セック<3741>(東1)はリアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。受注好調で18年3月期2桁増益予想である。株価は10月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して戻り歩調だ。なお11月16日に立会外分売を実施した。
■リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社
リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの分野に展開している。
中期的には、既存分野である社会基盤システム事業の収益をベースとして、成長分野である車両自動走行分野やサービスロボット分野を拡大する方針だ。17年10月には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「ロボット活用型市場化適用技術プロジェクト」の委託先に採択された。
■18年3月期2桁増益予想
18年3月期非連結業績予想は売上高が17年3月期比1.7%増の45億円、営業利益が15.5%増の5億円、経常利益が14.0%増の5億20百万円、純利益が14.5%増の3億60百万円としている。研究開発への投資などで販管費が増加するが、先行投資負担を吸収して2桁増益予想である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比12.7%増の22億87百万円、営業利益が57.1%増の2億05百万円、経常利益が54.9%増の2億21百万円、純利益が41.5%増の1億38百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。外注費や研究開発費の増加などを増収効果で吸収した。
ビジネスフィールド(BF)別には、モバイルネットワークBFが移動体通信事業者向けのサービス系開発が好調で6.7%増収、インターネットBFが民間企業向け開発案件の減少で5.6%減収、社会基盤システムBFが官公庁案件や医療関連案件の増加で27.4%増収、宇宙先端システムBFが車両自動走行研究開発案件やロボット研究開発案件の増加で26.3%増収だった。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.8%、営業利益が41.0%、経常利益が42.5%、純利益が38.3%である。やや低水準の形だが、システム開発関連で第4四半期の構成比が高い特性や、第2四半期末時点で過去最高水準の受注残高(40.3%増の18億55百万円)を考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待される。
■株価は調整一巡して戻り歩調
株価(17年9月29日付で東証2部から東証1部に市場変更)は、10月の年初来高値2774円から反落したが、11月16日の直近安値2168円から切り返している。調整一巡して戻り歩調だ。12月6日の終値は2380円、今期予想PERは34倍近辺、時価総額は約122億円である。
週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(MM)
●[業績でみる株価]の記事一覧
(ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)
(12/07)【業績でみる株価】セックは調整一巡して戻り歩調、受注好調で18年3月期2桁増益予想
(12/06)【業績でみる株価】シンデン・ハイテックスは公募増資嫌気して急落だが目先的な売り一巡、18年3月期大幅増益・増配予想
(12/05)【業績でみる株価】サンウッドは日柄調整完了感、18年3月期大幅増収増益予想
(12/05)【業績でみる株価】キャリアインデックスは上場来高値更新の展開、18年3月期大幅増収増益予想で増額の可能性
(12/04)【業績でみる株価】レカムは戻り高値圏、18年9月期大幅増収増益・増配予想
(12/04)【業績でみる株価】船場は17年12月期減益予想だが、受注が高水準で18年12月期収益拡大期待
(12/01)【業績でみる株価】シンクロ・フードは調整一巡して上値試す、18年3月期予想は増額の可能性
(12/01)【業績でみる株価】ハピネス・アンド・ディは年初来高値圏で堅調、18年8月期2桁増益予想で株高効果も追い風
(11/30)【業績でみる株価】壽屋はファブレス型の模型メーカー、18年6月期大幅増益予想で増額の可能性
(11/22)【業績でみる株価】フェローテックホールディングスは01年来高値圏、18年3月期利益予想を2回目の増額修正、さらに3回目の増額余地
(11/21)【業績でみる株価】テモナはリピート通販システムが主力、18年9月期増収増益予想
(11/20)【業績でみる株価】オロはクラウド型ERPなど展開、17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地
(11/17)【業績でみる株価】ビーブレイクシステムズはクラウドERPが主力、18年6月期増収増益予想で1Q進捗率順調
(11/16)【業績でみる株価】ハピネットは戻り歩調、18年3月期2Q累計が計画超の大幅増収増益で通期も2桁増益予想
(11/15)【業績でみる株価】スマートバリューは18年6月期1Q黒字化で通期大幅増益予想、12月末基準日で株式2分割
(11/14)【業績でみる株価】セックは18年3月期2Q累計大幅増益、通期も2桁増益予想
(11/13)【業績でみる株価】ベガコーポレーションは失望売り一巡、18年3月期減益予想だが19年3月期の収益改善期待
(11/10)【業績で見る株価】CRI・ミドルウェアが出直り強める、今期業績のV字回復見通しなど好感
(11/10)【業績でみる株価】シンデン・ハイテックスは15年の上場来高値に接近、18年3月期大幅増益予想
(11/09)【業績でみる株価】シンクロ・フードは18年3月期2Q累計大幅増収増益、通期予想は増額の可能性
(ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)




















2017年12月07日
【業績でみる株価】セックは調整一巡して戻り歩調、受注好調で18年3月期2桁増益予想
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:47
| 業績でみる株価
2017年12月06日
【業績でみる株価】シンデン・ハイテックスは公募増資嫌気して急落だが目先的な売り一巡、18年3月期大幅増益・増配予想
シンデン・ハイテックス<3131>(JQ)は、液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。18年3月期は半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増益予想である。そして配当予想も増額した。株価は公募増資を嫌気して急落したが、目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。
■液晶・半導体など電子部品専門商社
液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。韓国のLGディスプレー社やSKハイニックス社の製品を主力としている。またバッテリおよび周辺機器分野も強化している。
■18年3月期大幅増益予想、配当も増額修正
18年3月期連結業績予想(10月25日に増額修正)は、売上高が17年3月期比15.2%増の512億円、営業利益が49.1%増の12億50百万円、経常利益が2.1倍の10億50百万円、純利益が93.2%増の7億円としている。半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増収増益予想である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比25.0%増収、営業利益、経常利益、純利益とも黒字化した。液晶分野は一部顧客の車載用機器向けがメーカー直販になった影響で12.3%減収だが、半導体分野は旺盛なメモリ需要や委託開発ビジネスの順調推移で36.5%増収、電子機器分野は半導体検査装置の大型案件や異物検出機等の装置ビジネスの好調で2.5倍増収、その他分野がバッテリ・周辺機器の新規ビジネスの立ち上がりで31.9%増収だった。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が67.1%、経常利益が70.1%、純利益が71.7%と高水準である。通期会社予想に再増額の可能性がありそうだ。
配当予想は11月20日に増額修正した。期末20円増額して年間130円(期末一括)とした。17年3月期との比較では40円増配となる。
■株価は目先的な売り一巡感
株価は15年6月4370円を突破し、11月20日に上場来高値4885円まで上伸したが、11月20日発表の公募増資を嫌気して急反落した。ただし3500円近辺で目先的な売り一巡感を強めている。12月5日の終値は3530円、今期予想連結PERは8倍近辺、時価総額は約65億円である。
週足チャートで見るとサポートラインの26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)
■液晶・半導体など電子部品専門商社
液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。韓国のLGディスプレー社やSKハイニックス社の製品を主力としている。またバッテリおよび周辺機器分野も強化している。
■18年3月期大幅増益予想、配当も増額修正
18年3月期連結業績予想(10月25日に増額修正)は、売上高が17年3月期比15.2%増の512億円、営業利益が49.1%増の12億50百万円、経常利益が2.1倍の10億50百万円、純利益が93.2%増の7億円としている。半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増収増益予想である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比25.0%増収、営業利益、経常利益、純利益とも黒字化した。液晶分野は一部顧客の車載用機器向けがメーカー直販になった影響で12.3%減収だが、半導体分野は旺盛なメモリ需要や委託開発ビジネスの順調推移で36.5%増収、電子機器分野は半導体検査装置の大型案件や異物検出機等の装置ビジネスの好調で2.5倍増収、その他分野がバッテリ・周辺機器の新規ビジネスの立ち上がりで31.9%増収だった。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が67.1%、経常利益が70.1%、純利益が71.7%と高水準である。通期会社予想に再増額の可能性がありそうだ。
配当予想は11月20日に増額修正した。期末20円増額して年間130円(期末一括)とした。17年3月期との比較では40円増配となる。
■株価は目先的な売り一巡感
株価は15年6月4370円を突破し、11月20日に上場来高値4885円まで上伸したが、11月20日発表の公募増資を嫌気して急反落した。ただし3500円近辺で目先的な売り一巡感を強めている。12月5日の終値は3530円、今期予想連結PERは8倍近辺、時価総額は約65億円である。
週足チャートで見るとサポートラインの26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:36
| 業績でみる株価
2017年12月05日
【業績でみる株価】サンウッドは日柄調整完了感、18年3月期大幅増収増益予想
サンウッド<8903>(JQ)は、東京都心部中心に高品質・高価格帯の新築分譲マンションを企画・開発・販売している。18年3月期大幅増収増益予想である。株価は急伸後の日柄調整完了感を強めている。
■東京都心部で高品質・高価格帯の新築マンションを分譲
東京都心部中心に高品質・高価格帯の新築分譲マンションを企画・開発・販売する不動産デベロッパーである。13年に資本業務提携したタカラレーベン<8897>が筆頭株主である。
売上高150億円、営業利益10億円を安定的に計上できる体制を目指し、都心部ハイエンド物件の分譲を事業の中心として継続するとともに、多様化するニーズに対応するため、都心近郊コンパクト物件や東京郊外コンセプト物件を組み合わせる戦略を推進している。またリノベーション、都心高額物件中心の仲介、不動産ソリューション(賃貸収入を得ながら保有し、将来的に自社マンション開発用地やバリューアップ後の売却を目指す)も強化している。
なお収益面では、物件販売によって四半期業績が大きく変動する可能性がある。
■18年3月期大幅増収増益予想
18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比71.4%増の115億84百万円、営業利益が3.8倍の5億04百万円、経常利益が17.3倍の3億50百万円、純利益が40.8%増の2億40百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比2.9倍の74億43百万円、営業利益が5億87百万円(前年同期は2億47百万円の赤字)、経常利益が5億38百万円(同2億97百万円の赤字)、純利益が4億54百万円(同2億98百万円の赤字)だった。
不動産開発事業の新築分譲マンション3件(赤坂丹後町、多摩センター、代々木西参道)の引き渡し開始で大幅増収となった。引き渡し戸数はJV按分後で合計102戸だった。リノベーション事業の好調や販管費の減少なども寄与して各利益は黒字化した。
