[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (06/06)【業績でみる株価】SEMITECは年初来高値更新の展開、18年3月期増収増益予想
記事一覧 (06/06)【業績でみる株価】西華産業は2月高値に接近、18年3月期増益・連続増配予想で自己株式取得も評価
記事一覧 (06/05)【業績でみる株価】リンクバルは調整一巡して上値試す、17年9月期大幅増収増益予想で増額余地
記事一覧 (06/01)【業績でみる株価】ネクステージは3月の上場来高値を更新
記事一覧 (05/31)【業績でみる株価】プレステージ・インターナショナルは高値更新の展開、18年3月期も増収増益・増配予想
記事一覧 (05/31)【業績でみる株価】アイレックスは年初来高値に接近、17年3月期黒字化して18年3月期も増収増益予想
記事一覧 (05/30)【業績でみる株価】東テクは高値更新の展開、18年3月期2桁営業増益・連続増配予想を評価
記事一覧 (05/30)【業績でみる株価】リニカルはボックス上放れの動き、18年3月期2桁増収増益・増配予想
記事一覧 (05/29)【業績でみる株価】アイスタイルは15年の上場来高値に接近、17年6月期減益予想だが純利益増額や株主優待制度増額を好感
記事一覧 (05/29)【業績でみる株価】ヤマハは年初来高値圏、18年3月期営業利益が過去最高更新予想
記事一覧 (05/26)【業績で見る株価】久世は反発し底堅い、大口取引終了の「穴」完全に埋め今期は海外展開にも注力
記事一覧 (05/25)【業績でみる株価】三信電気は年初来高値更新の展開、18年3月期大幅増益予想
記事一覧 (05/25)【業績でみる株価】8割減益だったカネ美食品はファミマの新体制に対応進み株価も出直り強める
記事一覧 (05/24)【業績でみる株価】セントラルスポーツは好業績評価して06年高値に接近、18年3月期も増収増益予想
記事一覧 (05/24)【業績でみる株価】テー・オー・ダブリューは15年高値に接近、17年6月期増収増益予想で増額余地
記事一覧 (05/23)【業績でみる株価】ルネサンスは06年高値に接近、18年3月期も増収増益・連続増配予想
記事一覧 (05/23)【業績でみる株価】帝国繊維は年初来高値更新の展開、17年12月期2桁増収増益予想で増額余地
記事一覧 (05/22)【業績でみる株価】カナミッックネットワークは18年9月期増収増益予想、好業績評価して3月高値試す
記事一覧 (05/19)【業績でみる株価】UTグループは上場来高値更新の展開、好業績や自己株式取得を評価
記事一覧 (05/19)【業績でみる株価】フジマックは96年来の高値圏、依然として割安感
2017年06月06日

【業績でみる株価】SEMITECは年初来高値更新の展開、18年3月期増収増益予想

 センサの専業メーカーで、OA機器や家電・住設向けを主力として、産業機器、情報機器、自動車、医療機器向けなど幅広く展開しているSEMITEC<6626>(JQ)は、18年3月期増収増益予想で上振れ余地がありそうだ。株価は年初来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期増収増益予想で上振れ余地

 18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比2.8%増の135億円、営業利益が同10.6%増の8億円、経常利益が同8.7%増の8億50百万円、純利益が同22.7%増の4億87百万円としている。

 東南アジアなどで家電関連の拡販を推進する。重点分野と位置付けている自動車・医療機器関連も好調に推移する見込みだ。利益面では増収効果に加えて、外注化の促進、中国子会社の再編、原材料調達の効率化、工程・工法の改善なども寄与する。

 なお想定為替レートは1米ドル=105円、1人民元=15.5円、1香港ドル=13.5円としている。やや保守的であり、通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は年初来高値更新の展開

 株価は3月高値1955円を突破して年初来高値更新の展開となった。そして6月6日には2250円まで上伸した。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返し、13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、14年2月高値2999円が視野に入りそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:36 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】西華産業は2月高値に接近、18年3月期増益・連続増配予想で自己株式取得も評価

 三菱系の機械商社で、電力関連、化学・エネルギー関連、産業機械関連を主力としている西華産業<8061>(東1)の18年3月期は増収増益・連続増配予想である。株価は2月の年初来高値に接近している。自己株式取得も評価して上値を試す展開が期待され、07年来の高値圏となって上げ足を速める可能性もありそうだ。

■18年3月期増収増益・連続増配予想で自己株式取得も実施

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比9.5%増の1650億円、営業利益が同8.3%増の33億円、経常利益が同3.2%増の35億円、純利益が同2.8%増の22億円としている。

