[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (08/01)日本エム・ディ・エムは続伸基調を保つ、全体相場が大幅安のなか円高が寄与する部分あり注目再燃
記事一覧 (08/01)ヱスビー食品が高値を更新、第1四半期好調で第2四半期の業績予想を増額修正
記事一覧 (08/01)日華化学がストップ高、第2四半期の大幅増益と業績予想の増額、累進配当の導入など好感
記事一覧 (08/01)日本化薬が一段高、第1四半期の営業利益2.4倍となり業績予想を増額修正
記事一覧 (08/01)エンプラスはストップ高、第1四半期の大幅増益を受け業績予想を増額修正、通期さらに上振れる期待
記事一覧 (08/01)明電舎は一段と出直って始まる、第1四半期の経常益など黒字転換、営業損失は大幅に改善
記事一覧 (07/31)東亞合成が後場急動意、業績予想の増額修正、自社株買いの上限拡大など好感
記事一覧 (07/31)富士紡HDが後場急伸、第1四半期決算など受け一時ストップ高、半導体向け事業好調で見直し買い
記事一覧 (07/31)商船三井が後場急動意、運賃市況が想定を上回る、9月中間配当は180円(従来予想比80円増)に
記事一覧 (07/31)野村HDは朝安を切り返し続伸基調、第1四半期の大幅増益が見直される
記事一覧 (07/31)理想科学が急反発、第1四半期決算と業績予想の増額修正、自社株買いを好感
記事一覧 (07/31)TDKは5%高で始まる、四半期決算と株式5分割を好感、日経平均500円安の中で逆行高
記事一覧 (07/30)ゼンリンが一段高、第1四半期の収益急改善、「売上高は第4四半期に集中する傾向」のため期待高まる
記事一覧 (07/30)スタンレー電気が高値を更新、第1四半期の大幅増益と発行株数の8%に達する規模の自社株買い好感
記事一覧 (07/29)ケンコーマヨネーズが出直り強める、8月5日に四半期決算を発表予定、全体相場の反騰とともに注目再燃
記事一覧 (07/29)インフォマートの出直り目立つ、第1四半期38%増益など業績好調で全体相場の反騰を受け注目再燃
記事一覧 (07/29)SGホールディングスが急反発、第1四半期堅調でC&FロジHDの寄与に期待強い
記事一覧 (07/26)富士通が急伸、第1四半期好調で直近の4日続落幅を一気に奪回、2000年以来の高値に迫る
記事一覧 (07/26)キヤノンは2008年来の高値に進む、業績予想を増額修正、昨日の下げを「3倍返し」
記事一覧 (07/26)中外製薬が戻り高値に迫る、第2四半期22%増益など好感、主力品に加え新製品も好調
2024年08月01日

日本エム・ディ・エムは続伸基調を保つ、全体相場が大幅安のなか円高が寄与する部分あり注目再燃

■第1四半期決算は売上高12%増加などで堅調

 日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は8月1日、2.6%高の727円(19円高)まで上げた後も715円(7円高)前後で推移し、TOPIX(東証株価指数)の3.5%安、日経平均1000円安の中で2日続伸基調を保っている。人工関節などの大手で、連結業績の「売上原価」の特性として「円安に伴う調達コストの上昇により増加」(第1四半期決算)する傾向があるため、ここ数日は円高傾向になっていることが好感されたとの見方が出ている。

 7月30日に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は、売上高が前年同期比12.0%増加し、営業利益は同5.7%増加するなどで堅調だった。日本国内売上高は前年同期比4.2%増の31億84百万円となり、米国の外部顧客への売上高は円換算後で同22.2%増の28億68百万円だった。

 7月24日には、「人工股関節新製品『Ovation Tribute NEOステム』の薬事承認取得に関するお知らせ」を発表し、この日の株価は一時3.6%高(24円高の693円)と好反応。同社の人工股関節製品群に新たなコンセプトの新製品が加わり、同製品分野の販売拡大が期待できるとして注目を集めた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:37 | 業績でみる株価

ヱスビー食品が高値を更新、第1四半期好調で第2四半期の業績予想を増額修正

■調理済食品事業の譲渡で売上高は微減だったが営業益は74%増加

 ヱスビー食品<2805>(東証スタンダード)は8月1日、一段高となり、取引開始後に7%高の4980円(320円高)まで上げて約1か月ぶりに年初来の高値を更新。7月31日に発表した第1四半期決算と業績予想の増額修正が好感され、午前11時になっても4920円前後で売買され、約4年ぶりの5000円台に迫っている。

