[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (02/08)【業績で見る株価】クレスコは売上高、各利益とも最高を更新し割安感の強い位置に
記事一覧 (02/08)【業績でみる株価】カワニシホールディングスは18年6月期2Q累計が計画超で通期も上振れの可能性
記事一覧 (02/07)【業績でみる株価】グローバルグループはほぼ底値圏、子育て支援事業で中期的に業容拡大期待
記事一覧 (02/07)【業績でみる株価】富士ソフトサービスビューロは調整一巡、18年3月期予想は再増額の可能性
記事一覧 (02/07)【業績でみる株価】アクモスは18年6月期増収増益・増配予想で2Q累計黒字化と順調
記事一覧 (02/06)【業績でみる株価】キャリアインデックスは18年3月期は記念配当を実施、業績予想も増額の可能性
記事一覧 (02/05)【業績でみる株価】アエリアは調整一巡して戻り歩調、17年12月期黒字化予想で18年12月期も収益拡大期待
記事一覧 (02/05)【業績でみる株価】ケイティケイは調整一巡感、17年8月期1Q進捗率高水準で通期予想は増額の可能性
記事一覧 (02/02)【業績でみる株価】SHIFTは上場来高値更新の展開、18年8月期1Q大幅増収増益で2Q累計と通期の予想を上方修正
記事一覧 (02/01)【業績でみる株価】シルバーライフは高値圏、18年7月期増収増益予想
記事一覧 (02/01)【業績でみる株価】Casaは家賃債務保証の独立系大手、19年1月期も収益拡大期待
記事一覧 (01/31)【業績でみる株価】サインポストはシステム開発コンサルティングを展開、18年2月期大幅増収増益予想
記事一覧 (01/31)【業績でみる株価】ジーニーはネット広告関連事業を展開、18年3月期大幅増収増益予想
記事一覧 (01/31)【業績でみる株価】SKIYAKIは音楽アーティストのファンクラブ運営、18年1月期大幅増収増益予想
記事一覧 (01/31)【業績でみる株価】FCMは昨年来高値圏で堅調、18年3月期増額して大幅増収増益・増配予想
記事一覧 (01/30)【業績でみる株価】プロトコーポレーションは調整一巡感、18年3月期大幅増益予想
記事一覧 (01/30)【業績でみる株価】ツナグ・ソリューションズは下値固め完了して戻り歩調、18年9月期2桁増益予想
記事一覧 (01/29)【業績でみる株価】ラクオリア創薬は高値圏、疼痛と消化器管を主領域とする創薬ベンチャー
記事一覧 (01/29)【業績でみる株価】トレードワークスは底固め完了感、17年12月期2桁増収増益予想
記事一覧 (01/26)【業績でみる株価】ユナイテッド&コレクティブは19年2月期の収益拡大に期待
2018年02月08日

【業績で見る株価】クレスコは売上高、各利益とも最高を更新し割安感の強い位置に

■眼疾患をスクリーニングするAI(人工知能)や歯科向けAIカルテなども注目される

 クレスコ<4674>(東1)は8日、3785円(85円高)をつけた後も堅調で反発姿勢を強めている。AI(人口知能)ソフトウェア開発などを展開し、5日に発表した第3四半期の連結業績(2017年4月1日〜12月31日)は、売上高、各利益とも第3四半期累計期間としての最高を更新し、営業利益は前年同期比19.7%増加した。今期予想1株利益207円63銭に基づくPERは18倍前後になり、最高益を更新するIT銘柄として割安感の強い位置にあるといえそうだ。

 第3四半期累計期間は、純利益も同15.7%増加して17億2000万円となり、この期間としては過去最高を更新した。2大事業部門のうち、「ソフトウェア開発事業」の売上高は前年同期比10.0%増加した。この中の公共・サービス分野は、人材関連業界や旅行関連業界向けなどが好調で同15.6%増加し、流通・その他分野は同31.8%増加した。また、「組み込み型ソフトウェア開発事業」の売上高は同2.8%増加し、情報家電業界向けなどが11.6%の増加となり好調に推移した。

 3月通期の連結業績見通しは据え置き、売上高は前期比7.5%増の332億円、営業利益は同じく10.8%増の30億円、純利益は同9.2%増の22億3000万円、1株利益は207円63銭。

 17年11月には、眼疾患をスクリーニングする人工知能エンジン「MinervaeSCOPE(ミネルヴァ スコープ)」(特許出願中)を医療機器メーカー向けに、研究用として提供を開始した。また、12月には、歯科診療所向けAI型電子カルテシステムと、このシステムのアシスタントロボットの開発を発表。新たな領域への展開として注目されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:24 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】カワニシホールディングスは18年6月期2Q累計が計画超で通期も上振れの可能性

 カワニシホールディングス<2689>(東2)は中国・四国を地盤とする医療機器・材料商社である。18年6月期第2四半期累計は計画超の大幅増益だった。通期予想も上振れの可能性が高いだろう。株価は地合い悪化の影響で戻り高値圏から急反落したが、調整は一時的だろう。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■医療機器・材料商社

 中国・四国を地盤とする医療機器・材料商社である。M&Aも活用して商圏拡大やシェア拡大を推進し、試薬や介護用品などの取り扱いも強化している。

■18年6月期2Q累計が計画超で通期予想も上振れの可能性

 18年6月期第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比2.6%増の545億63百万円、営業利益が23.4%増の7億04百万円、経常利益が19.6%増の7億06百万円、純利益が57.6%増の5億95百万円だった。

 計画に対して、売上高は7億73百万円、営業利益は2億35百万円、経常利益は2億34百万円、純利益は2億86百万円、それぞれ上振れた。

 主力の医療器材事業が2.2%増収、25.5%増益と好調だった。仕入改善で売上総利益率が計画比0.1ポイント上回った。また上期に予定していた事務所改修、および輸入販売事業の研究開発費が下期にズレ込んだことも寄与した。純利益は繰延税金資産の回収可能性見直しによって法人税等が減少したことも寄与した。