通期ベースでは合計150戸(JV按分後)の販売を計画している。17年9月末時点の契約進捗率は73.2%となっている。第4四半期には文京東大前ヒルズの引き渡し開始を予定している。通期ベースでも好業績が期待される。
■株価は日柄調整完了感
株価は第2四半期累計黒字化を好感し、10月23日に年初来高値689円まで急伸する場面があった。その後は高値圏でモミ合う展開だが、日柄調整完了感を強めている。12月4日の終値は618円、今期予想PERは12〜13倍近辺、時価総額は約30億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
■東京都心部で高品質・高価格帯の新築マンションを分譲
東京都心部中心に高品質・高価格帯の新築分譲マンションを企画・開発・販売する不動産デベロッパーである。13年に資本業務提携したタカラレーベン<8897>が筆頭株主である。
売上高150億円、営業利益10億円を安定的に計上できる体制を目指し、都心部ハイエンド物件の分譲を事業の中心として継続するとともに、多様化するニーズに対応するため、都心近郊コンパクト物件や東京郊外コンセプト物件を組み合わせる戦略を推進している。またリノベーション、都心高額物件中心の仲介、不動産ソリューション(賃貸収入を得ながら保有し、将来的に自社マンション開発用地やバリューアップ後の売却を目指す)も強化している。
なお収益面では、物件販売によって四半期業績が大きく変動する可能性がある。
■18年3月期大幅増収増益予想
18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比71.4%増の115億84百万円、営業利益が3.8倍の5億04百万円、経常利益が17.3倍の3億50百万円、純利益が40.8%増の2億40百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比2.9倍の74億43百万円、営業利益が5億87百万円(前年同期は2億47百万円の赤字)、経常利益が5億38百万円(同2億97百万円の赤字)、純利益が4億54百万円(同2億98百万円の赤字)だった。
不動産開発事業の新築分譲マンション3件(赤坂丹後町、多摩センター、代々木西参道)の引き渡し開始で大幅増収となった。引き渡し戸数はJV按分後で合計102戸だった。リノベーション事業の好調や販管費の減少なども寄与して各利益は黒字化した。
通期ベースでは合計150戸(JV按分後)の販売を計画している。17年9月末時点の契約進捗率は73.2%となっている。第4四半期には文京東大前ヒルズの引き渡し開始を予定している。通期ベースでも好業績が期待される。
■株価は日柄調整完了感
株価は第2四半期累計黒字化を好感し、10月23日に年初来高値689円まで急伸する場面があった。その後は高値圏でモミ合う展開だが、日柄調整完了感を強めている。12月4日の終値は618円、今期予想PERは12〜13倍近辺、時価総額は約30億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:32
| 業績でみる株価
【業績でみる株価】キャリアインデックスは上場来高値更新の展開、18年3月期大幅増収増益予想で増額の可能性
■東証1部への市場変更申請中
キャリアインデックス<6538>(東マ)は、国内大手転職サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。登録会員数が増加基調で18年3月期大幅増収増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。なお東証1部への市場変更を申請中で、11月21日に立会外分売を実施している。株価は上場来高値更新の展開だ。
■求人情報をネットワークした転職情報サイト運営が主力
国内大手転職サイトやアルバイト・派遣サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。ユーザーの登録・応募に応じた送客成果報酬課金が収益柱である。資格・お稽古などのスクール情報サイトも運営している。
主力の転職サイト「キャリアインデックス」の17年9月末時点の会員登録人数は16年9月末比17万人増の94万人、求人掲載件数は16万件増の72万件、一人あたり応募件数は8件増の116件となった。
11月27日には転職サイト「キャリアインデックス」において、エムスリーキャリアの医療関連転職支援サービスと提携を開始したと発表している。
■18年3月期大幅増収増益予想、さらに増額の可能性
18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比26.3%増の21億52百万円、営業利益が35.8%増の6億06百万円、経常利益が28.3%増の5億93百万円、純利益が23.7%増の3億52百万円としている。良好な事業環境を背景に登録会員数が増加基調であり、大幅増収増益予想である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比41.4%増収、営業利益が2.1倍増益、経常利益が2.0倍増益、純利益が98.1%増益だった。そして通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が58.7%、経常利益が60.1%、純利益が63.6%と高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は上場来高値更新の展開
株価(17年10月1日付で株式2分割)は上場来高値更新の展開となり、12月4日には1992円まで上伸した。12月4日の終値は1940円、今期予想PERは57倍近辺、時価総額は約202億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
キャリアインデックス<6538>(東マ)は、国内大手転職サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。登録会員数が増加基調で18年3月期大幅増収増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。なお東証1部への市場変更を申請中で、11月21日に立会外分売を実施している。株価は上場来高値更新の展開だ。
■求人情報をネットワークした転職情報サイト運営が主力
国内大手転職サイトやアルバイト・派遣サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。ユーザーの登録・応募に応じた送客成果報酬課金が収益柱である。資格・お稽古などのスクール情報サイトも運営している。
主力の転職サイト「キャリアインデックス」の17年9月末時点の会員登録人数は16年9月末比17万人増の94万人、求人掲載件数は16万件増の72万件、一人あたり応募件数は8件増の116件となった。
11月27日には転職サイト「キャリアインデックス」において、エムスリーキャリアの医療関連転職支援サービスと提携を開始したと発表している。
■18年3月期大幅増収増益予想、さらに増額の可能性
18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比26.3%増の21億52百万円、営業利益が35.8%増の6億06百万円、経常利益が28.3%増の5億93百万円、純利益が23.7%増の3億52百万円としている。良好な事業環境を背景に登録会員数が増加基調であり、大幅増収増益予想である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比41.4%増収、営業利益が2.1倍増益、経常利益が2.0倍増益、純利益が98.1%増益だった。そして通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が58.7%、経常利益が60.1%、純利益が63.6%と高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は上場来高値更新の展開
株価(17年10月1日付で株式2分割)は上場来高値更新の展開となり、12月4日には1992円まで上伸した。12月4日の終値は1940円、今期予想PERは57倍近辺、時価総額は約202億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07
| 業績でみる株価
2017年12月04日
【業績でみる株価】レカムは戻り高値圏、18年9月期大幅増収増益・増配予想
レカム<3323>(JQ)は、中小企業向けにOA機器や自社ブランド光回線サービスなどを販売する情報通信事業を主力として、BPO事業、海外法人事業も展開している。18年9月期大幅増収増益予想、そして増配予想である。株価は戻り高値圏だ。
■OA機器などを販売する情報通信事業が主力
17年2月持株会社に移行した。また17年7月第三者割当で光通信<9435>に新株予約権を発行して提携関係を強化した。
中小企業向けにビジネスホン・デジタル複合機・ネットワーク商品・LED照明・OA機器などの販売・設置工事・保守サービスを行う情報通信事業を主力として、記帳代行などのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業、および海外法人事業も展開している。
ストック型収益の光回線サービス、およびLED照明販売や電力小売を行うeco関連事業を強化している。海外法人事業はLED照明中心に中国やASEAN地域に積極展開し、18年9月期には中国で4拠点目、ベトナムで2拠点目の開設を計画している。中期経営計画では目標数値に19年9月期売上高100億円、営業利益10億円、純利益6億80百万円を掲げている。
■18年9月期大幅増収増益予想、そして増配予想
17年9月期連結業績は、売上高が16年9月期比16.2%増の51億39百万円、営業利益が2.4倍の2億92百万円、経常利益が2.6倍の2億58百万円、純利益が2.6倍の1億40百万円だった。計画をやや下回ったが、利益率の高い海外法人事業が大幅伸長して売上総利益率が2.7ポイント改善し、各利益とも過去最高益を更新して着地した。
情報通信事業はUTMの売上が牽引して5.6%増収・3.1倍増益、BPO事業は21.5%増収だがコストの為替換算影響で9.8%減益、海外法人事業は上海の営業増員などでLED照明販売が増加して5倍増収・4倍増益だった。
18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比36.2%増の70億円、営業利益が2.1倍の6億円、経常利益が2.2倍の5億70百万円、純利益が2.1倍の3億円としている。配当予想は50銭増配の年間1円50銭(期末一括)としている。
各事業が伸長して大幅増収増益予想である。情報通信事業は23.1%増収、BPO事業は46.6%増収、海外法人事業はベトナム・ホーチミンへ市の展開も寄与して2.4倍増収の計画である。
■株価は戻り高値圏
株価は戻り高値圏の110円〜120円近辺でモミ合う形だ。12月1日の終値は116円、今期予想連結PERは約23倍、時価総額は約70億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。そして26週移動平均線も接近してきた。(MM)
■OA機器などを販売する情報通信事業が主力
17年2月持株会社に移行した。また17年7月第三者割当で光通信<9435>に新株予約権を発行して提携関係を強化した。
中小企業向けにビジネスホン・デジタル複合機・ネットワーク商品・LED照明・OA機器などの販売・設置工事・保守サービスを行う情報通信事業を主力として、記帳代行などのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業、および海外法人事業も展開している。
ストック型収益の光回線サービス、およびLED照明販売や電力小売を行うeco関連事業を強化している。海外法人事業はLED照明中心に中国やASEAN地域に積極展開し、18年9月期には中国で4拠点目、ベトナムで2拠点目の開設を計画している。中期経営計画では目標数値に19年9月期売上高100億円、営業利益10億円、純利益6億80百万円を掲げている。
■18年9月期大幅増収増益予想、そして増配予想
17年9月期連結業績は、売上高が16年9月期比16.2%増の51億39百万円、営業利益が2.4倍の2億92百万円、経常利益が2.6倍の2億58百万円、純利益が2.6倍の1億40百万円だった。計画をやや下回ったが、利益率の高い海外法人事業が大幅伸長して売上総利益率が2.7ポイント改善し、各利益とも過去最高益を更新して着地した。
情報通信事業はUTMの売上が牽引して5.6%増収・3.1倍増益、BPO事業は21.5%増収だがコストの為替換算影響で9.8%減益、海外法人事業は上海の営業増員などでLED照明販売が増加して5倍増収・4倍増益だった。
18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比36.2%増の70億円、営業利益が2.1倍の6億円、経常利益が2.2倍の5億70百万円、純利益が2.1倍の3億円としている。配当予想は50銭増配の年間1円50銭(期末一括)としている。
各事業が伸長して大幅増収増益予想である。情報通信事業は23.1%増収、BPO事業は46.6%増収、海外法人事業はベトナム・ホーチミンへ市の展開も寄与して2.4倍増収の計画である。
■株価は戻り高値圏
株価は戻り高値圏の110円〜120円近辺でモミ合う形だ。12月1日の終値は116円、今期予想連結PERは約23倍、時価総額は約70億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。そして26週移動平均線も接近してきた。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:24
