[業績でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (11/17)ウルトラファブリックス・HDは下値圏から出直り強める、第3四半期の最高益など好感
記事一覧 (11/16)トレジャー・ファクトリーが出直り強める、物価高による節約志向の高まりも追い風に
記事一覧 (11/15)マルマエは出直り強める、業績の下ぶれ懸念が後退し収益改善を展望する相場に移行の見方
記事一覧 (11/15)ヘッドウォータースはストップ高買い気配、生成AI関連受注好調で第3四半期の利益3倍から4倍に
記事一覧 (11/15)東京エレクトロンが連日高値を更新、業績好調、直近は米金利低下などもアト押し
記事一覧 (11/14)「丸亀製麺」のトリドールHDが後場一段高、上期最高益で通期業績予想を大幅に増額修正
記事一覧 (11/14)エアークローゼットは上場来の安値圏から出直り強める、第1四半期の黒字化など好感
記事一覧 (11/14)JPホールディングスは一段と上げ活況高、第2四半期の営業利益34%増など好感
記事一覧 (11/14)マーケットエンタープライズが急反発、通期業績予想など見直され「半値戻しは全値戻し」を意識
記事一覧 (11/14)みずほFGが出直り継続、通期利益と配当予想の増額修正など好感
記事一覧 (11/13)JPホールディングスの第2四半期は営業利益34%増加、株価は戻り高値を更新
記事一覧 (11/13)ランサーズが後場一段高、第2四半期(7〜9月)の急回復に注目集まる
記事一覧 (11/13)スペースマーケットは売上高の伸び目立つとされ大きく出直る、第3四半期は23%増加
記事一覧 (11/13)日本コンピュータ・ダイナミクスがストップ高、第2四半期の大幅増益とM&Aを好感
記事一覧 (11/13)住友不動産が高値に迫る、第2四半期は各利益とも最高を更新
記事一覧 (11/13)三井金は第2四半期の黒字化と業績予想の増額修正が好感され高値を更新
記事一覧 (11/13)三越伊勢丹HDは業績・配当予想の増額修正など好感され出直り強める
記事一覧 (11/13)東京エレクトロンが高値を更新、業績予想を増額修正、米半導体株指数の大幅高も好感
記事一覧 (11/10)日清食品HDは後場一段ジリ高、業績・配当予想の増額修正など好感、上場来の高値を連日更新
記事一覧 (11/10)木村工機は後場買い気配、昼に業績・配当予想の増額修正を発表し買い集まる
2023年11月17日

ウルトラファブリックス・HDは下値圏から出直り強める、第3四半期の最高益など好感

■湿式ポリウレタンレザー、自動車やビジネスジェット向けに拡大

 ウルトラファブリックス・HD(ウルトラファブリックス・ホールディングス)<4235>(東証スタンダード)は11月17日、再び出直りを強めて始まり、取引開始後は9%高の1610円(138円高)まで上げ、このところの出直り相場の高値に進んでいる。自動車の内装や家具などに用いられる湿式ポリウレタンレザーの大手で、11月14日に発表した第3四半期決算が「売上・営業利益は2桁成長を継続し、過去最高を更新」(決算説明資料より)。株価水準が昨年来の安値圏から持ち直してきたあたりのため買いやすさがあり、注目再燃となっている。

 第3四半期連結決算(2023年1〜9月・累計、IFRS)は、家具向けが減収幅を縮め、シート用素材は前年同期比で増収継続、ビジネスジェット向け、民間航空機向けともに伸長。売上収益は前年同期比10.5%増加し、営業利益は同25.2%増加した。今12月期の予想は従来予想を据え置いたが、上振れ期待が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:27 | 業績でみる株価
2023年11月16日

トレジャー・ファクトリーが出直り強める、物価高による節約志向の高まりも追い風に

■SDGs意識の高まりを受けリユース需要が旺盛、中期計画を上方修正

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は11月16日の後場、一段と強含む相場になり、13時にかけて5%高の1236円(63円高)をつけ、2日続伸基調となっている。10月に発表した第2四半期連結決算(2023年3〜8月・累計)の営業利益が同期間として最高を更新するなど業績好調。11月1日には中期計画の数値目標の上方修正も発表し、出直り基調を強める相場が続いている。

