■半導体が好転、業績上乗せで再建スピード加速に期待膨らむ
マルマエ<6264>(東マ)第3四半期累計業績は、FPD分野の受注が期初より予想以上の水準で推移し、また、半導体分野では期後半から環境が好転したのに加え、新規取引先からの受注獲得と従来の取引先からの受注品種拡大が続いた結果、売り上げが前年同期に比べて5.2%の増収となった。
損益面では、増収効果と独自の生産体制を確立したことで利益率が向上し営業利益が倍増、当期純利益124百万円を計上し黒字転換した。
売上高902百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益119百万円(同111.7%増)、経常利益126百万円(同286.3%増)、当期純利益124百万円(前年同期損失6百万円)
第3四半期末(6月末)のセグメント別受注残は、FPD分野が受注と出荷検収が落ち着き、対前年同月増減率では18.6%増となり、半導体分野は受注出荷検収ともに好調を維持し同75.1%増となった。太陽電池分野を含むその他では大きな動きが見られなかった。
今期通期業績は7月5日に上方修正した増収増益見通しを据え置いたが、環境の好転を背景に半導体の受注増と生産性向上で、業績上乗せ並びに再建スピード加速に期待が膨らむ。



































