[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (12/14)【業績でみる株価】シルバーライフは高齢者向け配食サービスFC本部運営が主力、18年7月期増収増益予想
記事一覧 (12/13)【業績でみる株価】ブレインパッドは下値切り上げて戻り歩調、18年6月期大幅増益予想
記事一覧 (12/12)【業績でみる株価】アルトナーは上場来高値更新の展開、18年1月期2桁増益・増配予想、需要高水準で増額の可能性
記事一覧 (12/11)【業績でみる株価】ハピネットは売り一巡感、18年3月期2桁増益予想を見直し
記事一覧 (12/11)【業績でみる株価】ライクは日柄調整完了して10月高値に接近、18年5月期予想は上振れの可能性
記事一覧 (12/11)【業績でみる株価】オロは戻り高値更新、17年12月期微減益予想だが上振れ余地
記事一覧 (12/07)【業績でみる株価】ビーブレイクシステムズは売られ過ぎ感、クラウドERP主力で18年6月期増収増益予想
記事一覧 (12/07)【業績でみる株価】セックは調整一巡して戻り歩調、受注好調で18年3月期2桁増益予想
記事一覧 (12/06)【業績でみる株価】シンデン・ハイテックスは公募増資嫌気して急落だが目先的な売り一巡、18年3月期大幅増益・増配予想
記事一覧 (12/05)【業績でみる株価】サンウッドは日柄調整完了感、18年3月期大幅増収増益予想
記事一覧 (12/05)【業績でみる株価】キャリアインデックスは上場来高値更新の展開、18年3月期大幅増収増益予想で増額の可能性
記事一覧 (12/04)【業績でみる株価】レカムは戻り高値圏、18年9月期大幅増収増益・増配予想
記事一覧 (12/04)【業績でみる株価】船場は17年12月期減益予想だが、受注が高水準で18年12月期収益拡大期待
記事一覧 (12/01)【業績でみる株価】シンクロ・フードは調整一巡して上値試す、18年3月期予想は増額の可能性
記事一覧 (12/01)【業績でみる株価】ハピネス・アンド・ディは年初来高値圏で堅調、18年8月期2桁増益予想で株高効果も追い風
記事一覧 (11/30)【業績でみる株価】壽屋はファブレス型の模型メーカー、18年6月期大幅増益予想で増額の可能性
記事一覧 (11/22)【業績でみる株価】フェローテックホールディングスは01年来高値圏、18年3月期利益予想を2回目の増額修正、さらに3回目の増額余地
記事一覧 (11/21)【業績でみる株価】テモナはリピート通販システムが主力、18年9月期増収増益予想
記事一覧 (11/20)【業績でみる株価】オロはクラウド型ERPなど展開、17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地
記事一覧 (11/17)【業績でみる株価】ビーブレイクシステムズはクラウドERPが主力、18年6月期増収増益予想で1Q進捗率順調
2017年12月14日

【業績でみる株価】シルバーライフは高齢者向け配食サービスFC本部運営が主力、18年7月期増収増益予想

 シルバーライフ<9262>(東マ)は、高齢者向け配食サービスFC本部の運営を主力として、高齢者施設等への食材販売や高齢者向け冷凍弁当のOEM販売も展開している。18年7月期増収増益予想である。株価は乱高下の形だが、17年10月25日IPOであり、当面は落ち着きどころを探る展開だろう。

■高齢者向け配食サービスFC本部運営が主力

 高齢者向け配食サービスFC本部の運営(サービス名称:まごころ弁当、配食のふれ愛)、高齢者施設等への食材販売(サービス名称:まごころ食材サービス)、および高齢者向け冷凍弁当のOEM販売を展開している。

 業界1位の全国店舗網と配食ネットワーク、配食に特化した冷蔵(チルト)食材と豊富なメニュー、自社工場によるフレキシブル生産体制などを強みとしている。売上高は食材卸売が主力で、この他にFC加盟店からのロイヤリティ等がある。

 17年7月期の販売先別売上高構成比は、FC加盟店(FCロイヤリティを含む)が77.6%、高齢者施設等向け14.1%、OEMが8.3%だった。店舗数は合計563店舗(まごころ弁当が367店舗、配食のふれ愛が196店舗)だった。

■18年7月期増収増益予想

 18年7月期の非連結業績予想は、売上高が17年7月期比17.9%増の61億84百万円、営業利益が12.0%増の5億32百万円、経常利益が9.4%増の5億90百万円、純利益が1.8%増の3億84百万円としている。

 第1四半期は売上高が15億円、営業利益が1億19百万円、経常利益が1億27百万円、純利益が77百万円だった。前年同期との比較はできないが、順調に推移したようだ。FC加盟店は17年7月期末比20店舗増加の583店舗となった。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.3%、営業利益が22.4%、経常利益が21.5%、純利益が20.1%である。

■株価は乱高下だが落ち着きどころを探る展開

 株価は12月4日の戻り高値5050円から反落し、12月12日には3820円まで急落する場面があった。12月13日の終値は3895円、今期予想PERは約25倍、時価総額は約101億円である。乱高下する形だが、17年10月25日のIPOであり、当面は落ち着きどころを探る展開だろう。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:59 | 業績でみる株価
2017年12月13日

【業績でみる株価】ブレインパッドは下値切り上げて戻り歩調、18年6月期大幅増益予想

 ブレインパッド<3655>(東1)は、企業データを分析して販促に活用するデータマイニングに強みを持ち、ビッグデータ活用関連ビジネスを展開している。18年6月期大幅増益予想である。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。

■データマイニングに強み

 企業データを分析して販促に活用するデータマイニングに強みを持ち、ビッグデータ活用関連ビジネスを展開している。事業区分はアナリティクス事業、ソリューション事業、マーケティングプラットフォーム事業としている。

 アナリティクス事業は、顧客企業の有する大量データに関するコンサルティングおよびデータマイニングの実行、ならびにデータに基づく企業行動の最適化支援を行っている。ソリューション事業は、顧客企業に対してデータ蓄積、分析および分析結果に基づく施策実行に必要なソフトウェアの選定・提供ならびにシステム開発・運用を行っている。マーケティングプラットフォーム事業は、主にマーケティング領域において、データ分析系のアルゴリズムや自然言語処理機能などを搭載した独自性の強いソフトウェアを自社開発し、SaaS型サービスを提供している。

