[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (09/28)【業績でみる株価】澤田ホールディングスはモミ合い煮詰まり感
記事一覧 (09/27)【業績でみる株価】ピクセラは4Kテレビ対応セットトップボックス(STB)など育成
記事一覧 (09/26)【業績でみる株価】一正蒲鉾は調整一巡感、18年6月期減益予想だが保守的、配当は増配予想
記事一覧 (09/25)【業績でみる株価】No.1はオフィスコンサルタント事業などを展開、18年2月期増収増益予想
記事一覧 (09/22)【業績でみる株価】日宣は広告宣伝事業を展開、18年2月期増収増益予想
記事一覧 (09/21)【業績でみる株価】ビーブレイクシステムズはクラウドERPが主力、18年6月期増収増益予想
記事一覧 (09/20)【業績でみる株価】旅工房はネット専業の旅行会社、18年3月期増収増益予想、10月1日付で株式2分割
記事一覧 (09/19)【業績でみる株価】Fringe81はネット広告代理サービスなど展開、18年3月期大幅増収増益予想
記事一覧 (09/15)【業績でみる株価】サムティは13年4月来の高値圏、17年11月期2桁増収増益・増配予想
記事一覧 (09/14)【業績でみる株価】アクモスは調整一巡して戻り歩調、18年6月期増収増益・連続増配予想
記事一覧 (09/14)【業績でみる株価】チェンジは上場来高値圏、17年9月期2回目の増額修正で18年9月期も収益拡大基調
記事一覧 (09/13)【業績でみる株価】ユーザーローカルはAIを活用したサービスを展開、18年6月期増収増益予想
記事一覧 (09/12)【業績でみる株価】スズデンは自律調整一巡して上値試す、18年3月期2桁増益予想で増額余地
記事一覧 (09/12)【業績でみる株価】LIFULLは調整一巡して戻り歩調、社名・ブランド変更費用で減益予想だが増収基調に変化なし
記事一覧 (09/11)【業績でみる株価】Eストアーは18年3月期最終増益予想
記事一覧 (09/08)【業績でみる株価】マニーは調整一巡して出直り、17年8月期増益予想で18年8月期も収益拡大期待
記事一覧 (09/07)【業績でみる株価】ANAPは17年8月期黒字化予想、18年8月期は一段の収益改善期待
記事一覧 (09/06)【業績でみる株価】レオパレス21は18年3月期1Q利益が計画超で通期予想に増額余地
記事一覧 (09/05)【業績でみる株価】船場は17年12月期利益減額修正を嫌気した売り一巡して戻り歩調
記事一覧 (09/04)【業績でみる株価】マンダムは上場来高値更新の展開、18年3月期増収増益予想、10月1日付で株式2分割
2017年09月28日

【業績でみる株価】澤田ホールディングスはモミ合い煮詰まり感

 澤田ホールディングス<8699>(JQ)は、モンゴルのハーン銀行や日本のエイチ・エス証券などを傘下に置く持株会社である。株価は1000円近辺でモミ合う形だが煮詰まり感を強めている。上放れが期待される。

■モンゴルのハーン銀行などを傘下に置く持株会社

 17年6月末時点で連結子会社6社、持分法適用関連会社3社を傘下に置く持株会社である。連結子会社はモンゴルのハーン銀行、日本のエイチ・エス証券、エイチ・エス債権回収、デジタルコンテンツ事業のiXIT、および17年6月連結子会社化したキルギスのキルギスコメルツ銀行である。持分法適用関連会社はロシアのソリッド銀行、日本の外為どっとコム、およびエイチ・エスライフ少額短期保険である。

■18年3月期1Qは大幅営業・経常増益

 18年3月期第1四半期(4〜6月)連結業績は営業収益が前年同期比1.1%減の123億82百万円、営業利益が3.7倍の15億60百万円、経常利益が3.5倍の15億40百万円、純利益が17.4%減の10億35百万円だった。前年同期に計上した関係会社株式売却益(12億08百万円)の反動で最終減益だが、銀行関連事業と証券関連事業が大幅増益となり、営業利益と経常利益は大幅増益だった。

 銀行関連事業のハーン銀行は、資金運用収益(現地通貨ベース)が増加し、為替ヘッジを目的とするスワップ取引の評価損益が大幅に改善した。証券関連事業のエイチ・エス証券はトレード損益が増加した。債権管理回収関連事業のエイチ・エス債権回収は、前年同期の大型回収案件の反動で減益だった。デジタルコンテンツ事業のiXITは、経営体制刷新など抜本的改革の効果で黒字化した。またソリッド銀行と外為どっとコムは減益だったため、持分法投資損益は減少した。

 なおグループの主たる事業である証券業は、市場環境の変動の影響を大きく受けることから、業績予想を合理的に行うことが困難であるため、連結業績予想は開示していない。四半期業績の迅速な開示を行う。また配当予想も未定としている。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価はやや上値が重く1000円近辺でモミ合う形だ。ただし下押す動きも見られず煮詰まり感を強めている。9月27日の終値は1000円、時価総額は約410億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形だ。上放れの展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:50 | 業績でみる株価
2017年09月27日

【業績でみる株価】ピクセラは4Kテレビ対応セットトップボックス(STB)など育成

 ピクセラ<6731>(東2)は、PC向けチューナーなどを主力とするコンピュータ周辺機器メーカーで、4Kテレビ対応セットトップボックス(STB)など新分野の育成も強化している。17年9月期黒字化予想である。株価は動意づいた6月高値から反落したが調整一巡感を強めている。

■17年9月期黒字化予想

 PC向けチューナーなどを主力とするコンピュータ周辺機器メーカーで、AI、4Kテレビ、防災市場など新分野の育成も強化している。9月20日には国内のケーブルテレビ事業者から、新規商材であるAndroid TV(TM)を搭載したセットトップボックスを受注したと発表している。重点分野の主力と位置付けている4Kテレビ対応セットトップボックスの新機種である。