 第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は、3月に調理済食品事業を譲渡した影響で売上高は前年同期比2.9%減だったが、営業利益は同74.3%増加するなど、各利益とも大幅増益だった。これを受け、第2四半期の業績予想(24年4〜9月・累計、連結)を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を9.8%上回る見込みに、親会社株主に帰属する第2四半期の純利益は同16.7%上回る見込みに見直した。3月通期の予想は変更しなかったが、通期予想についても、がぜん期待の強まる相場になった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 業績でみる株価

日華化学がストップ高、第2四半期の大幅増益と業績予想の増額、累進配当の導入など好感

■6月中間配当を25円(8円増)とし今後の「累進」に期待強まる

 日華化学<4463>(東証プライム)は8月1日、気配値のままストップ高の1143円(150円高、15%高)に達し、値がつけば約1か月ぶりに1100円台を回復する急伸相場となっている。31日の15時に第2四半期決算と12月通期業績予想の増額修正を発表し、同時に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」とこれに沿った「配当方針の変更」なども発表、好感買いが集中した。

 第2四半期決算(2024年1〜6月・累計、連結)は、化粧品事業がいまひとつの様子だったものの化学品事業などが好調で、売上高は前年同期比7.1%増加し、営業利益は3.7倍の急回復となった。3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を28.0%上回る32億円の見込み(前期比56.9%増)に見直した。

 「配当方針の変更」では、年間配当において、2〜3年内にDOE(自己資本配当率)3.0%を目安として拡充し、その後もDOE向上を継続して検討するとし、利益成長を通じたより安定的な配当(維持・増配)である累進配当とすることなどを発表。新たな配当方針に基づき、当中間期の配当額(6月中間配当)は1株当たり従来予想の17円」から「25円」にするとした。期末配当やこれ以降の配当についても「累進」の期待が高まっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:02 | 業績でみる株価

日本化薬が一段高、第1四半期の営業利益2.4倍となり業績予想を増額修正

■3月通期の予想営業利益は従来予想を45%上回る見込みに

 日本化薬<4272>(東証プライム)は8月1日、一段高となり、取引開始後に12%高の1420.0円(155.0円高)まで上げ、約8か月前につけた2019年以来の高値1423.5円に迫っている。7月31日に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)が営業利益2.4倍になるなど大幅増益で、第2四半期と3月通期の連結業績予想をを全体に増額修正。好感買いが集まっている。

 第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比10.4%増加し、営業利益は2.4倍に急回復した。ライフサイエンス事業は前年同四半期を下回ったが、モビリティ&イメージング事業、ファインケミカルズ事業は前年同四半期を上回った。円安効果もあった。業績予想の増額修正のうち営業利益の予想を見ると、第2四半期(24年4〜9月・累計)の予想は従来予想を65.1%(35.5億円)上回る見込みに見直し、3月通期の予想は同44.8%(56億円)上回る見込みに見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:11 | 業績でみる株価

エンプラスはストップ高、第1四半期の大幅増益を受け業績予想を増額修正、通期さらに上振れる期待

■営業利益、第2四半期予想を4億円増額し通期予想も4億円増に

 エンプラス<6961>(東証プライム)は8月1日、急伸相場となり、買い気配で始まった後ストップ高の9150円(1500円高、20%高)で売買され、約5か月ぶりの9100円台に進んでいる。7月31日に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)が営業利益の53%増加をはじめ大幅増益となり、業績予想(第2四半期、3月通期)を全体に増額修正。日経平均900円安など全体相場の下げに逆行高となった。

 第1四半期の大幅増益を受け、第2四半期の連結営業利益の予想は従来予想を14.8%上回る見込みとし、額では4億円上回る31億円の見込みとした。また、3月通期の予想連結営業利益は同6.5%上回る見込みとし、額では4億円上回る66億円の見込みとした。通期の予想には上期の分しか織り込んでいないことになり、下期の展開によっては通期予想が上振れる可能性が高いとして注目されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:46 | 業績でみる株価

