[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (04/11)有沢製作所がストップ高、配当方針を「DOE6%または総還元性向80%以上の」とし期待強まる
記事一覧 (04/11)ABCマートは一段と上げ上場来の高値を更新、2月決算好調で今期も好調の期待
記事一覧 (04/09)楽天グループは約2年ぶり900円台、「楽天モバイル」の携帯キャリアサービス650万回線を突破
記事一覧 (04/08)ケンコーマヨネーズが再び上値を追う、業績好調、キユーピーの好決算を受けあらためて高業績を見直す
記事一覧 (04/08)キユーピーが急伸、買い気配のまま2018年以来の高値に進む、業績予想を大幅に増額修正、収益改善
記事一覧 (04/05)ハイデイ日高の出直り目立つ、3月の月次好調に加え「営業利益7倍」の観測報道が出て注目強まる
記事一覧 (04/05)TBSホールディングスは朝安の後切り返す、政策保有株を見直し有価証券売却益、2007年以来の高値に迫る
記事一覧 (04/05)オンワードHDが13%高、今期も2ケタ増益、増配の好決算を好感、株主優待は一部に保有期間を新設
記事一覧 (04/04)イントラストは後場一段と強含む、「連帯保証人代行制度」を導入する病院の拡大に注目集まる
記事一覧 (04/04)伊藤忠商事が上場来初の7000円台に進む、新経営方針で「総還元性向50%」などめざすとし好感買い先行
記事一覧 (04/03)良品計画は「月次データ」全店25%増加など好感され大きく出直る
記事一覧 (04/02)SBIホールディングスは投資信託の積立設定額2000億円突破などに注目集まり堅調に推移
記事一覧 (04/02)アルマードは後場一段と強含む、自社株買いが総額取得に至らず特別配当で追加の株主還元
記事一覧 (04/02)あさひが昨年来の高値を更新、「自転車ライフ」に役立つ運営で今期は増益を想定
記事一覧 (04/01)東京電力HDは3月決算の黒字化予想など好感され続伸基調で始まる
記事一覧 (03/29)クックパッドが急伸、非開示だった第1四半期の業績予想と自社株買いを発表し好感買い先行
記事一覧 (03/27)西華産業が上場来高値を更新、大幅増配を権利付最終日の前日夕方に発表、駆け込み的な買いも
記事一覧 (03/27)三越伊勢丹HDが上場来の高値に迫る、業績好調な上、自社株買いで取得した全株数の消却を好感
記事一覧 (03/26)ナカボーテックが急伸、業績・配当予想の大幅な増額修正を好感、営業利益は32%上振れる見込みに
記事一覧 (03/26)日本調剤は3年ぶりの高値に迫る、唯一未達だった「流通株式比率」が基準を満たす見込みに
2024年04月11日

有沢製作所がストップ高、配当方針を「DOE6%または総還元性向80%以上の」とし期待強まる

■自社株買いも柔軟に対応、次期中期経営計画に期待

 有沢製作所<5208>(東証プライム)は4月11日、急伸相場となり、ストップ高の1445円(300円高、26%高)で始値をつけた後もストップ高近辺で売買され、一気に2006年以来の高値に進んでいる。10日の夕方に「資本政策の基本方針と株主還元方針の変更」などを発表し、「株主資本配当率(DOE)6%」または「総還元性向80%以上」のいずれか大きい金額を株主還元とする配当方針を今期・2025年3月期より導入するとし、好感買いが集中した。

 また、発表では、「重要な経営目標である「投下資本利益率(ROIC)6%以上を達成する」は道半ばであり、次期『(仮)中期経営計画2025〜2029年度』に達成できるよう準備を進めているとした。自社株買い(自己株式の取得)についても、資金需要や財務状況等を総合的に勘案したうえで柔軟に対応していくとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:51 | 業績でみる株価

