[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (06/09)日華化学が再び一段高、世界で初めて「アミノ酸由来の人工核酸モノマー」販売開始に注目集まる
記事一覧 (06/09)INPEXが2010年以来の高値、NY原油の一段高など受け石油株は軒並み高い
記事一覧 (06/08)三井海洋開発が一段と出直る、先行高のINPEXなどを追う資源エネ株の見方
記事一覧 (06/08)ファーストリテイリングは朝方の730円高から軟化し一時610円安、値上げへの反応分かれる
記事一覧 (06/08)KIYOラーニングが一時ストップ高、「人への投資3年間で4千億円」など受け大きく出直る
記事一覧 (06/08)メルカリが反発、「米国に続き新たな国への拡大も検討」と伝えられ期待再燃
記事一覧 (06/08)IHIは7%高で連日高値、4年ぶりに「DX銘柄」に選定されファンドの買いなど期待
記事一覧 (06/07)共同ピーアールが後場ストップ高、メタバース空間における企業プロモーション支援事業に期待強まる
記事一覧 (06/07)ランサーズが後場一段と上げストップ高、「メタバース空間で学べるデジタル人材育成サービス」に注目集まる
記事一覧 (06/07)日華化学が一段高、アミノ酸由来人工核酸モノマーの工業生産プロセス確立、世界で初めて販売開始に注目集まる
記事一覧 (06/07)豊和工業が11%高、防衛費増額や「北」の相次ぐミサイル発射など受け日増しに材料株妙味を強める
記事一覧 (06/07)岩谷産業が一段と出直る、「ノルウエーからチタン原料」と伝えられ資源安保銘柄の見方
記事一覧 (06/07)INPEXが2010年以来の高値に迫る、地熱発電への取組など好感される
記事一覧 (06/07)ENEOSホールディングスが一段高、NECからEV充電サービス事業を譲受、原油高に加え買い材料に
記事一覧 (06/07)ジョイフル本田が2日ぶりに年初来の高値を更新、自社株買いと株主優待制度の一部変更など好感
記事一覧 (06/06)第一三共が年初来の高値に迫る、乳がん新薬の第3相臨床試験に関する開示など好感
記事一覧 (06/06)アイ・アールジャパンHDは後場もストップ安で始まる、強制調査の報道を受け急落、会社側は「事実」などと発表
記事一覧 (06/06)空運株やJR各社が上げ幅広げる、外国人観光客の受け入れ再開や都民割・ブロック割などに期待強まる
記事一覧 (06/06)大阪チタニウムテクノと東邦チタニウムが連日高値、原料高効果などで証券会社の投資評価が相次ぐ
記事一覧 (06/06)東洋刃物はフェローテックHDによるTOBを受けストップ高買い気配
2022年06月09日

日華化学が再び一段高、世界で初めて「アミノ酸由来の人工核酸モノマー」販売開始に注目集まる

■革新的な医薬の開発につながる可能性などに期待再燃

 日華化学<4463>(東証プライム・名証プレミア)は6月9日、買い気配の後9%高の950円(75円高)で始まり、7日の急伸に続いて一段高となっている。6日午後、「アミノ酸由来人工核酸モノマーの工業生産プロセス確立、核酸医薬等の試験研究用途向けに販売を開始」と発表し、翌7日は出来高をともなって上げた。9日は再び注目が強まる展開となっている。

 発表によると、名古屋大学によって開発されたアミノ酸由来の人工核酸モノマー(iL−aTNAシリーズ、SNAシリーズ)の工業生産プロセスを確立し、核酸医薬等の試験研究用途向けに製造、世界で初めて販売を開始した。

 このモノマーを原料とした核酸医薬は生体内での安定性と安全性が高いという医薬として顕著な特徴が明確になりつつあり、従来の医薬では治療できなかった疾患に対する革新的医薬としての発展が期待されている。今後、更に新たな機能性人工核酸モノマーの製品ラインナップ拡充と応用製品の事業化に向けた取組みを通じて、個別化医療に貢献していくとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:34 | 材料でみる株価

INPEXが2010年以来の高値、NY原油の一段高など受け石油株は軒並み高い

■122ドル/バレルに乗り3ヵ月ぶりの高値に進んだと伝えられる

 INPEX<1605>(東証プライム)は6月9日、続伸一段高で始まり、取引開始後は1830円(80円高)まで上げ、2010年以来の1800円台に進んでいる。米国8日のNY原油先物が一段と上げ122ドル/バレル台に乗り3ヵ月ぶりの高値に進んだと伝えられたほか、出光興産<5019>(東証プライム)との地熱発電事業への取組も買い材料視されている。石油株は軒並み高く始まっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:16 | 材料でみる株価
2022年06月08日

