[どう見るこの株]の記事一覧
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記事一覧 (06/12)【どう見るこの株】Hmcommは相次ぐ業務提携・連携を手掛かりに連続最高業績を見直す
記事一覧 (06/11)【どう見るこの株】フーバーブレイン、大幅増収増益でバリュー株買い活発化、M&A効果発現と旺盛な事業環境が寄与
記事一覧 (06/10)【どう見るこの株】リネットジャパングループ、リチウムイオン電池回収強化で株価急伸、環境省要請も追い風
記事一覧 (06/03)【どう見るこの株】ロジザードは3Q高利益進捗率業績を見直しバリュー株買いが再燃
記事一覧 (05/16)【どう見るこの株】中村超硬は続落も2期ぶり黒字転換予想を手掛かりに業績高変化率株買いに一考余地
記事一覧 (05/15)【どう見るこの株】フォースタートアップスは年初来高値に肉薄、3期ぶりの最高純益更新予想を見直し割安修正買い再燃
記事一覧 (05/14)【どう見るこの株】弘電社は今期純益減益転換予想を織り込み割安修正期待の打診買いが再燃
記事一覧 (05/13)【どう見るこの株】ZACROSは連続増益業績と連続増配を見直しバリュー株買いが再燃
記事一覧 (05/09)【どう見るこの株】ネットイヤーはNTTデータGへのTOBでグループ再編期待を高める
記事一覧 (05/08)【どう見るこの株】エアークローゼットは3Q決算発表を前に通期業績の上ぶれ期待を高める
記事一覧 (05/07)【どう見るこの株】スペースマーケットはM&A効果を手掛かりに業績期待を高め押し目買い交錯
記事一覧 (05/02)【どう見るこの株】笑美面は新規オフィス3拠点開設を手掛かりに連続の最高純益更新を見直す
記事一覧 (05/01)【どう見るこの株】プログレス・テクノロジーズ グループは大幅増益転換業績を手掛かりに直近IPO株買いが交錯
記事一覧 (04/17)【どう見るこの株】レシップHDは反落もバス運転支援システム、新工場を手掛かりに決算発表を先取り余地
記事一覧 (04/16)【どう見るこの株】Smile Holdingsはビジネスモデル転換の中期計画上方修正を見直し反発
記事一覧 (04/15)【どう見るこの株】ホクリヨウ、鶏卵価格高水準維持、2026年3月期も業績好調の見通し、バリュー株買い増勢
記事一覧 (04/11)【どう見るこの株】エスペックは中期経営計画上方修正と連続最高益で投資家の買い意欲高まる
記事一覧 (04/10)【どう見るこの株】理研ビタミンは価格改定で決算発表に期待して年初来安値から続伸
記事一覧 (04/09)【どう見るこの株】アミタホールディングスは連続2ケタ増益・増配を手掛かりに売られ過ぎ修正買いへ
記事一覧 (04/08)【どう見るこの株】日本電技は中・長期経営計画目標の強気ガイダンスに期待
2025年06月12日

【どう見るこの株】Hmcommは相次ぐ業務提携・連携を手掛かりに連続最高業績を見直す

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■株価は煮詰まり感、25日線上放れが焦点

 Hmcomm<265A>(東証グロース)は、前日12日に12円高の752円と3営業日続伸して引け、25日移動平均線を出没する三角保ち合いに煮詰まり感を強めた。同社株は、今年4月30日には山形県企業局と業務連携、5月19日にはニーズウェル<3992>(東証プライム)と業務提携するなど相次いで成長戦略を発表しており、これを手掛かりに売られ過ぎ修正買いが増勢となった。今2025年12月期業績が、2ケタの増収増益予想で連続して過去最高を更新することも見直され、フォローの材料となっている。

■設備モニタリングアプリに衛星データも加え漏水検出プロジェクトを始動

 同社は、AI(人工知能)を活用して音声認識・言語解析をするベンチャー企業で、異常音検知AIのリーディングカンパニーに位置する。山形県企業局との連携は、AI活用の設備モニタリングアプリ「FAST−D」により送水ポンプの異常検知を開始する。石破内閣は、埼玉県八潮市の道路陥没事故に対応して老朽化インフラ対策のために「水道管の漏水検出DX(デジタルトランスフォーメーション)」の早期実現を求めたが、同社は「FAST−D」に地理空間・衛星データも加えて漏水検出プロジェクトとして始動させる。ニーズウェルとの業務提携は、ニーズウェルのデータ分析、データクレンジングの技術とHmcommの音×AIの技術を集結して共同ソリューションの創出とストックビジネスの拡大に取り組むものでAI事業の優位性を確立させる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:41 | どう見るこの株
2025年06月11日