 10月に発表した第2四半期連結決算(2023年3〜8月・累計)は、「主力の衣料の好調に加え、家電やインバウンドの伸びから高額品なども堅調に推移し、連結売上は前年同期に続き当期も20%超の成長を達成」(説明資料より)し、通期・24年2月期の連結業績予想と期末配当予想を増額修正した。

 中期計画では、さらに25年2月期、26年2月期の予想を全体に上方修正した。25年2月期は、既存店の伸びを過去4期の平均売上成長率105%に外部環境の変動可能性を加味し、前期比103%で計画し、継続的なベースアップなどの販管費増加なども込みで、従来計画に対し売上高を9%引き上げ、経常利益は12%引き上げた。
外的要因としては、SDGsの意識の高まりを受けたリユース、中古品への需要に加え、物価高を背景とした節約志向の高まりも上乗せになる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:54 | 業績でみる株価
2023年11月15日

マルマエは出直り強める、業績の下ぶれ懸念が後退し収益改善を展望する相場に移行の見方

■半導体製造装置向けに高技術、米国金利低下など受け

 マルマエ<6264>(東証プライム)は11月15日、前後場ともジリ高傾向となり、13時半にかけて8%高の1610円(119円高)まで上げて約1か月ぶりに1600円台を回復し、出直りを強めている。半導体製造装置用の高精度真空パーツなどの精密部品を手がけ、半導体関連株の一角を占める。業績回復への期待に加え、このところ、日米の半導体関連株が米国金利の低下や日本での工場建設ラッシュを受けて値動きを強めており、出遅れ感が強まってきたとみられている。

 8月決算銘柄で、2022年8月期は売上高、各利益とも連続で最高を更新した。23年8月期決算は10月に発表し、売上高は前期比20%減、営業利益は64%減などと拡大一服になったが、今期・24年8月期の予想は売上高を反転増の1.9%増とし、各利益は営業利益を21%減などとし下げ渋る見通しとしている。

 株価は、「剰余金の配当に関するお知らせ」(23年8月期は年36円、24年8月期は同30円)を発表した10月23日の翌取引日に1284円をつけ、年初来の安値となったが、その後は回復に転じて徐々に出直りを強めている。株式市場関係者からは、業績の下ぶれ警戒感は峠を越え、収益の改善を展望する相場に移行したとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:08 | 業績でみる株価

ヘッドウォータースはストップ高買い気配、生成AI関連受注好調で第3四半期の利益3倍から4倍に

■生成AIに対するGPTサービスラインナップ拡充の成果が発現

 ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は11月15日、気配値のまま急伸し、取引開始後にストップ高買い気配(1000円高の7850円、15%高)に達したまま午前11時を過ぎても買い気配で推移している。14日の16時に発表した第3四半期連結決算(2023年1〜9月・累計)の営業利益が前年同期の3.4倍となるなど、各利益とも3倍から4倍に大幅拡大し、注目集中となっている。12月通期の予想は売上高を増額修正した。

 1〜9月は、AIインテグレーションサービス事業で第2四半期から生成AIに対するGPTサービスラインナップを徐々に拡充してきたことで、生成AI案件の受注が増加しており、建設業界、リテール業界に加えて製造業界や医療業界など幅広い業界から受注を獲得した。DX(デジタルトランスフォーメーション)サービスは1案件あたりの売上規模が大きくなっており、3期連続で過去最高の売上高を記録した。今12月期の連結業績予想は、「生成AIによる新規受注が当初計画に含まれていないとして、利上げ高を2月に開示した従来予想に対し10%上回る見込みに見直した。各利益については、来期以降の成長に向けた採用や人材教育、生産部サポート部門の強化に投資することとし、当初の業績予想を据え置くこととした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 業績でみる株価

東京エレクトロンが連日高値を更新、業績好調、直近は米金利低下などもアト押し

■第2四半期は減収減益だが想定を上回り通期予想を増額修正

 東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は11月15日、一段高で始まり、取引開始後は2万3805円(575円高)まで上げ、株式分割を考慮した上場来の高値を連日更新している。11月10日に業績予想の増額修正を発表するなど業績が好調で、この一両日は米金利の低下、NY株式市場での半導体株高もアト押ししている。

 11月10日に発表した第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計)は前年同期比で売上高が30%減り、営業利益は49%減など減収減益だったが、5月に開示した従来予想を売上高、各利益とも上回った。直近3か月は増益に転じた。これを受けて3月通期の予想を増額修正し、営業利益は従来予想を2.0%上回る見込みとし、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.3%上回る見込みとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:23 | 業績でみる株価
2023年11月14日

