[どう見るこの株]の記事一覧
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記事一覧 (10/04)【どう見るこの株】学びエイドは1Q伸び悩み業績を織り込み通期連続過去最高純益を手掛かりに反発
記事一覧 (10/02)【どう見るこの株】スーパーバッグは連続最高純利益を手掛かりに割安インバウンド株買いが再燃
記事一覧 (09/19)【どう見るこの株】フィットイージーは上場来高値に肉薄、業績上方修正・増配をテコに割り負け直近IPO株が増勢
記事一覧 (09/12)【どう見るこの株】Faber Companyは3Q高進捗業績を手掛かりに割安直近IPO買いは交錯
記事一覧 (09/06)【どう見るこの株】D&Mカンパニーは連続最高純益予想を見直し割安直近IPO買いが再燃して反発
記事一覧 (08/30)【どう見るこの株】和心は続落も大幅増益の業績再上方修正を手掛かりに押し目買いが交錯
記事一覧 (08/28)【どう見るこの株】ライスカレーは初決算の1Q業績順調推移にM&A効果上乗せも先取り
記事一覧 (08/27)【どう見るこの株】WOLVES HANDは続伸業績を手掛かりに急騰の再現に期待
記事一覧 (08/22)【どう見るこの株】ロゴスHDは大幅増益業績・高配当を手掛かりに割安直近IPO株買いの仕切り直しへ
記事一覧 (08/06)【どう見るこの株】ワッツは続落も3Q高利益進捗率業績と還元方針変更を手掛かりに早期リバウンド余地
記事一覧 (08/01)【どう見るこの株】中北製作所は50期ぶりの最高純益更新と連続増配を手掛かりに売られ過ぎ修正
記事一覧 (07/05)【どう見るこの株】シーアールイーは反落も7月期決算期末接近で高配当利回りの増配権利取りが交錯し下げ渋る
記事一覧 (07/04)【どう見るこの株】クラダシは優待権利落とすが冷凍弁当宅配事業取得を見直し業績期待が再燃して急反発
記事一覧 (07/03)【どう見るこの株】ジャパンエンジンコーポレーションは連続の最高純益更新・増配と株式分割を買い直して急反発
記事一覧 (07/02)【どう見るこの株】ソラコムは連続最高純利益を手掛かりに直近IPO買いが交錯
記事一覧 (06/19)【どう見るこの株】カウリスは1Q増収増益業績を手掛かりに成長可能性を見直し上場来安値から続急伸
記事一覧 (06/14)【どう見るこの株】シンカは1Qの最高売り上げ、営業大幅増益を手掛かりに下げ過ぎ修正買いも一考余地
記事一覧 (06/13)【どう見るこの株】トライアルHDは月次売上高連続プラスで3Q高進捗率業績を買い直して7連騰
記事一覧 (06/12)【どう見るこの株】ジンジブは減益転換業績を織り込み合同企業説明会開催を手掛かりに3連騰
記事一覧 (06/07)【どう見るこの株】光フードサービスは1Q業績過去最高更新、4000円台固めから上昇へ
2024年10月04日

【どう見るこの株】学びエイドは1Q伸び悩み業績を織り込み通期連続過去最高純益を手掛かりに反発

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■デジタルサービスの販路拡大効果も、業績期待を高める

 学びエイド<184A>(東証グロース)は、前日3日に7円高の679円と3営表日ぶりに反発して引け、9月18日につけた直近安値650円から底放れする動きを強めた。同社株は、今年9月13日に今2025年4月期第1四半期(2024年5月〜8月期、1Q)決算を発表し、赤字着地したことで下値を探る動きとなったが、織り込み済みとして期初予想を据え置いた今4月期通期純利益が、連続して過去最高更新と見込まれることを手掛かりに売られ過ぎ修正期待の打診買いが入った。2023年11月に資本業務提携した共同印刷<7914>(東証プライム)による新入試制度に則したデジタルサービスの販路拡大効果も、業績期待を高めている。

■「Enterpriseサービス」は広告宣伝効果で復調し「添削道場」配信も寄与

 今期1Q業績は、売り上げ5200万円、営業利益8200万円の赤字、経常利益9100万円の赤字、純利益6300万円の赤字となった。四半期決算は初作成となるため前年同期比較はないが、デジタル教材を制作し配信する「学びエイドfor Enterpriseサービス」で新規受注タイミングが計画からずれ、制作も月ずれとなり、採用増や広告宣伝積極化による費用増、上場費用も計上したことなどが要因となった。この「学びエイドfor Enterpriseサービス」は、第2四半期以降にWEBサイトやSNSでの広告宣伝活動やセミナー開講などを積極化し下期に業績寄与度を高める。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:29 | どう見るこの株
2024年10月02日

