[IR企業情報]の記事一覧
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記事一覧 (09/18)ReYuu Japan、abcとビットコイン財務戦略で基本合意、最大150億円保有を計画
記事一覧 (09/17)クリーク・アンド・リバー社、「Symbiorise」をリブランド、AI人材支援を再設計
記事一覧 (09/17)ラバブルマーケティンググループ、子会社コムニコのエンジニアがAI活用100%に到達
記事一覧 (09/17)ワイエスフード、ミシュランシェフ西村氏と業務提携、CCO就任で商品力強化へ
記事一覧 (09/17)インフォマート、快創研グループが「V−Manage」を導入、店舗運営の課題解決へ
記事一覧 (09/17)デ・ウエスタン・セラピテクス、緑内障治療剤「H−1337」特許がマレーシアで査定
記事一覧 (09/17)ANAPホールディングス、ビットコイン6.4BTCを追加取得、総保有1,053BTCに
記事一覧 (09/17)ネクセラファーマ、がん免疫療法薬HTL0039732のフェーズ2a試験を開始
記事一覧 (09/17)シンバイオ製薬、ブリンシドフォビルのPIP承認取得、欧州での独占期間12年に
記事一覧 (09/17)マーベラス、『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』出荷50万本突破
記事一覧 (09/17)カルビー、オアシスマネジメントカンパニーリミテッドが5.98%保有を報告
記事一覧 (09/17)大庄、8月の既存店売上は前年同月比微増、客数・客単価ともに安定推移
記事一覧 (09/17)スターシーズ、高圧系統用蓄電池システムを野村屋HDに初受注、3年間で75億円見込む
記事一覧 (09/17)島屋、8月売上高は1.1%増、国内需要が牽引、免税は9.8%減少
記事一覧 (09/17)GMOペパボ、配当金3億200万円を受領、通期業績予想を上方修正、特別配当29円を実施
記事一覧 (09/17)人・夢・技術グループ、東証スタンダード市場への変更承認、9月24日付で移行
記事一覧 (09/17)ワキタ、ケアレックスを子会社化、福祉用具レンタル事業を拡大、取得価額52億円
記事一覧 (09/17)UTグループ、1株を15株に分割、発行可能株式数を23億株へ拡大
記事一覧 (09/17)ユカリア、博友会とパートナーシップ協定締結、提携病院は30施設に
記事一覧 (09/17)西武HD、西武・プリンスホテルズWWがAGI全株式を取得、取得額は約131億円規模
2025年09月18日

ReYuu Japan、abcとビットコイン財務戦略で基本合意、最大150億円保有を計画

■「ハイブリッドトレジャリー戦略」一環として収益多様化を推進

 ReYuu Japan<9425>(東証スタンダード)は9月17日、暗号資産の取扱開始を正式決定するとともに、abc<8783>(旧GFA)(東証スタンダード)とビットコインを活用したトレジャリー戦略に関する業務提携に向けた基本合意を締結したと発表した。同社は9月9日の取締役会で最大150億円規模を上限とする段階的なビットコインの保有方針を決議しており、レンディング等を通じた金利収入の確保や一部売却による利益実現を視野に入れている。今回の開示は、当初の判断を改め、合意締結を契機に適時開示へ踏み切ったものでもある。

 同戦略は、abc社が提唱する「ハイブリッドトレジャリー戦略」の一環であり、法定通貨や株式と暗号資産を組み合わせ、財務の柔軟性と収益多様化を図る仕組みとされる。ReYuu Japanはその中核であるビットコインの蓄積と活用から着手する方針で、資金調達や運用体制の設計、実務ノウハウの補完においてabc社の支援を受ける。これにより、戦略の実行速度を高め、リスク管理や運用規律を確立する狙いがある。

 基本合意の枠組みでは、ReYuu Japanの新株予約権の一部をSoul Ventures Holdingsグループへ譲渡することを前提に、関連会社のSoul Capital Partners Limitedと協議しつつ戦略を具体化する。abc社は資金調達や運用設計で支援し、成果として生じる売却益の50%を収益分配として受け取る予定である。同戦略は新設子会社を通じて実行され、10月にも初回のビットコイン取得を見込むが、非拘束的合意であり、外部要因によって中止の可能性も残されている。業績への影響は当面軽微とされる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:48 | IR企業情報
2025年09月17日

