[業績でみる株価]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (07/12)Sansanがストップ高、5月期決算の大幅増益と自社株買いを好感、今期も拡大を見込む
記事一覧 (07/12)ベイカレント・コンサルが急伸、第1四半期好調で「下期偏重型」のため業績上振れを期待
記事一覧 (07/12)タマホームの出直り急激、5月期末配当を今期も増配、営業利益は今期8%増を見込む
記事一覧 (07/11)トレジャー・ファクトリーが上場来の高値を更新、第1四半期は最高益、業績予想を増額修正
記事一覧 (07/10)京進がストップ高、5月決算の営業利益など従来予想を5割上振れ注目再燃
記事一覧 (07/10)カーブスHDは急激に出直る、第3四半期の営業利益43.9%増加、チェーン売り上げ、物販売り上げなど過去最高とし注目再燃
記事一覧 (07/08)ネオジャパンは高値に向け切り返す、この7月末から中間配当を実施、上場維持基準にも完全適合
記事一覧 (07/08)北興化学の出直り目立つ、第2四半期決算と新工場の建設などに期待強まる
記事一覧 (07/05)ジェイドグループが急伸、3月に連結子会社入りしたマガシークの収益改善と開示し一転、見直される
記事一覧 (07/05)三越伊勢丹HDが上場来の高値を更新、目標株価の引き上げ伝えられ月次売上高の好調など再認識
記事一覧 (07/05)ダイドーリミテッドが急伸しストップ高、期末配当を5円から一挙100円に見直す
記事一覧 (07/05)キユーピーが急伸、業績予想の増額修正と増配を好感、2016年7月以来の3400円台に進む
記事一覧 (07/04)レナサイエンスが急伸、米社からのマイルストーンで業績予想を増額修正、注目集まる
記事一覧 (07/02)三菱重工が2日ぶりに高値を更新、業績好調、政策保有株の解消による資金余力の拡大も期待
記事一覧 (07/01)JSSは年初来の高値に迫る、上場維持基準「流通株式時価総額」上昇に向けた取組に期待強い
記事一覧 (07/01)J.フロントリテイリングは一段高、業績予想の増額修正など好感される
記事一覧 (06/28)協立情報通信は「三角もちあい」を継続、業績好調で値動き収れんを待つ
記事一覧 (06/28)And Doホールディングスが切り返して始まる、「ハウス・リースバック」で取得した不動産を流動化、譲渡益は9億86百万円
記事一覧 (06/27)巴工業は上場来の高値に迫る、第2四半期までの進ちょく好調で10月通期の業績に期待強い
記事一覧 (06/27)冨士ダイスが高値を更新、今期も大幅増配を予定し新中期計画への期待も続く
2024年07月12日

Sansanがストップ高、5月期決算の大幅増益と自社株買いを好感、今期も拡大を見込む

■社員の経費立替負担を軽減しDX化など実現する「BillOne経費」にも注力

 Sansan<4443>(東証プライム)は7月12日、買い気配のまま急伸し、取引開始後にストップ高買い気配の2130円(400円高、23%高)に達したまま買い気配となっている。名刺管理システムなどで知られ、11日午後に発表した2024年5月期の連結決算が営業利益6.7倍となるなどでV字型の急回復となり、自己株式の取得(自社株買い)も発表。売買が成立すれば株式分割を考慮した相場で2022年1月以来の2000円台に進む急伸相場となっている。

 前5月期は、営業DXサービス「Sansan」の成長が継続し、「Sansan」の売上高は前年同期比15.6%増加した。また、インボイス管理サービス「Bill One」は高成長が継続し、「Bill One」の売上高は前期比155.5%増加した。今期・25年5月期は、請求書発行から入金消込までを一気通貫で完結させる「Bill One発行」、社員の立替経費に伴う課題を解決しながら金銭的負担を軽減し経費精算業務の効率化やコスト削減を実現する「Bill One経費」などに注力しながら、売上高は前期比27%増から30%増(430億26百万円から440億42百万円)を目指す。