明電舎は一段と出直って始まる、第1四半期の経常益など黒字転換、営業損失は大幅に改善

■電力インフラ事業など好調、約半月ぶりに3700円台を回復

 明電舎<6508>(東証プライム)は8月1日、一段と出直って始まり、取引開始後は7%高の3710円(250円高)まで上伸。31日に発表した第1四半期決算が赤字大幅改善となったことなどが好感され、約半月ぶりに3700円台を回復している。日経平均が取引開始後に800円安となる中で逆行高。

 31日に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は、営業利益が8億96百万円の損失となり、前年同期の33億74百万円の損失から4分の1近い赤字改善となった。経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で黒字に転換した。電力インフラ事業セグメントは国内、海外とも増収増益となり、「特に変電事業において、シンガポール、インド、ドイツなどの現地法人の収益性が大幅に改善」(決算短信より)した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 業績でみる株価
2024年07月31日

東亞合成が後場急動意、業績予想の増額修正、自社株買いの上限拡大など好感

■基幹化学品事業、ポリマー・オリゴマー事業とも大幅増益、接着材は黒字化

 東亞合成<4045>(東証プライム)は7月31日の14時に第2四半期決算と業績予想の増額修正、自社株買いの上限拡大などを発表。株価はそれまでの小動きから急激に動意を強め、14時50分にかけて6%高1625円(91円高)まで上げて約2か月半ぶりに1600円台を回復している。

 第2四半期決算(2024年1〜6月・累計、連結)は、基幹化学品事業の営業利益が前年同期比90.1%増益となり、ポリマー・オリゴマー事業の営業利益も同58.6%増益と大幅に増加。接着材料事業は黒字に転換した。今期・24年12月期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を10.7%上回る155億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同13.3%上回る128億円の見込みに引き上げた。

 また、今年2月から実施している自社株買いの上限を拡大し、取得株式総数は580万株(発行株数の4.96%、2月13日決議に比べ80万株増加)とし、取得総額は70億円(同10億円の増加)とした。取得期間は変わらず24年12月31日までの予定。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:06 | 業績でみる株価

富士紡HDが後場急伸、第1四半期決算など受け一時ストップ高、半導体向け事業好調で見直し買い

■営業利益は3.4倍、「超精密加工用研磨材」の受注が増加

 富士紡HD(富士紡ホールディングス)<3104>(東証プライム)は7月31日の午前11時30分に第1四半期決算と業績予想の増額修正を発表。株価は後場、急伸相場となり、13時にかけて一時ストップ高の5190円(705円高、基準値から700円高)まで上げ、14時を過ぎても15%高で推移し、東証プライム銘柄の値上がり率3位となっている。増額修正の幅は大きくないが、半導体製造用の超精密加工用研磨材が好調で、あらためて同社の事業内容に注目が集まったとの見方が出ている。

 第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は、売上高が前年同期比22.0%増加し、営業利益は3.4倍となり急回復した。売上高104億円のうち構成比44%の46.2億円を占めた「研磨材事業」は、主力の超精密加工用研磨材が半導体デバイス用途(CMP)向けに「生成AIの急速な普及に伴うメモリや最先端ロジック向け半導体の需要増加、増産に伴う一部ユーザーの在庫水準の引き上げにより、受注が増加」(決算短信より)。「ハードディスク用途もデータセンター向け需要が戻り」(同)、この事業の営業利益は10億53百万円増益の11億47百万円となった。

 3月通期の連結業績予想は、「第1四半期の業績および今後の半導体需要等を勘案し」(同)、5月に公表した予想を全体に増額修正し、売上高は従来予想を7億円上回る427億円の見込みに見直し、営業利益は同2億円上回る54億円の見込みに見直した。営業利益などは上期の増額修正分しか投影していない印象があり、さらなる増額修正の余地があるとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:42 | 業績でみる株価

商船三井が後場急動意、運賃市況が想定を上回る、9月中間配当は180円(従来予想比80円増)に

■第1四半期が大幅増益となり業績予想などを増額修正

 商船三井<9104>(東証プライム)は7月31日の正午に第1四半期決算と行政・配当予想の増額修正を発表し、株価は後場一段と上げて始まり、12時50分にかけては7%高の1万220円(705円高)をつけ、7月19日以来、約2週間ぶりに1万円台を回復している。9月中間配当は1株につき従来予想を80円上回る180円の予定(前期比70円の増配)に引き上げた。

 第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は、パナマックスの市況が高水準で推移し、ケープサイズの市況も底堅く推移したことなどにより、売上高が前年同期比13.2%増加し、営業利益は同66.2%増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は同17.5%増加した。