クリーク・アンド・リバー社、「Symbiorise」をリブランド、AI人材支援を再設計

■6つのポイントでコンセプトとサービスを再設計

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は9月17日、AI・データサイエンス領域に特化したキャリア支援サービス「Symbiorise(シンビオライズ)」をリブランドしたと発表した。2018年7月の開始から7年を経て、市場拡大と人材需要の高まりを背景に新たなブランドコンセプトとサービス設計を導入した。新キャッチコピー「WITH YOUR RISE, SYMBIORISE.」の下、AIと人間の共生を象徴するデザイン刷新やUX/UI改善を行い、転職希望者が安心してキャリア形成を考えられる仕組みを整備した。

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 リブランドの6つの柱には、デザイン刷新、キャリアメディア機能の拡充、データ・AI分野に特化した求人の厳選、専門知識を有するエージェントによる伴走支援、さらに企業向けの求人掲載・人材紹介サービスの強化が含まれる。求人紹介だけでなく、企業インタビューや転職成功事例の公開など情報発信を強化し、研究実績やKaggle成果を正当に評価する仕組みを導入。書類通過率は2024年3月から2025年2月で73%に達し、候補者と企業双方のニーズを結びつける体制を強化した。

 背景には国内AI市場の急成長と人材不足がある。IDC Japanによれば2024年の国内AIシステム市場は1兆3412億円に拡大し、2029年には約4兆1873億円規模に達するとされる。一方で経産省の推計では2040年に326万人の人材不足が見込まれる。同社は「プロフェッショナルの生涯価値向上」と「クライアントの価値創造への貢献」を使命に、AI/DX関連サービスと連携しながら、高度IT人材の活躍機会拡大を推進する方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:53 | IR企業情報

ラバブルマーケティンググループ、子会社コムニコのエンジニアがAI活用100%に到達

■AI全面導入でSaaSツール開発を効率化、工数大幅削減

 ラバブルマーケティンググループ(LMG)<9254>(東証グロース)は9月17日、子会社コムニコにおいてエンジニアのAI活用率が100%に到達したと発表した。コムニコはSNS運用効率化ツール「コムニコ マーケティングスイート」やキャンペーンツール「ATELU(アテル)」の開発を手掛けており、AIを全面的に導入することで開発工程の計画立案から実装に至る業務工数を大幅に削減した。これにより、開発サイクルの高速化と内製化の推進が実現した。

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 同社グループは2024年12月にAI・DX推進室を設置し、全社的な生産性向上と効率化を進めてきた。その一環として、コムニコのエンジニア全員がAIを日常業務に組み込み、特にプロトタイプ制作や実装段階での効率化が顕著となった。2025年11月までにSaaSツール開発の完全内製化が見込まれており、将来的には開発業務時間の9割削減を目指している。

 創出された時間は、顧客ニーズの深耕や新規機能の追加、新ツール開発の検証に活用される予定である。これにより既存サービスの品質強化や顧客のマーケティング活動支援に寄与し、グループ全体の成長に結び付ける考えだ。ラバブルマーケティンググループは「最も愛されるマーケティンググループを創る」を掲げ、共感を重視したマーケティング事業を展開している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:38 | IR企業情報

ワイエスフード、ミシュランシェフ西村氏と業務提携、CCO就任で商品力強化へ

■西村貴仁氏をCCOに迎えブランド戦略を推進

 ワイエスフード<3358>(東証スタンダード)は9月17日、ミシュラン一つ星を獲得した実績を持つシェフ西村貴仁氏と業務提携し、同氏がCCO(Chief Creative Officer)に就任すると発表した。西村氏はフランス料理を基盤に独創性を重視し、国内外で高い評価を得ている。今回の起用は、同社グループ全体における商品力とブランド力強化を目的とし、特に多様なジャンルを取り込む総合飲食プラットフォームの実現に向けた成長戦略の一環と位置付けられている。