三井海洋開発が一段と出直る、先行高のINPEXなどを追う資源エネ株の見方

■ブラジル向け5月に稼働し「本年度以降の収益基盤は一層拡大」

 三井海洋開発<6269>(東証プライム)は6月8日、一段と出直りを強め、後場は13時30分にかけて6%高の1403円(79円高)前後で推移し、今年1月につけた年初来の高値1499円に迫っている。

 ブラジルの国営石油会社ペトロブラス(Petróleo Brasileiro S.A.)から受注し、建造していたFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)が5月1日に共用を開始し、「本年度以降の当社の収益基盤は一層拡大することが期待される」と発表しており、すでに高値を更新しているINPEX<1605>(東証プライム)石油資源開発<1662>(東証プライム)などに続く資源エネルギー関連株として注目が強まっている。

 8日は、ロシアが「北方四島周辺での『安全操業」』協定の履行を停止、ロシア外務省」(NHKニュースWEB6月8日午前11時43分)と伝えられた。株式市場関係者の中には、石油・天然ガスを輸入している「サハリン1、同2」プロジェクトへの影響などまでを懸念して三井海洋のFPSOに注目を強める様子がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:50 | 材料でみる株価

ファーストリテイリングは朝方の730円高から軟化し一時610円安、値上げへの反応分かれる

■「ユニクロ」一部商品の値上げを発表し「定番のフリースは大幅上昇」

 ファーストリテイリング<9983>(東証プライム)は6月8日、朝寄り直後の6万9210円(730円高)を上値に反落し、午前10時30分にかけて6万7870円(610円安)まで軟化して一進一退となっている。7日、「ユニクロ」の秋冬向けアイテムの一部値上げを発表し、「定番のフリースは一部を除き、税込み価格が前年の1990円から2990円に大幅上昇する」。(時事ドットコムニュース6月7日16時58分)などと伝えられ、株式市場では受け止め方が分かれているようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:35 | 材料でみる株価

KIYOラーニングが一時ストップ高、「人への投資3年間で4千億円」など受け大きく出直る

■忙しい人向けのオンライン資格講座など運営し連想買い

 KIYOラーニング<7353>(東証グロース)は6月8日、次第高となって急伸し、午前10時半にかけて一時ストップ高の774円(100円高)まで上げて大きく出直っている。忙しい人向けのオンライン資格対策講座「STUDYing(スタディング)」などを運営し、政府の「骨太の方針」で社会人の学び直し(りスキリング)や生涯教育などの「人への投資」が盛り込まれ、「3年間で4千億円を投じる」(日本経済新聞6月8日付朝刊)などと伝えられ、買い材料視されている。

 業績は好調で、今期・2022年12月期は売上高を41.5%増の32億円、当期純利益は同19.7%増の1.49億円を見込み、20年12月期の最高益に迫る予想としている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:13 | 材料でみる株価

メルカリが反発、「米国に続き新たな国への拡大も検討」と伝えられ期待再燃

■東証プライム移籍2日目、初日は下げたが注目度は強い様子

 メルカリ<4385>(東証プライム)は6月8日、反発相場となり、午前10時にかけては2112円(85円高)まで上げ、昨7日の133円安から大きく回復している。7日付で東証グロースから東証プライムに市場変更。変更初日は下げたが、同社の山田進太郎社長が7日の記者会見で、「海外でのフリーマーケットアプリ事業について、現在展開している米国に続き、新たな国への拡大も検討していることを明らかにした」(時事ドットコムニュース6月7日20:00)などと伝えられ、買い材料視されている。

 今期・2022年6月期の業績は減益を見込むが、来期・23年6月期の回復を展望する相場に移行してほしいといった声が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:12 | 材料でみる株価

IHIは7%高で連日高値、4年ぶりに「DX銘柄」に選定されファンドの買いなど期待

■防衛費増額などで三菱重などと上値を追う中で買い要因加わる

 IHI<7013>(東証プライム)は6月8日、続伸一段高となり、午前9時30分にかけては7%高に迫る4275円(270円高)まで上げ、2018年以来の高値を連日更新している。防衛費の増額などで三菱重工業<7011>(東証プライム)などとともに連日高値を更新する中でも大きな値上がり率。7日、2018年度以来3度目の「DX銘柄(DX銘柄2022)」に選定されたと発表しており、DX関連株を組み入れて資金運用する投資信託などからの買い需要が加わるとの期待が出ている。

