[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (01/17)【業績でみる株価】MS&Consultingは下値固め完了感、18年3月期増収増益予想
記事一覧 (01/17)【業績でみる株価】ジェネレーションパスは下値固め完了して出直り期待、18年10月期大幅増収増益予想
記事一覧 (01/16)【業績でみる株価】テモナは底固め完了感、18年9月期増収増益予想
記事一覧 (01/16)【業績でみる株価】リンクアンドモチベーションは上場来高値圏、17年12月期増収増益予想で18年12月期も収益拡大期待
記事一覧 (01/15)【業績でみる株価】オロは上場来高値更新、17年12月期業績予想を増額修正し初配当も実施
記事一覧 (01/15)【業績でみる株価】ディップは16年高値を更新、18年2月期予想は増額の可能性
記事一覧 (01/12)【業績でみる株価】スペースシャワーネットワークは自律調整一巡、18年3月期営業減益予想だが2回目の増額余地
記事一覧 (01/11)【業績でみる株価】ブレインパッドは自律調整一巡、18年6月期大幅増益予想
記事一覧 (01/11)【業績でみる株価】Hameeは上場来高値に接近、18年4月期増収増益・増配予想
記事一覧 (01/10)【業績でみる株価】マンダムは上場来高値圏で堅調、18年3月期増収増益予想で増額の可能性
記事一覧 (01/10)【業績でみる株価】内外テックは調整一巡して戻り歩調、18年3月期大幅増収増益・増配予想
記事一覧 (01/10)【業績でみる株価】ユーザーローカルは急動意で底放れ、18年6月期増収増益予想
記事一覧 (01/09)【業績でみる株価】ハピネットは昨年来高値に接近、18年3月期2桁増益予想
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記事一覧 (01/04)【業績でみる株価】フェローテックホールディングスは日柄調整完了して上値試す、18年3月期利益予想は3回目の増額余地
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記事一覧 (12/28)【業績でみる株価】アエリアは調整一巡感、17年12月期大幅増収増益(黒字化)予想
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記事一覧 (12/26)【業績でみる株価】ズームは目先的な過熱感解消、17年12月期増収増益予想
2018年01月17日

【業績でみる株価】MS&Consultingは下値固め完了感、18年3月期増収増益予想

 MS&Consulting<6555>(東マ)は、ミステリーショッピングリサーチ事業を展開している。18年3月期は調査数および調査店舗数が順調に増加して増収増益予想である。株価は下値固め完了感を強めている。

■ミステリーショッピングリサーチを展開

 17年10月東証マザーズに新規上場した。顧客満足度覆面調査のミステリーショッピングリサーチ(MSR)事業を主力に、従業員満足度調査のサービスチーム力診断サービス、コンサルティング・研修サービスも展開している。

 17年11月にはぐるなび<2440>と業務提携した。MSR等のサービスをぐるなびが加盟店に販売する。

■18年3月期増収増益予想

 18年3月期連結業績(IFRS)予想は、売上収益が17年3月期比8.1%増の28億56百万円、営業利益が10.6%増の5億62百万円、親会社所有者帰属当期利益が13.1%増の3億84百万円としている。

 第2四半期累計は、売上収益が前年同期比4.7%増の12億16百万円、営業利益が34.9%減の70百万円、親会社所有者帰属当期利益が36.4%減の43百万円だった。一部取引先の低採算案件でレポート納品の前倒しが発生したこと、コンサル案件で実施時期の後倒しが発生したこと、および上場関連費用の一部を第3四半期へ繰り延べしたことの影響除くと、概ね計画水準での着地となった。

 国内のMSR調査数が14.4%増の11.9万回、MSR調査店舗数が6.1%増の5.0万店と順調に伸長した。サービスチーム力診断調査数(延べ)は7.7万件(17年3月期実績11.3万件)だった。利益はMSR調査数伸長に伴うレポート生産コストの増加、事業拡大に向けた人件費の増加、上場関連費用の増加などで減益だった。

 通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上収益が42.6%、営業利益が12.4%と低水準だが、受注残高を含めた売上収益充足率は72.5%と順調である。また第4四半期の構成比が高い季節要因もあるため、通期予想は達成可能としている。

■株価は下値固め完了感

 株価は安値圏1200円近辺でモミ合う形だが、徐々に水準を切り上げて下値固め完了感を強めている。1月16日の終値は1285円、今期予想連結PERは約15倍、時価総額は約59億円である。日足チャートで見ると25日移動平均線が上向きに転じてきた。出直りが期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:35 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ジェネレーションパスは下値固め完了して出直り期待、18年10月期大幅増収増益予想

 ジェネレーションパス<3195>(東マ)は、家具・家庭用品・衣料品等のネット通販サイト「リコメン堂」を主力としている。18年10月期は特殊要因一巡も寄与して大幅増収増益予想である。17年12月の月次売上も前年比15.6%増と好調に推移している。株価は下値固め完了して出直りが期待される。

■ネット通販「リコメン堂」が主力

 家具・家庭用品・衣料品等のネット通販サイト「リコメン堂」を運営し、他社のECに関するサポート、商品企画・開発・販売なども展開している。17年10月期末の国内ECの出店数は合計52店舗である。主力のECマーケティング事業では、独自プラットフォームEPO、独自オペレーションシステムGPMS、ビッグデータ収集・分析システムMISを特徴としている。

 17年12月には新規事業として、ECマーケティングデータを活用したメディア関連・情報発信業務(メディア事業)を開始すると発表した。購買行動に直結する有効性の高い情報を提供するメディアサイトを構築する。第一弾サービスとして、インテリア・雑貨を紹介するWEBメディア「イエコレクション」を立ち上げた。子会社のトリプルダブルが運営する。

■18年10月期大幅増収増益予想

 18年10月期連結業績予想は売上高が17年10月期比31.0%増の100億74百万円、営業利益が9.5倍の1億50百万円、経常利益が4.5倍の1億50百万円、純利益が80百万円(17年10月期は5百万円の赤字)としている。