【どう見るこの株】スーパーバッグは連続最高純利益を手掛かりに割安インバウンド株買いが再燃

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■石破新内閣の地方創生政策が追い風

 スーパーバッグ<3945>(東証スタンダード)は、前日1日に52円高の2347円と急反発して引け、8月5日に突っ込んだ年初来安値2020円からのリバウンド幅を拡大させた。今2025年3月期の純利益が連続の過去最高更新と予想され、配当も年間90円と連続の高配当が予定されていることを手掛かりにバリュー株買いが再燃した。同社の買い物袋が、インバウンド(外国人観光客)向けに好調に推移しており、石破新内閣の目玉の一つの地方創生政策に関連することも、フォローの材料視されている。

■角広袋、手提袋が続伸し宅配便向け包装資材でも紙袋化が加速

 同社の今3月期業績は、売り上げ277億円(前期比3.2%増)、営業利益10億7000万円(同3.5%増)、経常利益11億2000万円(同4.1%増)、純利益8億7000万円(同0.5%増)と続伸が見込まれ、純利益は、前期の過去最高を小幅ながら連続更新する。紙製品事業では、新型コロナ禍一巡による人流やイベントの回復による消費拡大で角広袋や手提袋が拡大し、宅配便向けの包装資材では段ボール製から紙袋化が進んでおり、原材料の調達先の見直し、生産体制の効率化が上乗せとなることなどが寄与する。配当は、前期に4期ぶりに年間90円として復配したが、今期も90円配当継続を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:20 | どう見るこの株
2024年09月19日

【どう見るこの株】フィットイージーは上場来高値に肉薄、業績上方修正・増配をテコに割り負け直近IPO株が増勢

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■上方修正・増配発表が投資家心理を刺激

 フィットイージー<212A>(東証スタンダード)は、前日18日に114円高の1289円と急続伸して引け、取引時間中には1320円と買われ前々日17日につけた上場来高値1324円に肉薄した。東証スタンダード市場の値上り率ランキングでは第7位、売買代金ランキングでは第10位に各ランクインする高人気となった。同社株は、今年7月23日に新規株式公開(IPO)され、IPO後初決算となった今2024年10月期第3四半期(2023年11月〜2024年7月期、3Q)業績開示時の9月13日に今10月期通期業績の上方修正と増配を発表しており、引き続きこれを手掛かりに割り負け直近IPO株買いが増勢となった。市場環境的にも、8月29日以来休止状態が続いていたIPO市場が、9月25日から再開され同市場への関心が高まっていることもフォローの材料となっている。

■新規出店数は前期末比40店増加し会員数は4万人増

 同社の今10月期業績は、IPO時予想より売り上げが4億3600万円、営業利益が1億300万円、経常利益が1億200万円、純利益が9700万円それぞれ引き上げられ、売り上げ65億円(前期比45.0%増)、営業利益15億9000万円(同42.8%増)、経常利益15億6000万円(同42.5%増)、純利益10億2700万円(同42.2%増)と見込み増収増益率を伸ばす。フィットネスクラブの新規出店数が計画を上回り、全店舗統一のキャンペーンなどの積極的なプロモーション活動により既存店舗の会員数が増加したことが要因となった。店舗数は、前10月期末の139店舗が、今期3Q末に168店舗と29店舗増加し、今期末にはさらに179店舗となる計画で、会員数も同じく10万人が13万2000人に増加、今期末には14万人になると見込んでいる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | どう見るこの株
2024年09月12日

【どう見るこの株】Faber Companyは3Q高進捗業績を手掛かりに割安直近IPO買いは交錯

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■半値戻しから全値戻しへの再発進に期待

 Faber Company<220A>(東証スタンダード)は、前日11日に28円安の749円と反落して引けた。日経平均株価が、539円安と7営業日続落し、東証スタンダード市場指数も1.57%安と反落したことから、今年8月6日に売られた上場来安値684円からの底上げ途上にある同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ取引時間中には789円と買われる場面もあり、今年7月31日に新規株式公開(IPO)されたあとの8月14日に発表したIPO後初決算となる今2024年9月期第3四半期(2023年10月〜2024年6月期、3Q)業績が増収増益で着地し、今9月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに割安直近IPO買いが交錯した。テクニカル的にもIPO時に買われた上場来高値1388円から上場来安値までの調整幅の3分の1戻し水準で一進一退を続けており、半値戻しから全値戻しへの再発進期待を高めている。

■デジタルマーケティングで顧客単価が上昇しデジタル人材事業も続伸

 今9月期3Q業績は、売り上げ17億1800万円、営業利益2億7500万円、経常利益2億7000万円、純利益1億8400万円となった。3Q決算は初作成となるため前年同期比較はないが、売り上げは前年同期比5.3%増、営業利益は同10.8%増となるとともに、IPO時予想の今9月期通期業績に対する進捗率は売り上げで76%、営業利益で89%、経常利益で96%、純利益で88%と目安の75%を上回った。同社は、クラウド型のデジタルマーケティング自動化ツール「ミエルカSEO」、「ミエルカヒートマップ」で1700社を超える大手企業向けにマーケッティングサービスを提供し、不足しているデジタル人材を「ミエルカコネクト」によりマッチングしては提供しており、組織的な販売活動の強化により顧客単価が上昇したことなどが、業績高進捗率要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:26 | どう見るこの株
2024年09月06日