 通期の連結業績予想は、売上高が17年6月期比0.6%増の1063億77百万円、営業利益が5.3%増の11億円、経常利益が0.3%減の11億09百万円、純利益が3.4%増の7億14百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.3%、営業利益が64.0%、経常利益が63.7%、純利益が83.3%である。販管費のズレ込みが下期に解消されることを考慮しても、通期予想は上振れの可能性が高いだろう。

■株価は地合い悪化で急反落だが調整一時的

 株価は1月31日に1690円まで上伸して17年5月の昨年来高値1731円に接近した。その後は地合い悪化の影響で急反落したが、調整は一時的だろう。2月7日の終値は1530円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約96億円である。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:09 | 業績でみる株価
2018年02月07日

【業績でみる株価】グローバルグループはほぼ底値圏、子育て支援事業で中期的に業容拡大期待

 グローバルグループ<6189>(東1)は保育施設運営を主力に子育て支援事業を展開している。18年9月期は職員給与改善などで営業・経常減益だが、減損損失が一巡し最終増益予想である。また国策関連で中期的に業容拡大が期待される。株価は地合い悪化も影響して上場来安値を更新したが、ほぼ底値圏だろう。

■保育施設運営など子育て支援事業を展開

 保育施設運営を主力に子育て支援事業を展開する持株会社である。連結子会社のグローバルキッズ、ろくが、東京や横浜を中心に認可・認証保育園、学童クラブ、児童館を運営している。

 17年9月期末時点の施設数は合計118施設となった。地域別には東京都91施設、横浜市・川崎市20施設、その他7施設で、施設別には認可保育所81施設(東京都56施設、神奈川県19施設、千葉県3施設、大阪府3施設)、認証保育所・認定こども園等保育施設25施設、学童クラブ・児童館12施設である。

 16年6月保育事業者として初の子育食育WEBマガジン「HAPIKU」運営開始、17年11月保育事業者初の子育て情報アプリ「HAPIKU」運用開始した。

 また17年12月には、18年4月から企業主導型保育事業を開始すると発表している。18年9月までに100施設を目指す。

■18年9月期は営業・経常減益だが、純利益は増益予想

 18年9月期の連結業績予想売上高が17年9月期比23.5%増の162億45百万円、営業利益が31.7%減の2億78百万円、経常利益が9.4%減の13億39百万円、純利益が8.0%増の8億55百万円としている。

 保育所の新規開設等による在籍園児数の増加で大幅増収予想だが、大幅な職員給与改善やシステム投資など、労働環境改善に係る費用が増加して営業利益と経常利益は減益予想としている。純利益は減損損失が一巡して増益予想である。新規開設は保育所17施設、期末の在籍園児数は19.1%増の7400人、職員数は20.5%増の3100人の見込みとしている。

 18年9月期は営業・経常減益予想だが、国策関連であり、中期的に業容拡大が期待される。

■株価はほぼ底値圏

 株価(17年9月29日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、地合い悪化も影響して2月6日に上場来安値となる1436円まで調整した。ただしほぼ底値圏だろう。2月6日の終値は1487円、今期予想連結PERは約15倍、時価総額は約130億円である。

 週足チャートで見ると1500円近辺が下値支持線の形だ。ほぼ底値圏であり、ここからの下値不安は小さいだろう。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:42 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】富士ソフトサービスビューロは調整一巡、18年3月期予想は再増額の可能性

 富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQ)は、コールセンターサービスやBPOサービスなどを展開している。18年3月期2桁増収増益である。そして再増額の可能性がありそうだ。株価は1月の上場来高値から反落したが、調整一巡して上値を試す展開が期待される。なお2月1日付で株式3分割を実施している。

■トータル・アウトソーシング企業

 富士ソフト<9749>グループのトータル・アウトソーシング企業として、年金相談やITヘルプデスクなどのコールセンターを構築・運営するコールセンターサービス、および事務代行や人材派遣などのBPOサービスを2本柱としている。

 年金業務など官公庁関連に強みを持ち、16年10月には全国7地域での日本年金機構事務センター案件が稼動した。17年10月以降は受託地域が拡大する。

 17年10月には女性活躍推進法に基づく優良企業認定マーク「えるぼし」で、最高評価「3段階目」の認定を受けた。

■18年3月期2桁増収増益で過去最高更新予想、さらに再増額の可能性

 18年3月期の非連結業績予想(10月25日増額修正)は、売上高が17年3月期比13.5%増の97億円、営業利益が22.1%増の3億30百万円、経常利益が16.1%増の3億30百万円、純利益が14.5%増の2億40百万円としている。新規案件稼動に伴って人件費が増加するが、需要が高水準に推移して売上高、利益とも過去最高更新見込みである。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比24.5%増の46億16百万円で、営業利益が4.2倍の1億29百万円、経常利益が4.3倍の1億30百万円、純利益が4.4倍の90百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。コールセンターサービスが20.3%増収、BPOサービスが28.5%増収と好調に推移し、新規案件受注による設備稼働率改善も寄与した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.6%、営業利益が39.1%、経常利益が39.4%、純利益が37.5%である。低水準の形だが、下期は10月からの日本年金機構のBPO案件も寄与する。需要が高水準であり、通期会社予想は再増額の可能性がありそうだ。

■株価は調整一巡して上値試す

 株価(18年2月1日付で株式3分割)は、1月の上場来高値859円から反落したが調整一巡感を強めている。市場の地合いが悪化した2月6日も終値で0.89%にとどまり堅調だった。2月6日の終値は668円、今期予想PERは約19倍、時価総額は約45億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋り、サポートラインを確認した形だ。調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:47 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】アクモスは18年6月期増収増益・増配予想で2Q累計黒字化と順調