【どう見るこの株】フーバーブレイン、大幅増収増益でバリュー株買い活発化、M&A効果発現と旺盛な事業環境が寄与

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■GC示現、割安なPER水準も魅力

 フーバーブレイン<3927>(東証グロース)は、前日10日に12円高の872円と続伸して引け、取引時間中には881円と買われる場面もあり、5月27日につけた年初来高値933円を視界に捉えた。今2025年3月期業績が、大幅増収増益と予想され、連続して過去最高業績を更新することを手掛かりにバリュー株買いが増勢となった。テクニカル的にも足元の株価上昇で25日移動平均線が75日移動平均線をブレークするゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を鮮明化しており、フォローの材料視されている。

■利益率の高いセキュリティ製品が続伸しITサービスもM&A2社が上乗せ

 同社の今2026年3月期業績は、売り上げ56億円(前期比28.1%増)、営業利益2億5500万円(同36.1%増)、経常利益2億5000万円(同50.6%増)、純利益4億円(同2.64倍)と予想され、3ケタ増益で着地した前期業績に続く大幅増益で、純利益は連続して過去最高を更新する。「セキュリティ&ネットワークaas製品」や「働き方改革製品(Saas型)」などの利益率の高いセキュリティ製品が続伸し、ITサービスでは昨年9月、10月にM&Aによりグループ化した2社がフル寄与し、子会社の投資先のデジタルグリッド<350A>(東証グロース)が、今年4月に新規株式公開(IPO)されたことで3億8500万円の株式売却益を計上することもオンする。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:20 | どう見るこの株
2025年06月10日

【どう見るこの株】リネットジャパングループ、リチウムイオン電池回収強化で株価急伸、環境省要請も追い風

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■黒字転換予想に加え、高利益進捗率で投資家の期待高まる

 リネットジャパングループ<3556>(東証グロース)は、前日9日に45円高の574円と5営業日続伸して引け、連日の年初来高値更新となった。東証グロース市場の値上り率ランキングの第21位と賑わった。環境省が、地方自治体に火災防止のためにリチウムイオン電池の分別回収を強化することを要請したことをキッカケに全国732の地方自治体とパソコンの家電リサイクル協定を結んでいる同社株にビジネスチャンス拡大を期待する関連株買いが増勢となった。今2025年9月期業績も、黒字転換が予想され、足元の今期第2四半期(2024年10月〜2025年3月期、2Q)累計業績が、この9月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したこともフォローの材料視されている。

■家電リサイクル協定を732の自治体と締結し人口カバー率は71%

 環境省は、使用済みのリチウムイオン電池による火災事故、爆発事後が多発していることから、この防止に向けて地方自治体に回収所を設置し、分別回収を強化することを要請した。リネットJは、2024年9月以降に旭川市、富士市、伊丹市など25自治体とパソコンなどの家電リサイクル協定を締結しており、協定自治体は732自治体、人口カバー率は8948万人、71.6%に達している。このほか大型家電の宅配便回収協定でも156自治体と協定を結んでおり、今回の環境省の自治体向け要請が、同社のリサイクル事業の追い風になることが期待されている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31 | どう見るこの株
2025年06月03日

【どう見るこの株】ロジザードは3Q高利益進捗率業績を見直しバリュー株買いが再燃

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 ロジザード<4391>(東証グロース)は、前日2日に12円高の1300円と3営業日ぶり日反発して引け、取引時間中には1315円まで買われる場面があり、4月15日につけた年初来高値1401円を視界に捉えた。同社株は、今年5月15日に今2025年6月期第3四半期(2024年7月〜2025年3月期、3Q)決算を発表し、通期業績を期初予想の据え置きとしたことで利益確定売りや戻り売りに押されて窓を開けて1215円まで急落した。ただ3Qの利益水準そのものは、通期予想業績に対して89%〜94%の高利益進捗率を示したことや6月入りで期末の連続増配の権利取りも加わりバリュー株買いが再燃した。テクニカル的にも、直近急落時に開けた窓の3分の2を埋めており上昇トレンド復活期待を高めている。

■「ロジザードZERO」は1800現場超で稼働し3月のMRRは過去最高

 同社の今2025年6月期3Q業績は、売り上げ16億3400万円(前年同期比11.3%増)、営業利益3億5800万円(同41.3%増)、経常利益3億5900万円(同41.8%増)、純利益2億6500万円(同44.1%増)と大幅続伸した。クラウドWMS(倉庫管理システム)の「ロジザードZERO」の稼働現場が1800現場を超え、今年3月の毎月継続的に得られる収入のMRRが前年同月比9.8%増の1億4500万円と過去最高となっており、クラウドサービスの売り上げが12億8243万円(前年同期比9.3%増)、開発・導入サービスの売り上げが2億8235万円(同24.0%増)と好調に推移したことが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30 | どう見るこの株
2025年05月16日

