■米国で高い安全性と有効性を確認
アンジェス<4563>(東証グロース)は18日、慢性椎間板性腰痛症の新たな治療法として開発しているNF−κBデコイオリゴDNAの日本国内における第U相臨床試験における投与を開始したと発表。この治療法は、過剰な炎症反応や免疫反応に起因する様々な疾患の治療における有効性が期待されている。
NF−κBデコイオリゴDNAは、細胞が外部から刺激を受けた時に活性化する主要な転写因子であるNF−κBに結合して、炎症性サイトカインの放出を抑制する物質。これまで慢性椎間板性腰痛症に対する治療は、消炎鎮痛剤などによる対症療法が中心だが、NF−κBデコイオリゴDNAは、椎間板変性症などの病気の進行を抑える効果が期待されている。
この治療法は、2018年2月に米国で椎間板性腰痛症の患者を対象とした後期第T相臨床試験を開始し、2021年4月に得られた結果では、重篤な有害事象は認められず、高い安全性が確認された。有効性についても探索的にデータを評価したところ、投与早期より腰痛は大幅に軽減し、腰痛の抑制は投与12ヵ月後まで継続した。この結果をふまえ、日本国内において第U相臨床試験を行うことを決定した。
日本国内では、
塩野義製薬<4507>(東証プライム)との協力のもと、92例の患者さんを対象とした第U相臨床試験を開始した。この試験では、NF−κBデコイオリゴDNAの投与による腰痛の改善効果を評価する。同件については、2023年12月期の連結業績予想に織り込んでおり、開示すべき事象が発生した場合には速やかに公表する予定としている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:33
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