 配当予想は同2円増配の年間13円(第2四半期末5円、期末8円=普通配当6円+創立70周年記念配当2円)としている。連続増配で予想配当性向は38.1%となる。

 車載用リチウムイオン電池の関連設備など受注が高水準に推移する見込みだ。また中期経営計画(17年4月〜20年3月)では、目標数値に20年3月期純利益27億円を掲げた。

 なお5月12日に自己株式取得、株式併合と単元株式数の変更を発表している。自己株式取得は取得株式総数の上限200万株、取得価額総額の上限9億円で、取得期間は17年5月15日〜18年3月16日である。そして5月31日時点で累計33万8000株を取得した。株式併合と単元株式数の変更は17年10月1日付で、5株を1株に併合するとともに1単元を1000株から100株に変更する。

■株価は2月高値に接近、上げ足速める可能性

 株価は4月17日の直近安値318円から切り返し、5月19日の384円まで上伸した。その後一旦は上げ一服の形となったが、2月の年初来高値393円に接近している。週足チャートで見ると26週移動平均線と13週移動平均線を突破し、13週移動平均線が上向きに転じてきた。調整が一巡して強基調に回帰した形だ。自己株式取得も評価して上値を試す展開が期待され、07年来の高値圏となって上げ足を速める可能性がありそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25 | 業績でみる株価
2017年06月05日

【業績でみる株価】リンクバルは調整一巡して上値試す、17年9月期大幅増収増益予想で増額余地

 日本初のイベント特化型ECサイト「街コンジャパン」運営を主力として、全国の街コン情報を紹介するイベントECサイト運営事業およびWEBサイト運営事業を展開しているリンクバル<6046>(東マ)の17年9月期は大幅増収増益予想である。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想に増額余地がありそうだ。株価は2月の年初来高値から反落してモミ合う形だが、下値を切り上げている。調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■17年9月期大幅増収増益予想で増額余地

 17年9月期の非連結業績予想は、売上高が16年9月期比24.4%増の26億67百万円、営業利益が同29.1%増の3億80百万円、経常利益が同30.9%増の4億07百万円、純利益が同24.9%増の2億37百万円としている。

 第2四半期累計(10月〜3月)非連結業績は前年同期比33.3%増収、2.6倍営業増益、2.5倍経常増益、2.5倍最終増益だった。イベント掲載数およびイベント参加者数が増加し、特に他社開催掲載に係る売上高が大幅伸長した。人件費、業務委託費、支払手数料などの増加を吸収して大幅増益だった。イベント特化型ECサイト「街コンジャパン」のイベント掲載数は同2.5倍の4万1052件、17年3月末現在の会員数は同51.2%増の89万5072人となった。

 そして通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.4%、営業利益が63.4%、経常利益が66.6%、純利益が70.5%と高水準である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。

■株価は調整一巡して上値試す、15年の上場来高値も視野

 株価は2月の年初来高値2639円から反落して上値を切り下げたが、一方では下値も切り上げて三角保ち合いの形だ。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。調整一巡して上値を試す展開が期待される。2月高値を突破すれば15年5月の上場来高値3400円が視野に入りそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:14 | 業績でみる株価
2017年06月01日

【業績でみる株価】ネクステージは3月の上場来高値を更新

 中古車販売の大手であるネクステージ<3186>(東1)は、東海地盤に全国展開を推進し、新車販売の拡大にも注力している。17年11月期連結業績は新規出店も寄与して2桁増収増益予想である。株価は市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)解除も好感し、3月の上場来高値を更新している。上値を試す展開が期待される。

■17年11月期2桁増収増益予想

 17年11月期連結業績予想は売上高が16年11月期比14.7%増の1000億円で、営業利益が同15.6%増の25億円、経常利益が同15.0%増の24億円、純利益が同12.5%増の15億円としている。新規出店、台当たり収益改善、新車販売の拡大などで2桁増収増益予想である。

 第1四半期(12月〜2月)連結業績が前年同期比40.8%増収、23.4%営業増益、48.6%経常増益、54.5%最終増益の大幅増収増益だった。そして通期会社予想に対する進捗率は売上高が27.1%、営業利益が21.0%、経常利益が21.7%、純利益が23.6%と概ね順調な水準である。通期ベースでも好業績が期待される。

 なお5月10日に立会外分売を実施し、東京証券取引所および名古屋証券取引所から、市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)が解除された発表している。

■株価は3月の上場来高値に接近

 株価(17年4月1日付で株式2分割)は、市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)解除も好感して本日6月1日は1631円まで上伸した。そして3月の上場来高値1610円を更新している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:09 | 業績でみる株価
2017年05月31日

