フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)が、8月にバージョンアップを発表したiPhone・iPad用クレジットカード決済ソリューション「ペイメント・マイスターVer.3.1」は、日本で初めて1台で複数のクレジットカード加盟店契約を切り替えられる機能を備えたことで決済の簡素化が実現するとして注目を浴びている。
このほど同社は、この画期的な機能に関して特許出願申請を行ったが、多くの企業からの要望に基づいて開発されたソフトであることから、導入企業増大に向け「ペイメント・マイスターVer.3.1」普及に一段と注力する方針だ。
■新機能をてこに、国内スマホ決済市場牽引を目指す
同社は、10年9月から取り組んできたスマホ電子決済事業で、海外から輸入販売を行なっている決済専用ハードウェアに、自社アプリ「ペイメント・マイスター」とを組み合わせ、厳しいセキュリティ基準をクリアし国内で初めて提供を開始した。同社では、電話や地図検索などのスマートデバイス機能を活用した新しい決済を提唱してきたが、このたびの複数加盟店切り替え機能の開発で、従来型の決済端末では不可能だった機能を搭載することができ、スマートデバイスでしか出来ない画期的な決済方法、日本で唯一のスマホ決済ソリューションとして、今後ますます国内スマホ決済市場を牽引していくことが期待される。
既に、ザ・リッツカールトン沖縄など高級ホテル施設、レストランのテーブルチェックや観光タクシー、旅行業・保険業の代理店、スポーツ・エンターテイメント会場などでのグッズ販売等々、幅広い業種での決済手段として導入が進んでいる。またクレジットカードに加え、中国銀聯カードのデビット決済にも対応しており、代金回収が必要なあらゆる決済シーンでのニーズに対応するメリットが注目されていたが、今回の新機能追加によりスマホ決済の手軽さ、スペースの有効活用などの合理化に役立つとして同社への問い合わせが増えている。
【ペイメント・マイスターVer3.1】にはこんなメリットが:
従来の決済端末では、1企業内で「複数の異なるカード手数料率契約」がある場合、その異なる手数料率毎に1台の専用決済端を必要としている。また、取次代理店のように、1社で複数の会社を取り扱う場合にも同様に複数の決済端末が必要となる。
「ペイメント・マイスターVer.3.1」を使えば、1台で複数の異なる契約を集約することが可能となり、車販売会社の「車両販売」、「タイヤ・オイル交換」、「パーツ販売」のように複数のカード手数料率契約がある企業でも、iPhone・iPadの画面上で簡単に契約を切り替えることができ、企業にとって複数台にわたる決済端末の煩雑な管理の削減、手数料の違う端末での決済ミスの軽減等、業務効率の向上に役立つ。また複数の契約を取り扱う生損保代理店業者は、従来は訪問先へ複数台の決済端末を持参することは困難だったが、ペイメント・マイスターであれば全ての契約を1台で対応できる。更に宿泊、レストラン、スパのように様々な決済形態が必要なホテル/総合施設にとってまさに朗報だ。
◆契約切替画面:イメージ(写真)

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