「丸亀製麺」のトリドールHDが後場一段高、上期最高益で通期業績予想を大幅に増額修正

■今3月期の営業利益は従来予想を50%上回る100億円の見込みに

 トリドールHD(トリドールホールディングス)<3397>(東証プライム)は11月14日の13時過ぎに第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計、IFRS)と通期業績予想の大幅な増額修正、および中期計画の目標値の引き上げを発表し、株価は発表後に一段と上げて8%高の3990円(297円高)をつけ、2010年以降の最高値4080円(2023年8月16日)に向けて出直りを強めている。

 セルフサース方式のうどん店「丸亀製麺」などを展開し、4〜9月・累計の連結業績は、「多くの業態の1店舗当たり収益性が想定を上回って推移し」「売上収益は丸亀製麺、国内その他、海外事業の全セグメントで上期最高となり、計画を9.2%上回り」「事業利益も上期最高となり、計画を74.4%上回った」(発表資料より)。これを受け、今期・24年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は5月に開示した予想を50.4%上回る100億円の見込み(前期比33.9%増)に引き上げ、親会社の所有者に帰属する当期利益は同84.6%上回る48億円の見込み(同27.9%増)に引き上げた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:10 | 業績でみる株価

エアークローゼットは上場来の安値圏から出直り強める、第1四半期の黒字化など好感

■ファッションレンタルサービス継続率が想定以上に改善

 エアークローゼット<9557>(東証グロース)は11月14日の後場、9%高の401円(33円高)で始まり、前場に10%高の404円(36円高)まで上げた後も堅調に売買され、上場来の安値圏から出直りを強めている。30〜40代女性をメインターゲットとするファッションレンタルサービスで先行し、13日の16時に発表した第1四半期決算(2023年7〜9月)の売上高が前年同期比12%増加し、各利益とも小幅だが黒字に転換。通期予想は各利益とも赤字の見通しを据え置いたが、業績回復に向けた手応えが感じられるとの見方が出ている。

 ファッションレンタルサービス『airCloset』は、「⾃らの好みやサイズ等を登録した上で、パーソナライズされたレンタルアイテムを受け取り、返却期限やクリーニングを気にすることなく楽しみ、返却するというシンプルなサービス。気に入った洋服は買取りが可能」(決算説明資料より)。7〜9月は、『airCloset』事業の既存会員の継続率が想定以上に改善したことなどにより、新規投資や償却増を吸収し、営業利益は前年同期の29百万円の赤字から7百万円の黒字に転換した。情報・モノの爆発的な増加を受けたトレンドの崩壊や選択肢の急増により、パーソナライズサービスへの需要が高まる潮流をとらえ、サステナビリティ意識にも乗る点などに特色がある。利用期間6か月超の利用者(ロイヤルユーザー)の月次継続率は継続して94%超を維持し安定、としている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:07 | 業績でみる株価

JPホールディングスは一段と上げ活況高、第2四半期の営業利益34%増など好感

■「バイリンガル保育園」などへの取組み強め独自色を発揮

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は11月14日、一段高となり、9%高の390円(31円高)まで上げて年初来の高値407円(2023年6月13日)に迫り、活況高となっている。保育園の運営数は最大手など幼児教育事業の大手で、13日の14時30分にかけて第2四半期の連結決算(2023年4〜9月)を発表し、営業利益は前年同期比34.4%増加するなど好調。通期業績にも上振れ期待が出ている。

 第2四半期連結決算(2023年4〜9月)は、売上高が前年同期比4.9%増の180.57億円となり、営業利益は同34.4%増の20.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同13.2%増の12.79億円だった。新たな施設としてネイティブ英語講師を配置した「バイリンガル保育園」の運営、「モンテッソーリ式保育園」のテスト導入などを行った。

 今期・24年3月期の連結業績予想は前回予想を継続し、売上高は363.90億円(前期比2.5%増)、営業利益は38.20億円(同4.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24.97億円(同7.5%減)。保育園の新入園・卒園といった事業特性から、通期業績見通しに上振れ期待があるとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:38 | 業績でみる株価

