
■売上収益3兆651億円、営業利益6143億円、国内外ユニクロが全地域で増収増益
ファーストリテイリング<9983>(東証プライム)は7月9日、2026年8月期第3四半期決算(IFRS)と通期業績予想の上方修正を発表した。25年9月〜26年5月期は売上収益3兆651億円(前年同期比17.1%増)、営業利益6143億円(36.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益4260億円(25.6%増)となり、ユニクロ事業の全地域増収増益を背景に過去最高水準の業績となった。
■海外ユニクロが成長を牽引、通期純利益は5000億円へ
事業別では、国内ユニクロ事業が売上収益8676億円(8.3%増)、事業利益1729億円(15.1%増)、海外ユニクロ事業が売上収益1兆8340億円(25.9%増)、事業利益3453億円(45.4%増)と大きく伸びた。ジーユー事業も売上収益2656億円(3.7%増)、事業利益321億円(28.0%増)だった。
通期予想は売上収益を3兆9700億円、営業利益を7300億円、親会社の所有者に帰属する当期利益を5000億円へ引き上げた。最終利益の増益率は15.5%となり、最高益予想を上乗せした。年間配当予想は640円で据え置き。世界の主なアパレル製造小売業では、時価総額がZARAを展開するインディテックスに次ぐ世界2位に位置する。
■株価分析:好業績は評価材料、焦点は高バリュエーションの消化
株価は7月9日終値で8万5170円、前日比2.21%安となった。発表前の上昇を受けた利益確定が出たとみられるが、概算時価総額は約27兆円規模に達する。通期予想EPS1629円54銭を基準にした予想PERは50倍超、年間配当利回りは0.8%弱にとどまる。海外ユニクロの成長持続は強気材料だが、株価には高成長期待が相当程度織り込まれており、上値追いには北米・欧州・中国大陸の収益拡大継続と為替・原価上昇リスクの抑制が焦点となる。





