【どう見るこの株】D&Mカンパニーは連続最高純益予想を見直し割安直近IPO買いが再燃して反発

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 D&Mカンパニー<189A>(東証グロース)は、前日5日に5円高の876円と変わらずを含め5営業日ぶりに反発して引けた。同社株は、今年6月11日に新規株式公開(IPO)され、IPO後の初決算として発表した5月期業績で、今2025年5月期純利益を連続の過去最高更新と予想したことを見直して割安直近IPO株買いが再燃した。テクニカル的にも、日経平均株価が過去最高の下落幅となった急落相場にツレ安して突っ込んだ上場来安値639円からリバウンドするなかで5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、フォローの材料視されている。

■今期末の資産買取残高は36%増と続伸し資金支援サービスは23%増益

 同社の今5月期業績は、売り上げ13億9000万円(前期比16.5%増)、営業利益3億100万円(同7.4%増)、経常利益3億円(同9.3%増)、純利益1億9700万円(同11.6%増)と見込まれ、純利益は、前期の過去最高(1億7100万円)を連続更新する。病院・介護施設業界では病院の約8割、介護施設の約4割が赤字で病院経営者の後継者問題や高齢化、人材不足も伴う厳しい経営環境が続いており、同業界向けに診療・介護報酬債権の買取サービスや経営改善を目的にしたコンサルティング、人材派遣をしていることが好業績要因となっている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:44 | どう見るこの株
2024年08月30日

【どう見るこの株】和心は続落も大幅増益の業績再上方修正を手掛かりに押し目買いが交錯

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■インバウンド関連株として再注目か

 和心<9271>(東証グロース)は、前日27日に17円安の623円と3営業日続落して引けた。東証グロース市場指数が、4.01ポイント安の844.69ポイントと続落したことから、8月26日に年初来高値742円まで買い進まれていた同社株にも目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただ前場につけたこの日の安値617円からは小戻して引けており、今年8月14日に発表した今2024年12月期業績の2回目の上方修正で、利益が大幅増益となることを手掛かりに押し目買いも交錯した。このところ円高・ドル安に振れた為替相場が、1ドル=144円台で落ち着いたことから、今年7月の訪日外客数が前年同月比41.9%増の329万2500人と2カ月連続で単月として過去最高となったことも見直され、インバウンド関連株人気の再燃期待につながっている。

■3店舗を新規出店し来客数は45%伸び2Q営業利益は過去最高

 同社の今2024年12月期通期業績は、第1四半期(2024年1月〜3月期、1Q)決算開示時の今年5月に第1回目の上方修正をされたあと、第2四半期(2024年1月〜6月期、2Q)累計決算発表時の今年8月14日にその上方修正値が再上方修正された。売り上げは今年5月の上方修正値より9000万円、営業利益は7000万円、経常利益は5500万円、純利益は7500万円それぞれ引き上げられ、売り上げ19億円(前期比42.7%増)、営業利益3億円(前期は4800万円の黒字)、経常利益2億6500万円(同1100万円の黒字)、純利益2億5300万円(同800万円の赤字)と大きく増収増益率を伸ばす。新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類が、昨年5月に2類相当から5類へ変更され、円安・ドル高が続いたことでインバウンド(外国人観光客)需要が好調に推移したことが要因となっている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:19 | どう見るこの株
2024年08月28日

【どう見るこの株】ライスカレーは初決算の1Q業績順調推移にM&A効果上乗せも先取り

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■バーチャルインフルエンサー事業譲受で成長加速

 ライスカレー<195A>(東証グロース)は、今年6月19日に新規株式公開(IPO)され、IPO後の初決算となった今2025年3月期第1四半期(2024年4月〜6月期、1Q)業績が順調に推移しており、同時に発表したコンシューマー事業を強化するバーチャルインフルエンサー事業の譲受が、第2四半期の8月から業績に上乗せとなることを先取りし、さらに前々日26日、前日取引時間中にもコンシューマー事業の強化策を相次いで発表したことから割安直近IPO株買いが増勢となっている。テクニカル的にも株価水準が、IPO時の上場来高値1608円から上場来安値815円までの調整幅の3分の1戻しをクリアしており、半値戻しから全値戻しへの期待を強めている。

■オーラル美容プランドのヒットなどで1Q営業利益は31%増

 同社は、自社クラウドで収集したSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のインターネットコミュニティデータを分析・管理し大企業のマーケティング・DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するエンタープライズ事業と、消費者向けにさまざまなブランド・サービスを提供するコンシューマー事業を経営の2本柱としている。1Qでは、エンタープライズ事業の売り上げが、下期偏重型の季節性はあるものの4億1800万円(前年同期比10.1%増)と順調に推移し、コンシューマー事業の売り上げは、ヒット商品のオーラル美容ブランド「MiiS」などのウエルネス領域のブランドを展開するために新設分割したWinCの単体売り上げが1億3500万円(同47.0%増)と高成長したことなどから2億円(同12.2%増)となった。このため1Q業績は、売り上げ6億1700万円(前期比10.4%増)、営業利益2600万円(同31.5%増)と伸び、純利益は、上場費用計上などから2100万円(同14.7%減)で着地した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | どう見るこの株
2024年08月27日