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 今回の業務提携は、全ブランドを対象とし、新メニュー・新商品の開発や監修、店舗の調理技術や提供方法の改善、クリエイティブ企画や新規出店戦略の立案、さらに広報活動の強化など幅広い分野に及ぶ。西村氏は北九州・小倉出身であり、福岡を拠点に活動してきた経歴を持つ。ラーメンへの強いこだわりや海外進出の実績といった点で同社との親和性が高く、また再現性が高く多くの人に喜ばれる料理を追求してきた姿勢が、今回の起用の決め手となった。

 今後は「山小屋」ブランドでのアレンジ麺や期間限定メニューの投入、関東圏で取得した「焼肉やっぱ。」「ROTISSERIE★BLUE」「焼肉BEEFMAN横浜」など各ブランドでの商品改善やコラボ開発を予定している。業績への短期的影響は軽微とされるが、中長期的にはブランド価値向上、顧客ロイヤルティ強化、新規顧客獲得による収益拡大が見込まれる。影響については2026年3月期決算短信に反映して公表される予定である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:37 | IR企業情報

インフォマート、快創研グループが「V−Manage」を導入、店舗運営の課題解決へ

■「立ち呑み酒場 よかたい」運営の快創研、デジタル管理強化で効率化推進

 インフォマート<2492>(東証プライム)は9月17日、グループ会社のRestartzが提供する飲食店運営支援サービス「V−Manage」が、福岡で「立ち呑み酒場 よかたい」などを展開する快創研グループに導入されたと発表した。新型コロナ禍を経て業績が拡大基調にある同グループだが、衛生管理の徹底や新人教育の不均一性など、店舗運営に関する課題を抱えていた。こうした状況を受け、業務を可視化し、属人的な運営から脱却するためのツール導入に至ったものである。

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 「V−Manage」の導入により、曖昧だった日常業務がタスクとして仕組み化され、店長や社員は細かな指示や確認作業から解放される。浮いた時間はサービス向上やスタッフとのコミュニケーションに振り向けられることが期待される。また、動画や写真を組み合わせたマニュアル機能の活用で教育の質が平準化され、新人やアルバイトも自分のペースで学べる体制が整う。将来的には少人数でも店舗が自走できる仕組みづくりが可能になると見込まれている。

 快創研グループは、今回の導入で全店舗の衛生管理や清掃タスクを確実に実行し、QSC(品質・サービス・清潔)の基盤を強化する方針を示した。現場のオペレーションを可視化し、誰が担当しても一定の品質を保てる体制を築くことで、組織全体の活性化を図る考えだ。インフォマートは、今後も「V−Manage」を通じて中小外食企業の生産性向上を支援し、飲食業界全体の効率化と競争力強化につなげていくとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:17 | IR企業情報

デ・ウエスタン・セラピテクス、緑内障治療剤「H−1337」特許がマレーシアで査定

■日本・米欧中に続きマレーシアでも特許査定、製品寿命延長を視野

 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>(東証グロース)は9月17日11時30分、同社が創製し開発中の緑内障治療剤「H−1337」に関する特許がマレーシアで特許査定を受けたと発表した。発明の名称は「イソキノリンスルホンアミドの新規な形態」で、出願番号はPI2021002827。同特許は既に日本、米国、欧州、中国など主要国で成立済みであり、今回の査定によりマレーシアでも認められた。

 「H−1337」の物質特許は既に各国で成立しているが、今回の特許はそれに付随するもので、ライフサイクルマネジメントの一環として開発品の寿命を延ばす効果が期待される。製薬業界では新薬開発競争が激化する中、既存薬の改良や剤形追加などによるLCM戦略が収益性維持に不可欠とされており、同社にとって重要な特許資産の拡充となる。

 同社は、今回の特許査定が2025年12月期の業績予想に与える影響はないと説明する一方、今後の各国展開に有益であり、製品の大型化に寄与する可能性を示した。これにより「H−1337」のグローバルな事業展開と収益最大化に向けた基盤がさらに強化されたとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:15 | IR企業情報