| 業績でみる株価
【業績でみる株価】船場は17年12月期減益予想だが、受注が高水準で18年12月期収益拡大期待
船場<6540>(東2)は商業施設の設計・施工を展開している。17年12月期は工事原価上昇などで減益予想だが、受注が高水準で18年12月期は収益拡大が期待される。株価は第3四半期決算発表を機に高値圏から反落したが、調整一巡感を強めている。
■商業施設の設計・施工
商業施設の設計・施工を展開している。ショッピングセンターづくりで培ったノウハウをベースとして、調査・分析から、コンセプト策定、基本構想計画、基本設計、実施設計、監理、施工、運営支援まで一貫しての業務受託を強みとしている。
事業戦略の基本には「商環境の変化を捉えて成長機会を獲得する」を掲げ、国内および海外の大型プロジェクトの獲得、公共空間における付加価値創造の事業化を推進している。中期計画では目標数値に19年12月期売上高340億円、営業利益21億円を掲げている。
■17年12月期減益予想だが、受注が高水準で18年12月期収益拡大期待
17年12月期連結業績予想(7月31日に利益を減額修正)は、売上高が16年12月期比8.6%増の300億円、営業利益が9.6%減の15億50百万円、経常利益が10.0%減の15億50百万円、純利益が8.0%減の10億10百万円としている。配当予想は9円増配の年間35円(期末一括)としている。
売上面では、大型店舗の投資抑制に加えて、海外案件が大口顧客の投資の端境期にあたるが、都市開発プロジェクト関連や専門店関連の受注が高水準である。利益面では、外注比率の高い施工案件の増加に伴って工事原価が上昇し、人員増に対応するためのオフィス移転費用も影響する見込みだ。
第3四半期累計は売上高が4.4%増収だが、営業利益が26.4%減益、経常利益が24.3%減益、純利益が13.7%減益だった。外注比率の高い施工物件が増加して工事原価率が上昇した。17年12月期は減益予想だが、受注が高水準で18年12月期は収益拡大が期待される。
■株価は高値圏から反落だが調整一巡感
株価は第3四半期決算発表を機に11月13日の上場来高値1347円から反落したが、1200円近辺から切り返して調整一巡感を強めている。12月1日の終値は1257円、今期予想連結PERは12倍近辺、時価総額は約124億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。(MM)
■商業施設の設計・施工
商業施設の設計・施工を展開している。ショッピングセンターづくりで培ったノウハウをベースとして、調査・分析から、コンセプト策定、基本構想計画、基本設計、実施設計、監理、施工、運営支援まで一貫しての業務受託を強みとしている。
事業戦略の基本には「商環境の変化を捉えて成長機会を獲得する」を掲げ、国内および海外の大型プロジェクトの獲得、公共空間における付加価値創造の事業化を推進している。中期計画では目標数値に19年12月期売上高340億円、営業利益21億円を掲げている。
■17年12月期減益予想だが、受注が高水準で18年12月期収益拡大期待
17年12月期連結業績予想(7月31日に利益を減額修正)は、売上高が16年12月期比8.6%増の300億円、営業利益が9.6%減の15億50百万円、経常利益が10.0%減の15億50百万円、純利益が8.0%減の10億10百万円としている。配当予想は9円増配の年間35円(期末一括)としている。
売上面では、大型店舗の投資抑制に加えて、海外案件が大口顧客の投資の端境期にあたるが、都市開発プロジェクト関連や専門店関連の受注が高水準である。利益面では、外注比率の高い施工案件の増加に伴って工事原価が上昇し、人員増に対応するためのオフィス移転費用も影響する見込みだ。
第3四半期累計は売上高が4.4%増収だが、営業利益が26.4%減益、経常利益が24.3%減益、純利益が13.7%減益だった。外注比率の高い施工物件が増加して工事原価率が上昇した。17年12月期は減益予想だが、受注が高水準で18年12月期は収益拡大が期待される。
■株価は高値圏から反落だが調整一巡感
株価は第3四半期決算発表を機に11月13日の上場来高値1347円から反落したが、1200円近辺から切り返して調整一巡感を強めている。12月1日の終値は1257円、今期予想連結PERは12倍近辺、時価総額は約124億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:22
| 業績でみる株価
2017年12月01日
【業績でみる株価】シンクロ・フードは調整一巡して上値試す、18年3月期予想は増額の可能性
シンクロ・フード<3963>(東1)は、飲食店の出店・開業・運営を支援するサイト「飲食店.COM」の運営を主力としている。ユーザー数が増加基調で18年3月期増収増益予想である。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は調整一巡感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。7月の上場来高値も視野に入りそうだ。
■飲食店支援サイト「飲食店.COM」運営が主力
飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで提供するサイト「飲食店.COM」運営を主力としている。飲食店向けに不動産、求人、食材仕入先などの情報を提供し、広告収入や利用課金が収益源となる。
17年8月には出店立地データ検索・比較サービスを開始、17年9月には九州エリアにおける求人サービスを開始した。
■18年3月期増収増益予想、2Q累計進捗率高水準で通期予想増額の可能性
18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比20.8%増の12億70百万円、営業利益が7.3%増の4億83百万円、経常利益が8.4%増の4億59百万円、純利益が9.3%増の2億89百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比30.6%増の6億62百万円、営業利益が32.4%増の2億91百万円、経常利益が35.1%増の2億66百万円、純利益が38.2%増の1億68百万円だった。
主力の「飲食店.COM」認知度向上や東海エリアにおけるサービス拡充などの効果で、登録ユーザー数が16.3%増の120.9千件、有料ユーザー数が13.8%増の4.6千件、登録関連事業者数が17.1%増の3619社と順調に増加した。サービス別売上高は運営サービスが34.8%増収、出退店サービスが11.0%増収、その他サービスが37.5%増収だった。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.1%、営業利益が60.3%、経常利益が58.1%、純利益が58.2%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は調整一巡感、好業績評価して上値試す
株価(17年9月29日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、10月の戻り高値2046円から反落したが、11月16日の直近安値1600円から切り返している。11月30日には1870円まで上伸した。調整が一巡したようだ。
11月30日の終値は1853円、予想PERは56倍近辺、時価総額は約161億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。7月の上場来高値2133円も視野に入りそうだ。(MM)
■飲食店支援サイト「飲食店.COM」運営が主力
飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで提供するサイト「飲食店.COM」運営を主力としている。飲食店向けに不動産、求人、食材仕入先などの情報を提供し、広告収入や利用課金が収益源となる。
17年8月には出店立地データ検索・比較サービスを開始、17年9月には九州エリアにおける求人サービスを開始した。
■18年3月期増収増益予想、2Q累計進捗率高水準で通期予想増額の可能性
18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比20.8%増の12億70百万円、営業利益が7.3%増の4億83百万円、経常利益が8.4%増の4億59百万円、純利益が9.3%増の2億89百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比30.6%増の6億62百万円、営業利益が32.4%増の2億91百万円、経常利益が35.1%増の2億66百万円、純利益が38.2%増の1億68百万円だった。
主力の「飲食店.COM」認知度向上や東海エリアにおけるサービス拡充などの効果で、登録ユーザー数が16.3%増の120.9千件、有料ユーザー数が13.8%増の4.6千件、登録関連事業者数が17.1%増の3619社と順調に増加した。サービス別売上高は運営サービスが34.8%増収、出退店サービスが11.0%増収、その他サービスが37.5%増収だった。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.1%、営業利益が60.3%、経常利益が58.1%、純利益が58.2%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は調整一巡感、好業績評価して上値試す
株価(17年9月29日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、10月の戻り高値2046円から反落したが、11月16日の直近安値1600円から切り返している。11月30日には1870円まで上伸した。調整が一巡したようだ。
11月30日の終値は1853円、予想PERは56倍近辺、時価総額は約161億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。7月の上場来高値2133円も視野に入りそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:30
| 業績でみる株価
【業績でみる株価】ハピネス・アンド・ディは年初来高値圏で堅調、18年8月期2桁増益予想で株高効果も追い風
ハピネス・アンド・ディ<3174>(JQ)は、宝飾・時計・バッグ・雑貨などのセレクトショップを全国の大型SC中心に展開している。18年8月期は2桁増益予想で過去最高益更新見込みだ。株高効果も追い風となりそうだ。株価は年初来高値圏で堅調に推移している。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、13年5月の上場来高値も視野に入りそうだ。
■宝石・時計などのセレクトショップを展開
宝飾・時計・バッグ・雑貨などのセレクトショップを、イオンモールを中心とした全国の大型SC中心に展開している。17年8月期末の店舗数は69店舗である。
中期成長に向けた施策として、厳選した新規出店と既存店対策の強化、企業イメージの向上と自社商品ブランドの確立、EC事業の拡大に取り組んでいる。オリジナルブランドは「ハッピーキャンドル」で、17年8月には新オリジナルブランド「H&D」を投入した。
18年春には開発中の新業態店舗の出店を予定している。ハッピーキャンドルやH&Dのファッション小物、トレンドのインポートブランドを中心に多店舗展開する。
■18年8月期2桁増益予想で最高益更新見込み
18年8月期の非連結業績予想は、売上高が17年8月期比5.8%増の202億71百万円、営業利益が14.4%増の6億01百万円、経常利益が16.9%増の5億81百万円、純利益が46.6%増の3億11百万円としている。新規出店や既存店強化の効果で2桁増益、過去最高益更新の見込みである。純利益は減損損失一巡も寄与する。配当予想は前期と同額の年間15円(期末一括)としている。
新規出店は7〜8店舗を計画している。地域最大規模のSCなどに厳選した大型・中型店を出店する。売れ筋商品の拡充や店舗改装(20店舗程度を改装予定)などの施策で1店舗当たり収益力向上も推進する。退店は0店舗の計画である。高額ブランド品の好調などで好業績が期待される。株高効果も追い風となりそうだ。
■株価は年初来高値圏で堅調、13年の上場来高値も視野
株価は年初来高値圏で堅調に推移している。6月高値1470円を突破し、11月2日と22日に1530円まで上伸した。11月30日の終値は1500円、予想PERは12倍近辺、時価総額は約38億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、13年5月の上場来高値2075円も視野に入りそうだ。(MM)
■宝石・時計などのセレクトショップを展開
宝飾・時計・バッグ・雑貨などのセレクトショップを、イオンモールを中心とした全国の大型SC中心に展開している。17年8月期末の店舗数は69店舗である。
中期成長に向けた施策として、厳選した新規出店と既存店対策の強化、企業イメージの向上と自社商品ブランドの確立、EC事業の拡大に取り組んでいる。オリジナルブランドは「ハッピーキャンドル」で、17年8月には新オリジナルブランド「H&D」を投入した。
18年春には開発中の新業態店舗の出店を予定している。ハッピーキャンドルやH&Dのファッション小物、トレンドのインポートブランドを中心に多店舗展開する。
■18年8月期2桁増益予想で最高益更新見込み
18年8月期の非連結業績予想は、売上高が17年8月期比5.8%増の202億71百万円、営業利益が14.4%増の6億01百万円、経常利益が16.9%増の5億81百万円、純利益が46.6%増の3億11百万円としている。新規出店や既存店強化の効果で2桁増益、過去最高益更新の見込みである。純利益は減損損失一巡も寄与する。配当予想は前期と同額の年間15円(期末一括)としている。