【どう見るこの株】WOLVES HANDは続伸業績を手掛かりに急騰の再現に期待

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■動物病院数増加とバイオ医薬品開発で業績拡大

 WOLVES HAND<194A>(東証グロース)は、今2025年6月期業績が、連続の増収増益と予想されていることを手掛かりに売られ過ぎとして割安修正買いが増勢となっている。ボラティリティ的にも、今年6月20日のIPO以来の2カ月余間で合計6回もストップ高を演じており、急騰の再現を期待して側面支援材料視されている。

■自社開発とM&A効果による病院増に診療単価の続伸もオン

 同社は、動物の一次診療(かかりつけ医による診療と処置)と二次医療(専門的な高度な設備を用いた検査や手術)を同時に提供する高度医療サービス事業向けの動物病院を展開しており、ペットのコンパニオンアニマル化と長寿命化が進み、ペット1頭当たりの医療費が増加し、ペット医療市場が3965億円に拡大するなか業績を伸ばしてきた。今2025年6月期業績は、売り上げ55億4100万円(前期比11.0%増)、営業利益8億9800万円(同8.6%増)、経常利益8億8800万円(同10.9%増)、純利益5億6100万円(同0.6%増)と続伸を見込んでいる。動物病院数は、前期に前々期比1病院増加の33病院、診療件数は同3.4%増の35万5000件と過去最高を更新し、診療単価も同8.6%増の12万6000円となり、今期も自社開発の病院数の増加や今年8月に埼玉県で動物病院を3病院展開しているそよかぜ(埼玉県さいたま市)を子会社化したことなどが寄与する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:13 | どう見るこの株
2024年08月22日

【どう見るこの株】ロゴスHDは大幅増益業績・高配当を手掛かりに割安直近IPO株買いの仕切り直しへ

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■ラピダスの次世代半導体工場建設が追い風

 ロゴスホールディングス(ロゴスHD)<205A>(東証グロース)は、8月5日につけた2番底2040円からのリバウンド幅を拡大させている。同社株は、今年6月28日に新規株式公開(IPO)され、初決算として発表した5月期業績で前2024年5月期業績の大幅黒字転換に続き、今2025年5月期業績も大幅増益と予想し、配当も年間137円を予定していることを手掛かりに割安直近IPO株買いが増勢となった。決算発表時には2日連続して上場来高値3400円まで急伸したものの、全般相場の急落とともに2040円まで往って来いの調整となり、相場全般の落ち着きとともに仕切り直している。地元の北海道・千歳市でラピダスの次世代半導体工場が建設中で先端産業が集積しており、同社も、周辺エリアで土地造成を進めていることも、先行きの成長可能性として意識されている。

■営業拠点の新規出店が加速し今期引渡棟数は前期比19%増

 今2025年5月期業績は、売り上げ317億6400万円(前期比17.2%増)、営業利益21億800万円(同51.6%増)、経常利益20億6000万円(同51.7%増)、純利益13億3700万円(同50.3%増)と大幅続伸が見込まれている。同社は、北海道・東北、北関東エリアで戸建注文住宅を手の届きやすい価格で提供するハウスビルダーで、その「移動時間をゼロにする家づくり」を実現するビジネスモデルでは、販売面では住宅総合展示場方式ではなくデジタルマーケティングにより成約率を高め、オペレーション面でも建築DX(デジタルトランスフォーメーション)により効率化し優位性を構築している。今期業績は、営業拠点を前期末の29拠点から今期上期に埼玉県ふじみ野市のほか福島県に2店舗、関東地方に1店舗、下期にも関東・東海・北陸地方でも複数店舗の新規出店を計画して営業力を強化し、引渡棟数が2023年5月期の937棟、2024年5月期の1037棟に対して前期比19.9%増の1244棟を予定し、価格改定効果もオンし今期業績の2ケタ増益要因となる。今期配当は、年間137円を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:24 | どう見るこの株
2024年08月06日