 中期経営計画では目標値に19年6月期売上高50億円、経常利益7億円を掲げている。

■18年6月期大幅増益予想

 18年6月期連結業績予想は、売上高が17年6月期比16.2%増の41億円、営業利益が2.0倍の3億円、経常利益が2.1倍の3億円、純利益が26.1%増の1億90百万円としている。需要が高水準に推移して大幅増益予想である。

 第1四半期は売上高が前年同期比14.6%増収、営業利益が28.1%増益、経常利益が94.6%増益、純利益が2.9倍増益だった。第1四半期として過去最高の売上高となり、増収効果で大幅増益だった。

 アナリティクス事業が26.6%増収、ソリューション事業が8.4%増収、マーケティングプラットフォーム事業が8.8%増収と、いずれも好調に推移した。人件費などの増加を吸収して大幅営業増益だった。経常利益と純利益は、営業外で前期計上した持分法投資損失14百万円が一巡したことも寄与した。

 第1四半期の進捗率は通期予想に対して売上高22.3%、営業利益17.0%、経常利益17.7%、純利益17.9%と低水準の形だが、第2四半期累計に対しては売上高48.6%、営業利益85.0%、経常利益88.3%、純利益89.5%とである。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は下値切り上げて戻り歩調

 株価は9月の直近安値974円から切り返し、11月27日に1515円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが、下値を切り上げて戻り歩調だ。12月12日の終値は1394円、今期予想連結PERは約50倍、時価総額は約94億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高観を強めている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:33 | 業績でみる株価
2017年12月12日

【業績でみる株価】アルトナーは上場来高値更新の展開、18年1月期2桁増益・増配予想、需要高水準で増額の可能性

 アルトナー<2163>(東2)は、輸送用機器や電気機器分野を中心に、設計開発・ソフトウェア開発の技術者派遣事業を展開している。18年1月期第3四半期累計は2桁増収増益だった。通期も2桁増益・増配予想である。需要が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■技術者派遣事業を展開

 輸送用機器や電気機器などの分野を中心に、機械設計開発、電気・電子設計開発、ソフトウェア開発の技術者派遣事業(常用型、登録型)および請負・受託事業を展開している。

■18年1月期2桁増益・増配予想、需要高水準で増額の可能性

 18年1月期非連結業績予想は、売上高が17年1月期比8.1%増の55億68百万円、営業利益が12.8%増の6億23百万円、経常利益が11.0%増の6億26百万円、純利益が18.6%増の4億31百万円としている。

 配当予想は年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。17年2月1日付株式2分割を考慮して17年1月期の年間45円を22円50銭に換算すると、実施的に3円50銭増配となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比11.6%増の42億95百万円、営業利益が18.5%増の4億98百万円、経常利益が17.6%増の5億06百万円、純利益が23.9%増の3億49百万円だった。自動車分野を中心に技術者要請が好調に推移した。技術者稼働人員数が増加し、稼働率も高水準に推移した。17年4月に前年を上回る新卒技術者119人が入社し、計画より前倒しで配属できたことや、初配属単価が上昇したことも寄与した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が77.1%、営業利益が79.8%、経常利益が80.8%、純利益が81.0%である。需要が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は上場来高値更新の展開、好業績評価して上値試す

 株価(17年10月26日付でJASDAQから東証2部に市場変更)は、本日12月12日は2088円まで上伸し、上場来高値更新の展開だ。12月11日の終値は1956円、今期予想PERは約24倍、時価総額は約104億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:50 | 業績でみる株価
2017年12月11日

【業績でみる株価】ハピネットは売り一巡感、18年3月期2桁増益予想を見直し

 ハピネット<7552>(東1)は、玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。18年3月期2桁増益予想である。株価は戻り高値圏から反落したが、売り一巡感を強めている。好業績を再評価して戻りを試す展開が期待される。

■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開

 玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。

■18年3月期2桁増益予想

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比3.4%増の1800億円、営業利益が13.6%増の42億円、経常利益が14.9%増の40億円、純利益が22.5%増の25億円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比17.1%増収、営業利益が2.1倍増益、経常利益が2.2倍増益、純利益が3.2倍増益だった。ビデオゲーム事業の好調が牽引して計画超の大幅増収増益だった。

 玩具事業は1.2%減収だが、販管費減少で16.0%増益だった。映像音楽事業は映画「君の名は」などパッケージの好調で14.6%増収、2.1倍増益だった。ビデオゲーム事業は任天堂関連ソフトの好調で73.8%増収となり、利益は大幅黒字化した。アミューズメント事業はカプセル玩具が好調だが、カードゲーム商材が低調で2.1%減収だった。ただし利益はロケーション見直しなどで18.5%増益だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.1%、営業利益が41.9%、経常利益が41.0%、純利益が41.8%である。クリスマス・年末年始商戦が最大の需要期となり、下期の構成比が高い季節要因を考慮すれば高水準と言えるだろう。

■株価は売り一巡感、好業績を再評価

 株価は11月16日の戻り高値2144円から反落し、12月8日には1907円まで調整した。第2四半期累計決算発表を機に利益確定売りが優勢になった形だ。ただし1900円近辺で売り一巡感を強めている。

 12月8日の終値は1919円、今期予想連結PERは17倍近辺、時価総額は約462億円である。週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。好業績を再評価して戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:59 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ライクは日柄調整完了して10月高値に接近、18年5月期予想は上振れの可能性

 ライク<2462>(東1)に注目したい。総合人材サービス、子育て支援サービス、介護関連サービスを展開し、グループのブランドを「LIKE(ライク)」に統一した。17年5月期2桁増収増益・増配予想である。そして上振れの可能性がありそうだ。株価は日柄調整完了して10月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年5月期2桁増収増益・増配予想、そして上振れの可能性

