[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (01/17)トヨタ自動車が実質最高値を更新、円安など好感、ダイハツに是正命令と伝えられ一連の問題にアク抜け感の見方も
記事一覧 (01/17)サワイグループHDが最高値を更新、事業ポートフォリオと資本政策の見直しを好感
記事一覧 (01/17)川崎汽船が6%高など海運大手が軒並み高い、紅海で軍事緊張高まり買い継続
記事一覧 (01/17)TDKが再び一段高、社載向け新製品や証券会社の目標株価など好感
記事一覧 (01/16)神戸製鋼が逆行高、「仕上圧延機」のリフレッシュ工事完工、改修などで取扱量の減少を見込む神鋼商事も底堅い
記事一覧 (01/16)フィックスターズは「新たな事業(データセンタ事業)」に期待強まり一段高
記事一覧 (01/16)さくらインターネットが一段高、『政府クラウド』関連で今年の株式市場の「テ―マ株」の見方
記事一覧 (01/15)扶桑薬品が後場急動意、株主優待制度の新設に好感買い集まる
記事一覧 (01/15)日本取引所Gが上場来の高値に進む、日経平均の34年ぶり高値など好感、大相場の前兆の見方も
記事一覧 (01/12)ドーンは後場も次第高、自社株買いなど好感され半年ぶり2100円台に進む、能登半島が北西方向に広がったとされ復興関連の期待も
記事一覧 (01/12)ジェーソンは後場も気配値のままストップ高続く、株主優待の新設と第3四半期決算を好感
記事一覧 (01/12)Jトラストが大きく出直る、アジア子会社の勝訴がシンガポールで確定とし注目強まる
記事一覧 (01/12)ルネサスエレが続伸、米パワー半導体企業の買収など好感され出直り拡大
記事一覧 (01/12)東京エレクトロンが最高値、NY市場で連日値上がりし日経平均の上げも寄与
記事一覧 (01/11)日本取引所Gが上場来の高値に迫る、日経平均34年ぶり3万5000円台など株式市場の活況を好感
記事一覧 (01/11)ユシロ化学はビタミンB2を活用した光触媒型除菌消臭剤に注目集まり上値を指向
記事一覧 (01/11)マネックスグループは2年ぶりの高値、米国でビットコインETF承認とされ期待強まる
記事一覧 (01/11)カネカは2か月ぶりに3800円台を回復、外壁・窓での発電など注目されPBR向上に向けた取組も期待
記事一覧 (01/11)スズキは大きく出直って始まる、インドでの大型投資を好感、3月末の株式4分割も材料視
記事一覧 (01/10)TDKが後場一段と上げ出直りを強める、米グッドイヤー・タイヤと提携、日経平均の大幅高を受け連動買いも膨らむ様子
2024年01月17日

トヨタ自動車が実質最高値を更新、円安など好感、ダイハツに是正命令と伝えられ一連の問題にアク抜け感の見方も

■日経平均が一段高となり指数構成銘柄への買い拡大もアト押し

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は1月17日、反発基調となってジリ知り出直り、午前10時30分にかけて過ぎに2920.0円(65.5円高)まで上げ、約2か月ぶりに2900円台を回復、株式分割を考慮した実質的な上場来の高値2911.5円(2023年9月20日)を更新した。1ドル147円台への円安、日経平均一段高による指数構成銘柄への買い拡大などが言われている。

 また、グループのダイハツ工業の検査不正問題に16日、是正命令が出たと伝えられ、一連の問題に一区切りついたとの見方でアク抜け感が広がったとの見方も出ている。このところの株価は円安への反応が鈍い印象があったが、17日は円相場が朝から1ドル147円台に入り、約1か月ぶりの円安になっていることも支援要因として挙げられている。

 また、2024年のグローバル生産台数については、「『トヨタ・レクサス』ブランドの世界生産を約1030万台とする計画を固めた。暦年の過去最高の台数を2年連続で更新する。(中略)15日までに主要な部品企業に通知した」(日本経済新聞1月16日付朝刊)と伝えられた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:38 | 材料でみる株価

サワイグループHDが最高値を更新、事業ポートフォリオと資本政策の見直しを好感

■米国子会社(孫会社)の異動(株式等譲渡)も発表し注目集まる

 サワイグループHD(サワイグループホールディングス)<4887>(東証プライム)は1月17日、再び一段高となり、9%高の5922円(500円高)まで上げてホールディングスになって以降の最高値を更新し、その後も5900円前後で強い相場となっている。17日朝、「事業ポートフォリオと資本政策の見直し」と「米国子会社(孫会社)の異動(株式等譲渡)」を発表し、買いが強まっている。