【どう見るこの株】ワッツは続落も3Q高利益進捗率業績と還元方針変更を手掛かりに早期リバウンド余地

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■円高メリットと株主還元強化で反発期待

 ワッツ<2735>(東証スタンダード)は、前日に63円安の683円と続急落して引けた。日経平均株価が、4451円安と過去最大の下げ幅で3営業日続落して3万1000円台まで売られ、東証スタンダード市場指数も、10・89%安と3営業日続落して年初来安値を更新する大逆風相場下、8月1日に年初来高値808円まで買い進まれていた同社株だけに目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただ同社が7月10日に発表した今2024年8月期第3四半期(2023年9月〜2024年5月期、3Q)業績が、V字回復して今年3月に上方修正した今8月期通期予想業績を上回って着地したことや、来2025年8月期から株主還元方針を変更し累進配当制度を導入することを手掛かりにして、早期に売られ過ぎとしてリバウンド展開する余地もありそうだ。為替相場が1ドル=141円台と急速な円高・ドル安進行となっていることも、円高メリット株の一角に位置する同社株にサポート材料となりそうだ。

■出店計画が順調に推移し3Q純利益は通期予想を1億2000万円上回る

 同社の今期3Q業績は、売り上げ456億400万円(前年同期比2.6%増)、営業利益10億5400万円(同2.84倍)、経常利益10億6900万円(同2.86倍)、純利益7億6000万円(同2.48倍)とV字回復した。100円ショップの出店増が、124店舗と今期通期計画の160店舗に対して順調に進捗し、不採算店の閉鎖も79店舗となり、3Q期末の直営店が49店舗増の1799店舗となり、食品アイテムの品揃えを充実させ、雑貨アイテムの強化を目的とするロードサイドの大型店の改装を進めたことなどが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | どう見るこの株
2024年08月01日

【どう見るこの株】中北製作所は50期ぶりの最高純益更新と連続増配を手掛かりに売られ過ぎ修正

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■価は調整後、割安感からリバウンド基調へ

 中北製作所<6496>(東証スタンダード)は、今年7月9日に5月期決算を発表し、前2024年5月期業績が、今年1月の上方修正値を下ぶれ連続増収率・増益率を縮小させて着地したことを嫌って1000円超幅の調整となった。ただ続く今2025年5月期の純利益が、50期ぶりに過去最高を更新し、配当も連続増配を予定していることを見直しリバウンド狙いの買い物が再燃した。テクニカル的にも、25日移動平均線からは9.4%のマイナスかい離と売られ過ぎを示唆していることが手掛かりとなっている。

■新造船需要が増加しシェアトップの船舶用バブルが好調推移

 同社の前2024年5月期業績は、利益が今年1月の上方修正値より1億2700万円〜9000万円下ぶれたが、売り上げ186億800万円(前々期比17.9%増)、営業利益12億300万円(同47.3%増)、経常利益14億7300万円(同32.8%増)、純利益10億2000万円(同26.6%増)と大幅続伸した。船舶用バルブの国内トップ企業として受注先の造船業界で新造船需要が増加し、同社の受注高が226億3700万円(同20.5%増)と伸び、うちバタフライ弁が89億8500万円(同48.8%増)、自動調節弁が81億7700万円(同2.3%増)、遠隔装置が54億7500万円(同14.9%増)と好調に推移したことなどが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:29 | どう見るこの株
2024年07月05日

【どう見るこの株】シーアールイーは反落も7月期決算期末接近で高配当利回りの増配権利取りが交錯し下げ渋る

 シーアールイー<3458>(東証プライム)は、前日4日前場寄り付き段階に1735円と買われ連日の年初来高値更新となったが、大引けでは40円安の1679円と8営業日ぶりに反落した。足元の7連騰で株価が、約200円高しており、週末を控えて目先の利益を確定する売り物が出た。ただこの日の安値1681円からは引き戻し下げ渋る動きも示した。同社株は、今年5月9日に今2024年7月期第3四半期(2023年8月〜2024年3月期3Q)決算とともに期末配当の増配を発表しており、この増配を手掛かりに7月相場入りの期末接近とともに下値には依然として高配当利回り買いが交錯した。テクニカル的にも25日移動平均線が、75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆していることを手掛かりに、割安修正期待の買い物も並行している。

■総還元性向引き上げへ株主還元方針を変更し特別配当を上乗せ

 同社の株主還元方針は、昨年9月に変更され、従来の総還元性向30%程度を下限に50%を目標とし、これを自己株式取得か特別配当で実施することとした。今期期末配当は、期初予想の26円に特別配当24円を上乗せして50円とし、年間配当は、中間配当25円と合わせて75円(前期実績25円)に大幅増配を予定している。年間配当利回り4.46%は、7月期決算会社でトップとなるのはもちろん、全市場・全銘柄ベースのランキングでも第69位にランクインする。権利付き最終売買日まで残り16営業日、所有期間利回り的感覚では、実質利回りはさらにアップする計算となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:49 | どう見るこの株
2024年07月04日

【どう見るこの株】クラダシは優待権利落とすが冷凍弁当宅配事業取得を見直し業績期待が再燃して急反発

 クラダシ<5884>(東証グロース)は、前日3日に13円高324円と3日ぶりに急反発して引け、東証グロース市場の値上り率ランキングの第33位にランクインした。同社株は、今年6月7日に株主優待制度の導入を発表し、優待利回りが高いとしてストップ高を交えて窓を開けて年初来高値389円まで急伸し、6月末の優待権利落ちで窓埋めの下値調整を続けてきたが、続いて6月27日には冷凍弁当の宅配事業を展開しているクロスエッジ(東京都品川区)の株式を取得して子会社化すると発表しており、今2025年6月期業績への寄与期待を見直し下げ過ぎ修正買いが再燃した。テクニカル的にも、足元の株価急伸で25日移動平均線が、75日移動平均線を下から上に抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、フォローの材料視されている。