ANAPホールディングス、ビットコイン6.4BTCを追加取得、総保有1,053BTCに

■追加購入額は約1.09億円、戦略的投資の一環として実施

 ANAPホールディングス<3189>(東証スタンダード)は9月17日10時、連結子会社のANAPライトニングキャピタルを通じてビットコインを追加購入したと発表した。購入数量は6.4074BTC、投資金額は1億931万1,706円であり、購入日は9月16日であった。同社はこれを投資戦略の一環と位置づけている。

 今回の取得により、同社グループのビットコイン総保有量は1,053.9720BTCとなった。総投資金額は156億4306万6,059円、平均取得単価は1BTCあたり1484万2,012円である。参考値として、2025年9月16日のbitFlyer取引所終値を基に算出した時価評価額から総投資金額を差し引いた評価損益は21億8792万9,771円のプラスとなっている。

 ビットコインの購入および管理については、ANAPライトニングキャピタルが運用を担う。同社は四半期ごとに保有残高を時価評価し、その評価損益を損益計算書に計上する方針を示している。今後、連結業績に著しい影響が生じる場合には速やかに開示する予定であるとした。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:52 | IR企業情報

ネクセラファーマ、がん免疫療法薬HTL0039732のフェーズ2a試験を開始

■フェーズ1試験の良好な安全性・有効性を踏まえ臨床開発を加速

 ネクセラファーマ<4565>(東証プライム)は9月17日8時30分、がん免疫療法候補薬HTL0039732(NXE0039732)のフェーズ2a試験において最初の被験者への投与を開始したと発表した。同薬は同社が創出した経口投与可能な新規EP4受容体拮抗薬であり、がん免疫療法の一環として進行性固形がんを対象に開発が進められている。試験はCancer Research UKのCentre for Drug Developmentが資金拠出と管理を担い、ケンブリッジ大学やキングス・カレッジ・ロンドンなどの研究者が統括する。メイン実施施設はケンブリッジのアデンブルックス病院で、ECMCネットワーク内の施設も参加している。

 同フェーズ2a試験は、マイクロサテライト安定性大腸がん、胃または食道胃接合部腺がん、淡明細胞型腎細胞がん、転移性去勢抵抗性前立腺がんの4つのコホートで実施される。開始の背景には、フェーズ1試験における良好な安全性・忍容性と初期の有効性データがある。アテゾリズマブとの併用では部分奏効例が確認されており、これらの結果は2025年10月に開催される欧州医療腫瘍学会(ESMO)で発表される予定だ。HTL0039732は腫瘍微小環境における免疫回避を促進するPGE2の作用を阻害することで、既存免疫療法の効果が十分でないがん種にも新たな治療選択肢を提供する可能性がある。

 同社CSOのマット・バーンズ氏は、今回の進展を「治療が困難ながん患者に有望な治療薬を届けるための重要な前進」と位置付けた。また、共同研究機関の研究者も「EP4受容体を標的とする新規化合物の評価が次段階に進むことを歓迎する」とコメントしている。Cancer Research UKは30年以上にわたり新規がん治療薬の開発に取り組み、これまでに6品目を上市した実績を有しており、今回の提携もその一環である。なお、この進捗に伴う金銭の授受は発生しないとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:17 | IR企業情報

シンバイオ製薬、ブリンシドフォビルのPIP承認取得、欧州での独占期間12年に

■欧州医薬品庁が小児医薬品開発計画を承認、致死率高い小児患者治療に道

 シンバイオ製薬<4582>(東証グロース)は9月17日8時30分、注射剤ブリンシドフォビル(IV BCV)について、欧州医薬品庁(EMA)が造血幹細胞移植後アデノウイルス感染症を対象としたグローバル第V相試験を含む小児医薬品開発計画(PIP)を承認したと発表した。致死率の高い小児患者に対する治療開発の意義は大きく、今回の承認により欧州での販売承認申請に必要な条件を満たすとともに、オーファンドラッグ指定による市場独占期間10年に加え2年間の延長が認められ、計12年間の独占権を確保することとなった。

