[材料でみる株価]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (05/23)東京海上HDは今年度1000億円規模の自社株買い方針など好感され5%高
記事一覧 (05/20)シンバイオ製薬が後場ストップ高、抗ウイルス薬「BCV」発表後一日休んで再び急伸
記事一覧 (05/20)ライトワークスが次第高、学習プラットフォーム『CAREERSHIP』を京王電鉄が導入
記事一覧 (05/19)ENEOSホールディングスが後場プラス転換、ガソリン高を抑制する補助金の拡大など買い材料視
記事一覧 (05/19)キヤノンは「EUで敗訴」と伝えられたが下げ幅を縮め値を戻す
記事一覧 (05/19)東洋建設が900円台を回復、ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス1株1000円でTOB提案
記事一覧 (05/19)任天堂が切り返し堅調、「サウジアラビア政府系ファンド」の報道などで日経平均600円安に逆行
記事一覧 (05/19)ペルセウスプロテオミクスが急伸、新型コロナに対する「スーパー中和抗体」に期待強まる
記事一覧 (05/19)第一商品が逆行高、金価格に連動する暗号資産の開発開始など好感される
記事一覧 (05/18)True Dataが後場一段高、今期大幅増益を想定、政界との『絆』に期待する様子も
記事一覧 (05/18)HMTが後場ストップ高、「皮膚ガス測定でストレス状態や疲労度もわかる」新事業に期待強まる
記事一覧 (05/18)イントランスは後場もストップ高で始まる、アジアのリゾート大手バンヤンツリ―・グループと子会社の提携など好感
記事一覧 (05/18)日本農薬が再び高値を更新、「肥料や農薬、需要高まる」と伝えられ連想が波及
記事一覧 (05/18)日医工が2日連続ストップ高、売り物消化の見方に加え「薬不足」の報道も意識される
記事一覧 (05/18)森永乳業が10%高、「ビフィズス菌」中国全土で全年齢層を対象に展開可能に
記事一覧 (05/18)富士通はスパコンによる次世代IT創薬技術など注目され出直り強める
記事一覧 (05/18)ルネサスエレクトロニクスは自社株買いやパワー半導体の増強など好感され大きく出直る
記事一覧 (05/17)カヤックが4日ぶりに高い、第1四半期は最高益となりグループ会社は上場準備
記事一覧 (05/17)日医工は7日ぶりに反発、制限値幅の拡大により売り注文が消化の見方
記事一覧 (05/16)日清食品HDは朝方の5%安を下値に切り返し一時小幅高、インド小麦輸出停止の報道をハネ返す
2022年05月23日

東京海上HDは今年度1000億円規模の自社株買い方針など好感され5%高

■まず500億円規模で5月23日から9月22日まで実施

 東京海上ホールディングス(東京海上HD)<8766>(東証プライム)は5月23日、大きく出直って始まり、取引開始後は5%高の7119円(337円高)まで上げ、取引時間中としては今年5月10日以来の7000円台を回復している。20日の取引終了後、3月決算と取得総額500億円の自己株式取得(自社株買い)などを発表し、自社株買いについては、2022年度に年間を通じて1000億円を実施する予定とし、好感されている。

 20日発表した自社株買いは、取得株式総数1250万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.8%)、取得総額500億円、2022年5月23日から同年9月22日まで実施するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:19 | 材料でみる株価
2022年05月20日

シンバイオ製薬が後場ストップ高、抗ウイルス薬「BCV」発表後一日休んで再び急伸

■独占権の供与先がライセンスを別の企業に譲渡するが影響なしと発表

 シンバイオ製薬<4582>(東証グロース)は5月20日、再び急伸商状となり、後場寄り後に一段と上げて一時ストップ高の794円(100円高)をつけた。5月17日に抗ウイルス薬Brincidofovir(以下「BCV」)に関する「IRNews」を発表し、翌18日に12%高(75円高の697円)と急反発。一日休んで再び急伸となっている。

 発表は、米Chimerix,Inc.(キメリックス社)が米国東部時間5月16日に「BCV」に関するライセンスを米Emergent BioSolutions Inc.(エマージェント・バイオソリューションズ社」)に譲渡すると発表したこと、シンバイオ製薬は2019年9月にキメリックス社からBCVに関する天然痘の予防・治療を除くすべての適応症を対象とした全世界での独占的開発・製造・販売権を取得し、これについて影響はないこと、22年3月には米国ブラウン大学と、サイトメガロウイルス関連膠芽腫(GBM)に対する抗腫瘍効果を検討する共同研究を開始したこと、など。この発表を受け、改めて注目が再燃する形になった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:16 | 材料でみる株価