【どう見るこの株】中村超硬は続落も2期ぶり黒字転換予想を手掛かりに業績高変化率株買いに一考余地

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 中村超硬<6166>(東証グロース)は、前日15日に13円安の293円と続落して引けた。前場は300円台で売り買いが交錯したが、日経平均株価が372円安と続落したことから目先の利益を確定する売り物に押された。ただ同社は、今年5月12日に発表した3月期業績の業績ガイダンスで、今2026年3月期の純利益を2期ぶりの黒字転換と予想しており、これを手掛かりに業績高変化率銘柄として低位値ごろ株買いも一考余地がありそうだ。テクニカル的にも、今年2月につけた年初来高値395円から4月に年初来安値244円まで調整したが、この調整幅の半値戻しをクリアしてもみ合っており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」も期待される。

■炭素繊維用ノズルやパワー半導体向けダイヤモンドワイヤが好調推移

 同社の今2026年3月期業績は、売り上げ30億円(前期比13.6%増)、営業利益3500万円(同35.0%増)、経常利益5500万円(前期は2100万円の赤字)、純利益1000万円(同3200万円の赤字)と見込まれ、純利益は2期ぶりの黒字転換となる。2期前の2025年3月期の純利益は、1億4400万円の黒字だったが、これは法人税等調整額4億800万円を特別利益に計上したことが要因であり、これを除くと期間利益で黒字転換するのは2000年3月期以来、6期ぶりになる。

 特殊精密機器事業では、新素材で製作した実装機用ノズルの販売の本格化や商社を活用した自動車部品メーカー向けの受注拡大などで売り上げが前期比21.5%増の8億6000万円、化学繊維用紡糸ノズル事業では、航空機用向けの炭素繊維用ノズルが好調に推移して同じく7.2%増の18億円、D−Next事業では、パワー半導体・難削材料向けのダイヤモンドワイヤなどの販売数量拡大やシェアアップで同じく31.3%増の3億2000万円と増収を見込んでいることが要因となる。

■年初来高値からの調整幅の半値戻しをクリアし全値戻しを目指す

 株価は、前期第3四半期(2024年4月〜12月期、3Q)業績が9カ月累計では赤字着地したものの、3カ月実績では黒字転換したことで業績回復を先取りして年初来高値395円まで買い進まれ、今年4月にはトランプ関税による世界同時株安に巻き込まれて年初来安値244円まで売られた。同安値から売られ過ぎとして底上げし、今期業績の黒字転換予想で上値を伸ばし、年初来高値から年初来安値への調整幅の半値戻しを達成した。相場格言の「半値戻しは全値戻し」を示現すべく年初来高値奪回を目指そう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:43 | どう見るこの株
2025年05月15日

【どう見るこの株】フォースタートアップスは年初来高値に肉薄、3期ぶりの最高純益更新予想を見直し割安修正買い再燃

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 フォースタートアップス<7089>(東証グロース)は、前日14日に66円高の1391円と急反発して引け、取引時間中には1410円まで買い進まれ今年5月12日にストップ高してつけた年初来高値1420円に肉薄した。同社株は、今年5月9日に発表した3月期決算で、今2026年3月期業績の続伸を予想し、純利益が3期ぶりに過去最高更新と見込まれたことを手掛かりにストップ高し、前々日13日には利益確定売りで1290円と売られる場面もあったが、この日の陽線包み足状のチャート形成が目先売り一巡を示唆するとして割安修正買いが再燃した。決算発表と同日に広島県の「令和7年度海外スタートアップ等連携実証プロジェクト創出業務」への採択が開示されたことも、新規事業との相乗効果を発揮するとして側面支援材料視されている。

■スタートアップ企業向けの人材紹介件数を増加させクロスセールも強化

 今2026年3月期業績は、売り上げ43億円(前期比16.4%増)、営業利益6億5000万円(同43.5%増)、経常利益6億4000万円(同42.5%増)、純利益5億円(同41.3%増)と大幅続伸が予想され、純利益は、2023年3月期の過去最高(4億4200万円)を3期ぶりに更新する。同社は、スタートアップ企業の経営支援サービスを展開しており、「スタートアップ冬の時代」といわれた2023年から2024年にスタートアップ企業の資金調達額が持ち直す事業環境下、スタートアップ企業向けに人材を紹介するヒューマンキャピタルサービスでは、紹介件数を増加させ、コンサルティングのオープンイノベーションサービスでは、クロスセールスを強化し、社員数も前期の230名から260名へ増員を計画し、4月に新卒社員が17名入社したことなどが寄与する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:34 | どう見るこの株
2025年05月14日

【どう見るこの株】弘電社は今期純益減益転換予想を織り込み割安修正期待の打診買いが再燃

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 弘電社<1948>(東証スタンダード)は、前日13日に34円高の2100円と反発して引け、前々日12日の急落分115円の3分の1を取り戻した。同社株は今年5月9日に3月期決算を発表し、前2025年3月期業績は期中の2回の上方修正値を上ぶれ、純利益が、6期ぶりに過去最高を更新して着地したが、今2026年3月期純利益を減益転換と予想したことが響き、目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただ、今期純利益の減益予想は、前期計上の特別利益一巡による一時的なもので、なおかつ低PER・PBR・高配当利回りのバリエーションは変わらないとして割安修正の打診買いが再燃した。テクニカル的にも、4月7日に売られた年初来安値1600円からの底上げで5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆し、12日の急落時もその25日線を前に下げ止まっており、トレンドは不変として再発進期待を高めている。