 発表によると、「PBR(株価純資産倍率)は1倍程度まで回復してきているが、依然として、プライム市場平均を下回る状況」などとし、「資本コストと株主期待を踏まえた株主還元・配当方針の見直しにより資本収益性をさらに向上させることで、これまで以上に株主のご期待に応えられるような経営改善に取り組んで」いくとした。

 譲渡する米子会社はSawai America Holdings Incなどで、株式譲渡実行日は2024年3月末日(予定)。譲渡金額は、サワイグループHD持分の売買代金160百万米ドル(227億円:1米ドル142円で為替換算)及び所定の条件達成時には8百万米ドル(11億円)を受領す。また、別途40百万米ドル(57億円)価値相当を配当又は自己株式の取得により受領する予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:01 | 材料でみる株価

川崎汽船が6%高など海運大手が軒並み高い、紅海で軍事緊張高まり買い継続

■17日はギリシャ船籍のばら積み船がミサイル攻撃を受けたと伝えられる

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は1月17日、続伸一段高となり、取引開始後は6%高の7735円(414円高)をつけ、株式分割を考慮した実質的な上場来の高値を連日更新している。紅海でギリシャ船籍のばら積み貨物船がミサイル攻撃を受けたとブルームバーグニュースが17日早朝に伝え、紅海を回避する航路を採ることによる運賃上昇や、航海の長期化による船腹不足への思惑が強まった。商船三井<9104>(東証プライム)は4%高、日本郵船<9101>(東証プライム)は3%高となり、そろって高値を更新している。

 また、ロイターニュースは17日朝、「米、発射準備中のフーシ派対艦ミサイルを攻撃、『事態拡大は望まず』」と伝え、「米軍は16日、イエメンで親イラン武装組織フーシ派の対艦弾道ミサイルに対する新たな攻撃を行った」とした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:42 | 材料でみる株価

TDKが再び一段高、社載向け新製品や証券会社の目標株価など好感

■日米の半導体株高に連動、NY市場でも値上がり傾向

 TDK<6762>(東証プライム)は1月17日、再び一段高で始まり、取引開始後は4%高の7440円(308円高)まで上げ、株式分割を考慮した実質的な上場来の高値を更新している。このところNY市場で値上がりが続き、日米の半導体株高に連動して上値を追っており、昨16日は小反落だったが、東海東京証券が目標株価を1000円引き上げて8000円に見直したと伝えられ底堅かった。

 16日には、先進運転支援システムや自動運転技術などの急速な進化にともない増大する自動車の電子機器の導電・省電力性能を大きく向上させる「車載A2B用150℃対応インダクタ」の1月量産開始を発表し、株価材料として注目されている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:20 | 材料でみる株価
2024年01月16日

神戸製鋼が逆行高、「仕上圧延機」のリフレッシュ工事完工、改修などで取扱量の減少を見込む神鋼商事も底堅い

■品質・納期など強化され高度な製造技術の実現も可能に

 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)は1月16日の後場、一段と強い値動きとなり、後場寄り後に1980.0円(21.0円高)まで上げ、他の鉄鋼株が軟調な中で逆行高となっている。15日、加古川製鉄所の厚板工場で「仕上圧延機のリフレッシュ工事完工」と発表し、「高機能商品等の高度な製造技術の実現が可能」になったとし、買い材料視されている。

 また、神鋼商事<8075>(東証プライム)も前場6000円(20円高)まで上げる場面をみせ、戻り高値圏で底堅い相場となっている。神鋼商事は、11月初に発表した第2四半期決算で、今期は「神鋼厚板ミルの改修等により、鋼材取扱量は減少の見込み」(決算説明資料より)としているが、リフレッシュ工事の完工によって製品の機能や品質の競争力が向上することは好材料になる。来期以降、取扱量が回復すれば業績寄与の余地も広がるとみられている。

 発表に寄ると、仕上圧延機は、加熱炉で熱したスラブを粗圧延機で幅出し圧延した後、製品の板厚まで圧延する設備。今回のリフレッシュ工事では、仕上圧延機の本体・主機モーターの更新に加えて、圧延機の剛性向上などの機能を拡充させた。これにより、品質・納期などの基本パフォーマンスを強化するとともに、高機能商品等の高度な製造技術の実現が可能となった。1月より営業運転を再開した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:10 | 材料でみる株価