 なお16年9月期において5期連続の営業損失を計上し、17年9月期第3四半期累計(10〜6月)においても営業損失を計上した。継続的に営業利益、営業キャッシュフローを確保する体質への転換には時間を要することが見込まれるため、引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している。

 17年9月期連結業績予想(7月14日に減額修正)は、売上高が16年9月期比26.2%増の23億99百万円、営業利益が42百万円(16年9月期は3億93百万円の赤字)、経常利益が10百万円(同4億53百万円の赤字)、純利益が4百万円(同4億81百万円の赤字)としている。

 主力商品と想定していた国内大手事業者向けセットトップボックスが、当該事業者からの仕様変更などにより生産開始が後ずれし、期中に見込んでいた売上約20億円が18年9月期からの計上見通しとなった。また現行機種の販売も弱含みとなった。ただし当該製品の利益率は自社ブランド製品と比較して低く、開発にかかる費用も想定を下回ったため、各利益は黒字化予想を維持した。18年9月期は後ずれしたセットトップボックスの量産本格化で収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡感

 株価は6月上旬に動意づき、100円近辺でのモミ合いから上放れて452円まで急伸した。その後は上値を切り下げ、9月以降は概ね200円〜250円近辺で推移している。ただし週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から切り返して調整一巡感を強めている。9月26日の終値は216円、時価総額は約101億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25 | 業績でみる株価
2017年09月26日

【業績でみる株価】一正蒲鉾は調整一巡感、18年6月期減益予想だが保守的、配当は増配予想

 一正蒲鉾<2904>(東1)は水産練製品の製造販売、およびまいたけの生産販売を展開している。水産練製品は国内2位で、カニ風味かまぼこなどを主力製品としている。18年6月期減益予想だが保守的だろう。配当は増配予想である。株価は6月高値から反落したが調整一巡感を強めている。

■水産練製品・惣菜事業を主力として、きのこ事業も展開

 1965年設立で、水産練製品の製造販売、およびまいたけの生産販売を展開している。水産練製品は国内2位で、カニ風味かまぼこなどを主力製品としている。

 17年6月期のセグメント別売上高構成比は水産練製品・惣菜事業87%、きのこ事業12%、その他(運送事業、倉庫事業)1%、営業利益構成比は水産練製品・惣菜事業80%、きのこ事業9%、その他(運送事業、倉庫事業)11%だった。収益面では、原料のすり身価格、為替、およびまいたけの市況などの影響を受けやすい特性がある。

 中期経営計画では目標値に21年6月期売上高430億円、営業利益17億円、ROE8.0%を掲げ、基本方針は収益力強化に向けた事業構造の展開、コア事業の収益拡大と競争優位の実現、リスク・リターンに根ざした戦略的な投資実行、人事・人財育成体制の強化とダイバーシティの推進、海外戦略の進展、コーポレート・ガバナンスの浸透としている。

■18年6月期増収減益予想だが保守的、配当は増配予想

 18年6月期の連結業績予想は売上高が17年6月期比3.5%増の360億円、営業利益が17.4%減の11億円、経常利益が27.9%減の11億円、純利益が40.9%減の5億円としている。配当予想は1円増配の年間7円(期末一括)としている。

 水産練製品・惣菜事業は、戦略商品や基幹商品の継続的な構成比拡大、製販連携した収益性評価による商品改廃、きのこ事業は収量および品質向上による収益改善、中国子会社の営業体制強化を推進する。原材料・エネルギーコストの上昇などで減益予想としているようだが、やや保守的だろう。

■株価は調整一巡感

 株価は6月高値1414円から反落したが、8月15日の直近安値1224円から徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。9月25日の終値は1287円、今期予想PERは約48倍、時価総額は約239億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線が下値を支える形となり、26週移動平均線突破の動きを強めている。戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:34 | 業績でみる株価
2017年09月25日

【業績でみる株価】No.1はオフィスコンサルタント事業などを展開、18年2月期増収増益予想

 No.1<3562>(JQ)はオフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開している。18年2月期増収増益予想である。株価は17年3月IPO時の高値から半値割れ水準まで調整してほぼ底値圏だろう。

■オフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開

 17年3月JASDAQに新規上場した。オフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開している。オフィスコンサルタント事業は、中小企業および個人事業主向けに、OA関連商品、自社企画の情報セキュリティ商品を販売している。システムサポート事業は、子会社で販売した機器の保守・メンテナンスを行っている。

 中期経営計画では20年2月期売上高81億円、営業利益4億円、純利益2億59百万円、ROE12.8%を目標値に掲げている。

■18年2月期増収増益予想

 18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比5.4%増の74億37百万円、営業利益が8.8%増の3億30百万円、経常利益が7.2%増の3億11百万円、純利益が6.7%増の2億03百万円としている。自社企画の情報セキュリティ商品の販売に注力して増収増益予想である。

 第1四半期(3〜5月)の連結業績は売上高が18億06百万円、営業利益が25百万円の赤字、経常利益が41百万円の赤字、純利益が29百万円の赤字だった。情報セキュリティ商品、MFP、ビジネスフォンの販売が堅調に推移したが、人件費が増加した。通期ベースでの挽回に期待したい。

■株価はほぼ底値圏

 株価は17年3月IPO時の上場来高値4135円から、9月11日の上場来安値1989円まで水準を切り下げた。その後は2000円近辺で推移している。高値から半値割れ水準まで調整してほぼ底値圏だろう。9月22日の終値は1994円、今期予想PERは約14倍、時価総額は約31億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が戻りを押さえる形だが、2000円割れ水準が下値支持線となりそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:07 | 業績でみる株価
2017年09月22日