【業績でみる株価】プレステージ・インターナショナルは高値更新の展開、18年3月期も増収増益・増配予想

 ロードアシスト事業、プロパティアシスト事業、インシュアランスBPO事業などを展開しているプレステージ・インターナショナル<4290>(東1)は、18年3月期も増収増益・増配予想である。株価は好業績を評価して高値更新の展開だ。上値を試す展開が期待される。

■18年3月期も増収増益・増配予想

 5月12日発表した17年3月期連結業績は、売上高が16年3月期比7.9%増の294億77百万円、営業利益が同12.6%増の37億68百万円、経常利益が同11.0%増の41億24百万円、純利益が同4.5%増の27億89百万円だった。配当は16年10月1日付株式2分割を考慮して換算すると年間9円で、実質的に2円増配とした。

 ロードアシスト事業が同10.0%増収、プロパティアシスト事業が同16.3%増収、インシュアランスBPO事業が同7.8%増収、ワランティ事業が同16.3%増収と好調に推移した。利益面では富山BPOタウン竣工に伴う先行コストの一巡も寄与した。

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比11.9%増の330億円、営業利益が同14.1%増の43億円、経常利益が同6.7%増の44億円、純利益が同4.0%増の29億円としている。

 主力事業がいずれも好調に推移して増収増益予想である。配当予想は年間10円としている。16年10月1日付株式2分割を考慮して換算すると、実質的に同1円増配となる。連続増配予想だ。

■株価は好業績評価して高値更新の展開

 株価は高値更新の展開で、5月25日には1189円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価する流れに変化はなく、上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:04 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】アイレックスは年初来高値に接近、17年3月期黒字化して18年3月期も増収増益予想

 通信系コア技術に強みを持つシステム開発会社であるアイレックス<6944>(JQ)の17年3月期連結業績が黒字化し、18年3月期も増収増益予想である。株価は1月の年初来高値に接近している。収益改善を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期も増収増益予想

 5月19日発表した17年3月期連結業績は、売上高が16年3月期比5.3%増の33億19百万円となり、営業利益が2億43百万円(16年3月期は22百万円の赤字)、経常利益が2億49百万円(同17百万円の赤字)、純利益が2億58百万円(同36百万円の赤字)だった。

 先端技術への取り組みにより、既存顧客の潜在的需要の掘り起こしや新規顧客開拓などを推進した。増収効果や生産性向上などで各利益は黒字化した。なお特別利益に投資有価証券売却益26百万円を計上した。

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比8.4%増の36億円、営業利益が同10.8%増の2億70百万円、経常利益が同12.2%増の2億80百万円、純利益が同4.6%増の2億70百万円としている。

 クラウドサービスの構築技術力や組み込みソフトウェア開発力を一段と強化し、既存顧客の潜在的需要の掘り起こしや新規顧客開拓などを推進するとしている。車載関連などが好調に推移して収益改善が期待される。

■株価は1月の年初来高値に接近

 株価は4月13日の直近安値178円から切り返し、5月25日には281円まで上伸した。そして1月の年初来高値323円に接近している。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認し、13週移動平均線を回復して強基調への回帰を確認した形だ。収益改善を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:51 | 業績でみる株価
2017年05月30日

【業績でみる株価】東テクは高値更新の展開、18年3月期2桁営業増益・連続増配予想を評価

 空調および関連機器の大手商社で、計装など工事部門も展開している東テク<9960>(東2)は、18年3月期2桁営業増益・連続増配予想である。株価は好業績を評価して高値更新の展開だ。指標面に割安感があり、上値を試す展開が期待される。

■18年3月期2桁営業増益・連続増配予想

 5月15日発表した17年3月期連結業績は、売上高が16年3月期比11.2%増の860億46百万円、営業利益が同10.1%増の37億92百万円、経常利益が同15.7%増の41億16百万円、純利益が同21.3%増の27億74百万円だった。

 省エネ・節電需要に対応した空調機器類の販売強化、自動制御工事や各種保守・メンテナンス事業を推進し、商品販売事業が19.7%増収、工事事業が12.2%増収と、いずれも好調に推移した。増収効果で2桁増益だった。配当は同8円増配の年間42円とした。

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比8.1%増の930億円、営業利益が同10.8%増の42億円、経常利益が同6.9%増の44億円、純利益が同8.1%増の30億円としている。商品販売事業、工事事業とも引き続き堅調に推移する見込みだ。配当予想は同3円増配の年間45円としている。

■株価は好業績や連続増配を評価して高値更新の展開

 株価は好業績や連続増配を評価して17年1月高値1995円を突破し、本日5月30日には2171円まで上伸した。高値更新の展開だ。週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じて先高感を強めている。指標面に割安感があり、上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:58 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】リニカルはボックス上放れの動き、18年3月期2桁増収増益・増配予想

