[業績でみる株価]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (09/13)スマレジが年初来の高値を更新、売上高、営業利益の最高更新など好感
記事一覧 (09/13)アルチザネットワークスが急反発、7月決算は減収減益だったが今期の大幅回復予想に期待
記事一覧 (09/13)六甲バターが戻り高値に進む、10月から一部値上げの効果などに期待
記事一覧 (09/13)東建コーポは一段と出直って始まる、第1四半期の営業利益72.5%増加などに注目集まる
記事一覧 (09/12)ミライアルが戻り高値に進む、業績予想を第3四半期まで開示し見直す動き強まる
記事一覧 (09/12)マルマエは3日続伸、業績への期待に加えNY株式市場での半導体株高を好感
記事一覧 (09/12)ネオジャパンが11%高、初の中間配当開始と第2四半期決算など好感
記事一覧 (09/12)ANYCOLORは初配当など好感され急反発、「自己株取得のみでは株式の流動性が乏しくなる可能性あり」配当の開始が適切と判断
記事一覧 (09/11)扶桑電通は上場来の高値に進む、業績・配当予想を増額修正、今9月期末配当は78円(従来予想比25円増)に
記事一覧 (09/11)ケンコーマヨネーズの出直り目立つ、第1四半期で収益の大幅改善が確認されPERの割安目立つ
記事一覧 (09/11)シンフォニアテクノロジーが上場来高値を更新、業績好調でNY半導体株高も好感
記事一覧 (09/11)gumiは13%高、5四半期ぶりの黒字転換など好感され注目再燃
記事一覧 (09/10)テンポイノベーションが再び出直る、「利益面は全般的に上振れ傾向」で期待継続
記事一覧 (09/10)パイロットコーポは急反発の後も次第高、今期は増収増益を見込み証券会社の高評価が出て注目再燃
記事一覧 (09/09)パリミキHDは後場一段高、インバウンド顧客の多い店は好調で円高の鈍化とともに買い直される
記事一覧 (09/09)神戸物産は年初来の高値に迫る、1ドル142円台に入り円高メリットに注目強まる
記事一覧 (09/06)ミライアルは後場一段高、第2四半期の業績予想を増額修正、営業利益は従来予想を28%上回る見込みに
記事一覧 (09/06)ヱスビー食品が一段高、業績好調で円相場も追い風、9月末の株主優待を意識した買いも
記事一覧 (09/06)コックスが急伸、8月の月次売上高が今期初の2ケタ伸び率となり注目強まる
記事一覧 (09/05)ベステラが一段と反発幅を拡大、プラント解体の引き合い高水準で業績予想を増額修正
2024年09月13日

スマレジが年初来の高値を更新、売上高、営業利益の最高更新など好感

■第1四半期は売上高38.8%増加、営業利益46.5%増加

 スマレジ<4431>(東証グロース)は9月13日、飛び出すように一段高となり、一時14%高の2811円(352円高)まで上げて約9か月ぶりに年初来の高値を更新し、午前11時を過ぎても2700円前後で売買され強い相場が続いている。12日の15時30分に発表した第1四半期決算(2024年5〜7月)が売上高38.8%増、営業利益46.5%増となるなど、ともに第1四半期としての最高を更新。中期計画の更新も発表し、高業績への注目が再燃した。

 第1四半期の営業利益は前年同期比46.5%増の601百万円となり、四半期としての最高を更新した。通期・2025年4月期の予想は全体に据え置き、営業利益は2033百万円(前期比17.2%増)。先々、通期予想を上振れる期待が強まったようだ。国内クラウドPOSレジ市場は市場環境・販売戦略に合わせてメインターゲットを拡大し、中大規模層へ積極的アプローチヲ展開するとしている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:27 | 業績でみる株価

アルチザネットワークスが急反発、7月決算は減収減益だったが今期の大幅回復予想に期待

■次世代通信規格で「6G」の研究開発も始まっており追い風に

 アルチザネットワークス<6778>(東証スタンダード)は9月13日、急反発となり、18%高の626円(96円高)まで上げた後も600円前後で売買され、今年7月31日以来の600円台を回復している。12日の15時に発表した7月決算(2024年7月期・連結)は減収減益だったが、今期・25年7月期の予想を売上高10.3%増、営業利益8.2倍などと急回復の見込みとし、注目し直されている。