 アクモス<6888>(JQ)は、ITソリューション事業を主力としてITサービス事業も展開している。18年6月期増収増益・増配予想である。そして第2四半期累計は黒字化と順調だった。

■ITソリューションが主力

 製造・公共・医療分野を中心とするSI・システム開発や地図情報提供サービスなどのITソリューション事業を主力として、情報処理サービスなどのITサービス事業も展開している。

 収益面では、多くの企業の決算期末にあたる第3四半期(1〜3月)の構成比が高い特性がある。

 中期経営計画では、19年6月期の目標数値を売上高45億円、営業利益2億70百万円、経常利益2億90百万円、純利益2億30百万円としている。

■18年6月期増収増益・増配予想で2Q累計黒字化と順調

 18年6月期連結業績予想は、売上高が17年6月期比3.4%増の42億円、営業利益が5.8%増の1億55百万円、経常利益が6.9%増の1億70百万円、純利益が4.2%増の1億50百万円としている。需要が堅調に推移して増収増益予想である。配当予想は1円増配の年間3円(期末一括)としている。連続増配予想である。

 2月2日発表した第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比19.8%増の18億85百万円、営業利益が61百万円(前年同期は60百万円の赤字)、経常利益が65百万円(同49百万円の赤字)、純利益が51百万円(同55百万円の赤字)だった。

 企業向けシステム開発案件の受注増で大幅増収となり、販管費の抑制も寄与して黒字化した。ITソリューション事業は22.1%増収、ITサービス事業は8.4%増収だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が44.9%、営業利益が39.4%、経常利益が38.2%、純利益が34.0%である。第3四半期の構成比が高い収益特性を考慮すれば、概ね順調な水準だろう。通期ベースでも好業績が期待される。

 株価は340円〜360円近辺でモミ合う形から徐々に下値を切り上げていたが、2月6日は大きく下げて316円だった。今期予想連結PERは約20倍、時価総額は約32億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。(MM)

【上場企業のIR担当者様へ】個人投資家向けIRセミナー開催のご提案

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:49 | 業績でみる株価
2018年02月06日

【業績でみる株価】キャリアインデックスは18年3月期は記念配当を実施、業績予想も増額の可能性

 キャリアインデックス<6538>(東1)は、国内大手転職サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。18年3月期大幅増収増益予想で増額の可能性が高いだろう。なお東証1部への市場変更記念配当を実施する。株価は上場来高値圏だ。上値を試す展開が期待される。

■求人情報をネットワークした転職情報サイト運営が主力

 17年12月14日付で東証マザーズから東証1部に市場変更した。国内大手転職サイトやアルバイト・派遣サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。また新規分野では資格・お稽古などのスクール情報サイトを運営している。

 ユーザーの登録・応募に応じた送客成果報酬課金を収益柱としている。主力の正社員転職求人情報サイト「キャリアインデックス」の17年9月末時点の会員登録人数は16年9月末比17万人増の94万人、求人掲載件数は16万件増の72万件、アルバイト・派遣情報サイト「Lacotto」の求人掲載件数は32万件増の108万件、ファッション業界に特化した転職情報サイト「Fashion HR」の会員登録数は0.8万人増加の2.3万人だった。

 17年11月には正社員転職求人情報サイト「キャリアインデックス」において、エムスリーキャリアの医療関連転職支援サービスと提携を開始した。また18年1月には、アウローラが運営する女性をターゲットにした転職サイト「RUN−WAY」との提携を開始した。

■18年3月期に記念配当を実施、業績予想も増額の可能性

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比26.3%増の21億52百万円、営業利益が35.8%増の6億06百万円、経常利益が28.3%増の5億93百万円、純利益が23.7%増の3億52百万円としている。良好な事業環境を背景に登録会員数が増加基調であり、大幅増収増益予想である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比41.4%増の11億12百万円、営業利益が2.1倍の3億56百万円、経常利益が2.0倍の3億56百万円、そして純利益が98.1%増の2億24百万円だった。通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が58.7%、経常利益が60.1%、純利益が63.6%と高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

 なお1月24日に記念配当の実施を発表した。期末に東証1部への市場変更記念配当5円を実施し、年間配当を5円(17年3月期は無配)とする。

■株価は上場来高値圏

 株価(17年10月1日付で株式2分割、17年12月14日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は上場来高値圏だ。17年12月の1992円を突破し、1月31日の2400円まで上伸した。2月5日の終値は2255円、今期予想PERは約66倍、時価総額は約234億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:41 | 業績でみる株価
2018年02月05日

【業績でみる株価】アエリアは調整一巡して戻り歩調、17年12月期黒字化予想で18年12月期も収益拡大期待

 アエリア<3758>(JQ)はITサービス事業を主力として、スマホ向けゲームのコンテンツ事業、民泊サービスなどの不動産事業にも展開している。17年12月期はM&A効果やゲームの好調で黒字化予想である。そして18年12月期も収益拡大を期待したい。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■ITサービス主力にM&Aを積極活用

 アフィリエイトプラットフォームやデータセンタ運営などのITサービス事業を主力として、女性をターゲットにしたスマホ向けゲーム開発・配信のコンテンツ事業、さらに民泊サービスなどの不動産事業にも展開している。

 M&Aを積極活用している。17年11月に不動産関連事業を展開するトータルマネジメントの子会社化が完了し、17年12月期は8社をグループ化した。強固な収益基盤を確立するため、各事業の連携とシナジー創出によりリスク分散を図りつつ、今後も国内外で事業規模の拡大を目指すとしている。