【業績でみる株価】日宣は広告宣伝事業を展開、18年2月期増収増益予想

 日宣<6543>(JQ)は広告宣伝事業を展開している。18年2月期増収増益予想である。株価は17年2月IPO時の高値から水準を切り下げたが、9月6日安値から切り返して底打ち感を強めている。

■広告宣伝事業を展開

 17年2月JASDAQに新規上場した。広告宣伝事業を展開している。放送・通信業界、住まい・暮らし業界、医療・健康業界を戦略マーケットとして、顧客企業から広告・販促を直接受注していることが特徴である。

 全国のケーブルテレビ局加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」の編集・制作、大手住宅メーカー向けデジタルマーケティング施策の提供、ホームセンター顧客向け無料情報誌のWEBメディアへの展開など、広告プロモーションやコミュニケーションサービスを提供している。

■18年2月期増収増益予想

 18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比7.1%増の50億25百万円、営業利益が13.8%増の4億27百万円、経常利益が2.6%増の4億28百万円、純利益が2.6倍の6億63百万円としている。戦略マーケットにおける既存顧客の深耕や新規顧客の獲得で増収増益予想である。

 純利益は旧本社建物および土地を売却したことに伴う固定資産売却益(第1四半期に5億88百万円計上)も寄与する。配当予想は4円増配の年間42円(期末一括)としている。

 第1四半期(3〜5月)の連結業績は売上高が12億12百万円、営業利益が1億02百万円、経常利益が98百万円、純利益が4億73百万円で、通期予想に対する進捗率は売上高が24.1%、営業利益が23.9%、経常利益が22.9%、純利益が71.3%と概ね順調だった。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は底打ち感

 株価は17年2月IPO時の上場来高値3030円から水準を切り下げ、9月6日の上場来安値2230円まで調整したが、その後は切り返しの動きを強めている。9月21日の終値は2323円、今期予想PERは約7倍、時価総額は約45億円である。

 日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。また週足チャートで見ると安値圏で陽線を立てて底打ち感を強めている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19 | 業績でみる株価
2017年09月21日

【業績でみる株価】ビーブレイクシステムズはクラウドERPが主力、18年6月期増収増益予想

 ビーブレイクシステムズ<3986>(東マ)は、クラウドERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)を主力とするシステム開発会社である。18年6月期増収増益予想である。株価は17年6月IPO時の高値から半値割れ水準まで調整してほぼ底値圏だろう。

■クラウドERPを主力とするシステム開発会社

 17年6月東証マザーズに新規上場した。サービス業(労働集約型・プロジェクト型業種に特化)向けのクラウドERP「MA−EYES」を主力とするパッケージ事業、およびJava言語に特化したシステム受託開発等のシステムインテグレーション(SI)事業を展開している。独自手法に基づくセミオーダー手法のERPを強みとしている。

■18年6月期増収増益予想

 18年6月期の非連結業績予想は売上高が17年6月期比7.9%増の11億91百万円、営業利益が5.6%増の1億79百万円、経常利益が14.9%増の1億79百万円、純利益が15.0%増の1億25百万円としている。配当予想は1円増配の年間12円(期末一括)としている。

 セグメント別売上高の計画は、パッケージ事業が40.7%増の5億15百万円、SI事業が20.7%減の4億67百万円としている。成長分野と位置付けるパッケージ事業に開発リソースを集中投下し、主要5業種(システム、派遣、インターネット、コンサルティング)でのシェア拡大を目指す。東証マザーズ上場による知名度・信用力向上効果で受注率向上を見込んでいる。

■株価はIPO時高値から半値割れ水準で底値圏

 株価は17年6月IPO時の上場来高値8300円からほぼ一本調子に水準を切り下げ、9月6日の上場来安値3685円まで調整した。その後は切り返しの動きを強めて4300円台まで戻している。9月20日の終値は4300円、今期予想PERは約47倍、時価総額は約59億円である。

 日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線突破の動きを強めている。IPO時の上場来高値円から半値割れ水準まで調整してほぼ底値圏だろう。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:20 | 業績でみる株価
2017年09月20日

【業績でみる株価】旅工房はネット専業の旅行会社、18年3月期増収増益予想、10月1日付で株式2分割

 旅工房<6548>(東マ)はネット専業の旅行会社である。18年3月期第1四半期は減益だったが、通期は増収増益予想である。株価は17年4月IPO時高値から半値割れ水準まで調整したが、ほぼ底値圏だろう。なお10月1日付で1株を2株に分割する。

■18年3月期1Q減益だが通期は増収増益予想

 17年4月東証マザーズに新規上場した。ネット専業の旅行会社である。旅行代理店として主に国内の個人・法人顧客向けに海外旅行の手配サービスを提供している。

 18年3月期第1四半期(4〜6月)は売上高が43億81百万円、営業利益が1億84百万円の赤字、経常利益が1億89百万円の赤字、純利益が1億32百万円の赤字だった。上場前の前年同期との比較で、売上高は1億74百万円増収、営業利益は90百万円減益、経常利益は89百万円減益、純利益は2百万円減益だった。

 売上高は4.2%増収だったが、コスト面では海外旅行の競争激化による利益率低下で売上総利益が19百万円減少し、中期成長に向けた積極的な人材採用と広告費の増加などで販管費が70百万円増加した。なお旅行業界においては、海外旅行者は4〜6月に減少し、7〜9月に増加する季節要因があるため、第1四半期は営業赤字となる傾向があるとしている。

 通期の連結業績予想は売上高が17年3月期比6.8%増の240億56百万円、営業利益が6.0%増の3億32百万円、経常利益が7.7%増の3億23百万円、そして純利益が8.2%増の2億07百万円としている。第1四半期の進捗率は低水準だが、季節要因に加えて、18年3月出発分まで問い合わせ件数と予約件数が堅調に推移しているため、通期予想を据え置いた。

