[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (03/29)【業績でみる株価】ピエトロはモミ合い煮詰まり感、18年3月期2桁営業・経常増益予想
記事一覧 (03/29)【業績でみる株価】FCMは18年3月期2回目の増額修正で19年3月期も収益拡大期待
記事一覧 (03/29)【業績でみる株価】ポエックは高値更新の展開、18年8月期大幅営業増益予想
記事一覧 (03/28)【業績でみる株価】サツドラホールディングスは戻り歩調、18年5月期連結業績予想の増額修正を好感
記事一覧 (03/28)【業績でみる株価】ツナグ・ソリューションズは底固め完了感、18年9月期増収増益予想
記事一覧 (03/28)【業績でみる株価】ピクセラは下値固め完了感、18年9月期黒字予想
記事一覧 (03/27)【業績でみる株価】ロードスターキャピタルは目先的な過熱感解消、不動産投資運用が主力で18年12月期も大幅増収増益予想
記事一覧 (03/27)【業績でみる株価】ナレッジスイートは底打ち感、クラウドサービス主力で18年9月期増収増益予想
記事一覧 (03/27)【業績でみる株価】エー・ピーカンパニーはモミ合い煮詰まり感、18年3月期下振れ懸念だが織り込み完了の可能性
記事一覧 (03/15)【業績で見る株価】シルバーライフ:高齢者施設向け配食など順調に拡大し、新事業の「楽らく弁当」も好スタート
記事一覧 (03/08)【業績で見る株価】安川電機は最高益基調、日経平均画安定化するにつれ好機到来
記事一覧 (03/08)【業績で見る株価】アスカネットは反発基調を強めマザーズ指数を上回る値上がり
記事一覧 (03/01)【業績でみる株価】エル・ティー・エスは18年12月期大幅増益予想
記事一覧 (03/01)【業績でみる株価】エナリスはほぼ底値圏、18年12月期2桁営業・経常増益予想
記事一覧 (03/01)【業績でみる株価】みらいワークスは18年9月期大幅増収増益予想
記事一覧 (03/01)【業績でみる株価】要興業は18年3月期増収増益予想、落ち着きどころを探る段階
記事一覧 (02/28)【業績で見る株価】ピックルスコーポレーションは後場急速に値を戻す、利益見通しを減額したが最高益に変化なく売上高は増額
記事一覧 (02/27)【業績でみる株価】シノケングループは16年高値に接近、18年12月期増収増益・連続増配予想
記事一覧 (02/27)【業績でみる株価】シンクロ・フードは上場来高値更新の展開、18年3月期予想は増額の可能性
記事一覧 (02/26)【業績でみる株価】ナレッジスイートはクラウドサービスを展開、18年9月期増収増益予想
2018年03月29日

【業績でみる株価】ピエトロはモミ合い煮詰まり感、18年3月期2桁営業・経常増益予想

 ピエトロ<2818>(東1)は、ドレッシング製造販売とパスタ料理レストラン事業を展開している。18年3月期2桁営業・経常増益予想である。株価はモミ合い展開だが煮詰まり感を強めている。

■ドレッシング製造販売とパスタ料理レストラン事業を展開

 ドレッシング等を製造販売する食品事業、およびパスタ料理をメインとしたレストランやファストフード店を運営するレストラン事業を展開している。18年2月末時点のレストラン事業の店舗数(直営とFCの合計)は42店舗である。

■18年3月期2桁営業・経常増益予想

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比2.8%増の101億円、営業利益が20.8%増の6億円、経常利益が22.3%増の5億80百万円、純利益が33.9%減の3億10百万円としている。純利益は役員慰労退職金や減損損失の計上が影響する。

 なおレストラン事業の月次売上によると、直営とFCの合計ベースで18年2月は全店が98.0%、既存店が100.8%だった。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は1600円台の小幅レンジでモミ合う展開だ。上値が重いが、一方で下値を徐々に切り上げている。そして煮詰まり感を強めている。

 3月28日の終値は1668円、今期予想PERは約34倍、時価総額は約104億円である。週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートラインだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:36 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】FCMは18年3月期2回目の増額修正で19年3月期も収益拡大期待

 FCM<5758>(JQ)は、電線用芯線の加工や電子部品の金属メッキを主力としている。18年3月期は3月16日に2回目の増額修正を発表して大幅増収増益予想、そして大幅増配予想である。19年3月期も収益拡大が期待される。株価は増額修正を好感して動意づく場面があったが、買いが続かずモミ合う形だ。

■電線用芯線の加工や電子部品の金属メッキが主力

 高度な表面処理技術(メッキ加工、回路形成など)をベースに、電線用芯線の加工や電子部品の金属メッキを主力としている。古河電気工業<5801>の連結子会社である。

■18年3月期2回目の増額修正、19年3月期も収益拡大期待

 18年3月期の非連結業績予想および配当予想を3月16日に増額修正した。業績予想および配当予想とも、17年12月15日に続いて2回目の増額修正である。

 修正後の18年3月期非連結業績予想は、売上高が17年3月期比22.2%増の231億円、営業利益が2.2倍の6億30百万円、経常利益が2.3倍の6億30百万円、純利益が2.3倍の4億05百万円とした。また配当予想は40円増配の年間72円(期末一括)とした。予想配当性向は30.3%である。