 18年1月には、ソーシャルカジノ事業への参入を目的として、台湾の網銀と合弁会社設立に合意している。

■17年12月期黒字化予想、18年12月期も収益拡大期待

 17年12月期の連結業績予想は、売上高が16年12月期比2.4倍の140億円で、営業利益が35億円(16年12月期は15億96百万円の赤字)、経常利益が36億円(同14億20百万円の赤字)、純利益が24億円(同21億47百万円の赤字)としている。積極的なM&Aの効果、17年1月配信開始したスマホ向けゲーム「A3!」の好調などで、大幅増収増益(黒字化)予想である。

 ゲーム関連が変動要因となるが、18年12月期も収益拡大を期待したい。

 なお自己株式取得(取得株式総数の上限20万株、取得価額総額の上限4億円、取得期間17年10月26日〜18年3月23日)については、1月31日時点の累計で取得株式数0株だった。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は調整一巡して戻り歩調。17年12月の直近安値圏1500円近辺から切り返し、1月24日の2312円まで上伸した。その後一旦反落したが、自律調整の範囲だろう。2月2日の終値は1924円、前期推定連結PERは約13倍、時価総額は約370億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。そして13週移動平均線が上向きに転じて先高観を強めている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:21 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ケイティケイは調整一巡感、17年8月期1Q進捗率高水準で通期予想は増額の可能性

 ケイティケイ<3035>(JQ)に注目したい。トナーカートリッジの再生販売を主力として、OA用品・文具のネット通販も展開している。18年8月期は営業利益横ばい予想だが、第1四半期の進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性がありそうだ。株価は調整一巡感を強めている。

■トナーカートリッジの再生販売が主力

 トナーカートリッジの再生販売を主力として、OA用品・文具のネット通販も展開している。

■18年8月期1Q進捗率高水準で通期予想は増額の可能性

 18年8月期連結業績予想は売上高が17年8月期比1・8%減の165億52百万円、営業利益が横ばいの2億11百万円、経常利益が3.4%減2億43百万円、純利益が37.9%減の1億36百万円としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比2.1%増の39億98百万円で、営業利益が70.6%増の79百万円、経常利益が48.7%増の94百万円、そして純利益が37.2%増の68百万円だった。

 子会社の青雲クラウンにおいて前期に契約の予期せぬ終了があったが、営業効率の向上、製造コストと調達コストの低減、経費の削減などで大幅増益だった。

 第1四半期の利益は第2四半期累計予想を超過達成し、通期予想に対する進捗率も売上高24.2%、営業利益37.4%、経常利益38.7%、純利益50.0%と高水準である。子会社の青雲クラウンの業績に下期偏重の特性があることも考慮すれば、通期予想に増額の可能性がありそうだ。

■株価は調整一巡感

 株価は急伸した17年12月の昨年来高値514円から一旦反落したが、420円〜450円近辺で推移して調整一巡感を強めている。2月2日の終値は428円、今期予想連結PERは約18倍、時価総額は約25億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 業績でみる株価
2018年02月02日

【業績でみる株価】SHIFTは上場来高値更新の展開、18年8月期1Q大幅増収増益で2Q累計と通期の予想を上方修正

 SHIFT<3697>(東マ)は、ソフトウェアのテストサービスや品質保証を主力としている。18年8月期は需要旺盛で第1四半期が大幅増収増益となり、第2四半期累計と通期の予想を上方修正した。さらに再増額の可能性がありそうだ。株価は上場来高値更新の展開だ。

■ソフトウェアのテストサービスが主力

 ソフトウェアのテストサービスや品質保証を主力として、関連コンサルティングなども展開している。17年6月期のセグメント別売上高構成比はエンタープライズ市場が84%、エンターテインメント市場が16%だった。注力領域である金融・流通業界向けが全社の成長を牽引している。

 ソフトウェアテストサービスの国内潜在市場規模は5兆円規模と推定される。またテスト業務をアウトソーシングする流れが加速することが期待される。

 1月31日には、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のベーステクノロジーを提供するRPAテクノロジーズとの業務提携を発表した。RPAロボット品質保証サービスを共同開発する。

■18年8月期1Q大幅増収増益で2Q累計と通期の予想を上方修正

 1月12日に18年8月期第2四半期累計と通期の連結業績予想を上方修正した。修正後の通期予想は、売上高が17年8月期比52.9%増の125億円、営業利益が2.3倍の9億円、経常利益が2.0倍の9億円、純利益が2.9倍の6億円とした。需要が高水準に推移して大幅増収増益予想である。

 第1四半期は、売上高が前年同期比94.9%増の26億57百万円、営業利益が10.0倍の2億32百万円、経常利益が7.0倍の2億64百万円、純利益が1億63百万円(前年同期は9百万円)だった。エンタープライズ市場が2.2倍増収と大幅伸長した。エンターテインメント領域も12.9%増収と好調だった。

 修正後の通期予想に対する第2四半期の進捗率は売上高が21.3%、営業利益が25.8%、経常利益が29.3%、純利益が27.2%である。下期偏重の計画であることを考慮すれば再増額の可能性がありそうだ。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価は上場来高値更新の展開だ。1月31日には4650円まで急伸した。2月1日の終値は4295円、今期予想連結PERは約103倍、時価総額は約624億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:44 | 業績でみる株価
2018年02月01日

【業績でみる株価】シルバーライフは高値圏、18年7月期増収増益予想

 シルバーライフ<9262>(東マ)は、高齢者向け配食サービスFC本部の運営を主力として、高齢者施設等への食材販売や高齢者向け冷凍弁当のOEM販売も展開している。18年7月期増収増益予想である。株価は高値圏だ。目先的な過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。