 18年5月期の連結業績予想は、売上高が17年5月期比17.3%増の470億円、営業利益が16.7%増の17億80百万円、経常利益が30.4%増の32億50百万円、純利益が72.8%増の14億円としている。主要3事業が好調に推移して2桁増収増益予想である。配当予想は年間20円としている。17年9月1日付株式2分割を考慮して17年5月期の年間36円を18円に換算すると、2円増配となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比20.1%増収、営業利益が2.5倍増益、経常利益が2.1倍増益、純利益が92.5%増益だった。

 総合人材サービス事業は24.6%増収・22.6%増益だった。派遣契約、業務委託契約とも好調に推移した。子育て支援サービス事業は21.5%増収で黒字化した。保育士の採用数と定着率が向上し、補助金増額も寄与した。介護関連サービス事業は5.1%増収・50.8%増益だった。介護士の充足が進み、サービス品質が向上した。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.7%、営業利益42.1%、経常利益30.3%、純利益28.2%である。通期予想に上振れの可能性がありそうだ。

■株価は日柄調整完了して10月高値に接近、好業績評価して上値試す

 株価(17年9月1日付で株式2分割)は2000円近辺での短期モミ合いから上放れて12月4日に2418円まで上伸した。そして10月の上場来高値2500円に接近している。日柄調整が完了したようだ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:31 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】オロは戻り高値更新、17年12月期微減益予想だが上振れ余地

 オロ<3983>(東マ)は、クラウド型ERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)の開発・販売、およびデジタルを基軸としたマーケティング支援を主力としている。12年12月期は外注費増加などで微減益予想だが、上振れ余地がありそうだ。また増収基調に変化はなく、18年12月期収益拡大が期待される。株価は戻り高値を更新した。17年3月高値を目指す展開が期待される。

■ビジネスソリューションとコミュニケーションデザインを展開

 17年3月東証マザーズに新規上場した。クラウド型ERPで企業の業務改善・経営効率化を支援するビジネスソリューション事業、およびデジタル基軸に企業のマーケティング活動を支援するコミュニケーションデザイン事業を展開している。

 知的サービス業に特化した主力の自社開発クラウド型ERP「ZAC Enterprise」は、広告・IT・コンサルティング業などに豊富な導入実績を誇り、稼働ライセンス数が10万を超えている。

■17年12月期微減益予想だが上振れ余地

 17年12月期連結業績予想は売上高が16年12月期比9.1%増の36億82百万円、営業利益が0.5%減の6億78百万円、経常利益が5.9%減の6億64百万円、純利益が0.2%減の4億60百万円としている。外注費増加などで微減益予想だ。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比22.1%増収、営業利益が28.9%増益、経常利益が13.6%増益、純利益が10.8%増益だった。

 ビジネスソリューション事業は売上高が30.2%増収、営業利益が45.3%増益だった。新規顧客開拓が好調に推移した。コミュニケーションデザイン事業は売上高が15.0%増収と順調だったが、営業利益が外注費の増加や特定案件における損失の影響で32.2%減益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.8%、営業利益が82.9%、経常利益が82.2%、純利益が76.2%と高水準である。通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。また増収基調に変化はなく、18年12月期収益拡大が期待される。

■株価は戻り高値更新、3月高値目指す

 株価は12月8日に1979円まで上伸して戻り高値を更新した。12月8日の終値は1977円、今期予想連結PERは約33倍、時価総額は約164億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。17年3月の上場来高値2412円を目指す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | 業績でみる株価
2017年12月07日

【業績でみる株価】ビーブレイクシステムズは売られ過ぎ感、クラウドERP主力で18年6月期増収増益予想

 ビーブレイクシステムズ<3986>(東マ)は、クラウドERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)を主力とするシステム開発会社である。18年6月期増収増益予想である。株価は地合い悪化も影響して安値を更新したが、売られ過ぎ感を強めている。

■クラウドERPを主力とするシステム開発会社

 サービス業(労働集約型・プロジェクト型業種に特化)向けのクラウドERP「MA−EYES」を主力とするパッケージ事業、およびJava言語に特化したシステム受託開発等のシステムインテグレーション(SI)事業を展開している。パッケージ事業では独自手法に基づくセミオーダー手法のクラウドERPを強みとしている。

■18年6月期増収増益予想

 18年6月期非連結業績予想は売上高が17年6月期比7.9%増の11億91百万円、営業利益が5.6%増の1億79百万円、経常利益が14.9%増の1億79百万円、純利益が15.0%増の1億25百万円としている。配当予想は1円増配の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は13.2%である。

 セグメント別売上高計画は、パッケージ事業が40.7%増の5億15百万円、SI事業が20.7%減の4億67百万円としている。成長分野と位置付けるパッケージ事業に開発リソースを集中投下し、主要5業種(システム、派遣、広告、インターネット、コンサルティング)のシェア拡大により受注・売上増を目指す。

 第1四半期は売上高が2億84百万円、営業利益が36百万円、経常利益が36百万円、純利益が25百万円だった。前年同期との比較はできないが、第2四半期累計の会社予想に対する進捗率は売上高が50.7%、営業利益が48.0%、経常利益が48.0%、純利益が48.1%と順調である。

 通期会社予想に進捗率は低水準の形だが、期初時点で下期偏重の収益計画であるためネガティブ要因とはならないだろう。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は12月6日に3525円まで急落し、9月安値3685円を割り込んで上場来安値を更新した。地合い悪化も影響したようだ。12月6日の終値は3645円、今期予想PERは約40倍、時価総額は約50億円である。

 日足チャートで見ると4000円近辺でのモミ合いから下放れの形となった。ただし25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%を超えて売られ過ぎ感を強めている。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:35 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】セックは調整一巡して戻り歩調、受注好調で18年3月期2桁増益予想

 セック<3741>(東1)はリアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。受注好調で18年3月期2桁増益予想である。株価は10月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して戻り歩調だ。なお11月16日に立会外分売を実施した。

■リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社

 リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの分野に展開している。

 中期的には、既存分野である社会基盤システム事業の収益をベースとして、成長分野である車両自動走行分野やサービスロボット分野を拡大する方針だ。17年10月には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「ロボット活用型市場化適用技術プロジェクト」の委託先に採択された。