■子会社化したクロスエッジの売り上げはクラダシ本体の23%

 同社が目下集計作業を続けている前2024年6月期業績は、今年5月9日に下方修正され売り上げ29億2100万円(前々期比0.7%増)、営業利益2400万円(前々期は1億6400万円の赤字)、経常利益2600万円(同1億7100万円の赤字)、純利益1600万円(同1億6700万円の赤字)と見込み、期初予想より黒字転換幅を縮小させる。同社は、ソーシャルグッドマーケット「kuradashi」を通じ賞味期限の切迫した食料品などをマッチングさせ低価格でインターネット販売(ECる)するフードロス削減事業を展開しているが、食品業界では値上げが相次ぎ値上げ前の在庫調整が進んでおり、同社に商品を納入するパートナー企業からの供給量が想定を下回ったことが要因となった。ただ「kuradashi」の会員数は50万人を突破し、パートナー企業も1428社に拡大しており、魅力的な商品ラインアップが拡充していることは継続している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | どう見るこの株
2024年07月03日

【どう見るこの株】ジャパンエンジンコーポレーションは連続の最高純益更新・増配と株式分割を買い直して急反発

 ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は、前日2日に1590円高の1万6970円と高値引けで急反発し、東証スタンダード市場の値上り率ランキングの第4位に躍り出るとともに、今年6月17日につけた上場来高値1万8700円を視界に捉えた。同社の今2025年3月期業績が、大幅続伸予想で純利益が連続して過去最高を更新し、配当も連続増配が予想されており、これに加えて株主還元策の株式分割も予定されており、基準日の9月30日を前に権利取りの買い物と割安株買いが再燃した。テクニカル的にも、足元で25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、側面支援材料視されている。

■最新鋭省エネ主機関受注で販売価格が上昇し世界シェアも拡大

 同社の今2025年3月期業績は、売り上げ266億5000万円(前期比27.1%増)、営業利益34億円(同55.3%増)、経常利益38億7000万円(同10.0%増)、純利益30億円(同17.7%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高(25億4800万円)を連続更新する。造船業界では、海運各社の省エネ・新鋭船の新造発注が活発化して各社の手持ち工事高が高水準で推移しており、同社の最新鋭省エネ主機関LSH型の受注が好調に推移したほか、UEエンジンでは中国の内航船マーケットへのライセンスが拡大して世界シェアがアップし、環境対応設備(EGR/SCR)の搭載や最先端の層状噴射技術を適用したLSJ型主機関の販売拡大で販売価格が上昇していることなど要因となる。前期受注は、前々期比36%増の304億1800万円と過去最高となり、期末受注残も同55%増の265億3300万円となっており、この豊富な受注残が今期業績を押し上げる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31 | どう見るこの株
2024年07月02日

【どう見るこの株】ソラコムは連続最高純利益を手掛かりに直近IPO買いが交錯


 ソラコム<147A>(東証グロース)は、前日1日に31円安の1499円と続落して引けた。東証グロース市場指数が、前週末比1.58%安と続落したことから、今年5月30日につけた上場来安値1230円から300円幅の底上げをした同社株にも目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただ前場の取引時間中につけた安値1485円から1506円まで切り返す場面もあり、下げ渋る動きも交錯した。今年3月26日の新規株式公開(IPO)後の初決算として発表した3月期業績で、今2025年3月期の純利益が、前期比41.3%増益予想と高成長し、連続して過去最高を更新することを見直し手掛かりとなった。米経済誌「Forbes JAPAN」の8月号で、同社のIPOが、大企業の参加で高成長しながら上場を実現した「スイングバイIPO」の成功例として取り上げられたことも、フォローの材料視されている。

■リカーリング収益は今期も27%増と高成長し大幅増益に拍車

 同社の今2025年3月期業績は、売り上げ99億1200万円(前期比25.0%増)、営業利益9億2500万円(同27.2%増)、経常利益9億1300万円(同43.0%増)、純利益6億8600万円(同41.3%増)と大幅続伸が予想され、純利益は、前期の過去最高(4億8500万円)を連続更新する。同社は、MVNO(仮想移動体通信事業者)として業界横断的なIoTプラットフォーム「SORACOM」を運営し、契約回線は600万回線を超え、世界392の通信キャリアにより180カ国・地域にグローバル展開し、課金アカウント数は8000件を上回っており、プラットフォームの利用料であるリカーリング収益が、前期の53億8277万円(前々期比24.4%増)から今期はさらに27.7%増の68億7300万円に高成長することなどが寄与する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | どう見るこの株
2024年06月19日