フィックスターズは「新たな事業(データセンタ事業)」に期待強まり一段高

■操業開始時期は2024年10月を予定

 フィックスターズ<3687>(東証プライム)は1月16日、一段高となり、午前10時過ぎに6%高の1447円(79円高)まで上げて約5か月ぶりに1400円台を回復している。午前10時頃に「新たな事業(データセンタ事業)の開始に関するお知らせ」を発表し、期待が強まった。

 発表によると、このたび、当社の持つハードウェア・ソフトウェア両方への知見や高速化に対するノウハウを活かし、高性能・高効率ソフトウェアの設計・開発に加えて、その運用まで一貫してサービスを提供する事を目的とし、長野市内において、データセンタを開設することとした。データセンタの操業開始時期は、2024年10月を予定する。業績は好調で、今9月期も連続で最高益を更新する見込み。量子技術事業が黒字化したため、収益拡大に弾みがつく期待が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:52 | 材料でみる株価

さくらインターネットが一段高、『政府クラウド』関連で今年の株式市場の「テ―マ株」の見方

■1年で7倍近い値上がりだが時価総額増え機関投資家の買い強まる余地

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)は1月16日、一段高となり、15%高の3550円(450円高)まで上げて株式分割を考慮した2010年以降の高値を連日更新し、午前10時を過ぎても3400円前後で売買されている。15日付で、デジタル庁の『政府クラウド』に認定された「さくらのクラウド」に関わる新製品を発表など期待材料が豊富な上、生成AI関連銘柄として今年・2024年の株式市場の「出世テ―マ株」と位置付ける動きもあるもよう。息の長い成長株としての期待が強いようだ。

 株価は2023年初の500円前後から7倍に近い値上がりとなっており、目先は一服しても不自然ではないとの見方が出ている。ただ、値上がりにともなって時価総額も増加しており、直近は1200億円を超えてきた。機関投資家の大口資金をこなせる規模になったとの見方があり、機関投資家の買いが強まる可能性が言われている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:28 | 材料でみる株価
2024年01月15日

扶桑薬品が後場急動意、株主優待制度の新設に好感買い集まる

■400株以上の株主を対象に2024年3月末現在の株主から実施

 扶桑薬品工業<4538>(東証プライム)は1月15日の13時に株主優待制度の新設を発表し、株価は発表前の1990円(20円高)前後から一気に6%高の2080円(110円高)まで上げ、約3か月半ぶりに2000円台を回復している。

 毎年3月31日現在で400株(4単元)以上を保有する株主を対象とし、保有株式数に応じて優待ポイントを進呈、株主は、特設ウェブサイト「扶桑薬品工業・プレミアム優待倶楽部」において、約5000種の掲載商品から商品を選択する。保有株数が400株から499株の場合は4000ポイント(4000円相当)、500株から599株の場合は6000ポイント(6000円相当)、など。2024年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された株主を対象として開始する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:29 | 材料でみる株価

日本取引所Gが上場来の高値に進む、日経平均の34年ぶり高値など好感、大相場の前兆の見方も

■証券株も高い、辰年は十二支の中で上昇率が最大とのデータ

 日本取引所G(日本取引所グループ)<8697>(東証プライム)は1月15日、一段高となり、後場は5%高の3351.0円(164.0円高)で取引を開始、株式分割を考慮した実質的な上場来の高値を2日連続更新している。このところの株式市場が活況高を続け、日経平均は前週半ばからバブル相場崩壊後の高値に進み、15日は1990年2月以来の高値を5日連続更新したことを受け、『胴元』である同社株にも注目が強まっている。

 証券株にも高値更新や戻り高値更新が目立ち、大和証券G本社(大和証券グループ本社)<8601>(東証プライム)は15日、5%高となって2008年以来の高値に進み、野村HD(野村ホールディングス)<8604>(東証プライム)も5%高で2018年以来の高値に進んでいる。