 CRO(臨床試験受託)を主力として、市販後調査などの育薬も展開しているリニカル<2183>(東1)は、新規案件獲得などで18年3月期2桁増収増益・増配予想である。また5月18日にはToSTNeT−3によって自己株式取得を実施した。株価は、本日5月30日は年初来高値となる1696円まで上伸してボックス上放れの動きを強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、上げ足を速める可能性もありそうだ。

■18年3月期2桁増収増益予想

 5月15日発表した17年3月期の連結業績は、売上高が16年3月期比9.0%増の83億55百万円、営業利益が同5.8%増の21億28百万円、経常利益が同4.6%増の20億76百万円、純利益が同8.8%増の14億47百万円だった。

 主力のCRO事業における新規案件の獲得や海外の好調が寄与して増収となり、国内増員や海外拠点拡充に伴う人件費の増加などを吸収して増益だった。育薬事業も企業主導型臨床研究などの新規受託で伸長した。

 18年3月期連結業績予想は売上高が17年3月期比14.0%増の95億28百万円、営業利益が同11.1%増の23億65百万円、経常利益が同12.8%増の23億42百万円、純利益が同10.7%増の16億02百万円としている。主力のCRO事業が好調に推移して2桁増収増益予想である。配当予想は同1円増配の年間10円としている。

 なお5月18日に、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)によって自己株式取得を実施した。取得株式総数3万4300株だった。

■株価はボックス上放れの動き、上げ足速める可能性

 株価は大勢として1200円〜1500円近辺のレンジでボックス展開だったが、本日5月30日は年初来高値となる1696円まで上伸してボックス上放れの動きを強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返し、上値を押さえていた52週移動平均線を突破した。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、上げ足を速める可能性もありそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 業績でみる株価
2017年05月29日

【業績でみる株価】アイスタイルは15年の上場来高値に接近、17年6月期減益予想だが純利益増額や株主優待制度増額を好感

 国内最大級の女性向け化粧品情報ポータルサイト「アットコスメ」運営を主力として、化粧品・美容関連領域で各種サービスを展開しているアイスタイル<3660>(東1)の17年6月期は減益予想だが、株価は純利益増額や6月末の株主優待制度増額を好感して15年の上場来高値に接近している。上値を試す展開が期待される。また貸借銘柄に選定され、5月29日から実施される。

■17年6月期減益予想だが純利益増額、株主優待制度も優待内容増額

 5月2日発表した17年6月期第3四半期累計(7月〜3月)連結業績は売上高が前年同期比25.0%増の132億65百万円、営業利益が同15.7%減の11億35百万円、経常利益が同20.4%減の10億29百万円、純利益が同16.2%減の8億52百万円だった。

 On Platform事業のBtoBサービスの好調、Beauty Service事業における新規出店やECの好調などが寄与して増収だったが、人員増に備えた本社オフィス増床、新規出店に伴うコストの増加、新規事業に向けた先行投資負担などで減益だった。

 17年6月期通期の連結業績予想は、投資有価証券売却益計上によって純利益を1億96百万円増額し、売上高が16年6月期比30.3%増の186億09百万円、営業利益が同17.2%減の14億50百万円、経常利益が同18.4%減の13億52百万円、純利益が同17.6%増の10億50百万円としている。

 減益予想だが通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.3%、営業利益が78.3%、経常利益が76.1%、純利益が81.1%と順調な水準である。なお5月2日には6月末の株主優待制度の優待内容の増額を発表した。また5月10日には主要株主の異動(キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーによる保有割合の減少)をリリースしている。

■株価は15年の上場来高値に接近、上値試す

 株価は、17年6月期純利益増額や6月末の株主優待制度増額を好感して5月9日に1188円まで上伸し、15年の上場来高値1240円に接近している。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。上値を試す展開が期待され、1200円台のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:08 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ヤマハは年初来高値圏、18年3月期営業利益が過去最高更新予想

 世界首位の電子ピアノなど、楽器・音響機器の大手であるヤマハ<7951>(東1)の18年3月期は増収・営業増益・増配予想で、営業利益は過去最高を更新する見込みだ。株価は直近安値圏から急反発して年初来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期は営業利益が過去最高を更新予想

 17年3月期の連結業績は、売上高が16年3月期比6.3%減の4082億48百万円、営業利益が同8.9%増の443億02百万円、経常利益が同9.8%増の449億26百万円、純利益が同43.2%増の467億19百万円だった。配当は同8円増配の年間52円とした。

 為替の円高影響や音楽教室を移管した影響で減収だったが、中国における楽器事業の実質2桁成長、販売価格適正化、コストダウン、販管費減少などで吸収して計画を上回る営業増益だった。純利益は繰延税金資産計上も寄与して大幅増益だった。