 電子機能材事業、電気機能線材事業とも想定超で、設備稼働率上昇、製品群集約、人員配置最適化などの効果も寄与した。19年3月期も収益拡大が期待される。

■株価は買いが続かずモミ合い

 株価は増額修正を好感して動意づき、3月20日には15年2月以来の高値となる4225円まで上伸する場面があった。しかし買いが続かず反落し、3500円近辺でモミ合う形だ。

 3月28日の終値は3550円で、今期予想PERは約15倍近辺、時価総額は約61億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:33 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ポエックは高値更新の展開、18年8月期大幅営業増益予想

 ポエック<9264>(JQ)は、環境・エネルギー関連機器、動力・重機関連機器、防災・安全関連機器の製造販売を展開している。18年8月期大幅営業増益予想である。株価は高値更新の展開だ。

■環境・エネルギー関連機器などの製造・販売

 17年11月JASDAQに新規上場した。環境・エネルギー関連機器、動力・重機関連機器、防災・安全関連機器の製造販売を展開している。

 環境・エネルギー事業では水処理機器や熱交換器など、動力・重機等事業では船舶用機械やプラント関連機器など、防災・安全事業では屋内・屋外消火栓やスプリンクラー消火設備用加圧送水装置などが主要製品である。

■18年8月期大幅営業増益予想

 18年8月期連結業績予想は、売上高が17年8月期比9.3%増の53億99百万円、営業利益が56.6%増の2億02百万円、経常利益が5.9%減の1億72百万円、純利益が24.4%減の1億08百万円としている。

 17年8月期に計上した保険解約返戻金や投資有価証券売却益を見込んでいないため経常利益と純利益は減益予想だが、需要が高水準に推移し、営業展開強化などの効果も寄与して増収・大幅営業増益予想である。

■株価は高値更新の展開

 株価は高値更新の展開だ。IPO直後に付けた17年12月安値2020円から反転し、本日3月29日には6020円まで上伸した。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形だ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:09 | 業績でみる株価
2018年03月28日

【業績でみる株価】サツドラホールディングスは戻り歩調、18年5月期連結業績予想の増額修正を好感

 サツドラホールディングス<3544>(東1)は、北海道を地盤としてドラッグストア・調剤薬局を展開している。3月23日に18年5月期連結業績予想を増額修正した。これを好感して株価は戻り歩調だ。

■北海道地盤にドラッグストア・調剤薬局を展開

 北海道を地盤としてドラッグストア・調剤薬局を展開している。18年2月末時点の店舗数は203店舗(ドラッグストア191店舗、調剤薬局10店舗、その他2店舗)である。

■18年5月期連結業績予想を増額修正

 18年5月期連結業績予想を3月23日に増額修正した。売上高は1億円増額して780億円、営業利益は1億50百万円増額して6億円、経常利益は1億50百万円増額して6億円、純利益は10百万円増額して1億50百万円とした。

 17年12月8日に、低価格競争に伴う売上総利益の減少を主因に利益を減額修正したが、一転して増額修正となった。歳末商戦が好調に推移し、商品政策見直しによる売上総利益率改善も寄与する見込みだ。なお17年5月期は連結決算移行に伴う変則決算だった。

 月次報告によると、18年2月は全店106.5%、既存店101.8%と順調である。既存店売上は11ヶ月連続の前年比プラスである。

■株価は戻り歩調

 株価は戻り歩調だ。1900円近辺で下値固めが完了し、18年5月期連結業績予想の増額修正も好感した。3月27日の終値は2075円で、今期予想連結PERは約64倍、時価総額は約98億円である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:46 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ツナグ・ソリューションズは底固め完了感、18年9月期増収増益予想

 ツナグ・ソリューションズ<6551>(東マ)は、アルバイト・パート採用代行サービスを主力としている。18年9月期はスタープランニングを子会社化したことに伴って利益を減額修正したが、需要が高水準に推移して増収増益予想である。株価は底固め完了感を強めている。

■アルバイト・パートの採用代行サービスが主力

 アルバイト・パート専門に採用・定着・育成を提案するコンサルティング会社である。アルバイト・パート採用代行サービスのRPO(リクルート・プロセス・アウトソーシング)事業を主力として、人材派遣、短期アルバイト専門求人サイト「ショットワークス」運営、コンビニ店舗運営・研修なども展開している。

 17年9月期のPRO事業の顧客数は283社、総店舗数は約7.5万店舗、利用応募者数は80万名超だった。18年1月にはスタープランニングを子会社化、またEmotion Techと資本業務提携した。

 なお17年9月末から株主優待制度を導入する。

■18年9月期は利益を減額修正したが増収増益予想

 18年9月期連結業績予想(2月14日に売上高を増額、利益を減額修正)は、売上高が17年9月期比21.5%増の84億79百万円、営業利益が19.9%増の3億62百万円、経常利益が16.4%増の3億26百万円、純利益が15.2%増の1億59百万円としている。

