[どう見るこの相場]の記事一覧
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記事一覧 (02/09)【どう見るこの相場】自民党圧勝で高市トレード進展、東京株式市場は追い風局面
記事一覧 (02/02)【どう見るこの相場】総選挙まで残り7日、内外マーケットは激動含みで一波乱も
記事一覧 (01/26)【どう見るこの相場】高市首相の積極財政方針が投資家の期待を集め、株価上昇を牽引
記事一覧 (01/19)【どう見るこの相場】「高市トレード」足踏みでも割安株に逆襲の好機、コモディティ株が新たな株高ロードに
記事一覧 (01/13)【どう見るこの相場】予測不能の米国発リスク時代、金関連株で備える新年戦略
記事一覧 (01/05)【業績相場への転換点を読む】利上げ局面で浮上する注目セクター
記事一覧 (01/02)【どう見る2026年相場】イベント山積の年明け相場、試される株式市場の耐久力
記事一覧 (01/01)【新春相場展望2026】干支「午」が示す高値6万円挑戦と4万円台攻防
記事一覧 (12/30)【株式市場】金融相場から業績相場へ、歴史的高値後の投資戦略を読む
記事一覧 (12/22)【どう見るこの相場】2025年IPO初値勝率78%、セカンダリーの失速鮮明に
記事一覧 (12/15)【どう見るこの相場】日銀会合が試金石、円高・ドル安反転シナリオを前提に売られ過ぎ是正が期待される紙・パ株に注目
記事一覧 (12/08)【どう見るこの相場】FRBはハト派、日銀はタカ派、真逆の金融政策に揺れる日米株式市場
記事一覧 (12/01)【どう見るこの相場】師走相場に「掉尾の一振」勃発!逆日歩銘柄が裏街道の主役に浮上
記事一覧 (11/25)【どう見るこの相場】高市内閣の積極財政で金利上昇、AI株変動でも内需株は広範に上昇
記事一覧 (11/17)【どう見るこの相場】TOPIX最高値でバリュー優位鮮明、AI集中相場から資金分散で投資心理改善
記事一覧 (11/10)【どう見るこの相場】AI株調整でバリュー株に資金流入、年末相場は選別色強まる
記事一覧 (11/04)【どう見るこの相場】政策金利据え置きの「日銀トレード」を手掛かりに不動産流動化関連株に逆転のセオリー高を期待
記事一覧 (10/27)【どう見るこの相場】「連立政権トレード」第2ラウンド突入、AI・造船・宇宙関連が主役交代へ
記事一覧 (10/20)【どう見るこの相場】高市トレードの「大ドラマ」の一方で10月期決算の高配当利回り株の権利取りにも「小ドラマ」
記事一覧 (10/14)【どう見るこの相場】米株反発でリターン・リバーサル期待:高市トレード再点火へ、主力半導体株に買い戻し機運
2026年02月09日

【どう見るこの相場】自民党圧勝で高市トレード進展、東京株式市場は追い風局面

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■政治安定を好感、全面高期待が再燃

 超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票されて終了した。選挙結果は、1月27日の公示日直後に大手メディアが報道した序盤情勢分析さえ大きく上回り、高市自民党が、単独で3分の2の316議席を獲得する地滑り的な勝利となった。こうなると大統領的な人気となった高市早苗首相を止誰もめられない。「責任ある積極財政」だろうと「国論を二分する」安全保障問題だろうと憲法改正だろうと超短期決着されるかもしれない。政治体制も、連立政権拡大で総与党化が進み、悪くいえば大政翼賛会的になる展開も否定できない。

 この選挙結果を受けて、マーケットもイケイケドンドンと沸き立つ可能性がある。「八百屋の店先に並ぶ大根以外のカブはすべて買い」、「理屈はあとから貨車で来る」の全面高である。しかも米国から強力なフォローの風が吹きつけている。前週末6日にダウ工業株30種平均(NYダウ)が、初めて5万ドル台に乗せて史上最高値を更新し、SOX(半導体株指数)も5.70%高と急反発しており、週明けの東京市場のロケットスタートに二役も三役も果たしそうである。

 週明けは取り敢えずは前週末6日にすでに先回り買いしていた高市銘柄の防衛関連株、ペレストロイカ太陽電池株、宇宙航空関連株、レアメタル関連株、核融合関連株などに「ご祝儀相場」が先行して一段高となり、値がさハイテク株がそれを上回る値幅効果を発揮することが想定される。

■高市トレードの影を警戒、個別業績相場が主役

 ただ忘れてはならないのが「高市トレード」の光と影である。「株高・債券安・円安」の「債券安・円安」の負の部分である。長期金利が上昇し円安・ドル高が進めば、景気を下押し、物価上昇に歯止めが効かなくなる可能性もある。「円安ホクホク発言」だけでは乗り切ることは難しくなる。さらに「台湾有事発言」で悪化した日中関係からは、レアメタルに関する経済安全保障問題の先行きも懸念されることになりそうだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | どう見るこの相場
2026年02月02日

【どう見るこの相場】総選挙まで残り7日、内外マーケットは激動含みで一波乱も

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■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性

 内外のマーケットが激動含みである。これが一過性に終わるのか、なお一波乱、二波乱あるのかはまだ判断材料不足が否めない。米国市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)の次期議長にややタカ派寄りとみられていたケビン・ウォ―シュ元理事が指名されてニューヨーク商品取引所の金先物価格が急落し、一部AI(人工知)関連株の好決算も限定的な反応にとどまり、余波を受けた日本の大阪商品取引所のプラチナ先物も、制限値幅まで急落し一時、売買を中断させるサーキットブレーカーが発動された。

 国内市場での激動含み材料は、もちろん2月8日の投開票日まであと7日間を残す終盤戦に差し掛かってきた総選挙動向である。日本経済新聞と読売新聞が、揃って自民党が単独過半数を獲得すると序盤情勢分析を報道したが、株価反応は限定的で、防衛関連の重工株が買われたものの全般波乱相場のなかに埋没してしまった。長期金利は、27年ぶりの高水準に高止まりし、為替相場も、日替わりで円安・円高にフレた。残り7日間、総選挙中の世論調査や選挙情勢分析などが株式・債券・為替相場に影響するとともに、マーケット動向が、逆に有権者の投票行動を左右する同調性も強めるかもしれない。