新規出店は7〜8店舗を計画している。地域最大規模のSCなどに厳選した大型・中型店を出店する。売れ筋商品の拡充や店舗改装(20店舗程度を改装予定)などの施策で1店舗当たり収益力向上も推進する。退店は0店舗の計画である。高額ブランド品の好調などで好業績が期待される。株高効果も追い風となりそうだ。
■株価は年初来高値圏で堅調、13年の上場来高値も視野
株価は年初来高値圏で堅調に推移している。6月高値1470円を突破し、11月2日と22日に1530円まで上伸した。11月30日の終値は1500円、予想PERは12倍近辺、時価総額は約38億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、13年5月の上場来高値2075円も視野に入りそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:18
| 業績でみる株価
2017年11月30日
【業績でみる株価】壽屋はファブレス型の模型メーカー、18年6月期大幅増益予想で増額の可能性
壽屋<7809>(JQ)は、フィギュア、プラモデル、雑貨などをファブレス型で企画・製造・販売する模型メーカーである。18年6月期大幅増益予想である。第1四半期の進捗率が高水準で通期予想に増額の可能性がありそうだ。株価は戻り歩調だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■ファブレス型の模型メーカー
1953年玩具店として設立、2017年9月JASDAQ市場に新規上場した。フィギュア、プラモデル、雑貨などを企画・製造・販売する模型メーカーである。自社に製造施設を持たないファブレス企業で、製造は中国広東省所在に所在する製造拠点に委託している。
収益面ではキャラクター等の玩具製品は流行の変化の影響を受けやすく、またクリスマス・年末年始商戦の時期の占める割合が高くなる季節特性がある。
11月28日には、プラモデル生産を委託する中国広東省所在の製造委託工場が、プラモデル生産に係る製造ラインを従来比20%増強したと発表している。自社オリジナルコンテンツ「フレームアームズ・ガール」のアニメ放映に伴って、関連プラモデル製品の需要が急速に拡大していることに対応する。
■18年6月期大幅増益予想
18年6月期の非連結業績予想は売上高が17年6月期比4.5%増の83億68百万円、営業利益が34.2%増の6億34百万円、経常利益が26.5%増の5億50百万円、純利益が42.5%増の3億58百万円としている。配当予想は未定としている。
第1四半期は売上高が23億96百万円、営業利益が2億02百万円、経常利益が1億72百万円、純利益が1億19百万円だった。
主力の卸売販売では、自社オリジナルライセンス「フレームアームズ・ガール」シリーズが好調だった。また前期から販売開始した「メガミデバイス」シリーズや、今期販売開始した「ヘキサギア」といったオリジナルのプラモデルシリーズも成長しつつある。他社ライセンス製品では、ゲームのヒットに伴いフィギユア「PERSONA5 ARTFX J 主人公 怪盗ver」などが好調だった。海外はスパイダーマン関連が好調だった。直営店舗およびECサイトによる小売販売は「フレームアームズ・ガール」シリーズの直営店限定商品などが好調だった。
通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高28.6%、営業利益31.9%、経常利益31.3%、純利益33.2%である。通期予想に増額の可能性がありそうだ。
■株価は調整一巡感
株価は11月13日高値3680円から一旦反落したが、11月22日の2823円から切り返して調整一巡感を強めている。11月29日の終値は3080円、今期予想PERは22〜23倍近辺、時価総額は約83億円である。(MM)
■ファブレス型の模型メーカー
1953年玩具店として設立、2017年9月JASDAQ市場に新規上場した。フィギュア、プラモデル、雑貨などを企画・製造・販売する模型メーカーである。自社に製造施設を持たないファブレス企業で、製造は中国広東省所在に所在する製造拠点に委託している。
収益面ではキャラクター等の玩具製品は流行の変化の影響を受けやすく、またクリスマス・年末年始商戦の時期の占める割合が高くなる季節特性がある。
11月28日には、プラモデル生産を委託する中国広東省所在の製造委託工場が、プラモデル生産に係る製造ラインを従来比20%増強したと発表している。自社オリジナルコンテンツ「フレームアームズ・ガール」のアニメ放映に伴って、関連プラモデル製品の需要が急速に拡大していることに対応する。
■18年6月期大幅増益予想
18年6月期の非連結業績予想は売上高が17年6月期比4.5%増の83億68百万円、営業利益が34.2%増の6億34百万円、経常利益が26.5%増の5億50百万円、純利益が42.5%増の3億58百万円としている。配当予想は未定としている。
第1四半期は売上高が23億96百万円、営業利益が2億02百万円、経常利益が1億72百万円、純利益が1億19百万円だった。
主力の卸売販売では、自社オリジナルライセンス「フレームアームズ・ガール」シリーズが好調だった。また前期から販売開始した「メガミデバイス」シリーズや、今期販売開始した「ヘキサギア」といったオリジナルのプラモデルシリーズも成長しつつある。他社ライセンス製品では、ゲームのヒットに伴いフィギユア「PERSONA5 ARTFX J 主人公 怪盗ver」などが好調だった。海外はスパイダーマン関連が好調だった。直営店舗およびECサイトによる小売販売は「フレームアームズ・ガール」シリーズの直営店限定商品などが好調だった。
通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高28.6%、営業利益31.9%、経常利益31.3%、純利益33.2%である。通期予想に増額の可能性がありそうだ。
■株価は調整一巡感
株価は11月13日高値3680円から一旦反落したが、11月22日の2823円から切り返して調整一巡感を強めている。11月29日の終値は3080円、今期予想PERは22〜23倍近辺、時価総額は約83億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:49
| 業績でみる株価
2017年11月22日
【業績でみる株価】フェローテックホールディングスは01年来高値圏、18年3月期利益予想を2回目の増額修正、さらに3回目の増額余地
フェローテックホールディングス<6890>(JQ)は半導体等装置関連事業、太陽電池関連事業、電子デバイス事業を展開している。18年3月期第2四半期累計が大幅増益となり、通期予想を増額修正した。利益は8月に続いて2回目の増額修正である。半導体等装置関連事業の好調が牽引して3回目の増額余地がありそうだ。株価は01年来の高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■半導体等装置関連事業、太陽電池関連事業、電子デバイス事業を展開
半導体等装置関連事業(真空シール、金属加工製品、マテリアル製品など)、太陽電池関連事業(シリコン結晶製造装置、シリコン製品など)、電子デバイス事業(サーモモジュール、パワー半導体用基板、磁性流体など)を展開している。真空シールは世界シェア約6割である。
マテリアル製品の旺盛な需要に対応するため、石英製造ラインの増設を断続的に実行し、17年7月CVD−SiCの韓国工場、8インチウェーハのインゴッド銀川工場および上海ウェーハ工場、9月セラミックス製品の杭州工場を竣工した。また8インチウェーハの2次ライン以降について新工場設立を杭州市に決定した。19年下半期中の生産開始を予定している。
■18年3月期2Q累計が大幅増益で通期予想を増額修正
11月14日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結業績(8月14日に増額修正)は、売上高が前年同期比14.2%増の429億83百万円、営業利益が33.2%増の44億98百万円、経常利益が83.0%増の38億57百万円、そして純利益が2.2倍の22億99百万円だった。
デバイスメーカー各社の設備投資や設備稼働率が堅調に推移し、半導体製造装置向けマテリアル製品の受注が高水準に推移した。利益面ではマテリアル製品のミックス変化、量産効果による歩留まり向上、さらに営業外における為替差損の減少も寄与した。半導体等装置関連事業は28.5%増収・84.5%増益、電子デバイス事業は2.8%増収・21.1%増益だった。太陽電池関連事業は6.3%減収で赤字が拡大した。
通期の連結業績予想は11月14日に増額修正した。各利益は8月14日に続いて2回目の増額修正である。売上高は20億円増額して17年3月期比15.1%増の850億円、営業利益は3億円増額して49.7%増の85億円、経常利益は4億円増額して32.1%増の75億円、純利益は2億円増額して35.1%増の44億円とした。配当予想は据え置いて17年3月期比4円増配の年間22円(第2四半期末12円、期末10円)としている。
修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.6%、営業利益が52.9%、経常利益が51.4%、純利益が52.3%である。半導体等装置関連事業の好調が牽引し、通期利益予想に3回目の増額余地がありそうだ。
■株価は01年来高値圏、好業績評価して上値試す
株価は水準を切り上げて本日11月22日は2495円まで上伸。01年来の高値圏である。11月21日の終値は2420円、今期予想連結PERは19倍近辺、時価総額は約895億円である。
週足チャートで見ると目先的にはやや過熱感もあるが、13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
■半導体等装置関連事業、太陽電池関連事業、電子デバイス事業を展開
半導体等装置関連事業(真空シール、金属加工製品、マテリアル製品など)、太陽電池関連事業(シリコン結晶製造装置、シリコン製品など)、電子デバイス事業(サーモモジュール、パワー半導体用基板、磁性流体など)を展開している。真空シールは世界シェア約6割である。
マテリアル製品の旺盛な需要に対応するため、石英製造ラインの増設を断続的に実行し、17年7月CVD−SiCの韓国工場、8インチウェーハのインゴッド銀川工場および上海ウェーハ工場、9月セラミックス製品の杭州工場を竣工した。また8インチウェーハの2次ライン以降について新工場設立を杭州市に決定した。19年下半期中の生産開始を予定している。
■18年3月期2Q累計が大幅増益で通期予想を増額修正
11月14日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結業績(8月14日に増額修正)は、売上高が前年同期比14.2%増の429億83百万円、営業利益が33.2%増の44億98百万円、経常利益が83.0%増の38億57百万円、そして純利益が2.2倍の22億99百万円だった。
デバイスメーカー各社の設備投資や設備稼働率が堅調に推移し、半導体製造装置向けマテリアル製品の受注が高水準に推移した。利益面ではマテリアル製品のミックス変化、量産効果による歩留まり向上、さらに営業外における為替差損の減少も寄与した。半導体等装置関連事業は28.5%増収・84.5%増益、電子デバイス事業は2.8%増収・21.1%増益だった。太陽電池関連事業は6.3%減収で赤字が拡大した。
通期の連結業績予想は11月14日に増額修正した。各利益は8月14日に続いて2回目の増額修正である。売上高は20億円増額して17年3月期比15.1%増の850億円、営業利益は3億円増額して49.7%増の85億円、経常利益は4億円増額して32.1%増の75億円、純利益は2億円増額して35.1%増の44億円とした。配当予想は据え置いて17年3月期比4円増配の年間22円(第2四半期末12円、期末10円)としている。
修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.6%、営業利益が52.9%、経常利益が51.4%、純利益が52.3%である。半導体等装置関連事業の好調が牽引し、通期利益予想に3回目の増額余地がありそうだ。
■株価は01年来高値圏、好業績評価して上値試す
株価は水準を切り上げて本日11月22日は2495円まで上伸。01年来の高値圏である。11月21日の終値は2420円、今期予想連結PERは19倍近辺、時価総額は約895億円である。
週足チャートで見ると目先的にはやや過熱感もあるが、13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:28
| 業績でみる株価
2017年11月21日
【業績でみる株価】テモナはリピート通販システムが主力、18年9月期増収増益予想
テモナ<3985>(東マ)は、サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業で、リピート通販システム「たまごリピート」を主力としている。17年9月期は大幅増収増益だった。そして18年9月期も増収増益予想である。株価は下値固め完了感を強めている。
■リピート通販システム「たまごリピート」が主力
08年10月設立、17年4月東証マザーズに新規上場した。サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業で、リピート通販システム「たまごリピート」を主力としている。
サブスクリプションビジネスとは継続的な課金(購入)が発生する販売手法のことである。毎月一定額の料金を支払うことで、ネットショップのオススメ商品が定期的に届くため、商品を選ぶ手間が省けるなどのメリットがあるとして、近年人気を集めている。