 国内ECマーケティング事業が店舗数・取引社数・商品数の拡大で堅調に推移し、子会社の収益拡大や、17年10月期の一時的要因(新規事業である中国EC事業の計画変更に伴う売上高の計画未達と在庫評価減の計上、ECマーケティング事業における配送総量規制実施に伴う売上抑制、商品企画関連事業における納期後ズレ、事業投資していたWEFT社に係る投資有価証券評価損の計上など)の影響一巡も寄与して大幅増収増益予想である。

 月次売上高(グループ各社の単純合算値、速報)によると、17年12月は前年比15.6%増、17年11月〜12月累計は19.6%増と好調に推移している。収益改善を期待したい。

■株価は下値固め完了して出直り期待

 12月15日に自己株式取得(取得株式総数の上限16.2万株、取得価額総額の上限1億円、取得期間17年12月18日〜18年3月18日)を発表している。

 株価は安値圏でのモミ合いだが、550円近辺から切り返して下値固め完了感を強めている。1月16日の終値は607円、今期予想連結PERは約63倍、時価総額は約50億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。出直りが期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:12 | 業績でみる株価
2018年01月16日

【業績でみる株価】テモナは底固め完了感、18年9月期増収増益予想

 テモナ<3985>(東マ)は、サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業で、リピート通販システム「たまごリピート」を主力としている。18年9月期増収増益予想である。株価は底固め完了感を強めている。

■リピート通販システム「たまごリピート」が主力

 サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業である。リピート通販システム「たまごリピート」を主力としている。

 サブスクリプションビジネスとは、継続的な課金(購入)が発生する販売手法のことである。毎月一定額の料金を支払うことで、ネットショップのオススメ商品が定期的に届くため、商品を選ぶ手間が省けるなどのメリットがあるとして、近年人気を集めている。

 リピート通販システム「たまごリピート」は定期購入や頒布会に特化し、健康食品や化粧品業界を中心にASP型でサービスを提供し、システム利用料、手数料、流通額に応じた成果報酬などが収益源となる。17年9月期末のアカウント数は13%増の942件、流通総額は16%増の968億円だった。18年春には「たまごリピートNEXT」の発売を予定している。

 なお17年7月の「たまごリピート」直販化に伴い、広告・販促などのマーケティングツール「ヒキアゲール」については、収益性の観点から「たまごリピート」とのクロスセルでの販売に転換した。

■18年9月期増収増益予想

 18年9月期の非連結業績予想は、売上高が17年9月期比10.1%増の12億03百万円、営業利益が2.5%増の2億71百万円、経常利益が11.7%増の2億90百万円、純利益が31.5%増の2億17百万円としている。先行投資負担などを吸収して増収増益予想である。

 アカウント数の増加や既存EC店舗の流通額の増加で、リピート通販システム「たまごリピート」のシステム利用料や流通額に応じた成果報酬などが順調に増加する見込みだ。先行投資負担で販管費が増加するが、直販体制への移行によって粗利益率7ポイント改善を見込んでいる。

■株価は底固め完了感

 株価は反発力が鈍く、安値圏5500円〜6000円近辺でモミ合う形だが、17年9月の上場来安値5000円まで下押すことなく、底固め完了感を強めている。1月16日の終値は5690円、今期予想PERは約34倍、時価総額は約75億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。底固め完了して出直りが期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:27 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】リンクアンドモチベーションは上場来高値圏、17年12月期増収増益予想で18年12月期も収益拡大期待

 リンクアンドモチベーション<2170>(東1)は、組織・人事分野中心に「従業員のモチベーション」にフォーカスした経営コンサルティング会社である。17年12月期は大幅営業増益・増配予想である。働き方改革に対する企業の取り組み活発化も追い風であり、18年12月期も収益拡大基調が期待される。株価は上場来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■「従業員のモチベーション」にフォーカス

 組織・人事分野中心に「従業員のモチベーション」にフォーカスした経営コンサルティング会社である。

 事業区分は、コンサル・アウトソース事業およびイベント・メディア事業の組織開発Div、キャリアスクール事業および学習塾事業の個人開発Div、ALT(小中高校の外国語指導講師)配置事業および人材紹介・派遣事業のマッチングDiv、そして資金と組織の両面からベンチャー企業をサポートするベンチャー・インキュベーションとしている。

 重点指標として組織開発Divでは、企業と従業員のエンゲージメント状態を数値化して改善を支援する「モチベーションクラウド」の20年2000件(年間約40億円規模)の導入、IT人材育成講座「アビバプロ」の19年末70講座の開発を目指している。個人開発Divでは、ハイエンド層を対象に「ロゼッタストーン」ブランドの英会話教室を新規展開している。

■17年12月期大幅営業増益・増配予想

 17年12月期連結業績(IFRS)予想(8月10日に増額修正)は、売上収益が16年12月期比9.8%増の366億円、営業利益が33.7%増の33億円、親会社所有者帰属当期利益が16.4%増の21億円、配当予想(8月10日に増額修正)が90銭増配の年間6円20銭(四半期配当)としている。

 第3四半期累計は、売上収益が前年同期比8.9%増の270億81百万円、営業利益が28.1%増の23億41百万円、親会社所有者帰属当期利益が4.1%増の15億14百万円だった。収益性の高い組織開発Divが牽引し、売上収益、各利益とも過去最高だった。セグメント別の売上総利益は、組織開発Divが12.0%増益、個人開発Divが5.2%増益、マッチングDivが9.0%増益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.0%、営業利益が70.9%、親会社所有者帰属当期利益が72.1%と概ね順調である。積極的なM&A効果も寄与して、通期ベースでも好業績が期待される。そして18年12月期も収益拡大基調が期待される。

■株価は上場来高値圏、好業績評価して上値試す

 株価は本日1月16日、上場来高値972円まで上伸している。その後も高値圏で堅調に推移している。1月15日の終値は950円、前期推定連結PERは約48倍、時価総額は約1074億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:12 | 業績でみる株価
2018年01月15日

【業績でみる株価】オロは上場来高値更新、17年12月期業績予想を増額修正し初配当も実施

 オロ<3983>(東マ)は、クラウド型ERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)の開発・販売、およびデジタルを基軸としたマーケティング支援を主力としている。17年12月期業績予想を増額修正し、初配当も実施する。18年12月期も収益拡大が期待される。株価は上場来高値を更新した。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■ビジネスソリューションとコミュニケーションデザインを展開