 コンテナ船事業を運営している持分会社オーシャンネットワーク・エクスプレス(OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD)でコンテナ船の需給が逼迫し、運賃市況が前回発表時の想定を上回るレベルで推移している上、ケミカル船・自動車船市況も堅調で、足元の為替影響などを精査して第2四半期、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、3月通期の連結営業利益は従来予想を2.6%上回る見込みに、親会社株主に帰属する四半期純利益は同55.8%上回る見込みに引き上げた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:12 | 業績でみる株価

野村HDは朝安を切り返し続伸基調、第1四半期の大幅増益が見直される

■一時日経平均500円安に押されたが下げ局面での買い強烈

 野村HD(野村ホールディングス)<8604>(東証プライム)は7月31日、朝寄り後の8%安(76.1円安の832.8円)を下値に切り返し、午前10時過ぎには3%高(23.7円高の932.6円)と続伸基調に転換して出直っている。30日の15時に第1四半期決算を発表し、朝方は日経平均の一時500円安などに押される形になったが、下げ局面での買いが強烈との見方が出ている。

 第1四半期決算(2024年4〜6月・連結、米国基準)は、収益合計が前年同期比36.3%増加し、税引前四半期純利益は前年同期の2.2倍、当社株主に帰属する四半期純利益は同3倍だった。業績予想は非開示。

 「営業部門」の部門名を24年4月1日付けで、「ウェルス・マネジメント部門」に変更。同部門の収益合計(金融費用控除後)は前年同期比23.8%増加し、税引前当期純利益は同84.2%増加した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:58 | 業績でみる株価

理想科学が急反発、第1四半期決算と業績予想の増額修正、自社株買いを好感

■業績予想の増額修正は上期の上振れ分しか投影していない印象の見方

 理想科学工業<6413>(東証プライム)は7月31日、急反発となり、取引開始後は8%高の3155円(214円高)まで上げ、約1週間ぶりに3100円台を回復している。31日の夕方に第1四半期決算と第2四半期・通期の連結業績予想の増額修正を発表し、自己株式の取得(自社株買い)も発表、日経平均が400円安と大反落する中で逆行高となっている。

 第1四半期連結決算(2024年4〜6月)は売上高が前年同期比15.8%増加し、営業利益は同2.1倍と大幅に回復した。これを受け、第2四半期と3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、第2四半期累計(4〜9月)の営業利益は従来予想を15.8%上回る22億円の見込みに引き上げ、3月通期の営業利益は同14.3%%上回る56億円の見込みに引き上げた。通期予想には上期の上振れ分しか反映していない印象との見方があり、上期の好調が継続する場合、通期業績に上振れ余地が出てくることになる。

 自社株買いは20万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合0.61%)、取得総額5億円を各上限として、2024年8月19日から同年10月18日(約定ベース)までとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:41 | 業績でみる株価

TDKは5%高で始まる、四半期決算と株式5分割を好感、日経平均500円安の中で逆行高

■株式5分割は9月30日現在の株主に1株あたり5株交付

 TDK<6762>(東証プライム)は7月31日、5%高の1万665円(520円高)で始まり、日経平均が取引開始後に500円安の中で逆行高となっている。30日の15時に第1四半期決算と株式5分割を発表。1万円を超える同社株の最低投資金額が5分の1になることなどが好感されている。

 株式5分割は、2024年9月30日(月)を基準日として、同日の最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式を、1株につき5株の割合をもって分割するとした。また、第1四半期決算(2024年4〜6月・連結、IFRS)は、営業利益が前年月の2.2倍になり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同4倍になり急回復した。3月通期の予想は全体に据え置いた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:15 | 業績でみる株価
2024年07月30日

ゼンリンが一段高、第1四半期の収益急改善、「売上高は第4四半期に集中する傾向」のため期待高まる

■4〜6月は営業損失5分の1になり純利益は黒字に転換

 ゼンリン<9474>(東証プライム)は7月30日、一段高となり、取引開始後は10%高の1016円(96円高)まで上げ、約1か月ぶりに年初来の高値を更新している。29日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)が大幅増益だったことなどが好感され、2022年4月以来の1000円台に進んでいる。