 自社株買いは、20万株(自己株式を除く発行済株式総数の0.16%)、総額300百万円を各上限に、2024年7月12日から同年8月31日までの予定で行うとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:48 | 業績でみる株価

ベイカレント・コンサルが急伸、第1四半期好調で「下期偏重型」のため業績上振れを期待

■コンサルタント数28%の大幅増としたものの戦力化早い様子で増収増益

 ベイカレント・コンサルティング<6532>(東証プライム)は7月12日、一段高で始まり、取引開始後は15%高の4174円(551円高)まで上げて約1週間ぶりに戻り高値を更新している。11日午後に発表した第1四半期決算(2024年3〜5月)が前年同期比で売上収益26%増加、営業利益18%増加と好調で、約6か月ぶりに4000円台を回復している。

 第1四半期は、「コンサルタント数が28.4%増と大幅に増加(前1Q末3116名、当1Q末4002名)」(説明資料より)したが増収増益を確保した。2月通期の業績予想は全体に据え置いたが、「売上・EBITDA(償却前英益)ともに下期偏重となる傾向があり」とするため上振れ期待が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:42 | 業績でみる株価

タマホームの出直り急激、5月期末配当を今期も増配、営業利益は今期8%増を見込む

■戸建分譲事業の受注15.8%増と好調

 タマホーム<1419>(東証プライム)は7月12日、買い気配で始まった後9%高の4230円(365円高)をつけ、約1か月半ぶりに4200円台を回復して大きく出直っている。11日午後に発表した2024年5月期の連結決算は営業利益が5%減だったが今期予想は8%増とし、配当(期末のみ実施中)は従来予想比5円増の190円に増額、今期・25年5月期は195円の予定とし、好感されている。

 24年5月期は、注⽂住宅事業で引渡棟数が減少した一方、不動産事業における⼾建分譲事業は引渡棟数が増加。連結売上高は前期比3.3%減少し、営業利益は同5.1%減、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.4%増だった。受注は注文住宅が8678棟(前期比10.7%減)だった一方、戸建分譲は1529棟(前期比15.8%増)と好調だった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:19 | 業績でみる株価
2024年07月11日

トレジャー・ファクトリーが上場来の高値を更新、第1四半期は最高益、業績予想を増額修正

■サステナブルな消費行動の浸透、海外客の「モッタイナイ」意識を楽しむ姿勢も追い風に

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は7月11日、一段高となり、取引開始後に12%高の2034円(216円高)まで上げて2日ぶりに実質的な上場来の高値を更新し、午前10時にかけては1950円前後で推移。東証プライム銘柄の値上がり率2位に躍進している。10日午後に発表した第1四半期決算(2024年3〜5月・連結)で売上高が25%増加し、営業利益は31%増加など好調だった上、第2四半期と2月通期の連結業績予想を増額修正。好感買いが集中している。8月中間配当も増額し、1株につき従来予想比2円増の18円とした。

 第1四半期決算(2024年3〜5月・連結)は、営業利益が前年同期比30.7%増の13億49百万円で、「第1四半期連結会計期間としては過去最高を達成」(決算短信より)した。世の中のサステナブルな消費行動の浸透を受け、リユース事業を行うグループ会社のカインドオルやピックアップジャパンも好調に推移。物価高にともなう中古品・リユース品への需要増加も追い風になっている。ブランド品や腕時計などの服飾雑貨は外国人観光客向け販売の回復などから同28.6%増加した。「モッタイナイ」の発想も日本旅行を楽しむ要素のひとつのようだ。

 今2月期の連結業績予想は、売上高が24年4月に開示した予想を3.2%上回る418億62百万円の見込み(前期比21.5%増)に見直し、営業利益は同8.9%上回る40億41百万円(同20.7%増)に、親会社株主に帰属する当期純利益は同10.4%上回る27億23百万円(同21.5%増)に各々見直した。各利益とも連続で最高を更新することになる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:26 | 業績でみる株価
2024年07月10日