リピート通販システム「たまごリピート」は、定期購入や頒布会に特化し、健康食品や化粧品業界を中心に、ASP型で1000社以上の導入実績を誇っている。またコンバージョン率引き上げなどを目的として、広告・販促などのマーケティングツール「ヒキアゲール」なども展開している。
■17年9月期大幅増収増益、18年9月期も増収増益予想
17年9月期の非連結業績は、売上高が16年9月期比39.0%増の10億93百万円、営業利益が2.1倍の2億64百万円、経常利益が2.0倍の2億59百万円、純利益が90.1%増の1億65百万円だった。リピート通販システム「たまごリピート」を利用する顧客の事業拡大に伴って決済手数料収入が想定を上回り、計画超の大幅増収増益だった。
18年9月期の非連結業績予想は、売上高が17年9月期比10.1%増の12億03百万円、営業利益が2.5%増の2億71百万円、経常利益が11.7%増の2億90百万円、純利益が31.5%増の2億17百万円としている。先行投資負担などを吸収して増収増益予想である。継続的なサービス改善や新たなサービス(システム)開発を推進する。
■株価は下値固め完了感
株価は6000円近辺でモミ合う展開だが、11月9日には6940円まで上伸する場面があった。その後一旦反落したが、9月の上場来安値5000円まで下押すことなく切り返して下値固め完了感を強めている。
また週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。なお11月20日の終値は5700円、今期予想PERは約34〜35倍、時価総額は約75億円である。(MM)
■リピート通販システム「たまごリピート」が主力
08年10月設立、17年4月東証マザーズに新規上場した。サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業で、リピート通販システム「たまごリピート」を主力としている。
サブスクリプションビジネスとは継続的な課金(購入)が発生する販売手法のことである。毎月一定額の料金を支払うことで、ネットショップのオススメ商品が定期的に届くため、商品を選ぶ手間が省けるなどのメリットがあるとして、近年人気を集めている。
リピート通販システム「たまごリピート」は、定期購入や頒布会に特化し、健康食品や化粧品業界を中心に、ASP型で1000社以上の導入実績を誇っている。またコンバージョン率引き上げなどを目的として、広告・販促などのマーケティングツール「ヒキアゲール」なども展開している。
■17年9月期大幅増収増益、18年9月期も増収増益予想
17年9月期の非連結業績は、売上高が16年9月期比39.0%増の10億93百万円、営業利益が2.1倍の2億64百万円、経常利益が2.0倍の2億59百万円、純利益が90.1%増の1億65百万円だった。リピート通販システム「たまごリピート」を利用する顧客の事業拡大に伴って決済手数料収入が想定を上回り、計画超の大幅増収増益だった。
18年9月期の非連結業績予想は、売上高が17年9月期比10.1%増の12億03百万円、営業利益が2.5%増の2億71百万円、経常利益が11.7%増の2億90百万円、純利益が31.5%増の2億17百万円としている。先行投資負担などを吸収して増収増益予想である。継続的なサービス改善や新たなサービス(システム)開発を推進する。
■株価は下値固め完了感
株価は6000円近辺でモミ合う展開だが、11月9日には6940円まで上伸する場面があった。その後一旦反落したが、9月の上場来安値5000円まで下押すことなく切り返して下値固め完了感を強めている。
また週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。なお11月20日の終値は5700円、今期予想PERは約34〜35倍、時価総額は約75億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:50
| 業績でみる株価
2017年11月20日
【業績でみる株価】オロはクラウド型ERPなど展開、17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地
オロ<3983>(東マ)は、クラウド型ERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)の開発・販売、およびデジタルを基軸としたマーケティング支援を主力としている。12年12月期減益予想だが、第3四半期累計の進捗率が高水準であり、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。株価は戻り高値圏から反落したが、調整一巡感を強めている。
■ビジネスソリューションとコミュニケーションデザインを展開
17年3月東証マザーズに新規上場した。クラウド型ERPで企業の業務改善・経営効率化を支援するビジネスソリューション事業、およびデジタルを基軸に企業のマーケティング活動を支援するコミュニケーションデザイン事業を展開している。
知的サービス業に特化した主力の自社開発クラウド型ERP「ZAC Enterprise」は、広告・IT・コンサルティング業などに豊富な導入実績を誇り、稼働ライセンス数が10万を超えている。
■17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地
17年12月期連結業績予想は売上高が16年12月期比9.1%増の36億82百万円、営業利益が0.5%減の6億78百万円、経常利益が5.9%減の6億64百万円、純利益が0.2%減の4億60百万円としている
11月14日発表した第3四半期累計(1〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比22.1%増の27億90百万円、営業利益が28.9%増の5億62百万円、経常利益が13.6%増の5億46百万円、純利益が10.8%増の3億50百万円だった。
ビジネスソリューション事業は売上高が30.2%増収、営業利益が45.3%増益だった。新規顧客開拓が好調に推移し、増収効果で大幅増益だった。コミュニケーションデザイン事業は売上高が15.0%増収と順調だったが、営業利益が外注費の増加や特定案件における損失の影響で32.2%減益だった。
通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.8%、営業利益が82.9%、経常利益が82.2%、純利益が76.2%と高水準である。通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。
■株価は調整一巡感
株価は10月30日の戻り高値1949円から反落し、第3四半期累計の大幅増収増益に対してもややネガティブ反応の形となり、11月15日には1650円まで調整する場面があった。その後は切り返して調整一巡感を強めている。11月17日の終値は1755円で、今期予想連結PERは約30倍、時価総額は約146億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺の下ヒゲでサポートラインを確認した形だ。反発が期待される。(MM)
■ビジネスソリューションとコミュニケーションデザインを展開
17年3月東証マザーズに新規上場した。クラウド型ERPで企業の業務改善・経営効率化を支援するビジネスソリューション事業、およびデジタルを基軸に企業のマーケティング活動を支援するコミュニケーションデザイン事業を展開している。
知的サービス業に特化した主力の自社開発クラウド型ERP「ZAC Enterprise」は、広告・IT・コンサルティング業などに豊富な導入実績を誇り、稼働ライセンス数が10万を超えている。
■17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地
17年12月期連結業績予想は売上高が16年12月期比9.1%増の36億82百万円、営業利益が0.5%減の6億78百万円、経常利益が5.9%減の6億64百万円、純利益が0.2%減の4億60百万円としている
11月14日発表した第3四半期累計(1〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比22.1%増の27億90百万円、営業利益が28.9%増の5億62百万円、経常利益が13.6%増の5億46百万円、純利益が10.8%増の3億50百万円だった。
ビジネスソリューション事業は売上高が30.2%増収、営業利益が45.3%増益だった。新規顧客開拓が好調に推移し、増収効果で大幅増益だった。コミュニケーションデザイン事業は売上高が15.0%増収と順調だったが、営業利益が外注費の増加や特定案件における損失の影響で32.2%減益だった。
通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.8%、営業利益が82.9%、経常利益が82.2%、純利益が76.2%と高水準である。通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。
■株価は調整一巡感
株価は10月30日の戻り高値1949円から反落し、第3四半期累計の大幅増収増益に対してもややネガティブ反応の形となり、11月15日には1650円まで調整する場面があった。その後は切り返して調整一巡感を強めている。11月17日の終値は1755円で、今期予想連結PERは約30倍、時価総額は約146億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺の下ヒゲでサポートラインを確認した形だ。反発が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:06
| 業績でみる株価
2017年11月17日
【業績でみる株価】ビーブレイクシステムズはクラウドERPが主力、18年6月期増収増益予想で1Q進捗率順調
ビーブレイクシステムズ<3986>(東マ)は、クラウドERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)を主力とするシステム開発会社である。18年6月期増収増益予想である。そして第1四半期の進捗率は順調だった。株価は9月安値に接近したが、ほぼ底値圏だろう。
■クラウドERPを主力とするシステム開発会社
サービス業(労働集約型・プロジェクト型業種に特化)向けのクラウドERP「MA−EYES」を主力とするパッケージ事業、およびJava言語に特化したシステム受託開発等のシステムインテグレーション(SI)事業を展開している。パッケージ事業では独自手法に基づくセミオーダー手法のクラウドERPを強みとしている。
■18年6月期増収増益予想、2Q累計に対する1Q進捗率は順調
18年6月期非連結業績予想は売上高が17年6月期比7.9%増の11億91百万円、営業利益が5.6%増の1億79百万円、経常利益が14.9%増の1億79百万円、純利益が15.0%増の1億25百万円としている。配当予想は1円増配の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は13.2%である。
セグメント別売上高の計画は、パッケージ事業が40.7%増の5億15百万円、SI事業が20.7%減の4億67百万円としている。成長分野と位置付けるパッケージ事業に開発リソースを集中投下し、主要5業種(システム、派遣、広告、インターネット、コンサルティング)のシェア拡大により受注・売上増を目指す。
11月13日発表した第1四半期(7〜9月)非連結業績は売上高が2億84百万円、営業利益が36百万円、経常利益が36百万円、純利益が25百万円だった。前年同期との比較はできないが、第2四半期累計(7〜12月)の会社予想に対する進捗率は売上高が50.7%、営業利益が48.0%、経常利益が48.0%、純利益が48.1%と順調である。
通期会社予想に進捗率は低水準の形だが、期初時点で下期偏重の収益計画であるためネガティブ要因とはならないだろう。通期ベースでも好業績を期待したい。
■株価はほぼ底値圏
株価は戻りが鈍く、さらに第1四半期業績に対してネガティブ反応となり、11月16日には3790円まで調整した。株式分割の発表が無かったことに対する失望売りが膨らんだようだ。ただし9月の上場来安値3685円に接近してほぼ底値圏だろう。11月16日の終値は3840円で、今期予想PERは約42倍、時価総額は約53億円である。(MM)
■クラウドERPを主力とするシステム開発会社
サービス業(労働集約型・プロジェクト型業種に特化)向けのクラウドERP「MA−EYES」を主力とするパッケージ事業、およびJava言語に特化したシステム受託開発等のシステムインテグレーション(SI)事業を展開している。パッケージ事業では独自手法に基づくセミオーダー手法のクラウドERPを強みとしている。
■18年6月期増収増益予想、2Q累計に対する1Q進捗率は順調
18年6月期非連結業績予想は売上高が17年6月期比7.9%増の11億91百万円、営業利益が5.6%増の1億79百万円、経常利益が14.9%増の1億79百万円、純利益が15.0%増の1億25百万円としている。配当予想は1円増配の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は13.2%である。
セグメント別売上高の計画は、パッケージ事業が40.7%増の5億15百万円、SI事業が20.7%減の4億67百万円としている。成長分野と位置付けるパッケージ事業に開発リソースを集中投下し、主要5業種(システム、派遣、広告、インターネット、コンサルティング)のシェア拡大により受注・売上増を目指す。