■高齢者向け配食サービスFC本部運営が主力

 17年10月東証マザーズに新規上場した。高齢者向け配食サービスFC本部の運営(サービス名称:まごころ弁当、配食のふれ愛)を主力として、高齢者施設等への食材販売(サービス名称:まごころ食材サービス)、および高齢者向け冷凍弁当のOEM販売も展開している。

 業界1位の全国店舗網と配食ネットワーク、配食に特化した冷蔵(チルト)食材と豊富なメニュー、自社工場によるフレキシブル生産体制などを強みとしている。売上高は食材卸売が主力で、この他にFC加盟店からのロイヤリティ等がある。

 17年7月期の販売先別売上高構成比は、FC加盟店(FCロイヤリティを含む)が77.6%、高齢者施設等向け14.1%、OEMが8.3%だった。店舗数は合計563店舗(まごころ弁当が367店舗、配食のふれ愛が196店舗)だった。

 なお17年12月には、高齢者見守りサービス「シルバーライフ安否確認アプリ」をリリースし、特許出願したと発表している。

■18年7月期増収増益予想

 18年7月期の非連結業績予想は、売上高が17年7月期比17.9%増の61億84百万円、営業利益が12.0%増の5億32百万円、経常利益が9.4%増の5億90百万円、純利益が1.8%増の3億84百万円としている。

 第1四半期は売上高が15億円、営業利益が1億19百万円、経常利益が1億27百万円、純利益が77百万円だった。前年同期と比較できないが、順調に推移したようだ。FC加盟店は17年7月期末比20店舗増加の583店舗となった。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.3%、営業利益22.4%、経常利益21.5%、純利益20.1%と順調である。通期ベースで好業績が期待される。

■株価は高値圏

 株価はIPO時の17年10月高値5220円を突破し、1月10日の上場来高値6690円まで急伸した。その後はやや乱高下する形だが、高値圏で推移している。

 1月31日の終値は5790円、今期予想PERは約37倍、時価総額は約151億円である。目先的な過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:46 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】Casaは家賃債務保証の独立系大手、19年1月期も収益拡大期待

 Casa<7196>(東2)は家賃債務保証の独立系大手である。18年1月期は年間保証料の積み上げが牽引して増収増益予想である。19年1月期も収益拡大が期待される。株価はモミ合い上放れの展開が期待される。

■家賃債務保証の独立系大手

 08年10月設立、17年10月東証2部に新規上場した。家賃債務保証の独立系大手である。12月22日には、17年10月25日施行の「家賃債務保証業者登録規程」に基づき、国土交通省の登録を受けたと発表している。

 収益は保証委託契約締結時に受領する初回保証料と、保証委託契約締結の1年後より契約者から毎年受領する年間保証料で構成されている。なお18年1月期第2四半期末時点で、累計代理店数は前年同期比9.7%増の7275社、新規契約申込件数は4.1%減の8万650件、新規契約件数は4.5%減の6万951件だった。

 不動産管理会社向けの集金代行と家賃保証をセットにした「Casaダイレクト」および家主向け「家主ダイレクト」の拡販を推進している。17年5月には、Webで家主の管理業務等をサポートするクラウド賃貸管理システム「大家カフェ」、および入居者向けに旅行・買い物・飲食等の情報を提供する「入居者カフェ」の提供を開始した。

 1月31日には外国人向け24時間365日対応の多言語コールセンター「casa通訳センター」の開設を発表した。

■18年1月期増収増益予想、19年1月期も収益拡大期待

 18年1月期非連結業績予想は、売上高が17年1月期比3.7%増の83億15百万円、営業利益が7.7%増の12億59百万円、経常利益が3.2%増の13億03百万円、純利益が27.3%増の8億05百万円としている。年間保証料の積み上げが牽引し、広告宣伝費の増加などを吸収して増収増益予想である。

 第3四半期累計は売上高が62億23百万円、営業利益が8億26百万円、経常利益が8億60百万円、純利益が5億25百万円だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高が74.8%、営業利益が65.6%、経常利益が66.0%、純利益が65.2%だった。通期ベースで好業績を期待したい。そして19年1月期も収益拡大が期待される。

■株価はモミ合い上放れ期待

 株価は2100円〜2300円近辺でのモミ合い展開だが、下値を徐々に切り上げている。1月31日の終値は2276円、前期推定PERは約15倍、時価総額は約123億円である。モミ合い上放れの展開が期待される。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:27 | 業績でみる株価
2018年01月31日

【業績でみる株価】サインポストはシステム開発コンサルティングを展開、18年2月期大幅増収増益予想

 サインポスト<3996>(東マ)は、システム開発コンサルティングを展開している。18年2月期大幅増収増益予想である。株価は高値圏で堅調に推移している。なお18年2月28日を基準日(効力発生日18年3月1日)として1株を4株に分割する。

■システム開発コンサルティングを展開

 17年11月東証マザーズに新規上場した。金融機関や公共向けを中心にシステム開発コンサルティングを展開している。

 17年12月にはSCSKと共同開発契約を締結した。流通小売業の店舗におけるレジの無人化を目指して、画像認識技術とAI(人工知能)技術を活用した「完全スルー型レジシステム(スーパーワンダーレジ)」の製品化、および製品化している「設置型AIレジ(ワンダーレジ)」の改良を推進する。

■18年2月期大幅増収増益予想

 18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比58.0%増の27億23百万円、営業利益が90.1%増の3億25百万円、経常利益が84.9%増の3億07百万円、純利益が90.6%増の2億02百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が21億16百万円、営業利益が2億34百万円、経常利益が2億20百万円、純利益が1億50百万円だった。主力のコンサルティング事業では、地方銀行の勘定系システム移行プロジェクトマネジメント業務を中心に、前期から11行の銀行と継続取引を行っている。ソリューション事業では、銀行向けバッチ高速処理サービスの納品および検収が完了した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が77.7%、営業利益が72.0%、経常利益が71.7%、純利益が74.2%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は高値圏で堅調