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比4.6%増の4270億円、営業利益が同9.5%増の485億円、経常利益が同8.0%増の485億円、純利益が同16.5%減の390億円としている。

 純利益は繰延税金資産計上効果が一巡して減益だが、楽器が4.4%増収、音響機器が6.5%増収と好調に推移し、販売価格適正化やコストダウンも寄与して、営業利益は過去最高更新予想である。想定為替レートは1米ドル=110円、1ユーロ=120円としている。配当は同4円増配の年間56円としている。

■株価は急反発して年初来高値圏、好業績を評価して上値試す

 株価は直近安値圏3000円近辺でモミ合う展開だったが、18年3月期の営業増益・増配予想を好感する形で急反発した。5月11日と12日には3710円まで上伸し、1月の年初来高値3720円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:15 | 業績でみる株価
2017年05月26日

【業績で見る株価】久世は反発し底堅い、大口取引終了の「穴」完全に埋め今期は海外展開にも注力

■シンガポールの高級ホテル向け輸出が始まるなどでアジアに拠点も検討

 業務用食材の久世<2708>(JQS)は26日の前場、940円(8円高)まで上げて反発した。5月12日に前期・2017年3月期の決算を発表し、その翌取引日に一時935円の直近安値をつけたが、その後はこの値を下回ることなく値固めの相場となっている。上値の重い相場ではあるが、大口取引先だった居酒屋チェーン大手との取引終了にともなう「穴」を見事に埋めた決算として、「もう少し評価されてもいいのではないか」(調査筋)との声が出ている。

 17年3月期の連結業績は、大手居酒屋チェーンとの取引終了にともなう影響が残り、売上高は前期比8.4%減少して615.7億円となった。しかし、利益面では、既存取引先との取引拡大、新規取引先の拡大、物流費や販売費などの節約などにつとめた効果、営業利益は同29.5%増加して5.7億円になり、純利益は同0.3%増加して4.9億円となった。純利益は2期続けて過去最高を更新した。主力の食品卸事業を販売チャネル別に見ると「ファーストフード、ファミリーレストラン、カフェ」が17年3月期から40%台に乗り最大シェアを占めた。中国での販売が20%前後の伸びを続けたほか、17年3月期はシンガポールの高級ホテル向けの輸出が始まった。

 今期・18年3月期は、海外での伸び拡大をとらえ、これまでの4本部体制(営業・物流・商品・サポート)にマーケティング、海外、を加えて6本部制とし、アジア市場を強化する。「シンガポールかタイに拠点を置くことも検討している」(久世社長)という。国内事業でも、競争力ある商品開発やメニュー開発を強化する方針とした。

 18年3月期の連結業績見通しは、売上高を3.1%増の635億円とし、営業利益は5.5%増の6億円、純利益は0.5%増の4.9億円、予想1株利益は129円14銭。調査筋の中には、保守的ではないかとの受け止め方もある。また、この予想1株利益に基づく株価PERは7倍台に過ぎないため割安感は強いといえる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:28 | 業績でみる株価
2017年05月25日

【業績でみる株価】三信電気は年初来高値更新の展開、18年3月期大幅増益予想

 大手半導体・電子部品商社である三信電気<8150>(東1)の18年3月期は需要回復や為替影響一巡で大幅営業増益・最終黒字化予想である。株価は収益改善を評価して年初来高値を更新した。15年11月高値は射程圏であり、これを突破すれば07年来の高値圏となって上げ足を速める可能性もありそうだ。

■18年3月期大幅営業増益・最終黒字化予想

 5月15日発表した17年3月期連結業績は、売上高が16年3月期比15.8%減の1676億54百万円、営業利益が同58.0%減の8億04百万円、経常利益が9億52百万円の赤字(16年3月期は15億円の黒字)、純利益が15億75百万円の赤字(同9億77百万円の赤字)だった。

 モバイル関連や社会インフラ関連の需要低迷、円高影響によって売上高および売上総利益が減少して大幅営業減益だった。さらに営業外で為替差損を計上して経常利益と純利益は赤字だった。ただし期後半の需要回復や円安でデバイス事業の収益が改善し、売上高、利益とも計画を上回った。

 18年3月期の連結業績予想は売上高が16年3月期比10.3%増の1850億円、営業利益が同92.7%増の15億50百万円、経常利益が13億80百万円、純利益が7億円としている。想定為替レートは1米ドル=110円である。

 需要は車載関連が堅調であり、モバイル関連の拡大や円安も寄与して2桁増収予想である。増収効果で売上総利益が増加し、販管費減少も寄与して営業損益が大幅に改善する見込みだ。そして営業外での為替差損一巡も寄与して経常利益と純利益は黒字化予想である。なお希望退職実施による販管費減少および特別損失計上を見込んでいる。

