センコーグループホールディングス<9069>(東証プライム)は5月1日、サービスロボットとロボットマネジメントシステムの販売・開発を手掛ける新会社「ヒトトロボソリューション」を設立したと発表。新会社は、ロボット開発者とユーザー双方の課題を解決し、ヒトとロボットが共生する社会の実現を目指す。ユーザーニーズのヒアリングから世界中の開発会社からのロボット選定、販売、導入支援、運用サポートまで一貫したサービスを提供する点が強みだ。

新会社は社内大学「センコーユニバーシティ」の卒業生が設立した第1号となる。同大学は2016年の創業100周年を記念して開学し、次の100年を見据えた経営人材の育成を目的としている。スマイルに当時所属していた社員が、この制度での学びを事業化に結び付けた。
労働力不足が深刻化する中、ホテルや飲食業界ではサービスロボットの活用が広がっている。同社はセンコーグループが運営する施設で実証実験を重ね、大手ホテルチェーンへの導入が内定しているほか、東京イーストサイドホテル櫂会での実証実験も予定している。今後はグループの国内外の物流施設へのサービスロボット導入を加速させ、IT企業との共同開発も行い、あらゆる場面でのサービスロボット活用を推進する方針だ。