 証券株や取引所の株が活況を呈するのは、ひとつの相場の最終局面との見方がある一方、さらなる大相場が始まる前兆・前触れとの見方もある。直近は、日経平均が5日間で2000円高の連騰となっているため、上げ一服の反落が到来しても不自然ではない局面といえるが、今年(2024年)は『辰年』で、辰年は「十二支のなかで最も上昇率が高いというデータがある」(日経電子版2023年12月22日より)とされ、1950年以降の日経平均の年間騰落率をみると、辰年は2012年のアベノミクス相場までで平均28.0%高と最高を維持しているという。こうした経験則から、今回の取引所株・証券株高は、さらなる大相場の前兆との見方が優勢のようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:02 | 材料でみる株価
2024年01月12日

ドーンは後場も次第高、自社株買いなど好感され半年ぶり2100円台に進む、能登半島が北西方向に広がったとされ復興関連の期待も

■自社株買いは6万株(発行株数の1.9%)など上限に3月末まで実施

 ドーン<2303>(東証スタンダード)は1月12日、後場も次第高となり、13時30分を過ぎて9%高の2174円(174円高)まで上げ、2023年7月以来の2100円台に進んでいる。11日の15時過ぎに第2四半期決算と自己株式の取得(自社株買い)を発表し、好感されている。地理情報システムなどを提供するため、能登半島の北西方向側に新たな陸地帯ができたと伝えられたことなども期待材料視されている。

 自社株買いは、6万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.9%)、取得総額1億円を各上限に、2024年1月12日から同年3月31日まで実施するとした。

 第2四半期決算(2023年6〜11月・累計)は売上高が前年同期比6.4%増加し、営業利益は同23.0%増の1億65百万円、四半期純利益は同32.4%増の1億25百万円だった。5月通期の予想は営業利益を4億93百万円(前期比11.3%増)とするなど全体に据え置いた。売上高、各利益とも連続で最高を更新する見込みになる。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:06 | 材料でみる株価

ジェーソンは後場も気配値のままストップ高続く、株主優待の新設と第3四半期決算を好感

■優待は500株以上保有の株主を対象に今2月期末から実施

 ジェーソン<3080>(東証スタンダード)は1月12日、朝の取引開始から気配値のままストップ高となる621円(100円高、19%高)で推移し、13時を回っても売買が成立しないまま急伸商状となっている。首都圏でスーパー「ジェーソン」を展開し、株主優待の新設と第3四半期決算が好感されている。値がつけば2022年12月以来の600円台になる。

 第3四半期連結決算(2023年3〜11月・累計)は、売上高が前年同期比6.8%増加し、営業利益は同10.4%増の8億32百万円だった。2月通期の予想は全体に据え置き、営業利益は960百万円(前期比19.8%増)。営業利益は第3四半期までで通期予想の87%に達した。第4四半期は年末年始の需要があり「書き入れ時」になるため、通期予想は上振れ濃厚との見方が出ている。

 株主優待は、500株(5単元)以上を保有する株主を対象に、一律で(1)当社店舗でご利用いただける株主優待券8000円分(1000円券×8枚)、または(2)ナチュラルミネラルウォーター「尚仁沢の天然水」(500㎖24本入×4箱)のいずれか一つを選択する。24年2月末日現在の対象株主への贈呈をもって毎年実施する。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:34 | 材料でみる株価

Jトラストが大きく出直る、アジア子会社の勝訴がシンガポールで確定とし注目強まる

■相手方が124474854米ドル(約181億73百万円)支払う判決確定

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は1月12日、大きく出直って始まり、取引開始後に6%高の488円(27円高)をつけて昨年来の戻り高値505円(2023年9月26日)に向けて上値を追っている。朝、グループ会社Jトラストアジアが提起していた海外での訴訟について「開示事項の経過」を発表し、シンガポール高等法院で相手方が124474854米ドル(約181億73百万円:1ドル146円で換算)を支払う判決が11日付で確定したことなどを開示し、改めて注目されている。

 発表によると、訴訟は、相手方が3回にわたって発行した転換社債によってJトラストアジアが損害を受けたとしてJトラストアジア側が提訴していたもので、シンガポール高等法院は2023年4月に相手方に対し連帯して124474854米ドルを支払うよう命じた。相手方は控訴していたが、控訴裁判所が24年1月11日付で相手方の申立を棄却し、判決が確定した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:00 | 材料でみる株価

ルネサスエレが続伸、米パワー半導体企業の買収など好感され出直り拡大

■重要な次世代素材であるGaN(窒化ガリウム)を自社技術に

 ルネサスエレクトロニクス<6723>(東証プライム)は1月12日、続伸基調で始まり、取引開始後は3%高の2479.5円(82.5円高)をつけて出直りを強めている。11日に米トランスフォーム社の買収とパワー半導体のポートフォリオ拡充を発表しており、このところの日米株式市場での半導体関連株高にも乗る形になっている。

