■2月、3月と大幅な上方修正を発表し、株価は6日連続のストップ高を記録
デジタルフォレンジックの
UBIC<2158>(東マ)は、同社のホームページで、代表取締役社長守本正宏氏のメッセージを掲載している。
2月、3月と大幅な上方修正を発表し、株価は6日連続のストップ高を記録するなど、投資家の関心は高いことから、守本氏のメッセージをそのまま掲載する。
■UBIC CEOメッセージ
3月11日に発生しました「東日本大震災」により多くの尊い命が奪われ、今もなお、困難な状況が続いております。被災されました皆様方には、心よりお見舞い申しあげますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。我々UBIC一同、一日も早い被災地の復興を心より願って止みません。
未曾有の被害を出した大災害となりましたが、その一方で、このような苦難の中においても、取り乱すことなく、毅然とした態度で苦しみに耐え、助け合い、懸命に困難に立ち向かっていく日本人の姿は世界中を驚嘆させ、感動を与えました。
そして自らの命の危険を顧みず、原発事故の鎮静化に尽力する自衛隊や消防、警察の方々の姿は、原発事故の危険性を深く認識する米軍や各国の専門家の心を強く打ち、そして今、世界中が日本人に対する尊敬の念をさらに深くしております。
私共UBICはグローバル訴訟をハイテクで支援するという事業を手掛けておりますが、この業界はこれまで誰一人として日本人が参入しようとせず、また同時に欧米からはアジア人では不可能だろうだと言われ続けてきた分野でございました。しかしながら我々UBICは日本、米国はもとより、韓国、台湾、シンガポール、香港等アジアの地域において多くの輝かしい実績を積んで参りました。“日本の誇りを守る“という信念の基に設立された我が社にとって、今の日本人の強さ、団結力は我々の気持ちを奮い立たせ、”
ハイテク戦略予防法務ソリューションによりお客様の企業価値を高める“という我々の崇高な理念を果たす使命感をさらに強くする事となりました。
この震災におきまして、何度もメディアから流れてくる言葉の中に、“想定外”というものがあります。“想定外”ということは起こり得ぬという意味ではなく、仮に設定していた条件や状況を越えたという事であり、それは起こり得る事なのです。
そして“想定外“の事態に陥った際は、想像を絶する甚大な被害が発生する事になるのですが、“想定外”のインシデントにいかに対応して被害を少なくし、本来の活動を継続するかというのが、UBICのソリューションの中で中核をなしている
ダメージコントロールという考え方です。ダメージコントロールとは想定外か否かは関係なく、例えどのような被害を受けても、その被害を最小限に抑え掌握し、その組織の主たる活動を継続させていくための手法です。ダメージコントロールのような分野ができた理由は何事においても100%被害を防ぐことは不可能だと考えられるからです。10mの津波まで防ぐことができる防波堤を作り備えても、20mの津波がくれば、それは“想定外”となり防ぐことはできません。
このように人間の全知を持てしても防げないなら、発生することを前提として主たる活動を継続するためには最低限何が必要で、被害を受けたとしても、これをどう守るかについて対策を考えておかなければならず、この分野において我々の果たすべき使命は極めて重要なことであるといえるでしょう。遠くない将来、日本がこの困難を乗り越え、更なる飛躍を遂げる時、我々UBICは海外進出を目指す、多くの誇り高き日本企業のSafe Harbertとして力の限りサポートして参ります。
今、日本はリーマンショックによる世界同時不況の影響も消えきらぬ所に、さらなる未曾有の大惨事に直面し、今までにない厳しい状況である事は言うまでもありませんが、その様な状況下においても、人々は立ちはだかる苦難を乗り越え、新しい日本に生まれ変わろうとしております。
我々UBICにおきましてもこの春より新入社員を新たに迎えると共に、時同じくして第二創業と称えた世界最大かつ最先端の米国市場への挑戦を実行に移し、拡大成長期へと大きな飛躍を遂げる事を心に誓い、全社員一丸となって力強く邁進して参る所存でございます。
>>UBICのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 04:37
|
IR企業情報