 スタープランニングを子会社化したことに伴い、同社株式取得費用やのれん償却費用を計上するため利益を減額修正したが、需要が高水準に推移して増収増益予想である。

■株価は底固め完了感

 株価(18年1月1日付で株式3分割)は水準を切り下げたが、1200円近辺で底固め完了感を強めている。3月27日の終値は1266円で、今期予想連結PERは約58倍、時価総額は約92億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ピクセラは下値固め完了感、18年9月期黒字予想

 ピクセラ<6731>(東2)は、PC向けチューナーなどを主力とするコンピュータ周辺機器メーカーである。4Kテレビ対応セットトップボックス(STB)など新分野の育成も強化している。18年9月期はSTBの出荷が下期に本格化して黒字予想である。株価は下値固め完了感を強めている。

■4Kテレビ対応STBなど新分野を育成

 PC向けチューナーなどを主力とするコンピュータ周辺機器メーカーである。そして4Kテレビ対応STBなど新分野の育成を強化している。

 なお17年9月期に継続企業の前提に関する注記を解消した。また18年2月16日には第三者割当(Oakキャピタル)による第9回新株予約権(21万8310個=2183万1000株)の発行を発表している。

■18年9月期黒字予想

 18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比44.9%増の35億12百万円、営業利益が57百万円(17年9月期は19百万円)、経常利益が27百万円(同18百万円)、純利益が14百万円(同7百万円)としている。

 第1四半期は赤字が拡大したが、下期に大手事業者向けSTBの出荷が本格化し、通期ベースでは大幅増収、そして各利益とも黒字予想である。

■株価は下値固め完了感

 株価は水準を切り下げたが150円近辺で下値固め完了感を強めている。3月27日の終値は152円、時価総額は約74億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、150円近辺が下値支持線となりそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:56 | 業績でみる株価
2018年03月27日

【業績でみる株価】ロードスターキャピタルは目先的な過熱感解消、不動産投資運用が主力で18年12月期も大幅増収増益予想

 ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、付加価値を高めて売却する不動産投資運用を主力としている。収益は物件売却によって変動しやすいが、17年12月期は大幅増収増益だった。そして18年12月期も大幅増収増益予想である。株価は急伸した上場来高値から反落したが、目先的な過熱感が解消した。

■不動産投資運用が主力

 不動産とテクノロジーを融合し、コーポレートファンディング事業(不動産投資、不動産賃貸)を主力として、クラウドファンディング事業、その他事業(アセットマネジメント)も展開している。

 18年1月にはエクイティ投資型商品の提供に向けて、投資運用業および電子申込型電子募集取扱業務の登録を完了した。これまで不動産のプロに限られてきた不動産投資を、クラウドファンディングの手法を用いて一般の個人投資家にも開放することが可能になる。

■17年12月期大幅増収増益、18年12月期も大幅増収増益予想

 17年12月期連結業績は売上高が16年12月期比88.7%増の87億94百万円、営業利益が81.9%増の13億64百万円、経常利益が69.1%増の11億89百万円、純利益が69.5%増の7億94百万円だった。なお配当を開始して年間11円(期末一括)とした。配当性向は14.5%である。

 不動産市場の好況を背景に、コーポレートファンディング事業の不動産投資において8件の不動産を売却した。不動産賃貸は新規8物件を取得した。クラウドファンディング事業の投資家会員数は4.3倍の7635名、累積投資金額は3.6倍の36億52百万円となった。

 18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比19.4%増の104億98百万円、営業利益が32.8%増の18億12百万円、経常利益が33.7%増の15億91百万円、純利益が13.4%増の9億円としている。

■株価は目先的な過熱感解消

 株価(17年12月15日付で株式2分割)は、急伸した3月19日の上場来高値2914円から利益確定売りで反落したが、目先的な過熱感が解消した。

 本日3月27日は2669円まで上げている。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:40 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ナレッジスイートは底打ち感、クラウドサービス主力で18年9月期増収増益予想

 ナレッジスイート<3999>(東マ)は、中堅・中小企業向けに特化したクラウドサービスを主力としている。18年9月期は導入企業数が順調に伸長して増収増益予想である。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、2月安値から切り返して底打ち感を強めている。

■営業支援や顧客管理のクラウド型統合ビジネスアプリケーションを提供

 17年12月東証マザーズに新規上場した。営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)とグループウェアを連動したクラウド型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite」を主力に、中堅・中小企業向けに特化したクラウドサービスを展開している。

 事業区分は、主力の「Knowledge Suite」を提供して月額利用料を得るクラウドサービス、および主にクラウドサービス導入企業に対するコンサルティングやクラウドインテグレーションなどを提供するソリューションサービスとしている。

■18年9月期増収増益予想

 18年9月期の非連結業績予想は売上高が17年9月期比12.0%増の8億85百万円、営業利益が11.2%増の1億72百万円、経常利益が13.7%増の1億71百万円、純利益が5.9%増の1億56百万円としている。導入企業数が順調に伸長して増収増益予想である。