■18年3月期2桁増益予想

 18年3月期非連結業績予想は売上高が17年3月期比1.7%増の45億円、営業利益が15.5%増の5億円、経常利益が14.0%増の5億20百万円、純利益が14.5%増の3億60百万円としている。研究開発への投資などで販管費が増加するが、先行投資負担を吸収して2桁増益予想である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比12.7%増の22億87百万円、営業利益が57.1%増の2億05百万円、経常利益が54.9%増の2億21百万円、純利益が41.5%増の1億38百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。外注費や研究開発費の増加などを増収効果で吸収した。

 ビジネスフィールド(BF)別には、モバイルネットワークBFが移動体通信事業者向けのサービス系開発が好調で6.7%増収、インターネットBFが民間企業向け開発案件の減少で5.6%減収、社会基盤システムBFが官公庁案件や医療関連案件の増加で27.4%増収、宇宙先端システムBFが車両自動走行研究開発案件やロボット研究開発案件の増加で26.3%増収だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.8%、営業利益が41.0%、経常利益が42.5%、純利益が38.3%である。やや低水準の形だが、システム開発関連で第4四半期の構成比が高い特性や、第2四半期末時点で過去最高水準の受注残高(40.3%増の18億55百万円)を考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価(17年9月29日付で東証2部から東証1部に市場変更)は、10月の年初来高値2774円から反落したが、11月16日の直近安値2168円から切り返している。調整一巡して戻り歩調だ。12月6日の終値は2380円、今期予想PERは34倍近辺、時価総額は約122億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:47 | 業績でみる株価
2017年12月06日

【業績でみる株価】シンデン・ハイテックスは公募増資嫌気して急落だが目先的な売り一巡、18年3月期大幅増益・増配予想

 シンデン・ハイテックス<3131>(JQ)は、液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。18年3月期は半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増益予想である。そして配当予想も増額した。株価は公募増資を嫌気して急落したが、目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。

■液晶・半導体など電子部品専門商社

 液晶・半導体や電子機器などを取り扱う電子部品専門商社である。韓国のLGディスプレー社やSKハイニックス社の製品を主力としている。またバッテリおよび周辺機器分野も強化している。

■18年3月期大幅増益予想、配当も増額修正

 18年3月期連結業績予想(10月25日に増額修正)は、売上高が17年3月期比15.2%増の512億円、営業利益が49.1%増の12億50百万円、経常利益が2.1倍の10億50百万円、純利益が93.2%増の7億円としている。半導体検査装置の大型案件も寄与して大幅増収増益予想である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比25.0%増収、営業利益、経常利益、純利益とも黒字化した。液晶分野は一部顧客の車載用機器向けがメーカー直販になった影響で12.3%減収だが、半導体分野は旺盛なメモリ需要や委託開発ビジネスの順調推移で36.5%増収、電子機器分野は半導体検査装置の大型案件や異物検出機等の装置ビジネスの好調で2.5倍増収、その他分野がバッテリ・周辺機器の新規ビジネスの立ち上がりで31.9%増収だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が67.1%、経常利益が70.1%、純利益が71.7%と高水準である。通期会社予想に再増額の可能性がありそうだ。

 配当予想は11月20日に増額修正した。期末20円増額して年間130円(期末一括)とした。17年3月期との比較では40円増配となる。

■株価は目先的な売り一巡感

 株価は15年6月4370円を突破し、11月20日に上場来高値4885円まで上伸したが、11月20日発表の公募増資を嫌気して急反落した。ただし3500円近辺で目先的な売り一巡感を強めている。12月5日の終値は3530円、今期予想連結PERは8倍近辺、時価総額は約65億円である。

 週足チャートで見るとサポートラインの26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。目先的な売り一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:36 | 業績でみる株価
2017年12月05日

【業績でみる株価】サンウッドは日柄調整完了感、18年3月期大幅増収増益予想

 サンウッド<8903>(JQ)は、東京都心部中心に高品質・高価格帯の新築分譲マンションを企画・開発・販売している。18年3月期大幅増収増益予想である。株価は急伸後の日柄調整完了感を強めている。

■東京都心部で高品質・高価格帯の新築マンションを分譲

 東京都心部中心に高品質・高価格帯の新築分譲マンションを企画・開発・販売する不動産デベロッパーである。13年に資本業務提携したタカラレーベン<8897>が筆頭株主である。

 売上高150億円、営業利益10億円を安定的に計上できる体制を目指し、都心部ハイエンド物件の分譲を事業の中心として継続するとともに、多様化するニーズに対応するため、都心近郊コンパクト物件や東京郊外コンセプト物件を組み合わせる戦略を推進している。またリノベーション、都心高額物件中心の仲介、不動産ソリューション(賃貸収入を得ながら保有し、将来的に自社マンション開発用地やバリューアップ後の売却を目指す)も強化している。

 なお収益面では、物件販売によって四半期業績が大きく変動する可能性がある。

■18年3月期大幅増収増益予想

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比71.4%増の115億84百万円、営業利益が3.8倍の5億04百万円、経常利益が17.3倍の3億50百万円、純利益が40.8%増の2億40百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比2.9倍の74億43百万円、営業利益が5億87百万円(前年同期は2億47百万円の赤字)、経常利益が5億38百万円(同2億97百万円の赤字)、純利益が4億54百万円(同2億98百万円の赤字)だった。

 不動産開発事業の新築分譲マンション3件(赤坂丹後町、多摩センター、代々木西参道)の引き渡し開始で大幅増収となった。引き渡し戸数はJV按分後で合計102戸だった。リノベーション事業の好調や販管費の減少なども寄与して各利益は黒字化した。

 通期ベースでは合計150戸(JV按分後)の販売を計画している。17年9月末時点の契約進捗率は73.2%となっている。第4四半期には文京東大前ヒルズの引き渡し開始を予定している。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は日柄調整完了感