 17年3月東証マザーズに新規上場した。クラウド型ERPで企業の業務改善・経営効率化を支援するビジネスソリューション事業、およびデジタル基軸に企業のマーケティング活動を支援するコミュニケーションデザイン事業を展開している。

 知的サービス業に特化した主力の自社開発クラウド型ERP「ZAC Enterprise」は、広告・IT・コンサルティング業などに豊富な導入実績を誇り、稼働ライセンス数が10万を超えている。

■17年12月期増額修正して2桁増収増益予想、初配当も実施

 17年12月期連結業績予想は12月14日に増額修正し、売上高が16年12月期比15.3%増の38億90百万円、営業利益が20.2%増の8億20百万円、経常利益が13.5%増の8億円、純利益が12.8%増の5億20百万円とした。

 従来は外注費増加などで微減益予想としていたが、一転して2桁増収増益予想となった。ビジネスソリューション事業において新規顧客獲得が好調に推移し、当初見込んでいた採用関連経費等の圧縮も寄与した。

 また期初時点で無配予想としていた配当は年間15円(期末一括)とした。初配当となる。

■株価は上場来高値更新

 株価は1月12日に2520円まで上伸した。17年3月IPO時の高値2412円を突破して上場来高値更新の展開だ。1月12日の終値は2432円、17年12月期推定連結PERは約36倍、時価総額は約202億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:07 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ディップは16年高値を更新、18年2月期予想は増額の可能性

 ディップ<2379>(東1)は、求人情報サイト「バイトル」「はたらこネット」の運営を主力としている。18年2月期第3四半期累計は実質大幅増収増益だった。求人需要が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は16年7月高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■求人情報サイトを運営

 アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」、正社員・契約社員求人情報サイト「バイトルNEXT」、総合求人情報サイト「はたらこネット」などを運営するメディア事業を主力として、人材紹介「ナースではたらこ」サイトのエージェント事業も展開している。新規事業として18年2月期第2四半期から、TBMが製造する紙やプラスチックの代替となる新素材「LIMEX」製品の販売を開始した。

 また17年11月に、AI(人工知能)関連の育成投資第2号および第3号案件としてジョリーグッドおよびGAUSS社の持分法適用関連会社化、新素材「LIMEX」製品を製造販売するTBMの第三者割当増資引き受け、オンデマンド給料サービス「ほぼ日払い君」を提供するBANQの子会社化を発表し、18年2月期第3四半期から連結決算に移行した。

■18年2月期3Q累計大幅増益で通期予想は増額の可能性

 18年2月期第3四半期累計の連結業績は、前年同期の非連結業績との比較で、売上高が16.4%増の287億58百万円、営業利益が21.1%増の81億47百万円、経常利益が21.1%増の81億68百万円、そして純利益が29.4%増の56億94百万円だった。

 主力のメディア事業において契約社数および求人広告掲載件数が順調に増加した。営業力強化に向けた新卒307名入社による人件費の増加、TVCMやWeb広告の強化による広告宣伝費の増加、本社移転や拠点新設・増床に伴う経費の増加などを吸収して大幅増益だった。エージェント事業は人員適正配置で収益改善した。

 通期の連結業績予想は、17年2月期非連結業績との比較で、売上高が14.5%増の380億円、営業利益が15.1%増の105億円、経常利益が14.9%増の105億01百万円、純利益が13.9%増の70億23百万円としている。新素材「LIMEX」製品販売の新規事業に係る先行投資などを考慮している。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.7%、営業利益が77.6%、経常利益が77.8%、純利益が81.1%と高水準である。有効求人倍率の高水準推移や働き方改革に対する企業の取り組み活発化などを背景として、事業環境は良好である。求人広告掲載の紙媒体からネットへのシフト加速も追い風である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は16年高値に接近、好業績評価して上値試す

 株価は第3四半期業績を好感して、本日1月15日は昨年来高値3370円まで上伸している。そして16年7月の上場来高値3350円を更新している。今期予想連結PERは約25倍、時価総額は約1975億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:57 | 業績でみる株価
2018年01月12日

【業績でみる株価】スペースシャワーネットワークは自律調整一巡、18年3月期営業減益予想だが2回目の増額余地

 スペースシャワーネットワーク<4838>(JQ)は総合音楽エンタテインメント会社である。18年3月期は営業減益予想だが、デジタル音楽配信の好調などで2回目の増額余地がありそうだ。株価は12月の昨年来高値から一旦反落したが、自律調整一巡して戻り歩調だ。

■総合音楽エンタテインメント会社

 CS・ケーブルテレビ音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」運営、アーティストマネジメント、デジタル音楽配信、ライブ・イベント企画運営、音楽レーベル運営、書籍・雑誌出版、メイドカフェ運営、映像制作などを展開する総合音楽エンタテインメント会社である。伊藤忠商事<8001>およびフジ・メディア・ホールディングス<4676>の持分法適用関連会社である。

■18年3月期営業減益予想だが2回目の増額余地

 18年3月期連結業績予想(10月19日に増額修正)は、売上高が17年3月期比0.6%増の148億87百万円、営業利益が9.1%減の5億35百万円、経常利益が12.2%減の5億50百万円、純利益が0.1%増の3億50百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比6.9%増の76億46百万円、営業利益が52.9%増の4億90百万円、経常利益が48.4%増の5億円、そして純利益が58.7%増の3億35百万円だった。計画を上回る大幅増収増益だった。

 8月開催の音楽フェスティバルが過去最大となる約7万人の動員となったことに加え、CDパッケージ商品の販売数、デジタル音楽配信のダウンロード数が想定を上回った。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.4%、営業利益が91.6%、経常利益が90.9%、純利益が95.7%と高水準である。上期偏重の収益特性があり、上期は音楽フェスティバルの好調も貢献したが、デジタル音楽配信などの好調を考慮すれば、通期予想に2回目の増額余地がありそうだ。