 前7月期は、高速通信規格「5G」に対する研究開発投資が見込んでいたほど回復しなかったことなどで減収減益となった。しかし、今後は、自動車を始めとする様々な分野での5G活用に向けた研究開発や、非地上系ネットワーク衛星などを用いた通信サービスが相次いで始まっており、さらに、次世代の通信規格である「6G」の研究開発も始まっていることなどを追い風に、連結業績予想を売上高31億10百万円(前期比10.3%増)、営業利益2億66百万円(前期の8.2倍)、親会社株主に帰属する当期純利益2億61百万円(黒字化)を見込むとした。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:19 | 業績でみる株価

六甲バターが戻り高値に進む、10月から一部値上げの効果などに期待

■第2四半期は前年度の価格改定効果等により黒字転換

 六甲バター<2266>(東証プライム)は9月13日、再び出直って始まり、1500円(55円高)まで上げた後も堅調に売買され、約2週間ぶりに戻り高値を更新している。10月1日納品分からチーズ製品の一部値上げを発表済み。8月に発表した第2四半期決算(2024年1〜6月・累計)では、「前事業年度のチーズ製品の価格改定効果等により、営業利益は11億2千3百万円(前年同期は営業損失1億9千8百万円)」(決算短信より)と黒字に転換しており、10月からの値上げ効果に期待して注目を強める様子があるという。

 第2四半期決算では、主にチョコレート製品の販売が終了したことにより売上高は前年同期比2.7%減だったが、営業利益など各利益は前年同期比で黒字に転換した。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:47 | 業績でみる株価

東建コーポは一段と出直って始まる、第1四半期の営業利益72.5%増加などに注目集まる

■第2四半期累計の予想額に迫る利益を上げ好調さ示す

 東建コーポレーション<1766>(東証プライム)は9月13日、大きく出直って始まり、取引開始後は11%高の1万2180円(1190円高)まで上げ、約2ヵ月ぶりの1万2000円台に進んでいる。12日の15時に発表した第1四半期決算(2024年5〜7月・連結)の営業利益が前年同期比72.5%増加し、期初に開示した第2四半期累計(24年5〜10月)の予想額に迫ったことなどが注目されている。

 第1四半期は、国内の新設住宅着工戸数が前年同期比4.1%減となった中で建設事業を中心に好調に推移し、売上高は890億1千2百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益は51億6千8百万円(同72.5%増)となった。業績予想は期初に開示した数字を全体に据え置いたが、営業利益は第2四半期累計が54億63百万円、4月通期が141億70百万円。第1四半期の達成度の高さが注目されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:24 | 業績でみる株価
2024年09月12日

ミライアルが戻り高値に進む、業績予想を第3四半期まで開示し見直す動き強まる

■半導体ウェーハ容器、在庫調整の進展とともに緩やかな回復基調と想定

 ミライアル<4238>(東証スタンダード)は9月12日の後場、一段と強い値動きを見せ、7%高の1422円(89円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。半導体ウェーハ容器(出荷容器や工程内容器)の大手で、9日の第2四半期決算発表を受けて再び上値を探る動きが強まっている上、米国11日のNY株式市場でNASDAQ指数や半導体株指数SOXが3日続伸し、エヌビディアも8%高と持ち直したことなどで買い意欲が強まったようだ。

 第2四半期決算(2024年2〜7月・累計、連結)は、売上高が前年同期比7.2%減で、営業利益は同27.6%減だった。ただ、未定としていた今期の業績予想のうち、第3四半期の予想(24年2〜10月・累計、連結)を発表。「半導体市場の在庫調整が順調に進むと見られ、全体として緩やかな回復基調が継続するとものと見込まれる」(発表資料より)などとしたため、見直す動きが強まる様子となった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:09 | 業績でみる株価

