[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (08/21)メガチップスが戻り高に迫る、発行株数の5.6%規模の自社株買いなど好感
記事一覧 (08/21)レオパレス21が出直り拡大、第1四半期の大幅増益に加えJTBグループの旅行チャンネル本格配信にともなう恩恵への期待も
記事一覧 (08/21)杉本商事は高値に迫る、「資本コストや株価を意識した経営」や株式分割など好感
記事一覧 (08/20)Liberawareがストップ高、建設会社と提携、関西地区でのドローン事業拡大めざす
記事一覧 (08/20)幸和製作所が一時ストップ高、自社株買い好感され全体相場が急落した8月初の下げを完全に奪回
記事一覧 (08/20)キヤノンが2008年以来の高値を更新、機動的な自社株買いや証券会社の投資判断を好感
記事一覧 (08/20)セブン&アイHDは急反落で始まる、カナダのコンビニ大手が買収の意向、昨日はストップ高まで急伸したが消化難の様子
記事一覧 (08/19)セブン&アイHDが急伸しストップ高、カナダのコンビニ大手が買収の意向と伝えられ思惑買い集中
記事一覧 (08/19)ウェザーニューズは小動き、株主優待の内容を変更、「参考金額」2倍のコンテンツ提供
記事一覧 (08/19)エコミックが後場急動意、株主優待の対象を拡大、現在の200株以上を100株以上に
記事一覧 (08/19)シンバイオ製薬はストップ高まで1円に迫り売買交錯、臨床試験に関する発表を好感し急伸
記事一覧 (08/19)ダブルエーが急伸、8月末の株式2分割と株主優待の拡充を好感
記事一覧 (08/19)アストロスケールHDはJAXAとの大型契約が好感され買い気配で始まる、契約金額120億円
記事一覧 (08/16)ユニチカは2021年以来の高値に迫る、台風7号接近、コンクリ剥落防止ネットなどに注目集まる
記事一覧 (08/16)サンケン電気が出直り強める、第1四半期は赤字だったが投資ファンド買い増しとされ注目集まる
記事一覧 (08/15)川本産業が13%高、WHOのエムポックス(サル痘)緊急事態宣言を受け連想買い
記事一覧 (08/14)タイミーが上場来の高値を更新、業績急拡大中、山形県と今年も業務委託契約、注目集まる
記事一覧 (08/14)第一生命HDが6日続伸、投資ファンドの保有拡大に加え株主優待の拡充も好感
記事一覧 (08/13)INPEXが一段と出直る、NY原油4%高など材料視、イランの動向に注目強まる
記事一覧 (08/09)建設技術研究所が出直り強める、業績堅調で「南海トラフ臨時情報」を受けた思惑買いもある様子
2024年08月21日

メガチップスが戻り高に迫る、発行株数の5.6%規模の自社株買いなど好感

■発行株数に対する割合が大きく好感度も大

 メガチップス<6875>(東証プライム)は8月21日、5%高の4340円(200円高)で始まった後も上値を試す相場となり、午前10時過ぎには8%高の4465円(325円高)まで上げ、約1か月前につけた今年の戻り高値4490円に迫っている。20日の15時に発行済み株式総数の5.6%、100万株を上限とする自社株買い(自己株式取得)を発表、発行株数に対する割合が大きく好感されている。

 発行株数に対する割合が大きいため、一部には大株主などからの売却意向を疑う様子もあるようだが、こうした特殊要因は特段ないもようだ。

 発表した自社株買いは、取得上限株数100万株(自己株式を除く発行済株式数の5.6%、上限)、取得総額45億円(上限)。この分だけ実質的な株式価値が向上する。2024年8月21日から25年3月31日までの予定で実施するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:37 | 材料でみる株価