 DX株に投資する投資信託としては、大手証券系のファンドの他にも「グローバルDX関連株式ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)や「UBSグローバルDX株式ファンド」(UBSアセット・マネジメント)などがある。毎年続けてDX銘柄に選定されている銘柄はすでに組み入れが進んでいる可能性が高いが、新たに選定された点で注目度が強いとの声がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:46 | 材料でみる株価
2022年06月07日

共同ピーアールが後場ストップ高、メタバース空間における企業プロモーション支援事業に期待強まる

■次世代VRシステム開発企業との連携、新事業への進出を発表

 共同ピーアール<2436>(東証スタンダード)は6月7日、13時頃から急伸し、ほどなくストップ高の1033円(150円高)で売買され、そのまま買い気配となっている。同時刻頃、メタバース空間における企業プロモーション活動をサポートする商品開発を進めると発表し、注目集中となった。株価1000円台は2021年12月以来になる。

 発表によると、次世代VRシステムの開発を手掛ける株式会社雪雲(長野県長野市、以下、雪雲)と連携し、拡大するメタバース領域でのサービスを強化する。雪雲は、「VR酔い」を軽減するVR技術「VRun system」をコア技術として、日本発のメタバースプラットフォーム「The Connected World」の開発を2022年5月に開始した。今後、「The Connected World」を活用したメタバース空間における企業プロモーション活動をサポートする商品開発を進めていく。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:34 | 材料でみる株価

ランサーズが後場一段と上げストップ高、「メタバース空間で学べるデジタル人材育成サービス」に注目集まる

■4月に「事前面談申し込み受付開始」と発表しており再び脚光

 ランサーズ<4484>(東証グロース)は6月7日の後場、一段高となり、ストップ高の319円(80円高)で始まり急伸相場となっている。個人と企業をオンラインでマッチングする受発注プラットフォーム『Lancers』の運営などを行い、6日、「メタバース空間で学べるハイスキルデジタル人材育成サービス『ランサーズデジタルアカデミー』を6月6日(月)より正式開講」と発表し、注目を集めている。

 株価は2022年4月に急伸して454円の高値をつけた。4月4日、今回の発表の前段として、「メタバースで学べる仕事連動型の最先端デジタルスキル教育サービス 『Lancers Digital Academy』、4月4日(月)より事前面談申し込み受付開始」と発表したことなどが急伸の買い材料とされている。このため、今回の急伸は、買い材料としては「二番煎じ」になるとの見方もあり、4月の高値を更新するかどうか注目されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:44 | 材料でみる株価

日華化学が一段高、アミノ酸由来人工核酸モノマーの工業生産プロセス確立、世界で初めて販売開始に注目集まる

■従来薬では治療できなかった疾患に対する革新的医薬への発展を期待

 日華化学<4463>(東証プライム・名証プレミア)は6月7日、一段高となり、8%高の926円(71円高)まで上げる場面を見せて年初来の高値を更新している。6日午後、「アミノ酸由来人工核酸モノマーの工業生産プロセス確立、核酸医薬等の試験研究用途向けに販売を開始」と発表し、注目が集まった。

 発表によると、名古屋大学によって開発されたアミノ酸由来の人工核酸モノマー(iL−aTNAシリーズ、SNAシリーズ)の工業生産プロセスを確立し、核酸医薬等の試験研究用途向けに製造、世界で初めて販売を開始した。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:26 | 材料でみる株価

豊和工業が11%高、防衛費増額や「北」の相次ぐミサイル発射など受け日増しに材料株妙味を強める

■カーリットHD、東京計器、石川製、三菱重など防衛関連株は軒並み一段高

 豊和工業<6203>(東証プライム)は6月7日、一段高となり、午前10時過ぎに11%高の1035円(101円高)まで上げた後も値上がり率10%高で推移し、2020年1月以来の1000円台に進んでいる。機関銃などの防衛省・自衛隊向け装備品を手掛けるため防衛関連株と位置付けられ、国会での防衛費増額論議、北朝鮮の相次ぐミサイル発射と米韓軍による初の応射などを受け、日増しに材料株妙味を強めてきたとの指摘が出ている。

 防衛関連株は軒並み続伸一段高となっており、カーリットホールディングス<4275>(東証プライム)は13%高、東京計器<7721>(東証プライム)は7%高、石川製作所<6208>(東証スタンダード)は9%高。三菱重工業<7011>(東証プライム)などの重工3銘柄や住友重機械工業<6302>(東証プライム)新明和工業<7224>(東証プライム)も連日高値を更新している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:58 | 材料でみる株価

