[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (02/07)東京メトロは強もみあい、第3四半期2割増益だが通期予想を据え置き目先的な売りも
記事一覧 (02/07)日本製鉄は一段高で始まる、第3四半期の進ちょく好調、神戸製鋼と相互に資本効率向上をはかる
記事一覧 (02/06)日本光電は反発急伸、AEDや生体計測機器が好調で値上げ効果にも期待
記事一覧 (02/06)日電硝子が急伸、今期予想営業利益3.2倍、自社株買いも好感
記事一覧 (02/05)バンダイナムコHDが後場急伸、業績予想・配当予想を増額修正、自社株買いも実施へ
記事一覧 (02/05)TACは後場一段と強含む、「リスキリング」や「セカンドキャリア」の追い風に期待強い
記事一覧 (02/05)ソフトクリエイトHDが出直り強める、第3四半期は微減益だが会社計画を上回って推移
記事一覧 (02/04)ほくほくFGは2016年以来の高値に迫る、業績予想の増額修正など好感
記事一覧 (02/04)オーナンバはストップ高買い気配、新配当性向の前倒し実施・大幅増配など好感
記事一覧 (02/04)メンバーズがストップ高、通期業績予想の大幅な増額修正など好感
記事一覧 (02/04)住友化学が急反発、黒字決算など再評価、昨日は全体相場の急落に埋没したが改めて見直される
記事一覧 (02/03)ヤマシタヘルスケアHDは逆行高、利益進捗率高く業績上振れ期待
記事一覧 (02/03)商船三井は朝安を切り返し高い、高配当、全体相場の下げに押されたが買い集中
記事一覧 (02/03)平和不動産が上場来の高値に進む、「資本コストや株価を意識した経営の更なる推進」など好感
記事一覧 (02/03)コナミグループは一段と出直って始まる、業績予想の増額修正など好感
記事一覧 (02/03)住友ファーマは買い気配で始まり急伸、第3四半期の黒字転換など好感、ストップ高に迫る
記事一覧 (01/31)さくらインターネットが後場一段高、第3四半期の営業利益5.7倍、通期見通しを増額修正
記事一覧 (01/31)関電工が後場急伸、期末配当を倍増、業績・配当予想の増額修正を好感
記事一覧 (01/31)TACが急反発、業績への期待など強く押せば買いが入る相場
記事一覧 (01/31)フジ・メディアHDは6日ぶり反落、広告収入の減少など開示、買い一服感
2025年02月07日

東京メトロは強もみあい、第3四半期2割増益だが通期予想を据え置き目先的な売りも

■旅客運輸収入など好調、情報通信事業も「営業許諾料」など増加

 東京メトロ(東京地下鉄)<9023>(東証プライム)は2月7日、小安く始まった後1761.0円(19.5円高)まで切り返す場面を見せ、強もみあいの売買交錯となっている。6日の15時30分に発表した第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)は営業利益、経常利益とも前年同期比で2割増加するなど好調だったが、11月に発表した第2四半期決算でも営業、経常利益は2割増だった上、通期予想を増額修正しなかったためか、目先的な売りも出ているようだ。

 第3四半期累計の連結決算は、営業収益が前年同期比5.1%増の3061億06百万円で、経常利益は同22.2%増の693億20百万円だった。、旅客運輸収入等の増加により売り上げが拡大し、「勤務に係る支払清算金及び固定資産の減損損失を特別損失に計上したものの、増収に伴い、全ての段階利益が増益」(決算説明資料より)になった。情報通信事業も「携帯電話第4世代通信サービス整備の進捗に伴う営業許諾料の増加等により増収増益」となった。

 通期(25年3月期)の連結業績予想は全体に前回予想を据え置き、売上収益は4075億円(前期比4.7%増)、経常利益は767億円(同16.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は523億円(同13.1%増)を継続した。3月期末は党派1株40円(前期比8円の増配)の予定。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:05 | 業績でみる株価

日本製鉄は一段高で始まる、第3四半期の進ちょく好調、神戸製鋼と相互に資本効率向上をはかる

■相互出資を解消するが提携関係は従来通り継続

 日本製鉄<5401>(東証プライム)は2月7日、一段高で始まり、取引開始後は3332.0円(104.0円高)まで上げ、約3か月ぶりに3300円台を回復している。6日の15時30分に第3四半期決算と「神戸製鋼所株式の売却について」を発表し、好感買いが先行している。