■電気設備工事の繰越高が前々期末比36%増と積み上がり工事粗利益も続伸

 同社の前2025年3月期業績は、利益が2回目の上方修正値を4億円〜8億円上ぶれて着地し、とくに純利益は中国子会社の清算益などの特別利益が上乗せとなったことで27億3700万円(前々期比3.04倍)と大幅続伸し2019年3月期の過去最高(19億6100万円)を6期ぶりに更新した。これに対して今2026年3月期業績は、売り上げ420億円(前期比7.0%増)、営業利益31億円(同0.6%増)、経常利益32億円(同1.0%増)、純利益20億5000万円(同25.1%減)と増収増益を見込み、前期計上の特別利益が一巡する純利益のみ減益転換を見込んだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | どう見るこの株
2025年05月13日

【どう見るこの株】ZACROSは連続増益業績と連続増配を見直しバリュー株買いが再燃

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 ZACROS<7917>(東証プライム)は、前日12日に15円高の3910円と反発して引けた。今年5月8日に発表した3月期決算で、今2026年3月期業績の連続増益と連続増配を予想し、前週末9日は予想業績が市場コンセンサスを下回るとして利益確定売りに押され反落したが、ただ下値は下ヒゲを伸ばし25日移動平均線で確認するなどを限定的にとどまったことから、この日は改めて今期予想純利益が、過去最高に急接近することを見直しバリュー株買いが再燃した。テクニカル的にも、今年3月の年初来高値4420円から年初来安値3455円までの調整幅の半値戻し水準で一進一退を続けており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」へ再発進することも期待されている。

■今期純利益は過去最高にあと2億円弱と迫り配当は年間134円と連続増配

 今2026年3月期業績は、売り上げ1570億円(前期比4.2%増)、営業利益102億円(同0.8%増)、経常利益108億円(同4.2%増)、純利益75億円(同14.8%増)と続伸が予想されている。同社は、前2025年3月期から推進している中期経営計画で、2027年3月期までの3年間を積極投資による構造改革期と位置付け、2031年3月期までに計画している総投資額1100億円のうち700億円をこの3年間に集中的に投資する。このうちBioPhas事業では、バイオ医薬品の製造用シングルユースバッグやバイオ関連製品のオーダー加工のために三重事業所に新棟を建設し、世界シェアトップの液晶製造用の偏光板保護フィルムのプロテクトフィルムでは、業界初の3m幅の製造設備を沼田事業所に171億円投資して建設し、今年3月に経済産業省から40億円の補助金交付が決定されている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:45 | どう見るこの株
2025年05月09日

【どう見るこの株】ネットイヤーはNTTデータGへのTOBでグループ再編期待を高める

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 ネットイヤーグループ<3622>(東証グロース)は、前日8日に急反発し80円高の531円とストップ高して今年1月につけた年初来高値581円を意識する動きを強めた。親会社のNTTデータグループ<9613>(東証プライム)が、NTT<日本電信電話、9432>(東証プライム)に株式公開買い付け(TOB)され完全子会社化されると報道されたことで親会社株が、寄り付きから買い気配値を切り上げ比例配分でストップ高しており、グループ再編が同社株にも波及するとして連想買いが強まった。同社の業績自体も、今年4月14日に前2025年3月期業績を一転して上方修正し、続く今2026年3月期も黒字転換が予想され、低位値ごろ有配株のポジションにあり、フォロー材料として意識されている。

■生成AIツール活用などデジタルマーケッティングの最先端でメリット享受も

 同社は、NTTデータグループの子会社としてデジタルマーケティング関連事業を展開し、親会社と連携する生成AIツールの活用などの関連サービス開発では業界最先端に位置する。今回のNTTのNTTデータグループへのTOBは、この生成AIなどで需要が伸びているデータセンター需要を取り込むことが目的の一つとなっており、ネットイヤーもグループ再編への関連性を強めメリットを享受する展開も想定される。NTTデータグループの株価は、TOB価格4000円へサヤ寄せしなお上値を追うことになり、ネットイヤーグループの株価にも好波及が期待される。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:19 | どう見るこの株
2025年05月08日

【どう見るこの株】エアークローゼットは3Q決算発表を前に通期業績の上ぶれ期待を高める

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 エアークローゼット<9557>(東証グロース)は、前日7日に28円高の485円と急続伸して引け、東証グロース市場の値上り率ランキングの第23位と賑わった。同社株は、今年5月15日に今2025年6月期第3四半期(2024年7月〜2025年3月期、3Q)決算の発表を予定しており、今期第2四半期(2024年6月〜2024年12月、2Q)累計業績の通期予想業績に対する高利益進捗率や今年5月1日に発表した新アパレルブランド展開の合弁会社設立完了などから、前期と同様に通期業績の上ぶれ修正の可能性があると先取りし低位値ごろ株買いが増勢となった。テクニカル的にも、今年2月の年初来高値550円から4月の年初来安値359円への調整幅の半値戻しから騰勢に弾みをつけており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」期待を高めている。