【どう見るこの株】カウリスは1Q増収増益業績を手掛かりに成長可能性を見直し上場来安値から続急伸

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 カウリス<153A>(東証グロース)は、前日19日に150円高の2093円と続急伸して引け、東証グローバル市場の値上り率ランキングの第11位に躍り出るとともに、6月17日につけた上場来安値1810円からの底上げ幅を拡大させた。同社株は、今年3月28日に新規株式公開(IPO)され、5月15日にIPO後の初決算となる今2024年12月期第1四半期(2024年1月〜3月期、1Q)業績を発表しており、増収増益で着地したことを手掛かりにマネーロンダリング(資金洗浄)関連の成長可能性を見直し直近IPO株買いが増勢となった。テクニカル的にも、これまで上値の壁となってきた25日移動平均線にようやくタッチする株価水準まで戻しており、25日線ブレークからの底上げ加速期待を高めている。

■キャッシュレス決済比率が36%に高まるなか契約会社数が続伸

 今期1Q業績は、売り上げ2億2800万円(前年同期比27.6%増)、営業利益9500万円(同42.4%増)、経常利益7100万円(同5.5%増)、純利益4500万円(同6.5%増)と続伸した。同社は、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」を金融機関、資金移動事業者、通信業者、インフラ企業に提供しており、消費者向け電子商取引が2022年で前年比9.9%増の22兆7449億円となり、うちキャッシュレス決済比率が36%に高まる好事業環境下、契約社数が新規に4社増加して43社となり、アップセルも堅調に推移し、ARPU(1社当たりの月次売上高)が220万2000円と前年同月と同水準となり直近12カ月の平均月次解約率が1.43%と低下したことなどが、上場関連費用や人員増負担などをカバーする要因となり増収増益となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | どう見るこの株
2024年06月14日

【どう見るこの株】シンカは1Qの最高売り上げ、営業大幅増益を手掛かりに下げ過ぎ修正買いも一考余地

 シンカ<149A>(東証グロース)は、前日13日に25円安の894円と5営業日続伸して引け、5月15日につけた上場来安値860円を覗いた。同社株は、今年3月27日に新規株式公開(IPO)され、その上場来安値からは初決算として5月15日に発表した今2024年12月期第1四半期(2024年1月〜3月期、1Q)業績の売り上げの四半期業績としての過去最高、営業利益の大幅増益を手掛かりに1080円までリバウンドしほぼ往って来いとなっているものだが、この日の取引時間中には921円と買われる場面もあり、リバウンドの再現を期待して安値での打診買いも交錯した。テクニカル的にも、足元の900円台割れで踏み止まれば、上場来安値860円をボトムにトリプルボトムを形成し底打ちを示唆することにもなり、下げ過ぎ修正買いも一考余地がありそうだ。

■新規オプションのリリースで拠点数が前年同期比21%増と大幅続伸

 今期1Q業績は、売り上げ2億9100万円(前年同期比22.0%増)、営業利益2200万円(同44.1%増)、経常利益100万円(同92.8%減)、純利益300万円の赤字(前年同期は1500万円の黒字)と増減マチマチとなった。同社は、コールセンター業務を一括管理してDX(デジタルトランスフォーメーション)化するコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を主力事業としており、1Qに同サイトにLINE WORKSとLINEとに連携する新規オプションもリリースし、アクティブユーザー数が、前期末比74社増の2676社(前年同期比8.6%増)、拠点数が289拠点増の4797拠点(同21.0%増)に拡大し、APRA(単価)の増加施策を強めたことから、売り上げは四半期として過去最高を更新し、営業利益も大幅増益となった。経常利益は、上場関連費用や事務所移転費用などの一過性の営業外費用のため減益となり、純利益は、税金費用を計上した関係で小幅赤字となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:16 | どう見るこの株
2024年06月13日

【どう見るこの株】トライアルHDは月次売上高連続プラスで3Q高進捗率業績を買い直して7連騰

 トライアルホールディングス<141A>(東証グロース)は、前日12日に87円高の2800円と7営業日続伸して引け、売買代金でも、東証グロース市場のランキングの第5位と引き続き大賑わいとなった。同社株は、今年3月21日に新規株式公開(IPO)され、6月10日に発表した月次売上高の5月度既存店売上高が、前年同月比で連続プラスと好調に推移したことから、今年5月14日にIPO後の初決算として発表した今2024年6月期第3四半期(2023年7月〜2024年3月期、3Q)業績の大幅増益と今期通期予想業績に対する高利益進捗率を見直し下げ過ぎとして直近IPO株買いが増勢となった。テクニカル的にも、直近安値からの連騰で5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しているとしてフォローの材料視されている。また今期配当は、IPO株として数少ない有配株として年間15円を予定しており、期末接近とともに配当権利取りの買い物も交錯している。