 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)株式の売却は、2002年から相互に出資してきた分を相互に解消するもので、全1073万4500株を、資産圧縮による資本効率向上を目的に売却する。提携関係については従来通り継続するとした。神戸製鋼も「日本製鉄株式会社株式の売却について」を発表した。

 第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)は事業利益が前年同期比18.2%減の5661億25百万円となるなど、各利益とも減益だった。ただ、3月通期の予想も期初から減益の予想としており、通期の予想事業利益は6700億円(前期比23.0%減)。第3四半期までで通期予想の84%を達成したため、進ちょくは好調と見られている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:29 | 業績でみる株価
2025年02月06日

日本光電は反発急伸、AEDや生体計測機器が好調で値上げ効果にも期待

■約8か月ぶりに2000年以降の実質的な最高値を更新

 日本光電工業<6849>(東証プライム)は2月6日、急反発となり、14%高の2465.0円(310.0円高)まで上げて約8か月ぶりに2000年以降の実質的な最高値を更新した。5日の15時30分に発表した第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)はほぼ計画通りだったが、AEDや生体計測機器が好調で、25年1⽉には消耗品の価格引上げを実施。上乗せ効果などに期待が出ている。

 第3四半期累計の連結売上高は前年同期比1.5%増加し、営業利益は同4.0%増加した。「海外で自社品内の売上構成が良化し、国内でも売上構成が良化したほか、在庫評価減の減少、売価アップの影響もあり、売上総利益率が改善した」(決算短信より)。今期・25年3月期の連結業績予想は、第4四半期以降の為替レートを152円/米ドル、164円/ユーロと想定して全体に据え置き、売上高は前期比2.3%増、営業利益は同4.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は鶴ヶ島新工場の建設やM&Aにかかわる出入りがあり同29.5%減、を継続した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:38 | 業績でみる株価

日電硝子が急伸、今期予想営業利益3.2倍、自社株買いも好感

■前12月期は各利益とも黒字化、今期も一段拡大を見込む

 日本電気硝子<5214>(東証プライム)は2月6日、大きく出直って始まり、取引開始後は10%高の3729円(340円高)まで上げ、2024年7月以来の3700円台に進んでいる。5日15時30分に発表した12月決算(2024年12月期・連結)が各利益とも黒字化し、今期予想も一段拡大とした上、自己株式の取得(自社株買い)も発表、好感買いが先行している。

 自社株買いは、取得株式総数700万株(自己株式を除く発行済株式総数の8.67%)取得総額200億円を各上限として、2025年2月6日から同年12月23日までの予定で行う。24年12月期の連結売上高は前期比6.9%増加し、営業利益は前期の104億円の損失から61億円の黒字に転換した。今期・25年12月期の連結営業利益の予想は3.2倍の200億円の見込みとし、予想1株利益は185円84銭とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:59 | 業績でみる株価
2025年02月05日

バンダイナムコHDが後場急伸、業績予想・配当予想を増額修正、自社株買いも実施へ

■第3四半期はデジタル事業やトイホビー事業が大きく伸長

 バンダイナムコHD(バンダイナムコホールディングス)<7832>(東証プライム)は2月5日の正午前に第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)と自己株式の取得(自社株買い)、通期連結業績予想・配当予想の増額修正などを発表し、株価は後場15%高の4454円(595円高)まで上げて実質的な上場来の高値を大きく更新している。

 4〜12月は、デジタル事業やトイホビー事業が大きく伸長するなどで計画を上回り、通期(2025年3月期)の連結業績予想を全体に増額修正した。親会社株主に帰属する当期純利益は従来予想を16.4%上回る見込みになった。3月期末配当は1株60円の予定(前回予想比49円増)とした。バンダイナムコエンターテインメントがクリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)と合弁会社を25年4月1日(予定)に設立する。

 自社株買いは、上限800万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.22%)、取得総額350億円を上限として、25年2月6日から同年5月31日までの予定で実施するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:33 | 業績でみる株価