■株価は年初来高値更新

 株価は18年3月期の収益改善予想を好感し、5月16日に年初来高値を更新して1486円まで上伸した。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返して13週移動平均線を突破している。調整が一巡して強基調に回帰した形だ。上値を試す展開が期待される。15年11月高値1558円は射程圏であり、これを突破すれば07年来の高値圏となる。上げ足を速める可能性もありそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:55 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】8割減益だったカネ美食品はファミマの新体制に対応進み株価も出直り強める

■旧・サークルKサンクスとファミマ統合に関連しコスト急増

 カネ美食品<2669>(東JQS)は25日、10時30分にかけて3355円(15円高)をつけ、出直りを強めている。前期・2017年3月期の業績が営業利益、経常利益ともに前期比8割減だったため、このところの株価は調整基調が続くが、23日に決算説明会の資料をホームページにアップするなどで減益要因や今後の展望などが明らかになり、投資家心理として不透明感がかなり晴れてきたとの見方が出ている。

 前3月期は、売上高が前期比1.8%減だったのに対し営業利益は同じく84%減となり、純利益は前期の薬18億円から5億円の赤字に転換した。大幅減益の要因としては、売上高の50%を占めるファミリーマート(ユニー・ファミリーマート<8028>)向けの惣菜事業で大幅なコスト増加に見舞われたことがあるようだ。ファミリーマートと旧・サークルKサンクスとの統合・ブランド一本化にともない、商品の一新や生産・輸送体制の変更などが同時一斉に実施され、商品の廃棄ロスや新オペレーションへの体制構築などで「まるで新工場の立ち上げに匹敵するほど新たな負荷がかかった」(同社)という。意識的に販売を絞り売り上げを意図的に落としたという。

 こうしたコスト増加の影響はこの上期(17年4〜9月)まで残る見通しとしたが、納品店舗数は15年3月期末の約5600店舗から17年3月期末には約9500店舗へと1.7倍に増加した。新オペレーションが本格的に起動に乗るのは下期からになるようだが、今期・18年3月期の業績見通しは、売上高を6.7%の増加、営業利益は同14.1%の増加などとし、純利益も2.3億円の黒字に回復するとしている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:13 | 業績でみる株価
2017年05月24日

【業績でみる株価】セントラルスポーツは好業績評価して06年高値に接近、18年3月期も増収増益予想

 フィットネスクラブの大手で、世界の健康に貢献するウェルネスカンパニーを目指しているセントラルスポーツ<4801>(東1)は18年3月期も増収増益予想である。株価は好業績を評価して06年の上場来高値に接近している。上値を試す展開が期待される。

■18年3月期も増収増益予想

 5月12日発表した17年3月期の連結業績は、売上高が16年3月期比2.0%増の527億12百万円、営業利益が同20.9%増の42億52百万円、経常利益が同24.2%増の39億73百万円、純利益が同40.8%増の27億24百万円だった。配当は同20円50銭増配の年間72円50銭とした。

 新規出店7店舗(直営5店舗、受託2店舗)や業態変更2店舗(直営2店舗)も寄与して、フィットネス部門が3.6%増収、スクール部門が7.8%増収と好調に推移し、全体を牽引した。全店の総会員数(個人)は2.6%増の約42万7000人となった。

 18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比5.3%増の555億円、営業利益が同8.2%増の46億円、経常利益が同8.2%増の43億円、純利益が同4.2%増の28億40百万円としている。

 新規出店5店舗(直営3店舗、受託2店舗)も寄与して総会員数の増加を見込み、増収増益予想である。所属選手(競泳の寺村美穂選手など)や16年3月発足したセントラルスポーツ体操競技部の活躍もあり、20年東京五輪に向けて好業績が期待される。

■株価は好業績評価して06年高値に接近

 株価は3月高値3865円を突破して年初来高値更新の展開となっている。そして本日5月24日には3990円まで上伸し、06年4月の上場来高値4160円に接近している。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返し、13週移動平均線を突破して強基調に回帰した形だ。上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:00 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】テー・オー・ダブリューは15年高値に接近、17年6月期増収増益予想で増額余地

 イベント企画運営の大手であるテー・オー・ダブリュー<4767>(東1)の17年6月期は増収増益予想である。第3四半期累計の進捗率が高水準で通期予想に増額余地がありそうだ。株価は年初来高値更新の展開だ。そして15年の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年6月期増収増益予想で増額余地

 5月10日発表した17年6月期第3四半期累計(7月〜3月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.1%増の125億16百万円で、営業利益が同14.6%増の15億29百万円、経常利益が同15.1%増の15億42百万円、そして純利益が同19.2%増の10億24百万円だった。

