[業績でみる株価]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (07/06)イトーキが高値に迫る、業績好調、「未開の中小型株を探索」の報道に注目再燃
記事一覧 (07/05)多摩川HDは再び一段高、10日に決算説明会、1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新
記事一覧 (07/04)パシフィックネットが後場急動意、正午に業績予想の大幅な増額修正を発表し注目集まる
記事一覧 (07/04)三越伊勢丹HDが堅調、6月の百貨店売上高好調で再び出直る
記事一覧 (07/03)ファンデリー、健康食宅配事業の会員数が純増に転じた可能性、この第1四半期、16四半期ぶり
記事一覧 (07/03)マルマエの値上がり目立つ、業績予想を下方修正したが太陽電池製造装置部品は好調、投資家の反応は「買い」
記事一覧 (06/30)高島屋は7%高、第1四半期の営業利益66%増など好感され大きく出直って始まる
記事一覧 (06/29)AnyMind Groupは1週間ぶりに上場来高値を更新、「質問への回答」を開示し注目強まる
記事一覧 (06/29)加賀電子は上場来高値に迫る、SBI証券が来期から再び増益の予想、目標株価を8300円に引き上げる
記事一覧 (06/27)壱番屋は4日ぶりに高値更新、第1四半期の営業利益2.4倍、コロナ禍からの回復が想定以上の見方
記事一覧 (06/23)ミクニは一時10%高の後も堅調、全体安に押されるがEV向け7割めざす事業変革に期待強い
記事一覧 (06/22)日本アビオニクスは2006年以来の高値に進む、受注残の拡大目立ち防衛予算への期待も強い
記事一覧 (06/22)ツナググループHDは「すきま時間に単発バイト、半年で3割増」の報道を受け出直り強める
記事一覧 (06/22)三菱製紙は2019年以来の高値に迫る、上場維持基準の完全適合めざす、「流通株式時価総額」だけ未達
記事一覧 (06/22)岩谷産業は上場来の高値に迫る、5年間の新中期計画を好感、営業利益63%増めざす
記事一覧 (06/21)タムロンは増配と自己株式の消却が好感され2007年以来の高値、6月中間配当を5円増の35円に
記事一覧 (06/20)ロジザードが高値を更新、クラウドWMS(倉庫管理システム)好調で業績上振れ期待
記事一覧 (06/20)イトーキは2017年以来の1000円台に進む、オフィス移転の増加などを受け業績上振れ期待が強い
記事一覧 (06/20)プレミアグループが高値を更新、逆風とされる金利上昇が当面なくなり3日連続大きく上げる
記事一覧 (06/20)And Doホールディングスが高値更新、「リバースモーゲージ」など好調で6月決算への期待再燃
2023年07月06日

イトーキが高値に迫る、業績好調、「未開の中小型株を探索」の報道に注目再燃

■第1四半期の営業利益21%増加、通期42%増を予想

 イトーキ<7972>(東証プライム)は7月6日、次第高となって反発幅を広げ、午前10時40分にかけて1005円(39円高)まで上げ、今年6月22日につけた2007年以来の高値1051円に向けて出直りを強めている。業績は好調で、第1四半期の連結業績(2023年1〜3月)は営業利益が前年同期比20.5%増加した。6日は、日本経済新聞朝刊が「未開の中小型株を探索―(中略)海外勢、好業績に期待」とのタイトルでイトーキなどを列記しており、あらためて注目が強まったと見られている。

 報道は「18年度に3%台に低迷していた自己資本利益率(ROE)が昨年度に11%を超えた」点などに焦点を当てた。第1四半期決算は、ワークプレイス事業が新しい働き方にあわせたリニューアル案件やオフィス移転需要などを中心に好調に推移し、設備機器・パブリック事業も博物館、美術館の展示ケースやデジタルサイネージ等の公共施設向け設備の需要などを中心に好調で、両事業とも利益率が改善した。今12月期の連結売上高は前期比5.4%増、営業利益は同41.8%増を見込む。株式市場関係者の中には、第2四半期決算発表の場で上方修正といった期待もある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:17 | 業績でみる株価
2023年07月05日