ABCマートは一段と上げ上場来の高値を更新、2月決算好調で今期も好調の期待

■前期は新規出店79店舗、改装70店舗、この効果が現れるとの見方も

 ABCマート(エービーシー・マート)<2670>(東証プライム)は4月11日、一段と値上がりする相場となり、7%高の3074円(189円高)まで上げて約1週間ぶりに実質的な上場来の高値を更新し、午前10時にかけても3060円前後強い相場となっている。10日の15時に発表した2月決算(2024年3月期・連結)が各利益とも30%超の伸びとなり、意外感もあるもよう。今期・24年2月期の予想は小幅な増収増益としたが、保守的とみて上振れを期待する動きが少なくないようだ。

 24年3月期は、「新作スニーカーを中心としたスポーツ系カジュアルに加え、旅行やレジャーなどアウトドア系ファッションの需要が拡大」(決算短信)するトレンドの中で、国内外合わせて79店舗の新規出店を行い、70店舗の改装を実施し、グループの店舗数は1487店舗となった。都心部大型路面店の売上回復が寄与し、売上高は前期比18.7%増加。営業利益は同31.6%増加。親会社株主に帰属する当期純利益は同32.2%増加した。今期の予想は売上高を6.3%増、営業利益を5.4%増とするなど微増の予想としたが、調査筋からは積極出店の効果が現れてくる可能性などが言われている。保守的な予想と受け止められているようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:04 | 業績でみる株価
2024年04月09日

楽天グループは約2年ぶり900円台、「楽天モバイル」の携帯キャリアサービス650万回線を突破

■2020年4⽉本格開始から4年、法⼈向けは1万社超と開示

 楽天グループ<4755>(東証プライム)は4月9日、続伸基調となり、前場918.4円(32.1円高)まで上げて約2年ぶりの900円台に進み、後場も900円前後で売買されて強い値動きを続けている。8日、「楽天モバイル」の携帯キャリアサービスの本格開始から4周年を迎え、契約数が650万回線を突破したと発表し、注目されている。

 発表によると、楽天モバイルは、2020年4⽉より携帯キャリアサービスを本格的に開始した。法⼈向けMNOサービスは、24年3⽉に名称変更した法⼈向けサービス「Rakuten最強プラン ビジネス」とMVNEを併せて10,000社超の法⼈に利⽤されているという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:30 | 業績でみる株価
2024年04月08日

ケンコーマヨネーズが再び上値を追う、業績好調、キユーピーの好決算を受けあらためて高業績を見直す

■3月決算の連結純利益は前期比4.9倍の23.9億円の見込み

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は4月8日、再び上値を追う相場となり、8%高の2127円(153円高)まで上げて約1か月ぶりに2000円台を回復し、2月につけた2020年来の高値2250円に向けて出直っている。直接的には、前取引日に業績予想の増額修正を発表したキユーピー<2809>(東証プライム)の高業績を受けてケンコーマヨネーズの業績にも期待が高まったと見られているが、ケンコーマヨネーズも2月に2024年3月期の連結業績予想の大幅な上方修正と配当予想の修正(増配)を発表しており、あらためて高業績を見直す買いが増幅したと見るべきのようだ。

 ケンコーマヨネーズは2月13日に業績予想の大幅な上方修正と配当予想の修正(増配)を発表し、食用油や鶏卵価格が落ち着きを見せ始めたことを鑑み、24年3月期の連結営業利益は従来予想の2.3倍の28億円の見込み(前期比でも2.7倍)に引き上げ、親会社株主に帰属する当期純利益は4.2倍の23.9億円の見込み(同4.9倍)に引き上げた。また、24年3月期の期末配当は1株につき20円(従来予想比5円増、前期比11円の増配)の予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 業績でみる株価

キユーピーが急伸、買い気配のまま2018年以来の高値に進む、業績予想を大幅に増額修正、収益改善

■通期の予想営業利益は従来予想を21.6%上回る見込みに

 キユーピー<2809>(東証プライム)は4月8日、買い気配で始まり、気配値のまま年初来の高値2881.5円(2024年3月27日)を抜いて2018年以来の2900円台に進んでいる。