マーケットエンタープライズが急反発、通期業績予想など見直され「半値戻しは全値戻し」を意識

■第1四半期は損失拡大だったが通期予想は大幅増益を継続

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は11月14日、反発相場となり、取引開始後に7%高の1193円(79円高)まで上げ、午前11時にかけても1180円前後で堅調に売買され、出直りを強めている。11月10日に発表した第1四半期連結決算(2023年7〜9月)は各利益とも前年同期比で損失拡大だったためか、株価は翌取引日の13日に14%安(177円安の1114円)となったが、14日は7%高。「半値戻しは全値戻し」の経験則が意識されている。1100円台は今期予想PER15.8倍になり、東証プライム銘柄の平均PER15倍に近づくため値頃感が強まったとの見方もある。

 今期・24年6月期の連結業績予想は期初に開示した見通しを継続し、売上高は200億円(前期比31.1%増)、営業利益は8億円(8.5倍)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億70百万円(同27.4%増)、予想1株利益は69円50銭。

 リユースプラットフォーム「おいくら」などを活用した全国の自治体とのSDGsの実現(不要品の二次流通促進による廃棄物の削減及び環境負荷軽減)が進んでおり、その連携数は当第1四半期連結累計期間末日現在で64自治体(前四半期比14自治体の増加)となり、人口カバー率(日本の総人口に占める連携自治体の人口合計)は21.4%に達した。2023年8月にローリング方式による新たな中期経営計画を発表し、最終年度(2026年6月期)の業績目標を売上高300億円、営業利益20億円としている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:18 | 業績でみる株価

みずほFGが出直り継続、通期利益と配当予想の増額修正など好感

■中間・期末配当とも各50円の予定(各前期比7円50銭増)に

 みずほFG(みずほフィナンシャルグループ)<8411>(東証プライム)は11月14日、続伸基調で始まり、取引開始後は3%高の2564.5円(85.5円高)をつけて出直りを続けている。13日の15時に発表した第2四半期(中間期)連結決算(2023年4〜9月)の経常収益が前年同期比44.1%増加し、3月通期の予想を増額修正、増配も発表、好感されている。

 今期・2024年3月期の業績予想は、親会社株主に帰属する当期純利益のみの開示で、従来予想の6100億円を6400億円へと増額修正した。また、中間配当、3月期末配当とも各々従来予想の1株47円50銭を50円の予定(各前期比7円50銭の増配)に引き上げた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:19 | 業績でみる株価
2023年11月13日

JPホールディングスの第2四半期は営業利益34%増加、株価は戻り高値を更新

■「バイリンガル保育園」、「モンテッソーリ式保育園」などに取り組む

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は11月13日の14時30分にかけて第2四半期の連結決算を発表し、株価は一段と強含んで359円(8円高)をつけ、約半月ぶりに戻り高値を更新して年初来の高値407円(2023年6月16日)に向けて出直りを強めた。

 第2四半期累計期間は、新たな施設としてネイティブ英語講師を配置した「バイリンガル保育園」の運営、「モンテッソーリ式保育園」のテスト導入などを行った。連結決算(2023年4〜9月)は、売上高が前年同期比4.9%増の180.57億円となり、営業利益は同34.4%増の20.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同13.2%増の12.79億円だった。

 今期・24年3月期の連結業績予想は据え置き、売上高は363.90億円(前期比2.5%増)、営業利益は38.20億円(同4.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24.97億円(同7.5%減)を継続した。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:11 | 業績でみる株価

ランサーズが後場一段高、第2四半期(7〜9月)の急回復に注目集まる

■営業利益は第1四半期(4〜6月)の赤字から黒字転換

 ランサーズ<4484>(東証グロース)は11月13日の後場一段と上げて始まり、取引開始後に一時26%高の296円(61円高)と急伸し、約4か月ぶりに290円台を回復して活況高となっている。「日本最大級のクラウドソーシング・仕事依頼サイト『ランサーズ』」の運営などを行い、昼11時30分に、第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計)を発表し、注目されている。営業利益は前年同期の赤字2億45百万円から同2百万円となるなど、各利益とも大幅に改善した。

 営業利益は第1四半期決算(4〜6月)で54百万円の赤字だったため、7〜9月は52百万円の黒字だったことになり、急激な改善となった。今3月期の連結業績予想は全体に据え置き、営業利益は40百万円。先行投資を継続としている中で、業績改善の大きさが注目されている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:54 | 業績でみる株価