 株価は第2四半期累計黒字化を好感し、10月23日に年初来高値689円まで急伸する場面があった。その後は高値圏でモミ合う展開だが、日柄調整完了感を強めている。12月4日の終値は618円、今期予想PERは12〜13倍近辺、時価総額は約30億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:32 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】キャリアインデックスは上場来高値更新の展開、18年3月期大幅増収増益予想で増額の可能性

■東証1部への市場変更申請中

 キャリアインデックス<6538>(東マ)は、国内大手転職サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。登録会員数が増加基調で18年3月期大幅増収増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。なお東証1部への市場変更を申請中で、11月21日に立会外分売を実施している。株価は上場来高値更新の展開だ。

■求人情報をネットワークした転職情報サイト運営が主力

 国内大手転職サイトやアルバイト・派遣サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。ユーザーの登録・応募に応じた送客成果報酬課金が収益柱である。資格・お稽古などのスクール情報サイトも運営している。

 主力の転職サイト「キャリアインデックス」の17年9月末時点の会員登録人数は16年9月末比17万人増の94万人、求人掲載件数は16万件増の72万件、一人あたり応募件数は8件増の116件となった。

 11月27日には転職サイト「キャリアインデックス」において、エムスリーキャリアの医療関連転職支援サービスと提携を開始したと発表している。

■18年3月期大幅増収増益予想、さらに増額の可能性

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比26.3%増の21億52百万円、営業利益が35.8%増の6億06百万円、経常利益が28.3%増の5億93百万円、純利益が23.7%増の3億52百万円としている。良好な事業環境を背景に登録会員数が増加基調であり、大幅増収増益予想である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比41.4%増収、営業利益が2.1倍増益、経常利益が2.0倍増益、純利益が98.1%増益だった。そして通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.7%、営業利益が58.7%、経常利益が60.1%、純利益が63.6%と高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価(17年10月1日付で株式2分割)は上場来高値更新の展開となり、12月4日には1992円まで上伸した。12月4日の終値は1940円、今期予想PERは57倍近辺、時価総額は約202億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 業績でみる株価
2017年12月04日

【業績でみる株価】レカムは戻り高値圏、18年9月期大幅増収増益・増配予想

 レカム<3323>(JQ)は、中小企業向けにOA機器や自社ブランド光回線サービスなどを販売する情報通信事業を主力として、BPO事業、海外法人事業も展開している。18年9月期大幅増収増益予想、そして増配予想である。株価は戻り高値圏だ。

■OA機器などを販売する情報通信事業が主力

 17年2月持株会社に移行した。また17年7月第三者割当で光通信<9435>に新株予約権を発行して提携関係を強化した。

 中小企業向けにビジネスホン・デジタル複合機・ネットワーク商品・LED照明・OA機器などの販売・設置工事・保守サービスを行う情報通信事業を主力として、記帳代行などのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業、および海外法人事業も展開している。

 ストック型収益の光回線サービス、およびLED照明販売や電力小売を行うeco関連事業を強化している。海外法人事業はLED照明中心に中国やASEAN地域に積極展開し、18年9月期には中国で4拠点目、ベトナムで2拠点目の開設を計画している。中期経営計画では目標数値に19年9月期売上高100億円、営業利益10億円、純利益6億80百万円を掲げている。

■18年9月期大幅増収増益予想、そして増配予想

 17年9月期連結業績は、売上高が16年9月期比16.2%増の51億39百万円、営業利益が2.4倍の2億92百万円、経常利益が2.6倍の2億58百万円、純利益が2.6倍の1億40百万円だった。計画をやや下回ったが、利益率の高い海外法人事業が大幅伸長して売上総利益率が2.7ポイント改善し、各利益とも過去最高益を更新して着地した。

 情報通信事業はUTMの売上が牽引して5.6%増収・3.1倍増益、BPO事業は21.5%増収だがコストの為替換算影響で9.8%減益、海外法人事業は上海の営業増員などでLED照明販売が増加して5倍増収・4倍増益だった。

 18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比36.2%増の70億円、営業利益が2.1倍の6億円、経常利益が2.2倍の5億70百万円、純利益が2.1倍の3億円としている。配当予想は50銭増配の年間1円50銭(期末一括)としている。

 各事業が伸長して大幅増収増益予想である。情報通信事業は23.1%増収、BPO事業は46.6%増収、海外法人事業はベトナム・ホーチミンへ市の展開も寄与して2.4倍増収の計画である。

■株価は戻り高値圏

 株価は戻り高値圏の110円〜120円近辺でモミ合う形だ。12月1日の終値は116円、今期予想連結PERは約23倍、時価総額は約70億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。そして26週移動平均線も接近してきた。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:24 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】船場は17年12月期減益予想だが、受注が高水準で18年12月期収益拡大期待

 船場<6540>(東2)は商業施設の設計・施工を展開している。17年12月期は工事原価上昇などで減益予想だが、受注が高水準で18年12月期は収益拡大が期待される。株価は第3四半期決算発表を機に高値圏から反落したが、調整一巡感を強めている。

■商業施設の設計・施工

 商業施設の設計・施工を展開している。ショッピングセンターづくりで培ったノウハウをベースとして、調査・分析から、コンセプト策定、基本構想計画、基本設計、実施設計、監理、施工、運営支援まで一貫しての業務受託を強みとしている。

 事業戦略の基本には「商環境の変化を捉えて成長機会を獲得する」を掲げ、国内および海外の大型プロジェクトの獲得、公共空間における付加価値創造の事業化を推進している。中期計画では目標数値に19年12月期売上高340億円、営業利益21億円を掲げている。

■17年12月期減益予想だが、受注が高水準で18年12月期収益拡大期待

 17年12月期連結業績予想(7月31日に利益を減額修正)は、売上高が16年12月期比8.6%増の300億円、営業利益が9.6%減の15億50百万円、経常利益が10.0%減の15億50百万円、純利益が8.0%減の10億10百万円としている。配当予想は9円増配の年間35円(期末一括)としている。