 同社は欧米日英4地域で180症例を対象にした国際共同第V相試験を年内に開始する計画で、2028年下半期に欧州での販売承認申請を目指す。加えて血液がんや固形がん、脳神経変性疾患を含む3つの領域を柱とする事業戦略を展開し、世界規模でBCVの事業価値最大化を進める方針である。なお、同件が2025年12月期業績に与える影響はないとしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:12 | IR企業情報

マーベラス、『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』出荷50万本突破

■2008年作を原作に進化、フルボイス化や快適性向上で好評

 マーベラス<7844>(東証プライム)は9月16日、コンシューマゲーム「牧場物語」シリーズの最新作『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』の世界累計出荷本数が50万本を突破したと発表した。8月28日に日本とアジア地域、8月27日に北米・欧州で発売され、対応機種はNintendo Switch™2、Nintendo Switch、SteamRとなる。ダウンロード版を含めた数字で、発売から短期間での達成となった。

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 「牧場物語」シリーズは1996年に第1作が登場して以降、作物や家畜の世話、街の住人との交流や恋愛など、日常生活を楽しめる「ほのぼの生活ゲーム」として30作以上を展開し、国内外で高い人気を誇っている。最新作は2008年発売の『牧場物語 ようこそ!風のバザールへ』を原作とし、山あいの「そよかぜタウン」を舞台に牧場経営や週一回のバザールへの出店を通じて街を発展させる内容に仕上げた。フルボイス化をはじめとする進化したシステムも好評を得ている。

 同社は今後も投入タイトルの品質向上に努め、「牧場物語」をはじめとする自社IPの国際的な定着と販売強化を目指す方針を示した。公式サイトでは詳細情報や追加ダウンロードコンテンツが公開されており、通常版やデジタルデラックス版など複数の価格体系で展開している。シリーズの成長を支える新作の好調な滑り出しは、今後のグローバル戦略の推進にも寄与するとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:16 | IR企業情報

カルビー、オアシスマネジメントカンパニーリミテッドが5.98%保有を報告

■市場関心が一段と高まる可能性も

 カルビー<2229>(東証プライム)は9月16日、オアシスマネジメントカンパニーリミテッド(Oasis Management Company Ltd.)が大量保有報告書を提出したことを明らかにした。報告書によると、オアシスのカルビー株式保有割合は5.98%となっている。

 大量保有報告は、上場企業の株式を5%以上保有する場合に金融商品取引法に基づき提出が義務付けられるものである。今回の報告により、オアシスがカルビーに対して一定の影響力を持つ株主として浮上した形となる。海外の投資ファンドによる日本企業株式の保有拡大は近年増加傾向にあり、ガバナンスや株主還元のあり方に注目が集まる。

 カルビーは菓子・スナック市場で強いブランド力を持つ企業であり、国内外で安定的な業績を確保している。オアシスの動向次第では、同社の経営方針や株主施策に対する市場関心が一段と高まる可能性がある。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:10 | IR企業情報

大庄、8月の既存店売上は前年同月比微増、客数・客単価ともに安定推移

■新規出店3件・閉店2件を実施、改装でブランド力を維持

 大庄<9979>(東証スタンダード)は9月16日、2025年8月の月次売上状況を発表した。既存店売上高は前年同月比で微増となり、累計でも100%を超える推移を示した。客数と客単価はいずれも安定しており、全体として堅調な水準を維持した。全店売上高についても前年を上回り、外食需要の底堅さが確認された。

 同社は当月において新規出店3店舗(うち1店舗はFC・VC譲受け)を実施し、閉店は2店舗(うち1店舗はVC移行)であった。改装・業態転換も3件あり、店舗網の最適化を継続して進めた。直営店舗数は8月末時点で232店舗となり、前月から2店舗減少したが、新規出店と改装の効果によりブランド力の維持を図っている。