■株価は自律調整一巡して戻り歩調

 株価は12月15日の昨年来高値923円から一旦反落したが、12月28日の直近安値775円から切り返している。自律調整一巡して戻り歩調だ。1月11日の終値は835円、今期予想PERは約27倍、時価総額は約95億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:38 | 業績でみる株価
2018年01月11日

【業績でみる株価】ブレインパッドは自律調整一巡、18年6月期大幅増益予想

 ブレインパッド<3655>(東1)は、企業データを分析して販促に活用するデータマイニングに強みを持ち、ビッグデータ活用関連ビジネスを展開している。18年6月期大幅増益予想である。株価は11月の戻り高値圏から反落したが、自律調整一巡して戻りを試す展開が期待される。

■データマイニングに強み

 企業データを分析して販促に活用するデータマイニングに強みを持ち、ビッグデータ活用関連ビジネスを展開している。事業区分はアナリティクス事業、ソリューション事業、マーケティングプラットフォーム事業としている。

 アナリティクス事業は、顧客企業の有する大量データに関するコンサルティングおよびデータマイニングの実行、ならびにデータに基づく企業行動の最適化支援を行っている。ソリューション事業は、顧客企業に対してデータ蓄積、分析および分析結果に基づく施策実行に必要なソフトウェアの選定・提供ならびにシステム開発・運用を行っている。マーケティングプラットフォーム事業は、主にマーケティング領域において、データ分析系のアルゴリズムや自然言語処理機能などを搭載した独自性の強いソフトウェアを自社開発し、SaaS型サービスを提供している。

 中期経営計画では目標値に19年6月期売上高50億円、経常利益7億円を掲げている。

■18年6月期大幅増益予想

 18年6月期連結業績予想は、売上高が17年6月期比16.2%増の41億円、営業利益が2.0倍の3億円、経常利益が2.1倍の3億円、純利益が26.1%増の1億90百万円としている。需要が高水準に推移して大幅増益予想である。

 第1四半期は売上高が前年同期比14.6%増収、営業利益が28.1%増益、経常利益が94.6%増益、純利益が2.9倍増益だった。第1四半期として過去最高の売上高となり、増収効果で大幅増益だった。

 アナリティクス事業が26.6%増収、ソリューション事業が8.4%増収、マーケティングプラットフォーム事業が8.8%増収と、いずれも好調に推移した。人件費などの増加を吸収して大幅営業増益だった。経常利益と純利益は、営業外で前期計上した持分法投資損失14百万円が一巡したことも寄与した。

 第1四半期の進捗率は通期予想に対して売上高22.3%、営業利益17.0%、経常利益17.7%、純利益17.9%と低水準の形だが、第2四半期累計に対しては売上高48.6%、営業利益85.0%、経常利益88.3%、純利益89.5%と高水準である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は自律調整一巡して戻り試す

 株価は17年11月の戻り高値1515円から一旦反落したが、1300円台で推移して自律調整一巡感を強めている。1月10日の終値は1351円、今期予想連結PERは約48倍、時価総額は約91億円である。

 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近している。自律調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:37 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】Hameeは上場来高値に接近、18年4月期増収増益・増配予想

 Hamee<3134>(東1)は、スマホ・タブレット向けアクセサリーを販売するコマース事業を主力として、クラウド型EC事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。18年4月期増収増益・増配予想である。株価は17年9月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■コマース事業主力にプラットフォーム事業も展開

 スマホ・タブレット向けのクセサリーを販売するコマース事業を主力として、EC自動化プラットフォーム「ネクストエンジン」によるクラウド型EC事業者支援のプラットフォーム事業も展開している。

 収益面では、スマホ新機種発表やクリスマス需要などの影響で、第1四半期の構成比が小さく、第3四半期の構成比が高くなる季節特性がある。

 17年9月にはクマ型メッセージロボット「HAMIC Bear(はみっく ベア)を発表した。IoT分野に進出し、プラットフォーム事業との新たな相乗効果を創出する方針だ。

 さらに17年11月には、スマートフォン関連プロダクトを製造するスタートアップ・ベンチャー企業の販売・生産のサポートを目的としたプロダクト・インキュベーション・プロジェクト「IGNICTION」を開始した。第一弾プロジェクトとしてキーホルダー型IOT見守りタグ「bibile(ビブル)」の販売を開始した。

■18年4月期増収増益・増配予想

 18年4月期連結業績予想は、売上高が17年4月期比9.6%増の93億20百万円、営業利益が5.0%増の11億61百万円、経常利益が10.4%増の11億57百万円、純利益が8.5%増の7億55百万円としている。コマース事業、プラットフォーム事業とも伸長して先行投資負担を吸収する。最高益更新予想である。配当予想は50銭増配の年間5円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比17.6%増の42億10百万円、営業利益が42.0%増の5億50百万円、経常利益が32.1%増の4億70百万円、純利益が30.7%増の3億10百万円だった。

 主力のコマース事業が15.8%増収(小売が19.1%増収、卸売が13.6%増収)、そしてプラットフォーム事業が27.3%増収と、いずれも大幅伸長した。ネクストエンジン契約数5000社に向けたプラットフォーム事業の先行投資をコマース事業が吸収して大幅増益だった。

 主力のコマース事業では引き続き「iFace」シリーズが好調に推移した。プラットフォーム事業の総契約社数(OEM除く)は、17年4月期末比254社増加の2896社、利用店舗数は1625店舗増の2万1893店舗となった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が45.2%、営業利益が47.4%、経常利益が40.6%、純利益が41.1%である。季節要因を考慮すれば順調であり、通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は17年9月の上場来高値に接近

 株価は戻り歩調で1月10日には1992円まで上伸した。そして17年9月の上場来高値2135円に接近している。1月10日の終値は1987円、今期予想連結PERは約42倍、時価総額は約317億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を回復して先高感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:20 | 業績でみる株価
2018年01月10日

【業績でみる株価】マンダムは上場来高値圏で堅調、18年3月期増収増益予想で増額の可能性

 マンダム<4917>(東1)は男性用化粧品の大手で、女性用も強化している。18年3月期増収増益予想である。販売が好調であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は上場来高値圏で堅調だ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期増収増益予想で増額の可能性