TACは後場一段と強含む、「リスキリング」や「セカンドキャリア」の追い風に期待強い

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■第3四半期の決算発表は2月6日を予定

 TAC<4319>(東証スタンダード)は2月5日の後場、一段と強含む相場となり、13時30分にかけて216円(6円高)まで上げて再び出直りを強めている。公認会計士、簿記検定、宅建取引士など、資格取得講座の大手で、このところ、現役世代の「リスキリング」などに加え、第二の人生で新たな仕事に挑む「セカンドキャリア」のための需要も増えているもよう。第3四半期の決算発表は2月6日を予定し、期待が強まっている。

 第2四半期決算(2024年4〜9月・累計:中間期/連結)は営業利益が8億23百万円(前年同期比225.5%増)となり、親会社株主に帰属する中間純利益は5億77百万円(同232.1%増)となるなどで全体に急回復の決算だった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:07 | 業績でみる株価

ソフトクリエイトHDが出直り強める、第3四半期は微減益だが会社計画を上回って推移

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■生成AIを最大限に活用したAI受託開発を開始

 ソフトクリエイトHD(ソフトクリエイトホールディングス)<3371>(東証プライム)は2月5日、反発相場となり、5%高の2254円(98円高)まで上げた後も堅調に売買され、出直りを強めている。2月3日午後に第3四半期決算を発表し、4月から12月までの累計では各利益とも微減だったが、売上高や経常利益は会社計画を上回った。5日は、改めて評価し直される相場になっている。

 第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)は、ソフトクリエイトが経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定されたほか、生成AIを最大限に活用したAI受託開発を開始した。売上高は前年同期比4.3%増の226億54百万円となった一方、先行投資などにより営業利益は同3.2%減の39億41百万円、経常利益は同4.3%減の41億37百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同3.0%減の25億48百万円だった。ただ、売上高は会社計画の219億円を3.2%上回り、経常利益も同40.9億円を1.9%上回った。

 通期・25年3月期の連結業績予想は全体に前回予想を継続し、売上高は300億円(前期比7.5%増)、営業利益は54億80百万円(同6.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は同5.9%増の34億50百万円。各利益とも連続で最高を更新することになる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:16 | 業績でみる株価
2025年02月04日

ほくほくFGは2016年以来の高値に迫る、業績予想の増額修正など好感

■貸出金利息や有価証券利息の増加など寄与

 ほくほくFG(ほくほくフィナンシャルグループ)<8377>(東証プライム)は2月4日、一段高となり、11%高の2292円(228円高)まで上げた後も堅調に推移。2024年6月につけた2016年以来の高値2323円に迫っている。北海道銀行や北陸銀行の持ち株会社で、3日15時30分に第3四半期決算と2025年3月通期連結業績予想の増額修正を発表、好感されている。

 第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)は経常収益が前年同期比4.4%増加し、経常利益は2.0倍となった。25年5月通期の連結業績見通しは、貸出金利息や有価証券利息の増加などにより資金利益が当初予想を上回る見込みとなった。また北海道リース株式会社を持分法適用会社としたことによるその他経常収益の計上などを踏まえ、24年5月に開示した前回予想に対し、経常利益を21%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同40.0%上回る見込みに見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:53 | 業績でみる株価

オーナンバはストップ高買い気配、新配当性向の前倒し実施・大幅増配など好感

■12月決算予想を大幅増額、期末配当は29円(予想比12円増)に

 オーナンバ<5816>(東証スタンダード)は2月4日、買い気配のままストップ高(150円高の1143円)に達し、前引けにかけてもまだ始値がつかないまま急伸相場となっている。3日の15時30分に2024年12月期の連結業績予想、配当予想の増額修正を発表し、好感買いが集中した。

 発表によると、24年12月期は、売上高の回復は引き続き遅れているものの、環境関連市場を中心とした需要の増加等により前回発表予想を上回る見込みになった。グローバルでの原価低減活動における利益の改善なども奏功した。連結売上高は24年11月に開示した前回予想を1.4%上回る見込みになり、営業利益は同16.7%、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.4%上回る見込みになった。