■「二日新甫は荒れる」、総選挙控え2月相場は油断できず

 1月相場は、高市早苗首相の意表を衝いた解散総選挙表明に反応し一時、日経平均株価が5万4000円台に乗せ史上最高値を更新したが、その後は「高市トレード」の負の部分の「債券安、円安」が意識されて高値波乱となり、前週末30日は小反落して週間では昨年7月以来、約半年ぶりの2週連続の下落となった。2月相場も、きょう2日が初商いとなる「二日新甫」であり、「二日新甫は荒れる」とする相場アノマリーから総選挙結果も含めて油断はできそうもない。

 ただ予測不可能な2月相場のなかでも、一つだけ確かなことがある。総選挙の公約に各党が揃って掲げた消費税減税である。各党の減税策は、実施時期を自民党が検討加速として、立憲民主党と公明党で結成した新党の中道改革連合が今秋としたほか、減税財源に違いはあるものの、物価高対策としての消費税減税に関しては「全党減税派」で横一線である。これは総選挙でどの党が勝利し敗北しようと、総選挙後の国会論戦では、減税協議がスムーズに進行することを示唆するはずである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:47 | どう見るこの相場
2026年01月26日

【どう見るこの相場】高市首相の積極財政方針が投資家の期待を集め、株価上昇を牽引

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■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響

 いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され2月8日に投開票されるが、この衆議院解散から投開票日までの選挙期間16日は、戦後最短の短期決戦となる。さらにこのまま大寒波と記録的な降雪が、全国各地に居座るようなら、候補者の選挙活動や有権者の投票行動にも少なからず影響を与えそうだ。候補者は選挙カーによる街宣活動よりメディア露出やSNSにシフトして空中戦のウエートを高め、有権者も投票所に足元不如意となって投票率を左右し、さらに交通障害から各自治体の選挙管理当局の集計作業にも齟齬をきたす可能性も懸念される。超短期決戦や天候要因が、自民・維新の政権与党と野党各党のいずれに吉となるか凶と出るかも焦点になる。

 と同時に、今回の総選挙はこれまで以上に株式市場や金融市場のマーケットの動向と連動性を強めることになりそうだ。これまでも選挙期間中は、大手メディアの選挙情勢分析などに反応して、株式市場が歓迎高・失望売りなど影響を受け、選挙期間中は株高とのアノマリーまであった。しかし今回は、逆に株式市場の株価の高安、長期金利の上昇・下落、為替相場の円高・円安などのマーケットの動向が選挙結果に直結する連動性を強めそうなのである。総選挙とマーケットとが、相互にシンクロすることになる。

■積極財政方針が「高市トレード」を生み株価上昇

 これは高市早苗首相が、総選挙の最大の争点として「責任ある積極財政」政策の信を国民に問うと表明したことが最大の理由である。「責任ある積極財政」は、すでに「高市トレード」として株高、債券安、円安・ドル高とマーケットを動かし、日経平均株価は一時、5万4000円台に乗せ史上最高値を更新した。選挙期間中もこの株高を維持できるのかどうかがまずポイントとなる。さらに問題は、円安・ドル高である。総選挙のもう一つの争点には物価高対策が控えており、与野党とも選挙公約に食料品の消費税廃止を掲げている。この財政拡張策が財政悪化懸念を強めて国債は売られ、為替相場は「日本売り」として1ドル=159円台とフシ目の160円目前まで円安・ドル高となった。この円安・ドル安は、輸入物価を押し上げ消費者物価の上昇要因になる。高市自民党が、勝敗ラインの政権与党で過半数の議席を獲得するためには、この円安・ドル高に歯止めを掛けることが前提となる。でなければ「責任ある積極財政」が、国民の信任を得ることが覚束なくなる。マーケットの動向が、選挙結果に大きく影響するはずである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | どう見るこの相場
2026年01月19日

【どう見るこの相場】「高市トレード」足踏みでも割安株に逆襲の好機、コモディティ株が新たな株高ロードに

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■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る

 今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月22日、23日は日本銀行の金融政策決定会合開催が予定され、その23日には召集された通常国会の冒頭にも高市早苗首相が、衆議院を解散する。金融政策決定会合では、政策金利の2会合連続の引き上げがあるのかないのか、日銀が、為替相場の円安・ドル高、輸入物価上昇による物価高をコントロールできるのかできないかが焦点となる。衆議院解散では、有力視されている2月8日の投開票日に、高市自民党が、60%台をキープする自身の内閣支持率通りに獲得議席数を伸ばし、総選挙では、国民に信を問う「責任ある積極財政」政策が信任を得て、加速がつくかがマーケットの最大関心事となる。

■日銀利上げと総選挙、相反する二大イベントが市場を揺さぶる

 この二つの金融・政治イベントは、相互に関連して利益相反する側面もある。日銀の政策金利引き上げは、積極的な財政拡張の足かせになるだけに、解散総選挙を前に政治的な忖度もあってか現状維持となるとするのが、マーケットの見立てである。ここで為替相場の円安・ドル高に歯止めが掛からなければ、この日本売りと物価高問題、さらに財政懸念を背景にした長期金利の上昇が、総選挙の争点に浮上することは間違いなく、逆風になる可能性もある。となれば勢い円買い・ドル売りの為替介入への傾斜が高まるが、総選挙中の政治空白期に誰とどこがリーダーシップを発揮して十分に機能するかも、マーケットの「高市トレード」の先行きに影響しそうである。