 株価は17年11月22日の初値8530円から大幅に水準を切り上げて、12月28日の高値1万9950円まで上伸した。その後も高値圏で堅調に推移している。1月30日の終値は1万8180円、今期予想連結PERは約207倍、時価総額は約451億円である。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:08 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ジーニーはネット広告関連事業を展開、18年3月期大幅増収増益予想

 ジーニー<6562>(東マ)は、ネット広告関連のアドテクノロジー事業を展開している。18年3月期大幅増収増益予想である。株価は安値圏だがIPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■ネット広告関連事業を展開

 10年4月設立、17年12月東証マザーズに新規上場した。ネット広告関連のアドテクノロジー事業を展開している。14年10月にはソフトバンクグループと資本業務提携している。

 メディアの広告枠を自動売買するアド・プラットフォーム事業を主力として、マーケティングのAI・自動化を行うマーケティングオートメーション事業も展開している。アド・プラットフォーム事業では「GenieeSSP」が国内トップクラスの規模である。

 なお広告業界の繁忙期が年末・年度末となる影響で、収益は下期偏重の季節特性があるとしている。

■18年3月期大幅増収増益予想

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比25.6%増の147億31百万円、営業利益が2.1倍の5億48百万円、経常利益が2.7倍の5億22百万円、純利益が47百万円(17年3月期は14百万円の赤字)としている。

 国内外で積極的に事業展開し、大幅増収増益予想である。なお投資有価証券評価損や減損損失の計上で純利益は低水準見込みである。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は安値圏2100円近辺でモミ合う形だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。1月30日の終値は2120円、今期予想連結PERは約739倍、時価総額は約368億円である。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:39 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】SKIYAKIは音楽アーティストのファンクラブ運営、18年1月期大幅増収増益予想

 SKIYAKI<3995>(東マ)は、音楽アーティストのファンクラブを運営している。18年1月期大幅増収増益予想である。株価は安値圏だがIPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■音楽アーティストのファンクラブを運営

 17年10月東証マザーズに新規上場した。音楽アーティストに係るファンクラブ(FC)運営サービス、アーティストグッズ等のECサービスおよび電子チケットサービスなどを展開している。

 ファンのためになるサービスをテクノロジーによって実現し、新しいマーケットを創造する取り組みを「Fan×Technology=FanTech」と定義している。そしてFCサイト、ECグッズ販売、およびチケット販売をワンストップで提供するプラットフォーム「SKIYAKI EXTRA」を運営している。

 なおCCC(カルチュア・コンビニエンスストア・クラブ)が第1位株主だが、東証マザーズ上場に伴う公募増資に伴って議決権比率が低下したため、親会社に該当しないこととなった。

■18年1月期大幅増収増益予想

 18年1月期連結業績予想は、売上高が17年1月期比30.2%増の22億41百万円、営業利益が48.3%増の2億12百万円、経常利益が51.9%増の2億円、純利益が50.3%増の1億74百万円としている。取り扱いアーティスト数および有料会員数とも増加して大幅増収増益予想である。

 第3四半期累計は売上高が17億68百万円、営業利益が1億67百万円、経常利益が1億54百万円、純利益が1億26百万円だった。17年10月末現在の「SKIYAKI EXTRA」総登録会員数は17年1月末比32.9万人増の131万人(有料会員57万人、無料会員74万人)となった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.9%、営業利益が78.8%、経常利益が77.0%、純利益が72.4%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価はIPO人気が一巡して17年12月安値5510円まで調整した。その後も戻りの鈍い展開だがIPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。1月30日の終値は6280円、今期予想連結PERは約68倍、時価総額は約130億円である。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:44 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】FCMは昨年来高値圏で堅調、18年3月期増額して大幅増収増益・増配予想

 FCM<5758>(JQ)は、電線用芯線の加工や電子部品の金属メッキを主力としている。18年3月期は業績・配当を増額修正して大幅増収増益・増配予想である。株価は昨年来高値圏で堅調に推移している。

■電線用芯線の加工や電子部品の金属メッキが主力

 高度な表面処理技術(メッキ加工、回路形成など)をベースに、電線用芯線の加工や電子部品の金属メッキを主力としている。古河電気工業<5801>の連結子会社である。

■18年3月期増額修正して大幅増収増益・増配予想

 18年3月期の非連結業績予想は、12月15日に増額修正し、売上高が17年3月期比20.6%増の228億円、営業利益が71.3%増の4億90百万円、経常利益が75.6%増の4億90百万円、純利益が77.0%増の3億15百万円としている。

 電気機能線材事業において主力の建設・電線向けが好調に推移する。また生産性改善が計画に比べて遅れていた電子機能材事業においても、民生関連のコネクタ・端子類などの引き合いが旺盛であり、製品群の集約や人員配置の最適化による生産性向上効果が第3四半期に現れ始めた。

 配当予想も12月15日に期末21円増額修正し、24円増配の年間56円(期末一括)としている。

■株価は昨年来高値圏で堅調

 株価は増額修正を好感して17年12月の昨年来高値4145円まで急伸した。その後も高値圏で堅調に推移している。1月30日の終値は3790円、今期予想PERは約20倍、時価総額は約65億円である。

 週足チャートで見ると目先的な過熱感を残しているが、13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:42 | 業績でみる株価
2018年01月30日

【業績でみる株価】プロトコーポレーションは調整一巡感、18年3月期大幅増益予想

 プロトコーポレーション<4298>(JQ)は、中古車情報誌「グー」や中古車情報サイト「グーネット」運営など、自動車関連情報事業を主力としている。18年3月期大幅増益予想である。株価は調整一巡感を強めている。好業績を見直して戻りを試す展開が期待される。