 売上面では、大型店舗の投資抑制に加えて、海外案件が大口顧客の投資の端境期にあたるが、都市開発プロジェクト関連や専門店関連の受注が高水準である。利益面では、外注比率の高い施工案件の増加に伴って工事原価が上昇し、人員増に対応するためのオフィス移転費用も影響する見込みだ。

 第3四半期累計は売上高が4.4%増収だが、営業利益が26.4%減益、経常利益が24.3%減益、純利益が13.7%減益だった。外注比率の高い施工物件が増加して工事原価率が上昇した。17年12月期は減益予想だが、受注が高水準で18年12月期は収益拡大が期待される。

■株価は高値圏から反落だが調整一巡感

 株価は第3四半期決算発表を機に11月13日の上場来高値1347円から反落したが、1200円近辺から切り返して調整一巡感を強めている。12月1日の終値は1257円、今期予想連結PERは12倍近辺、時価総額は約124億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:22 | 業績でみる株価
2017年12月01日

【業績でみる株価】シンクロ・フードは調整一巡して上値試す、18年3月期予想は増額の可能性

 シンクロ・フード<3963>(東1)は、飲食店の出店・開業・運営を支援するサイト「飲食店.COM」の運営を主力としている。ユーザー数が増加基調で18年3月期増収増益予想である。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は調整一巡感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。7月の上場来高値も視野に入りそうだ。

■飲食店支援サイト「飲食店.COM」運営が主力

 飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで提供するサイト「飲食店.COM」運営を主力としている。飲食店向けに不動産、求人、食材仕入先などの情報を提供し、広告収入や利用課金が収益源となる。

 17年8月には出店立地データ検索・比較サービスを開始、17年9月には九州エリアにおける求人サービスを開始した。

■18年3月期増収増益予想、2Q累計進捗率高水準で通期予想増額の可能性

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比20.8%増の12億70百万円、営業利益が7.3%増の4億83百万円、経常利益が8.4%増の4億59百万円、純利益が9.3%増の2億89百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比30.6%増の6億62百万円、営業利益が32.4%増の2億91百万円、経常利益が35.1%増の2億66百万円、純利益が38.2%増の1億68百万円だった。

 主力の「飲食店.COM」認知度向上や東海エリアにおけるサービス拡充などの効果で、登録ユーザー数が16.3%増の120.9千件、有料ユーザー数が13.8%増の4.6千件、登録関連事業者数が17.1%増の3619社と順調に増加した。サービス別売上高は運営サービスが34.8%増収、出退店サービスが11.0%増収、その他サービスが37.5%増収だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.1%、営業利益が60.3%、経常利益が58.1%、純利益が58.2%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は調整一巡感、好業績評価して上値試す

 株価(17年9月29日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、10月の戻り高値2046円から反落したが、11月16日の直近安値1600円から切り返している。11月30日には1870円まで上伸した。調整が一巡したようだ。

 11月30日の終値は1853円、予想PERは56倍近辺、時価総額は約161億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。7月の上場来高値2133円も視野に入りそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:30 | 業績でみる株価

【業績でみる株価】ハピネス・アンド・ディは年初来高値圏で堅調、18年8月期2桁増益予想で株高効果も追い風

 ハピネス・アンド・ディ<3174>(JQ)は、宝飾・時計・バッグ・雑貨などのセレクトショップを全国の大型SC中心に展開している。18年8月期は2桁増益予想で過去最高益更新見込みだ。株高効果も追い風となりそうだ。株価は年初来高値圏で堅調に推移している。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、13年5月の上場来高値も視野に入りそうだ。

■宝石・時計などのセレクトショップを展開

 宝飾・時計・バッグ・雑貨などのセレクトショップを、イオンモールを中心とした全国の大型SC中心に展開している。17年8月期末の店舗数は69店舗である。

 中期成長に向けた施策として、厳選した新規出店と既存店対策の強化、企業イメージの向上と自社商品ブランドの確立、EC事業の拡大に取り組んでいる。オリジナルブランドは「ハッピーキャンドル」で、17年8月には新オリジナルブランド「H&D」を投入した。

 18年春には開発中の新業態店舗の出店を予定している。ハッピーキャンドルやH&Dのファッション小物、トレンドのインポートブランドを中心に多店舗展開する。

■18年8月期2桁増益予想で最高益更新見込み

 18年8月期の非連結業績予想は、売上高が17年8月期比5.8%増の202億71百万円、営業利益が14.4%増の6億01百万円、経常利益が16.9%増の5億81百万円、純利益が46.6%増の3億11百万円としている。新規出店や既存店強化の効果で2桁増益、過去最高益更新の見込みである。純利益は減損損失一巡も寄与する。配当予想は前期と同額の年間15円(期末一括)としている。

 新規出店は7〜8店舗を計画している。地域最大規模のSCなどに厳選した大型・中型店を出店する。売れ筋商品の拡充や店舗改装(20店舗程度を改装予定)などの施策で1店舗当たり収益力向上も推進する。退店は0店舗の計画である。高額ブランド品の好調などで好業績が期待される。株高効果も追い風となりそうだ。

■株価は年初来高値圏で堅調、13年の上場来高値も視野

 株価は年初来高値圏で堅調に推移している。6月高値1470円を突破し、11月2日と22日に1530円まで上伸した。11月30日の終値は1500円、予想PERは12倍近辺、時価総額は約38億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、13年5月の上場来高値2075円も視野に入りそうだ。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:18 | 業績でみる株価
2017年11月30日

【業績でみる株価】壽屋はファブレス型の模型メーカー、18年6月期大幅増益予想で増額の可能性

 壽屋<7809>(JQ)は、フィギュア、プラモデル、雑貨などをファブレス型で企画・製造・販売する模型メーカーである。18年6月期大幅増益予想である。第1四半期の進捗率が高水準で通期予想に増額の可能性がありそうだ。株価は戻り歩調だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■ファブレス型の模型メーカー

 1953年玩具店として設立、2017年9月JASDAQ市場に新規上場した。フィギュア、プラモデル、雑貨などを企画・製造・販売する模型メーカーである。自社に製造施設を持たないファブレス企業で、製造は中国広東省所在に所在する製造拠点に委託している。