 第1四半期は売上高が2億01百万円、営業利益が39百万円、経常利益が33百万円、純利益が31百万円だった。売上高の内訳はクラウドサービスが1億36百万円、ソリューションサービスが65百万円だった。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高22.7%、営業利益22.7%、経常利益19.3%、純利益19.9%と概ね順調である。また18年2月度サービス稼働状況はKnowledgeSuiteが100%、GEOCRMが100%だった。通期ベースで好業績が期待される。

■株価は底打ち感

 株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階だが、2月の安値3250円から切り返して底打ち感を強めている。3月27日の終値は3660円、今期予想PERは約54倍、時価総額は約89億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:33 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】エー・ピーカンパニーはモミ合い煮詰まり感、18年3月期下振れ懸念だが織り込み完了の可能性

 エー・ピーカンパニー<3175>(東1)は、居酒屋「塚田農場」ブランド店舗のチェーン展開を主力としている。18年3月期はコスト削減が寄与して大幅増益予想である。ただし月次売上を見ると全店売上、既存店売上ともやや悪化傾向であり、通期予想は下振れに注意が必要かもしれない。株価はモミ合い煮詰まり感を強めている。下振れ懸念の織り込みが完了した可能性がありそうだ。

■居酒屋「塚田農場」主力で生販直結モデルが特徴

 東京都内中心に、居酒屋「塚田農場」ブランド店舗のチェーン展開を主力としている。セグメント区分は地鶏・鮮魚・青果物等の生産流通事業、および居酒屋「塚田農場」運営の販売事業としている。

 自社農場で地鶏を育成するなど生販直結モデルを特徴としている。17年12月末の直営店舗数は215店舗である。3月22日には新業態「焼鳥つかだ」をオープンした。

■18年3月期大幅増益予想だが下振れ注意

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比5.9%増の275億円、営業利益が2.1倍の6億50百万円、経常利益が51.7%増の8億円、純利益が3.1倍の3億80百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.5%増の195億89百万円、営業利益が52.3%増の4億01百万円、経常利益が46.6%増の6億12百万円、純利益が27.1%増の1億80百万円だった。特別損失には減損損失1億75百万円を計上した。

 生産流通事業は2.8%減収、63.9%減益だった。生産子会社における稼働率低下で減益だった。販売事業は1.4%増収、2.6倍増益だった。既存店売上の減少などで売上高は伸び悩んだが、店舗運営コストの見直しや新規事業立ち上げ費用の削減などの効果で大幅増益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.2%、営業利益が61.7%、経常利益が76.5%、純利益が47.4%だった。また18年2月の外食売上(決算確定前数値)は全店92.2%、既存店89.6%で、17年4月〜18年2月累計は全店97.0%、既存店92.5%増だった。全店売上、既存店売上ともやや悪化傾向であり、通期予想は下振れに注意が必要かもしれない。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価はやや上値が重く800円近辺でモミ合う展開だ。18年3月期業績予想下振れ懸念の織り込みが完了した可能性がありそうだ。

 3月26日の終値は826円、今期予想連結PERは約16倍、そして時価総額は約61億円である。週足チャートで見ると三角保ち合いの形だが、煮詰まり感を強めている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:50 | 業績でみる株価
2018年03月15日

【業績で見る株価】シルバーライフ:高齢者施設向け配食など順調に拡大し、新事業の「楽らく弁当」も好スタート

■4月末を基準日とする株式分割も好感され上場来の高値を意識

 シルバーライフ<9262>(東マ)は15日の後場、8%高の6300円(480円高)で始まり、一昨日に続いて再び上値を指向している。12日の正午前に発表した第2四半期決算(2017年8月〜18年1月)が2ケタ増益となり、4月末を基準日とする1対2の株式分割も発表し、注目が再燃する形になった。

 12、13日の2日間で約15%高(780円高)となり、14日は約2%安(140円安)と小休止の相場になったが、15日は再び上昇。値動きに躍動感がともなってきた。上場来の高値は6690円(2018年1月)。テクニカル的にはこの高値更新がイメージできるとの見方も出ている。

 第2四半期は、1月末時点での提供施設数が前年同期比696施設増加して3801施設へと順調に増加したことや、17年10月に稼働した新物流センターの寄与などにより、売上高は前年同期比24.4%増の30億8000万円、営業利益は同18.8%増の2億6800万円、純利益は同11.4%増の1億8600万円と好調に拡大した(前年同期の時点では未上場だったため、決算短信には増減比較を記載していない)。

■「楽らく弁当」想定を上回る好調スタートとなり実験店舗を早めに撤収

 また、新たに開始したオフィス向け配達ランチ「楽らく弁当」が想定を上回る好調スタートとなったため、「今期の計画にはなかった実験店舗の撤収を行い、早めに特損を計上した」(清水社長)と、余裕のあるところを見せた。

 今期・18年7月期の業績見通しは据え置き、売上高は61億8400万円(前期比17.9%増)、営業利益は5億3200万円(同12.0%増)、純利益は3億8400万円(同1.8%増)とした。野菜の高騰や配送費の相次ぐ値上げなど、コスト面では不透明感があるが、「上期はメニュー改善などによる対応が間に合いホッとしているところで、下期も対応できると思う」(清水社長)とした。