 マーケットそのものは、ここまで「高市トレード」へのフォローで一時、日経平均株価が5万4000円台に乗せ史上最高値を更新してきた。続落した前週末16日現在でも、高市首相が自民党総裁選挙に勝利した昨年10月4日の前日3日からは約8200円高、高市内閣が成立した10月21日からは約4600円高、読売新聞が、通常国会の冒頭解散を観測報道した今年1月9日からでも約2000円高している。それだけに高市早苗首相が、きょう19日に予定している記者会見で解散総選挙の大義、選挙公約、総選挙の勝敗ラインなどを表明して事実上の選挙戦がスタートするが、早くも選挙区・候補者動向や事前情勢分析などが伝えられ、さらに立憲民主党と公明党が新党を結成しており、今後も、マーケットが神経質に選挙動向に反応する展開が想定される。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:47 | どう見るこの相場
2026年01月13日

【どう見るこの相場】予測不能の米国発リスク時代、金関連株で備える新年戦略

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■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり

 しばしばニュースで報じられる高齢ドライバーによる自動車事故は、運転の誤操作が原因とされる。ブレーキとアクセルを踏み間違え、停止すべき場面でアクセルを踏み込み、車両を急発進させてしまうケースである。米国のトランプ大統領が運転する自動車は、ブレーキがなく、アクセルだけが装着されているのかもしれない。日本がまだ正月気分の抜けきらない今年1月3日、ベネズエラに大規模な奇襲を仕掛け、マドゥロ大統領とその夫人を拘束・拉致しただけでなく、その後も隣国コロンビアへの軍事進攻姿勢を強めて威嚇し、デンマーク自治領グリーンランドへの領土的・資源的野心を公言してはばからないからである。

 さらに深刻なのは、トランプ大統領の暴挙のブレーキ役を担うと期待された国際社会が、ほとんど機能していない点にある。日本を含むG7(主要7カ国)は、表立って名指しで「力による現状変更」や国際法違反として非難していない。ロシアのウクライナ侵攻については、西側先進国が「力による現状変更」「国家主権侵害」として一斉に非難し、ウクライナへの軍事援助を惜しまない姿勢を示してきた。それにもかかわらず、この暗黙の状況が続けば、対ロシアと対米国で「ダブル・スタンダード」と揶揄されても反論は難しい。仮に中国が近い将来、台湾に軍事進攻する場合、国際社会は台湾防衛の整合的な論拠を欠くことにもなりかねない。

■最高値相場の裏側で忍び寄る不安、トランプ発リスクの影

 西側同盟国は、対ロシア、対中国では前方から飛来する弾丸を警戒してきたが、今度は後方から米国の弾丸が飛んでくる事態にも直面しつつある。「猫の首に鈴」という言葉があるが、猫に翻弄される鼠は早期警戒のため猫の首に鈴をつける妙案を思い付くものの、誰が実行するかで尻込みし、結局は頓挫する。日本でも、一部報道機関が、高市早苗首相が1月23日に召集される通常国会冒頭で解散を検討していると伝えており、報道通りに進めば、緊迫化する国際情勢への対応よりも国内政局を優先する内向き姿勢となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:36 | どう見るこの相場
2026年01月05日

【業績相場への転換点を読む】利上げ局面で浮上する注目セクター

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■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ

 長期にわたり株式市場を押し上げてきた金融緩和相場は、いま大きな転換点を迎えつつある。日銀の政策スタンスに変化の兆しが見え始めたことで、これまでの「資金余剰」を背景とした金融相場から、企業業績の実力が問われる業績相場への移行が現実味を帯びてきた。金利環境の変化は業種・銘柄間の優劣をより鮮明にし、相場の主役交代を促す契機となる。こうした局面で注目すべきセクターはどこか。利上げ局面を正面から受け止める業種に、次の投資テーマを探る。

■金融相場から業績相場へ、日銀政策転換が示す株式市場の次の主役

 植田和夫日銀総裁は、昨年12月25日の講演で金融政策について「金融緩和の度合いを適切に調整していく」と強調した。株式相場の観点では、その直前の12月19日に金融政策決定会合で決定された0.25%の政策金利引き上げが、金融相場から業績相場への転換を示すシグナルであった可能性がある。

 金融相場では、日経平均株価が5万2636円の史上最高値まで買い進まれた。これを踏まえると、業績相場ではさらに上値を追うのか、それとも業績失速を受けて下値調整に入るのかが焦点となる。新春入りとともに発表が本格化する2月・3月期決算企業の第3四半期業績が、重要な判断材料となろう。なかでも業績の上方修正銘柄が、相場の主役としてクローズアップされる可能性が高い。

■利上げ効果が直撃する銀行株、利ザヤ拡大と預金獲得競争の行方

 その有力候補として注目したいのが銀行株である。昨年12月19日の利上げにより、貸出金利の上昇に伴う利ザヤ拡大が期待されるが、評価材料はそれだけではない。利上げと同時に、メガバンクを筆頭に各行が預金金利の引き上げに動き、金利引き上げ競争と預金獲得競争が激化している。

 この局面では、競争の優勝劣敗が業績に直接反映される。昨年8月、11月には業績を上方修正し、配当を増配した銀行も多く見られたが、こうした動きの再現を先取りする戦略は有効とみられる。

■低PER・低PBR銘柄に再評価余地、地銀株を中心に業績上ぶれを先取り

 すでに業績を上方修正し、なお低PER・低PBR水準にとどまる銘柄としては、しずおかフィナンシャルグループ<5831>(東証プライム)三十三フィナンシャルグループ<7322>(東証プライム)第四北越フィナンシャルグループ<7327>(東証プライム)十六フィナンシャルグループ<7380>(東証プライム)ふくおかフィナンシャルグループ<8354>(東証プライム)百五銀行<8368>(東証プライム)山梨中央銀行<8360>(東証プライム)ほくほくフィナンシャルグループ<8377>(東証プライム)佐賀銀行<8395>(東証プライム)京葉銀行<8544>(東証プライム)フィディアホールディングス<8713>(東証プライム)池田泉州ホールディングス<8714>(東証プライム)などが挙げられる。利上げ局面における業績上ぶれ余地を見据え、引き続き注視しておきたい。