マルマエは3日続伸、業績への期待に加えNY株式市場での半導体株高を好感

gyo1.jpg

■8月決算発表は10月中旬を予定、第3四半期は回復傾向で注目度高い

 マルマエ<6264>(東証プライム)は9月12日、3日続伸基調となり、5%高の1520円(75円高)まで上げた後も値上がり率4%台で堅調に売買され、約1週間ぶりに1500円台を回復している。半導体製造装置やFPD(フラットパネル・ディスプレイ)製造装置の心臓部である真空パーツ製造を主軸とし、8月決算の発表は2024年10月11日を予定。業績回復への期待に加え、米国11日のNY株式市場でNASDAQ指数や半導体株指数SOXが3日続伸し、エヌビディアも8%高と持ち直したことなどが買い安心感につながったとみられている。

 6月に発表した第3四半期決算(2023年9月〜24年5月・累計)は前年同期比で売上高が37.8%減となり、営業利益は同96.9%減だったが、四半期ごとにみると、「売上高は半導体分野回復で増収傾向」「損益面は売上回復と稼働率改善等で改善傾向」(決算説明資料より)となった。この先の見通しとして、半導体分野では、メモリ向け中心に市場環境の改善が続く見通しで、FPD分野では、来期のOLED(有機ELディスプレイ)向けの投資計画は増加傾向とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:02 | 業績でみる株価

ネオジャパンが11%高、初の中間配当開始と第2四半期決算など好感

gyo1.jpg

■2〜7月の連結決算は営業利益41%増加など計画を上回る推移

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は9月12日、時間とともに上げ幅を広げる相場になり、午前10時過ぎには11%高の1874円(180円高)まで上げ、8月下旬につけた2021年来の高値1934円に向けて出直りを強めている。11日の15時に第2四半期決算と中間配当の開始について発表し、好感買いが先行している。

 中間配当は、株主への利益還元の機会を一層充実させることなどを目的として、今期・2025年1月期から中間配当(7月中間期末配当)を開始し、1株につき14円の予定とした。1月期末配当も同14円の予定とし、年間では同28円(前期比5円の増配)になる。

 同時に発表した第2四半期決算(2024年2〜7月・累計、連結)は、売上高が前年同期比4.4%増加し、営業利益は同40.8%増加、親会社株主に帰属する中間純利益は同25.0%増加した。売上高は第1四半期に続き計画通り順調に推移し、各利益は計画を上回る推移となった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:22 | 業績でみる株価

ANYCOLORは初配当など好感され急反発、「自己株取得のみでは株式の流動性が乏しくなる可能性あり」配当の開始が適切と判断

■10月第2四半期末、今4月期末とも各々32円50銭(年65円)

 ANYCOLOR<5032>(東証プライム)は9月12日、急反発で始まり、取引開始後は8%高の2440円(185円高)まで上げている。10日の15時に「剰余金の配当を開始する」ことなどを発表、初配当に好感買いが集まっている。

 今期・2025年4月期の配当について、10月第2四半期末、4月期末とも各々1株32円50銭(年間では1株65円)の予定とした。24年6月に公表した「中期的な成長に向けた経営方針」の中で300億円の株主還元を実施する方針を示し、還元は主として自己株式の取得で対応するとしていたが、「当社の株主構成を鑑みると創業者の持分比率が相応に高い中で自己株式のみで株主還元を行っていくことは株式の流動性が乏しくなる可能性が考えられること」(発表資料より)などから、「剰余金の配当を開始することが適切と判断」(同)した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:42 | 業績でみる株価
2024年09月11日

扶桑電通は上場来の高値に進む、業績・配当予想を増額修正、今9月期末配当は78円(従来予想比25円増)に

■大口案件の前倒しや小口案件の積上げなど奏功

 扶桑電通<7505>(東証スタンダード)は9月11日、一段高となり、取引開始後に12%高の2060円(223円高)まで上げて約2週間ぶりに実質的な上場来の高値を更新、午前11時を過ぎても2010円前後で売買活発となっている。10日の15時に今9月期の業績予想と配当予想の増額修正を発表し、好感買いが集中した。