 株式分割は、4月30日(土)(実質的には4月27日)を基準日として、普通株式1株につき2株の割合で分割を実施する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:16 | 業績でみる株価
2018年03月08日

【業績で見る株価】安川電機は最高益基調、日経平均画安定化するにつれ好機到来

■業績好調で右肩上がり傾向の中、押し目を狙って仕込む基本パターンに

 安川電機<6506>(東1)は8日、13時にかけて小反落の4700円(5円安)となった。日経平均への寄与度がけっこう大きい銘柄で、日経平均連動ファンドなどの組み入れ対象としてウェイトの大きい部類に入る。

 このため、別の見方をすると、昨今のように日経平均が重い相場(日経平均構成銘柄に機械的な売りが発生しやすい相場)では、平均株価の影響を受けやすい面があり、このところの世界同時株安の中では不利な局面に置かれているといわざるを得ない面もある。

 しかし、業績は絶好調と言えそうだ。2018年2月期の会社側の見通しは、決算期変更にともない11ヵ月間にもかかわらず、連結営業利益は2期ぶりに最高を更新し540億円の見込みとし、純利益は3期ぶりに最高を更新する390億円の見込みとする。予想1株利益は146円51銭。

 中期経営計画「Dash 25」(2016〜2018年度)では、到達年度の数値目標を売上高4500億円、営業利益450億円としてきたが、営業利益はこれを大幅に上回ることになる。18年2月期の決算は、4月12日(木)に発表の予定。ここで示す今期・19年2月期の見通しに期待する動きが次第に強まってくる可能性がある。

 一般投資家が仕事の合い間に株式投資をする場合、デイトレードのような売買を行えない以上、中長期投資にならざるを得ない。このため、銘柄選択の基本は、(1)業績が好調、(2)値動きが右肩上がり基調、(3)しかも押し目を狙って仕込む、と効率的と言われる。これは機関投資家も同様で、高速売買型や指数連動型、AI(人工知能)運用型などを除くと、銘柄選定や資金に関して上部の裁可が必要なケースなどがあるケースが少なくないとされ、存外、中長期視点で銘柄選別を行っている運用者がいる。

 こうした観点に立つ場合、安川電機は、足元は日経平均の高ウェイト銘柄という特性が逆風になっているものの、日経平均を含む全体相場が安定化するにつれ、現在のように調整している場面は絶好の仕込み場になってくるといえそうだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:18 | 業績でみる株価

【業績で見る株価】アスカネットは反発基調を強めマザーズ指数を上回る値上がり

■空中結像の「ASKA3D」は小ロットだが売上げ3.2倍に拡大

 アスカネット<2438>(東マ)は8日、前引けにかけて3%高の1452円(44円高)まで上げて反発基調を強め、東証マザーズ指数の2%高を上回っている。フォトブック制作関連事業や遺影写真加工関連事業、空中結像技術の実用化開発などを展開し、6日に第3四半期の業績(2017年5月1日〜18年1月31日)を発表。増収減益だったが、要因としては新事業への積極投資などがあり、展開力に対する期待が再燃する形になっている。

 第3四半期までの累計業績は、売上げ高が前年同期比10%増加して44.3億円となり、営業利益は同7%減の6.1億円、純利益も同7%減の4.1億円となった。「メモリアルデザインサービス事業」は売上高を順調に伸ばしたが、発送配達費が想定以上に増加したことや、サポート拠点の増加を継続させたことなどにより減益となった。「パーソナルパブリッシングサービス事業」は収益も好調で、売上高は前年同期比13%増加した。

 また、独自開発の空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現の実用化を進める「エアリアルイメージング事業」は、売上高が前年同期の3.2倍に拡大した。18年1月に国内・海外のブランドを統一し、サービスブランドを「ASKA3D」、プレート名を「ASKA3Dプレート」とし、設備投資や内外での展示会を積極的に展開。大型のプレートが作れるガラス製による製品は、サイネージや空中操作目的での販売が増加してきている。これに続き樹脂製プレートによる製品のサンプル出荷を今期中をメドに実現する計画としている。

 今期・18年4月期の業績見通しは据え置き、売上高を前期比4.7%増の56.96億円、営業利益を同3.7%減の7.71億円、純利益は同5.5%減の5.41億円、1株利益は32円31銭。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:34 | 業績でみる株価
2018年03月01日

【業績でみる株価】エル・ティー・エスは18年12月期大幅増益予想

 エル・ティー・エス<6560>(東マ)は、ロボティクス・AIやビジネスプロセスマネジメントを活用し、企業変革と働き方改革を支援するプロフェッショナルサービス事業を主力としている。18年12月期は主力事業が伸長して大幅増益予想である。株価は安値圏だがIPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■ビジネスプロセスマネジメントを活用したプロフェッショナルサービス事業