多摩川HDは再び一段高、10日に決算説明会、1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新

■前期決算発表のあと新規受注や発電所の引渡しなど相次ぎ期待強まる

 多摩川HD(多摩川ホールディングス)<6838>(東証スタンダード)は7月5日、続伸基調で再び一段高となり、13時40分過ぎに15%高の956円(123円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新している。小形風力発電所5基の引渡しについて6月30日に発表し、7月3日には機関投資家等を対象とする2023年3月期の通期決算説明会を7月10日に開催と発表し、株価材料と業績動向の両面から期待をそそられる相場になっている。

 3月決算は5月15日に発表済みで、連結業績は売上高が前期比47%減で各利益とも赤字だった。今期(24年3月期)の予想は売上高を83%増とし、各利益は小幅だが黒字化の見込みとしている。6月には、世界有数のシェアを持つ国内半導体企業から半導体試験装置の新規受注を発表したため、業績予想の上振れなどに期待が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:17 | 業績でみる株価
2023年07月04日

パシフィックネットが後場急動意、正午に業績予想の大幅な増額修正を発表し注目集まる

■売上高営業利益率は上期の5.2%から下期は11.2%へ大幅改善

 パシフィックネット<3021>(東証スタンダード)は7月4日の正午に業績予想の大幅な増額修正を発表し、株価は後場寄り後に3%高の1968円(58円高)まで上げる場面を見せ、前引けの1888円からは80円高の急動意となった。その後一時売りに押されたが持ち直して売買急増となっている。

 7月4日正午に2023年5月期の連結業績予想数値の修正を発表し、売上高は従来予想を5.0%上回る64.04億円の見込みに、営業利益は同32.5%上回る5.29億円の見込みに、当期純利益は同42.5%上回る3.36億円の見込みに、各々引き上げた。売上高については、ITAD事業の回復が想定より遅れているものの、ITサブスクリプション事業は順調に拡大し、コミュニケーション・デバイス事業も想定を上回った。各利益については、当初想定以上の先行投資を行っているが、資産効率・業務効率の向上策等により、売上高営業利益率は上期の5.2%から下期は11.2%へ大幅に改善する見込みとなった。決算発表は7月14日頃になる見込み。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:02 | 業績でみる株価

三越伊勢丹HDが堅調、6月の百貨店売上高好調で再び出直る

■高付加価値商品の売上が牽引、夏物衣料・服飾雑貨が特に好調

 三越伊勢丹HD(三越伊勢丹ホールディングス)<3099>(東証プライム)は7月4日、反発基調で始まり、取引開始後は1472.0円(15.5円高)まで上げて再び出直っている。3日夕方に6月の月次動向(三越伊勢丹ホールディングス国内百貨店事業・売上速報)を発表し、(株)三越伊勢丹・計が前年同月比14.3%増加、グループ百貨店を含めた国内百貨店・計は同11.2%増加。好感買いが先行している。日経平均が反落模様のため伸びきれないが、株は33年ぶりの高値圏まで上げて来ているため、消費回復傾向に資産効果も加わって追い風になる期待が出ている。

 三越、伊勢丹の両本店を中心に、高付加価値商品の売上が牽引した。宝飾・ハンドバッグが引き続き好調であった他、外出需要の増加を背景に夏物衣料・服飾雑貨が特に好調で、売上を牽引した。伊勢丹新宿本店は2022年4月以降、15か月連続で2018年度を上回る実績で推移した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:26 | 業績でみる株価
2023年07月03日

ファンデリー、健康食宅配事業の会員数が純増に転じた可能性、この第1四半期、16四半期ぶり

■MFD事業の売上回復に直結するため注目度が高まる可能性

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は7月3日、前場の432円(26円安)を下値に持ち直す相場となり、小反落模様だが後場は442円まで上げて底堅く売買されている。2024年3月期・第1四半期決算において、健康食宅配『ミールタイム』の定期コース会員数の純増を見込んでいることが取材により明らかとなった。会員数は20年3月期第1四半期から減少を続けており、見込み通りであれば4年ぶり(16四半期ぶり)の純増となる。同サービスを運営するMFD事業の売上回復にも期待したい。

 同社は6月30日の取引終了後、「上場維持基準への適合に向けた計画」を発表し、「流通株式時価総額」のみ基準に適合していないため25年3月末までの適合をめざし、『ミールタイム』のMFD事業、本格的な食事を旬の国産食材を使用し宅配する『旬をすぐに』の【CID事業】、食品メーカー等の企業向けにマーケティング支援サービスを提供する【マーケティング事業】の3事業に経営資源を集中すると開示している。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:40 | 業績でみる株価