ライトワークスが次第高、学習プラットフォーム『CAREERSHIP』を京王電鉄が導入

■第1四半期決算の発表は6月14日を予定

 ライトワークス<4267>(東証グロース)は5月20日、時間とともに強含む相場となり、午前10時30分過ぎには8%高に迫る1930円(139円高)まで上げて出直りを強めている。19日付で、同社のeラーニング教材『CAREERSHIP』を「京王電鉄が社員2500人を対象とした学習プラットフォームとして導入」と発表しており、注目されている。

 発表によると、『CAREERSHIP』は、大企業・グローバル企業の学習管理におけるニーズを網羅的に満たした機能を有し、戦略的な人材育成を可能にする統合型の学習管理プラットフォーム。上場企業売上TOP100社では47%の企業に導入(2021年4月現在、同社調べ)されているという。1月決算会社で、2023年1月期・第1四半期決算の発表は6月14日を予定している。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:52 | 材料でみる株価
2022年05月19日

ENEOSホールディングスが後場プラス転換、ガソリン高を抑制する補助金の拡大など買い材料視

■2日前に年初来高値をつけたばかりで基調に崩れなしの見方

 ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は5月19日の後場、一段と値を戻して始まり、後場寄り後に511.9円(2.3円高)と小幅だが前日比でプラス圏に浮上した。ガソリン高を抑制するため石油元売り事業者に給付する補助金が同日から一段と増額され、「19日からの補助金の支給額は36.1円とする。補助上限の35円を初めて突破した」(日本経済新聞5月19日付朝刊)と伝えられ、買い材料視されている。

 前場は日経平均の一時700円安に押される恰好になり、3%安(14.2円安の495.4円)で始まったが、この始値を下値としてジリジリ持ち直す相場だった。5月17日に517.2円の年初来高値をつけたばかりで、このまま小高く推移すれば上げ基調のトレンドに崩れはないとの見方が出ている。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:17 | 材料でみる株価

キヤノンは「EUで敗訴」と伝えられたが下げ幅を縮め値を戻す

■後場寄りを注視する向きがあったが買い優勢に

 キヤノン<7751>(東証プライム)は5月19日の後場、下げ幅を縮めて始まり、取引開始後に3214.0円(10.0円安)をつけて前場の高値を上回っている。前引け後に「キヤノン、EU制裁金訴訟で敗訴」「2800万ユーロ(約2940万ドル)の制裁金を不服として同社が起こした訴訟で」(ロイターニュース5月19日11:50)と伝えられ、後場寄りを注視する向きがあったが、株価は買い優勢となっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:51 | 材料でみる株価

東洋建設が900円台を回復、ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス1株1000円でTOB提案

■インフロニアHDの1株770円に対抗する形に

 東洋建設<1890>(東証プライム)は5月19日、午前10時過ぎから一段と上げ、8%高の911円(70円高)まで上げて5月10日以来の900円台を回復している。18日夜、Yamauchi−No.10 Family Office(ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス、YFO)から書簡の受領等を発表し、東洋建設の株式を1株1000円で公開買付するTOB提案を受けたとし、再び買い材料視されている。YFOは任天堂<7974>(東証プライム)の創業家に連なる資産運用会社とされ、これに先立ち2022年4月15日付の書簡も受領したという。

 東洋建設には、前田建設などの持株会社インフロニア・ホールディングス(インフロニアHD)<5076>(東証プライム)が1株770円でTOBを行っている。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:50 | 材料でみる株価

任天堂が切り返し堅調、「サウジアラビア政府系ファンド」の報道などで日経平均600円安に逆行

■9月に株式10分割を予定、新たな投資家層の参入に期待強い

 任天堂<7974>(東証プライム)は5月19日、朝方の1.7%安(1020円安の5万8250円)を下値に切り返し、0.9%高(590円高の5万9860円)まで上げる場面を見せて底堅い相場となっている。日経平均採用銘柄で、日経平均が600円安の割に強いとの見方。「サウジ政府系ファンド、任天堂株5%取得、日本のゲーム株物色」(日本経済新聞5月19日付朝刊)と伝えられたこと、9月に株式10分割を予定することなどが買い材料視されている。

 「サウジアラビアの政府系ファンド(SWF)であるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は任天堂株を5.01%取得した。18日付で関東財務局に提出された大量保有報告書で分かった」(同)と伝えられた。任天堂は9月30日現在の株主の保有株を対象に1株を10株とする株式分割を行うと5月10日に発表済み。サウジのファンドがこれを買い材料視しているかどうかは定かでないが、分割後は最低投資金額が現在の10分の1になるため、ゲームのファンが投資家としても参入してくる期待が言われている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:13 | 材料でみる株価