■株価はほぼ底値圏

 株価は17年4月IPO時の高値5580円からほぼ一本調子に水準を切り下げ、9月8日の上場来安値2316円まで調整した。9月19日の終値は2435円、時価総額は約57億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が戻りを押さえる抵抗線の形だ。ただし高値から半値割れ水準でほぼ底値圏だろう。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:39 | 業績でみる株価
2017年09月19日

【業績でみる株価】Fringe81はネット広告代理サービスなど展開、18年3月期大幅増収増益予想

 Fringe81<6550>(東マ)は、ネット広告の広告代理サービスを主力として、メディアグロースサービスなども展開している。18年3月期大幅増収増益予想である。株価は17年6月IPO時高値の半値水準で底打ちしたようだ。

■18年6月期は増収増益予想

 17年6月東証マザーズに新規上場した。ネット広告の広告代理サービスを主力として、アドネットワーク運営と広告事業収益化にかかる業務支援のメディアグロースサービス、配信実績計測「digitalice」など自社開発ソリューションを提供するソリューションサービス、およびHR領域におけるウェブサービスも展開している。

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比24.4%増の58億73百万円、営業利益が3.2倍の2億99百万円、経常利益が3.3倍の2億93百万円、純利益が2.4倍の2億円としている。

 第1四半期(4〜6月)は売上高が12億90百万円、営業利益が14百万円の赤字、経常利益が20百万円の赤字、純利益が17百万円の赤字だった。上場前の前年同期との比較で、売上高は55.8%増加、限界利益は50.4%増加、営業利益は31百万円改善した。主力の広告代理サービスがドコモ・スマートニュースの販売好調で72.5%増収となり全体を牽引した。メディアグロースサービスはアドネットワーク、媒体支援とも好調で48.6%増収と成長した。

 広告事業の季節変動性を考慮して下期偏重の期初計画のため、第1四半期の売上高の進捗率は、通期予想に対しては22.0%とやや低水準の形だが、第2四半期累計(4〜9月)に対しては53.5%と順調である。利益面でも限界利益構成比の高い広告代理サービスとメディアグロースサービスの成長が牽引する見込みだ。

■株価は17年6月IPO時高値から半値水準で底打ち

 株価は9月8日の上場来安値3300円から切り返し、9月15日には4200円まで上伸した。IPO時の6月28日の上場来高値6570円の半値水準で底打ちしたようだ。9月15日の終値は4140円、時価総額は約101億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破した。また週足チャートで見ると安値圏で大陽線を立てた。底打ちして戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:40 | 業績でみる株価
2017年09月15日

【業績でみる株価】サムティは13年4月来の高値圏、17年11月期2桁増収増益・増配予想

 サムティ<3244>(東1)は、関西を地盤とする総合不動産デベロッパーである。17年11月期は物件販売が好調に推移して2桁増収増益予想、そして増配予想である。株価は13年4月来の高値圏である。上値を試す展開が期待される。

■17年11月期2桁増収増益・増配予想

 関西を地盤とする総合不動産デベロッパーである。ファンド、REIT、投資家向けの新築・再生マンション販売を主力としている。事業用地の仕入、マンションの企画・開発、賃貸募集、物件管理、販売、および保有をグループ内で完結できる総合不動産会社として成長している。なおサムティ・レジデンシャル投資法人の投資口をJ−REIT市場に上場している。

 17年11月期の連結業績予想(7月10日に増額修正)は、売上高が16年11月期比18.3%増の620億円、営業利益が20.0%増の103億円、経常利益が17.8%増の80億円、純利益が14.5%増の53億円としている。不動産事業セグメントにおける物件売却が好調に推移し、売却価格の上振れも寄与する。配当予想(7月10日に増額修正)は9円増配の年間42円(期末一括)としている。

 第2四半期累計(12〜5月)は売上高が前年同期比76.9%増収、営業利益が2.0倍増益、経常利益が2.6倍増益、純利益が2.5倍増益だった。不動産事業セグメントにおける物件売却が好調に推移した。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が60.8%、営業利益が67.3%、経常利益が76.4%、純利益が81.3%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は13年4月来の高値圏

 株価は9月14日に1676円まで上伸した。7月28日の1671円を突破して13年4月1695円来の高値圏である。9月14日の終値は1641円、今期予想連結PERは7〜8倍近辺、時価総額は約439億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、高値圏モミ合いから上放れの動きを強めている。上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 業績でみる株価
2017年09月14日

【業績でみる株価】アクモスは調整一巡して戻り歩調、18年6月期増収増益・連続増配予想

 アクモス<6888>(JQ)は、ITソリューション事業およびITサービス事業を展開している。需要が堅調に推移して18年6月期増収増益予想、そして連続増配予想である。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■17年12月期利益予想減額だが需要は堅調

 製造・公共・医療分野を中心とするSI・システム開発や地図情報提供サービスなどのITソリューション事業、および情報処理サービスなどのITサービス事業を展開している。収益面では多くの企業の決算期末にあたる第3四半期(1〜3月)の構成比が高くなる特性がある。

 17年6月期の連結業績は、売上高が16年6月期比4.2%増の40億62百万円、営業利益が31.1%増の1億46百万円、経常利益が30.8%増の1億58百万円、純利益が26.7%増の1億43百万円だった。

 販管費の増加などを増収効果で吸収し、計画を上回る増収増益だった。ITソリューション事業は2.2%増収・2.0%営業増益にとどまったが、ITサービス事業が22.4%増収・94.8%営業増益となって全体を牽引した。IT製品テスティングを譲渡して連結除外したが、15年12月義務化された労働安全衛生法改正を背景にストレスチェックを中心としたEAP(従業員支援プログラム)関連業務が大幅伸長した。