スペースマーケットは売上高の伸び目立つとされ大きく出直る、第3四半期は23%増加

■第3四半期は各利益とも前年同期比で黒字に転換

 スペースマーケット<4487>(東証グロース)は11月13日の後場、9%高の351円(28円高)で始まり、前場の376円(53円高)には及ばないが、このところの横ばい小動き相場から大きく出直っている。貸切のレンタルスペース運営や公共施設予約管理システム「Spacepad」提供などを行い、前取引日の11月10日に発表した第3四半期連結決算(2023年1〜9月・累計)の売上高が前年同期比22.9%増加し、各利益とも前年同期比で黒字に転換、注目が強まっている。

 この1〜9月は、2022年10月以降、注力していた検索エンジンへの施策効果も継続し、「全社総取扱高」は前年同期比で30.2%増加し、第3四半期の3か月間では前年同期比36.8%増加し過去最高となった。今12月期の連結業績予想は全体に変更しなかったが、売上高などのトップラインが予想を上回るペースで進展しているため、業績の上振れを念頭に注目する様子がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:10 | 業績でみる株価

日本コンピュータ・ダイナミクスがストップ高、第2四半期の大幅増益とM&Aを好感

■営業利益75%増加、ジャパンコンピューターサービス買収も発表

 日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>(東証スタンダード)は11月13日、気配値のままストップ高の1079円(150円高、16%高)に達し、前引けにかけても始値のつかないまま今年7月につけた2019年以来の高値1030円を更新している。11月10日に発表した第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計)の営業利益が前年同期比75.2%増加するなど大幅増益となり、ジャパンコンピューターサービス(東京都千代田区)の株式取得(子会社化)も発表し、M&Aによる事業拡大にも期待が強まった。

 (株)ジャパンコンピューターサービスの株式取得は、株式譲渡実行日を2023年12月21日(予定)として、議決権所有割合73.9%以上を取得する。可能な限り株式譲渡実行日に総議決権数の90%以上の普通株式を取得できるよう、株主との交渉を進めているとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:34 | 業績でみる株価

住友不動産が高値に迫る、第2四半期は各利益とも最高を更新

■通期予想は据え置くが純利益は11期連続で最高の見込み

 住友不動産<8830>(東証プライム)は11月13日、一段と出直りを強める相場となり、4139円(115円高)まで上げた後も4100円台で売買され、9月につけた2021年以来の高値4190円に迫っている。前取引日の10日に発表した第2四半期決算(2023年4〜9月・累計)が好調で、「営業利益、経常利益、純利益はいずれも第2四半期までの過去最高を更新」(決算短信)。好調さが改めて好感されている。「東京のオフィスビルを中心とした不動産賃貸事業と分譲マンションの引渡し戸数が増加した不動産販売事業がともに最高益となり業績を牽引した」(同)。

 第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計)は、売上高が前年同期比6.4%増の5052.43億円で、営業利益は同8.5%増の1497.75億円だった。3月通期の予想は全体に据え置いたが、「通期業績予想に対する進捗率は経常利益60%、純利益61%と、3期連続の経常最高益と11期連続の純利益最高益達成に向け順調に推移」(同)とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:40 | 業績でみる株価

三井金は第2四半期の黒字化と業績予想の増額修正が好感され高値を更新

■通期の営業利益は従来予想を91%上回る見込みに見直す

 三井金(三井金属鉱業)<5706>(東証プライム)は11月13日、3940円(129円高)で始まった後9%高の4147円(336円高)まで上げ、約2か月ぶりに年初来の高値を更新して2021年1月以来の高値に進んでいる。前取引日の10日に発表した第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計)が8月に開示した従来予想を大幅に上回り、通期業績予想の増額修正も発表、好感買いが先行している。

 第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計)は、8月に開示した従来予想に対し、売上高が5.8%上回り、営業利益は従来の赤字予想に対し黒字で着地した。機能材料セグメントの銅箔などが好調で、金属セグメントの収益改善などに加え、円安による上乗せもあった。今期・24年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は従来予想を4.1%上回る見込みに、営業利益は同90.9%上回る見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同89.5%上回る見込みに各々引き上げた。増額修正後の予想1株利益は314円98銭。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:02 | 業績でみる株価

三越伊勢丹HDは業績・配当予想の増額修正など好感され出直り強める

■中間配当、期末配当とも各12円(従来予想比4円増)に

 三越伊勢丹HD(三越伊勢丹ホールディングス)<3099>(東証プライム)は11月13日、出直りを強めて始まり、取引開始後は1733.5円(40.5円高)まで上げ、今年8月につけた2025年以来の高値1793円に向けて上値を指向している。前取引日の10日に第2四半期決算と通期業績予想、配当予想の増額修正を発表し、好感買いが先行。瞬間的に25円安の場面があったものの切り返した。9月中間配当は1株12円(8月に開示した従来予想比4円増)とし、3月期末配当も12円(同4円増)とした。