 体験型イベントなどの需要が高水準であり、IP(インタラクティブ・プロモーション=デジタル技術とアイディアで感動体験を創り出し、その体験を情報拡散・共感させるプロモーション)への取り組み強化も寄与して増収・2桁増益だった。

 17年6月期通期の連結業績予想は、売上高が16年6月期比5.3%増の160億32百万円、営業利益が同6.8%増の17億93百万円、経常利益が同6.6%増の17億92百万円、純利益が同9.4%増の11億85百万円としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.0%、営業利益が85.3%、経常利益が86.0%、純利益が86.4%と高水準である。通期予想に増額余地がありそうだ。

■株価は15年高値に接近

 株価は600円台でのモミ合いから上放れの形となって年初来高値更新の展開だ。そして本日5月24日には830円まで上伸し、15年11月の上場来高値837円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:29 | 業績でみる株価
2017年05月23日

【業績でみる株価】ルネサンスは06年高値に接近、18年3月期も増収増益・連続増配予想

 フィットネス業界の大手であるルネサンス<2378>(東1)は、スイミングスクールの好調などで18年3月期も増収増益予想、そして連続増配予想である。株価は06年の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期も増収増益、そして連続増配予想

 17年3月期の連結業績は、売上高が16年3月期比2.2%増の444億49百万円、営業利益が同15.6%増の36億82百万円、経常利益が同19.8%増の35億12百万円、純利益が同28.5%増の19億69百万円だった。

 国内施設の会員数はフィットネス部門合計が同1.0%減だったが、スクール部門合計が同3.5%増と伸長した。特にスイミングスクールが同6.9%増と好調に推移した。なお既存クラブは同2.7%増収で、3月末会員数は同1.9%増加した。

 18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比6.0%増の471億円、営業利益が同8.6%増の40億円、経常利益が同8.2%増の38億円、純利益が同11.7%増の22億円としている。配当は年間31円で連続増配予想だ。

 既存クラブでの在籍会員数の拡大に加えて、新規出店も寄与して増収増益、そして連続増配予想である。所属する競泳選手(池江璃花子選手や持田早智選手など)の活躍もあり、20年東京五輪に向けてスイミングスクールの好調が期待される。

■株価は06年高値に接近

 株価は3月高値1945円を突破して年初来高値更新の展開だ。そして5月22日には2043円まで上伸し、06年7月の上場来高値2390円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、16年夏を起点とする長期上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:51 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】帝国繊維は年初来高値更新の展開、17年12月期2桁増収増益予想で増額余地

 消防ホースの最大手で、総合防災事業展開している帝国繊維<3302>(東1)は、17年12月期第1四半期が大幅増益となり、通期も2桁増収増益予想である。そして通期予想に増額余地がありそうだ。株価は年初来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年12月期2桁増収増益予想で増額余地

 5月11日発表した17年12月期第1四半期(1月〜3月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.6%増の90億05百万円、営業利益が同44.4%増の17億77百万円、経常利益が同37.5%増の19億40百万円、純利益が同41.5%増の13億45百万円だった。

 主力の防災事業が6.4%増収となり、全体を牽引して大幅増益だった。前年同期の売上に貢献した空港用セキュリティ商材は落ち込んだが、大手民間企業および基幹産業向け大型防災機資材や救助工作車などが伸長した。

 17年12月期通期の連結業績予想は、売上高が16年12月期比11.7%増の280億円で、営業利益が同19.8%増の40億円、経常利益が同22.2%増の45億円、純利益が同25.4%増の30億円としている。

 集中豪雨や市街地での大規模火災など多発化・激甚化する災害への対応、20年東京五輪を見据えたテロなど特殊災害への対応などを背景として、主力の防災事業が好調に推移する見込みだ。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高32.2%、営業利益44.4%、経常利益43.1%、純利益44.8%である。第1四半期の構成比が高い収益特性を考慮しても高水準であり、通期予想には増額余地がありそうだ。

■株価は年初来高値更新の展開

 株価は4月26日高値1820円を突破して年初来高値更新の展開だ。5月15日には1858円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じてサポートラインの形となった。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:10 | 業績でみる株価
2017年05月22日

【業績でみる株価】カナミッックネットワークは18年9月期増収増益予想、好業績評価して3月高値試す

 医療・介護・子育て関連のクラウドサービスを主力としているカナミックネットワーク<3939>(東マ)の17年9月期は増収増益予想である。第2四半期累計の利益進捗率が高水準で在り、通期利益予想に増額余地がありそうだ。株価は好業績を評価して3月の上場来高値を試す展開が期待される。