 また、12月期末配当は、26年度に予定していた「年間配当性向30%以上」を本年度に前倒して実施し、1株29円の見込み(前回予想比12円増)とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:30 | 業績でみる株価

メンバーズがストップ高、通期業績予想の大幅な増額修正など好感

■第3四半期は営業損失が5分の1近くまで改善

 メンバーズ<2130>(東証プライム)は2月4日、急伸相場となり、取引開始後にストップ高の1149円(150円高、15%高)で売買されたまま買い気配を続けている。3日の15時30分に発表した第3四半期決算(2024年4〜12月・累計、IFRS)で営業損失が前年同期の5分の1近くまで改善し、3月通期の各利益予想の大幅な増額修正も発表、好感買いが集中している。

 4〜12月は、「UIUXデザインやプロダクト・サービス開発、データなどの専門カンパニーやPMO(部署の枠をこえて横断的にプロジェクトマネジメントを統括する部門や体制)サービスを中心に、より高い需要が見込まれるDX領域の付加価値売上高が同34.5%増と高い成長率を継続し」「事業領域の転換が進んだ」(発表資料より)。3月通期の営業利益は1月に開示した前回予想の2倍の4億円(前期の9.8倍)になる見込みとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:05 | 業績でみる株価

住友化学が急反発、黒字決算など再評価、昨日は全体相場の急落に埋没したが改めて見直される

■子会社株式の一部譲渡により約120億円を第4四半期に計上へ

 住友化学<4005>(東証プライム)は2月4日、急反発で始まり、取引開始後は8%高の352.5円(25.8円高)まで上げて出直りを強めている。3日の13時過ぎに第3四半期決算の黒字転換と子会社株式の一部譲渡に伴う特別利益などを発表。この日は日経平均1000円安などの全体安に埋没して大引け9.5円安だったが、4日は改めて評価し直される相場になっている。

 第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結、IFRS)は、売上高が前年同期比5.4%増加し、営業利益は1454.3億円となり前年同期の1606億円の損失から黒字に転換、経常利益と四半期利益も黒字に転換した。3月通期の連結業績予想は営業利益1800億円の黒字とする前回予想を据え置いた。

 また、完全子会社・住友ケミカルエンジニアリング株式会社の株式の一部(66.6%)をJFEエンジニアリング株式会社へ25年3月31日漬け(予定)で譲渡することを決議し、25年3月期・第4四半期に約120億円をその他の営業収益(コア営業利益)として計上する見込みとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:29 | 業績でみる株価
2025年02月03日

ヤマシタヘルスケアHDは逆行高、利益進捗率高く業績上振れ期待

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■営業・経常利益とも中間期で67%を達成、AIの追い風本格化

 ヤマシタヘルスケアHD(ヤマシタヘルスケアホールディングス)<9265>(東証スタンダード)は2月3日、2230円(50円高)まで上げた後も堅調に売買され、全体相場が日経平均1000円安(2.5%安)、TOPIX(東証株価指数)の61ポイント安(2.2%安)となっている中で強い値動きを見せている。半導体産業でにぎわう九州を地盤とする医療機器や関連商材の専門商社。1月中旬に発表した第2四半期決算(2024年6〜11月・中間期/連結)は各利益とも減益だったが、5月通期予想に対する進捗率の好調さなどが注目されている。

 中間決算発表では、今期・25年5月期の連結業績予想を全体に据え置き、24年7月に開示した前回予想のまま、売上高は673億19百万円(前期比9.4%増)、営業利益は7億71百万円(同20.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億09百万円(同12.2%減)とした。これに対し、中間期(上期)までの進捗率は、売上高で46.6%だが営業利益は67.7%に達し、経常利益も67.2%を達成した。医療機器の世界はAIを援用する次世代機器への転換、入れ替えが本格化すると見られており、業績上振れの期待が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:23 | 業績でみる株価

商船三井は朝安を切り返し高い、高配当、全体相場の下げに押されたが買い集中

■今3月期末配当を160円(前回予想比40円増)に

 商船三井<9104>(東証プライム)は2月3日、取引開始後の128円安(2.4%安の5160円)を下値に切り返し、日経平均が一時1118円安まで急落した中で42円高の5330円まで上げて下値の固さを見せつけている。前取引日・31日の15時30分に発表した第3四半期決算が大幅増益だった上、今3月期末配当を1株160円(前回予想比40円増)の予定とした。このため、「下げたところは待ってましたと買いが集中したようだ」(株式市場関係者)との見方が出ている。