 18年6月期連結業績予想は、売上高が17年6月期比3.4%増の42億円、営業利益が5.8%増の1億55百万円、経常利益が6.9%増の1億70百万円、純利益が4.2%増の1億50百万円としている。需要が堅調に推移して増収増益予想である。配当予想は1円増配の年間3円(期末一括)としている。連続増配予想である。

 なお中期経営計画では、19年6月期の目標数値を売上高45億円、営業利益2億70百万円、経常利益2億90百万円、純利益2億30百万円としている。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は急伸した6月の年初来高値から反落して調整局面だったが、9月5日の直近安値265円から切り返して9月13日には306円まで上伸した。調整一巡して戻り歩調だ。

 9月13日の終値は304円、今期連結予想PERは20倍近辺、そして時価総額は約31億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だろう。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:20 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】チェンジは上場来高値圏、17年9月期2回目の増額修正で18年9月期も収益拡大基調

 チェンジ<3962>(東マ)は、NEW−ITトランスフォーメーション事業を展開している。17年9月期(8月14日に2回目の増額修正)は大幅増収増益予想である。そして18年9月期も収益拡大基調が予想される。株価は上場来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年9月期は2回目の増額修正、18年9月期も収益拡大基調

 モビリティ、IoT、ビッグデータ、クラウド、セキュリティ、ロボティクス、AIなどの新しいテクノロジーを活用したサービス、およびIT人材育成サービスなどをNEW−ITトランスフォーメーション事業として展開している。

 17年9月期の非連結業績予想(8月14日に2回目の増額修正)は売上高が16年9月期比27.7%増の19億80百万円、営業利益が77.3%増の3億31百万円、経常利益が84.7%増の3億25百万円、純利益が84.4%増の2億18百万円としている。成長に向けた先行投資を吸収して大幅増収増益予想である。

 AR(拡張現実)を用いた現場教育アプリケーションの開発、大手企業や政府官公庁における働き方改革を支えるモバイルセキュリティプラットフォームの販売、地方創生を目的とした自治体向けビッグデータの活用支援、労働人口の減少を見据えたロボティクスインテグレーションなど、新たな案件受注が想定以上に伸長している。利益面では、競合不在による粗利益の増加、徹底したコスト管理による内部管理費の抑制なども寄与する。

 第3四半期累計(10〜6月)は売上高が50.4%増収、営業利益が2.1倍増益、経常利益が2.2倍増益、純利益が2.3倍増益だった。通期予想に対する進捗率は売上高78.8%、営業利益97.3%、経常利益97.5%、純利益97.7%と高水準である。通期ベースで好業績が予想され、18年9月期も収益拡大基調が予想される。

■株価は上場来高値圏、好業績を評価して上値試す

 株価は8月30日に上場来高値9180円まで上伸した。その後は利益確定売りで反落する場面があったが素早く切り返している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:16 | 業績でみる株価
2017年09月13日

【業績でみる株価】ユーザーローカルはAIを活用したサービスを展開、18年6月期増収増益予想

 ユーザーローカル<3984>(東マ)は、人工知能(AI)を活用したアクセス解析ツールや自動会話システムなど、企業のマーケティング活動を支援するビッグデータ解析サービスを提供している。18年6月期増収増益予想である。株価はIPO時高値から半値割れ水準まで調整してほぼ底値圏だろう。

■18年6月期は増収増益予想

 17年3月東証マザーズに新規上場した。人工知能(AI)を活用したアクセス解析ツールや自動会話システムなど、企業のマーケティング活動を支援するビッグデータ解析サービスを提供(データクラウド事業)している。

 コアプロダクトは「User Insight」「Social Insight」および「Media Insight」で、17年2月公開した新サービス「サポートチャットボット」も強化している。18年6月期にはディープラーニングを活用した人工知能サービスの開始を予定している。

 18年6月期の非連結業績予想は、売上高が17年6月期比10.1%増の10億64百万円、営業利益が6.0%増の4億08百万円、経常利益が8.1%増の4億08百万円、純利益が1.7%増の2億65百万円としている。

 コアプロダクトが順調に伸長し、新サービスも寄与して増収増益予想である。ビッグデータから人工知能事業への飛躍のための投資時期と位置付け、コアプロダクトおよび新サービスの機能強化を目的として、ビッグデータを処理する基幹システムの拡張・強化、アルゴリズムの開発・実装、ビッグデータを解析するデータサイエンティストの教育・育成に注力する方針だ。

■株価はIPO時高値から半値割れ水準で底値圏

 株価はIPO人気が離散して水準を切り下げ、9月6日に上場来安値6360円まで調整した。ただし売り一巡感を強めている。9月12日の終値は6760円、時価総額は約245億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が戻りを押さえる形だが、IPO時の上場来高値1万4090円から半値割れ水準まで調整してほぼ底値圏だろう。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:40 | 業績でみる株価
2017年09月12日

【業績でみる株価】スズデンは自律調整一巡して上値試す、18年3月期2桁増益予想で増額余地

 スズデン<7480>(東1)に注目したい。FA用制御機器や電設資材などを主力とする技術商社である。18年3月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期も2桁増益予想である。単体ベース売上高は7月18.6%増、8月24.6%増と好調に推移しており、通期予想に増額余地がありそうだ。株価は8月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期1Q大幅増益で通期も2桁増益予想、さらに増額余地

 18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比4.6%増の438億円、営業利益が17.4%増の11億90百万円、経常利益が17.4%増の14億80百万円、純利益が17.3%増の9億40百万円としている。