 17年12月東証マザーズに新規上場した。ロボティクス・AIやビジネスプロセスマネジメントを活用し、企業変革と働き方改革を支援するプロフェッショナルサービス事業を主力としている。プラットフォーム事業も展開している。

 プロフェッショナルサービス事業における17年12月末時点の累計取引社数は大手企業191社、中堅・中小企業106社となっている。

■18年12月期大幅増益予想

 17年12月期連結業績は、売上高が16年12月期比21.9%増の24億08百万円、営業利益が1億84百万円(16年12月期は12百万円)、経常利益が1億74百万円(同11百万円)、純利益が1億19百万円(同1億43百万円の赤字)だった。

 大幅増収増益だった。主力のプロフェッショナルサービス事業では、デジタル活用サービスが大幅に拡大した。取引社数は23%増加した。プラットフォーム事業は会員数が拡大し、投資が完了して黒字化した。

 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比9.3%増の26億30百万円、営業利益が25.1%増の2億30百万円、経常利益が31.1%増の2億28百万円、純利益が28.5%増の1億53百万円としている。

 主力のプロフェッショナルサービス事業では顧客深耕モデルを推進し、プラットフォーム事業では会員数拡大や会員向けサービスの充実に注力する。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価はIPO直後の17年12月22日高値3085円から2月14日の1731円まで水準を切り下げた。地合い悪化も影響したが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

 2月28日の終値は1986円、今期予想連結PERは約49倍、そして時価総額は約75億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:59 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】エナリスはほぼ底値圏、18年12月期2桁営業・経常増益予想

 エナリス<6079>(東マ)は、企業向け省エネ管理サービスや新電力事業者向け電力卸・需給管理サービスを主力としている。18年12月期は2桁増収・営業増益・経常増益予想としている。株価は戻りの鈍い展開だが、ほぼ底値圏だろう。

■省エネ管理サービスや電力卸・需給管理サービスが主力

 企業向け省エネ管理サービスなどのエネルギーエージェントサービスを主力とする法人需要家向けサービス、および電力卸取引を主力に小売電気事業者向け需給管理サービスも手掛ける新電力事業者向けサービスを展開している。

 17年12月期の売上構成比は、法人需要家向けサービス69.8%、新電力事業者向けサービス30.1%、その他0.1%だった。

 なお17年12月期が大幅営業増益・経常増益・最終黒字化となり、継続企業の前提に関する重要事象等の記載を解消した。

■18年12月期大幅増益予想

 18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比18.0%増の630億円、営業利益が11.2%増の12億円、経常利益が31.9%増の11億円、純利益が8.1%減の8億50百万円としている。

 売上面では法人需要家向けサービスが牽引する。エネルギーエージェントサービスが好調に推移し、新規サービス立ち上げも寄与して大幅伸長する見込みだ。

 利益面では、調達電源ポートフォリオの変化による売上総利益率の改善を見込んでいる。2桁営業増益で、中期経営計画で目標としている19年12月期営業利益12億円を1期前倒しで達成する見込みだ。経常利益については、前期の営業外費用に計上したコミットメントライン契約関連費用の一巡も寄与する。純利益は前期の特別利益に計上した受取補償金が一巡するため減益予想としている。

■株価はほぼ底値圏

 株価は地合い悪化も影響して650円近辺から反落し、2月15日の489円まで調整した。その後も500円近辺で推移して戻りの鈍い展開だ。2月28日の終値は512円、今期予想連結PERは約29倍、時価総額は約248億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込み、モミ合いから下放れた形だ。ただしほぼ底値圏だろう。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:58 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】みらいワークスは18年9月期大幅増収増益予想

 みらいワークス<6563>(東マ)は、プロフェッショナル人材サービス事業を展開している。18年9月期は大幅増収増益予想である。株価は急伸後に急反落となったが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■プロフェッショナル人材サービス事業

 17年12月東証マザーズに新規上場した。ビジネスコンサルティング領域およびITコンサルティング領域を中心に、プロフェッショナル人材サービス事業を展開している。

 約5700名(17年8月現在)の独立プロフェッショナルの中から、最適なメンバーを選定してプロジェクト・チームを結成し、顧客企業の経営課題(業務、IT、組織など)を解決する。独立プロフェッショナルには多彩な領域のエキスパートが登録している。

■18年9月期大幅増収増益予想

 18年9月期の非連結業績予想は、売上高が17年9月期比31.9%増の30億円、営業利益が23.1%増の1億53百万円、経常利益が22.8%増の1億53百万円、純利益が14.2%増の98百万円としている。

 第1四半期は売上高が6億82百万円、営業利益が29百万円、経常利益が29百万円、純利益が18百万円だった。主要サービスである「FreeConsultant.jp」の17年12月時点の登録人数は6200名を突破した。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高22.7%、営業利益19.0%、経常利益19.0%、純利益18.4%である。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価はIPO時の初値6080円から1月4日の高値1万3940円まで急伸したが、反落後は地合い悪化も影響して2月14日の5550円まで調整した。その後はやや戻りの鈍い展開だ。急伸後に急反落となったが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