レオパレス21が出直り拡大、第1四半期の大幅増益に加えJTBグループの旅行チャンネル本格配信にともなう恩恵への期待も

■レオパレス21の『LEONET』でも視聴可能にとされ需要増などに期待

 レオパレス21<8848>(東証プライム)は8月21日、一段と出直りを強める相場となり、午前10時にかけて8%高の544円(38円高)まで上げて約3週間ぶりに540円台を回復している。第1四半期決算が大幅増益だった上、JTBグループで旅行・ライフスタイル情報を提供する(株)JTBパブリッシングが20日から旅行動画チャンネル「観るたびPRODUCED byるるぶ」の本格配信を開始したと同日付で発表し、レオパレス21の『LEONET』のTV Stickユーザーなどが視聴可能になるとしており、好材料視されているようだ。

 JTBとJTBパブリッシングは8月20日、無料映像配信サービス「FASTチャンネル」の旅行動画チャンネル「観るたびPRODUCED byるるぶ」について、同日より本格配信を開始すると発表した。「本格サービス開始に伴い、大阪ガスの「スマイLINK TV Stick」とレオパレス21の『LEONET』のTV Stickユーザーならびに、GoogleTVやFireTV向けの『FASTチャンネル』アプリと、スマートフォンやPCのWebサイトで視聴が可能に」なるとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:18 | 材料でみる株価

杉本商事は高値に迫る、「資本コストや株価を意識した経営」や株式分割など好感

■現在の0.8倍のPBRは1倍台めざす、9月末に株式2分割

 杉本商事<9932>(東証プライム)は8月21日、一段と出直って始まり、取引開始後は7%高の2835円(186円高)まで上げて約3週間前につけた2021年以来の高値2946円に向けて上値を追っている。20日の15時に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」と、この9月末を基準日とする株式分割などを発表し、好感されている。2024年9月30日を基準日として、同日最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有する普通株式を、1株につき2株の割合をもって分割するとした。

 「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」では、中長期で目指す指標として、「PBR(株価純資産倍率)1.0倍以上」「目標株価4000円」などを掲げた。現在のPBRは0.8倍(24年8月16日時点)。売上高当期純利益率は4.0%(24年3月期)で、同業他社の中央値は1.9%。「比較では高い水準にあるが、同業他社では10%程度の企業もあり、さらなる収益性の向上が必要」などととした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:42 | 材料でみる株価
2024年08月20日

Liberawareがストップ高、建設会社と提携、関西地区でのドローン事業拡大めざす

■「屋内空間」の点検・計測に特化した世界最小級のドローンを駆使

 Liberaware(リベラウエア)<218A>(東証グロース)は8月20日の前場、午前11時頃から急伸し、ストップ高の461円(80円高、21%高)まで上げて売買されて上場来の高値465円(2024年7月29日:上場初日)に迫った。同日午前、関西地区でのドローン事業拡大を目指し、株式会社新井組(兵庫県西宮市)と8月22日より業務提携を開始すると発表。好感買いが集中した。

 発表によると、Liberawareは「屋内空間」の点検・計測に特化した世界最小級のドローン「IBIS」の開発と「IBIS」を用いた各種サービス、及び画像解析技術を用いたDXソリューションを提供している。22年6月の航空法改正などにより、社会課題解決ツールとして昨今、多岐にわたる産業分野でドローンの活用が進んでおり、特に建設業界においては、点検・測量・施工管理におけるドローン及び周辺ソリューションの活用が進んでいる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:39 | 材料でみる株価

幸和製作所が一時ストップ高、自社株買い好感され全体相場が急落した8月初の下げを完全に奪回

■13万株(発行株数の3%超)規模で9月1日から開始

 幸和製作所<7807>(東証スタンダード)は8月20日、取引開始後に一時ストップ高の1131円(150円高、15%高)をつけ、その後は売買交錯に転じたが約3週間ぶりに1100円台を回復。19日午後に発表した自社株買い(自己株式の取得)が好感され、買付開始は9月1日だが、8月初に全体相場が急落した際の下げを完全に奪回している。

 19日に自己株式取得に係る事項について発表し、取得株式総数13万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.03%)、取得総額1億5000万円を各上限として、2024年9月1日から25年2月28日までの予定で実施するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:41 | 材料でみる株価