ペルセウスプロテオミクスが急伸、新型コロナに対する「スーパー中和抗体」に期待強まる

■富山大学などと共同研究に関する覚書を締結したと発表

 ペルセウスプロテオミクス<4882>(東証グロース)は5月19日、飛び出すように大きく出直り、取引開始後に18%高の433円(66円高)まで上げて4月22日以来の400円台を回復している。18日、富山大学及び富山県と新型コロナウイルス感染症に対する「スーパー中和抗体(開発コード:UT28K)」についての共同研究に関する覚書を締結したと発表し、期待が強まっている。日経平均などが大幅安のため、夢のあるバイオ材料株として注目されている。

 発表によると、富山大学先端抗体医薬開発センター、同大学和漢医薬学総合研究所、富山県衛生研究所ウイルス部、京都大学医生物学研究所、北海道大学薬学研究院の共同研究グループは、富山大学が昨年取得し、「スーパー中和抗体」と命名したヒト型・モノクローナル中和抗体UT28Kが、新型コロナウイルス(SARS−CoV−2)の既存の変異株だけでなく、今後出現すると考えられる新たな変異株の感染も防ぐ治療薬となり得ることを、実験的に確認した。当社は、UT28Kの一刻も早い事業化のため、富山大学の事業パートナーとして選定された。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:42 | 材料でみる株価

第一商品が逆行高、金価格に連動する暗号資産の開発開始など好感される

■7月中旬を目途に概要・スケジュールを開示とし期待強まる

 第一商品<8746>(東証スタンダード)は5月19日、反発基調で始まり、取引開始後は7%高の160円(11円高)まで上げ、TOPIX(東証株価指数)や日経平均の急落に逆行高となっている。18日の夕方、3月決算と金価格に連動する暗号資産の開発に取り組むことなどを発表し、期待と注目が集まっている。

 2022年3月期の連結決算は営業損失が5.86億円となり、前期の13.69億円の損失が半減。発表に先立つ5月13日に全体の見通しの上方修正を発表済み。金価格に連動する暗号資産の開発は、証券取引管理システム、ブロックチェーンシステムの開発などを行う、株式会社テコテック(東京都港区)と連携して行うとし、今後、本年7月中旬を目途に金の価格と連動する暗号資産に関する概要・スケジュールについてお知らせする予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:18 | 材料でみる株価
2022年05月18日

True Dataが後場一段高、今期大幅増益を想定、政界との『絆』に期待する様子も

■内閣官房の「データ分析セミナー」に社長ら登壇との発表を受け憶測

 True Data<4416>(東証グロース)は5月18日の後場、一段高となり、13時20分にかけて15%高に迫る605円(77円高)まで上げて出直りを強めている。6000万人規模の購買データを扱うビッグデータプラットフォームの運営などを行い、同日付で、5月25日に開かれる内閣官房の「データ分析セミナー」に同社の米倉裕之社長と越尾由紀執行役員が登壇、と発表しており、「政界と有形無形の『絆』ができるとすれば強味になる」(株式市場関係者)といった期待が出ている。

 業績は好調で、5月13日に発表した3月決算で、今期・2023年3月期の予想を売上高は前期比11.9%増の14.70億円、営業利益は同57.5%増の0.35億円、純利益は同27.3%増の0.10億円の見込みとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:47 | 材料でみる株価

HMTが後場ストップ高、「皮膚ガス測定でストレス状態や疲労度もわかる」新事業に期待強まる

■生体ガス分析などのAIREX社と提携し事業領域を拡大

 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)<6090>(東証グロース)は5月18日の後場寄り後に一段高となり、一時ストップ高の668円(100円高)まで上げて今年1月につけた年初来の高値を更新している。17日付で、生体ガス分析、室内空気環境分析および空気環境コンサルティングサービスなどを行うAIREX株式会社(神奈川県平塚市)との業務提携を発表しており、買い材料視されている。

 発表によると、「皮膚ガス」は、これを測定することにより、体臭、加齢臭等に含まれる種々の成分を明らかにできる。また、生理的状態および生活環境等で変化することから、健康状態の指標となるバイオマーカーとしての利用が期待されている。さらに最近では、ストレス状態や疲労度もわかることから、メンタルヘルス分野への応用も注目されているという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:18 | 材料でみる株価