 男性用化粧品の大手で「ギャッツビー」ブランドを主力としている。国内では男性事業の「ルシード」ブランド、および女性事業の「ビフェスタ」ブランドも強化している。海外はインドネシア中心に「ギャッツビー」ブランドを主力として展開している。

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比3.4%増の800億円、営業利益が5.0%増の80億円、経常利益が3.9%増の85億円、そして純利益が0.6%増の56億円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比4.5%増の442億47百万円、営業利益が8.6%増の61億73百万円、経常利益が10.0%増の66億28百万円、純利益が7.9%増の43億57百万円だった。売上高・利益とも計画を上回り、減益予想から一転して増益で着地した。

 売上高は、海外その他が為替換算影響で1.6%増収にとどまったが、だった。主力の日本が4.4%増収、インドネシアが7.1%増収と好調だった。事業別には男性事業が2.3%増と順調に推移し、女性事業が15.3%増収と大幅伸長した。その他事業は8.3%減収だった。コスト面ではマーケティング強化に伴って販管費が増加したが、増収効果で吸収した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が55.3%、営業利益が77.2%、経常利益が78.0%、純利益が77.8%と高水準である。下期に日本での追加マーケティング投資や海外での競争激化を見込んでいるが、通期予想は増額の可能性が高いだろう。

 配当予想(10月30日に増額修正)は第2四半期末49円、期末34円50銭としている。17年10月1日付株式2分割を考慮して、17年3月期を48円、18年3月期を59円に換算すると、11円増配となる。

■株価は上場来高値圏で堅調、自律調整一巡して上値試す

 株価(17年10月1日付で株式2分割)は12月1日に上場来高値3880円まで上伸し、その後も高値圏で堅調に推移している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:48 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】内外テックは調整一巡して戻り歩調、18年3月期大幅増収増益・増配予想

 内外テック<3374>(JQ)は半導体・FPD製造装置メーカー向けに、各種コンポーネンツ等を仕入・販売する販売事業、および装置組立・受託加工・保守メンテナンス等を行う受託製造事業を展開している。18年3月期大幅増収増益予想・増配予想である。そして再増額余地がありそうだ。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■半導体・FPD製造装置用部品等の仕入販売および受託製造を展開

 半導体・半導体製造装置・FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置・電子機器メーカーを主要取引先として、空気圧機器・真空機器・温度調節機器等の各種コンポーネンツおよび同装置を仕入・販売する販売事業、装置組立・受託加工・工程管理・情報機器組立・保守メンテナンス等を行う受託製造事業を展開している。

■18年3月期大幅増収増益・増配予想、さらに再増額余地

 18年3月期連結業績予想(8月10日に増額修正)は、売上高が17年3月期比23.0%増の257億30百万円、営業利益が30.7%増の11億43百万円、経常利益が33.0%増の11億30百万円、純利益が21.7%増の7億63百万円としている。配当予想は5円増配の年間25円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比38.1%増の133億58百万円、営業利益が2.1倍の6億37百万円、経常利益が2.1倍の6億24百万円、純利益が80.1%増の4億15百万円だった。高水準の半導体・FPD関連設備投資を背景として計画超の大幅増収増益だった。セグメント別には、販売事業が37.5%増収・2.7倍増益、受託製造事業が63.3%増収・70.2%増益だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.9%、営業利益が55.8%、経常利益が55.2%、純利益が54.5%と高水準である。下期に人員確保・教育に伴う先行投資負担を見込んでいるが、通期予想に再増額余地がありそうだ。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は12月7日の直近安値3265円から切り返し、年初に動意づく形となって1月9日には3925円まで上伸した。調整一巡して戻り歩調だ。1月9日の終値は3895円、今期予想連結PERは約14倍、時価総額は約114億円である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破して先高感を強めている。戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:19 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ユーザーローカルは急動意で底放れ、18年6月期増収増益予想

 ユーザーローカル<3984>(東マ)は、人工知能(AI)を活用したアクセス解析ツールや自動会話システムなど、企業のマーケティング活動を支援するビッグデータ解析サービスを提供している。18年6月期増収増益予想である。株価は急動意で底放れの形となった。戻りを試す展開が期待される。

■AIを活用したビッグデータ解析サービス

 17年3月東証マザーズに新規上場した。人工知能(AI)を活用したアクセス解析ツールや自動会話システムなど、企業のマーケティング活動を支援するビッグデータ解析サービスを提供(データクラウド事業)している。

 コアプロダクトは「User Insight」「Social Insight」および「Media Insight」である。17年2月公開した新サービス「サポートチャットボット」も強化している。18年6月期にはディープラーニングを活用した人工知能サービスの開始を予定している。

■18年6月期増収増益予想

 18年6月期の非連結業績予想は、売上高が17年6月期比10.1%増の10億64百万円、営業利益が6.0%増の4億08百万円、経常利益が8.1%増の4億08百万円、純利益が1.7%増の2億65百万円としている。

 コアプロダクトが順調に伸長し、新サービスも寄与して増収増益予想である。ビッグデータから人工知能事業への飛躍のための投資時期と位置付け、コアプロダクトおよび新サービスの機能強化を目的として、ビッグデータを処理する基幹システムの拡張・強化、アルゴリズムの開発・実装、ビッグデータを解析するデータサイエンティストの教育・育成に注力する方針だ。

 第1四半期は売上高が2億59百万円、営業利益が1億24百万円、経常利益が1億24百万円、純利益が78百万円だった。既存システム「User Insight」「Social Insight」「Media Insight」および新サービス「サポートチャットボット」の採用企業数が順調に増加した。

 そして通期予想に対する進捗率は売上高が24.3%、営業利益が30.4%、経常利益が30.4%、純利益が29.4%と順調だった。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は急動意で底放れ

 株価はIPO人気が離散して安値圏5000円台でモミ合う展開だったが、年初に急動意で底放れの形となった。1月5日には7390円まで上伸した。1月9日の終値は6960円、今期予想PERは約95倍、時価総額は約254億円である。

 日足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。底放れて基調転換した形だ。戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:42 | 業績でみる株価
2018年01月09日