岩谷産業が一段と出直る、「ノルウエーからチタン原料」と伝えられ資源安保銘柄の見方

■株式市場でも大阪チタニウムなど急騰中で注目度高い

 岩谷産業<8088>(東証プライム)は6月7日、取引開始後に5770円(260円高)まで上げた後も5600円台で推移し、一段と出直りを強めている。「ノルウエーからチタン原料、現地企業に出資」(日本経済新聞6月7日付朝刊)と伝えられ、ロシア産チタン原料の代替先として注目されている。

 株式市場でも、ロシアのウクライナ侵攻以降、チタン市況の上昇などを受けて大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)東邦チタニウム<5727>(東証プライム)が動意を強めており、最近は急騰相場に発展している。チタン原料の代替先の開発は資源安保の国策に乗る銘柄になるとみられている。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:33 | 材料でみる株価

INPEXが2010年以来の高値に迫る、地熱発電への取組など好感される

■出光興産、三井石油開発と秋田県湯沢市で2027年開始

 INPEX<1605>(東証プライム)は6月7日、3日続伸基調となって出直りを強め、午前9時50分にかけて1665円(44円高)まで上げ、5月末につけた2010年以来の高値1691円に迫っている。NY原油相場が再び120ドル/バレル台に乗ってきた上、6日、出光興産<5019>(東証プライム)、三井石油開発株式会社(東京都千代田区)と連名で、「秋田県湯沢市における地熱発電所の建設について」を発表し、運転開始は2027年3月を計画などとしたため期待が強まった。出光興産も続伸基調で高値に進んでいる。

 発表によると、建設に際してはは独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の債務保証による支援を受ける予定。発電した電気は再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の認定を受ける(1kWh当たり:40円+税、適用期間:15年間)。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:00 | 材料でみる株価

ENEOSホールディングスが一段高、NECからEV充電サービス事業を譲受、原油高に加え買い材料に

■EV急速充電器2030年度に数千基から1万基を目指す

 ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は6月7日、一段高で始まり、午前9時30分にかけては568.0円(6.5円高)まで上げて2019年以来の高値に進んでいる。NY原油相場が再び120ドル/バレル台に乗ってきた事に加え、6日、「日本電気株式会社(日本電気<6701>(東証プライム)との間で、同社が運営する電気自動車(EV)充電設備を用いたEV充電サービスの事業譲渡契約を締結し、EV充電器約4600基の運営を開始した」と発表し、「経路充電事業」の急速な拡充などへの期待が高まっている。

 発表によると、これまでNECが展開してきたEV充電器の運営・管理業務をENEOSが実施し、EV充電器の運用管理システムをNECが引き続き提供することで合意した。これを含め、サービスステーション(以下、「SS」)および他社との協業によるEV急速充電/普通充電ネットワークの拡大を検討し、EV急速充電器設置数の計画として、2025年度時点で1000基以上、30年度時点で数千基から1万基を目指すとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:41 | 材料でみる株価

ジョイフル本田が2日ぶりに年初来の高値を更新、自社株買いと株主優待制度の一部変更など好感

■上限株数は250万株(自己株式を除く発行株数の3.76%)

 ジョイフル本田<3191>(東証プライム)は6月7日、上値を追って始まり、取引開始後は1668円(76円高)まで上げて2日ぶりに年初来の高値を更新している。6日の15時に自己株式の取得(自社株買い)と株主優待制度の一部変更などを発表、好感買いが先行している。株主優待制度の一部変更は、現行のギフトカード方式をカタログギフトに変更するとした。

 自社株買いは、取得上限株数250万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.76%)、取得総額25億円を上限として、2022年6月21日から同年12月20日まで行う。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:20 | 材料でみる株価
2022年06月06日

第一三共が年初来の高値に迫る、乳がん新薬の第3相臨床試験に関する開示など好感

■営業利益は前期14.5%増加し今期は43.8%増を見込む

 第一三共<4568>(東証プライム)は6月6日、再び出直り、7%高の3444.0円(244円高)まで上げた後も3400円台で推移し、5月末につけた年初来の高値3516.0円に迫る相場になっている。同日午前、乳がん患者を対象としたトラスツズマブ デルクステカンの第3相臨床試験における有効性と安全性に関する最新データについて、現在開催中の米国臨床腫瘍学会(ASCO 2022)で発表したとのプレスリリースを開示し、買い材料視されている。6日は大手医薬品株が全般的に高い中で、第一三共については業績が拡大傾向のためニュース発表に反応しやすいとの見方がある。

 2022年3月期の連結営業利益は前期比14.5%増の730.25億円だった。今期・23年3月期の予想は43.8%増の1050億円とした。工場の環境対策費用を予定していないため増益幅が広がる見込みだが、主力製品のエンハーツ、リクシアナ、タリージェなどの拡大により売上収益を10.1%増と予想する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:22 | 材料でみる株価