 前取引日・5日の15時に第1四半期決算(2023年12月〜24年2月)と24年11月期・通期の連結業績予想の大幅な増額修正を発表し、好感買いが先行している。

 通期の連結業績予想は、主原料影響が当初想定より収益改善することなどを要因に、営業利益は従来予想を21.6%上回る見込みに引き上げ、親会社株主に帰属する当期純利益は同26.1%上回る見込みに引き上げた。これにより、前期比では営業利益が57.4%増加する見込みになり、当期純利益は同32.1%増加する見込みになった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:10 | 業績でみる株価
2024年04月05日

ハイデイ日高の出直り目立つ、3月の月次好調に加え「営業利益7倍」の観測報道が出て注目強まる

■3月は出店なし、退店1、それでも全店売上高16.4%増加

 ハイデイ日高<7611>(東証プライム)は4月5日、2日続伸基調となり、5%高の2759円(123円高)まで上げた後も2700円台で推移し、出直りを強めている。3日に発表した月次動向「3月度売上高速報」が既存店・全店とも2ケタの伸び率となった上、「24年2月期の単独の営業利益が前の期の約7倍の45億円前後だったことがわかった」(日本経済新聞4月5日付朝刊)と伝えられ、業績拡大への期待が強まった。

 3月の月次売上高は全店ベースで前年同月比16.4%増加し、既存店は同13.3%増加した。新規出店はなく退店は1店。2月決算の発表は4月7日(2021年)から4月15日(2022年)頃になる見込みのようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:27 | 業績でみる株価

TBSホールディングスは朝安の後切り返す、政策保有株を見直し有価証券売却益、2007年以来の高値に迫る

■今回は84億円(見込み)、今後も売却を続ける可能性に期待

 TBSホールディングス<9401>(東証プライム)は4月5日、小安く始まった後切り返し、4545円(23円高)をつけた後も堅調に売買されて昨4日につけた2007年以来の高値4549円に迫っている。24年3月期も連続最高益の見込みで業績好調な上、4日17時に特別利益(投資有価証券売却益・見込み)約8400百万円の発生を発表し、好感買いが先行している。

 発表によると、有価証券売却の理由として政策保有株式の見直しを挙げた。このため、今後も、売却益の発生が見込めるとの期待が出ている。今回の売却益(見込み)約84億円は、5月に予定する24年3月期の連結決算発表で開示する25年3月期の連結業績予想に織り込む見込みとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:58 | 業績でみる株価

オンワードHDが13%高、今期も2ケタ増益、増配の好決算を好感、株主優待は一部に保有期間を新設

■前2月期は営業利益2倍、今期は11%増を見込む

 オンワードHD(オンワードホールディングス)<8016>(東証プライム)は4月5日、一段と値上がりして始まり、取引開始後は13%高の647円(76円高)まで上げて2日ぶりに年初来の高値を更新し、2020年以来の高値に進んでいる。4日午後に2月決算と株主優待の拡充、中期経営ビジョンの改定などを発表し、好感と期待が強まっている。

 2024年2月期の連結決算は営業利益が前期の2.16倍となり、親会社株主に帰属する当期純利益も同2.16倍となった。今期・25年2月期の予想は営業利益を11%増、親会社株主に帰属する純利益は21%増とし、引き続き拡大を見込む。今2月期の年間配当(期末のみ実施)は1株24円の予定(4円増)とした。

 また、株主優待に保有期間を新設した。買い物割引券とギフトカタログによる商品選択を贈呈する方式だが、このうちギフトカタログに保有期間を新設した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:39 | 業績でみる株価
2024年04月04日

イントラストは後場一段と強含む、「連帯保証人代行制度」を導入する病院の拡大に注目集まる

■4月1日から3日間で4つの医療機関が運用開始、10期連続増益ヲ予定

 イントラスト<7191>(東証スタンダード)は4月4日の後場一段と強含み、886円(18円高)まで上げて2日続伸の出直り相場となっている。家賃債務保証からスタートし、医療・介護・養育費保証など新マーケットを拡大する総合保証サービス企業。『連帯保証人代行制度スマホス』『同スマホスNEXT』を4月1日からの3日間で4医療機関が運用開始と発表し、サービス拡大の勢いが注目されている。