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2026年01月02日

【どう見る2026年相場】イベント山積の年明け相場、試される株式市場の耐久力

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■米国政治と金融政策が揺さぶる新年相場

 新春相場は、1月早々から重要イベントや主要経済指標の発表が目白押しで、お年玉相場となるのか否かを判断するのは時期尚早との見方が強い。まず米国では、今年5月に任期満了となるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長の後任をトランプ大統領が指名する見通しで、1月27日〜28日にはFOMC(公開市場委員会)が開催予定である。また1月には、トランプ関税の合法性を判断する最高裁判決が示される予定で、1月第1週・第2週には、閉鎖されていた政府機関の再開後として消費者物価指数や雇用統計などの重要指標が発表される。そして最大のイベントは、11月4日に控える中間選挙である。物価高騰などを背景に支持率が低下しているトランプ大統領が、どのような「ディール(取引)」に打って出るのかは、まさに予測不可能な状況だ。

■日銀会合と為替動向が国内相場の分水嶺

 国内のマーケット環境では、まず1月22日〜23日に開催予定の日本銀行の金融政策決定会合の動向が焦点となる。昨年12月の会合では、11カ月ぶりに政策金利が引き上げられ、国内長期金利は2.1%と27年ぶりの水準まで上昇した。一方、為替相場は一時、1ドル=157円台後半まで円安・ドル高が進行した。円安による輸入物価の上昇は、消費者物価を押し上げる要因となるだけに、「物価の番人」である日銀の対応が、為替介入の可能性も含めて注目される。この為替動向は、1月から発表が本格化する企業業績にもプラス・マイナス両面の影響を及ぼす。

■銀行株と金融環境の変化が試すリスク許容度

 また2月からは、メガバンクを中心に、日銀の政策金利引き上げを受けて預金金利を引き上げる動きが予定されている。アベノミクスに主導された「貯蓄から投資へ」の流れが、「投資から貯蓄へ」と逆流しないかなど、金融マーケットの変化を見定める必要がある。国内政局も、1月23日に通常国会が召集されるが、史上最大規模となる来年度予算案や、越年となった議員定数削減を巡って与野党の攻防が激化することは必至だ。高市早苗首相が、内閣支持率が比較的高いうちに解散総選挙に踏み切る誘惑に駆られないとも限らない。

■新春相場はディフェンシブ対応が基本

 こうしたイベント・スケジュールを踏まえて2026年相場を展望すると、仮に年内のどこかで6万円大台に挑戦する局面があるとしても、少なくとも1月〜2月の新春相場は、マーケット環境をそろそろと見極める暖機運転から入るディフェンシブ対応が望ましいことが浮かび上がる。基本戦略は、個別株物色と出遅れ株選好である。新春早々の当コラムでは、こうしたスクリーニング基準から選別されるセクター株を、新春一番手銘柄として注目していきたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | どう見るこの相場
2026年01月01日

【新春相場展望2026】干支「午」が示す高値6万円挑戦と4万円台攻防

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■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか

 新年あけましておめでとうございます。いよいよ2026年がスタートする。十二支の干支は「巳」から「午」へと移る。干支の相場格言には「辰巳天井、午尻下がり」があり、過去の干支パフォーマンスを振り返っても「午」は必ずしも好ましい干支回りとはいえない。1950年以降、「午」年は6回あったが、年間高安ベースでは上昇3回、下落3回の3勝3敗と痛み分けである一方、年間平均騰落率はマイナス5%と、十二支の中で唯一マイナスとなっている。

■「午」年はなぜ警戒されるのか

 この干支格言の典型例が、バブル相場の1989年の「巳年」と翌1990年の「午年」である。1989年は、大納会に日経平均株価が3万9894円と当時の史上最高値を付けたが、翌1990年の「午」年は大暴落となり、10月には2万221円まで大きく調整し、「午尻下がり」を象徴する相場展開となった。足元の2024年、2025年も、「辰年」である2024年2月に1989年の大納会高値を34年2カ月ぶりに更新し、「巳年」の2025年は11月4日に史上最高値5万2636円まで買い進まれている。

 1989年相場を干支格言の典型とする背景には、2025年相場の展開が当時と一種の相似形を示している点がある。2025年相場は、4月のトランプ大統領による相互関税発動のショック安を、「トランプ・ディール(取引)」が実は「TACO(トランプはいつも尻込みする)」であることが明らかになったことで織り込み、その後は「エヌビディア祭り」「AI(人工知能)祭り」に牽引され、11月の最高値まで駆け上がった。ただ、この最高値については「AIバブル」との警戒感も強く、AIデータセンターの過剰投資懸念やAI半導体競争の激化などを背景にAI関連株が失速し、日経平均株価も4万8000円台まで調整し、下値を確認する展開が続いた。

■新年相場の焦点はAI主導相場の持続力

 そのAI関連株の調整局面で逆行高したハイテク株が、ファナック<6954>(東証プライム)である。AIがロボットや機械を自律的に制御する「フィジカルAI」への注目が高まったことによるもので、AI利活用分野の広がりが期待されている。また、AI向け3D積層構造の次世代半導体メモリ「HBM」の需要高成長予想を背景に物色範囲も拡大し、AI関連株と日経平均株価は、前年大納会に向けて4万8000円台で形成したダブルボトムからの出直りを窺う局面にあった。

 マーケットにおける2026年相場の高値・安値予測では、高値は6万円大台乗せ挑戦、安値は4万円大台攻防との見方がほぼ一致している。高値予想は、指数寄与度の大きいAI関連株や半導体株の出直りと高値追いを想定したものだ。干支の諺に「走り馬にも鞭」があり、走っている馬に鞭を加えれば、さらに勢いを増すとされるが、AI関連株はまさにこの馬に例えられる。一方、安値予想は、AI関連株が失速し「AIバブル」が弾けることをネガティブ材料とし、「午尻下がり」を警戒する見方である。どちらに転ぶのか、新年相場では、まずこの方向性を見極めることが不可欠となろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 01:00 | どう見るこの相場
2025年12月30日