京進がストップ高、5月決算の営業利益など従来予想を5割上振れ注目再燃

■今期は小幅増益予想だが首都圏での拡大や介護施設の積極開設など示す

 京進<4735>(東証スタンダード)は7月10日、2日続けて大幅高となり、取引開始後にストップ高の515円(80円高、18%高)まで上げ、そのまま買い気配となっている。京都、滋賀地区を中心にに学習塾事業、語学関連事業、保育・介護事業を行い、9日の16時に発表した5月決算が各利益とも従来予想を5割上振れて着地し、売上高は8期連続で最高を更新。今期・25年5月期の予想は小幅増益にとどめたものの、拡大期待の強い相場になっている。

 首都圏での事業拡大を予定しているほか、保育事業においては、学習塾のノウハウを活かした知育や英語といった教育プログラムを強みとして勝ち残る体制を整える計画。また、介護事業では、高齢人口が急速に増加する情勢を鑑み、介護施設の積極的な開設を予定している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:59 | 業績でみる株価

カーブスHDは急激に出直る、第3四半期の営業利益43.9%増加、チェーン売り上げ、物販売り上げなど過去最高とし注目再燃

■今8月期の業績予想は据え置いたが上振れ期待も

 カーブスHD(カーブスホールディングス)<7085>(東証プライム)は7月10日、急激に出直る相場となり、午前9時50分にかけて9%高の810円(65円高)まで上げ、ここ数日の調整相場を一気に奪回している。女性向けのフィットネスジムを展開し、9日午後に発表した第3四半期連結決算(2023年9月〜24年5月・累計)の営業利益が前年同期比43.9%増加し、「チェーン売り上げ、会費入会金売り上げ、会員向け物販売り上げとも過去最高」(決算説明資料より)になったことなどが好感されている。

 円相場が米ドルで前第3四半期末から6.42円の円安になったため、海外子会社Curves International,Inc.買収時に発生したのれん・商標権の資産価額が、円換算では1億91百万円の減少となったが、本業の好調さが改めて示された。今期・24年8月期の通期連結業績見通しは24年3月発表の数値を全体に据え置き、営業利益は49億円〜51億円(前期比27.2%像〜32.4%増)を継続したが、退会割合が低下しているとしたことなどから、株式市場関係者の中には上振れを期待する様子も出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:26 | 業績でみる株価
2024年07月08日

ネオジャパンは高値に向け切り返す、この7月末から中間配当を実施、上場維持基準にも完全適合

■中間配当を意識した買いなど強く断続的に高値を更新

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は7月8日、切り返す相場となり、1756円(61円高)まで上げた後も14時にかけて1750円台で売買され、7月4日につけた2021年以来の高値1830円に向けて出直っている。ビジネスICTツールのグループウェア『desknet’s NEO(デスクネッツ・ネオ)』などが好調で、業績は今期・2025年1月期も各利益が連続最高を更新する見込み。この7月第2四半期末から中間配当を実施すると6月14日に発表済みで、断続的に高値を更新しながら期待の強い相場が続いている。

 発表によると、24年1月期まで年1回の剰余金の配当を期末に行うことを基本としていたが、株主への利益還元の機会の一層の充実を図るため、25年1月期より中間配当を実施することとした。期初の配当予想では年間配当額を1株当たり27円としていたが、中間配当の実施にあたり、配当予想を第2四半期末、期末それぞれ14円とし、年間では28円とすることとした。今年の7月末を基準日とする配当や株主優待の権利付最終日(買付期限)は7月29日になる。

 また、同社は5月に「上場維持基準適合に向けた計画書に基づく進捗状況」を開示し、東証の様式に準拠した24年1月31日時点における計画書の進捗状況等については、「流通株式時価総額」のみ基準を充たしていないとしたが、3月以降の株価上昇により5月の発表時点では「流通株式時価総額」も基準を充たし、上場維持基準には完全適合済みとなっている。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:16 | 業績でみる株価