キヤノンが2008年以来の高値を更新、機動的な自社株買いや証券会社の投資判断を好感

■日経平均が過去最大の下げ幅となった翌日に自社株買いを発表

 キヤノン<7751>(東証プライム)は8月20日、次第高となり、午前10時40分過ぎに4813円(109円高)まで上げ、約3週間ぶりに年初来の高値を更新し、2008年以来の高値を更新している。7月7日から自社株買いを開始。20日はSMBC日興証券が投資判断を「2」から「1」に引き上げ、目標株価は700円引き上げて5500円に見直したと伝えられており、さらに買い安心感が強まる形になった。

 日経平均が過去最大の下げ幅を記録した8月5日は一時3704円まで下押す場面があったが、翌6日に自己株式取得(自社株買い)を発表。「ドル平均法」の発想で、少ない資金で多くの株数を買付る好機に素早い決断を行ったと評価する声がある。自社株買いは、3200万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.3%)、取得総額1000億円を各上限として、2024年8月7日から同年10月31日まで行うとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:24 | 材料でみる株価

セブン&アイHDは急反落で始まる、カナダのコンビニ大手が買収の意向、昨日はストップ高まで急伸したが消化難の様子

■会社側はすでに特別委員会を組成し検討中と適時開示

 セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は8月20日、6%安の2039.0円(122.0円安)で始まり、昨19日のストップ高(400円高の2161.0円、23%高)から反落の出足となった。19日の午後、「カナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたことが19日、わかった」(日経電子版速報ニュース13:22)と伝えられ、思惑買いが集中して急伸。会社側は14時20分に「適時開示」を発表し、「初期的な買収提案を受けていることは事実」などとしたが、株価材料としては消化難のようで、一夜明けると冷静さが舞い戻る様子となっている。

 セブン&アイHDが開示した「適時開示」では、すでに特別委員会を組成しており、「慎重かつ網羅的に、しかし速やかに検討し、その後当社としてアリマンタシォン・クシュタール社に返答する予定」。「提案を受け入れ若しくは拒否するか、同社と議論を開始するか、又は代替的取引を進めるかに関し決定しておりません」などとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 材料でみる株価
2024年08月19日

セブン&アイHDが急伸しストップ高、カナダのコンビニ大手が買収の意向と伝えられ思惑買い集中

■「提案内容の精査を始め受け入れるかを検討」とされ注目強まる

 セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は8月19日の後場、13時30分前から急伸し、ストップ高の2161.0円(400円高、23%高)まで上げて約4か月ぶりに2100円台を回復している。「カナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたことが19日、わかった」(日経電子版速報ニュース13:22)と伝えられ、思惑買いが集中している。

 報道によると、セブン&アイ側は、「社外取締役で構成する独立委員会を立ち上げており、評価額など提案内容の精査を始めた。その答申を踏まえ、受け入れるかを検討する」(同)という。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:08 | 材料でみる株価

ウェザーニューズは小動き、株主優待の内容を変更、「参考金額」2倍のコンテンツ提供

■変更後はプロ向け気象情報サービス『ウェザーニュースPro』が半年無料に

 ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)は8月19日の後場寄り後、5470円(前日比変わらず)を上値に売買され、前引け値の5470円と同水準でもみ合っている。正午に株主優待制度の変更について発表し、優待内容の変更により「参考金額」は現行の「月額330円(税込)程度」から「月額680円(税込)」になるとしたが、株価の反応は今ひとつの様子となっている。

 現行の優待内容は、「スマホアプリ『ウェザーニュース』やウェザーニュースサイトの有料コンテンツを、株主名簿確定後(6月中旬頃及び12月中旬頃)から約半年間にわたり利用可能(参考金額:月額330円(税込)程度)」。変更後の優待内容は、「プロフェッショナル向け気象情報サービス『ウェザーニュースPro』の有料コンテンツを、株主名簿確定後(6月中旬頃及び12月中旬頃)から約半年間にわたり利用可能(参考金額:月額680円(税込)」にするとした。2024年5月末日現在の株主名簿に記載された株主を対象に、8月下旬より申込受付および切り替えを実施する。既に株主優待をご利用中の株主については自動で変更され、手続きは不要とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:31 | 材料でみる株価