【業績でみる株価】ハピネットは昨年来高値に接近、18年3月期2桁増益予想

 ハピネット<7552>(東1)は、玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。18年3月期2桁増益予想である。株価は17年6月の昨年来高値に接近している。

■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開

 玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。

■18年3月期2桁増益予想

 18年3月期の連結業績予想は、12月18日に純利益を7億円増額修正した。SRAとの訴訟の控訴審判決に伴って特別利益を計上した。修正後は売上高が17年3月期比3.4%増の1800億円、営業利益が13.6%増の42億円、経常利益が14.9%増の40億円、純利益が56.9%増の32億円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比17.1%増収、営業利益が2.1倍増益、経常利益が2.2倍増益、純利益が3.2倍増益だった。ビデオゲーム事業の好調が牽引して計画超の大幅増収増益だった。

 玩具事業は1.2%減収だが、販管費減少で16.0%増益だった。映像音楽事業は映画「君の名は」などパッケージの好調で14.6%増収、2.1倍増益だった。ビデオゲーム事業は任天堂関連ソフトの好調で73.8%増収となり、利益は大幅黒字化した。アミューズメント事業はカプセル玩具が好調だが、カードゲーム商材が低調で2.1%減収だった。ただし利益はロケーション見直しなどで18.5%増益だった。

 修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.1%、営業利益が41.9%、経常利益が41.0%、純利益が32.6%である。クリスマス・年末年始商戦が最大の需要期となり、下期の構成比が高い季節要因を考慮すれば高水準だろう。

■株価は17年6月の昨年来高値に接近

 株価は12月27日に2216円まで上伸し、17年6月の昨年来高値2234円に接近している。

 1月5日の終値は2118円、今期予想連結PERは18〜19倍近辺、時価総額は約509億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:35 | 業績でみる株価
2018年01月05日

【業績でみる株価】チャーム・ケア・コーポレーションは18年6月期2桁増収増益・増配予想、さらに増額の可能性

■自律調整一巡して上値試す

 チャーム・ケア・コーポレーション<6062>(JQ)は、介護付有料老人ホームを主力に、サービス付高齢者向け住宅なども展開している。高水準の入居率や新規施設開設効果などで18年6月期2桁増収増益予想・増配予想である。さらに増額の可能性がありそうだ。株価は自律調整一巡して17年11月高値を試す展開が期待される。

■介護付有料老人ホームを近畿圏中心に展開

 介護付有料老人ホームを主力に、サービス付高齢者向け住宅なども展開している。17年8月1日現在の施設数は近畿圏30ホーム、首都圏9ホーム、合計39ホーム(運営居室数2791室)である。

 近畿圏中心に展開し、首都圏での事業展開も強化している。近畿圏ではドミナント戦略を維持し、首都圏では高級住宅地中心にアパーミドル〜富裕層をターゲットとした高価格帯ブランド「チャームプレミア」シリーズ中心に開設する。

■18年6月期2桁増収増益・増配予想、さらに増額の可能性

 18年6月期の非連結業績予想は、売上高が17年6月期比28.1%増の140億円、営業利益が17.8%増の10億50百万円、経常利益が18.5%増の10億円、純利益が11.9%増の6億円としている。配当予想は2円50銭増配の年間10円(期末一括)としている。

 高水準の入居率、開設2年目ホームの収益化、新規施設開設、人員配置適正化や業務効率化などの効果で2桁増収増益予想である。新規開設は近畿圏で5ホーム、首都圏で3ホーム、合計8ホーム(508室)の計画としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比20.5%増の30億91百万円、営業利益が34.2%増の2億18百万円、経常利益が37.1%増の2億04百万円、純利益が39.4%増の1億24百万円だった。

 17年8月にチャームプレミア深沢(東京都世田谷区、85室)を開設した。開設2年目を経過した既存ホームの入居状況は97.5%で、前年同期の96.6%から0.9ポイント上昇した。

 第1四半期の進捗率は通期予想に対して売上高22.1%、営業利益20.8%、経常利益20.4%、純利益20.7%と低水準の形だが、第2四半期累計に対しては売上高47.6%、営業利益58.1%、経常利益58.3%、純利益62.0%と高水準である。第2四半期以降の新規開設を考慮すれば、通期予想に増額の可能性がありそうだ。

■株価は自律調整一巡して17年11月の上場来高値試す

 株価は17年11月の上場来高値2739円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押すことなく2500円近辺で推移して自律調整一巡感を強めている。1月4日の終値は2473円、今期予想PERは約27倍、時価総額は約161億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整一巡して17年11月の上場来高値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:07 | 業績でみる株価
2018年01月04日

【業績でみる株価】フェローテックホールディングスは日柄調整完了して上値試す、18年3月期利益予想は3回目の増額余地

 フェローテックホールディングス<6890>(JQ)は半導体等装置関連事業、太陽電池関連事業、電子デバイス事業を展開している。半導体等装置関連事業の好調が牽引して18年3月期利益予想は3回目の増額余地がありそうだ。株価は01年来高値圏から一旦反落したが、日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。

■半導体等装置関連事業、太陽電池関連事業、電子デバイス事業を展開

 半導体等装置関連事業(真空シール、金属加工製品、マテリアル製品など)、太陽電池関連事業(シリコン結晶製造装置、シリコン製品など)、電子デバイス事業(サーモモジュール、パワー半導体用基板、磁性流体など)を展開している。真空シールは世界シェア約6割である。

 マテリアル製品の旺盛な需要に対応するため、石英製造ラインの増設を断続的に実行し、17年7月CVD−SiCの韓国工場、8インチウェーハのインゴッド銀川工場および上海ウェーハ工場、9月セラミックス製品の杭州工場を竣工した。また8インチウェーハの2次ライン以降について新工場設立を杭州市に決定した。19年下半期中の生産開始を予定している。