 2月28日の終値は7440円、今期予想連結PERは約86倍、そして時価総額は約90億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:38 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】要興業は18年3月期増収増益予想、落ち着きどころを探る段階

 要興業<6566>(東2)は、東京23区内を中心とする総合廃棄物処理事業者である。18年3月期は増収増益予想である。株価は急伸後に急反落となったが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■東京23区内を中心とする総合廃棄物処理事業者

 17年12月東証2部に新規上場した。東京23区内を中心とする総合廃棄物処理事業者である。

 事業所の産業廃棄物と一般廃棄物を収集運搬・処分する収集運搬・処分事業を主力として、古紙やペットボトルなどを再資源化するリサイクル事業、東京23区からの依頼によって不燃ごみなどをリサイクルセンターで資源化処理する行政受託事業も展開している。

 17年3月期の事業区分別売上構成比は収集運搬・処分事業が68.9%、リサイクル事業が12.1%、行政受託事業が18.9%だった。

 なお18年2月23日付で一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)への入会が承認された。

■18年3月期増収増益予想

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比7.7%増の108億19百万円で、営業利益が18.2%増の12億22百万円、経常利益が14.6%増の12億06百万円、純利益が9.9%増の8億18百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が81億71百万円、営業利益が9億63百万円、経常利益が9億21百万円、純利益が6億16百万円だった。事業区分別の売上高は収集運搬・処分事業が54億62百万円、リサイクル事業が11億35百万円、行政受託事業が15億73百万円だった。行政受託事業においては、不燃ごみ選別資源化の需要拡大に合わせて新設した板橋リサイクルセンターが、17年10月本格稼働した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.5%、営業利益が78.8%、経常利益が76.4%、純利益が75.3%と順調である。通期ベースで好業績が期待される。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価はIPO時の初値950円から、12月26日の高値1360円まで急伸したが、地合い悪化も影響して水準を切り下げ、2月6日に907円まで調整した。その後は900円台で推移してやや戻りの鈍い展開だ。急伸後に急反落となったが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

 2月28日の終値は971円、今期予想連結PERは約16倍、そして時価総額は約154億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21 | 業績でみる株価
2018年02月28日

【業績で見る株価】ピックルスコーポレーションは後場急速に値を戻す、利益見通しを減額したが最高益に変化なく売上高は増額

■事業展開上の要因ではなく売り上げは伸びているため区別すべきとの見方が

 ピックルスコーポレーション<2925>(東1)は28日の後場、急速に値を戻し、朝方の1808円(52円安)から13時過ぎには1870円(10円高)と堅調相場に転換した。27日の取引終了後、野菜の高騰を要因に2018年2月期の営業・経常・純利益の見通しを引き下げたため、手控える様子はあったが、それでも純利益などは過去最高を更新する見通しだ。売上高は増額修正しており、「トップライン:売上高が伸びているのだから天候要因は大きなダメージにならないだろう」(調査筋)との見方も出ている。押し目買いの好機になる可能性が出てきた。

 同社は27日の取引終了後、18年2月期の連結営業利益の見通しを従来予想比22%減額して10億8200万円の見込みと発表し、純利益は同じく18%減額して7億9200万円の見込みとした。28日には、「国産野菜は葉物類を中心に高値が続く。農林水産省がまとめたキャベツやレタス、ハクサイの小売価格(12〜14日、全国平均)は平年(過去5年平均)の1・8〜2・3倍」(日本経済新聞2月28日付朝刊より)と伝えられた。

 しかし、この修正では、売上高を約1%増額した。営業利益は、前期比では38.7%の増加となり、純利益は同44.5%増加することになり最高を更新する見通しだ。当初予想と比べれば減益だが、年度ごとの推移を見ると、とりわけ売上高と純利益が安定的に増加傾向を見せている。今回の修正は天候要因によるもので、事業展開上の要因による業績修正とは区別すべきとの見方が出ている。

 修正後の予想1株利益は135円58銭。これに基づくと株価はPER13倍台に過ぎず、東証1部全銘柄の平均PER15倍台前半と比べて割安になる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:01 | 業績でみる株価
2018年02月27日

【業績でみる株価】シノケングループは16年高値に接近、18年12月期増収増益・連続増配予想

 シノケングループ<8909>(JQ)は、アパート販売やマンション販売の不動産販売事業を主力としている。17年12月期は大幅増収増益・増配だった。18年12月期も増収増益予想、そして連続増配予想である。株価は地合い悪化の影響が一巡して昨年来高値を更新した。そして16年高値に接近している。

■アパート販売やマンション販売の不動産販売事業が主力

 アパート販売やマンション販売の不動産販売事業を主力として、不動産管理関連事業、ゼネコン事業、エネルギー事業、介護事業、その他事業も展開している。

 2月14日には3ヶ年業績見通しを上方修正し、新たに20年12月期の目標を売上高1500億円、営業利益160億円、経常利益158億円、純利益110億円とした。

■17年12月期増収増益・増配、18年12月期も増収増益・増配予想

 17年12月期の連結業績は売上高が16年12月期比30.3%増の1059億36百万円、営業利益が22.2%増の129億20百万円、経常利益が23.3%増の122億01百万円、純利益が27.4%増の84億89百万円だった。