 第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)は、営業利益が前年同期比52.7%増加し、経常利益は同90.0%増などと大幅に伸びた。今3月期末配当は1株160円(前回予想比40円増)の予定とした。年間では同340円の予定(前期比120円の増配)になる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:57 | 業績でみる株価

平和不動産が上場来の高値に進む、「資本コストや株価を意識した経営の更なる推進」など好感

■第3四半期決算は減収減益だが「計画通りの進捗」

 平和不動産<8803>(東証プライム)は2月3日、前日比変わらずで始まったあと次第高となり、6%高の4780円(255円高)まで上げて上場来の高値を2日続けて更新している。前取引日・31日の15時に第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)を発表し、減収減益だったものの、物件売却益の年度計画を当初から前期を下回る見通しとしており、「計画通りの進捗」(決算補足資料より)とした。また、「資本コストや株価を意識した経営の更なる推進」も発表し、好感されている。

 東証の地主で、2024年12月に「日本橋兜町・茅場町 街づくりビジョン2040」を公表した。「資本コストや株価を意識した経営の更なる推進」では、PBR(純資産)に加え、P/NAV(1株当たり純資産額)を意識しながら、株価及び資本効率向上に向けた経営に取り組み、2024年度から26年度のROE目標として、株主資本コストを上回る7%以上に設定することなどを発表した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:20 | 業績でみる株価

コナミグループは一段と出直って始まる、業績予想の増額修正など好感

■「eFootball」など好調、新作「SILENT HILL2」も計画を上回る

 コナミグループ<9766>(東証プライム)は2月3日、一段と出直って始まり、取引開始後は9%高の1万5545円(1225円高)まで上げている。前取引日・31日の15時30分に発表した第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結、IFRS)が営業利益45.5%増加するなど大幅に伸び、今3月期の連結業績予想の増額修正も発表。全体相場が大きく下押す中で逆行高となっている。

 連結売上高は前年同期比22.8%増加し、親会社の所有者に帰属する四半期利益も同41.8%増加した。デジタルエンタテインメント事業における「eFootball」等の主力タイトルが好調に推移している上、家庭用ゲームの新作「SILENT HILL2」の販売が計画を上回る見込みとなり、今期・25年3月期の連結業績予想を全体に増額修正した。3月期の連結業績予想は、5月に開示した前回予想に対し、売上高は8.4%上回る見込みに見直し、営業利益は同18.3%上回る見込みに、親会社の所有者に帰属する当期利益も同17.6%上回る見込みに見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:44 | 業績でみる株価

住友ファーマは買い気配で始まり急伸、第3四半期の黒字転換など好感、ストップ高に迫る

■北米や中国で好調、構造改革なども寄与

 住友ファーマ<4506>(東証プライム)は2月3日、買い気配のまま急伸して始まり、ストップ高(3日は100円高の710円)に迫っている。前取引日・31日の15時30分に発表した第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結、IFRS)が各利益とも前年同期比で黒字に転換し、今3月期の連結売上高と純利益の予想を増額修正。日経平均やTOPIXが大幅反落の中で逆行高となっている。

 24年4〜12月の売上高に相当する連結売上収益は前年同期比24.7%増加した。3月通期の予想を前回予想比12.7%上回る見込みに見直した。北米で進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」などが好調に推移し、アジアでは中国での販売が計画を上回っていることに加え、想定為替レートの見直しによる増加も加わった。利益面では事業構造改革等による費用の減少も奏功する見通しとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 業績でみる株価
2025年01月31日

さくらインターネットが後場一段高、第3四半期の営業利益5.7倍、通期見通しを増額修正

■GPUクラウドサービス牽引、通期の営業利益は予想を31%上回る見込みに

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)は1月31日の正午過ぎに第3四半期決算と2025年3月通期連結業績予想の増額修正を発表。株価は一段と出直りを強め、14時30分を過ぎて5333円(171円高)まで上げている。5300円台は1月15日以来、半月ぶりになる。