 第1四半期(4〜6月)連結業績は、売上高が前年同期比29.2%増収、営業利益が2.6倍増益、経常利益が2.2倍増益、純利益が2.4倍増益だった。FA機器分野が34.7%増収、情報・通信機器分野が26.1%増収、電子・デバイス機器分野が37.9%増収、電設資材分野が14.4%増収といずれも好調に推移して大幅増収増益だった。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高26.7%、営業利益24.2%、経常利益24.4%、純利益25.1%と順調である。また月次売上高(スズデン単体の速報値ベース)は17年7月が前年比18.6%増収、8月が24.6%増収、そして4〜8月累計が25.9%増収と好調に推移している。

 通期ベースでも、半導体・液晶製造装置関連の微細化・積層化投資の高水準推移が予想され、半導体・液晶製造装置関連以外も人手不足を背景とする省人化・省エネ投資に伴う需要の増加が予想される。通期予想に増額余地がありそうだ。

■株価は自律調整一巡、好業績を評価して上値試す

 株価は8月4日の上場来高値1378円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押すことなく切り返しの動きを強めている。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:11 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】LIFULLは調整一巡して戻り歩調、社名・ブランド変更費用で減益予想だが増収基調に変化なし

 LIFULL<2120>(東1)は、日本最大級の掲載件数を誇る不動産・住宅情報総合サイト「LIFULL HOME'S」運営など、不動産情報サービス事業を主力としている。M&Aを活用して周辺の生活関連領域への事業展開を加速し、国内民泊事業にも参入した。17年9月期(決算期変更で6ヶ月決算)は社名・ブランド変更に伴う広告宣伝費の戦略的投下の影響で大幅減益予想だが、増収基調に変化はない。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■17年9月期(6ヶ月決算)は社名・ブランド変更費用などで減益予想

 日本最大級の掲載件数を誇る不動産・住宅情報総合サイト「LIFULL HOME'S」運営が主力のHOME'S関連事業、14年買収したスペインのTrovit社が展開する世界最大級のアグリケーションサイト「Trovit」運営などの海外事業、その他事業を展開している。

 中期経営計画で「世界一のライフデータベース&ソリューションカンパニー」を目指し、不動産情報サービス事業を主力に、M&Aを活用して周辺の生活関連領域への事業展開を加速している。17年6月には楽天<4755>と共同で楽天LIFULL STAYを設立して国内民泊事業に参入した。

 17年9月期(決算期変更で6ヶ月決算)連結業績予想(IFRS)は、売上収益が159億73百万円、営業利益が1億85百万円、親会社の所有者に帰属する純利益が1億38百万円としている。EBITDA(償却前営業利益)は6億62百万円としている。配当は配当性向20%を基準に実施する予定としている。

 第1四半期(4〜6月)は前年同期間との比較で売上収益が13.8%増収、営業利益が82.5%減益、税引前利益が82.7%減益、親会社の所有者に帰属する純利益が97.0%減益だった。EBITDAは67.1%減益だった。

 売上収益はHOME'S関連事業が牽引し、第1四半期として5期連続で過去最高を更新したが、17年4月1日の社名・ブランド変更に伴って大規模な広告施策を実施したため、広告宣伝費が大幅に増加し、さらに移転に係る一時費用の発生、従業員数の増加に伴う人件費の増加なども影響して大幅減益だった。ただし期初計画水準としている。

 通期も社名・ブランド変更に伴う広告宣伝費の戦略的投下の影響で実質大幅減益予想だが、増収基調に変化はない。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は7月の年初来高値996円から反落したが、8月15日の直近安値777円から切り返している。調整一巡して戻り歩調だ。9月11日の終値は893円、時価総額は約1061億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:06 | 業績でみる株価
2017年09月11日

【業績でみる株価】Eストアーは18年3月期最終増益予想

 Eストアー<4304>(JQ)は、Web店舗マーケティング支援サービスを主力とするEC専門店の総合支援会社である。18年3月期は人件費増加で営業微減益予想だが、注力中のマーケティング売上が大幅伸長して増収・最終増益予想である。株価は15年高値の半値水準で調整一巡が期待される。

■18年3月期は増収・最終増益予想

 EC専門店の総合支援会社として、通販システムおよびマーケティングサービスを提供している。経営資源を顧客Web店舗の販促を支援するマーケティングサービスに傾注させ、顧客店舗の業績拡大に努めている。ECサイト構築に必要な通販システムは、新規顧客獲得をECでのポテンシャルが見込める優良顧客に偏重している。

 18年3月期の非連結業績予想は売上高が17年3月期比4.5%増の49億90百万円、営業利益が1.0%減の4億03百万円、経常利益が1.1%減の3億97百万円、純利益が3.8%増の2億74百万円としている。マーケティングサービスに傾注させて増収、人件費の増加などで営業微減益、経常微減益、純利益は増益予想としている。配当予想は未定としている。

 第1四半期(4〜6月)は、売上高が前年同期比5.5%増収だったが、営業利益が10.6%減益、経常利益が11.3%減益、純利益が12.2%減益だった。

 通販システムは優良顧客に偏重したため顧客数が減少して4.9%減収、非注力分野のメディア売上は49.8%減収だったが、顧客店舗の業績に連動するフロウ売上高はマーケティング支援および優良顧客の増加により5.7%増収と好調だった。注力中のマーケティング売上高は、人材投資によって体制構築が進み、既存顧客店舗からの受注額増加および新規顧客店舗からの受注額の大幅増加で41.8%増収となった。利益面では、マーケティング支援の体制構築に必要な人員増に伴って人件費が増加し、また原価率の高いマーケティング売上高の比率上昇も影響して減益だった。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.4%、営業利益26.8%、経常利益26.7%、純利益25.9%と概ね順調である。

■株価は15年高値の半値水準で調整一巡期待

 株価は水準を切り下げる展開で、9月6日には年初来安値となる746円まで調整した。9月8日の終値は752円、時価総額は約78億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、16年5月高値1522円の半値水準で調整一巡が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 業績でみる株価
2017年09月08日