【株式市場】金融相場から業績相場へ、歴史的高値後の投資戦略を読む

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■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か

 2025年、日経平均株価は史上最高値を更新し、日本株は歴史的局面を迎えた。市場では、2026年を前に「辰巳天井、午尻下がり」という干支格言への警戒が強まる一方、AI関連株の再浮上や金融政策の転換を背景に、6万円大台への期待も根強い。金融相場から業績相場へ移行する過程で、日本株の真価が改めて問われている。

■半導体・AI関連株が主導した上昇相場

 2025年相場を牽引したのはAI関連株である。2月に34年ぶりの高値更新を果たし、11月には5万2636円の史上最高値を記録した。データセンター投資や次世代半導体メモリ「HBM」への期待が買いを呼び込み、市場では「AIバブル」との指摘が出る中でも、資金流入は継続した。

 一方、4月のトランプ関税発動や12月19日の日銀利上げは相場の試練となった。長期金利は2.1%まで上昇し、金融相場から業績相場への転換を示唆した。為替は円安が進み、輸出企業の追い風となる半面、物価上昇への懸念も浮上し、市場は選別色を一段と強めた。

■「午」年相場に臨む警戒と成長シナリオ

 2026年は「午」年にあたり、過去の統計では年間平均騰落率がマイナスとなっている。高値シナリオではAI・半導体株の持続力が鍵を握り、6万円挑戦が視野に入る。一方、AI相場の失速は「午尻下がり」を現実化させるリスクを孕む。年初はFOMCや日銀会合、米国政治動向など重要イベントが集中し、相場の変動要因は多い。

 新春相場はディフェンシブ姿勢を基本とし、個別株物色が有効とみられる。獣害対策やコメ、鶏卵といった世相テーマに加え、ペロブスカイト太陽電池や核融合発電などのディープ・テック分野が中長期視点で注目される。利上げ局面では銀行株、円安基調では自動車株や米国住宅関連株が業績上振れ期待を高める。2026年相場は警戒と成長期待が交錯する重要な転換点となるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:39 | どう見るこの相場
2025年12月22日

【どう見るこの相場】2025年IPO初値勝率78%、セカンダリーの失速鮮明に

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■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦

 48勝2分10敗である。2025年の新規株式公開(IPO)株の初値パフォーマンスである。前週末19日にIPOされた3社を加えた61社のうち、初値が公開価格を上回った銘柄が勝ちで48社、同値の引き分けが2社、下回った負けが10社で、勝率は78%となる。この勝率は、プロ野球やサッカーならブッチギリの優勝間違いなしで、将棋界の全八大タイトルのうち六タイトルを保持している藤井聡太六冠の勝率80%にわずかに及ばないだけである。

 ただ初値に果敢にトライした投資家が、この高勝率を手放しで喜べるかといえば話は別だ。公開価格の4.4倍で初値をつけ2025年の初値倍率トップとなったフラー<387A>(東グロース)でもそうだが、問題は初値形成後のセカンダリーである。公開高人気のあとに投資家が、首尾よく高値で売り抜けてリターンをゲットできたかどうかである。IPO時の公開価格と前週末19日の終値を比較すると、このセカンダリーの勝率は大きくダウンする。19日の終値が公開価格を下回った銘柄は22社、上回っているのは39銘柄でその公開価格比の勝率は63%に下がった。初値を下回っている銘柄も36銘柄の59%と多く、3銘柄は上場来安値を更新した。フラーは、公開価格は上回っているものの、初値からは7割超もの下値水準にいる。IPO株投資の要諦は、「小さく産んで大きく育てる」とされているが、結果的に「大きく産んで小さく育てる」逆パフォーマンスを投資家に強いていることになる。

■相互関税ショックとAI相場の陰で沈むIPO株、グロース市場逆風の実像

 このパフォーマンス・ダウンは、相場環境そのものがIPO株にアゲインストであった側面があったことは否定できない。今年4月7日には米国のトランプ大統領の相互関税発動で日経平均株価が、2644円安とショック安し、この日にIPOされたIACEトラベル<343A>(東証スタンダード)は、公開価格の1000円を大きく下回る864円で初値をつける割を食った。その後の「エヌビディア祭り」、「AI(人工知能)祭り」などで日経平均株価が、最高値を更新した時も東証グロース市場は、まったくの圏外で、東証グロース市場指数は右肩下がりの調整一方であった。さらに1年前の昨年10月のIPO株だが、オルツが、今年8月に循環取引による売り上げの虚偽記載で上場廃止となったこともIPO投資への警戒感を強めた。かつて相場の波乱時には「シコリのないIPO株」として逆行人気となり、「直近IPO株」などとハヤし立て集中買いしたこともあったが、そんな相場シーンなどにはお目に掛かれなかった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:35 | どう見るこの相場
2025年12月15日

【どう見るこの相場】日銀会合が試金石、円高・ドル安反転シナリオを前提に売られ過ぎ是正が期待される紙・パ株に注目

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■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感

 FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公開市場委員会)は、スンナリと無事イベントを通過したとされている。3会合連続の政策金利引き下げが決定された翌11日にダウ工業株30種平均(NYダウ)とS&P500種株価指数が、ともに最高値を更新したからだ。ただし少々難ありではあった。金利引き下げで低下するはずの長期金利が高止まりし、ドル安・円高に進むはずの為替相場が、円安・ドル高のまま推移したからだ。

 これはFOMCを控えて事前にFRBをタカ派的ハト派とした懸念が尾を引いていたのかもしれない。タカ派的ハト派とは、12月会合ではハト派的に利下げを決定するものの、来年2026年の利下げ回数についてはタカ派的に1回、2回程度にとどまるとする慎重な見方を論拠としていた。案の上、翌日の前週末12日に長期金利が上昇してNYダウは、245ドル安と反落した。しかもオラクルが、データーセンター投資の積み増しで債務不安を強めてショック安し、半導体株のブロードコムが、好決算を発表したものの市場予想を下回るとしてショック安するなどイレギュラー相場付きである。