11月13日発表した第1四半期(7〜9月)非連結業績は売上高が2億84百万円、営業利益が36百万円、経常利益が36百万円、純利益が25百万円だった。前年同期との比較はできないが、第2四半期累計(7〜12月)の会社予想に対する進捗率は売上高が50.7%、営業利益が48.0%、経常利益が48.0%、純利益が48.1%と順調である。
通期会社予想に進捗率は低水準の形だが、期初時点で下期偏重の収益計画であるためネガティブ要因とはならないだろう。通期ベースでも好業績を期待したい。
■株価はほぼ底値圏
株価は戻りが鈍く、さらに第1四半期業績に対してネガティブ反応となり、11月16日には3790円まで調整した。株式分割の発表が無かったことに対する失望売りが膨らんだようだ。ただし9月の上場来安値3685円に接近してほぼ底値圏だろう。11月16日の終値は3840円で、今期予想PERは約42倍、時価総額は約53億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:38
| 業績でみる株価
2017年11月16日
【業績でみる株価】ハピネットは戻り歩調、18年3月期2Q累計が計画超の大幅増収増益で通期も2桁増益予想
ハピネット<7522>(東1)は、玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。18年3月期第2四半期累計は計画超の大幅増益だった。通期も2桁増益予想である。株価は戻り歩調だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開
玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。
■18年6月期2Q累計は計画超の大幅増収増益、通期も2桁増益予想
11月10日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比17.1%増の848億27百万円で、営業利益が2.1倍の17億61百万円、経常利益が2.2倍の16億40百万円、純利益が3.2倍の10億44百万円だった。ビデオゲーム事業の好調が牽引し、9月25日の増額修正値を上回る大幅増収増益だった。
玩具事業は1.2%減収だったが、販管費減少で16.0%増益だった。映像音楽事業は映画「君の名は」などのパッケージの好調で14.6%増収、2.1倍増益だった。ビデオゲーム事業は任天堂のスイッチ本関連ソフトなどの好調で73.8%増収となり、利益は大幅に黒字化した。アミューズメント事業はカプセル玩具が好調だが、カードゲーム商材が低調で2.1%減収だった。ただし利益はロケーション見直しなどで18.5%増益だった。
通期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比3.4%増の1800億円、営業利益が13.6%増の42億円、経常利益が14.9%増の40億円、そして純利益が22.5%増の25億円としている。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.1%、営業利益が41.9%、経常利益が41.0%、純利益が41.8%である。やや低水準の形だが、クリスマス・年末年始商戦が最大の需要期となり、下期の構成比が高い季節要因を考慮すれば高水準と言えるだろう。
■株価は戻り歩調、好業績を評価して上値試す
株価は戻り歩調だ。9月13日の直近安値1662円から切り返して11月14日には2119円まで上伸した。そして6月の年初来高値2234円に接近している。11月15日の終値は2009円、今期予想連結PERは18倍近辺、時価総額は約483億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を回復した。基調転換を確認した形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開
玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。
■18年6月期2Q累計は計画超の大幅増収増益、通期も2桁増益予想
11月10日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比17.1%増の848億27百万円で、営業利益が2.1倍の17億61百万円、経常利益が2.2倍の16億40百万円、純利益が3.2倍の10億44百万円だった。ビデオゲーム事業の好調が牽引し、9月25日の増額修正値を上回る大幅増収増益だった。
玩具事業は1.2%減収だったが、販管費減少で16.0%増益だった。映像音楽事業は映画「君の名は」などのパッケージの好調で14.6%増収、2.1倍増益だった。ビデオゲーム事業は任天堂のスイッチ本関連ソフトなどの好調で73.8%増収となり、利益は大幅に黒字化した。アミューズメント事業はカプセル玩具が好調だが、カードゲーム商材が低調で2.1%減収だった。ただし利益はロケーション見直しなどで18.5%増益だった。
通期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比3.4%増の1800億円、営業利益が13.6%増の42億円、経常利益が14.9%増の40億円、そして純利益が22.5%増の25億円としている。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.1%、営業利益が41.9%、経常利益が41.0%、純利益が41.8%である。やや低水準の形だが、クリスマス・年末年始商戦が最大の需要期となり、下期の構成比が高い季節要因を考慮すれば高水準と言えるだろう。
■株価は戻り歩調、好業績を評価して上値試す
株価は戻り歩調だ。9月13日の直近安値1662円から切り返して11月14日には2119円まで上伸した。そして6月の年初来高値2234円に接近している。11月15日の終値は2009円、今期予想連結PERは18倍近辺、時価総額は約483億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を回復した。基調転換を確認した形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25
| 業績でみる株価
2017年11月15日
【業績でみる株価】スマートバリューは18年6月期1Q黒字化で通期大幅増益予想、12月末基準日で株式2分割
スマートバリュー<9417>(JQ)は、データセンターからサービス運営まで垂直統合型クラウドサービスを提供するクラウドソリューション事業、およびドコモショップを運営するモバイル事業を展開している。18年6月期第1四半期は黒字化した。通期も大幅増益予想である。また17年12月31日基準日(18年1月1日効力発生日)として1株を2株に分割する。株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。
■クラウドソリューション事業とモバイル事業を展開
データセンターからサービス運営まで垂直統合型クラウドサービスを提供するクラウドソリューション事業、およびドコモショップを運営するモバイル事業を展開している。17年6月期の事業別売上高構成比は、クラウドソリューション事業40%、モバイル事業60%だった。
クラウドソリューション事業は、都市型データセンターを基盤として自治体・公的機関等の特定業種業務向けSaaSを提供する地域情報クラウド、都市型データセンターにおいてクラウド基盤サービスを提供するクラウドプラットフォーム、車載分野で安全運転支援機器の販売をベースにモビリティ・クラウドソリューションへの展開を図るモビリティ・サービスを展開している。モバイル事業は、一次代理店である兼松コミュニケーションズからの再委託により、大阪府でドコモショップ6店舗を運営している。
17年10月にはマーソ(東京都)から、法人企業向け従業員健康管理支援サービス事業を譲り受けると発表した。事業譲渡日は17年12月31日予定である。ヘルスケア市場に参入し、予防健康管理分野において、健康増進・予防医療に資するサービスを展開する。
■18年6月期1Qは黒字化、通期も大幅増益予想
11月14日発表した18年6月期第1四半期(7〜9月)の非連結業績は、売上高が前年同期比4.2%増の15億52百万円で、営業利益が32百万円(前年同期は26百万円の赤字)、経常利益が32百万円(同25百万円の赤字)、純利益が1億06百万円(同18百万円の赤字)だった。増収効果などで黒字化した。
クラウドソリューション事業は30.0%増収と好調に推移し、原価削減も寄与して5.5倍増益と収益改善した。モバイル事業は9.3%減収だったが、経費削減などで53.7%増益だった。なお事業構造改革の一環としてデータセンター事業の戦略見直しを行い、データセンターファシリティ譲渡による固定資産売却益3億42百万円を特別利益に計上した。また事業再編引当金繰入額1億50百万円を特別損失に計上した。
通期予想は売上高が17年6月期比11.6%増の72億97百万円、営業利益が34.1%増の3億68百万円、経常利益が34.5%増の3億71百万円、純利益が2.1倍の3億76百万円としている。
なお11月14日に株式分割を発表した。17年12月31日基準日(18年1月1日効力発生日)として1株を2株に分割する。これに伴って18年6月期の配当予想を従来の年間12円50銭(期末一括)から6円25銭に修正した。実質的な変更はない。
■株価は戻り歩調で年初来高値に接近、収益改善を評価して上値試す
株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。11月14日には2478円まで上伸し、3月の年初来高値2684円に接近している。11月14日の終値は2451円、今期予想PERは28倍近辺、時価総額は約55億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。収益改善を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
■クラウドソリューション事業とモバイル事業を展開
データセンターからサービス運営まで垂直統合型クラウドサービスを提供するクラウドソリューション事業、およびドコモショップを運営するモバイル事業を展開している。17年6月期の事業別売上高構成比は、クラウドソリューション事業40%、モバイル事業60%だった。
クラウドソリューション事業は、都市型データセンターを基盤として自治体・公的機関等の特定業種業務向けSaaSを提供する地域情報クラウド、都市型データセンターにおいてクラウド基盤サービスを提供するクラウドプラットフォーム、車載分野で安全運転支援機器の販売をベースにモビリティ・クラウドソリューションへの展開を図るモビリティ・サービスを展開している。モバイル事業は、一次代理店である兼松コミュニケーションズからの再委託により、大阪府でドコモショップ6店舗を運営している。
17年10月にはマーソ(東京都)から、法人企業向け従業員健康管理支援サービス事業を譲り受けると発表した。事業譲渡日は17年12月31日予定である。ヘルスケア市場に参入し、予防健康管理分野において、健康増進・予防医療に資するサービスを展開する。
■18年6月期1Qは黒字化、通期も大幅増益予想
11月14日発表した18年6月期第1四半期(7〜9月)の非連結業績は、売上高が前年同期比4.2%増の15億52百万円で、営業利益が32百万円(前年同期は26百万円の赤字)、経常利益が32百万円(同25百万円の赤字)、純利益が1億06百万円(同18百万円の赤字)だった。増収効果などで黒字化した。
クラウドソリューション事業は30.0%増収と好調に推移し、原価削減も寄与して5.5倍増益と収益改善した。モバイル事業は9.3%減収だったが、経費削減などで53.7%増益だった。なお事業構造改革の一環としてデータセンター事業の戦略見直しを行い、データセンターファシリティ譲渡による固定資産売却益3億42百万円を特別利益に計上した。また事業再編引当金繰入額1億50百万円を特別損失に計上した。
通期予想は売上高が17年6月期比11.6%増の72億97百万円、営業利益が34.1%増の3億68百万円、経常利益が34.5%増の3億71百万円、純利益が2.1倍の3億76百万円としている。
なお11月14日に株式分割を発表した。17年12月31日基準日(18年1月1日効力発生日)として1株を2株に分割する。これに伴って18年6月期の配当予想を従来の年間12円50銭(期末一括)から6円25銭に修正した。実質的な変更はない。
■株価は戻り歩調で年初来高値に接近、収益改善を評価して上値試す
株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。11月14日には2478円まで上伸し、3月の年初来高値2684円に接近している。11月14日の終値は2451円、今期予想PERは28倍近辺、時価総額は約55億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。収益改善を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:39
| 業績でみる株価
2017年11月14日
【業績でみる株価】セックは18年3月期2Q累計大幅増益、通期も2桁増益予想
セック<3741>(東1)はリアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。18年3月期第2四半期累計は大幅増益だった。そして通期も2桁増益予想である。株価は10月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡し、好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。なお11月16日〜22日の間に立会外分売を予定している。
■リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社
リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの分野に展開している。
中期的には、既存分野である社会基盤システム事業の収益をベースとして、成長分野である車両自動走行分野やサービスロボット分野を拡大する方針だ。17年10月には新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「ロボット活用型市場化適用技術プロジェクト」の委託先に採択された。
■18年3月期2Q累計大幅増益、通期も2桁増益予想
11月9日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の非連結業績は、売上高が前年同期比12.7%増の22億87百万円、営業利益が57.1%増の2億05百万円、経常利益が54.9%増の2億21百万円、純利益が41.5%増の1億38百万円だった。増収効果で大幅増益だった。
ビジネスフィールド(BF)別には、モバイルネットワークBFが移動体通信事業者向けのサービス系開発が好調で6.7%増収、インターネットBFが民間企業向け開発案件の減少で5.6%減収、社会基盤システムBFが官公庁案件や医療関連案件の増加で27.4%増収、宇宙先端システムBFが車両自動走行研究開発案件やロボット研究開発案件の増加で26.3%増収だった。
通期の非連結業績予想は据え置いて、売上高が17年3月期比1.7%増の45億円、営業利益が15.5%増の5億円、経常利益が14.0%増の5億20百万円、純利益が14.5%増の3億60百万円としている。研究開発への投資などで販管費が増加するが、先行投資負担を吸収して2桁増益予想である。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.8%、営業利益が41.0%、経常利益が42.5%、純利益が38.3%である。低水準の形だが、システム開発関連で第4四半期(1〜3月)の構成比が高い特性を考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待される。
■株価は調整一巡、好業績評価して戻り試す
株価(17年9月29日付で東証2部から東証1部に市場変更)は、10月の年初来高値2774円から反落したが2400円近辺で下げ渋る動きだ。11月13日の終値は2386円、今期予想PERは34倍近辺、時価総額は約122億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。調整一巡し、好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。(MM)
■リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社
リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの分野に展開している。
中期的には、既存分野である社会基盤システム事業の収益をベースとして、成長分野である車両自動走行分野やサービスロボット分野を拡大する方針だ。17年10月には新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「ロボット活用型市場化適用技術プロジェクト」の委託先に採択された。
■18年3月期2Q累計大幅増益、通期も2桁増益予想
11月9日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の非連結業績は、売上高が前年同期比12.7%増の22億87百万円、営業利益が57.1%増の2億05百万円、経常利益が54.9%増の2億21百万円、純利益が41.5%増の1億38百万円だった。増収効果で大幅増益だった。
ビジネスフィールド(BF)別には、モバイルネットワークBFが移動体通信事業者向けのサービス系開発が好調で6.7%増収、インターネットBFが民間企業向け開発案件の減少で5.6%減収、社会基盤システムBFが官公庁案件や医療関連案件の増加で27.4%増収、宇宙先端システムBFが車両自動走行研究開発案件やロボット研究開発案件の増加で26.3%増収だった。
通期の非連結業績予想は据え置いて、売上高が17年3月期比1.7%増の45億円、営業利益が15.5%増の5億円、経常利益が14.0%増の5億20百万円、純利益が14.5%増の3億60百万円としている。研究開発への投資などで販管費が増加するが、先行投資負担を吸収して2桁増益予想である。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.8%、営業利益が41.0%、経常利益が42.5%、純利益が38.3%である。低水準の形だが、システム開発関連で第4四半期(1〜3月)の構成比が高い特性を考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待される。
■株価は調整一巡、好業績評価して戻り試す
株価(17年9月29日付で東証2部から東証1部に市場変更)は、10月の年初来高値2774円から反落したが2400円近辺で下げ渋る動きだ。11月13日の終値は2386円、今期予想PERは34倍近辺、時価総額は約122億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。調整一巡し、好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:17
| 業績でみる株価
2017年11月13日
【業績でみる株価】ベガコーポレーションは失望売り一巡、18年3月期減益予想だが19年3月期の収益改善期待
ベガコーポレーション<3542>(東マ)は、家具・インテリア等のネット通販事業を主力として、越境ECプラットフォーム運営事業、家具ECプラットフォーム事業も展開している。18年3月期は減益予想だが、積極的な事業展開で19年3月期の収益改善を期待したい。株価は失望売り一巡して反発の動きを強めている。
■家具・インテリア等のネット通販事業が主力
家具・インテリア等のネット通販事業(国内家具EC事業)を主力として、越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」運営事業、および家具ECプラットフォーム「Laig」運営事業も展開している。
主力の国内家具EC事業は楽天市場などで全6ショップを展開し、20〜30代女性向けの自主企画商品や低価格商品を強みとしている。15年12月テスト運用開始した越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」の会員登録数は17年9月末時点で10万人を突破した。
■18年3月期は物流コスト上昇で減益予想、19年3月期の収益改善期待
18年3月期の非連結業績予想(10月31日に減額修正)は、売上高が17年3月期比19.5%増の131億円、営業利益が57.8%減の3億50百万円、経常利益が54.3%減の3億70百万円、純利益が70.7%減の2億30百万円としている。
第2四半期累計(4〜9月)は売上高が前年同期比27.3%増収だが、営業利益が52.9%減益、経常利益が47.2%減益、純利益が50.8%減益だった。積極的な新商品開発や販促活動などで大幅増収だったが、コモディティ商品の値下げ等による原価率の上昇、配送会社変更や値上げ要請に等による配送コスト上昇、家具プラットフォーム事業開始に向けた先行投資などが影響して利益が計画を下回り、大幅減益だった。
通期ベースでも競争激化や物流コスト上昇などが影響する見込みだ。修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高47.7%、営業利益47.4%、経常利益46.8%、純利益46.1%である。原価率改善などへの取り組みで達成可能だろう。そして19年3月期の収益改善に期待したい。
■株価は失望売り一巡して反発
株価は18年3月期業績予想の減額修正を嫌気して急落し、1600円近辺でのモミ合いから下放れの形となった。ただし16年6月IPO時の安値960円まで下押すことなく、11月2日の直近安値1100円から反発の動きを強めている。11月10日には1338円まで上伸した。失望売りが一巡したようだ。
なお11月10日の終値は1321円、今期予想PERは約59倍、時価総額は約137億円である。週足チャートで見ると長い陰線を引いたが、安値圏の下ヒゲで底打ち感を強めている。(MM)
■家具・インテリア等のネット通販事業が主力
家具・インテリア等のネット通販事業(国内家具EC事業)を主力として、越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」運営事業、および家具ECプラットフォーム「Laig」運営事業も展開している。
主力の国内家具EC事業は楽天市場などで全6ショップを展開し、20〜30代女性向けの自主企画商品や低価格商品を強みとしている。15年12月テスト運用開始した越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」の会員登録数は17年9月末時点で10万人を突破した。
■18年3月期は物流コスト上昇で減益予想、19年3月期の収益改善期待
18年3月期の非連結業績予想(10月31日に減額修正)は、売上高が17年3月期比19.5%増の131億円、営業利益が57.8%減の3億50百万円、経常利益が54.3%減の3億70百万円、純利益が70.7%減の2億30百万円としている。
第2四半期累計(4〜9月)は売上高が前年同期比27.3%増収だが、営業利益が52.9%減益、経常利益が47.2%減益、純利益が50.8%減益だった。積極的な新商品開発や販促活動などで大幅増収だったが、コモディティ商品の値下げ等による原価率の上昇、配送会社変更や値上げ要請に等による配送コスト上昇、家具プラットフォーム事業開始に向けた先行投資などが影響して利益が計画を下回り、大幅減益だった。
通期ベースでも競争激化や物流コスト上昇などが影響する見込みだ。修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高47.7%、営業利益47.4%、経常利益46.8%、純利益46.1%である。原価率改善などへの取り組みで達成可能だろう。そして19年3月期の収益改善に期待したい。
■株価は失望売り一巡して反発
株価は18年3月期業績予想の減額修正を嫌気して急落し、1600円近辺でのモミ合いから下放れの形となった。ただし16年6月IPO時の安値960円まで下押すことなく、11月2日の直近安値1100円から反発の動きを強めている。11月10日には1338円まで上伸した。失望売りが一巡したようだ。
なお11月10日の終値は1321円、今期予想PERは約59倍、時価総額は約137億円である。週足チャートで見ると長い陰線を引いたが、安値圏の下ヒゲで底打ち感を強めている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:35
| 業績でみる株価
2017年11月10日
【業績で見る株価】CRI・ミドルウェアが出直り強める、今期業績のV字回復見通しなど好感
■前期は大型の期ずれなどあったがゲーム好調で動画圧縮技術なども拡大
CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は10日の後場一段と強含み、14時にかけて7%高の1983円(131円高)前後で推移している。映像・音声などの近未来ソリューション技術を開発し、10月9日、前期・2017年9月期の連結決算を発表。大型案件の期ずれなどにより大幅減益となったが、今期・18年9月期は営業利益の見通しを2.5倍とするなど、V字型の急回復に転じる見通しとし、あらためて注目されている。
17年9月期の連結業績は、新規分野として注力する監視カメラ映像や医療用映像などの分野では前期に続いて積極投資を継続した。しかし、組み込み分野の大型案件に期ずれが発生したことなどにより、売上高は前期比5.7%減少して12億5800万円となり、営業利益は同じく63.1%減少して1億1800万円となった。純利益は同60.6%減少して0.8億円となった。
ただ、ゲーム分野では、国内ゲーム向け事業がスマートフォンF2P(基本無料形式)のオンラインゲームで採用が伸びるなど好調に推移し、主力のゲーム開発用ミドルウェアは、売り上げトップ100位までのアプリへの採用率がこの2年間で3倍(10%から30%)になり、スマホF2P売り上げは同じく2.5倍に、包括契約売り上げは同1.8倍に急拡大した。
また、監視カメラの動画圧縮技術の分野では、日立製作所<6501>(東1)グループとの提携が実現し、医療用動画の分野ではファインデックス<3649>(東1)との提携が始まった。新たな事業基盤の構築が着実に進んでいる。
今期・18年9月期は、前期に発生した期ずれ案件の回復に加え、スマホF2P向けでは、顧客売上高に応じた新料金体系によって収益性を向上させる体制が整うことなどにより、売り上げ拡大と利益率の回復(営業利益率20%)を見込む。連結業績見通しは、売上高を前期比19.1%増の15億円、営業利益は同2.5倍の3億円、純利益は同2.6倍の2億1000万円、1株利益は44円33銭。
新規分野の中では、特に「動画圧縮」や「Web動画」、自動運転技術向けの「インタラクティブ(車の状況によって変化する)サウンド処理技術」などに積極的に取り組むとした。
撮影した動画をネットワーク経由で配信・録画するネットワークカメラ関連ソリューションでは、現在主流の録画したものを圧縮する方式に対し、撮影しながら圧縮する「リアルタイム圧縮」の開発を進める。監視カメラ関連の需要は東京オリンピック・パラリンピックに向けて拡大が見込まれるため、積極的に取り組む。(HC)
CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は10日の後場一段と強含み、14時にかけて7%高の1983円(131円高)前後で推移している。映像・音声などの近未来ソリューション技術を開発し、10月9日、前期・2017年9月期の連結決算を発表。大型案件の期ずれなどにより大幅減益となったが、今期・18年9月期は営業利益の見通しを2.5倍とするなど、V字型の急回復に転じる見通しとし、あらためて注目されている。
17年9月期の連結業績は、新規分野として注力する監視カメラ映像や医療用映像などの分野では前期に続いて積極投資を継続した。しかし、組み込み分野の大型案件に期ずれが発生したことなどにより、売上高は前期比5.7%減少して12億5800万円となり、営業利益は同じく63.1%減少して1億1800万円となった。純利益は同60.6%減少して0.8億円となった。
ただ、ゲーム分野では、国内ゲーム向け事業がスマートフォンF2P(基本無料形式)のオンラインゲームで採用が伸びるなど好調に推移し、主力のゲーム開発用ミドルウェアは、売り上げトップ100位までのアプリへの採用率がこの2年間で3倍(10%から30%)になり、スマホF2P売り上げは同じく2.5倍に、包括契約売り上げは同1.8倍に急拡大した。
また、監視カメラの動画圧縮技術の分野では、日立製作所<6501>(東1)グループとの提携が実現し、医療用動画の分野ではファインデックス<3649>(東1)との提携が始まった。新たな事業基盤の構築が着実に進んでいる。
今期・18年9月期は、前期に発生した期ずれ案件の回復に加え、スマホF2P向けでは、顧客売上高に応じた新料金体系によって収益性を向上させる体制が整うことなどにより、売り上げ拡大と利益率の回復(営業利益率20%)を見込む。連結業績見通しは、売上高を前期比19.1%増の15億円、営業利益は同2.5倍の3億円、純利益は同2.6倍の2億1000万円、1株利益は44円33銭。
新規分野の中では、特に「動画圧縮」や「Web動画」、自動運転技術向けの「インタラクティブ(車の状況によって変化する)サウンド処理技術」などに積極的に取り組むとした。
撮影した動画をネットワーク経由で配信・録画するネットワークカメラ関連ソリューションでは、現在主流の録画したものを圧縮する方式に対し、撮影しながら圧縮する「リアルタイム圧縮」の開発を進める。監視カメラ関連の需要は東京オリンピック・パラリンピックに向けて拡大が見込まれるため、積極的に取り組む。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:15
| 業績でみる株価
【業績でみる株価】シンデン・ハイテックスは15年の上場来高値に接近、18年3月期大幅増益予想
シンデン・ハイテックス<3131>(JQ)は、液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。18年3月期第2四半期累計は検査装置の大型案件も寄与して黒字化した。通期も大幅増益予想である。株価は15年6月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■液晶・半導体など電子部品専門商社
液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。韓国のLGディスプレー社やSKハイニックス社の製品を主力としている。またバッテリおよび周辺機器分野も強化している。
■18年3月期2Q累計は大型案件も寄与して黒字化、通期も大幅増益予想
11月9日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比25.0%増の264億91百万円で、営業利益が8億39百万円(前年同期は1億70百万円の赤字)、経常利益が7億36百万円(同4億12百万円の赤字)、純利益が5億02百万円(同2億72百万円の赤字)だった。半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増収となり、各利益とも黒字化した。
品目別に見ると、液晶分野は一部顧客の車載用機器向けがメーカー直販になった影響で12.3%減収だったが、半導体分野は旺盛なメモリ需要や委託開発ビジネスの順調推移で36.5%増収、電子機器分野は半導体検査装置の大型案件や異物検出機等の装置ビジネスの好調で2.5倍増収、その他分野がバッテリ・周辺機器の新規ビジネスの立ち上がりで31.9%増収だった。
通期の連結業績予想は10月25日に増額修正した。売上高は39億92百万円増額して17年3月期比15.2%増の512億円、営業利益は3億15百万円増額して49.1%増の12億50百万円、経常利益は3億02百万円増額して2.1倍の10億50百万円、純利益は2億03百万円増額して93.2%増の7億円とした。計画外だった半導体検査装置の大型案件が寄与する。需要が高水準に推移し、通期ベースでも好業績が期待される。
なお配当予想は据え置いて、20円増配の年間110円(期末一括)としている。予想配当性向は25.3%となる。
■株価は15年の上場来高値に接近、好業績評価して上値試す
株価は水準を切り上げて11月9日に4160円まで上伸した。そして15年5月の上場来高値4370円に接近している。11月9日の終値は3960円、今期予想連結PERは9〜10倍近辺、時価総額は約73億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、4000円近辺のフシ突破の動きを強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
■液晶・半導体など電子部品専門商社
液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。韓国のLGディスプレー社やSKハイニックス社の製品を主力としている。またバッテリおよび周辺機器分野も強化している。
■18年3月期2Q累計は大型案件も寄与して黒字化、通期も大幅増益予想
11月9日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比25.0%増の264億91百万円で、営業利益が8億39百万円(前年同期は1億70百万円の赤字)、経常利益が7億36百万円(同4億12百万円の赤字)、純利益が5億02百万円(同2億72百万円の赤字)だった。半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増収となり、各利益とも黒字化した。
品目別に見ると、液晶分野は一部顧客の車載用機器向けがメーカー直販になった影響で12.3%減収だったが、半導体分野は旺盛なメモリ需要や委託開発ビジネスの順調推移で36.5%増収、電子機器分野は半導体検査装置の大型案件や異物検出機等の装置ビジネスの好調で2.5倍増収、その他分野がバッテリ・周辺機器の新規ビジネスの立ち上がりで31.9%増収だった。
通期の連結業績予想は10月25日に増額修正した。売上高は39億92百万円増額して17年3月期比15.2%増の512億円、営業利益は3億15百万円増額して49.1%増の12億50百万円、経常利益は3億02百万円増額して2.1倍の10億50百万円、純利益は2億03百万円増額して93.2%増の7億円とした。計画外だった半導体検査装置の大型案件が寄与する。需要が高水準に推移し、通期ベースでも好業績が期待される。
なお配当予想は据え置いて、20円増配の年間110円(期末一括)としている。予想配当性向は25.3%となる。
■株価は15年の上場来高値に接近、好業績評価して上値試す
株価は水準を切り上げて11月9日に4160円まで上伸した。そして15年5月の上場来高値4370円に接近している。11月9日の終値は3960円、今期予想連結PERは9〜10倍近辺、時価総額は約73億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、4000円近辺のフシ突破の動きを強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01
| 業績でみる株価
2017年11月09日
【業績でみる株価】シンクロ・フードは18年3月期2Q累計大幅増収増益、通期予想は増額の可能性
シンクロ・フード<3963>(東1)は、飲食店の出店・開業・運営を支援するサイト「飲食店.COM」の運営を主力としている。ユーザー数が増加基調で18年3月期第2四半期累計は大幅増収増益だった。進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は調整一巡して上値を試す展開が期待される。
■飲食店支援サイト「飲食店.COM」などを運営
飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで提供するサイト「飲食店.COM」などを運営している。飲食店向けに不動産、求人、食材仕入先などの情報を提供し、広告収入や利用課金が収益源である。
なお17年8月には出店立地データ検索・比較サービスを開始、17年9月には九州エリアにおける求人サービスを開始した。
■18年3月期2Q累計大幅増収増益、通期予想は増額の可能性
11月8日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の非連結業績は、売上高が前年同期比30.6%増の6億62百万円で、営業利益が32.4%増の2億91百万円、経常利益が35.1%増の2億66百万円、純利益が38.2%増の1億68百万円だった。
主力の「飲食店.COM」認知度向上や東海エリアにおけるサービス拡充などの効果で、登録ユーザー数が16.3%増の120.9千件、有料ユーザー数が13.8%増の4.6千件、登録関連事業者数が17.1%増の3619社と順調に増加した。サービス別売上高は運営サービスが34.8%増収、出退店サービスが11.0%増収、その他サービスが37.5%増収だった。
通期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比20.8%増の12億70百万円、営業利益が7.3%増の4億83百万円、経常利益が8.4%増の4億59百万円、純利益が9.3%増の2億89百万円としている。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.1%、営業利益が60.3%、経常利益が58.1%、純利益が58.2%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は好業績評価して上値試す
株価(17年9月29日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、10月の戻り高値圏2000円近辺から反落し、11月8日には1693円まで調整した。ただし自律調整の範囲だろう。
11月8日の終値は1695円、予想PERは51倍近辺、時価総額は約148億円である。週足チャートで見るとサポートラインの26週移動平均線が接近した。調整一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
■飲食店支援サイト「飲食店.COM」などを運営
飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで提供するサイト「飲食店.COM」などを運営している。飲食店向けに不動産、求人、食材仕入先などの情報を提供し、広告収入や利用課金が収益源である。
なお17年8月には出店立地データ検索・比較サービスを開始、17年9月には九州エリアにおける求人サービスを開始した。
■18年3月期2Q累計大幅増収増益、通期予想は増額の可能性
11月8日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の非連結業績は、売上高が前年同期比30.6%増の6億62百万円で、営業利益が32.4%増の2億91百万円、経常利益が35.1%増の2億66百万円、純利益が38.2%増の1億68百万円だった。
主力の「飲食店.COM」認知度向上や東海エリアにおけるサービス拡充などの効果で、登録ユーザー数が16.3%増の120.9千件、有料ユーザー数が13.8%増の4.6千件、登録関連事業者数が17.1%増の3619社と順調に増加した。サービス別売上高は運営サービスが34.8%増収、出退店サービスが11.0%増収、その他サービスが37.5%増収だった。
通期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比20.8%増の12億70百万円、営業利益が7.3%増の4億83百万円、経常利益が8.4%増の4億59百万円、純利益が9.3%増の2億89百万円としている。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.1%、営業利益が60.3%、経常利益が58.1%、純利益が58.2%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。
■株価は好業績評価して上値試す
株価(17年9月29日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、10月の戻り高値圏2000円近辺から反落し、11月8日には1693円まで調整した。ただし自律調整の範囲だろう。
11月8日の終値は1695円、予想PERは51倍近辺、時価総額は約148億円である。週足チャートで見るとサポートラインの26週移動平均線が接近した。調整一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:23
| 業績でみる株価