■18年3月期利益予想は3回目の増額余地

 18年3月期の連結業績予想(11月14日に増額修正、利益は8月14日に続いて2回目の増額修正)は、売上高が17年3月期比15.1%増の850億円、営業利益が49.7%増の85億円、経常利益が32.1%増の75億円、そして純利益が35.1%増の44億円としている。配当予想は4円増配の年間22円(第2四半期末12円、期末10円)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比14.2%増の429億83百万円、営業利益が33.2%増の44億98百万円、経常利益が83.0%増の38億57百万円、純利益が2.2倍の22億99百万円だった。

 デバイスメーカー各社の設備投資や設備稼働率が堅調に推移し、半導体等装置関連事業のマテリアル製品が大幅伸長した。太陽電池関連事業の低迷を吸収して大幅増収増益だった。マテリアル製品におけるミックス変化、量産効果による歩留まり向上、営業外における為替差損の減少なども寄与した。半導体等装置関連事業は28.5%増収・84.5%増益、電子デバイス事業は2.8%増収・21.1%増益だった。太陽電池関連事業は6.3%減収で赤字が拡大した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.6%、営業利益が52.9%、経常利益が51.4%、純利益が52.3%である。半導体等装置関連事業の好調が牽引し、通期利益予想に3回目の増額余地がありそうだ。

■株価は日柄調整完了して上値試す

 株価は11月24日に01年来高値圏となる2480円まで上伸した。その後は利益確定売りで一旦反落したが、2300円近辺で推移して日柄調整完了感を強めている。12月29日の終値は2300円、今期予想連結PERは約18倍、時価総額は約852億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:08 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】キャリアインデックスは自律調整一巡して上値試す、18年3月期大幅増収増益予想で増額の可能性

 キャリアインデックス<6538>(東1)は、国内大手転職サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。登録会員数が増加基調で18年3月期大幅増収増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。株価は上場来高値圏だ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■求人情報をネットワークした転職情報サイト運営が主力

 17年12月14日付で東証マザーズから東証1部に市場変更した。国内大手転職サイトやアルバイト・派遣サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。また新規分野では資格・お稽古などのスクール情報サイトを運営している。

 ユーザーの登録・応募に応じた送客成果報酬課金を収益柱としている。主力の正社員転職求人情報サイト「キャリアインデックス」の17年9月末時点の会員登録人数は16年9月末比17万人増の94万人、求人掲載件数は16万件増の72万件、アルバイト・派遣情報サイト「Lacotto」の求人掲載件数は32万件増の108万件、ファッション業界に特化した転職情報サイト「Fashion HR」の会員登録数は0.8万人増加の2.3万人だった。

 なお17年11月には正社員転職求人情報サイト「キャリアインデックス」において、エムスリーキャリアの医療関連転職支援サービスと提携を開始した。

■18年3月期大幅増収増益予想、さらに増額の可能性

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比26.3%増の21億52百万円、営業利益が35.8%増の6億06百万円、経常利益が28.3%増の5億93百万円、純利益が23.7%増の3億52百万円としている。良好な事業環境を背景に登録会員数が増加基調であり、大幅増収増益予想である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比41.4%増の11億12百万円、営業利益が2.1倍の3億56百万円、経常利益が2.0倍の3億56百万円、そして純利益が98.1%増の2億24百万円だった。通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が58.7%、経常利益が60.1%、純利益が63.6%と高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は上場来高値圏、自律調整一巡して上値試す

 株価(17年10月1日付で株式2分割、17年12月14日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、12月4日に上場来高値1992円まで上伸した。その後も高値圏で堅調に推移している。12月29日の終値は1780円、今期予想PERは約52倍、時価総額は約185億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:01 | 業績でみる株価
2017年12月28日

【業績でみる株価】アエリアは調整一巡感、17年12月期大幅増収増益(黒字化)予想

 アエリア<3758>(JQ)はITサービス事業を主力として、スマホ向けゲームのコンテンツ事業、民泊サービスなどの不動産事業にも展開している。17年12月期は、M&A効果やゲームの好調で、大幅増収増益(黒字化)予想である。株価は調整一巡感を強めている。

■ITサービス主力にM&Aを積極活用

 アフィリエイトプラットフォームやデータセンタ運営などのITサービス事業を主力として、女性をターゲットにしたスマホ向けゲーム開発・配信のコンテンツ事業、さらに民泊サービスなどの不動産事業にも展開している。

 M&Aを積極活用している。17年11月に不動産関連事業を展開するトータルマネジメントの子会社化が完了し、17年12月期は8社をグループ化した。強固な収益基盤を確立するため、各事業の連携とシナジー創出によりリスク分散を図りつつ、今後も国内外で事業規模の拡大を目指すとしている。

■17年12月期大幅増収増益(黒字化)予想

 17年12月期の連結業績予想は、売上高が16年12月期比2.4倍の140億円で、営業利益が35億円(16年12月期は15億96百万円の赤字)、経常利益が36億円(同14億20百万円の赤字)、純利益が24億円(同21億47百万円の赤字)としている。積極的なM&Aの効果、17年1月配信開始したスマホ向けゲーム「A3!」の好調などで、大幅増収増益(黒字化)予想である。

 第3四半期累計は売上高が97億02百万円、営業利益が23億88百万円、経常利益が24億39百万円、純利益が15億02百万円で黒字化した。通期予想に対する進捗率は売上高が69.3%、営業利益が68.2%、経常利益が67.8%、純利益が62.6%だった。ゲーム関連が変動要因となるが、通期ベースでも好業績を期待したい。

 なお自己株式取得(取得株式総数の上限20万株、取得価額総額の上限4億円、取得期間17年10月26日〜18年3月23日)については、11月30日時点の累計で取得株式数0株だった。

■株価は調整一巡感

 株価は7月の年初来高値3730円から反落して水準を切り下げたが、12月6日の年初来安値1397円から切り返して調整一巡感を強めている。12月19日には1640円まで上伸した。12月27日の終値は1547円、今期予想連結PERは約10倍、時価総額は約297億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを抑える形だが、調整一巡して出直りの動きが期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:29 | 業績でみる株価
2017年12月27日

【業績でみる株価】シー・エス・ランバーは木材プレカット加工の大手

 シー・エス・ランバー<7808>(JQ)は木材プレカット加工の大手である。17年11月期増収増益予想である。株価はIPO時高値から反落して水準を切り下げたが、目先的な売り一巡感を強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■木材プレカット加工の大手