【業績でみる株価】マニーは調整一巡して出直り、17年8月期増益予想で18年8月期も収益拡大期待

 マニー<7730>(東1)は医科と歯科の医療機器メーカーである。手術用縫合針や眼科ナイフなどが高シェアである。17年8月期増益予想で、18年8月期も収益拡大が期待される。株価は調整一巡して出直りが期待される。

■17年8月期増益予想、18年8月期も収益拡大期待

 医科と歯科の医療機器メーカーである。医科では手術用縫合針、眼科ナイフ・スキンステイプラー・針付縫合糸などの微小手術機器、歯科ではファイルなどの根管治療機器、ダイヤバーなどの切削研削研磨刃機器を製造販売している。生産はベトナム、ミャンマーなどに拠点展開している。

 17年8月期連結業績予想は、売上高が16年8月期比0.0%増の165億60百万円、営業利益が8.4%増の46億02百万円、経常利益が11.6%増の45億25百万円、純利益が12.4%増の33億79百万円としている。

 サージカル関連製品は5.9%増収・7.8%営業増益の見込みだ。新製品効果も寄与して眼科ナイフが牽引する。またアイレス針製品は1.0%減収だが2.0%営業増益、デンタル関連製品は2.3%減収だが17.3%営業増益の見込みだ。

 第3四半期累計(9〜5月)連結業績は売上高が前年同期比2.1%増収、営業利益が2.7%減益、経常利益が8.3%増益、純利益が6.8%増益で、通期会社予想に対する進捗率は売上高74.8%、営業利益68.6%、経常利益75.8%、純利益72.7%と概ね順調である。18年8月期も収益拡大が期待される。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は5月の年初来高値3180円から反落して水準を切り下げたが、直近安値圏2500円台から切り返しの動きを強めている。調整が一巡したようだ。9月7日の終値は2661円、17年8月期推定連結PERは25〜26倍近辺、時価総額は約948億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込んだが、日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。調整一巡して出直り展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | 業績でみる株価
2017年09月07日

【業績でみる株価】ANAPは17年8月期黒字化予想、18年8月期は一段の収益改善期待

 ANAP<3189>(JQ)は10代〜20代の若い女性向け衣料・雑貨「ANAP」ブランドを主力とするアパレル会社である。17年8月期黒字化予想である。そして18年8月期は一段の収益改善が期待される。株価は7月の年初来高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。

■17年8月期黒字化予想、18年8月期は一段の収益改善期待

 10代〜20代の若い女性向け衣料・雑貨「ANAP」ブランドを主力とするアパレル会社である。店舗販売の縮小とネット販売の強化で収益拡大を目指すとともに、17年7月にはWeb等各種メディアの企画・運営およびビッグデータを活用したAIシステムの開発に向けて子会社ATLABを設立した。

 17年8月期業績(非連結)予想は、売上高が16年8月期比0.2%増の70億95百万円、営業利益が1億02百万円(16年8月期は60百万円の赤字)、経常利益が95百万円(同68百万円の赤字)、純利益が55百万円(同20百万円の赤字)としている。

 16年4月スタートした再生プロジェクト(販売オペレーション再構築)に基づく在庫圧縮や粗利益率改善、さらに16年8月期以前から実施している店舗リストラクチャリングに基づく不採算店舗の退店効果の本格化などで黒字化予想である。

 第3四半期累計(9〜5月)は、売上高が前年同期比4.7%減収だが、営業利益が49百万円、経常利益が47百万円、純利益が10百万円となり、いずれも黒字化した。店舗販売縮小して減収だが、ネット販売事業の売上構成比が57%超まで上昇し、粗利益率改善や店舗経費圧縮が進展して黒字化した。

 16年8月期まで3期連続の営業損失、当期純損失のため継続企業の前提に疑義注記だが、17年8月期は通期ベースで黒字化が予想され、さらに18年8月期は一段の収益改善が期待される。

■株価は7月の年初来高値圏から反落したが調整一巡感

 株価は急伸した7月10日の年初来高値928円から反落し、650円〜750円近辺のレンジで推移している。9月6日の終値は658円、17年8月期推定PERは50倍近辺、時価総額は約29億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して調整一巡感を強めている。反発が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:05 | 業績でみる株価
2017年09月06日

【業績でみる株価】レオパレス21は18年3月期1Q利益が計画超で通期予想に増額余地

 レオパレス21<8848>(東1)は単身者向けアパートを中心に建築・賃貸を展開している。18年3月期第1四半期の各利益は計画超の水準だった。通期は営業微増益予想だが、増額余地があるだろう。株価は年初来高値圏から反落したが自律調整の範囲だろう。

■18年3月期1Q利益が計画超で通期予想に増額余地

 単身者向けアパートを中心に建築する開発事業、建築したアパートを運営する賃貸事業をコア事業としている。単身賃貸住宅管理戸数は国内首位の約57万戸である。賃貸事業が売上高の8割を占め、安定的な収益が見込めるストック型ビジネスモデルを推進している。

 18年3月期通期の連結業績予想は売上高が17年3月期比3.7%増の5400億円、営業利益が2.6%増の235億円、経常利益が0.6%増の225億円、純利益が30.4%減の142億円としている。

 第1四半期(4〜6月)は、売上高が前年同期比1.9%増の1284億50百万円、営業利益が23.2%増の69億57百万円、経常利益が32.9%増の69億17百万円、純利益が25.5%増の55億59百万円だった。

 売上高は賃貸事業、開発事業、シルバー事業が順調に伸長して、概ね計画水準だった。賃貸事業は法人需要が旺盛で、入居率が好調に推移した。売上総利益率は前年同期に対して1.3ポイント、計画に対して1.7ポイント上回り、営業利益は23億57百万円、経常利益は26億17百万円、純利益は22億59百万円、それぞれ計画を超過達成した。保有不動産の売却による減損損失は税効果でカバーした。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.8%、営業利益29.6%、経常利益30.7%、純利益39.1%と利益進捗率が高水準である。通期利益予想に増額余地があるだろう。