 今期・2024年9月期は、大口案件の前倒しや小口案件の積上げなどによりオフィス部門の売上高が前回予想を上回る見込みとなり、売上高は5月に開示した予想を6.0%上回る460億円の見込みに見直し、営業利益は同36.2%上回る17億70百万円の見込みに、純利益は同39.8%上回る14億40百万円の見込みに見直した。

 また、9月期末配当は、業績に応じた利益還元として配当性向35%程度を目安に配当を実施することとし、1株78円の予定(従来予想比25円増、前期実績比29円の増配)に見直した。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:19 | 業績でみる株価

ケンコーマヨネーズの出直り目立つ、第1四半期で収益の大幅改善が確認されPERの割安目立つ

gyouseki11.jpg

■9月中間配当は19円(9円の増配)を予定

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は9月11日、2日続伸基調となり、午前10時半にかけて4%高の2340円(95円高)まで上げている。第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)が前年同期比で営業利益8.7倍となるなど、収益の大幅改善が確認され、株価は9月2日に2020年以来の高値2468円まで値上がりした。直近は微調整相場だが、今期予想PER(株価収益率)をみるとキユーピー<2809>(東証プライム)に比べて大幅に割安な位置にあり、買い意欲は根強いようだ。9月中間配当は1株19円(前年同期比9円の増配)を予定する。

 第1四半期決算を発表した8月5日時点での今期予想1株利益は197円82銭。直近の株価はこの約11倍(PER11倍台)になっている。一方、キユーピーは今期予想PERが24倍前後になり、ケンコーマヨネーズに比べると割高感の強い相場になっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:52 | 業績でみる株価

シンフォニアテクノロジーが上場来高値を更新、業績好調でNY半導体株高も好感

■第1四半期は半導体向けクリーン搬送システムなど拡大

 シンフォニアテクノロジー<6507>(東証プライム)は9月11日、再び上値を指向する相場となり、取引開始後に4535円(175円高)をつけて約1週間ぶりに上場来の高値を更新している。8月に発表した第1四半期決算で半導体向けクリーン搬送システムの受注拡大と大幅増益が注目され、強い相場が続く中、9月11日はNY株式市場でエヌビディアなどの上げが目立ったことなどで買い増幅の要因になったとみられている。

 この第1四半期決算(24年4〜6月・連結)は売上高が前年同期比11.8%増加し、営業利益は3.1倍に、親会社株主に帰属する四半期純利益は2.5倍に急増した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:18 | 業績でみる株価

gumiは13%高、5四半期ぶりの黒字転換など好感され注目再燃

■第1四半期、コスト最適化など進み収益構造が大幅に改善

 gumi<3903>(東証プライム)は9月11日、買い気配で始まった後13%高の342円(39円高)まで上げ、大きく出直っている。スマホ向けゲーム開発などを行い、10日の15時に発表した第1四半期決算(2024年5〜7月・連結)の営業利益、経常利益が5四半期ぶりに黒字に転換するなど好調で、注目が再燃している。

 当第1四半期は、「コストの最適化により、収益構造を大幅に改善」(説明資料)、売上高は前年同期比5.9%増加し、営業利益は前年同期の642百万円の赤字から65百万円の黒字に転換した。

 4月通期などの業績予想は非開示の方式を採っているが、新たな取り組みとして『ファンキル』のカジュアルゲーム『Phantom of Sweet Carnival』を8月22日に配信開始するなどで期待されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:23 | 業績でみる株価
2024年09月10日

テンポイノベーションが再び出直る、「利益面は全般的に上振れ傾向」で期待継続

gyo1.jpg

■10月に「株式会社イノベーションホールディングス」とな予定で注目余地

 テンポイノベーション<3484>(東証プライム)は9月10日の後場一段と強含む相場となり、13時過ぎに931円(12円高)をつけて再び出直っている。飲食店向け店舗の転貸借事業を行い、8月初に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月)で通期の見通しを「売上高はほぼ計画通り。利益面は全般的に上振れ傾向にて推移」(説明資料より)とするなど好調の様子。2024年10月に商号を「株式会社イノベーションホールディングス」に変更する予定で、さらなる業績拡大をめざす動きが活発化する可能性がある。