 発表によると、買収する米トランスフォーム社(Transphorm,Inc.:米国カリフォルニア州ゴレタ)はGaN(窒化ガリウム)パワー半導体のグローバルリーダーで、このたび、子会社を通じてTransphorm社を現金によって買収する合併契約を締結した。本件買収により、ルネサスはパワー半導体に用いられる重要な次世代素材であるGaNを自社技術として獲得し、EV、コンピューティング(データセンター、AI、インフラ)、再生可能エネルギー、産業用電力変換、急速充電・アダプター等の成長著しい市場機会を捉られるようになる。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:36 | 材料でみる株価

東京エレクトロンが最高値、NY市場で連日値上がりし日経平均の上げも寄与

■日経平均連動投信や先物の上げとともに機械的な買いも流入

 東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は1月12日、一段高で始まり、取引開始後は4%高の2万7090円(1010円高)をつけ、株式分割を考慮した実質的な最高値を2日続けて更新している。NY市場で米半導体株高などを受けて連日値上がりした上、米長期金利が消費者物価指数の発表を受けて4%を割り込んだため、いわゆるグロース株への買いが強まった。半導体関連株は軒並み続伸基調となっている。

 また、日経平均への影響度の高い銘柄の代表格でもあり、日経平均が11日に1990年2月以来、約34年ぶりに3万5000円台を回復し、日経平均に連動する投信や日経平均先物の上げとともに平均株価構成銘柄に機械的な買いが流入する環境となっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:21 | 材料でみる株価
2024年01月11日

日本取引所Gが上場来の高値に迫る、日経平均34年ぶり3万5000円台など株式市場の活況を好感

■大和、野村など証券株も続々高値、大相場が始まる前触れの見方も

 日本取引所G(日本取引所グループ)<8697>(東証プライム)は1月11日、一段と強含む相場となり、午前11時過ぎに3148.0円(96.0円高)まで上げて株式分割を考慮した実質的な上場来の高値3193円(2023年11月6日)に迫り、後場寄り後も3160.0円前後で売買活発となっている。日経平均が11日午前、1990年2月以来、約34年ぶりに3万5000円台を回復し、株式市場が活況を呈してきたため、「胴元」の実入りも増えるといった見方で注目が強まる様子がある。

 株式市場の活況を受けて証券株も続々と高値に進んでいる。11日は、大和証券G本社(大和証券グループ本社)<8601>(東証プライム)が2015年以来の高値を2日ぶりに更新し、野村HD(野村ホールディングス)<8604>(東証プライム)は2021年以来の高値を2日ぶりに更新。SBIホールディングス<8473>(東証プライム)は2018年以来の高値を更新し、松井証券<8628>(東証プライム)は約3か月ぶりに780円台を回復して戻り高値に進んでいる。

 証券株や取引所の株が活況を呈するのは、その局面での相場の最終局面との見方はあるが、一方で、大相場が始まる前触れとして動意を強める例もあるとの指摘が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:18 | 材料でみる株価

ユシロ化学はビタミンB2を活用した光触媒型除菌消臭剤に注目集まり上値を指向

■有機分子からなる光触媒製品としては初めて『PIAJ認証』取得

 ユシロ化学工業<5013>(東証スタンダード)は1月11日、午前10時頃から一段と強い相場になり、1793円(67円高)まで上げた後も1780円前後で売買され、約1か月半前につけた2018年以来の高値1813円(2023年11月27日)を指向している。11日午前、ビタミンB2を活用した光触媒型除菌消臭剤「ぴきゃみん」が、有機分子からなる光触媒製品としては初めて光触媒工業会の『PIAJ製品認証』を取得したと発表し、注目が集まっている。

 発表によると、「ぴきゃみん」は、現在は業務⽤製品として販売しているが、今後はコンシューマー向けへの販路拡⼤を⽬指す。また、これを⽪切りに有機分⼦光触媒メーカーのパイオニアとして、『PIAJ製品認証』を取得した様々な機能を有する製品の市場投⼊を⽬指すとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:47 | 材料でみる株価