■株価は8月の年初来高値から反落したが自律調整

 5月15日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限1300万株、取得価額総額の上限80億円、期間17年5月16日〜18年3月30日)については、8月31日時点の累計で取得株式総数1076万1400株、取得価額総額79億9993万9900円となって終了した。

 株価は8月4日の年初来高値837円から反落し、9月5日に753円まで調整した。ただし自律調整の範囲だろう。9月5日の終値は757円、今期連結予想PERは14倍近辺、時価総額は約1994億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して自律調整一巡のタイミングだろう。反発が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:26 | 業績でみる株価
2017年09月05日

【業績でみる株価】船場は17年12月期利益減額修正を嫌気した売り一巡して戻り歩調

 船場<6540>(東2)は商業施設の設計・施工を展開している。工事原価の上昇などで17年12月期利益予想を減額修正したが、需要は堅調に推移している。株価は減額修正を嫌気した売りが一巡して戻り歩調だ。

■17年12月期利益予想減額だが需要は堅調

 商業施設の設計・施工を展開している。ショッピングセンターづくりで培ったノウハウをベースとして、調査・分析から、コンセプト策定、基本構想計画、基本設計、実施設計、監理、施工、運営支援まで一貫しての業務受託を強みとしている。事業戦略としては、商環境の変化を捉えて成長機会を獲得するとしている。16年12月新規上場した。

 17年12月期通期の連結業績予想は、7月31日に売上高を据え置き、営業利益を1億90百万円減額、経常利益を1億90百万円減額、純利益を1億20百万円減額して、売上高が16年12月期比8.6%増の300億円、営業利益が9.6%減の15億50百万円、経常利益が10.0%減の15億50百万円、そして純利益が8.0%減の10億10百万円としている。

 売上面では、大型店舗の投資抑制に加えて、海外案件が大口顧客の投資の端境期にあたるが、都市部の開発プロジェクトの獲得や専門店の受注拡大などで概ね計画水準で堅調に推移する。利益面では、外注比率の高い施工案件の増加に伴って工事原価が上昇し、人員増に対応するためのオフィス移転費用も影響する見込みだ。

 なお第2四半期累計(1〜6月)は売上高が148億03百万円、営業利益が7億54百万円、経常利益が7億78百万円、純利益が5億16百万円だった。大型開発プロジェクトでイオンモール新小松、三宮オーパ2などを獲得した。施工物件増加で増収だったが、売上総利益率低下や販管費増加で減益だった。通期予想に対する進捗率は売上高49.3%、営業利益48.6%、経常利益50.2%、純利益51.1%である。

 なお配当予想は据え置いて、9円増配の年間35円(期末一括)としている。

■株価は減額修正を嫌気した売り一巡して戻り歩調

 株価は8月16日の直近安値1130円から切り返して9月4日には1270円まで上伸した。17年12月期利益減額修正を嫌気した売りが一巡して戻り歩調だ。9月4日の終値は1244円、今期連結予想PERは12倍近辺、時価総額は約122億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線と13週移動平均線を一気に回復した。大勢として1100円〜1300円のボックス展開だが、レンジ上限を突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:58 | 業績でみる株価
2017年09月04日

【業績でみる株価】マンダムは上場来高値更新の展開、18年3月期増収増益予想、10月1日付で株式2分割

 マンダム<4917>(東1)は男性用化粧品の大手で、女性用も強化している。18年3月期増収増益予想である。第1四半期の進捗率が高水準で通期予想に増額余地がありそうだ。なお10月1日付で1株を2株に分割する。株価は株式2分割も好感して上昇上来高値更新の展開だ。上値を試す展開が期待される。

■18年3月期増収増益予想

 男性用化粧品の大手で「ギャッツビー」ブランドを主力としている。国内では男性事業の「ルシード」ブランド、および女性事業の「ビフェスタ」ブランドも強化している。海外はインドネシア中心に「ギャッツビー」ブランドを主力として展開している。

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比3.4%増の800億円、営業利益が5.0%増の80億円、経常利益が3.9%増の85億円、そして純利益が0.6%増の56億円としている。

 第1四半期(4〜6月)は売上高が前年同期比6.3%増の224億63百万円、営業利益が7.0%増の38億93百万円、経常利益が8.6%増の41億29百万円、純利益が6.1%増の26億33百万円だった。

 地域別には日本が5.0%増収と好調に推移し、インドネシアが15.3%増収と大幅伸長した。海外その他は円高による換算影響で1.0%減収だった。事業別には男性事業が4.6%増(うち「ギャッツビー」が3.5%増収)と好調に推移し、女性事業が18.1%増収と大幅伸長した。その他事業は11.5%減収だった。コスト面ではマーケティング強化に伴って販管費が増加したが、増収効果で吸収して増益だった。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高28.0%、営業利益48.7%、経常利益48.6%、純利益47.0%である。女性分野とインドネシアにおいて積極的な投資を継続し、現地通貨安による円換算影響なども考慮して、上期偏重の計画(下期は減益見通し)としているが、通期予想に増額余地があるだろう。

 8月23日に株式分割を発表した。17年9月30日を基準日(効力発生日17年10月1日)として1株を2株に分割する。これに伴って配当予想を修正し、第2四半期末49円、期末24円50銭としたが、実質的な配当額に変更はない。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価は株式2分割を好感して急伸し、上場来高値更新の展開となった。8月31日には6650円まで上伸した。9月1日の終値は6590円、今期連結予想PERは28倍近辺、時価総額は約1590億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:08 | 業績でみる株価