 持株会社化(ホールディングス)については、会社分割により事業を子会社に承継させることで、より機動的な経営を行う体制を構築する。グループの経営資源配分の最適化、、経営人材の育成、、事業集中・拡大できる体制の構築を目的とする。持株傘下には、事業子会社として、(株)テンポイノベーション、(株)アセットイノベーション、(株)セーフティーイノベーションの3社を置く予定だ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:22 | 業績でみる株価

パイロットコーポは急反発の後も次第高、今期は増収増益を見込み証券会社の高評価が出て注目再燃

■野村證券は投資判断「Buy」、目標株価5400円と伝えられる

 パイロットコーポレーション<7846>(東証プライム)は10月10日、急反発で始まった後も次第高となり、午前11時にかけて8%高の4543円(321円高)まで上げている。直接的には、野村証券が新規に投資評価を開始し、投資判断は「Buy」、目標株価は5400円に設定と伝えられたため注目が再燃しており、7月30日につけた年初来の高値4639円に向けて出直りを強めている。

 野村証券では、「フリクション」ボールペンなどの海外での評価拡大などに注目しているもようだ。ここ数年の連結業績は2022年12月期に純利益などが最高を更新したものの、翌23年12月期は増収減益で、今期・24年12月期は増収増益を見込む。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:20 | 業績でみる株価
2024年09月09日

パリミキHDは後場一段高、インバウンド顧客の多い店は好調で円高の鈍化とともに買い直される

■『円安=インバウンド増加』の図式で注目再燃

 パリミキHD(パリミキホールディングス)<7455>(東証プライム)は9月9日、軟調に始まったものの前引けは350円(14円高)と切り返し、後場は一段と上げて13時過ぎに364円(28円高)をつけ、1か月ぶりに360円台を回復している。為替相場を見ると朝方の円高が次第に鈍化傾向となっており、同社が8月初旬に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)では「インバウンド顧客が多い店舗の業績は好調」(決算短信より)だったため、『円安=インバウンド増加』の図式から次第に買いが優勢になったと見られている。

 第1四半期決算は経常利益と純利益が減益だったが、本業の推移を示す売上高と営業利益は拡大した。「主に百貨店に入っている(株)金鳳堂においては、インバウンド顧客の増加やサングラス売上が好調」(同)。国内事業では、店舗数はしばらく純減が続いたが、移転新店も含めて通期では純増を計画」(同)と、久々に攻めの経営に転じている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:08 | 業績でみる株価

神戸物産は年初来の高値に迫る、1ドル142円台に入り円高メリットに注目強まる

■7月の月次開示で「円高は仕入に大きなコストメリット」などとし円高の恩恵に期待

 神戸物産<3038>(東証プライム)は9月9日、反発貴重で始まり、取引開始後は4400円(73円高)まで上げ、9月5日につけた年初来の高値4480円に迫っている。7月の月次IRニュースの中で、「円高が進んだ場合は輸入商品の仕入に大きなコストメリットがあり、営業利益の押し上げが期待できると考えている」としており、今朝の円相場が1ドル142円台に入り再び円高気味になったことなどが買い材料視されているようだ。

 世界の食材を取りそろえる「業務スーパー」の全国展開などで業績好調。7月の売上高は前年同月比11.5%増加し、売上総利益も同5.6%増加などと好調だった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:35 | 業績でみる株価
2024年09月06日

ミライアルは後場一段高、第2四半期の業績予想を増額修正、営業利益は従来予想を28%上回る見込みに

■半導体向けプラスチック成形事業好調で稼働率向上、コスト合理化効果も

 ミライアル<4238>(東証スタンダード)は9月6日の後場一段と値を上げる相場となり、14時にかけて10%高の1373円(128円高)まで上げ、戻り高値に進んでいる。5日の15時に「第2四半期(中間期)連結業績予想の修正」を発表し、好感買いが優勢となっている。

 第2四半期(中間期、2024年2〜7月・累計、連結)は、半導体市場が緩やかに回復していく中で、プラスチック成形事業の製品出荷が増加し、工場稼働率の向上、コスト合理化効果などもあり、売上高を従来予想比3.1%増の見込みに見直し、営業利益は同28.7%増に、親会社株主に帰属する中間純利益は同33.3%増に見直した。1月通期の予想には言及していないが、遠からず増額修正するとの期待が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:28 | 業績でみる株価