■中古車情報サイト運営が主力

 中古車情報誌「グー」発行、中古車情報サイト「グーネット」運営、整備・修理工場情報サイト「グーピット」運営、タイヤ・ホイール販売など、新車・中古車・パーツ・用品・整備等の自動車関連情報事業を主力として、生活関連情報事業なども展開している。

 17年9月末現在の中古車分野における「グーネット」取引社数は17年3月末比1029社増の1万3640社で、対象マーケット数3万2777社(当社調べ)に対するシェアは41.6に達している。

■18年3月期大幅増益予想

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比10.5%増の626億50百万円、営業利益が32.3%増の37億円、経常利益が33.8%増の38億59百万円、純利益が40.7%増の21億20百万円としている。大幅増益予想である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比11.3%増収、営業利益が34.1%増益、経常利益が49.3%増益、純利益が22.1%増益だった。自動車関連情報の広告関連や物品販売が順調に推移し、情報誌「グー」シリーズのコスト構造見直しなども寄与して大幅増益だった。特別損失には農業事業に係る固定資産の減損損失を計上した。

 通期予想は「グー」シリーズ広告収入の見直し、「グー車検」の進捗率遅延、「グーネット」強化に伴う広告宣伝費増加、農業事業の減損損失計上などで、売上高・利益とも下方修正したが、大幅増益予想に変化はない。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は調整一巡感

 株価は17年9月の上場来高値2175円から反落したが、17年11月の直近安値1482円から徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。1月29日の終値は1685円、今期予想連結PERは約16倍、時価総額は約353億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線突破の動きを強めている。好業績を見直して戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:14 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ツナグ・ソリューションズは下値固め完了して戻り歩調、18年9月期2桁増益予想

 ツナグ・ソリューションズ<6551>(東マ)は、アルバイト・パート採用代行サービスを主力としている。需要が高水準に推移して18年9月期2桁増益予想である。株価は下値固め完了して戻り歩調だ。

■アルバイト・パートの採用代行サービスが主力

 07年2月設立、17年6月東証マザーズに新規上場した。アルバイト・パート専門に採用・定着・育成を提案するコンサルティング会社である。アルバイト・パート採用代行サービスのRPO(リクルート・プロセス・アウトソーシング)事業を主力として、人材派遣、短期アルバイト専門求人サイト「ショットワークス」運営、コンビニ店舗運営・研修なども展開している。

 17年9月期のPRO事業の顧客数は283社、総店舗数は約7.5万店舗、利用応募者数は80万名超だった。過去のPRO実績で蓄積された媒体ごとの応募効果ビッグデータを強みとしている。

 17年10月にはエスプール<2471>との業務提携、17年12月にはスタープランニングの子会社化を発表している。また1月10日にはEmotion Techとの資本業務提携を発表した。

■18年9月期2桁増益予想

 18年9月期の連結業績予想は、売上高が17年9月期比7.4%増の74億89百万円、営業利益が30・2%増の3億93百万円、経常利益が24.4%増の3億48百万円、純利益が41.0%増の1億95百万円としている。需要が高水準に推移し、M&A効果も寄与して2桁増益予想である。

■株価は下値固め完了して戻り歩調

 株価(18年1月1日付で株式3分割)は、IPO直後の17年7月高値2306円から反落して上値を切り下げたが、17年12月安値1390円から切り返している。下値固め完了して戻り歩調だ。1月29日の終値は1631円、今期予想連結PERは約20倍、時価総額は約119億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。基調転換した形だ。戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 業績でみる株価
2018年01月29日

【業績でみる株価】ラクオリア創薬は高値圏、疼痛と消化器管を主領域とする創薬ベンチャー

 ラクオリア創薬<4579>(JQ)は、疼痛と消化管疾患を主領域とする創薬ベンチャーである。19年12月期黒字化を目指している。株価は急伸して上場来高値圏だ。目先的な過熱感を解消するための調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■疼痛と消化管を主領域とする創薬ベンチャー

 ファイザー日本法人の中央研究所を前身として、新規開発化合物の創出を目指す創薬ベンチャーである。炎症および神経性の疼痛と、胃食道逆流症や過敏性腸症候群を代表とする消化管疾患を主な領域として、適応症の追加などで研究開発対象領域の拡大も進めている。

 IOCN(Integrated Open Collaboration Network)を基盤として、新規開発化合物の知的財産権を製薬会社に導出(使用許諾契約によるライセンスアウト)する収益モデルである。

 上市済み製品は、カンジダ症を適応症とするキャンディン系抗真菌薬のアニデュラファンギン(米国製品名Eraxis)、MRSA感染症を適応症とするグリコペプチド系抗MRSA抗菌薬のダルババンシン(米国製品名Dalvance)である。

 パイプラインは、胃食道逆流症を主適応症とするカリウムイオン競合型アシッドブロッカーP−CAB(化合物コードRQ−00000004)が米国と日本でフェーズ1、胃不全麻痺・機能性胃腸症・慢性便秘を主適応症とするセロトニン受容体5−HT4部分作動薬(RQ−00000010)が英国でフェーズ1、下痢型過敏性腸症候群を主適応症とするセロトニン受容体5−HT2B拮抗薬(RQ−00310941)が英国でフェーズ1、胃不全麻痺・機能性胃腸症・術後イレウスを主適応症とするモチリン受容体作動薬(RQ−00201894)が前臨床、癌に伴う食欲不振および悪液質症候群を主適応症とするグレリン受容体作動薬(RQ−00433412)が前臨床、神経障害性疼痛(化学療法起因性冷アロディニア)を主適応症とするTRPM8遮断薬(RQ−00434739)が前臨床である。