北興化学の出直り目立つ、第2四半期決算と新工場の建設などに期待強まる

■新工場によってフォトレジスト用原料の生産能力は2倍に

 北興化学工業<4992>(東証スタンダード)は7月8日、大きく出直る相場となり、取引開始後に9%高の1629円(139円高)まで上げて約2か月前につけた上場来の高値1720円(2024年5月13日)に向かっている。前取引日・5日の15時に「固定資産の取得(新工場建設)」と第2四半期決算、その説明資料を発表し、新工場によってフォトレジスト用原料の生産能力は概ね2倍になることなどを開示し、期待が強まった。

 第2四半期連結決算(2023年12月〜24年5月・累計)の営業利益は前年同期比8.0%減の34億02百万円だったが、前回発表の今11月期の連結予想営業利益は当初から41億20百万円(前期比6.7%減)と減益を計画しており、第2四半期まででこの83%を達成した。進ちょく度の速さも注目されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:24 | 業績でみる株価
2024年07月05日

ジェイドグループが急伸、3月に連結子会社入りしたマガシークの収益改善と開示し一転、見直される

■単月の営業利益、4月は前年同月の8倍、5月は15倍に

 ジェイドグループ<3558>(東証グロース)は7月5日、飛び出すように大きく出直る相場となり、午前11時過ぎに18%高の1912円(287円高)まで上げて約3か月ぶりに1900円台を回復し、後場も1900円をはさんで活況高となっている。靴とファッションの通販サイト『LOCONDO.jp』などを運営し、4日の夕方、3月に連結子会社化したマガシーク株式会社の収益改善について発表し、見直し買いが流入している。

 マガシークは、ファッションECサイト『MAGASEEK』やNTTドコモのユーザー向けファッションECサイト『d fashion』の運営支援などを行う。発表によると、マガシークの単月の営業利益は4月に56百万円(前年同月の8倍)となり、5月は89百万円(同15倍)だった。「24年2月に開示したマガシークの営業利益水準は減益トレンドで、22年度の当期純利益は0円であったため『23年度は当期純利益だけでなく営業利益ベースでも赤字転落ではないか?本当にジェイドグループによるM&Aで利益増に繋がるのか?』とご懸念の声もあった」(発表リリースより)もようだが、一転、見直される形になった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:33 | 業績でみる株価

三越伊勢丹HDが上場来の高値を更新、目標株価の引き上げ伝えられ月次売上高の好調など再認識

■「路線価」による地価上昇や株価の最高値などで高額消費は好調の見方

 三越伊勢丹HD(三越伊勢丹ホールディングス)<3099>(東証プライム)は7月5日、一段と上げて9日続伸基調となり、午前11時を過ぎて6%高の3487円(209円高)をつけて約1か月ぶりに上場来の高値を更新している。SMBC日興証券が目標株価を1100円引き上げて3800円に見直したと伝えられているが、1日に発表した6月の月次売上高「国内百貨店事業・売上速報」が三越と伊勢丹の合計で前年同期比24.2%増加して好調だったこと、さらに同日発表の「路線価」による土地の値上がり、足元の株価の最高値更新などを受け、高額消費は好調に推移するとの見方が出ている。

 1日に発表した6月の「国内百貨店事業・売上速報」は、「これまで同様に、ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドの衣料品、ハンドバッグ、宝飾・時計、化粧品などが好調。気温上昇に伴い、サングラス、ブラウス、パンツ等の夏物アイテムへの関心も高かった」とし、「伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店・三越銀座店を中心に、引き続き高付加価値商品の売上が牽引し、売上前年比は(株)三越伊勢丹計で124.2%、国内百貨店計で119.0%であった。また、両本店・三越銀座店の3店舗共に12ヵ月連続で2018年度を上回る実績で推移している」とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | 業績でみる株価