 第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は、売上高が前年同期比10.4%増加し、営業利益は2.7億円の赤字だったが前年同期の赤字が約5分の1になるなどで、収益が大幅に改善した。親会社株主に帰属する四半期純利益は9百万円と黒字に転換した。カーナビゲーション用データや「時空間データベース」などによるAPIサービスが好調に推移。「地図データベース整備費用等の固定費は年間を通して発生」するが「売上高は季節的変動が著しく第4四半期連結会計期間に集中する傾向にある」(決算短信)ため、通期業績への期待は強いようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:53 | 業績でみる株価

スタンレー電気が高値を更新、第1四半期の大幅増益と発行株数の8%に達する規模の自社株買い好感

■第1四半期は売上高8.7%増、営業利益2.6倍に

 スタンレー電気<6923>(東証プライム)は7月30日、大きく出直って始まり、取引開始後は6%高の3012.0円(163.5円高)まで上げ、約2か月ぶりに年初来の高値を更新している。29日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)が大幅増益となり、発行株数の8%に達する規模の自己株式取得(自社株買い)も発表し、好感されている。

 第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は売上高が前年同期比8.7%増加し、営業利益は2.6倍に拡大するなど好調で、おおかたのアナリスト筋の予想を上回る出来だったもよう。また、自社株買いは、取得株式総数1300万株(自己株式を除く発行済株式総数の8.11%)、取得総額300億円を各上限として、24年8月13日から25年3月31日までの予定で実施するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:31 | 業績でみる株価
2024年07月29日

ケンコーマヨネーズが出直り強める、8月5日に四半期決算を発表予定、全体相場の反騰とともに注目再燃

■直近の展示会では150名のメディア・SNSユーザーに未来に向けた新しい食を提案

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は7月29日、再び上値を指向する相場になり、5%高の2209円(109円高)まで上げた後も2200円をはさんで売買され、年初来の高値2355円(2024年5月)に向かって出直りを強めている。業績は一段拡大する見込みで、8月5日に第1四半期決算を発表する予定。このところは全体相場の調整が長引き、日経平均が8日続落(計3600円超の下げ)などで個別銘柄にも買いづらい雰囲気があったが、全体相場の大幅反発を受け、同社株にも業績拡大などを期待する買いが再燃している。

 前3月期の連結業績は経常利益が前期の18倍を達成するなど急回復した。今期・25年3月期も経常利益は6.5%増と想定するなど、全体に拡大を計画する。7月29日は、<展示会レポート>として、株式会社PR TIMES(東京都港区)主催のリアルイベント「おいしい博覧会2024夏」への出展の様子を公開し、約150名のメディア・SNSユーザーが参加した中で、多様化する食スタイルに応えた未来の食につながるサステナブルな商品を出展し、未来に向けた新しい食の選択肢として提案したと開示している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:16 | 業績でみる株価

インフォマートの出直り目立つ、第1四半期38%増益など業績好調で全体相場の反騰を受け注目再燃

■「BtoBプラットフォーム」好調、7月31日に第2四半期決算を発表予定

 インフォマート<2492>(東証プライム)は7月29日、出直りを強める相場となり、13時過ぎには4%高の309円(13円高)をつけ、終値比較で3日ぶりに300円台を回復している。このところは全体相場の調整が長引き、日経平均が8日続落して計3600円超の下げとなるなどで個別銘柄にも買いづらい雰囲気があったが、インフォマートは4月に発表した第1四半期決算(2024年1〜3月・連結)の営業利益が前年同期比38%増加するなどで業績好調。7月31日に第2四半期決算を発表する予定で、全体相場の大幅反発を受けて再び注目の強まる相場になっている。

 受発注・請求書システムの大手で、「BtoBプラットフォーム請求書」利用企業数は第1四半期末で104万社(+21.6%YoY)を突破するなど、引き続き堅調に推移している。7月初には、導入事例として「大林ファシリティーズ、毎月約6000枚届く請求書をデジタル化し、業務時間を半減(「BtoBプラットフォーム請求書」で煩雑な承認フローも解消、ハンコの押印はゼロに)」と開示し、その威力が注目された。7月31日の第2四半期決算発表を受けて株価の反応も強まる期待が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:39 | 業績でみる株価

SGホールディングスが急反発、第1四半期堅調でC&FロジHDの寄与に期待強い

■C&F社の株式取得に伴う業績への影響は精査中で含めていない

 佐川急便のSGホールディングス<9143>(東証プライム)は7月29日、急反発となり、取引開始後に11%高の1600.0円(163.5円高)まで上げ、午前11時にかけても1580円前後で強い相場を続けている。前取引日・26日の午後に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は営業利益が4.1%増加などとなり堅調。2024年7月にTOB(株式公開買付)でグループインしたC&FロジHD(C&Fロジホールディングス)<9099>(東証プライム)の業績取り込みは精査中で連結業績予想などに含めていないとしたため、今後の上乗せ業績に期待が集まっている。