エコミックが後場急動意、株主優待の対象を拡大、現在の200株以上を100株以上に

■この9月30日以降を基準日として実施する優待から実施

 エコミック<3802>(東証スタンダード)は8月19時の後場、急動意となって始まり、後場寄り後は5%高の441円(21円高)まで上げている。正午に株主優待の変更を発表し、現在の優待対象である200株以上を保有する株主に加え、新たに「100株以上200株未満」の株主を対象とする枠を新設するとし、好感買いが広がっている。2024年9月30日以降を基準日として実施する株主優待制度から実施するとした。

 新設する「100株以上200株未満」の株主には「クオカード500円相当」を贈呈する。現行の優待対象でもある200株以上の株主への優待品は現行通りで、「200株以上1000株未満」の株主には「クオカード1000円相当」を、「1000株以上2000株未満」の株主にも現行通り「クオカード2000円相当」を贈呈するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:53 | 材料でみる株価

シンバイオ製薬はストップ高まで1円に迫り売買交錯、臨床試験に関する発表を好感し急伸

■7月に急騰したため目先は戻り売りをこなす必要あるようだが注目強い

 シンバイオ製薬<4582>(東証グロース)は8月19日、小高く始まった後一気に急伸し、午前10時にかけてストップ高まで1円に迫る319円(79円高、33%高)をつけ、約3週間ぶりに300円台を回復している。19日朝、「がん領域におけるFIH(First in Human)試験として注射剤ブリンシドフォビルによる悪性リンパ腫患者を対象に国際共同第Tb相臨床試験を開始」と発表し、買い材料視された。

 発表によると、同社では、本試験が注射剤ブリンシドフォビル(BCV)のがん領域における事業展開の布石となるものと期待している。株価は24年7月に170円から475円まで急騰したため、目先は戻り売りをこなす必要があるとの見方が出ている。このときの買い材料としては、試料提供契約を結んでいるペンシルベニア州立大学医学部がポリオーマウイルスに対する抗ウイルス薬ブリンシドフォビル(brincidofovir、以下「BCV」)の非臨床試験に関する研究成果を発表と7月12日付で開示したことなどが言われている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:20 | 材料でみる株価

ダブルエーが急伸、8月末の株式2分割と株主優待の拡充を好感

■約8か月ぶりに年初来の高値を更新

 ダブルエー<7683>(東証グロース)は8月19日、午前9時40分にかけて23%高の2630円(495円高)まで上げて約8か月ぶりに年初来の高値を更新し、その後は売買交錯だが17%高の2500円前後で売買され急伸相場となっている。前取引日の16日に2024年8月31日付での株式2分割と分割後の株主優待制度の変更(拡充)を発表。好感買いが膨らんだ。

 8月16日の15時、2024年8月31日現在の株主の所有する普通株式を1株につき2株の割合で分割すると発表した。同時に、株主の満足度向上を目的として、株主優待の対象を、靴以外にもバッグ及びシューケア商品等に拡大するとした。また、これまでは株主の保有株数にかかわらず優待品の対象ブランドが一律だったものを、新たに、株式分割後の6単元(600株)以上保有の株主様への株主優待対象ブランドを卑弥呼・NICALに拡充する。これにより、新たな商品体験の機会が増え、ブランド認知の向上を促進するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:54 | 材料でみる株価

アストロスケールHDはJAXAとの大型契約が好感され買い気配で始まる、契約金額120億円

■「当社グループ史上最大規模の受注」で商業デブリ除去実証を推進

 アストロスケールHD(アストロスケールホールディングス)<186A>(東証グロース)は8月19日、買い気配で始まり、取引開始後は13%高の888円(104円高)まで上げ、7月8日以来の880円台に進んでいる。同日午前8時30分、商業デブリ除去実証(CRD2)フェーズUの大型契約を宇宙航空研究開発機構(JAXA)との間で8月20日に締結すると発表し、注目が集まっている。契約金額は12,000百万円(税抜)で、当社グループ史上最大規模の受注になるとした。

