アルコニックス<3036>(東証プライム)グループの東海溶業(本社:愛知県豊田市)は9月10日、愛知溶業(本社:愛知県一宮市)および明和製作所(本社:三重県三重郡菰野町)と、メガ・ギガキャスト溶接補修分野における技術連携に関するMOUを締結したと発表した。両社が5月に結んでいた協業枠組みに東海溶業が新たに加わり、3社連携による補修ソリューションの高度化と海外市場展開を視野に入れた体制が整う。同取り組みは急速に拡大するメガ・ギガキャスト技術の普及に対応する狙いがある。

3社の役割は、愛知溶業が長寿命化を実現する補修技術、明和製作所が金型製作と海外市場の実績、東海溶業が溶接材料供給と海外代理店網の活用であり、ワンストップのトータルサポートを可能にする。今後は中国や北米を中心に、ダイカストメーカーやメガ・ギガキャスト分野への営業を拡大し、世界展開を進める方針である。代表取締役の大竹直樹氏は「溶接材料開発を通じて金型・設備の長寿命化に貢献し、海外事業を強化する」とコメントしている。



