 今期・25年3月期の連結業績予想は全体に前回発表分を継続し、売上高に相当する営業収益は1兆3800億円(前期比4.8%増)、営業利益は960億円(同7.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は260億円(同2.9%増。「24年7月のC&F社の株式取得に伴う業績への影響については現在精査中であり、連結業績予想及びセグメント別業績予想には含めておりません。今後公表すべき事実が生じた場合は速やかに公表」(決算短信より)とした。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:04 | 業績でみる株価
2024年07月26日

富士通が急伸、第1四半期好調で直近の4日続落幅を一気に奪回、2000年以来の高値に迫る

■営業利益が黒字に転換、「DX・モダナイゼーション商談が力強く伸長」

 富士通<6702>(東証プライム)は7月26日、急反発となり、午前10時過ぎに11%高の2698.5円(263.0円高)まで上げ、直近までの4日続落幅(約211円)を一気に奪回。25日の15時に発表した第1四半期決算が好感され、2週間前につけた2000年以来の高値2705.5円に迫っている。

 第1四半期連結決算(2024年4〜6月・IFRS)は、売上収益が前年同期比3.8%増加し、営業利益は前年同期比で黒字化。税引前利益は前年同期の32倍になり、全体に急回復していることを示す内容になった。主軸のサービスソリューション事業は、「国内市場を中心に、DX・モダナイゼーション商談が力強く伸長(国内ビジネス+11%)し、『Fujitsu Uvance』の売上は前年比+37%」「増収効果に加えて採算性も向上」(概要より)となった。今3月期の連結業績予想は全体に据え置いたが、第1四半期は想定を上回る推移との見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:41 | 業績でみる株価

キヤノンは2008年来の高値に進む、業績予想を増額修正、昨日の下げを「3倍返し」

■12月通期の営業利益は従来予想を24%上回る見込みに見直す

 キヤノン<7751>(東証プライム)は7月26日、取引開始後に10%高の4763円(430円高)まで上げて約7週間ぶりに年初来の高値を更新し、2008年以来の高値に進んでいる。25日の15時に発表した第2四半期決算が好調で、今12月期の連結業績見通しの増額修正も発表。昨25日の下げ幅99円の「3倍返し」の急反発となっている。

 12月通期の連結業績見通しは、新規事業の成長性、主力事業の市場競争力や新製品効果、これに為替レートの見直しを考慮し、売上高は従来予想を10%上回る4兆6000億円(前期比10.0%増)の見込みに見直し、過去最高を記録した2007年を超える見込みとした。営業利益は同23.9%上回る4650億円(前期比23.9%増)の見込みに、当社株主に帰属する当期純利益は同25.4%上回る3350億円(前期比26.6%増)の見込みに見直した。業績見通しの前提となる第3四半期以降の為替レートは米ドル155円、ユーロ165円とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:00 | 業績でみる株価

中外製薬が戻り高値に迫る、第2四半期22%増益など好感、主力品に加え新製品も好調

■新製品は抗悪性腫瘍剤や眼科用モノクローナル抗体など好調

 中外製薬<4519>(東証プライム)は7月26日、買い気配で始まり、取引開始後は6%高の6365円(339円高)まで上げている。24日の夕方に発表した第2四半期連結決算(中間期、2024年1月1〜6月・累計)の営業利益が前年同期比22%増加するなど好調で、約2週間前につけた戻り高値6429円に迫っている。

 主力品のヒト化抗ヒトIL−6レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」が堅調に推移し、新製品の眼科用VEGF/Ang−2阻害剤抗VEGF/抗Ang−2ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「バビースモ」や、新製品の抗悪性腫瘍剤/抗HER2ヒト化モノクローナル抗体・ヒアルロン酸分解酵素配合剤「フェスゴ」の売り上げが好調に推移するなどで、売上収益は5529億円(前年同期比4.6%減)だったが、営業利益は2582億円(同22.4%増)、中間利益は1863億円(同18.9%増)となった。12月通期の予想は全体に従来予想を継続したが、上振れ予想が少なくないようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:17 | 業績でみる株価