■日銀会合控え市場は分岐点、タカ派的ハト派が焦点

 となると次に問題となるのが、今週18日〜18日に開催される日本銀行の金融政策決定会合となる。FOMCのように大筋で無事イベント通過となるかどうかである。というのもここで決定される金融政策は、タカ派的ハト派とする事前予想があったからだ。これは12月会合ではタカ派的にほぼ間違いなく11カ月ぶりに利下げを決定するが、来年2026年については金融正常化策に一定の歯止めが働くとする見方である。「物価の番人」たる日銀は、物価上昇を抑えるべく、輸入物価上昇要因となっている円安・ドル高を阻止するため政策金利の引き上げを迫られるが、2026年については「責任ある積極財政」を強調して止まない高市早苗内閣とハト派的にバランスを取り正常化策がスピードダウンするかもしれないとする懸念である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:36 | どう見るこの相場
2025年12月08日

【どう見るこの相場】FRBはハト派、日銀はタカ派、真逆の金融政策に揺れる日米株式市場

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■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?

 天下分け目の12月10日である。この日まで開催されるFOMC(公開市場委員会)で、FRB(米連邦準備制度理事会)が、市場の期待通りに3会合連続の政策金利の引き下げを決定するかどうかが、株価はもちろん景気、金利、物価、為替、企業業績まで大きく左右することになるからだ。ハト派政策の金利引き下げとなれば、株価は、前月11月に高値波乱となったAI(人工知能)関連株の再人気化は必至であり、長期金利は低下し、為替相場は、日米金利差の縮小で円高・ドル安に振れ、米国の企業業績にはプラスに働くのがセオリーである。

 このあと12月18日〜19日にやはり東京市場の分け目となる日本銀行の金融政策決定会合が開催予定で、すでに植田和男総裁が、タカ派政策として11カ月ぶりに政策金利引き上げを匂わせるコメントをしており、そうなれば日米中央銀行の金融政策の方向性はハト派とタカ派の真逆となり、マーケットの反応も、日米で方向感が異なる可能性も出てくる。年末ラリーが盛り上がるのか、それとも年末セールを余儀なくされるのか難しい判断を迫られることになる。ただしである。好材料織り込み済み、悪材料出尽くし感も交えて、総楽観と総悲観との一方的に二極化する相場イメージは考え難い。要するにいいところ取りであり、個々のセグメント、銘柄ごとに強気と弱気が交錯する展開である。

■円高メリットか金利高メリットか、東京市場はまだら模様の攻防戦

 とくに東京市場では、円高・ドル安のメリット株とデメリット株、金利上昇のメリット株とデメリット株の攻防が激化しそうだ。円高・ドル安進行では為替差損懸念で自動車など輸出関連株が売られ、輸入価格引き下げ効果で一部小売り株が買われ、金利上昇では、住宅ローン金利が引き上げられる不動産株や債務負担増懸念で有利子負債の大きい公益事業などの大型株が売られる一方、金利上昇による利ザヤ拡大期待で銀行株が上値を追うまだら模様の展開も想定される。しかも日経平均株価は、指数寄与度の大きいAI関連の半導体株などに主導される年末ラリーで上下に値動きが激しくなる可能性もある。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | どう見るこの相場
2025年12月01日

【どう見るこの相場】師走相場に「掉尾の一振」勃発!逆日歩銘柄が裏街道の主役に浮上

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■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線

 師走である。礼節一点張りの先生(師)さえも、走り回るといわれる一年納めの月だから、「終わりよければすべて良し」とばかりにマーケットも急に忙しくなる。勝ち組投資家は、年内さらに一回転、二回転もと大勝ちを狙い、負け組投資家も、年内のヤラレを年内のうちに一気に取り返えそうと手ぐすねを引く。「掉尾の一振」に期待して餅代、ミルク代を稼ぎ、越年資金も確保しようと周辺から株高、株高と煽り立てられると、誘い込まれる投資家心理を抑えるのは難しい。

 となると、どうしたって師走相場はギャンブルめく。それは競輪・競馬の最終レースに似ているかもしれない。1レース目から連敗が続けば、残り少なくなった軍資金を高オッズの大穴株に賭け、連勝続きの当たり屋は、低倍率だが間違いのない大本命車券・馬券にロットで勝負を掛ける。結果、どちらがオケラ街道を肩を落としてトボトボと家路につくのかは、競輪・競馬の神様にしか予見できない「ゼロ・サム」の厳しさである。

■AI株派vsバリュー株派が激突、日米金融政策の分岐で相場は二極化

 もちろん株式投資をギャンブルなどといったら怒られそうである。株式投資は、成長分野にリスクマネーを供給する国民経済的になくてはならない経済行為であり、高齢化社会の老後生活に安定をもたらす資産形成方策でもある。そのため銘柄スクリーニングは、フアンダメンタルズ(基礎的諸条件)のリサーチはもちろん、企業業績の分析、需給動向のチェックなどと万全を期す。それでも浮上する銘柄は、場味にもつられ勝ちで千差万別であり、強気、弱気さえも分かれる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:29 | どう見るこの相場
2025年11月25日

【どう見るこの相場】高市内閣の積極財政で金利上昇、AI株変動でも内需株は広範に上昇

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■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地

 「神風」と歓迎したのに、飛んだ「大逆風」になってしまった。AI(人工知能)半導体世界トップのエヌビディアである。今年11月19日に発表した2025年7月〜9月期業績が、市場予想を上回り株価が急反発し、つれて日経平均株価も1286円高と急反発し一時、5万円大々台を回復し、株安、円安、債券安のトリプル安にストップを掛けお助けマン銘柄への期待を高めた。ところが3連休前の21日は、エヌビディアの株価が前日に3%超も急落したことが響いて、日経平均株価も、関連株の値崩れで1198円安と急反落して4万9000円台を割れ、一転して悪役銘柄に成り下がってしまった。東京市場の3連休の最終日の前日24日の米国市場でも、2.04%高と急反発しており、再び「神風」として関連株買いを牽引するか要注目となる。