 17年11月JASDAQに新規上場した。木材のプレカット加工(プレカット事業)の大手である。子会社で木造戸建住宅の建築請負事業、および不動産賃貸事業も展開している。

 プレカット加工とは、建築現場に搬入する前に、工場で原材料(材木・合板等)を必要寸法に切断し、材木と材木の接合部分を加工することである。在来軸組工法および2×4工法とも対応し、首都圏1都3県を地盤に展開している。

 収益特性としては新設住宅着工戸数の影響を受けやすく、季節要因としては売上高が下期偏重で、特に第4四半期(9〜11月)に売上高が集中する傾向がある。

■17年11月期増収増益予想

 17年11月期の連結業績予想(11月15日公表)は、売上高が16年11月期比8.1%増の147億33百万円、営業利益が10.7%増の6億43百万円、経常利益が12.0%増の6億01百万円、純利益が1.0%増の3億20百万円としている。

 第3四半期累計の業績を踏まえ、第4四半期の予想値を加味したとしている。配当予想は30円としている。なお12月11日に特別利益で投資有価証券売却益57百万円を計上すると発表している。

 第3四半期累計は売上高が105億04百万円、営業利益が3億25百万円、経常利益が2億93百万円、純利益が1億33百万円だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高が71.3%、営業利益が50.5%、経常利益が48.8%、純利益が41.6%だった。第4四半期に売上が集中する季節要因を考慮すれば概ね順調な水準だろう。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は11月15日の高値2772円から反落し、12月15日の1781円まで水準を切り下げた。その後は切り返して12月26日に1950円まで上伸し、目先的な売り一巡感を強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。12月26日の終値は1950円、時価総額は約35億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 業績でみる株価
2017年12月26日

【業績でみる株価】ワコムは自律調整一巡して上値試す、18年3月期大幅増収増益予想

 ワコム<6727>(東1)はペン入力タブレットの世界トップメーカーである。需要が拡大して18年3月期大幅増収増益予想である。株価は11月の年初来高値から反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■ペン入力タブレットの世界トップメーカー

 ペン入力タブレットの世界トップメーカーである。自社ブランド製品を主力に、他社製PCやモバイル端末向けのOEM供給も展開している。

■18年3月期大幅増収増益予想

 18年3月期連結業績予想(11月1日に増額修正)は、売上高が17年3月期比13.4%増の809億円、営業利益が29億円(17年3月期は11億71百万円の赤字)、経常利益が31億円(同8億70百万円の赤字)、純利益が19億30百万円(同55億34百万円の赤字)としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比20.4%増の406億89百万円、営業利益が15億01百万円(前年同期は8億98百万円の赤字)、経常利益が16億42百万円(同10億21百万円の赤字)、純利益が16億74百万円(同12億26百万円の赤字)だった。需要拡大による増収効果や販管費抑制効果などで黒字化した。

 ブランド製品事業は16.1%増収だった。クリエイティブビジネスは16年10月発表した次世代ペン技術搭載の新製品が寄与した。コンシューマビジネスも新製品が貢献した。ビジネスソリューションは新規採用拡大などで第2四半期に需要が急回復した。テクノロジーソリューション事業は26.6%増収だった。タブレット向け需要が拡大した。スマートフォン向けはサムスン社のモデルチェンジに伴い次期モデルGalaxy Note8向けの量産を開始した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.3%、営業利益が51.8%、経常利益が53.0%、純利益が86.7%と順調である。通期ベースでも、テクノロジーソリューション事業がスマートフォン向け、タブレット向けとも好調に推移する見込みだ。なおブランド製品事業においては第3四半期以降、一部製品ラインに開発遅れが生じる可能性があるため、その売上高減少および製品構成変化の影響を織り込んだとしている。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価は11月の年初来高値690円から利益確定売りで一旦反落したが、600円近辺で推移して自律調整一巡感を強めている。12月25日の終値は620円、今期予想連結PERは約52倍、時価総額は約1033億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:35 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ズームは目先的な過熱感解消、17年12月期増収増益予想

 ズーム<6694>(JQ)は、ハンディオーディオレコーダーを主力とする音響機器メーカーである。17年12月期増収増益予想である。株価は12月4日の上場来高値から反落したが、目先的な過熱感が解消して調整一巡感を強めている。

■ハンディレコーダーが主力の音響機器メーカー

 17年3月JASDAQに新規上場した。ハンディオーディオレコーダーを主力とする音響機器メーカーである。マルチエフェクター、ハンディビデオレコーダー、プロフェッショナルフィールドレコーダーなども展開している。自社で製造機能を持たないファブレスメーカーである。

 17年11月にはイタリアのMogar社と共同出資で、音響機器の販売代理店として子会社を設立し、新たなMogar社(当社出資比率51%)とする基本合意書を締結した。

■17年12月期増収増益予想

 17年12月期の連結業績予想は、売上高が16年12月期比0.8%増の60億19百万円、営業利益が3.7%増の2億99百万円、経常利益が45.9%増の2億99百万円、純利益が33.3%増の2億38百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比8.3%増の47億80百万円、営業利益が45.8%増の2億23百万円、経常利益が3.0倍の2億10百万円、純利益が2.1倍の1億71百万円だった。計画超の増収増益だった。ハンディビデオレコーダーが16年10月発売の新製品効果で想定以上に大幅伸長した。地域別では主力の米国向けが好調だった。営業外では為替差損が大幅減少した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が79.4%、営業利益が97.4%、経常利益が70.2%、純利益が71.8%と順調である。売上高と営業利益の進捗率が高水準だが、第3四半期までに主な新製品の投入を終了しているため、第4四半期の売上高が減少する見込みとしている。

■株価は目先的な過熱感解消

 株価は急伸した12月4日の上場来高値3540円から反落したが、3000円近辺で下げ渋る動きだ。12月25日の終値は2828円で、今期予想連結PERは約26倍、時価総額は約63億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が接近し、目先的な過熱感が解消して調整一巡感を強めている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:34 | 業績でみる株価