■「C&S事業」と「サービス事業」の2事業部門に集約、収益事業拡大に取り組む
フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)は、選択と集中による事業見直を実施、赤字体質からの脱却へ向けて思い切った組織体制の刷新と資金調達(9億円)により財務体質の改善を図った。
事業見直しの結果、「コンサルティング&ソリューション(C&S)事業」と「サービス事業」の2事業に集約し、シンプルな組織体制に改め、事業手法・戦略がダイレクトに事業収益に結びつく体制の構築をめざす。
C&S事業部門は安定型ビジネスと位置づけ、子会社YEMの株式譲渡と福岡営業所の閉鎖を行った。また、サービス事業部門は、成長事業に付随する新事業創出とその収益化に取り組む。特に、同社開発のiPhoneを活用した国内初となる「クレジットカード決済ソリューション・店舗向けPOSソリューション」の提供で先行メリット享受をめざす。
■C&S事業の改革=コア技術のクオリティを軸とした高収益企業へ 社内に蓄積してきた資源である「豊富なコア技術のクオリティ」を軸とした高収益企業へ向けて、技術力とマネージメントの相乗効果を求める。
同社の強みは、システムの利用者を意識したUI思想に基づいた「コンサル→開発→運用まで完結する一貫したノウハウ」、「スマートフォン、各種タブレットの技術」、「Twitter連携、Facebook連携などのSNS制御技術」にある。この強みをさらにバリューアップし、少数精鋭のハイクオリティ技術陣で、案件の大型化と採算性管理の強化を重視し、「案件数/規模追求」から「クオリティ/効率性追及」へとステージ転換を図る。
■サービス事業=高付加価値事業へ変革 国内初、iPhoneを使ったクレジットカード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」は、決済管理の安全・安心と利便性を高め、新たな市場を生み出した。さらに、店舗向けPOSソリューション「POSマイスター」の提供開始は、既存POSレジに革命をもたらした新世代POSソリューション。
顧客の眼のまえで、「希望商品の在庫確認」「集合レジ前行列の解消」「店舗レイアウト・フリー」など、拡大するカード市場を前に、環境整備の促進とカード利用の活性化に期待している。
■クレジットカード活性化に一役、「モバイル電子決済ソリューション」 米国でのモバイル電子決済は、08年にスタートしたが、今後5年後には2,140億ドル(邦貨換算17兆1,200億円)規模への拡大が予測されている。日本でのクレジット発行枚数も3億2,233万枚に達し、利用件数増大によるマーケット拡大が注目されている。
同社がサービス提供をはじめた「ペイメント・マイスター(電子決済ソリューション)」、iPhone/iPod touchを使った新世代「POSソリューション」はクレジットカード活性化に一役買うことになりそうだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:24
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