■21.3兆円の経済対策後も市場は警戒先行、長期金利17年半ぶり高水準

 もともとトリプル安は、高市内閣が、「責任ある積極財政」を掲げ、国債増発も辞さない財政拡張的な政策へ舵を切ったことがトリガー(引き金)となった。3連休前の21日に閣議決定された21.3兆円にも及ぶ「しょぼくない」経済対策も、マーケットでは関連銘柄探しよりもまず警戒感が先行した。国債は売られて長期金利は一時、17年半ぶりの高水準まで上昇した。AI関連株も、日米両市場でハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の大規模なデーターセンター投資の回収可能性についての疑義が高まり、エヌビディアの高値波乱要因になっている。また高市首相の台湾有事の際の国会答弁で悪化した日中関係も、マーケットには先の読めない難問提供となっている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31 | どう見るこの相場
2025年11月17日

【どう見るこの相場】TOPIX最高値でバリュー優位鮮明、AI集中相場から資金分散で投資心理改善

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■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地

 「押してだめなら引いてみよ」とは、先人が積み上げてくれた処世訓だ。コトが思い通りに運ばなくなったケースでは、その一方向だけからでなく双方向、三方向、四方向からも見直す手練手管は欠かせないとするノウハウである。前週のTOPIX(東証株価指数)の最高値更新と日経平均株価の高値波乱は、この処世訓の「押し」と「引き」のせめぎ合いの結果とみることもできそうだ。それまで日米両市場を牽引してきたAI(人工知能)関連株が、FRB(米連邦準備理事会)の12月の次回FOMC(公開市場委員会)での政策金利引き下げが怪しくなったとして高値もみ合いとなったのに対応して、「引き技」としてバリュー株へ鉾先を転じた側面も感じられたからだ。

■TOPIX優位でバリュー株上昇、投資心理改善

 このTOPIX優位の相場展開は、投資家心理的にもポジティブである。「広く浅く」バリュー株が値上がりして値上がり銘柄数が、値下がり銘柄数を上回り、日経平均株価優位相場での「狭く深い」AI関連株の突出高、バリュー株売りとは異った相場パターンとなるからだ。AI関連株への一極集中相場は、個人投資家へ買うか売るか即断を強要する受け身の投資スタンスしか許してくれないようにも映る。今週週明け以降は、米国市場ではAI半導体世界トップのエヌビディアが、11月19日に2025年8〜10月期決算を発表予定で、20日には政府機関閉鎖で集計の遅れていた9月の雇用統計が発表される。この結果次第では、また「押し」か「引き」か揺れ動くことになりそうである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31 | どう見るこの相場
2025年11月10日

【どう見るこの相場】AI株調整でバリュー株に資金流入、年末相場は選別色強まる

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■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服

 「AIの次はバリュー株」と合唱が起こっているようである。飛ぶ鳥をも落とす勢いだったAI(人工知能)株が、高値波乱を続け変調推移しているからだ。日経平均株価を5万2638円の史上最高値に押し上げたのがソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)アドバンテスト<6857>(東証プライム)などのAI関連の巨大テック株なら、前週に相次いで日経平均株価を押し下げたのも同じ巨大テック株で、その賞味期限が一巡して投資家の鉾先がバリュー株に移行するというのである。

■AI過剰投資懸念でテック株調整も、「やっぱりAI」相場継続の可能性

 これは東京市場だけではなく米国市場で先行している相場展開で、相次いでいる巨大テック株の何兆円のものぼるAIインフラ投資が、十分にペイするか過剰投資懸念を呼んでいることが要因となっている。米国のメガバンクの首脳が、AI株の20%の調整を警告したとも伝えられている。

 しかしだからといって「AIの次はバリュー株」を軽々に信じていいのかやや躊躇せざるを得ないのが投資家心理というものである。確かにヘッジフアンドの「45日ルール」による解約期限が11月15日から始まり、解約の備えた換金売りなどAI株が厳しい需給状況に追い込まれることも想定される。ただ高市内閣が、成長戦略としてAI、半導体、核融合などを支援する危機管理投資はこれから本番を迎えることもある。また「バリュー株」投資のよりどころは、折から佳境を迎えている決算発表だが、これが業績を上方修正したのにストップ安と売られるケースもあるなど、バリュー株投資の手掛かりを喪失するケースまである。米国市場の動向次第では結局、「AIの次はやっぱりAI」も想定したくてはならないかもしれないのである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:29 | どう見るこの相場
2025年11月04日

【どう見るこの相場】政策金利据え置きの「日銀トレード」を手掛かりに不動産流動化関連株に逆転のセオリー高を期待

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■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に

 株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日の取引時間中に発表された日本銀行の金融政策決定会合の結果を受けた不動産株の高安マチマチ、小幅高である。政策金利が6会合連続で据え置きとなり、投資セオリーからすれば住宅ローン金利の引き上げなどが回避され追い風となり「カイ」の呼応のはずなのだ。10月29日にアドバンテスト<6857>(東証プライム)が、ストップ高して1銘柄で日経平均株価を1077円も押し上げたような高望みは無理なのは重々承知だが、それでも業種別上昇率はわずか0.68%にとどまった。逆に利ザヤ拡大期待がカラ振りとなり、投資セオリーからは逆風となるはずの銀行株が、1.89%上昇し業種別上昇率で第4位にランクインしており、それに比べてもその他大勢の馬群に沈んだと言わざるを得ない。

■銀行株10行が高値更新、投資セオリー逆転の展開

 しかも銀行株では、メガバンク、地銀株を含めて10行が、上場来高値・年初来高値を更新したのに対して不動産株で年初来高値を更新した銘柄は、プロパスト<3236>(東証スタンダード)1銘柄にとどまった。不動産株にとっては追い風、銀行株にとっては向かい風となる投資セオリーが、セオリーと逆に動くのを目にすると、「AI(人工知能)関連株に非ずば株に非ず」とする一極集中型相場に乗り遅れた投資家は、余計に気迷い折角、日経平均株価が最高値追いとなっているのに踏ん切りがつかずみすみす指をくわえて市場参加を見送らざるを得ないかもしれない。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:35 | どう見るこの相場
2025年10月27日