 第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計)は前年同期比で売上高が11.5%増加し、営業利益は2.3倍に、親会社株主に帰属する四半期純利益は91.3%増加した。今期・2024年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、5月に開示した予想に対し、売上高は1.9%上回る見込みに見直し、営業利益は26.3%、親会社株主に帰属する当期純利益は23.3%上回る見込みに見直した。増額後の予想1株利益は96円87銭。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:32 | 業績でみる株価

東京エレクトロンが高値を更新、業績予想を増額修正、米半導体株指数の大幅高も好感

■直近3カ月の回復目立つ、2000年以降の最高値に進む

 東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は11月13日、一段高で始まり、取引開始後は5%高の2万3315円(1125円高)まで上げて1年11か月ぶりに前回高値を抜き、株式分割を考慮した2000年以降の最高値に進んでいる。前取引日の10日に第2四半期決算と通期業績予想の増額修正などを発表、前週末のNY市場で半導体株指数SOXが4%超の大幅高となったこともあり、買い先行となっている。

 第2四半期連結決算(2023年4〜9月・累計)は前年同期比で売上高30.7%減、営業利益49.0%減だったが、3か月ごとにみると、売上高、営業利益とも7〜9月は4〜6月を上回った。3月通期の連結業績予想の増額修正も発表し、今期・2024年3月期の連結業績予想は、5月に開示した予想に対し、売上高高は1.8%上回る見込みに見直し、営業利益は2.0%、親会社株主に帰属する当期純利益は2.3%上回る見込みに見直した。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:16 | 業績でみる株価
2023年11月10日

日清食品HDは後場一段ジリ高、業績・配当予想の増額修正など好感、上場来の高値を連日更新

■米州を中心に海外で損益改善が進み国内は非即席めん事業も好調

 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は11月10日の後場、一段ジリ高となり、14時にかけて6%高の1万4720円(870円高)まで上げて上場来の高値を2日連続更新している。9日の取引時間中に第2四半期決算と業績・配当予想の増額・増配などを発表し、連日好感されている。

■3月期末配当は従来予想を40円増配し120円の予定に

 2024年3月期の期末配当は、「株主の皆様に対する適切な利益還元を行うため」(発表リリースより)、従来予想を40円増配し120円の予定にするとした。年間配当は200円の予定になる。

 第2四半期連結決算(23年4〜9月・累計、IFRS)は、米州地域を中心に海外で価格改定等による損益改善が進んでいる上、国内では非即席めん事業も好調に推移。売上収益が前年同期比10.5%増加し、既存事業コア営業利益は同68.1%増加するなど大幅増益だった。今期・24年3月期の連結業績見通しは、5月に開示した従来予想に対し、売上高を1.4%上回る見込みとし、既存事業コア営業利益は同25.0%上回る見込みに、親会社の所有者に帰属する当期利益は同24.7%から25.9%上回る見込みに引き上げた。(HC)

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木村工機は後場買い気配、昼に業績・配当予想の増額修正を発表し買い集まる

■3月期末配当は前回発表予想に比べ25円増の65円に

 木村工機<6231>(東証スタンダード)は11月10日の正午過ぎに第2四半期決算と今期・2024年3月期の業績・配当予想の増額修正を発表。株価は後場、買い気配で始まり、昼12時40分過ぎには11%高の3600円(350円高)の買い気配。約1か月前につけた2020年以来の高値4085円に向けて上値を追っている。24年3月期の期末配当は、5月に開示した前回発表予想に比べ25円増の1株当たり65円の予定とした。

 当第2四半期累計期間(23年4〜9月)は、サプライチェーンにおける課題を背景として、生産体制の国内回帰が進んだことなどにより設備投資需要が増加したことで、売上は堅調に推移した。また、利益面においては、独自製品の売上が大幅増加したことに加え、生産工程の見直しや部品調達の多様化によるコスト低減などにより、営業利益率を大幅に改善することができた。3月通期の予想を増額修正し、5月に開示した従来予想に対し、売上高は4.8%上回る見込みに、営業利益は同53.8%上回る見込みに、純利益は同57.9%上回る見込みに各々引き上げた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:53 | 業績でみる株価