ダイドーリミテッドが急伸しストップ高、期末配当を5円から一挙100円に見直す

■村上氏ら株主の意見も参考に決定、自社株買いも機動的に

 ダイドーリミテッド<3205>(東証スタンダード)は7月5日、一段高となり、ストップ高の1095円(150円高、16%高)で売買されながら2008年以来の1000円台に進んでいる。4日夜、今期・2025年3月期の配当(期末のみ実施中)予想をこれまでの1株5円から100円に見直すと発表し、自社株買いも機動的に実施したいと発表。好感買いが殺到している。

 同社株は昨4日も旧・村上ファンド系とされる南青山不動産及びそのグループ会社による大量保有が伝えられて大きく上げていた。4日夜の増配発表では、「(株)南青山不動産及びそのグループ会社の大株主である村上世彰氏からも面談の申し入れを受け」、「村上氏をはじめとする株主の皆様の意見も参考にし」、「株主価値向上施策の検討及び試算を行った結果」、「株主還元の強化として、一定期間内における配当の増額、及び株式市場からの自己株式の取得について決議した」。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:42 | 業績でみる株価

キユーピーが急伸、業績予想の増額修正と増配を好感、2016年7月以来の3400円台に進む

■市販用、業務用、海外それぞれのセグメントで想定を上回る

 キユーピー<2809>(東証プライム)は7月5日、買い気配で始まり、取引開始後は10%高の3495.0円(331.0円高)まで上げ、約3か月ぶりに年初来の高値を更新して2016年7月以来の3400円台に進んでいる。4日15時に発表した第2四半期決算(2023年12月〜24年5月・累計・連結)が営業利益2.8倍となるなどで大幅に回復し、今11月期の連結業績予想の増額修正と増配も発表、好感買いが先行した。

 市販用、業務用、海外それぞれのセグメントでの売上伸長や、それに伴う収益改善が当初想定を上回る進捗。これを受け、今期・2024年11月期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は前回発表(4月5日)の業績予想を9.7%上回る340億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同19.0%上回る207億円の見込みに引き上げた。また、11月期末配当の予想も従来予想比4円増の31円に引き上げた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:18 | 業績でみる株価
2024年07月04日

レナサイエンスが急伸、米社からのマイルストーンで業績予想を増額修正、注目集まる

■ライセンス供与先の米社が臨床試験開始、10万ドル受領へ

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は7月4日、急伸相場となり、取引開始後に23%高の422円(78円高)まで上げて約4か月ぶりに400円台を回復し、その後も390円前後で売買されて急激に出直っている。3日の18時前に米社からのマイルストーン10万米ドル受領と、これによる業績予想の増額修正を発表し、注目集中となった。

 発表によると、皮膚疾患治療RS5441(経皮薬、経口薬)の独占的実施権を許諾する米Eirion Therapeutics,Inc.(エイリオン社)が、今般、米国でRS5441の第T相臨床試験(経皮薬)を開始した。レナサイエンスは契約に基づくマイルストーン10万米ドルをエイリオン社から受領する予定。本マイルストーンは全額、2025年3月期第2四半期の売上として計上される見込み。これを受け、2025年3月期の業績予想を全体に増額修正し、売上高は従来予想を17.4%(15百万円)上回る105百万円の見込みに見直し、営業利益は17百万円の赤字改善の見込みに、純利益も17百万円の赤字改善の見込みに見直した。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:53 | 業績でみる株価
2024年07月02日

三菱重工が2日ぶりに高値を更新、業績好調、政策保有株の解消による資金余力の拡大も期待

■3月末に株式10分割、新たな投資家層の流入続く様子

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は7月2日、再び上値を追う相場となり、午前11時を過ぎて1819.5円(86.0円高)まで上げ、2日ぶりに実質的な上昇来の高値に進んでいる。日本のエネルギー政策や防衛政策に関連し今期も連続最高益を見込む上、造船部門などは円安が追い風になり、「政策保有の三菱商事株を全株売却、395億円」(日経電子版6月27日)と伝えられるなどで、政策保有株の持ち合い解消による資金余力の拡大への期待も言われている。