 8期連続増収増益で、過去最高を更新した。配当は普通配当45円に特別配当5円および記念配当5円を加えて、19円増配の年間55円とした。

 主力の不動産販売事業の売上高が34.5%増の795億78百万円、営業利益が21.3%増の113億33百万円と大幅伸長した。不動産管理関連事業も27.7%増益、エネルギー事業も64.4%増益と好調だった。介護事業は新規施設開設に伴う先行投資負担で27.2%減益だった。

 18年12月期連結業績予想は売上高が17年12月期比13.3%増の1200億円、営業利益が4.5%増の135億円、経常利益が8.2%増の132億円、純利益が8.4%増の92億円としている。配当予想は5円増配の年間60円としている。さらに業績達成度合いで特別配当金の実施を予定している。

■株価は地合い悪化の影響が一巡して16年高値に接近

 株価は地合い悪化の影響が一巡し、2月21日に昨年来高値2988円まで上伸した。そして16年5月高値3110円に接近している。2月26日の終値は2933円、今期予想連結PERは5〜6倍近辺、時価総額は約529億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じて先高観を強めている。上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:46 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】シンクロ・フードは上場来高値更新の展開、18年3月期予想は増額の可能性

 シンクロ・フード<3963>(東1)は、飲食店の出店・開業・運営を支援するサイト「飲食店.COM」の運営を主力としている。ユーザー数が増加基調で18年3月期第3四半期累計は大幅増収増益だった。通期も増収増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。株価は急伸して上場来高値更新の展開だ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■飲食店支援サイト「飲食店.COM」運営が主力

 飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで提供するサイト「飲食店.COM」運営を主力としている。飲食店向けに不動産、求人、食材仕入先などの情報を提供し、広告収入や利用課金が収益源となる。

 17年8月には出店立地データ検索・比較サービスを開始、17年9月には九州エリアにおける求人サービスを開始、17年12月には北海道・東北エリアにおける求人サービスを開始した。

 2月20日には、飲食業界に特化したM&A仲介業および人材紹介事業を展開しているウィットの株式を100%取得して子会社化すると発表した。

■18年3月期増収増益予想、3Q累計高進捗で通期予想増額の可能性

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比20.8%増の12億70百万円、営業利益が7.3%増の4億83百万円、経常利益が8.4%増の4億59百万円、純利益が9.3%増の2億89百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比33.3%増の10億06百万円、営業利益が41.4%増の4億47百万円、経常利益が46.1%増の4億22百万円、純利益が47.3%増の2億68百万円だった。

 主力の「飲食店.COM」認知度向上効果などで、登録ユーザー数が16.4%増の124千件、有料ユーザー数が15.6%増の5.9千件、サービス提供関連事業者数が11.8%増の3655社と順調に増加した。サービス別売上高は運営サービスが40.8%増収、出退店サービスが7.1%増収、その他サービスが26.7%増収だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が79.2%、営業利益が92.5%、経常利益が91.9%、純利益が92.7%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は急伸して上場来高値更新の展開

 株価(17年4月1日付で株式3分割、17年9月29日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、急伸して上場来高値更新の展開だ。2月26日には5110円まで上伸した。2月26日の終値は4720円、今期予想PERは約142倍、時価総額は約411億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:36 | 業績でみる株価
2018年02月26日

【業績でみる株価】ナレッジスイートはクラウドサービスを展開、18年9月期増収増益予想

 ナレッジスイート<3999>(東マ)は、中堅・中小企業向けに特化したクラウドサービスを展開している。18年9月期は導入企業数が順調に伸長して増収増益予想である。株価は安値圏だがIPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■営業支援や顧客管理のクラウド型統合ビジネスアプリケーションを提供

 17年12月東証マザーズに新規上場した。営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)とグループウェアを連動したクラウド型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite」を主力に、中堅・中小企業向けに特化したクラウドサービスを展開している。

 事業区分は、主力の「Knowledge Suite」を提供して月額利用料を得るクラウドサービス、および主にクラウドサービス導入企業に対するコンサルティングやクラウドインテグレーションなどを提供するソリューションサービスとしている。

■18年9月期増収増益予想

 18年9月期非連結業績予想は、売上高が17年9月期比12.0%増の8億85百万円、営業利益が11.2%増の1億72百万円、経常利益が13.7%増の1億71百万円、純利益が5.9%増の1億56百万円としている。導入企業数が順調に伸長して増収増益予想である。

 第1四半期は売上高が2億01百万円、営業利益が39百万円、経常利益が33百万円、純利益が31百万円だった。売上高の内訳はクラウドサービスが1億36百万円、ソリューションサービスが65百万円だった。

 そして通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が22.7%、営業利益が22.7%、経常利益が19.3%、純利益が19.9%と概ね順調である。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は17年12月IPO時の高値5110円から、2月6日安値3250円まで調整した。その後は3500円近辺でモミ合う形だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。2月23日の終値は3525円、今期予想PERは約52倍、時価総額は約85億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:45 | 業績でみる株価