
■月刊誌「新潮」連載作を加筆改稿、絵本作家・夏帆をめぐる新たな長編世界
新潮社は7月3日、村上春樹さんの最新長編小説『夏帆 The Tale of KAHO』を、単行本と電子版で同時発売した。村上さんの長編作品としては3年ぶりで、同作は初めて女性単独の主人公が活躍する物語となる。単行本は原稿用紙650枚、全1巻352頁。定価は2860円(税込み)。
同作は、月刊誌「新潮」で2024年6月号から2026年3月号まで4回に分けて発表された「夏帆」シリーズを加筆改稿したもの。主人公は26歳の絵本作家・夏帆で、とびきり美しくも賢くもないが、少しばかり好奇心の強い若い女性として描かれる。初対面の男から突然、容姿について強烈な言葉を投げかけられたことをきっかけに、彼女の周囲で奇妙な出来事が起こり始める。
■「夏帆になって書いた」村上春樹さんの新境地
村上さんは同作について、「絵本作家の夏帆は、ごくふつうの若い女性」としたうえで、彼女の周辺でさまざまな奇妙な出来事が起こり始めると紹介している。さらに「今回の小説で僕は、そんな彼女になって書きました」とコメントしており、村上作品の読者にとっても、女性主人公の視点から展開する物語として注目を集めそうだ。
発売を記念し、書店店頭で購入した読者には初回特典としてステッカーを配布する。作中に登場する「ありくい」と「ジャガー」をモチーフにした各1枚が1シートとなり、全国の書店約3000店で配布予定。数量限定で、なくなり次第終了する。ネット書店・オンライン書店での配布はない。



















