イントランスは後場もストップ高で始まる、アジアのリゾート大手バンヤンツリ―・グループと子会社の提携など好感

■合弁会社を設立しホテル運営など担うと発表

 イントランス<3237>(東証グロース)は5月18日、急伸し、前引け間際にストップ高の94円(30円高)まで上げ、後場もストップ高買い気配で始まった。17日の17時半に連結子会社イントランスホテルズアンドリゾーツ(イントランスH&R社)とアジア地域のリゾート開発大手バンヤンツリ―・グループ(シンガポール)のBanyan Tree Japan有限会社による合弁会社の設立を発表し、買い材料視されている。

 発表によると、設立する合弁会社はジャパンホテルオペレーションズ株式会社で、組成年月日は2022年5月下旬(予定)、出資比率はイントランスH&R社50%、Banyan Tree Japan有限会社50%。バンヤンツリー・グループのブランドホテルおよびノンブランドホテルの運営を担い、日本国内におけるマーケットシェアを拡大していくとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:43 | 材料でみる株価

日本農薬が再び高値を更新、「肥料や農薬、需要高まる」と伝えられ連想が波及

■決算発表後に強基調が続いていたところに買い材料現る

 日本農薬<4997>(東証プライム)は5月18日、再び一段高となり、午前11時には6%高の676円(40円高)まで上げて4日ぶりに年初来の高値を更新し、2018年以来の高値に進んでいる。「食料関連株にマネー流入(中略)肥料や農薬、需要高まる」(日本経済新聞5月18日付朝刊)と伝えられ、連想が波及したと見られている。3月決算発表後に上値を指向し強基調が続いており、チャート妙味が出てきたところに買い材料が現れ、火がつく格好になったとの見方もある。

 2022年3月期の連結売上高は前期比14.5%増加し、今期・23年3月期は11.5%の増加を見込む。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:20 | 材料でみる株価

日医工が2日連続ストップ高、売り物消化の見方に加え「薬不足」の報道も意識される

■3日間で74%安となったが「再生」に賭けてみる動きも

 日医工<4541>(東証プライム)は5月18日、午前10時30分にかけて408円(80円高)の買い気配で推移し、2日連続ストップ高。品質不正問題を受けた事業再生ADRの適用などにより5月12日から16日まで74%安(12日終値から16日安値まで計576円安)となったが、17日から一転、急激な切り返し相場となっている。

 16日は制限値幅の拡大という臨時措置が発動され一段安となったが、この結果、十分に値段が下がった形になり、買い注文が現れて出来高が急増。翌17日は、目先的な売り注文が消化されたとの見方が聞かれ急反発となった。また、同社などの不正問題を受け、「薬不足『いつまで続くの?』薬が変わって体調不良」(NHKニュースWEB5月13日20時00分)との報道もあり、同社の生産能力などは貴重な資源と再認識される様子がある。「再生」に賭けてみる動きもあるようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:53 | 材料でみる株価

森永乳業が10%高、「ビフィズス菌」中国全土で全年齢層を対象に展開可能に

■「新食品原料」への登録と神戸工場の増築など発表し注目集まる

 森永乳業<2264>(東証プライム)は5月18日、一段と出直って始まり、午前9時40分を過ぎては10%高の4865円(450円高)まで上げ、決算発表後の下げ幅を8割強回復している。17日、同社独自のビフィズス菌「ビフィズス菌BB536」が、5月11日付で中国・国家衛生健康委員会の「新食品原料」に登録されたこと、神戸工場の製造棟などの増築(アイスクリームとヨーグルトの製造ラインを増設)などを発表しており、これらが好感されたと見られている。

 「ビフィズス菌BB536」に関する発表リリースによると、中国の「新食品原料」は、同国で伝統的な食習慣を持たない食品原料を同国内で販売するために必要な制度で、今回の登録は、3歳未満向けの乳幼児用食品への使用が対象となる。これにより、「ビフィズス菌BB536」は3歳未満を対象とした育児用ミルクやサプリメント等への添加ができるようになり、中国全土ですべての年齢層を対象にした「ビフィズス菌BB536」を含む商品を製造、販売することが可能になったという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:08 | 材料でみる株価

富士通はスパコンによる次世代IT創薬技術など注目され出直り強める

■理研と共同研究を開始と発表、自社株買いも実施中

 富士通<6702>(東証プライム)は5月18日、続伸基調で始まり、取引開始後は5%高に迫る2万410円(900円高)まで上げ、5月9日につけた年初来の高値2万670円に向けて出直りを強めている。17日に国立研究開発法人理化学研究所(理研)と連名で「スーパーコンピュータ『富岳』とシミュレーション融合型AIを活用した次世代IT創薬技術の共同研究を開始」と発表し、注目が強まっている。

