
■中小企業の事業承継問題の深刻化に対応
財務・会計ソフトの
ミロク情報サービス(MJS)<9928>(東1)は18日、MJS M&Aパートナーズを設立してM&A市場に本格的に進出することを発表した。
同社は、会計事務所(税理士・公認会計士事務所)と、その顧問先企業である中堅・中小企業向けに、業務用アプリケーションソフト開発・販売、汎用サーバ・パソコン・サプライ用品販売、運用支援・保守サービス、経営情報・コンサルティングサービスなどを展開している。システム導入契約売上とサービス収入が収益の柱で、全国約8400の会計事務所ユーザーおよび約1万7000社の中堅・中小企業ユーザーを有し、サービス収入などのストック型収益構造を特徴としている。
ところが、同社の顧客である中堅・中小企業のなかには、少子高齢化の影響で、経営者の高齢化が進行する一方、後継者の確保が難しく事業承継問題が深刻化しているところもあり、社会全体の大きな課題となってきている。また、近年、中小企業の事業承継の形態が変化しており、親族への承継の比率が低下し、第三者への承継や買収の占める割合が上昇している。この背景には、少子化や職業選択の多様化により、後継者を親族内で確保することが難しくなっていることが考えられる。
MJSグループは、今後、中小企業の事業承継や事業再生における解決策の一つとして、M&A(企業買収)の需要が増加すると考えている。また、MJSの顧客である会計事務所においても、顧問先企業から事業承継に関する相談が一層増えると予想している。
全国約8400の会計事務所の先には約50万社の中小企業がある。事業承継や事業再生に関する情報を得やすい立場にある。そのため、MJS M&Aパートナーズを設立して顧客企業のニーズに応えるために、M&A市場に本格的に進出することを決定した。
中堅・中小企業のM&A仲介実績トップの日本M&Aセンター<2127>(東1)の今期15年3月期連結業績は、売上高110億円(前期比4.3%増)、営業利益57億円(同5.5%増)、経常利益57億50百万円(同4.6%増)、純利益36億25百万円(同8.4%増)と毎期最高益更新を継続しているように、M&Aのニーズは旺盛と思われる。
M&A市場への進出は後発組となるが、全国のシェア25%にあたる8400の会計事務所を通じた情報収集力は先発組に劣らない。また、みずほ銀行とりそな銀行が買い手企業のフィナンシャルアドバイザーとして参加予定であることから、事業展開は順調に推移するものと予想される。9月22日に新会社を設立し、本格活動は来年1月を予定している。今期15年3月期業績への影響は軽微としている。しかし、来期以降は、従来の事業の売上に加え、M&A分野の業績が加わると共に、シナジー効果も予想されることから売上の大幅な拡大が期待できる。
>>ミロク情報サービスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:23
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