 発表によると、CRD2:商業デブリ除去実証は、JAXAの進めるデブリ除去プログラムを起点に新しい宇宙事業を開拓し、日本企業が新たな市場を獲得することを目的としたプロジェクトで、軌道上にある日本由来のデブリであるロケット上段を対象に、二つのフェーズで大型デブリへの近傍接近と除去の実証実現を目指す。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:17 | 材料でみる株価
2024年08月16日

ユニチカは2021年以来の高値に迫る、台風7号接近、コンクリ剥落防止ネットなどに注目集まる

■第1四半期黒字化などで業績上向き第2四半期の予想を増額修正

 ユニチカ<3103>(東証プライム)は8月16日、再び大きく出直る相場となり、午前10時20分を過ぎて11%高の348円(34円高)まで上げ、6月につけた2021年以来の高値365円に迫っている。第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)で営業利益が黒字化するなど業績が上向いており、直近は台風7号の列島接近などを受け、コンクリート剥落防止用ネット、土木用メッシュ状シートなどの産業資材の需要拡大が期待されているようだ。

 同社では、機能資材事業、産業用途の繊維製品でポリエステルフィラメントを使った河川の護岸のための侵食防止シートなど特色ある機能性素材を手がけている。8月6日に発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比9.7%増加し、営業利益は前年同期の6.7億円の損失に対し11.7億円の黒字に転換、親会社株主に帰属する四半期純利益は8.3倍に急増した。こうした推移を受け、第2四半期(24年4〜9月・累計)の連結業績予想を全体に増額修正した。通期の業績見通しについても期待の高まる雰囲気となっている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:57 | 材料でみる株価

サンケン電気が出直り強める、第1四半期は赤字だったが投資ファンド買い増しとされ注目集まる

■米子会社の株式一部売却を予定し手取金の使途は、株主還元、成長投資など

 サンケン電気<6707>(東証プライム)は8月16日、5%高の6984円(349円高)で始まった後8%高の7198円まで上げ、8月1日以来、約半月ぶりに7000円台を回復して出直りを強めている。8月14日に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は各利益とも赤字だったが、翌日の株価は5円高と堅調に推移。「エフィッシモが株買い増し、サンケン25%に」(日本経済新聞8月16日付朝刊)と伝えられ、一段高となっていいる。

 「旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、パワー半導体を手掛けるサンケン電気とアルミニウム圧延で国内最大手のUACJの株式を買い増したことが15日、分かった」(同)と伝えられた。サンケン電気の保有割合は23.58%から25.36%に拡大したという。

 8月14日に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)はサプライチェーンでの在庫調整による影響などで売上高が前年同期比16.8%減となり、各利益は赤字だった。通期の業績予想は未定としているとした。ただ、7月に米国子会社アレグロ社の株式一部売却を決定しており、「この株式売却による手取金の使途につきましては、株主還元、24中計の成長投資、及び有利子負債削減等を予定」(決算短信より)とした。株主還元への期待が強まっている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:52 | 材料でみる株価
2024年08月15日

川本産業が13%高、WHOのエムポックス(サル痘)緊急事態宣言を受け連想買い

■大阪拠点とあって大阪万博で感染対策が講じられる場合は有利の見方

 川本産業<3604>(東証スタンダード)は8月15日、一段と出直って始まり、取引開始後は13%高の810円(91円高)まで上げ、取引時間中としては8月1日以来約2週間ぶりに800円台を回復している。医療用・衛生材料の総合サプライヤーで、「WHO(世界保健機関)が緊急事態宣言、エムポックス(サル痘)の感染拡大で」(ロイターニュース8月15日午前8:31)と伝えたことなどが買い材料視されている。新型コロナ流行の初期に活況高となった実績があるため注目が強まったようだ。

 同社は大阪本社で大阪工場が主力。このため、大阪万博に向けて感染対策が講じられるような場合は有利といった期待や思惑から注目する見方も出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 材料でみる株価
2024年08月14日