 3月決算は4月28日に発表済みで、今期の予想連結営業利益は前期比82.5%増の4000億円を見込む。また、同時に自己株式の取得(自社株買い)も発表し、取得株式総数1200万株(自己株式を除く発行済株式総数の6.11%)、取得総額1500億円を上限に、2022年5月2日から23年3月31日まで行うとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:38 | 材料でみる株価

ルネサスエレクトロニクスは自社株買いやパワー半導体の増強など好感され大きく出直る

■自社株買い発行済株式総数の8.64%を上限に6月末まで実施

 ルネサスエレクトロニクス<6723>(東証プライム)は5月18日、続伸基調で始まり、取引開始後は1465円(70円高)まで上げて大きく出直っている。17日の15時に第1四半期決算、自己株式の公開買付(自社株買い)、未定としていた業績予想、パワー半導体の生産能力の増強、などを発表し、好感買いが先行している。

 自社株買いは、株数168,067,326株(上限、発行済株式総数の8.64%)、取得総額200,000,117,940円(上限)、取得期間はは2022年4月28日から同年6月30日まで。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:21 | 材料でみる株価
2022年05月17日

カヤックが4日ぶりに高い、第1四半期は最高益となりグループ会社は上場準備

■NHKテレビ「鶴瓶の家族に乾杯」で見たとして注目強める様子も

 カヤック<3904>(東証グロース)は5月17日、4日ぶりの値上がり相場となり、前場に898円(26円高)まで上げて後場も13時30分にかけて880円(8円高)前後で推移している。5月12日に第1四半期の連結決算(2022年1〜3月)と子会社の株式上場準備開始を発表し、決算は四半期ベースの過去最高を達成した。翌日の株価は反応薄だったが、16日夜放送のNHK総合テレビ「鶴瓶の家族に乾杯」にチラリと登場したもようで、これを見たとして注目し直す動きがある。

 第1四半期の連結決算(2022年1〜3月)は、売上高が前年同期比44.1%増の40.63億円となり、営業利益は同1.2%増の3.55億円となった。発表によると、ハイパーカジュアルゲームの業績が想定以上の大幅成長となり、四半期ベースの過去最高業績を達成した。また同日、グループ会社のウェルプレイド・ライゼスト株式会社が国内eスポーツ業界初のIPO準備中と発表した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:46 | 材料でみる株価

日医工は7日ぶりに反発、制限値幅の拡大により売り注文が消化の見方

■直近3日間の急落過程だけで74%安、ひとまず自律反発

 日医工<4541>(東証プライム)は5月17日、7日ぶりに反発し、午前9時30分過ぎには21%高の301円(53円高)まで上げて急激な切り返しとなっている。連日の急落を受け、16日に制限値幅の拡大という臨時措置が発動され、これによって直近まで市場に出ていた売り注文の大半は消化されたとの見方が出ている。ひとまずは自律反発に転じたようだ。

 日医工を巡っては、5月12日に「私的整理を検討」(日本経済新聞夕刊)などと伝えられ、会社側は13日に事業再生ADRの申請を発表した。株価は直近3日間の急落過程だけで74%安(12日終値から16日安値まで計576円安)となっていたが、16日は制限値幅の拡大という臨時措置が発動された。買い注文が現れる水準まで気配値が下がれば値がつき、価格形成が促がされるとともに、売り注文の消化も促進されるという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:04 | 材料でみる株価
2022年05月16日

日清食品HDは朝方の5%安を下値に切り返し一時小幅高、インド小麦輸出停止の報道をハネ返す

■「値上げできる会社」とされ業績も堅調で押し目買い旺盛

 日清食品ホールディングス(日清食品HD)<2897>(東証プライム)は5月16日、取引開始後に5%安の8340円(400円安)まで下げたものの、午前10時40分過ぎには8770円(30円高)まで上げて大きく切り返している。「小麦生産2位のインドが輸出停止」(ロイターニュース5月16日8:08)と伝えられ、朝方は小麦粉価格の一段高予想が手控え要因になったが、13日に発表した今期の業績予想(連結営業利益6.2%増から0.8%増)などが評価され押し目買いが旺盛との見方が出ている。

 仮に製品値上げに進むとしても、「値上げできる会社とできない会社」の差が顕在化するため同社には追い風との見方が出ている。13日に2022年3月期の連結決算を発表し、売上収益は前期比12.6%増の5697.22億円となったが、既存事業のコア営業利益は同5.4%減の495.59億円だった。今期23年3月期の予想は、売上収益が4.4%増の5950億円、既存事業のコア営業利益は4.9%増の520億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は12.5%減から6.8%減の310億円から330億円とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:21 | 材料でみる株価