 業態別では「日本海庄や」「大庄水産」など既存ブランドの改装や閉店に加え、「定食のまる大」「悟大」など比較的新しい業態の展開が進んでいる。店舗網全体では微減となったものの、既存店売上高が堅調に推移したことで全体収益を下支えした。外食市場の競争が続く中、同社はブランドポートフォリオの見直しと新規出店を通じた成長を目指す姿勢を明確にしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:08 | IR企業情報

スターシーズ、高圧系統用蓄電池システムを野村屋HDに初受注、3年間で75億円見込む

■ロベステック提携システムで初案件

 スターシーズ<3083>(東証スタンダード)は9月16日、高圧系統用オールインワン型蓄電池システム「All−in−One型SS蓄電池システム」を構築・商品化し、野村屋ホールディングスから初受注したと発表した。受注したシステムは出力1.998MW、蓄電容量8.358MWhで、液冷式リン酸鉄蓄電池、高効率PCS、受変電設備を一体化した独自の構成となる。設置場所は兵庫県西脇市で、2026年1月に着工し同年5月末に運転開始予定である。

 背景には、日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」実現に向けた再生可能エネルギー導入拡大がある。太陽光や風力などの電源は発電量が不安定であり、余剰電力問題が顕在化している。系統用蓄電池は需給バランス調整に不可欠で、国内出荷容量は過去10年で約83倍に拡大し8GWhに達した。スターシーズは、電力需給の安定化と企業の電気料金削減やBCP対策への貢献を目指し、同システムを開発した。

 同社は上海に本社を置く世界的蓄電池メーカー、ロベステック社との業務提携に基づき開発を進めており、今後3年間で75億円の売上を見込む。また複数社と販売交渉を進めるほか、バーチャルパワープラント構想や次世代電力取引市場への対応も視野に入れる。事業を単なる多角化でなく「エネルギー問題解決に貢献する責任ある企業市民としての成長」と位置づけ、企業・自治体へのソリューション提供を強化していく考えである。なお、2026年2月期業績への影響は算定中としている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06 | IR企業情報

島屋、8月売上高は1.1%増、国内需要が牽引、免税は9.8%減少

■国内顧客の来店増で食料品や夏物衣料が好調

 高島屋<8233>(東証プライム)は9月16日、2025年8月度の営業報告を発表した。全店合計の売上高は前年同月比1.1%増と堅調に推移した。店頭売上高は5.1%増と好調であり、免税売上高は9.8%減少した一方、免税を除いた店頭売上高は7.8%増となった。国内顧客の来店は新規催事の効果で増加し、食料品や夏物衣料・雑貨などが好調に推移した。インバウンド需要は化粧品や婦人服が伸びたが、高額品が振るわず全体として前年割れとなった。

 店舗別では京都店、泉北店、日本橋店、新宿店、横浜店など主要店でプラスを確保した一方、高崎店や法人事業は前年の大口案件反動で減少した。商品別では衣料品全体が5.1%増、食料品が7.8%増、化粧品や美術・宝飾品なども伸びを見せた。特にサービス関連は20%超の伸びを記録した。逆に家具や家電は減少が目立ち、家庭用品や身のまわり品は小幅な増加にとどまった。

 法人事業とクロスメディア事業は前年を下回ったが、ECや百貨店事業の伸長が全体を支えた。9月15日までの累計では、店頭売上高が前年同期比6.5%増、免税売上高が3.4%減、免税を除く店頭売上高は7.8%増で推移している。引き続き国内需要が収益を下支えする一方、インバウンド高額品の動向が課題として残る。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | IR企業情報

GMOペパボ、配当金3億200万円を受領、通期業績予想を上方修正、特別配当29円を実施

■受取配当金計上で経常利益と純利益を押し上げ

 GMOペパボ<3633>(東証プライム)は9月16日、投資先から配当金3億200万円を受領することを発表した。受領予定日は9月30日で、同社は2025年12月期第3四半期連結会計期間において、営業外収益として受取配当金を計上する。これにより業績への一定のプラス効果が見込まれる。