■2Q利益はすでに6月期通期予想業績を大幅にオーバー

 同社の今2025年6月期業績は、売り上げ48億1800万円(前期比14.3%増)、営業利益3200万円(前期は3500万円の赤字)、経常利益1200万円(同5200万円の赤字)、純利益1000万円(同5300万円の赤字)と売り上げは2ケタの連続増収、利益は黒字転換が予想されている。これに対して今期に入っての業績推移は、昨年11月に発表した今期第1四半期(2024年7月〜9月期、1Q)が2ケタ増収・大幅増益で着地し、利益は、すでに通期予想業績を上回った。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | どう見るこの株
2025年05月07日

【どう見るこの株】スペースマーケットはM&A効果を手掛かりに業績期待を高め押し目買い交錯

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 スペースマーケット<4487>(東証グロース)は、大型連休前の5月2日に5円安の293円と反落して引けた。7連騰した日経平均株価とは対照的に東証グロース市場指数が、0.20%安と5営業日ぶりに反落したことが響き、4月7日につけた年初来安値218円から底上げ途上にある同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ同社株は、5月15日に今2025年12月期第1四半期(2025年1月〜3月期、1Q)決算の発表を予定しており、今年2月に発表した3件のもM&Aを手掛かりに業績期待を高め押し目買いも交錯した。チャート的にも、年初来安値からの底上げで5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、このトレンドに変化はないとしてフォローの材料視されている。

■気に3社M&Aでシェアリングエコノミー・サービスの全方位展開に弾み

 今年2月に発表したM&Aは、エミーナ(大阪市北区)、システリア(大阪市天王寺区)、クルトン(東京都渋谷区)など3社の一気の100%子会社化で、3社は、いずれもスペースマーケットと同様に会議室、オフィス、スポーツ施設などの空きスペースを貸借するシェアリングエコノミー関連の事業会社である。エミーナとシステリアは、関西エリアでプライベートスペース中心、クルトンは東京エリアでワークブース中心にそれぞれ事業展開しており、3社との事業融合は、デジタル・リアル両面の事業展開や多様な用途、エリアを含めた全方位のサービス提供に大きく貢献する。とくに3億円超で株式を取得したクルトンは、2024年3月期に売り上げ3億4777万円、純利益925万円の業績実績を上げており、即戦力としての寄与が期待される。3社の株式譲受日は4月1日、連結業績への反映は今2025年12月期第2四半期からとしているが、1Q決算発表時に何らかの業績コメントがあるのではないかとも期待されている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:14 | どう見るこの株
2025年05月02日

【どう見るこの株】笑美面は新規オフィス3拠点開設を手掛かりに連続の最高純益更新を見直す

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 笑美面<9237>(東証グロース)は、前日1日に21円高の1715円と4営業日ぶりに反発して引けた。5月1日に愛知県、兵庫県、大阪府に新規オフィスを3拠点開設したことを手掛かりに今2026年10月期の純利益が連続して過去最高を更新することを見直し割り負け修正買いが再燃した。テクニカル的にも2024年4月10日につけた上場来高値3200円から1年間の調整を経て、2023年10月26日の新規株式公開(IPO)時の初値1810円をまだ下回っているとして売られ過ぎ修正期待が交錯している。

■積極採用のコーディネーターの下期高稼働で純利益は前期比24%増

 同社は、団塊の世代が後期高齢者入りする超高齢化社会で、家族の介護で離職を余儀なくされるビジネスケアラーが318万人、高齢者が高齢者を介護する老老介護が200万人、親の介護で就学などを断念するヤングケアラーが32万人に達するなど介護問題が社会問題化する事業環境下、介護者と有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅などのシニアホームをマッチングして「シニアホーム利用の介護が当たり前になる」ことを企業ミッションにしており、愛知名駅オフィス、兵庫三宮オフィス、大阪京橋オフィスの3拠点の開設は、同サービスをより迅速に最適なサービスとして提供することを目的としている。また同サービスの中心となる介護者とシニアホームの橋渡し役となるコーディネーターについても積極的な採用を続け、前2025年10月期の30名超に対して今2026年10月期は50名超の純増を計画している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:20 | どう見るこの株
2025年05月01日