アイ・アールジャパンHDは後場もストップ安で始まる、強制調査の報道を受け急落、会社側は「事実」などと発表

■「『上場規程に抵触』の衝撃証拠を入手」と経済誌オンラインが伝える

 アイ・アールジャパンホールディングス(アイ・アールジャパンHD)<6035>(東証プライム)は6月6日の後場、3570円(700円安:ストップ安)の売り気配で始まり、午前9時25分頃からストップ安となっている。朝、「アイ・アールジャパンに強制調査!『上場規程に抵触』の衝撃証拠を入手」(ダイヤモンドオンライン6月6日5:12)と伝えられ、売り殺到となった。最高幹部によるインサイダー取引疑惑などについて触れられているもようだ。

 アイ・アールジャパンHDは午前10時前、「一部報道のとおり当社にて強制調査が行われたのは事実」「現在、証券取引等監視委員会による調査を受けている」「当社の元役員が嫌疑の対象となっているものと理解」などと発表した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:36 | 材料でみる株価

空運株やJR各社が上げ幅広げる、外国人観光客の受け入れ再開や都民割・ブロック割などに期待強まる

■訪日観光客の受け入れと都民割は6月10日開始へ

 日本航空<9201>(東証プライム)は6月6日、3%高の2392円(66円高)まで上げたあとも堅調に推移し、東日本旅客鉄道(JR東日本)<9020>(東証プライム)は時間とともに上げ幅を広げ、午前11時過ぎに4%高に迫る6990円(259円高)まで上げて出直りを強めている。西日本旅客鉄道(JR西日本)<9021>(東証プライム)は4%高の5072円(212円高)、東海旅客鉄道(JR東海)<9022>(東証プライム)は3%高に迫る1万6465円(405円高)。6月10日から外国人観光客の受け入れが再開されることや、東京都の都民割「もっとTokyo」も同日開始になること、「県民割・ブロック割」の実施も検討されていること、などが買い材料視されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:30 | 材料でみる株価

大阪チタニウムテクノと東邦チタニウムが連日高値、原料高効果などで証券会社の投資評価が相次ぐ

■ロシア製品の代替として日系各社に発注拡大の動きもある様子

 6月6日の東京株式市場では、大阪チタニウムテクノロジーズ(大阪チタニウムテクノ)<5726>(東証プライム)が10%高の2584円(238円高)まで上げた後も活況で2018年以来の2500円台に進み、東邦チタニウム<5727>(東証プライム)は5%高の2554円(125円高)まで上げて2011年以来の高値を連日更新し、いぜん活況高を続けている。

 両銘柄とも、ロシアのウクライナ侵攻と同時期に動意を活発化しはじめ、対ロ経済制裁によるチタン原料の高騰、米欧の航空機メーカーがロシア製品の代替調達先として日系メーカーへの発注を拡大との観測報道などを受け、上げピッチが強まっている。証券会社の投資評価も強まり、大阪チタニウムテクノロジーズについては、6月2日にジェフリーズ証券が目標株価を1400円から3500円に引き上げたと伝えられたのに続き、6日は大和証券が790円から一挙3300円に見直したと伝えられ、騰勢に拍車がかかる形になった。

 東邦チタニウムの目標株価については、6月1日付で東海東京調査センターが1500円から2820円に引き上げたと伝えられたのに続き、6日は大和証券が1250円から2900円に見直したと伝えられた。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:00 | 材料でみる株価

東洋刃物はフェローテックHDによるTOBを受けストップ高買い気配

■フェローテックHDはパワー半導体基板など積極的に中国展開

 東洋刃物<5964>(東証スタンダード)は6月6日、買い気配のままストップ高の2210円(300円高)に達し、値がつけば2015年以来の2000円台という急伸商状になっている。3日16時、フェローテックホールディングス(フェローテックHD)<6890>(東証スタンダード)が東洋刃物に対するTOB(株式公開買付)を発表し、東洋刃物も賛同の意見表明などを発表。TOB価格(1株2254円)に向けて買い先行となった。

 TOB期間は6月6日から7月15日。フェローテックHDは6月3日現在で東洋刃物の株式を所有割合にして33.24%直接所有し持分法適用会社としているが、完全子会社化を目指す。

 フェローテックHDグループは、1992年以降、積極的に中国展開を行い、米国で生まれ、日本で育ち、中国で拡大する企業として、グローバルに事業活動を行っている。2022年月期の業績は、半導体マテリアル製品、部品洗浄、パワー半導体基板などの好調により、売上高、営業利益は過去最高を更新した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:05 | 材料でみる株価