 また、2024年3月31日を基準日として、1株につき10株の割合で株式分割を行ったため、分割前に比べ手最低投資金額が10分の1になった。これを受けて新たな投資家層の流入が続いているとみられている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:38 | 業績でみる株価
2024年07月01日

JSSは年初来の高値に迫る、上場維持基準「流通株式時価総額」上昇に向けた取組に期待強い

■業績はコロナ禍前の水準に戻る、資本政策含め成長戦略を着実に実行

 JSS(ジェイエスエス)<6074>(東証スタンダード)は7月1日、再び上値を試す相場となり、4%高の574円(20円高)まで上げて年初来の高値579円(2024年6月14日)に迫っている。スイミングクラブ運営の大手で、6月27日の夕方、「上場維持基準への適合に向けた計画に基づく進捗状況について」を発表し、唯一基準を充たしていない『流通株式時価総額』の上昇に向けて業績回復と企業価値の向上の為の取組みを進めるとし、期待が強まっている。

 同社では、これまでも「成長戦略」を着実に実行し、その結果、2024年3月期決算で「純売上高が8131百万円、営業利益が389百万円、経常利益は406百万円、当期純利益は218百万円とコロナ禍前の水準に戻っている」。引き続き「成長戦略」の着実な実行を継続していくことが、流通株式時価総額の基準を充足することにつながるものとし、今後も成長戦略に加え、IR活動の強化、資本政策等あらゆる対策を実行し、スタンダード市場の上場維持基準(流通株式時価総額)の適合を図っていくとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:22 | 業績でみる株価

J.フロントリテイリングは一段高、業績予想の増額修正など好感される

■第1四半期の総額売上高13.6%増加、通期業績予想など上乗せ

 J.フロント リテイリング<3086>(東証プライム)は7月1日、一段高となり、取引開始後に13%高の1893.5円(216.0円高)まで上げて約3週間ぶりに年初来の高値を更新し、2018年6月以来の1800円台に進んでいる。大丸、松坂屋などの持株会社で、前取引日の6月28日に第1四半期決算と業績予想の増額修正(第2四半期、2月通期)などを発表し、好感されている。

 当第1四半期(2024年3〜5月)の連結業績は、百貨店事業、ショッピングセンター事業などで国内売上が堅調に推移し、また訪日外国人観光客の増加などにより、当初想定以上に免税売上が伸長した。これらにより、総額売上高は前年同期比+13.6%増、売上収益は同+8.6%増、各利益段階においても事業利益が同+66.8%増となるなど増益となった。

 こうした推移を受け、第2四半期(24年3〜8月・累計)と2月通期の連結業績予想を全体に増額修正した。事業利益の予想は、4月に開示した従来予想に対し、 第2四半期を15.7%上回る見込みに見直し、2月通期は同9.0%上回る見込みに見直した。通期の予想については上期の上振れ分しか投影していない印象があるようだ。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:52 | 業績でみる株価
2024年06月28日

協立情報通信は「三角もちあい」を継続、業績好調で値動き収れんを待つ

■前3月期は純利益など最高を更新、今期は営業利益23%増を予想

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は6月28日、1784円(1円安)の気配値で始まり、引き続き2024年2月に年初来の高値1870円をつけた後の「三角もちあい」相場を継続している。「三角もちあい」は、もみ合い相場の高値と安値が次第に収れんして振幅が縮小する相場を指し、経験則的には、振幅が十分に縮まり、煮詰まってくると再び大きく動意づく可能性があるとされている。