マルマエの値上がり目立つ、業績予想を下方修正したが太陽電池製造装置部品は好調、投資家の反応は「買い」

■半導体分野は在庫調整の影響大きいが想定内だった模様

 マルマエ<6264>(東証プライム)は7月3日、小安く始まったあと一気に上げる相場となり、取引開始後に10%高の1875円(170円高)まで上げて大きく出直り、ほぼ1か月ぶりに1800円台を回復している。前取引日・6月30日の15時に第3四半期決算(2022年9月〜23年5月・累計)と通期業績予想の下方修正を発表し、今期・23年8月期の営業利益の予想は従来予想を56.5%下方修正したが、株式市場の受け止め方は「買い」となっている。3月に発表した第2四半期決算で、すでに「停滞感が続いております」などとしていたため、機関投資家などの間では想定内となったようだ。

 同社の事業セグメントは「半導体分野」、「FPD(フラットパネルディスプレイ)分野」、太陽電池製造装置部品などの「その他分野」が中軸。今期は、「半導体分野における市場環境悪化が長引いていることと、デバイスの停滞以上に装置部品における在庫調整の影響が大きく、受注残を消化した23年5月以降の半導体分野売上高が大幅に減少する見通し」などとし、通期の売上高の見通しは従来予想を21.8%引き下げ、当期純利益は同49.0%引き下げた。ただ、太陽電池製造装置部品は好調で、出水事業所内に新たに組立工場を新設し、「FPD分野とその他分野に向けた大型部品の月当たりの生産(受注ベース)能力は、従来の約2億円から3億円強にまで向上」させたとした。事業別に濃淡ある中で、半導体分野の回復を先取る様子がある。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:50 | 業績でみる株価
2023年06月30日

高島屋は7%高、第1四半期の営業利益66%増など好感され大きく出直って始まる

■脱コロナによる消費回復や訪日観光客の回復など寄与

 高島屋<8233>(東証プライム)は6月30日、大きく出直って始まり、取引開始後は7%高に迫る1997.5円(128.5円高)まで上げ、約1ヵ月ぶりに1950円台を回復している。29日の15時に発表した第1四半期連結決算(2023年3〜5月)が前年同期比で営業利益66.4%増となるなど好調で、業績予想(第2四半期、2月通期)の増額修正も発表、好感買いが先行している。営業利益は、同期間として18期ぶりに最高を更新と伝えられた。

 第1四半期の連結決算は、脱コロナによる消費回復や訪日外国人観光客の回復などにより、売上高が前年同期比4.2%増の1055.57億円となり、営業利益は同66.4%増の110.38億円となった。2月通期の連結業績予想は、期初予想に対し営業利益、経常利益を7.1%増額し、当期純利益は6.5%増額した。売上高の予想は据え置いた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:21 | 業績でみる株価
2023年06月29日

AnyMind Groupは1週間ぶりに上場来高値を更新、「質問への回答」を開示し注目強まる

■ローシーズンとなる第1四半期の進捗率20%は順調

 AnyMind Group<5027>(東証グロース)は6月29日、再び一段高となり、前場15%高の1368円(178円高)まで上げて約1週間ぶりに上場来の高値を更新し、午場も14時30分を過ぎて11%高の1315円前後で売買されている。28日付で、投資家から「よくお問い合わせ頂くご質問への回答」を開示。第1四半期の売上収益及び売上総利益が計画を上回って推移しているとしたことなどが好感されている。

 企業やインフルエンサー、クリエイター向けの「ブランドコマース事業」、および、Webメディアやアプリを運営者向けに支援サービスを提供する「パートナーグロース事業」を行い、第1四半期連結決算(2023年1〜3月)は売上収益が前年同期比27%増加、売上総利益は同32.8%増加した。通期予想は全体に据え置いたが、「売上収益、売上総利益ともに通期予想に対して20%の進捗率」「当社は季節性により第1四半期がローシーズンとなるため、この20%というのは過去3年間の平均進捗率と同等となっており、順調な進捗」と回答している。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:50 | 業績でみる株価