【どう見るこの株】プログレス・テクノロジーズ グループは大幅増益転換業績を手掛かりに直近IPO株買いが交錯

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 プログレス・テクノロジーズ グループ<339A>(東証グロース)は、前日30日に60円安の1468円と急反落して引けた。同社株は、今年3月28日に新規株式公開(IPO)されたばかりで、4月7日には世界同時株安に巻き込まれて上場来安値1222円まで調整し、IPO後の初決算として4月14日に2月期決算を発表し、今2026年2月期業績を連続2ケタ増収・2ケタ増益転換と予想したことを手掛かりに前々日に1555円の戻り高値までリバンドしており、この日は、目先の利益を確定する売り物に押された。ただ30日朝方には1548円と買われる場面もあり、割安として直近IPO株買いも交錯した。テクニカル的にも、IPO時につけた上場来高値1980円から上場来安値への調整幅の3分の1戻しをクリアしており、半値戻し、全値戻しへ勢いがつくとフォローの材料視されている。

■ソリューション事業では高収益案件に傾注し新卒採用も90名と積極継続

 今2026年2月期業績は、売り上げ63億8800万円(前期比13.1%増)、営業利益15億8000万円(同72.7%増)、経常利益15億1800万円(同79.8%増)、純利益10億5000万円(同79.8%増)と利益のV字回復が予想されている。同社は、自動車、半導体、精密機械、医療、重工業・建機のエンタープライズ企業向けに製品開発プロセスの上流工程における設計・開発領域に特化してデジタル技術導入を支援するソリューション事業を主力事業としており、大手メーカー各社では生産性向上や競争力強化のためにDX(デジタルトランスフォーメーション)への投資意欲が高水準で推移する好事業環境が続いており、より収益性の高い案件に人的ソースを傾注しの今期の新卒採用も、前期の約80名に続き90名と積極継続することなどが寄与する。前期に計上した知的財産損害賠償請求事件の和解金5億円が一巡することも要因となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | どう見るこの株
2025年04月17日

【どう見るこの株】レシップHDは反落もバス運転支援システム、新工場を手掛かりに決算発表を先取り余地

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 レシップホールディングス<7213>(東証スタンダード)は、前日16日に10円安の457円と5営業日ぶりに反落して引けた。日経平均株価が、347円安と3日ぶりに反落し3万4000円台を割ったことから、今年4月7日につけた年初来安値399円からリバウンド途上にある同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ同社は、今年5月9日に3月期決算の発表を予定しており、期中に2回上方修正された2025年3月期業績に続き、次期2026年3月期業績も、「特定技能」向けバス運転支援システムや今年1月に稼働を開始した新工場の寄与などで続伸を期待されるだけに決算発表を先取りするのも一考余地がありそうだ。テクニカル的にも、年初来高値522円から年初来安値への調整幅の半値戻し水準までリバウンドして売り買い交錯となっており、相場格言通りに「半値戻しは全値戻し」にトライする可能性もある。

■ドライバー不足解消に外国人バス運転手向けに多言語の地図付きナビを開発

 同社の目下集計作業中の2025年3月期業績は、昨年11月と今年2月に2回上方修正された。昨年11月は、新紙幣発行によるバスの運賃箱などの関連製品ソフトが業績を押し上げ、今年2月はバス市場の輸送量回復、運賃のキャッシュレス化による関連ユニットの好調推移が要因となった。次期2026年3月期業績も、ニッチトプ戦略のバス市場向けの展開材料が続伸要因となる可能性がある。その一つは、2023年3月に閣議決定された外国人労働者の「特定技能」に自動車運送分野が追加されたことが上げられる。「2024年問題」で向こう5年間で28万8000人のドライバーが不足すると予測されており、「特定技能」の外国人ドライバーを2万4000人受け入れることを目指す。同社は、地理に不案内な外国人のバス運転者向けに多言語化した地図付きナビの運行支援システムを開発しており、ビジネスチャンスが拡大する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:13 | どう見るこの株
2025年04月16日

【どう見るこの株】Smile Holdingsはビジネスモデル転換の中期計画上方修正を見直し反発

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 Smile Holdings<7084>(東証グロース)は、前日15日に12円高の1235円と変わらずを挟み3営業日ぶり反発して引け、今年4月10日につけた配当権利落ち後安値1070円から出直る動きを強めた。同社株は、今年5月13日に3月期決算の発表を予定し、期中に2回上方修正された2025年3月期業績に続き、次期2026年3月期業績も、ビジネスモデル転換で目標業績を上方修正した中期経営計画から推定して続伸が有力として売られ過ぎ修正買いが再燃した。そのビジネスモデル転換の新事業では、国際教育事業のキッズ・ガーデンや産後ケアサービス事業の関連施設の開設が進んでいることも、フォローの材料視されている。

■新事業の積極展開で総合パーソナルサービス会社にビジネスモデル転換

 同社は、認可保育園を展開する幼児教育サービス会社から総合パーソナルサービス会社へビジネスモデルを転換し4つの挑戦をするために中期経営計画を推進中である。業績は、認可施設開設や開設補助金などが寄与して好調で、前中期計画の目標業績を1期〜3期前倒しで達成し、新事業を積極展開する新たな中期経営計画を策定し、目標業績を上方修正した。2030年3月期業績は、売り上げを200億円から220億円、営業利益を10億5000万円から21億円、経常利益を10億円から20億円に引き上げ、純利益を13億円としたもので、年平均成長率は、売り上げで9.4%、営業利益で59.3%、経常利益で51.0%、純利益で62.1%と想定している。5月15日の決算発表では、2回上方修正された2025年3月期の着地業績とともに次期2026年3月期の業績ガイダンスが注目されることになる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:44 | どう見るこの株
2025年04月15日

