翻訳センター<2483>(JQS)の11年3月期連結業績は、売上高4,756百万円(前期比12.2%増)、営業利益279百万円(同18.8%増)、経常利益270百万円(同13.0%増)、当期純利益139百万円(同32.3%増)と前年度の大幅な落込みを克服し2ケタの増収増益となった。
翻訳業界は上期こそ一部企業に景気の先行き懸念から発注停滞も見られたが、下期に入り業績改善の動きから研究開発・設備投資関連に予算緩和がみられ景気後退前の水準に回復。これが追い風となり、業績回復に結び付けた。
■今期、主力4分野でのシェア拡大で成長軌道回帰に取り組む 今12年3月期については、得意の4分野(特許・医薬・工業・金融)でのシェア拡大で業績アップに取り組む。
特許分野では、子会社である(株)外国出願支援サービスとの連携を図り、企業の知的財産関連部署への拡販や休眠顧客の掘り起こし、医薬分野では、今期も新興国の需要増に伴い市場成長が期待されるメガファーマを主要ターゲットに深耕と医療機器関連企業への拡販に注力する。
工業分野では、東日本大震災の影響が懸念されるが、自動車関連企業への深耕を軸に他産業分野での展開に取り組む。金融分野では、国内外の金融機関への積極的なアプローチとディスクロージャー関連資料の制作体制を強化し受注拡大を目指し、全体として成長軌道回帰へ取り組む。
売上高5,100百万円(前期比7.2%増)、営業利益280百万円(同横這い)、経常利益280百万円(同3.6%増)、当期純利益140百万円(同0.2%増)を見込む。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:53
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