4月1日付で医療法人敬天会・東和病院、医療法人友愛会・友愛記念病院での開始を発表し、2日付で済生会・宇都宮病院での運用開始を、3日付で公益社団法人地域医療振興協会・村立東海病院での開始を発表した。3月決算では売上高を8期連続増収、営業利益は10期連続の増益と計画している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:08 | 業績でみる株価

伊藤忠商事が上場来初の7000円台に進む、新経営方針で「総還元性向50%」などめざすとし好感買い先行

■2024年度の配当は200円(前期比+40円)を下限に

 伊藤忠商事<8001>(東証プライム)は4月4日、一段高で始まり、取引開始後は7039円(274円高)をつけて上場来初の7000円台に進んでいる。3日の13時に「経営方針『The Brand−new Deal』及び2024年度経営計画」を発表し、2024年度の経営計画として「総還元性向50%目途」「1株当たり配当200円下限(前期比+40円)」などとし、好感買いが続いている。

 発表によると、これまで当社の成長を支えてきた基本的な考え方や経営手法を踏襲し、世の中のニーズの変化を先取りするとともに、祖業である川下分野から川上・川中まで幅広い分野で培った資産・ノウハウを活用し、成長投資を加速させることで事業領域を拡大していく。投資を通じた着実な収益成長に加え、企業ブランド価値の向上、株主還元拡大の3本柱で、企業価値の持続的な向上を目指す、などとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:18 | 業績でみる株価
2024年04月03日

良品計画は「月次データ」全店25%増加など好感され大きく出直る

■3月、「直営全店+オンラインストア」は25.3%増加

 良品計画<7453>(東証プライム)は4月3日、大きく出直る相場となり、6%高の2547.0円(140.5円高)まで上げて約3か月前につけた実質的な上場来の高値2584.0円に向けて動意を強めている。2日午後、「3月度月次データ」(2024年3月度売上高情報)を発表し、「直営既存店+オンラインストア」の売上高が前年同月比16.1%増加し、「直営全店+オンラインストア」は同25.3%増加。大幅な伸びとなり注目が集まった。

 会員向けセールの開催日数は前年同期と同等だったが、新商品効果に加え、生活雑貨や食品を中心に、事前に在庫を積み上げたことで前年実績を上回った。土日祝日が多かったことも寄与した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:58 | 業績でみる株価
2024年04月02日

SBIホールディングスは投資信託の積立設定額2000億円突破などに注目集まり堅調に推移

■SBI新生銀行との共同店舗の預り資産残高も2000億円突破、

 SBIホールディングス<8473>(東証プライム)は4月2日、3843円(43円高)まで上げた後も堅調に売買され、小幅だが反発相場となって約1か月半前につけた2007年以来の高値4145円(2024年2月20日)に向けて出直っている。4月1日付で、(1)投資信託の積立設定金額2000億円突破のお知らせ<およそ7ヵ月で2倍>、(2)SBI新生銀行とSBIマネープラザによる共同店舗の預り資産残高2000億円突破のお知らせ<運営開始から1年7カ月で突破>、(3)SBIレオスひふみ株式会社 設立のお知らせ、などを発表しており、改めて注目が集まっている。

 発表によると、投資信託の月間の積立設定金額が2024年3月31日時点で2000億円を突破した。23年9月の1000億円突破以来、およそ7ヵ月で2倍の2,000億円を突破した。なまた、「三井住友カード つみたて投資」の積立設定金額については、24年3月25日に500億円突破を開示したのに続き、その後わずか8日間で600億円に到達する見込みとした。

 同社では、投資信託の積立サービスを「貯蓄から資産形成へ」の時代を拓く強力なツールであると位置づけている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:37 | 業績でみる株価

アルマードは後場一段と強含む、自社株買いが総額取得に至らず特別配当で追加の株主還元

■「投資家への配慮が感じられる」(株式市場関係者)と好感度アップの様子

 アルマード<4932>(東証スタンダード)は4月2日の後場、一段と強含んで始まり、1549円(35円高)をつけて反発相場となっている。卵殻膜成分によるサプリメント事業を行い、1日の15時、2024年3月期の期末配当金に1株5円の特別配当金を加え70円の予定にすると発表。その理由として、「2月に決議した自社株買い(自己株式取得)が総額300百万円の取得に至らず、追加の株主還元の実施が妥当であると判断した」(発表リリースより)とした。このため、「投資家への配慮が感じられる」(株式市場関係者)と好感する声も聞かれ、好感度がアップする様子となっている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:53 | 業績でみる株価