■3Q純利益は77%増益と大幅続伸し通期業績対比の利益進捗率も88%

 5月度の既存店売上高は、前年同月比5.2%増と今期に入って11カ月連続の前年同月比プラスとなった。5月は、前年同月に比べ休日が1日少なく、既存店売上高を押し下げたが、商品別では、節約志向が強まるなか品揃えと価格提案を進めたことが奏功して全カテゴリーが順調に推移し、とくに食品のカット野菜や総菜が好調で全体を牽引したことが要因となった。全店売上高は、1店舗を新規出店、3店舗を改装リニューアルオープンしたことで9.1%増とこれも11カ月連続のプラスとなった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | どう見るこの株
2024年06月12日

【どう見るこの株】ジンジブは減益転換業績を織り込み合同企業説明会開催を手掛かりに3連騰

■就職サポート事業で再び上昇へ

 ジンジブ<142A>(東証グロース)は、前日11日に36円高の2867円と3営業日続伸して引けた。同社株は、今年3月22日に新規株式公開(IPO)され、初決算となる3月期業績の発表で、前期業績は過去最高を更新して着地したことで340円と高値反応したものの、今期業績の減益転換予想がボディーブローとなって下値調整を続けてきたが、7月4日から高校生の就職を支援する合同企業説明会「ジョブドラフトFes2024」を全国15会場で開催するなど高校生の就職活動が本格化することを手掛かりに下げ過ぎ修正買いが増勢となった。「ジョブドラフトFes」に先行して5月9日から開催の高校生のための職業体験会「おしごと体験会」も、全国12会場で一部並行開催されていることも、合わせてサポート材料視されている。

■全国15会場開催の「ジョブドラフトFes」に並行し「おしごと体験会」も

 同社は、高校生向けの求人情報提供サイト「ジョブドラフトNavi」、「ジョブドラフトFes」、高校第二新卒向け転職支援サービス「ジョブドラフトNext」などを主力事業としており、新卒高校生の求人倍率が3倍を超え、大企業・中小企業で求人ニーズが高まっているなかで業績も好調に推移している。初決算となった前2024年3月期業績は、売り上げ20億8200万円(前々比37.3%増)、営業利益2億7200万円(同3.69倍)、経常利益2億5300万円(同3.91倍)、純利益1億4100万円(同3.41倍)と過去最高を更新した。今3月期は、成長戦略推進に向け事業地域やシェアの拡大のために人員を前期末の161名から220名に増員する人件費負担や認知度向上に向けた広告宣伝費増などから売り上げは28億8000万円(前期比38.3%増)と大幅続伸するが、利益は、営業利益2億4000万円(同11.7%減)、経常利益2億3400万円(同7.7%減)、純利益1億4800万円(同4.5%増)と減益転換を見込んでいる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:12 | どう見るこの株
2024年06月07日

【どう見るこの株】光フードサービスは1Q業績過去最高更新、4000円台固めから上昇へ

■最安値を覗くも初決算の1Q最高業績を手掛かりに下値抵抗力を示唆

 光フードサービス<138A>(東証グロース)は、前日6日に20円安の4095円と4営業日続落した。東証グロース市場指数が、1.53%安と続落し年初来安値水準でのもみ合いに終始したことが波及し売り増勢となった。ただ今年3月11日につけた3980円を前に4000円台では下げ渋る動きもみせ下値抵抗力を示唆した。同社株は、今年2月28日に東証グロース市場と名証ネクスト市場に同時に新規株式公開(IPO)され、IPO後の初決算となる今2024年11月期第1四半期(2023年12月〜2024年2月期、1Q)業績を4月12日に発表しており、同1Q業績が、1Qとして過去最高を更新して着地したことを見直して売られ過ぎ修正買いも交錯した。6月から実施の一人4万円の定額減税が、同社の独自ビジネスモデルの立呑み店舗の常連客増加につながるとの期待も、フォローの材料視されている。

■3店舗を新規出店し年60回以上来店の常連客は前年同期比39%増

 今期1Q業績は、売り上げ6億500万円(前年同期比17.9%増)、営業利益6700万円(同35.2%増)、経常利益5100万円(同5.2%増)、純利益2900万円(同13.5%減)で着地し、純利益は、法人税等調整額の影響で減益となったが、売り上げ、営業利益、経常利益は1Qとして過去最高となった。同社は、「10坪のイノベーションを起こす」をスローガンにする居酒屋チェーンで、店舗面積の小さい立呑み業態の「焼とん大黒」、「立呑み魚椿」などを全国の乗降客の多い駅前にドミナント出店する独自ビジネスモデルを展開し競争優位性を発揮している。1Qは、年間60回以上来店する常連客が、前年同期比39.1%増となり、既存店売り上げも同15.0%増と続伸したほか3店舗を新規出店して合計店舗数が56店舗となり、店舗面積の一坪当たりの収益を最大化するためセントラルキッチン方式を採用し、2カ所に拡大させたセントラルキッチンがフル稼働したことなどが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30 | どう見るこの株