 収益面ではキャラクター等の玩具製品は流行の変化の影響を受けやすく、またクリスマス・年末年始商戦の時期の占める割合が高くなる季節特性がある。

 11月28日には、プラモデル生産を委託する中国広東省所在の製造委託工場が、プラモデル生産に係る製造ラインを従来比20%増強したと発表している。自社オリジナルコンテンツ「フレームアームズ・ガール」のアニメ放映に伴って、関連プラモデル製品の需要が急速に拡大していることに対応する。

■18年6月期大幅増益予想

 18年6月期の非連結業績予想は売上高が17年6月期比4.5%増の83億68百万円、営業利益が34.2%増の6億34百万円、経常利益が26.5%増の5億50百万円、純利益が42.5%増の3億58百万円としている。配当予想は未定としている。

 第1四半期は売上高が23億96百万円、営業利益が2億02百万円、経常利益が1億72百万円、純利益が1億19百万円だった。

 主力の卸売販売では、自社オリジナルライセンス「フレームアームズ・ガール」シリーズが好調だった。また前期から販売開始した「メガミデバイス」シリーズや、今期販売開始した「ヘキサギア」といったオリジナルのプラモデルシリーズも成長しつつある。他社ライセンス製品では、ゲームのヒットに伴いフィギユア「PERSONA5 ARTFX J 主人公 怪盗ver」などが好調だった。海外はスパイダーマン関連が好調だった。直営店舗およびECサイトによる小売販売は「フレームアームズ・ガール」シリーズの直営店限定商品などが好調だった。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高28.6%、営業利益31.9%、経常利益31.3%、純利益33.2%である。通期予想に増額の可能性がありそうだ。

■株価は調整一巡感

 株価は11月13日高値3680円から一旦反落したが、11月22日の2823円から切り返して調整一巡感を強めている。11月29日の終値は3080円、今期予想PERは22〜23倍近辺、時価総額は約83億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:49 | 業績でみる株価
2017年11月22日

【業績でみる株価】フェローテックホールディングスは01年来高値圏、18年3月期利益予想を2回目の増額修正、さらに3回目の増額余地

 フェローテックホールディングス<6890>(JQ)は半導体等装置関連事業、太陽電池関連事業、電子デバイス事業を展開している。18年3月期第2四半期累計が大幅増益となり、通期予想を増額修正した。利益は8月に続いて2回目の増額修正である。半導体等装置関連事業の好調が牽引して3回目の増額余地がありそうだ。株価は01年来の高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■半導体等装置関連事業、太陽電池関連事業、電子デバイス事業を展開

 半導体等装置関連事業(真空シール、金属加工製品、マテリアル製品など)、太陽電池関連事業(シリコン結晶製造装置、シリコン製品など)、電子デバイス事業(サーモモジュール、パワー半導体用基板、磁性流体など)を展開している。真空シールは世界シェア約6割である。

 マテリアル製品の旺盛な需要に対応するため、石英製造ラインの増設を断続的に実行し、17年7月CVD−SiCの韓国工場、8インチウェーハのインゴッド銀川工場および上海ウェーハ工場、9月セラミックス製品の杭州工場を竣工した。また8インチウェーハの2次ライン以降について新工場設立を杭州市に決定した。19年下半期中の生産開始を予定している。

■18年3月期2Q累計が大幅増益で通期予想を増額修正

 11月14日発表した18年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結業績(8月14日に増額修正)は、売上高が前年同期比14.2%増の429億83百万円、営業利益が33.2%増の44億98百万円、経常利益が83.0%増の38億57百万円、そして純利益が2.2倍の22億99百万円だった。

 デバイスメーカー各社の設備投資や設備稼働率が堅調に推移し、半導体製造装置向けマテリアル製品の受注が高水準に推移した。利益面ではマテリアル製品のミックス変化、量産効果による歩留まり向上、さらに営業外における為替差損の減少も寄与した。半導体等装置関連事業は28.5%増収・84.5%増益、電子デバイス事業は2.8%増収・21.1%増益だった。太陽電池関連事業は6.3%減収で赤字が拡大した。

 通期の連結業績予想は11月14日に増額修正した。各利益は8月14日に続いて2回目の増額修正である。売上高は20億円増額して17年3月期比15.1%増の850億円、営業利益は3億円増額して49.7%増の85億円、経常利益は4億円増額して32.1%増の75億円、純利益は2億円増額して35.1%増の44億円とした。配当予想は据え置いて17年3月期比4円増配の年間22円(第2四半期末12円、期末10円)としている。

 修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.6%、営業利益が52.9%、経常利益が51.4%、純利益が52.3%である。半導体等装置関連事業の好調が牽引し、通期利益予想に3回目の増額余地がありそうだ。

■株価は01年来高値圏、好業績評価して上値試す

 株価は水準を切り上げて本日11月22日は2495円まで上伸。01年来の高値圏である。11月21日の終値は2420円、今期予想連結PERは19倍近辺、時価総額は約895億円である。

 週足チャートで見ると目先的にはやや過熱感もあるが、13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:28 | 業績でみる株価
2017年11月21日

【業績でみる株価】テモナはリピート通販システムが主力、18年9月期増収増益予想

 テモナ<3985>(東マ)は、サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業で、リピート通販システム「たまごリピート」を主力としている。17年9月期は大幅増収増益だった。そして18年9月期も増収増益予想である。株価は下値固め完了感を強めている。

■リピート通販システム「たまごリピート」が主力

 08年10月設立、17年4月東証マザーズに新規上場した。サブスクリプションビジネスに特化したEC支援企業で、リピート通販システム「たまごリピート」を主力としている。

 サブスクリプションビジネスとは継続的な課金(購入)が発生する販売手法のことである。毎月一定額の料金を支払うことで、ネットショップのオススメ商品が定期的に届くため、商品を選ぶ手間が省けるなどのメリットがあるとして、近年人気を集めている。

 リピート通販システム「たまごリピート」は、定期購入や頒布会に特化し、健康食品や化粧品業界を中心に、ASP型で1000社以上の導入実績を誇っている。またコンバージョン率引き上げなどを目的として、広告・販促などのマーケティングツール「ヒキアゲール」なども展開している。