あさひが昨年来の高値を更新、「自転車ライフ」に役立つ運営で今期は増益を想定

■自転車市場は修理・メンテナンスしながら長く乗る傾向が続く見通し

 あさひ<3333>(東証プライム)は4月2日、一段高となり、取引開始後に7%高の1430円(90円高)まで上げて昨年来の高値を更新し、その後も1400円台で売買活発となっている。自転車販売チェーンの大手で、1日に発表した2024年2月期の決算で売上高は上場来連続最高を更新。各利益は微減だったが今期・25年2月期は増益の予想とし、期待の強まる相場になっている。

 前期は、新規出店を北海道に1店舗、関東に9店舗、中部に1店舗、近畿に4店舗を出店する一方で、関東の1店舗を契約期間満了にともない退店。この結果、当事業年度末の店舗数は、直営店515店舗、FC店18店舗の合計533店舗となった。今期は、市中在庫の正常化が進むことで、需要と供給のバランスが回復すると想定する一方、新車への買い替えを行なわず、修理・メンテナンスしながら1台の自転車を長く乗る傾向は継続することが考えられるとし、利用者の「自転車ライフ」に生涯にわたって寄り添いながらお役立ちをしていくためLTV(ライフ・タイム・バリュー)の最大化を追求する。売上高は、825億円(前年同期比5.7%増)、営業利益は55億円(同12.0%増)、当期純利益は36億8000万円(同18.2%増)を見込む。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:00 | 業績でみる株価
2024年04月01日

東京電力HDは3月決算の黒字化予想など好感され続伸基調で始まる

■未定としていた2024年3月期の連結業績予想を発表、売上高は微減

 東京電力HD(東京電力ホールディングス)<9501>(東証プライム)は4月1日、続伸基調で始まり、取引開始後は960.7円(16.7円高)まで上げ、約半月前につけた2011年以来の高値967.3円に迫っている。前取引日の17時に、未定としていた2024年3月期の連結決算見通しなどを発表し、好感されている。親会社株主に帰属する当期純損益は2470億円の黒字(前期は1236.3億円の赤字)とするなど、各利益とも黒字化する見込みとした。

 24年3月期の連結売上高は、燃料・市場価格の低下などにより、東京電力パワーグリッド株式会社などで売り上げが減少したことなどにより6兆9260億円程度(前期比14.6%現)の見通しとした。一方、各利益は黒字に転換する見込みとし、経常損益は、燃料費等調整制度の期ずれ影響が好転したことなどにより、6750億円増益の3900億円程度の利益になる見通しとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:11 | 業績でみる株価
2024年03月29日

クックパッドが急伸、非開示だった第1四半期の業績予想と自社株買いを発表し好感買い先行

■業績予想は自社株買い決議を適法に実施するための公表だが好感

 クックパッド<2193>(東証スタンダード)は3月29日、買い気配で始まり、気配値のまま約6か月ぶりの160円台(18%高)に進んでいる。

 28日の夕方に未公表だった2024年12月期・第1四半期の業績予想と自社株買い(自己株式の取得)を発表し、好感されている。業績予想は従来から非開示だったが、「自己株式の取得に関する決議を適法に実施するために行う公表」(発表リリース)。これをもって、以後も連結業績予想を開示するものではないとしたが好感されている。

 自社株買いの上限株数は2000万株(自己株式を除く発行済株式総数の21.4%)、上限金額は20億円。取得期間は2024年4月1日から25年3月31日まで。また、第1四半期の連結業績予想は、営業利益を130百万円から250百万円とするなど、各利益とも前年同期の赤字から黒字に転じる見込みとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:15 | 業績でみる株価
2024年03月27日