 17年2月子会社化したテムリックは癌領域に特化した創薬事業を展開している。パイプラインは、再発または難治性の急性前骨髄球性白血病(APL)を主適応症とするレチノイン酸受容体作動薬TM−411(一般名タミバロテン)である。

 17年11月には、丸石製薬との間で10年8月締結したEP4拮抗薬に関するライセンス契約を終了したと発表している。

 12月25日にはマルホとの選択的ナトリウムチャネル遮断薬に関するライセンス契約締結を発表した。マルホに本化合物の全世界を対象とした独占的開発・製造・販売権を供与する。

 12月28日には韓国CJヘルスケアと、胃食道逆流症治療薬tegoprazan(RQ−00000004/CJ−12420)に関する新たなライセンス契約の締結、およびCJ社が出願したtegoprazanの結晶形に関する特許についてのライセンス契約締結を発表した。

 また韓国CJヘルスケアと締結した5−HT4部分作業薬(化合物コードRQ−00000010)に関するライセンス契約終了を発表した。胃食道逆流症治療薬tegoprazan(RQ−00000004/CJ−12420)との優先順位等を総合的に検討した。

 1月12日には、エランコ社および当社の導出先である米国アラタナ社が、EP4拮抗薬(00000007、Galliprant)について、欧州委員会から犬の変形性関節症に伴う痛みの治療薬として、欧州における動物薬製造販売承認を取得したと発表している。

■19年12月期黒字化目指す

 17年12月期連結業績予想は12月25日に増額修正した。マルホとの選択的ナトリウムチャネル遮断薬に関するライセンス契約締結に伴う契約一時金等を計上し、売上高を13億03百万円、営業利益を2憶98百万円の赤字、経常利益を3憶33百万円の赤字、純利益を3憶29百万円の赤字とした。

 18年12月期は赤字見込みだが、上市によるロイヤルティ収入やステージアップによるマイルストン収入の増加で、19年12月期に黒字化(売上高16億68百万円、営業利益1億28百万円、経常利益1億27百万円、純利益1億21百万円)を目指す計画だ。

■株価は上場来高値圏

 株価は12月中旬に動意づいて1000円近辺でのモミ合いから上放れ、13年高値を一気に突破して上場来高値更新の展開となった。1月22日には3320円まで上伸した。1月26日の終値は2885円、時価総額は約584億円である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高観を強めている。目先的な過熱感を解消するための調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:43 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】トレードワークスは底固め完了感、17年12月期2桁増収増益予想

 トレードワークス<3997>(JQ)は、インターネット証券取引システム等の開発・保守・運用を主力製品としている。17年12月期2桁増収増益予想である。株価は安値圏だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■インターネット証券取引システム開発・保守・運用が主力

 17年11月JASDAQに新規上場した。インターネット証券取引システム等の開発・保守・運用を主力製品としている。

 事業区分は、証券会社や金融情報システムサービス会社向けシステム開発・保守・運用を行う証券システム事業、FX(外国為替証拠金取引)会社向けシステム開発・保守・運用を行うFXシステム事業、個人情報等の重要情報漏えいや第三者からのシステムへの不正侵入・不正操作の危険性を診断するサービスのセキュリティ診断事業としている。

■17年12月期2桁増収増益予想

 17年12月期業績(非連結)予想(11月29日公表)は、売上高が16年12月期(連結)比22.0%増の13億95百万円で、営業利益が42.9%増の2億22百万円、経常利益が35.5%増の2億07百万円、純利益が31.2%増の1億34百万円としている。証券システム事業、FXシステム事業、セキュリティ診断事業とも順調に伸長して2桁増収増益予想である。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は安値圏9000円〜1万円近辺でモミ合う形だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。1月26日の終値は9760円、前期推定PERは約60倍、時価総額は約103億円である。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:39 | 業績でみる株価
2018年01月26日

【業績でみる株価】ユナイテッド&コレクティブは19年2月期の収益拡大に期待

 ユナイテッド&コレクティブ<3557>(東マ)は、鶏料理居酒屋「てけてけ」を主力として、首都圏中心に飲食チェーンを展開している。株価は18年2月期第3四半期累計の大幅減益も嫌気したが、売り一巡感を強めている。18年2月期予想は下振れに注意必要だが、19年2月期の収益拡大に期待したい。なお18年2月28日を基準日(効力発生日18年3月1日)として1株を2株に分割する。

■鶏料理居酒屋「てけてけ」が主力

 首都圏中心に飲食チェーンを展開している。鶏料理居酒屋「てけてけ」を主力として、和食料理屋「心」やハンバーガーショップ「the 3rd Burger」など複数業態を展開している。17年11月末時点の店舗数は合計67店舗である。

■18年2月期は下振れに注意必要だが、19年2月期の収益拡大期待

 18年2月期の非連結業績予想は、売上高が17年2月期比25.6%増の68億82百万円、営業利益が18.1%増の3億円、経常利益が22.1%増の2億73百万円、純利益が18.0%減の1億55百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が16.4%増の47億05百万円だったが、営業利益が33.9%減の1億15百万円、経常利益が45.5%減の85百万円、純利益が45.5%減の46百万円だった。新規出店効果などで2桁増収だったが、原価高騰の影響で大幅減益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が68.4%、営業利益が38.3%、経常利益が31.1%、純利益が29.7%である。進捗率が低水準のため18年2月期予想は下振れに注意が必要だが、19年2月期の収益拡大に期待したい。

■株価は売り一巡感

 株価は17年12月の上場来高値1万370円から急反落し、さらに18年2月期第3四半期累計の大幅減益も嫌気して1月16日の5310円まで調整した。その後は切り返して売り一巡感を強めている。

 1月25日の終値は6890円、今期予想PERは約63倍、時価総額は約98億円である。週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から切り返して13週移動平均線を回復した。戻りを試す展開が期待される。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:08 | 業績でみる株価