■17年9月期増収増益予想、第2四半期累計の進捗率高水準

 17年9月期の非連結業績予想は、売上高が16年9月期比12.5%増の12億70百万円、営業利益が同6.0%増の2億80百万円、経常利益が同11.0%増の2億80百万円、純利益が同3.0%増の1億70百万円としている。

 5月9日発表した第2四半期累計の非連結業績は売上高が6億30百万円、営業利益が1億70百万円、経常利益が1億70百万円、純利益が1億06百万円だった。前年同期は四半期財務諸表を作成していないため比較はできないが、主力の「カナミッククラウドサービス」において新規顧客開拓などが順調に進展しているようだ。

 そして通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.6%、営業利益が60.7%、経常利益が60.7%、純利益が62.4%で、利益進捗率が高水準である。ストック型収益構造であることも考慮すれば、通期利益予想に増額余地がありそうだ。

■株価は自律調整一巡して3月の上場来高値試す

 株価は地合い悪化も影響した4月13日の直近安値4630円から切り返しの動きを強めている。5月9日には6010円まで上伸する場面があった。週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。自律調整が一巡し、好業績を評価して3月の上場来高値7490円を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:25 | 業績でみる株価
2017年05月19日

【業績でみる株価】UTグループは上場来高値更新の展開、好業績や自己株式取得を評価

 製造業派遣・請負の大手で、エンジニア派遣も展開しているUTグループ<2146>(JQ)は、17年3月期が大幅増収増益となり、18年3月期も大幅増収増益予想である。また5月11日に自己株式取得を発表し、19日には自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)において自己株式を取得する。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績や自己株式取得を評価して上値を試す展開が期待される。

■需要高水準で18年3月期も大幅増収増益予想

 5月11日発表した17年3月期連結業績は、売上高が16年3月期比30.7%増の575億88百万円、営業利益が同38.7%増の34億13百万円、経常利益が同38.0%増の33億41百万円、純利益が同35.8%増の20億33百万円だった。

 製造派遣事業が同30.2%増収、エンジニア派遣事業が同34.9%増収と、いずれも好調に推移した。企業の大規模な人材ニーズに対して配属時期と人数を確約する「コミット受注」により、高単価受注と好条件求人を実現して受注が拡大した。またキャリアコンサルティングを通じて社員の意欲と技能を高め、派遣単価の上昇や離職率の低下に繋げた。

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比21.6%増の700億円、営業利益が同23.0%増の42億円、経常利益が同22.7%増の41億円、純利益が同37.7%増の28億円としている。需要が高水準であり、改正労働者派遣法も追い風となって好業績が予想される。

 なお5月11日に自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限50万株、取得価額総額の上限6億10百万円、取得期間17年5月12日〜17年8月11日としている。そして5月19日には自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)において自己株式を取得する。なお取得した自己株式は全株消却予定としている。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価は4月5日高値1590円を突破し、本日5月19日に1696円まで上伸した。上場来高値更新の展開だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、16年夏を起点とする上昇トレンドだ。好業績や自己株式取得を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:47 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】フジマックは96年来の高値圏、依然として割安感

 総合厨房設備機器メーカーで、外食産業やホテルなどの大型設備を主力としているフジマック<5965>(東2)は、17年3月期が計画超の大幅増益となり、18年3月期も増益予想である。株価は年初来高値を更新して96年来の高値圏だ。依然として割安感の強い水準であり、上値を試す展開が期待される。

■需要高水準で18年3月期増益予想

 5月11日発表した17年3月期連結業績は、売上高が16年3月期比1.1%減の360億94百万円、営業利益が同35.6%増の21億53百万円、経常利益が同37.8%増の22億70百万円、そして純利益が同2.2倍の15億02百万円だった。

 計画超の大幅増益だった。2月10日の修正値(売上高を減額、利益を増額)に対して、売上高は3億54百万円、営業利益は4億53百万円、経常利益は4億90百万円、純利益は3億62百万円、それぞれ上回った。期末に設備維持・更新需要が増加し、コスト削減や生産効率の改善なども寄与した。

 18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比4.4%増の377億円、営業利益が同8.5%増の23億37百万円、経常利益が同7.3%増の24億37百万円、純利益が同3.1%増の15億50百万円としている。

 外食産業、ホテル・旅館関連、セントラルキッチン、食品工場などにおける厨房設備機器の需要が高水準であり、特に20年東京五輪に向けたホテル・旅館関連の需要が注目される。18年3月期も好業績が予想される。

■株価は96年来の高値圏

 株価は好業績を評価する形で3月高値の1790円を突破し、年初来高値更新の展開となった。本日5月19日には1928円まで上伸した。96年来の高値圏である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。予想PER1桁台、PBR1倍割れで、指標面は依然として割安感の強い水準だ。上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:14 | 業績でみる株価