日、続伸一段高で始まり、取引開始後は5612円(110円高)まで上げて上場来の高値を2日続けて更新している。26日に開示された『公示地価』を受けて不動産株が一斉に動意づいた中で、同社株の値動きが軽快なようで資金が集まる様子があるほか、4月1日にに京都市と連携した新たなインキュベーションオフィス「GROWTH京都河原町」がオープンする予定など、大型プロジェクトの寄与が控える点も材料視されているようだ。

 インキュベーションオフィス「GROWTH」は、東京地区でも人気のようで、23年12月には、住友不動産虎ノ門タワー(東京都港区)5階に開設している「GROWTH虎ノ門」を13階フロアにも増床し、両フロアともに満床稼働したと発表している。また、24年1月には「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」を着工した。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:21 | 材料でみる株価
2024年03月27日

FIXERが後場一段と出直る、順天堂大と生成AIを活用した「医療DX」の共同研究に期待強い

■厚労省が補助、数日かかっていた作業が数分程度、などとし注目集まる

 FIXER<5129>(東証グロース)は3月27日の後場一段と上げて始まり、後場寄り後は10%高の1690円(151円高)まで上げて約3週間前につけた高値1770円に向けて上値を追っている。同日午前、「FIXERと順天堂大、生成AIを活用した医療DXへ共同研究―厚労省が補助、電子カルテ情報を基に生成AIで診療報酬を算定」と発表しており、事業拡大への期待が高まっている。

 発表によると、FIXERと順天堂大学は2月1日から、生成AIを活用した「医療DX」の共同研究を始めた。FIXERが提供する生成AIサービス『GaiXer(ガイザー)』を活用し、電子カルテの情報をもとに診療報酬算定の労力を減らす仕組みをつくる。従来は病院全体で数日かかっていた診療報酬の算定を数分程度(生成AIによる原案作成に数十秒、ヒトのチェックを合わせて数分程度)に減らせる見込み。将来は、診療報酬の改定に伴う医療関連システムの改修コスト削減にもつながり、国が進める医療費の削減にも寄与する見通し。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:41 | 材料でみる株価

住友不動産が上場来の高値を更新、『公示地価』を受け不動産株の上げ目立つ

■三菱地所は2015年以来の高値、三井不は最高値に迫る

 住友不動産<8830>(東証プライム)は3月27日、ジリ高基調となり、午前10時40分にかけて5%高の5485円(257円高)まで上げて3日ぶりに上場来の高値を更新し、その後も5400円台で堅調に売買されている。国土交通省が26日に発表した『公示地価』(2024年1月1日時点)の値上がりが目立ち、買い材料視されている。三井不動産<8801>(東証プライム)は3日前につけた上場来の高値に迫り、三菱地所<8802>(東証プライム)は一時3%高の2782.5円(86.5円高)まで上げて3日ぶりに直近の高値を更新して2015年以来の高値に進んでいる。

 『公示地価』(2024年1月1日時点)については、「全用途の全国平均は前年比2.3%上がり、伸び率はバブル期以来33年ぶりの高さ」(日系速報ニュース)などと伝えられた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:15 | 材料でみる株価

フジコピアンは「流通株式時価総額」の適合に向け「株主還元のさらなる強化」などに取り組む

■スタンダード市場の上場維持基準のうち唯一未達、各種取組を推進

 フジコピアン<7957>(東証スタンダード)は3月27日、1553円(5円高)まで上げたあと売買交錯となり横ばい相場を続けているが、よく見ると4日続伸基調でジリジリ出直る相場となっている。

 26日の15時30分、上場維持基準への適合について発表し、スタンダード市場の上場維持基準のうち「流通株式時価総額」が基準日(2023年12月31日)時点で適合していないため、中期経営計画の最終年度末となる25年12月末日までに、適合に向けた各種取り組みを進めるとした。

 発表では、「流通株式時価総額」は「時価総額×流通株式比率」であり、「時価総額」および「流通株式比率」のいずれの向上にとっても「資本収益性の向上(ROE向上)」、「コーポレートガバナンスの充実」および「情報開示の充実」が不可欠な要素と認識。これを受け、売上高当期純利益率の向上、総資産回転率の向上、財務レバレッジの最適化(株主資本のコントロール)⇒株主還元のさらなる強化、などに取り組むとした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:56 | 材料でみる株価

カシオ計算機は中高生向けデジタル教材会社の子会社化が好感され今年の高値に迫る

■(株)リブリーの株式を69%取得し5月中に連結子会社とする予定

 カシオ計算機<6952>(東証プライム)は3月27日、次第に上げ幅を広げる相場となり、1307.0円(25.5円高)まで上げて3日前につけた2024年に入っての高値1316.5円に向けて出直りを強めている。26日午後、中高生向けにデジタル教材プラットフォーム『Libry(リブリー)』を提供する株式会社Libryの子会社化を発表。カシオのオンライン辞書やデジタルノート、総合学習プラットフォーム『ClassPad.net(クラスパッド ドット ネット)』(ICT学習アプリ)などとの相乗効果に期待が強まっている。リブリーの株式の約68.9%を取得し、5月中に同社を連結子会社とする予定とした。

 発表によると、株式会社Libryのデジタル教材プラットフォーム『Libry(リブリー)』は、デジタル教材とAIドリルの特性を併せ持ち、2017年より中高生向けに提供。全国の高等学校・中学校を中心に約600校(2024年3月現在)で導入されている。また、カシオの総合学習プラットフォーム『ClassPad.net(クラスパッド ドット ネット)』は、オンライン辞書や数学ツールなどの学習コンテンツとデジタルノート、授業支援の機能を統合しており、先生と生徒によるインタラクティブな授業や生徒同士のディスカッションに使えるなど、生徒の思考力の育成や効率的な学びに役立つICT学習アプリ。現在は、全国の高等学校を中心に245校(同)で導入されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:49 | 材料でみる株価