【どう見るこの株】ホクリヨウ、鶏卵価格高水準維持、2026年3月期も業績好調の見通し、バリュー株買い増勢

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■一時年初来高値に顔合わせ、鶏卵価格の高値が続き3月期決算発表に期待し先取り

 ホクリヨウ<1384>(東証スタンダード)は、前日14日に48円高の1550円と3営業日続伸して引け、取引時間中には今年3月24日につけた年初来高値1570円に一時顔合わせした。同社株は、今年5月14日に3月期決算の発表を予定しており、鶏卵価格がなお高値水準で推移していることから、期中に2回上方修正された2025年3月期業績に続いて次期2026年3月期業績も続伸が有力として先取りしバリュー株買いが増勢となった。テクニカル的にも、今年3月末の配当権利落ちと「トランプ関税」による世界同時株安が重なって窓を開けて直近安値1215円まで調整したが、この窓を埋めてリバウンドしており、株価加速の追撃材料視されている。

■鳥インフルエンザ感染症は一応収束も鶏卵価格は1キロ=330円レベルで推移

 同社の業績は、鳥インフルエンザに感染した鶏の殺処分で鶏卵の供給量が減少する卵不足で、鶏卵価格が上昇する影響を受けてきた。目下集計中の2025年3月期業績も、昨年11月、今年2月と2回上方修正されたが、鳥インフルエンザの感染が、昨年10月、今年1月と全国各地で発生したことが要因となった。このため2025年3月期の純利益は、期初予想の9億6000万円(前々期比42.0%減)から15億2200万円、19億7400万円(同19.2%増)と次々に引き上げられ、期初の減益転換予想が連続増益となるとともに連続の過去最高更新となった。つれて配当も2回増配され年間70円(前々期実績40円)に連続増配された。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:19 | どう見るこの株
2025年04月11日

【どう見るこの株】エスペックは中期経営計画上方修正と連続最高益で投資家の買い意欲高まる

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■連続最高純益に期待して急反発し関西万博関連人気もオン

 エスペック<6859>(東証プライム)は、前日10日に142円高の2151円と急反発して引け、取引時間中には2226円高値まで買い進まれ今年4月7日に突っ込んだ年初来安値2076円から大きく底上げした。同社株が、今年5月15日に予定している3月期決算発表を先取りし、期中に上方修正された2025年3月期に続き、次期2026年3月期の純利益も、推進中の中期経営計画からは連続して過去最高更新が有望として割安・下げ過ぎ修正買いが再燃した。また4月13日に開幕の大阪・関西万国博覧会にグループ会社が、新たな養殖システム「アクアポニックス」を出展することも関連人気を高め、追撃材料視されている。

■出展の新養殖システムが万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」をアピール

 同社の目下集計作業中の20253月期業績は、今年3月7日に上方修正され売り上げ665億円(前期比7.0%増)、営業利益73億円(同10.8%増)、経常利益76億円(同9.8%増)、純利益58億円(同16.7%増)と見込まれ、純利益は、49億6900万円の過去最高(2024年3月期)を大幅に連続更新する。環境事業や半導体関連装置、サービス事業などが業績を押し上げ、純利益は、政策保有株の縮減による有価証券売却益が上乗せになって過去最高更新となる。続く2026年3月期業績も、昨年5月に中期経営計画の目標業績を上方修正し2026年3月期の営業利益を70億円から75億円に引き上げており、続伸が有力視される。配当についても2025年3月期に年間95円(前々期実績75円)に連続増配したが、さらに上乗せが期待できる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | どう見るこの株
2025年04月10日

【どう見るこの株】理研ビタミンは価格改定で決算発表に期待して年初来安値から続伸

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■テクニカル分析でも上昇トレンド示唆

 理研ビタミン<4526>(東証プライム)は、前日9日に3円高の2375円と4月7日に売られた年初来安値2204円から続伸し、日経平均株価が、1298円安と大幅反落するなか数少ない逆行高する銘柄の一角を占めた。同社株は、今年5月14日に3月期決算の発表を予定しているが、目下集計作業中の2025年3月期業績が上方修正されたのに次ぎ、2026年3月期業績も、今年7月1日納品分から業務用食品の一部価格改定を予定していることから続伸が有力として割安株買いが増勢となった。テクニカル的にも、今年3月27日につけた年初来高値2486円から同安値2204円への調整幅の半値戻しをクリアしており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」期待につながっている。