 第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)は、24年1月に開始したGPUクラウドサービスが大幅に成長して収益を牽引した。売上高は前年同期比36.6%増加し、営業利益は476.3%増(5.7倍)になった。また、旺盛なAI開発需要を背景にGPU基盤の早期整備に向けて「NVIDIA H100 TensorコアGPU」800基の追加投資を行い、24年12月よりサービス提供を開始した。こうした展開により、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、3月通期の連結売上高は9月に開示した前回予想を6.9%上回る見込みに見直し、営業利益は同30.8%上回る見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同35.5%上回る見込みに見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:54 | 業績でみる株価

関電工が後場急伸、期末配当を倍増、業績・配当予想の増額修正を好感

■3月期末配当予想は前回予想の1株25円を同56円に

 関電工<1942>(東証プライム)は1月31日の13時に第3四半期決算と通期業績・配当予想の増額修正を発表し、株価は一段高となった。一時12%高の2627.0円(281.5円高)まで上げ、2000年以降の最高値を更新している。

 第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)は、旺盛な民間建設投資や生産性の向上により収益性が高まったことなどで、売上高が前年同期比12.9%増加し、営業利益は同68.2%増加した。3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は9月に開示した前回予想を5.2%上回る見込みに見直し、営業利益は同32.6%上回る見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同44.8%上回る見込みに見直した。3月期末配当予想は、前回予想の1株25円を同56円に倍増の予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:56 | 業績でみる株価

TACが急反発、業績への期待など強く押せば買いが入る相場

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■公務員の兼業、副業の弾力化やリスキリングが追い風に

 TAC<4319>(東証スタンダード)は1月31日、10%高の216円(20円高)まで上げた後も210円前後で堅調に売買され、昨30日の9%安(19円安の196円)から急反発となっている。資格取得講座の大手で、2月6日に第3四半期決算を発表する予定。昨24年11月には第2四半期の連結業績予想を大幅に増額修正するなどで業績は好調なため、下押せば買いが入る相場になっている。24日に開幕した通常国会では、石破首相が地方公務員の兼業、副業の弾力化する方針を示した。事業に追い風とみられている。

 2024年11月に第2四半期の業績予想(2024年4〜9月:中間期/連結)を大幅に増額修正し、経常利益は5月に開示した従来予想を79.6%上回る見込みに見直した。個人教育事業の講座申し込みが好調だった上、オンライン受講の高まりなどを受けてコスト構造の見直しを行った成果が発現した。この傾向は下期も続くとみられ、リスキリング(学び直し)の潮流などが追い風となっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:21 | 業績でみる株価

フジ・メディアHDは6日ぶり反落、広告収入の減少など開示、買い一服感

■直近5日間で33%急騰、広告減の中で上げただけに動向を注視

 フジ・メディアHD(フジ・メディア・ホールディングス)<4676>(東証プライム)は1月31日、2284.5円(0.5円安)を上値に売買交錯となり、6日ぶりの反落模様となっている。30日の17時に今期・2025年3月期の連結業績予想の大幅な下方修正を発表し、さすがに買い一服感が出る相場になった。株価は、昨30日までの5日間で約600円(約33%)の急騰。元タレント中居正広さんに関する件を受け、広告収入の減少は早くから想定されていた中での連騰だっただけに、これで相場が終わるかどうか注視されている。

 発表によると、中核事業会社の(株)フジテレビジョン(フジテレビ)は、今回の元タレント中居正広さんに関する件を受け、広告の差し替え及びキャンセル分について「広告料金を請求しない方針」とした。これにより、25年3月期・通期のフジテレビの広告収入の見込みは、ネットタイム、スポットなどの合計で1252億円(前回予想比233億円減)とした。関連報道では「フジテレビ単体の最終損益は赤字に転落する見通し」(日本経済新聞)と伝えられた。フジ・メディアHDの25年3月期の連結業績予想は、24年3月に開示した前回予想に対し、売上高は8.4%減の5482億円の見込みになり、営業利益は同49.0%減の見込みに、当期純利益は同66.2%減の見込みになるとした。(HC)

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