■17年9月期大幅増収増益、18年9月期も増収増益予想

 17年9月期の非連結業績は、売上高が16年9月期比39.0%増の10億93百万円、営業利益が2.1倍の2億64百万円、経常利益が2.0倍の2億59百万円、純利益が90.1%増の1億65百万円だった。リピート通販システム「たまごリピート」を利用する顧客の事業拡大に伴って決済手数料収入が想定を上回り、計画超の大幅増収増益だった。

 18年9月期の非連結業績予想は、売上高が17年9月期比10.1%増の12億03百万円、営業利益が2.5%増の2億71百万円、経常利益が11.7%増の2億90百万円、純利益が31.5%増の2億17百万円としている。先行投資負担などを吸収して増収増益予想である。継続的なサービス改善や新たなサービス(システム)開発を推進する。

■株価は下値固め完了感

 株価は6000円近辺でモミ合う展開だが、11月9日には6940円まで上伸する場面があった。その後一旦反落したが、9月の上場来安値5000円まで下押すことなく切り返して下値固め完了感を強めている。

 また週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。なお11月20日の終値は5700円、今期予想PERは約34〜35倍、時価総額は約75億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:50 | 業績でみる株価
2017年11月20日

【業績でみる株価】オロはクラウド型ERPなど展開、17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地

 オロ<3983>(東マ)は、クラウド型ERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)の開発・販売、およびデジタルを基軸としたマーケティング支援を主力としている。12年12月期減益予想だが、第3四半期累計の進捗率が高水準であり、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。株価は戻り高値圏から反落したが、調整一巡感を強めている。

■ビジネスソリューションとコミュニケーションデザインを展開

 17年3月東証マザーズに新規上場した。クラウド型ERPで企業の業務改善・経営効率化を支援するビジネスソリューション事業、およびデジタルを基軸に企業のマーケティング活動を支援するコミュニケーションデザイン事業を展開している。

 知的サービス業に特化した主力の自社開発クラウド型ERP「ZAC Enterprise」は、広告・IT・コンサルティング業などに豊富な導入実績を誇り、稼働ライセンス数が10万を超えている。

■17年12月期減益予想だが3Q累計進捗率高水準で上振れ余地

 17年12月期連結業績予想は売上高が16年12月期比9.1%増の36億82百万円、営業利益が0.5%減の6億78百万円、経常利益が5.9%減の6億64百万円、純利益が0.2%減の4億60百万円としている

 11月14日発表した第3四半期累計(1〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比22.1%増の27億90百万円、営業利益が28.9%増の5億62百万円、経常利益が13.6%増の5億46百万円、純利益が10.8%増の3億50百万円だった。

 ビジネスソリューション事業は売上高が30.2%増収、営業利益が45.3%増益だった。新規顧客開拓が好調に推移し、増収効果で大幅増益だった。コミュニケーションデザイン事業は売上高が15.0%増収と順調だったが、営業利益が外注費の増加や特定案件における損失の影響で32.2%減益だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.8%、営業利益が82.9%、経常利益が82.2%、純利益が76.2%と高水準である。通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は調整一巡感

 株価は10月30日の戻り高値1949円から反落し、第3四半期累計の大幅増収増益に対してもややネガティブ反応の形となり、11月15日には1650円まで調整する場面があった。その後は切り返して調整一巡感を強めている。11月17日の終値は1755円で、今期予想連結PERは約30倍、時価総額は約146億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺の下ヒゲでサポートラインを確認した形だ。反発が期待される。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:06 | 業績でみる株価
2017年11月17日

【業績でみる株価】ビーブレイクシステムズはクラウドERPが主力、18年6月期増収増益予想で1Q進捗率順調

 ビーブレイクシステムズ<3986>(東マ)は、クラウドERP(統合型基幹業務パッケージソフトウェア)を主力とするシステム開発会社である。18年6月期増収増益予想である。そして第1四半期の進捗率は順調だった。株価は9月安値に接近したが、ほぼ底値圏だろう。

■クラウドERPを主力とするシステム開発会社

 サービス業(労働集約型・プロジェクト型業種に特化)向けのクラウドERP「MA−EYES」を主力とするパッケージ事業、およびJava言語に特化したシステム受託開発等のシステムインテグレーション(SI)事業を展開している。パッケージ事業では独自手法に基づくセミオーダー手法のクラウドERPを強みとしている。

■18年6月期増収増益予想、2Q累計に対する1Q進捗率は順調

 18年6月期非連結業績予想は売上高が17年6月期比7.9%増の11億91百万円、営業利益が5.6%増の1億79百万円、経常利益が14.9%増の1億79百万円、純利益が15.0%増の1億25百万円としている。配当予想は1円増配の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は13.2%である。

 セグメント別売上高の計画は、パッケージ事業が40.7%増の5億15百万円、SI事業が20.7%減の4億67百万円としている。成長分野と位置付けるパッケージ事業に開発リソースを集中投下し、主要5業種(システム、派遣、広告、インターネット、コンサルティング)のシェア拡大により受注・売上増を目指す。

 11月13日発表した第1四半期(7〜9月)非連結業績は売上高が2億84百万円、営業利益が36百万円、経常利益が36百万円、純利益が25百万円だった。前年同期との比較はできないが、第2四半期累計(7〜12月)の会社予想に対する進捗率は売上高が50.7%、営業利益が48.0%、経常利益が48.0%、純利益が48.1%と順調である。

 通期会社予想に進捗率は低水準の形だが、期初時点で下期偏重の収益計画であるためネガティブ要因とはならないだろう。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価はほぼ底値圏

 株価は戻りが鈍く、さらに第1四半期業績に対してネガティブ反応となり、11月16日には3790円まで調整した。株式分割の発表が無かったことに対する失望売りが膨らんだようだ。ただし9月の上場来安値3685円に接近してほぼ底値圏だろう。11月16日の終値は3840円で、今期予想PERは約42倍、時価総額は約53億円である。(MM)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:38 | 業績でみる株価