
同研究開発は、「第48回新道路技術会議」(令和5年8月23日開催)において審議された事後評価の結果、研究目的は達成され十分な研究成果があったことが評価され、優秀技術開発賞を受賞した。
1.研究目的
橋梁、トンネル等の道路構造物へレーザー打音検査装置の適用範囲を拡大し、広く社会に普及させていくためには、4つの課題がある。1つ目は、レーザー打音検査装置の操作性向上や準備、作業時間の短縮化といった高速化である【テーマ1】。2つ目は、橋梁等の構造物に適用できるようにより離れた位置から検出が可能となるレーザー照射技術である【テーマ2】。3つ目は、うき・剥離に対する検出精度の向上である【テーマ4】。4つ目は、診断に必要となる定量的な評価方法の構築である【テーマ4】。本研究は、この4点の課題を解決することで、レーザー打音検査装置の社会実装を大きく前進させることを目的とした。
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