 同日、同社は2025年12月期通期連結業績予想の修正も発表。売上高は従来予想から2.0%減の10956百万円とした一方で、営業利益888百万円(前回予想比+333百万円)、経常利益925百万円(同+37百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益536百万円(同+226百万円)といずれも増加見込みに上方修正した。修正の背景には、受取配当金の計上と連結子会社であったGMOクリエイターズネットワークの株式譲渡による連結範囲の変更がある。子会社除外により売上高は減少するが、収益性は改善するとしている。

 さらに同社は、株主還元方針に基づき期末配当予想を修正した。従来1株当たり67円を予定していたが、特別配当29円を加えて合計96円(普通配当67円+特別配当29円)とする。これにより配当性向は65.4%となる見込みであり、株主への利益還元を強化する姿勢を明確に示した。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | IR企業情報

人・夢・技術グループ、東証スタンダード市場への変更承認、9月24日付で移行

■インフラ技術サービスを軸に持続的成長を目指す

 人・夢・技術グループ<9248>(東証プライム)は9月16日、同社株式の市場区分について、東京証券取引所からスタンダード市場への変更承認を受けたと発表した。変更日は9月24日で、これにより同社株式はプライム市場からスタンダード市場に移行する。同社は東証からの正式承認を受けて開示しており、詳細は日本取引所グループのウェブサイトで確認できる。

 同社は「人が夢を持って暮らせる社会の創造に技術で貢献する」との経営理念を掲げ、インフラ分野を中心に幅広い企業と連携しながら技術サービスを提供してきた。社会全体の安全と安心を支えるインフラ領域での事業活動を通じ、持続的な価値提供を目指す姿勢を強調している。今回の市場区分変更は、事業活動や成長戦略の方向性を改めて示す契機となる。

 さらに同社は、経営資源の適切な配分や中長期的な投資を通じて基幹事業の強化と事業領域の拡大を推進する方針を示している。株主価値の最大化と中長期的な企業価値向上を重視し、持続的な成長を志向する姿勢を鮮明にしており、今後の経営戦略が注目される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:59 | IR企業情報

ワキタ、ケアレックスを子会社化、福祉用具レンタル事業を拡大、取得価額52億円

■ケアレックスは福祉用具レンタル卸大手、直近期で黒字転換

 ワキタ<8125>(東証プライム)は2025年9月16日、H.U.グループホールディングスの子会社であるケアレックスの株式80%を取得し、連結子会社化する契約を締結したと発表した。株式取得価額は52億円で、譲渡実行日は11月28日を予定している。今回の株式取得により、ワキタグループが展開する福祉用具レンタル卸事業の規模拡大とエリア拡充を図る狙いがある。

 ケアレックスは1999年設立で、東京都港区に本社を置き、車いすや介護用ベッドなど福祉用具のレンタル卸事業を主力とする。資本金は4億5000万円で、直近の2025年3月期業績は売上高58億9500万円、営業利益1億2900万円、当期純利益2億7000万円を計上した。過去には赤字を計上した年度もあったが、直近では黒字転換している。株式譲渡前はH.U.グループが100%保有していたが、譲渡後はワキタが80%を保有することになる。株式取得にあたっては第三者機関によるデューデリジェンスおよび価格算定を踏まえ決定された。

 なお、同件は独占禁止法第10条第2項に基づき公正取引委員会への届出が必要となるため、届出受理後、法令上要求される期間経過を前提に株式譲渡が実行される予定である。連結業績への影響については現在精査中であり、必要に応じて速やかに公表するとしている。ワキタは今回の子会社化を通じて、全国展開している福祉用具事業の成長を一段と加速させる方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:55 | IR企業情報

UTグループ、1株を15株に分割、発行可能株式数を23億株へ拡大

■投資単位引き下げで流動性向上と投資家層拡大を狙う

 UTグループ<2146>(東証プライム)は9月16日、株式分割、定款の一部変更及び配当予想の修正を決定したと発表した。株式分割は投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図る狙いがある。基準日は2025年12月31日(実質的には同年12月30日)とし、普通株式1株につき15株に分割する。これにより発行済株式総数は3990万2683株から5億9854万245株に増加し、発行可能株式総数も23億株に変更される。効力発生日は2026年1月1日となる。