【どう見るこの相場】「連立政権トレード」第2ラウンド突入、AI・造船・宇宙関連が主役交代へ

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■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中

 「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド入りとなるようである。第1ラウンドは、まず「高市銘柄」のシンボル株の助川電気工業<7711>(東証スタンダード)が、ストップ高交じりの急騰で先行し、次いで自民党と日本維新の会の政策協議進展とともに大阪・関西万国博覧会と大阪総合リゾート(IR)施設との会場の夢洲に関連する「吉村銘柄」の代表株の桜島埠頭<9353>(東証スタンダード)が連続ストップ高で後を追い、日経平均株価も、5万円台目前まで駆け上がった。ただ助川電気と桜島埠頭は、とも信用取引規制の強化を受けて高値波乱となり、やや休養場ムード含みとなっているからだ。

■AI・半導体・造船・宇宙関連が軒並み高、戦略投資テーマに資金集中

 代わって第2ラウンド相場で急浮上しそうなのが、高市早苗首相が、10月24日の衆参本会議で行った所信表明演説の関連株である。同演説では日本経済の成長戦略としてAI(人工知能)・半導体、造船、量子、バイオ、航空・宇宙、サイバーセキュリティなどの戦略分野に官民が携えて先手を打つ戦略投資を訴えており、この戦略分野に関連する銘柄が、上場来高値・年初来高値を更新するなど軒並み高となり、第2ラウウド相場のスター株デビューを期待させた。

■日本造船4団体が政策支援を要望、高市政権下で再生へ地ならし

 このうち造船株は、高市首相の所信演説に先立つ地ならしがあった。10月23日に日本造船工業会、日本船主協会、日本中小型造船工業会、日本舶用工業会の海事クラスター4団体が、国土交通大臣と自民党の関連部会宛てに提出する日本の造船業の再生に向けた政策支援の要望書を発表していたのである。かつて日本は、造船大国といわれ、当時はまだ造船後進国だった中国への技術協力さえ惜しまなかったのが、労働集約型産業としての賃金競争、度重なる円高・ドル安、鋼材価格の内外価格差などの逆風に見舞われて、韓国、中国の後塵を拝する造船不況のなか造船ドック閉鎖、人員削減のリストラに追われてきた。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30 | どう見るこの相場
2025年10月20日

【どう見るこの相場】高市トレードの「大ドラマ」の一方で10月期決算の高配当利回り株の権利取りにも「小ドラマ」

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■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯

 高市トレードは、まるで「超高速エレベーター」のようだ。急上昇と急降下を繰り返し大忙しである。日経平均株価は、自民党の総裁選挙で高市早苗候補が総裁に選出されて2175円高と急伸して史上最高値4万8580円まで買い進まれたが、公明党の連立政権離脱では1241円安して4万7000円台を割り、日本維新の会との政策協議進展とともに825円高、605円高と続急伸し、最高値からの急落幅の8割方を埋めた。ところが前週末17日は、米国の地銀の信用リスク不安の流れ玉に当たったのか、なお21日に実施される首班指名選挙の動向は不透明とみたのか大引けにかけ値を崩し695円安と急反落した。翌週週明けの株安を示唆するアノマリーの「金曜日の引けボケ」である。

■助川電気工業、核融合関連銘柄として高市相場の象徴に

 これとほぼ同様のボラティリティとなったのが、高市トレードのシンボル株とされる核融合関連株の助川電気工業<7711>(東証スタンダード)である。高市総裁の選出とともに3日間のストップ高を交えて年初来高値8410円まで短期倍化の急騰を演じたが、公明党の連立離脱とともに6820円まで売られ1600円安と急落。その後16日には1500円高と連続ストップ高で9460円まで上値を伸ばした。前週末17日は8540円と急反落したあと大引けにかけ上場来高値9840円までリバウンドし、日中値幅は1300円に達した。「金曜日の引けピン」となり、アノマリー上は翌週の株高を示唆するともされる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:35 | どう見るこの相場
2025年10月14日

【どう見るこの相場】米株反発でリターン・リバーサル期待:高市トレード再点火へ、主力半導体株に買い戻し機運

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■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索

 またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして退く)トレード」なのだろうか?東京市場が3連休中の13日に米国のトランプ大統領が、自身のSNSに「中国については心配ない。すべてうまくいく」と投稿して、ニューヨークダウ工業株30種平均(NYダウ)が、6営業日ぶりに587ドル高と反発した。10日は同大統領が、中国のレアメタルや採掘技術の輸出規制を強化したことに報復して100%の追加関税を発表し、NYダウは878ドル安の急落に見舞われていた。追加関税措置に対する中国の対抗措置表明にビビったのか、これも「トランプ・ディール(取引)」の一環なのかはともかく、マーケットは一安心である。10日に6%超も急続落したフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も、2%超急反発しており、3連休明けの東京市場も、10日に急落して日経平均株価の491円安の足を引っ張ったソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)アドバンテスト<6857>(東証プライム)東京エレクトロン<8035>(東証プライム)

■東京市場、二重の不安要因克服へ、VIX改善で安定ムード広がる

 3連休前の10日の東京市場は、「前面の虎、後門の狼」状態に見舞われていた。「前面の虎」は、公明党の連立政権離脱表明による国内政局不安であり、「後門の虎」は、トランプ大統領の中国への100%の追加関税、米中摩擦激化の再燃懸念である。将来の株価暴落を示唆する指標といわれる恐怖指数(VIX指数)は、10日の米国市場では、21.63と危険水域の20を越え、東京市場はすでに9日に30.13と悪化していた。米国市場のVIX指数は、13日に18.88と危険水域を脱した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:34 | どう見るこの相場