加賀電子は上場来高値に迫る、SBI証券が来期から再び増益の予想、目標株価を8300円に引き上げる

■前期最高益、今期は減益予想だが「25/3期から増収増益基調へ」

 加賀電子<8154>(東証プライム)は6月29日、続伸基調となり、6290円(50円高)まで上げた後も堅調に推移し、約1週間前につけた実質的な上場来高値6380円に向けて出直っている。独立系の半導体・電子部品商社で、独立系の立ち位置を活かした調達力などにより、半導体不足が言われた2023年3月期の連結業績は売上高、各利益ともすべて最高を更新した。今期・24年3月期は減益予想としたが、5月にこれを発表した後も株価は上昇傾向を継続。SBI証券は6月27日付のレポートで、電子部品事業、EMS(受託製造)事業とも「25/3期から増収増益基調へ」とし、来期から増益に転換と予想した。投資判断は「買い」を継続し、目標株価をそれまでの6300円から8300円に引き上げた。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:13 | 業績でみる株価
2023年06月27日

壱番屋は4日ぶりに高値更新、第1四半期の営業利益2.4倍、コロナ禍からの回復が想定以上の見方

■既存店ベースの売上高は前年同期比13.3%増加

 壱番屋<7630>(東証プライム)は6月27日、6%高の5800円(340円高)で始まった後伸びきれないが4日ぶりに年初来の高値を更新し、2020年9月以来の5800円台に進んで売買されている。26日の15時30分に第1四半期連結決算(2023年3〜5月)を発表し、売上高は前年同期比14.2%増加し、営業利益は約2.4倍となるなど大幅な増収増益。コロナ禍からの回復が想定以上との見方が出ている。

 第1四半期の連結営業利益は約2.4倍の12.6億円となり、四半期純利益は同2倍の8.8億円だった。新メニューに加え、3月には『カレーハウスCoCo壱番屋』で使えるお食事券が当たるキャンペーンや、新メニューの名称を投票で決定するお客様参加型キャンペーンを実施した。国内店舗の既存店ベースの売上高は前年同期比13.3%増加した。今期・2024年2月期の連結業績予想は全体に据え置き、営業利益は43.0億円(前期比19.0%増)を継続した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:12 | 業績でみる株価
2023年06月23日

ミクニは一時10%高の後も堅調、全体安に押されるがEV向け7割めざす事業変革に期待強い

■燃料噴射システムの大手として知られてきたが電動車向け製品に注力

 ミクニ<7247>(東証プライム)は6月23日、一時10%高の462円(42円高)まで上げて年初来の高値を連日更新し、約1年4か月ぶりに450円台を突破し、後場はTOPIX(東証株価指数)の2%安、日経平均の600円安などに押されているものの、13時30分を過ぎても440円(20円高)前後で売買され上げ幅を保っている。今期・2024年3月期末に創立100周年の記念配当を予定し、2030年度にEV(電気自動車)向け製品の割合を70%以上とする事業変革に取り組んでいる。変化妙味の高い銘柄として注目度が強いようだ。

 自動車向け燃料噴射システムの大手として知られてきたが、EV(電気自動車)時代を迎え、電動車向け製品の開発を戦略分野と定め、四輪車用製品の売上高のうち電動車(HEV、PHEVを含む)向け製品の割合を2030年度に70%以上とすることを目標として掲げている。また、創立100周年記念配当として1株10円を24年3月期末に予定し、年間配当を20円の予定(中間配当5円、期末配当15円)としている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:49 | 業績でみる株価
2023年06月22日

日本アビオニクスは2006年以来の高値に進む、受注残の拡大目立ち防衛予算への期待も強い

■受注残高は前期16.5%増加、会社側も「大幅増」と

 日本アビオニクス<6946>(東証スタンダード)は6月22日の後場、一段と強含む相場になり、取引開始後に9%高の5510円(470円高)まで上げて約1週間ぶりに年初来の高値を更新し、2006年7月以来の5500円台に進んでいる。情報システム事業では防衛関連事業も行うため、政府の防衛予算拡大は傾向的な期待要因。直近は「防衛装備規格、米欧と統一、政府方針案、補修機会、国内企業に期待」(日本経済新聞6月21日付朝刊)と伝えられたことなども買いを再燃させたと見られている。

 業績は2020年3月期に黒字化してから収益が年々拡大傾向を続けており、23年3月期は売上高が7.7%減だったものの営業利益は5.4%増加した。情報システム事業では、「受注残高は97.22億円(前期比16.5%増)の大幅増」(2023年3月期の決算短信より)となった。24年3月期の連結業績予想は売上高を12.6%増、営業利益を5.0%増としているが、受注残の拡大などを要因に上振れ濃厚との見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:36 | 業績でみる株価