日本郵船が4%高など海運株が高い、米ボルチモア港の大型橋崩落で思惑強まる

■「石炭輸出、数週間滞る恐れ」など資源エネルギー市況への影響も意識

 日本郵船<9101>(東証プライム)は3月27日、反発基調で始まり、取引開始後は4%高の4324円(153円高)まで上げて出直りを強めている。為替の円安基調に加え、早朝に米国の主要港湾のひとつボルチモアで貨物船が橋梁に衝突し、橋が湾口をふさぐように崩落したと伝えられ、貨物の滞留や運賃上昇などへの思惑が出ている。27日は3月期末配当や優待を確保するための買付期限(権利付き最終日)。海運株は高配当とあって、この面での買いもあるもようで軒並み高い。
 
 また、「ボルティモア港からの石炭輸出、数週間滞る恐れ−大型橋崩落で(ブルームバーグニュース)と伝えられており、資源エネルギー市況への影響も意識されている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:17 | 材料でみる株価
2024年03月26日

ピクセルカンパニーズは2日続けて大幅高、最新のデータセンター24年夏頃に開業の予定で期待強まる

■直近は米スーパーマイクロ社の日本法人幹部との対談記事が注目され連日高い

 ピクセルカンパニーズ<2743>(東証スタンダード)は3月26日、一時27%高の205円(44円高)まで上げた後も200円前後で売買され、2日続けて大幅高の高値更新相場となっている。国の補助金を活用し、短納期で建設可能なコンテナ型のGPU向けデータセンターの建設を進めており、2024年夏頃に開業する予定。3月22日付で、このデータセンター事業について、大容量・高速サーバー・ストレージの設計・製造を行う米シリコンバレー発の先端企業・Supermicro(スーパーマイクロ)社の日本法人幹部との対談をホームページにアップし、翌取引日から連日急伸相場となっている。

 生成AI向けのGPU(NVIDIA H100)に特化したクラウドコンピューティングサービスを提供する予定で、子会社・ピクセルハイ合同会社が福島県大熊町で経済産業省の自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金を活用し、短納期で建設可能なコンテナ型データセンターの建設を推進中。24年2月に着工し、24年12月期の夏頃(第3四半期頃)に完工の予定としている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:02 | 材料でみる株価

小林製薬は一転急反発、「紅こうじ」問題で朝寄り前は売り注文トップと伝えられたが企業向け販売先52社などの開示を好感の見方

■「第2報」を発表、追加で入院症例数、製造番号など開示

 小林製薬<4967>(東証プライム)は3月26日、取引開始後の86円安(4970円)を下値に急反発となり、6%高の5343円(287円高)まで上げて急激な出直りとなっている。「紅こうじ」の成分を含むサプリメントの自主回収を受けて昨25日はストップ安の急落となり、26日も取引開始前の売買状況は寄前「板状況」の売り注文トップと伝えられたが、売り注文は早々と消化される形になった。

 25日午後に「紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ(第2報)」を発表し、追加で入院症例数、想定していない成分を含む可能性がある製造番号、企業向けに販売している紅麹原料、業績に与える影響などを開示。企業向けに販売している紅麹原料について「取引先様52社」にまで回収等の措置に協力を要請しているとした。株式市場関係者からは、企業向け販売先を52社と明らかにし、影響の全貌が見えてきたため買い直してみる動きが出てきたのでは、との見方が出ている。業績への影響は現在精査中とし、開示すべき事項が生じた場合は、速やかにお知らせするとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:21 | 材料でみる株価

キヤノン電子が2018年以来の高値に迫る、少数株主の利益保護などに向けた特別委員会に注目集まる

■支配株主と少数株主との利益が相反するリスクについて審議・検討

 キヤノン電子<7739>(東証プライム)は3月26日、出直りを強めて始まり、取引開始後は5%高の2487円(94円高)まで上げ、約2週間前につけた2018年以来の高値2610円に向けて上値を追っている。25日午後、少数株主の利益保護などに向けた特別委員会の設置を発表し、注目が集まっている。

 特別委員会の設置は3月25日付で、支配株主と少数株主との利益が相反するリスクについて審議・検討を行い、コーポレートガバナンスの強化などを図るとした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:14 | 材料でみる株価
2024年03月25日

モロゾフは上場来高値に向け再び出直り強める、新工場建設と1月期末配当など好感

■新工場は船橋工場に併設する倉庫を解体し新設

 モロゾフ<2217>(東証プライム)は3月25日、再び出直りを強める相場となり、前場は4330円(65円高)まで上げて約1か月前につけた実質的な上場来高値4475円に向けて上げ潮となっている。3月22日に新工場建設と2024年1月期の期末配当について発表し、買い材料視されている。

 発表によると、新工場は、焼菓子拡大に向けた生産体制再構築を目的として、生産の効率化を図るとともに生産能力を増強するため、船橋工場に併設している船橋自動ラック倉庫を解体し、跡地に新工場棟を建設する。建物は鉄骨4階建て、延床面積7655平方メートル。着工予定は2025年3月、稼働予定は26年3月〜8月(ラインによって順次稼働)。

 また、24年1月期の期末配当は1株当たり98円(前年同期比33円の増配)の予定とした。(HC)

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