マネックスグループは2年ぶりの高値、米国でビットコインETF承認とされ期待強まる

■証券会社と暗号資産事業を擁し存在感が高まる期待

 マネックスグループ<8698>(東証プライム)は1月11日、朝方の787円(46円高)を上値に売買交錯だが2021年以来の780円台に進み、高値を更新している。グル−プ企業にビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を扱うコインチェックがあり、「米SEC、ビットコイン現物ETFを承認」(日経電子版1月11日朝)と伝えられ、買い材料視された。

 「米証券取引委員会(SEC)は米東部時間10日、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの現物に連動した上場投資信託(ETF)の上場申請を承認した」(同)と伝えられた。ETFは証券取引所で売買されることになり、日本でも仮想通貨のETFが取引所に上場されれば、証券会社のマネックス証券を擁する同社の存在感が高まるとの期待が出ている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:29 | 材料でみる株価

カネカは2か月ぶりに3800円台を回復、外壁・窓での発電など注目されPBR向上に向けた取組も期待

■東証が資産効率を意識する銘柄を公表の方針とされる点も材料視

 カネカ<4118>(東証プライム)は1月11日、飛び出すように大きく出直って始まり、取引開始後は6%高の3828.0円(217.0円高)をつけて約2か月ぶりに3800円台を回復している。このところ「面白い技術や製品の発表が続いている」(株式市場関係者)とされ、1月8日に発表した「外壁・窓で発電する外装システム」、9日に発表した「脳血栓回収用機器の日本独占販売契約」、10日に発表した生分解性バイオポリマー製品のホテル初納入、などが材料視されている。

 また、同社株はPBR(株価純資産倍率)が0.6倍前後のため、東証が進めているPBR向上に向けた取組への期待もある。東証は1月15日に資産効率と株価を意識する経営方針を発表した銘柄を公表すると伝えられており、引き続き注目度の高い相場が続くとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:46 | 材料でみる株価

スズキは大きく出直って始まる、インドでの大型投資を好感、3月末の株式4分割も材料視

■6600億円を投じ新工場、インドで発表と伝えられる

 スズキ<7269>(東証プライム)は1月11日、再び大きく出直って始まり、取引開始後は4%高の6365円(232円高)まで上げ、昨年11月につけた2018年以来の高値6577円に向けて上値を指向している。鈴木社長がインドで10日、「3820億ルピー(約6600億円)を投じ、西部グジャラート州での四輪生産を拡大すると発表した」(日本経済新聞1月11日付朝刊)と伝えられ、成長国での積極投資が好感されている。2024年3月末日を基準日とする株式4分割も発表済みで、分割期待の買いも入っているようだ。

 同社株は昨年11、12月にダイハツ工業の認証不正問題を受けて「軽」車種の需要が回ってくる期待などが強まり、人気化する場面があった。株式分割は、24年3月31日(日)(実質的には24年3月29日(金))を基準日として、同日付の株主の所有する当社普通株式1株につき4株の割合をもって分割する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 材料でみる株価
2024年01月10日

TDKが後場一段と上げ出直りを強める、米グッドイヤー・タイヤと提携、日経平均の大幅高を受け連動買いも膨らむ様子

■インテリジェントタイヤで連携、世界最大のエレクトロニクス展示会CESで紹介

 TDK<6762>(東証プライム)は1月10日、前後場ともジリ高傾向となり、14時過ぎに6754円(287円高)まで上げ、昨年11月につけた実質的な上場来の高値6879円に向けて出直りを強めている。9日付で、米グッドイヤー・タイヤ(The Goodyear Tire & Rubber Company)とタイヤおよび自動車向けの統合型インテリジェントハードウェア&ソフトウェアの開発と普及を加速するために、次世代のタイヤソリューションの開発に向け「インテリジェントタイヤ技術の開発で連携」と発表し、注目されている。また、日経平均との相関度が比較的高い銘柄で、日経平均の約33年ぶり3万4000円乗せ、大幅高を受け、日経平均との連動運用を目指すファンドなどからの機械的な買いも入っているとみられている。

 八票では、ソフトウェア、センサ、および電子部品に関するTDKの技術力と、タイヤ開発、インテリジェントソリューション、および業界の動向に関するGoodyearのノウハウを組み合わせることにより、高性能なタイヤセンシングシステムの市場投入を目指すとした。米ラスベガスで毎新年に開催される世界最大のエレクトロニクス展示会CES(コンシューマー・エレクトロニクスショー、2024年1月9日〜12日)で最新の技術とシステムソリューションを紹介しているとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:29 | 材料でみる株価