■7月に業務用食品92品目を値上げし政策保有株縮減も継続

 同社の2025年3月期業績は、今年3月に期初予想が上方修正され売り上げ956億円(前期比4.5%増)、営業利益88億円(同6.1%減)、経常利益96億円(同6.8%減)、純利益89億円(同1.6%増)と見込んだ。国内食品事業の売り上げが堅調に推移し原材料価格の上昇がマイナスに働いたが、海外事業が好調に推移し、政策保有株縮減で投資有価証券売却益16億1300万円を計上することなどが要因となった。続く2026年3月期業績の動向は、5月14日の決算発表時の業績ガイダンスを待たなければ明らかにならないが、原材料価格や物流費上昇のコスト増を吸収するため7月1日納品分から業務用食品のドレッシングなど92品の価格を改定し、さらに政策保有株の縮減も、連結純資産に占める比率を20%以下にすることを通過点にさらに進めることなどから続伸が有力となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30 | どう見るこの株
2025年04月09日

【どう見るこの株】アミタホールディングスは連続2ケタ増益・増配を手掛かりに売られ過ぎ修正買いへ

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■トランプ関税ショック乗り越え急浮上

 アミタホールディングス<2195>(東証グロース)は、前日8日に14円高の277円と前々日7日に売られた年初来安値263円から5営業日ぶりに急反発して引けた。同社株は、「トランプ関税」発動による世界同時株安や世界的な半導体株安に巻き込まれ下値を探る動きが続いていたが、この日の日経平均株価が、1876円高と過去4番目の上げ幅で4営業日ぶりに大幅反発したことから、同社の今2026年12月期業績が、連続2ケタ増益と見込まれ、配当も増配を予定していることを見直し売られ過ぎ修正買いが高まった。業績実態的にもPERが9.2倍と低評価で、テクニカル的にも年初来高値415円から36%超調整し、25日移動平均線から14%超のマイナスかい離となっており、下げた株ほど良く戻すとする「リターン・リバーサル」妙味を示唆するとしてフォローの材料視されている。

■セメント向け代替燃料の取扱高が続伸し昨夏稼働のシリコンリサイクル設備もオン

 同社の今2026年12月期業績は、売り上げ52億9600万円(前期比7.4%増)、営業利益6億5300万円(同38.0%増)、経常利益7億5700万円(同35.7%増)、純利益5億2600万円(同24.4%増)と2ケタ続伸が見込まれている。セメント産業向けの代替燃料中心の姫路循環製造所やパートナーの愛知海運の蒲郡リサイクルS.C.の取扱量が引き続き増加し、昨年7月に稼働を開始した北九州循環製造所のシリコンリサイクル設備が、昨年12月に台湾積体電路製造(TSMC)の熊本第1工場が量産を開始した恩恵を受け、海外事業もマレーシア、インドネシアでの取組を強化することなどが要因となる。配当は、年間5円(前期実績4円)へ増配を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:17 | どう見るこの株
2025年04月08日

【どう見るこの株】日本電技は中・長期経営計画目標の強気ガイダンスに期待

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■業績・配当再増額で反転攻勢へ

 日本電技<1723>(東証スタンダード)は、前日7日に195円安の3175円と5営業日続落して引け、連日の株式分割の権利落ち後の安値更新となった。日経平均株価が、2644円安と史上3番目の下落幅となったことから、今年4月1日に株式分割権利落ち後高値4055円まで買い進まれていた同社株にも持ち高調整の売り物が続いた。ただ取引時間中の安値3065円から小戻して引けており、やや下げ渋った。同社株は、目下集計中の2025年3月期業績と配当がともに2回上方修正・増配され、再上方修正された営業利益が、中期経営計画(2027年3月期)や長期経営計画(2030年3月期)の目標業績を前倒しで達成し、新たな目標業績は今年5月7日の3月期決算発表時に公表するとしており、次期2026年3月期業績や、中・長期経営計画の目標業績の強気ガイダンスに期待して下げ過ぎ修正買いが交錯した。

■2025年3月期業績は経営計画の目標業績を2期、5期前倒しでクリア

 同社の中期経営計画、長期経営計画は、2021年6月、2024年5月に公表されたが、昨年11月の2025年3月期業績の1回目の上方修正とともに目標業績が上方修正され営業利益は2027年3月期に80億円、2030年3月期が90億円に引き上げられた。ただその3月期業績が、今年2月に再上方修正され売り上げ435億円(前期比11.8%増)、営業利益90億円(同44.0%増)、経常利益91億5000万円(同31.8%増)、純利益61億6000万円(同31.8%増)と見込んだことから、営業利益は、同目標業績をそれぞれ2期、5期前倒しでクリアすることからさらに目標業績を見直すこととなった。今年5月7日予定の3月期決算発表時に公表することにしている。空調計装事業では工場、教育施設向け、産業システム関連事業では搬送システム向けの計装工事や各種自動制御工事などが業績寄与度を高めており、2026年3月期業績や中・長期経営計画の目標業績への強気ガイダンスが期待される。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | どう見るこの株