タイミーが上場来の高値を更新、業績急拡大中、山形県と今年も業務委託契約、注目集まる

■温泉旅館やワイナリーなど地方で「働く」体験を通じて第二の故郷を

 タイミー<215A>(東証グロース)は8月14日、一段高となり、前場17%高の1972円(285円高)まで上げて上場来の高値1855円(2024年7月26日:上場初日)を遂に更新し、後場も13時を過ぎて14%高前後で売買されている。「すきまバイト」情報サイト『タイミー』で急成長中。直近の買い材料としては、13日付で「昨年度に引き続き山形県と業務委託契約を締結」と発表したことなどが材料視されているようだ。

 発表によると、山形県との業務委託契約では、県内の6つの市町において、「タイミートラベル」を通じた就業機会を提供する。温泉旅館やワイナリーでのお仕事、野菜や果物の収穫作業など、山形県ならではの地域産業で就業していただくという。そして、地方で「働く」体験を通じて、第二の故郷を見つけられるサービス「タイミートラベル」を活用し、山形県ならではの地域産業での就業機会や地域住民との交流機会を提供する。今期・24年10月期の業績見通しは、売上高を前期比70.7%増、経常利益を88.3%増とするなどで大幅拡大を計画している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:26 | 材料でみる株価

第一生命HDが6日続伸、投資ファンドの保有拡大に加え株主優待の拡充も好感

■第1四半期決算は好調で好感買いが連日先行

 第一生命HD(第一生命ホールディングス)<8750>(東証プライム)は8月14日、4%高の4014円(154円高)まで上げて8月2日以来の4000円台を回復している。13日の15時に株主優待制度の拡充を発表し、好感買いが先行。このところは投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネジメントの保有割合拡大も買い材料視され、第1四半期決算も好調で6日続伸基調となっている。

 株主優待制度は、保有株数に応じて「100株以上200株未満」「200株以上」の2段階で実施している。今回の拡充では、「100株以上200株未満」の場合、現在の「ヘルスケアアプリ『QOLism』ポイント最大2000円相当」の贈呈に加えて、新たに、「会員制生活総合サービス『ベネフィット・ステーション』のご利用」も可能になるとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:24 | 材料でみる株価
2024年08月13日

INPEXが一段と出直る、NY原油4%高など材料視、イランの動向に注目強まる

■日経平均は700円高

 INPEX<1605>(東証プライム)は8月13日、一段と出直って始まり、取引開始後は6%高の2167.0円(119.0円高)まで上げて3日続伸基調となっている。イランによるイスラエル攻撃の可能性が高まったと伝えられたことなどを受け、米国12日のNY原油先物が80.06ドル(3.22ドル高)と4%超の値上がりとなり、条件反射的な買いを交えて注目が強まっている。

 7月にイスラム武装組織ハマスの最高幹部がイラン国内で殺害された件を受けて緊張が漂っていたが、ここへきて「米国、イランによるイスラエル攻撃の可能性一段と高まったと認識」(ブルームバーグニュース8月13日)などと伝えられた。ただ、日経平均は取引開始後に上げ幅を700円台に広げて続伸基調となっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:25 | 材料でみる株価
2024年08月09日

建設技術研究所が出直り強める、業績堅調で「南海トラフ臨時情報」を受けた思惑買いもある様子

■23年6月施行の改正国土強靱化基本法も追い風に

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は8月9日、6%高の4585円(240円高)まで上げた後も堅調に売買され、出直りを強めている。河川や橋梁、道路などに実績のある建設コンサルタント会社で、8月8日、橋梁の耐震補強設計に関する「耐震補強設計支援システム」を開発と発表。同日に宮崎県で発生した強い地震のあと「南海トラフ臨時情報」(気象庁)が初めて出されたことなどを受け、思惑買いを行う様子もあるようで注目が強まっている。

 第2四半期決算の発表を8月第2週(来週)に予定する。事業特性として第1四半期に売上高などが偏る傾向があるものの、5月に発表済みの第1四半期決算(2024年1〜3月・連結)は、売上高が前年同期比17.9%増加し、営業利益は同63.2%増加するなど好調だった。23年6月に改正国土強靱化基本法が施行され、防災・減災対策やインフラ老朽化対策などの執行が進んでいることは追い風になっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:18 | 材料でみる株価