ツナググループHDは「すきま時間に単発バイト、半年で3割増」の報道を受け出直り強める

■1日単位の求人サービス『ショットワークスコノヒニ』を運営

 ツナググループHD(ツナググループ・ホールディングス)<6551>(東証スタンダード)は6月22日、次第高となって出直りを強め、午前10時30分に7%高の687円(47円高)まで上げた後も680円前後で売買され、約1か月ぶりに680円台を回復している。1日単位の求人サービス『ショットワークスコノヒニ』を運営しており、22日朝、「スポットワーカー1000万人、すきま時間に単発バイト、半年で3割増」(日本経済新聞6月22日付朝刊)と伝えられたことを受けて見直される相場になった。

 業績はすでに好調で、第2四半期連結決算(2022年10月〜23年3月・累計)は「売上高・営業利益・営業利益率が創業以来過去最高を達成」(決算説明資料より)。報道を受け、9月通期の業績への期待が再燃している。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:39 | 業績でみる株価

三菱製紙は2019年以来の高値に迫る、上場維持基準の完全適合めざす、「流通株式時価総額」だけ未達

■中期計画では25年3月期の営業利益75億円

 三菱製紙<3864>(東証プライム)は6月22日、出直りを強めて始まり、取引開始後は5%高に迫る586円(26円高)まで上げ、6月12日につけた年初来の高値588円(2019年以来の高値)に迫っている。PBR(株価純資産倍率)が0.3倍に過ぎない位置にある上、21日の15時に「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況」を発表し、買い材料視されている。

 発表によると、上場維持基準への適合状況は、「流通株式時価総額」だけ未達の状況にあるとし、「中期経営計画(2023年3月期から2025年3月期)」の最終年度となる2025年3月期までに充足することをめざす。中期計画1年目の23年3月期には連結営業利益が3期ぶりに黒字化し10億円を確保した。最終年度の25年3月期の営業利益は75億円と設定している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:37 | 業績でみる株価

岩谷産業は上場来の高値に迫る、5年間の新中期計画を好感、営業利益63%増めざす

■水素エネルギー関連事業の推進などに取り組む

 岩谷産業<8088>(東証プライム)は6月22日、出直りを強めて始まり、取引開始後は7639円(233円高)まで上げ、約2週間前につけた上場来の高値7890円に向けて上値を指向している。

 21日の15時に5年間の中期経営計画「PLAN27」を発表し、テーマを「水素エネルギー社会の実現に向けて」として経営数値目標を営業利益650億円(2023年3月期比63%増)などを掲げ、期待の強まる相場となった。計画では、「LPガスの脱炭素化と流通合理化による業界の改革推進」「水素社会構築に向けた社会実装プロジェクトの推進」などに取り組むとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:15 | 業績でみる株価
2023年06月21日

タムロンは増配と自己株式の消却が好感され2007年以来の高値、6月中間配当を5円増の35円に

■消却は160万株(発行株数の6.4%)、株式価値が向上

 タムロン<7740>(東証プライム)は6月21日、一段高となり、取引開始後に7%高の4105円(285円高)まで上げ、2日ぶりに年初来の高値を更新し、株式分割を調整後の相場で2007年以来の4000円台に進んでいる。20日の15時に6月中間配当の増配と自己株式の消却を発表し、好感されている。急伸後は売買交錯となり、歴史的高値とあって利食い売りが出ているもよう。ただ、今回は増配を見送った期末配当への増配期待はある。

 4月に業績予想の増額修正を発表し業績が好調なことを踏まえ、23年12月期の中間配当金を前年同期比、従来予想比各5円増配し、1株当たり35円とすることとした。期末配当予想は90円を据え置いたが、これにより、今期の1株当たり年間配当金は125円となり、過去最高の年間配当額になる。

 また、普通株式160万株(消却前の発行済株式総数に対する割合6.40%)を消却予定日23年6月30日として消却するとした。株式価値が6.40%向上する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:02 | 業績でみる株価
2023年06月20日