 ICT(情報通信技術)関連ソリューションの提供とドコモショップ運営等を行い、24年3月期の業績は純利益などが最高を更新。売上高は前期比11.4%増の54億69百万円、営業利益は同73.7%増の2億83百万円、純利益は同2.2倍の2億58百万円だった。今期・25年3月期も、当社の強みであるワンストップソリューションサービスを活かして顧客のDX化推進への取組をサポートし、業績予想は、売上高を55億円(前期比0.6%増)、営業利益を3億50百万円(同23.5%増)とした。純利益は前期の営業外収益の反動で2億30百万円(同10.9%減)を見込むが、事業収益の拡大傾向は続く見通しだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:12 | 業績でみる株価

And Doホールディングスが切り返して始まる、「ハウス・リースバック」で取得した不動産を流動化、譲渡益は9億86百万円

■今回は戸建住宅など347件、リースバック関連事業の推移に注目再燃

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は6月28日、反発基調で始まり、取引開始後は1082円(13円高)と昨27日につけた年初来の安値から切り返している。27日午後、「ハウス・リースバック」で取得した個人住宅などの不動産の信託受益権の譲渡完了を発表。取得した資産を流動化することで収益の拡大につながり、財務の健全化にも資することになり、買い材料視されている。

 今回譲渡した資産は、首都圏・中部圏・近畿圏を中心とした戸建住宅および区分所有建物347件で、譲渡価格は53億60百万円、帳簿価格は43億73百万円、譲渡益は9億86百万円。6月決算の連結業績予想には概ね織り込んでいるとしたが、「ハウス・リースバック」は、持家などを活用した資金調達法として需要が拡大しているため、リースバック関連事業の推移に改めて期待が出ている。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:30 | 業績でみる株価
2024年06月27日

巴工業は上場来の高値に迫る、第2四半期までの進ちょく好調で10月通期の業績に期待強い

■通期業績は営業利益など4期連続最高を更新の見込み

 巴工業<6309>(東証プライム)は6月27日の後場、一段と強い相場になり、14時30分にかけて4940円(170円高)まで上げ、約2週間前につけた上場来の高値5000円に迫っている。遠心分離機の世界的大手で、6月7日に今10月期の連結業績予想の増額修正を発表。続いて12日には第2四半期決算を発表し、第2四半期までの進ちょく率の高さなどが好感されて上場来の高値をつけた。その後も高値圏で上値をうかがう相場となっている。

 10月期の連結業績予想は、営業利益と経常利益が4期連続最高益を更新し、当期純利益も過去最高益を更新する見込みになる。また、資本の効率活用や資本コストを意識した経営への積極姿勢も注目されている。

 第2四半期連結決算(2023年11月〜24年4月・累計)は、売上高が前年同期比10.0%増の265億80百万円で、営業利益は同43.4%増の29億58百万円だった。10月通期の予想は先に発表した増額修正値の通り、売上高が527億80百万円(前期比6.3%増)、営業利益が45億40百万円(同12.2%増)。営業利益は第2四半期までで通期予想の65%を達成した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:46 | 業績でみる株価

冨士ダイスが高値を更新、今期も大幅増配を予定し新中期計画への期待も続く

■27年3月期に連結売上高200億円、ROE7.0%など計画

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は6月27日、一段と強含む相場になり、午前10時40分にかけて849円(9円高)まで上げて年初来の高値を連日更新し、2023年4月以来の高値に進んでいる。超硬合金工具の開発製造などを行い、6月6日に創業75周年。2024年3月期末に記念配当を実施し、今期・25年3月期の配当をさらに増額する予定としており、継続的に買いが入っているようだ。

 24年3月期の配当(期末のみ実施中)は、普通配当22円に記念配当10円を加え、1株当たり32円とした。今期・25年3月期は同40円の予定としている。5月中旬に発表した新中期計画(2025年3月期〜2027年3月期)では、数値計画として、連結売上高200億円(24年3月期比19.9%増)、営業利益20億円(同2.5倍)、ROE7.0%(同2倍)などを掲げている。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:22 | 業績でみる株価