 今回の株式分割に伴い、新株予約権の行使価額が調整される。第8回新株予約権については1株当たり1859円から124円に引き下げられる。また、会社法第184条第2項の規定に基づき、定款第6条の発行可能株式総数も修正される。これにより、従来の1億6000万株から23億株へと大幅に拡大する。取締役会決議日は9月16日で、効力発生日は2026年1月1日である。

 さらに、株式分割に伴い2026年3月期の配当予想も修正された。2025年5月14日に公表された従来予想を基準に、発行済株式総数の増加に応じた修正が行われた。ただし、1株当たりの実質的な配当水準や通期配当総額に変更はない。第2四半期末(9月30日基準日)と第3四半期末(12月31日基準日)の配当は分割前の株式数を基準とし、2026年3月期末の配当は分割後の株式数を基準とする。なお、今回の分割に伴う資本金額の変更は発生しない。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:54 | IR企業情報

ユカリア、博友会とパートナーシップ協定締結、提携病院は30施設に

■超高齢社会で課題深刻化、中小病院の持続可能性を後押し

 ユカリア<286A>(東証グロース)は9月16日、北海道赤平市に拠点を置く社会医療法人博友会とパートナーシップ協定を締結したと発表した。博友会は平岸病院(366床、赤平市)や北の峰病院(170床、富良野市)などを運営しており、今回の協定によりユカリアの提携病院は合計30施設となる。締結は同日の取締役会で決議され、協定調印も同日に実施された。

 日本の医療業界は超高齢化社会の進展に伴い、人材不足や中小規模病院の赤字経営、後継者難など深刻な課題を抱えている。ユカリアは「ヘルスケアの産業化」を掲げ、資金調達支援や購買、地域連携、施設建替え、DX推進など包括的な経営支援を行い、病院の持続可能な運営を後押ししてきた。一方、博友会は精神科医療を中心に地域医療を担ってきた実績を持ち、今回の協定はその経営基盤を強化する狙いがある。

 ユカリアは今後、全国規模で培った病院経営の知見やネットワークを博友会に提供し、地域医療構想に沿った最適な病院運営モデルの構築を目指すとしている。当期業績への影響は軽微と見込むが、中長期的には企業価値の向上に寄与すると説明している。今後も追加開示事項が生じた場合は速やかに公表する方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:51 | IR企業情報

西武HD、西武・プリンスホテルズWWがAGI全株式を取得、取得額は約131億円規模

■北米・欧州に展開するライフスタイルブランドを取得、9月中に手続き完了へ

 西武ホールディングス<9024>(東証プライム)は9月16日、連結子会社の西武・プリンスホテルズワールドワイド(SPW)が、ライフスタイルホテルブランド「エースホテル」を展開する米国Ace Group International(AGI)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得はSPWが米国に設立した100%出資子会社を通じて実施され、9月中に完了を予定している。取得価額は最大9000万ドル(約131億円)程度である。

 西武グループは2035年に向けた長期戦略の中で「日本をオリジンとしたグローバルホテルチェーン」への成長を掲げ、国内外250ホテル体制を目標に掲げている。今回のAGI買収により、北米・欧州を中心に展開する「エースホテル」の世界観やカルチャーを尊重しつつ、ブランディングノウハウを活用し、SPWの開発力や運営力を高めることでグローバル競争力の強化を図る考えである。また、双方のブランドや開発エリアの補完により出店機会を拡大し、西武グループの会員基盤約252万人との相乗効果も見込まれている。

 「エースホテル」は1999年に米国シアトルで誕生したブランドで、文化や歴史を反映した独創的なデザインや地域との共生を重視した運営で知られ、京都やシドニー、ニューヨークなど世界8カ所に展開している。西武グループは2017年に豪州StayWell事業を取得しており、今回の買収を通じて海外展開を一層加速させる。今後は「地域との共生」を共通理念に掲げ、両社のシナジーを活かした新たな体験価値創出とグローバル展開を推進する方針である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:50 | IR企業情報