ロジザードが高値を更新、クラウドWMS(倉庫管理システム)好調で業績上振れ期待

■営業、純利益は第3四半期までで期初予想を超過達成

 ロジザード<4391>(東証グロース)は6月20日、前後場ともジリ高となって上値を追い、後場は6%高の978円(57円高)まで上げて約1か月半ぶりに年初来の高値を更新し、2022年9月以来の高値に進んでいる。クラウドWMS(倉庫管理システム)『ロジザードZERO』で知られ、業績上振れ期待がある中で、6月15日に業務効率化、自動化、省人化等を促進する『相関図』の公開を発表してから動意を強め、20日は4年ぶりに開催される展示会への出展を発表し、さらに買い材料視されているようだ。

 第3四半期の業績(2022年7月〜23年3月・累計)は、期初予想に対し、売上高が76.3%達成し、売上総利益は83%達成、営業利益は22%超過達成し、純利益も17%超過達成した。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:38 | 業績でみる株価

イトーキは2017年以来の1000円台に進む、オフィス移転の増加などを受け業績上振れ期待が強い

■設備機器・パブリック事業で博物館、美術館向けの回復も強まる

 イトーキ<7972>(東証プライム)は6月20日、ジリ高基調となって午前11時前に1027円(50円高)まで上げ、年初来の高値を連日更新して2017年以来の1000円台に進んでいる。東京都心部をはじめとする大都市圏でのオフィス移転やリニューアル案件の増加を受け、業績上振れ期待があり、また、株価水準はいぜんPBR0.9倍台で割安感が強い。

 23年12月期・第1四半期(1〜3月)連結決算は、オフィス移転やリニューアル案件の増加に加え、新型コロナの鎮静化もあり設備機器・パブリック事業で博物館、美術館などの公共施設向けの回復も強まり、営業利益は前年同期比20.5%増の47.77億円となり、経常利益は同21.4%増の48.24億円となった。「利益率の改善により想定を上回る利益を確保」(決算説明資料より)した。12月通期の連結業績予想は期初の予想を継続し、営業利益は65.0億円(前期比41.8%増)。第1四半期でこの7割超に達しており、事業の季節特性を差し引いても通期の業績予想が上振れる可能性が言われている。物流設備案件は下期に偏重するとしている。(HC)

■イトーキ<7972>(東証プライム)の記事情報一覧
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:11 | 業績でみる株価

プレミアグループが高値を更新、逆風とされる金利上昇が当面なくなり3日連続大きく上げる

■業績は好調、日銀の大規模緩和維持を受けて再び動意強める

 プレミアグループ<7199>(東証プライム)は6月20日、3日続けて大きく上げる相場となり、午前11時過ぎには6%高の1872円(102円高)まで上げて約6週間ぶりに年初来の高値を更新している。全国の中古車会社向けにオートクレジットや「カープレミアクラブ」の各種サービスなどを提供し、今期・2024年3月期も連続最高益を見込む。逆風は金利上昇とされてきたが、6月15、16日の日銀の金融政策会合で大規模な金融緩和が据え置きとされた事を受け、16日から買いが増幅する相場になっている。

 23年3月期の連結業績は、クレジット/故障保証ともにトップラインは2ケタ成長を記録し、収益/利益も順調に推移、カープレミアクラブ(会員組織)は約3000社まで拡大。税引前利益は前期比33.0%増の53.4億円だった。今期は12.3%の増加を見込み、中期計画では最終年度の26/3期において、営業収益440億円、税引前利益102億円を見込む。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | 業績でみる株価

And Doホールディングスが高値更新、「リバースモーゲージ」など好調で6月決算への期待再燃

■第3四半期まで最高益、信用取引の需給は株高増幅の余地

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は6月20日、一段高となり、取引開始後に5%高の1255円(56円高)まで上げて2021年3月以来の高値に進み、午前10時を過ぎても1250円前後で売買されて高値更新相場となっている。6月決算銘柄で、決算発表は8月の予定だが、第3四半期累計業績(2022年7月〜23年3月)はこの期間として売上高、各利益とも最高を更新した。また、「リバースモーゲージ」保証事業は本格開始から5年目の2023年4月末で保証残高が120億円を超え快調。業績上振れ期待が再燃してきたと見られている。

 また、信用取引の残高を見ると、直近は買い残約55万株に対し売り残は同41万株と売り残の割合が高水準。株価は高値更新基調のため、信用売り残を買い戻す動きが強まる素地は形成されている。これに対し、出来高は20日午前10時現在で17万株前後。売り残を買い戻す動きが急激に広がった場合、買い注文が増えて株価へのインパクトが大きくなる可能性が言われている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:28 | 業績でみる株価