ヱスビー食品が一段高、業績好調で円相場も追い風、9月末の株主優待を意識した買いも

■通期の業績予想は増額修正していないため円相場など受け注目強まる

 ヱスビー食品<2805>(東証スタンダード)は9月6日、再び一段高となり、取引開始後は7%高の5360円(350円高)まで上げ、2018年以来の5300円台に進んでいる。第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)の営業利益が前年同期比74.3%増加し、第2四半期の業績予想を増額修正するなど業績好調で、毎年3月31日および9月30日現在の株主を対象とする株主優待を意識した買いも流入との見方が出ている。

 第1四半期決算では第2四半期の業績予想を増額修正したが、通期予想については、「為替動向などによる原材料価格の上昇の懸念があることから(中略)変更を行っていない」(発表資料より)とした。その後、為替は円高傾向となっているため、同社にとって有利と見られている。

 株主優待は、毎年3月31日および9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上所有の株主を対象に、継続保有期間が3年未満の株主には1000円相当の同社製品詰め合わせを、継続保有期間が3年以上の株主には2000円相当の詰め合わせを贈呈している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:34 | 業績でみる株価

コックスが急伸、8月の月次売上高が今期初の2ケタ伸び率となり注目強まる

■「暑い季節は暑く」の猛暑効果が現れた様子

 コックス<9876>(東証スタンダード)は9月6日、急伸して始まった後一段高となり、午前10時にかけて18%高の221円(34円高)まで上げ、約3ヵ月ぶりに220円台を回復している。イオン<8267>(東証プライム)グループの軽衣料販売企業で、5日午後に発表した月次動向「8月度、月次売上高前年比速報」の既存店売上高が前年同月比12.4%増加し、今期初の2ケタの伸び率となったことなどなどに注目が集まっている。「暑い季節は暑く」の猛暑効果が現れたとされている。

 8月度の全社売上高前年比は112.8%で、既存店売上高前年比は112.4%だった。「連日の猛暑により夏物商品の好調が継続」「また、今年のお盆期間は、前年に比べて曜日廻りが良く、既存店の売上は2桁増と」なった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:07 | 業績でみる株価
2024年09月05日

ベステラが一段と反発幅を拡大、プラント解体の引き合い高水準で業績予想を増額修正

gyo1.jpg

■第2四半期(24年2〜7月)の営業利益は前回予想の2.1倍に

 ベステラ<1433>(東証プライム)は9月5日午前11時に第2四半期(中間期)と今1月通期の連結業績予想の増額修正を発表。株価は発表後に7%高の950円(63円高)まで上げて一段と反発幅を広げている。

 2025年1月期・第2四半期(中間期:24年2〜7月)の連結業績予想は、売上高を6月に開示した前回予想比4.6%増の57億56百万円(前年同期比72.9%増)の見込みに見直し、営業利益は2.1倍の2億11百万円(前年同期の61百万円の損失から黒字転換)に、親会社株主に帰属する中間純利益は同27.0%増の1億27百万円(前年同期の28百万円の損失から黒字転換)に見直した。当中間期は、プラント解体の豊富な工事需要を背景に、引き合いの状況が高水準で推移し、新規獲得に向けた営業活動等を積極的に行ったことにより電力、石油・石油化学の分野において新規顧客の獲得および元請工事の受注が進んだ。また、積極的な採用活動の成果がでており、工事の計画や施工管理をサポートする部隊の増員により工事受注の下支えが図られ、さらなる売り上げ規模拡大のための体制整備も順調に進んだ。

 今期・25年1月期の通期連結業績予想については、引き続き豊富な解体需要および潤沢な受注残高がある状況だが、工事の進捗率等の不確定要素を鑑み、売上高および営業利益については、前回発表予想を継続し、親会社株主に帰属する当期純利益は政策保有株式の縮減(売却)にともなう特別利益などにより、前回予想を20.0%上回る4億80百万円(前期の2.1倍)に見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:34 | 業績でみる株価