西華産業が上場来高値を更新、大幅増配を権利付最終日の前日夕方に発表、駆け込み的な買いも

■3月期末配当を90円(従来予想比30円増)の予定に

 西華産業<8061>(東証プライム)は3月27日、一段高で始まり、取引開始後に16%高の3940円(535円高)まで上げて上場来の高値を更新している。26日の18時に2024年3月期の業績予想と期末配当予想の修正(増配)を発表。期末配当を1株90円の予定(従来予想比30円増、前年同期比35円の増配)とし、好感されている。

 きょう27日は今年の3月期末配当・優待を確保するための買付期限(権利付最終日)。増配の発表は前日の夕刻とあって、駆け込み的な買いも少なくないようだ。朝のテレビ情報番組でも「株式投資にとって今日は特別な日」といった解説を組んだ番組があり、例年になく株式投資や配当に対する注目度は高いとみられている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:00 | 業績でみる株価

三越伊勢丹HDが上場来の高値に迫る、業績好調な上、自社株買いで取得した全株数の消却を好感

■2月の月次売上高21.4%増加、次回発表(4月初)にも期待

 三越伊勢丹HD(三越伊勢丹ホールディングス)<3099>(東証プライム)は3月27日、再び上値を指向して始まり、取引開始後は2522.5円(43.5円高)まで上げ、2日前につけた上場来の高値2528.0円に迫っている。2月の月次売上高(国内合計)が前年同月比21.4%増加など業績が好調な上、26日の15時に自己株式の消却などを発表し、株式価値の向上などに期待が出ている。

 26日の15時、自己株式の取得(自社株買い)により取得した全株数である700万2400株の普通株式を2024年4月30日(消却予定日)に消却すると発表した。今回の自社株買いは2024年2月5日から同年3月29日までの予定で実施し、取得した自己株式の全株式数を消却するとしていた。取得した株数は、2月29日までの時点では386万6900株(取得上限株数の35%)だったが、3月22日時点での累計取得株数は700万2400株(同64%)に急増した。積極的に自社株買いを進めたことになり注目されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:35 | 業績でみる株価
2024年03月26日

ナカボーテックが急伸、業績・配当予想の大幅な増額修正を好感、営業利益は32%上振れる見込みに

■今3月期末配当は230円(従来予想比50円増)に見直す

 ナカボーテック<1787>(東証スタンダード)は3月26日、急伸相場となり、午前11時にかけて16%高の6250円(870円高)まで上げて2022年7月以来の6200円台に進み、後場も5900円(520円高)前後で売買され、出来高が増加している。鉄骨構造物などの防触エンジニアリング会社で、25日の17時過ぎに2024年3月期の業績予想の大幅な増額修正を発表し、好感買いが優勢となった。

 2024年3月期は、主力港湾事業が好調であった昨年度からの反動により微減となる見通しだが、地中等その他事業は堅調に推移し、また、主要原材料価格が軟化に転じるなどもあり、24年2月に開示した従来予想を売上高は3.8%、営業利益は32.2%、純利益は同27.0%各々上振れる見込みへと見直した。また、配当予想(期末のみ実施)は、24年3月期の期末配当予想を1株230円の予定(従来予想比50円増)とし、好感されている。

 24年3月期の期末配当や優待を確保する買付期限(権利付最終日)は3月27日になる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:48 | 業績でみる株価

日本調剤は3年ぶりの高値に迫る、唯一未達だった「流通株式比率」が基準を満たす見込みに

■東証プライム市場の上場維持基準、計画に基づいた自己株消却の結果

 日本調剤<3341>(東証プライム)は3月26日、再び上値を試して始まり、取引開始後は1630円(13円高)まで上げ、約2週間前につけた2021年以来の高値1690円に向けて動意を強めている。25日の17時、「上場維持基準の適合状況の推移」について発表し、東証プライム市場の上場維持基準のうち唯一未達だった「流通株式比率」が基準を満たす見込みになったとし、好感されている。

 発表によると、計画に基づいた自己株式の消却の結果、プライム市場において上場維持のために求められる流通株式比率35%以上を満たす見込みとなった。ただ、これは3月25時点の情報をもとに同社が試算したもので、24年3月末時点の上場維持基準の適合状況については、東京証券取引所からの判定結果に係る通知をもって改めて開示するとした。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:41 | 業績でみる株価