■画像映像を空中に結像、浮かび上がらせる新技術取得
アスカネット<2438>(東マ)は本日の取締役会で、新規事業として空中ディスプレー(エアリアルイメージング=AI)事業を3月16日カら開始することを決めた。
同社は、遺影写真等画像映像のデジタル加工などメモリアルデザインサービス事業、一般消費者からプロ写真家までをターゲットに、個人向け写真集の作製、販売などのパーソナルパブリッシング事業を中心に事業展開し、さらに事業拡大への方向を、「画像映像」の新しい表現方法を模索していた。
このたび、画像映像を空中に結像させ浮かび上がらせる斬新でユニークな技術を取得したことを契機に研究を進め、新しい映像画像の表現方法として確立するため事業化した。
このAI事業は、画像映像の表現という同社の事業領域とも合いシナジーが期待できることに加え、今後様々な分野への展開が考えられ、すでに試作等の引き合いがある状況でもあり、新しい市場が創出できると判断し同事業へのチャレンジを決めた。
AI事業立ち上げに要する費用は、空中結像技術に関する特許権(申請中のものを含む)等の取得費に約60百万円を予定しているほか、AI事業開発室を新設し、この技術開発者を採用してトップに据え、研究とマーケティングを行う。
■3本目の柱とするべく、事業化を推進 今後の展開について「3Dを含めた空中結像技術のさらなる研究、反射パネル量産化の研究、市場マーケティング、試作品の製作および提案などに優先的に取り組んで、メモリアルデザインサービス事業、パーソナルパブリッシングサービス事業に続く当社の3本目の柱とするべく、事業化を推進する。」(同社常務取締役・CFO功野顕也氏)といっている。
【AI事業の概要】 (1)技術の概要:被写体からの光を、特殊な反射パネルを通過させることによって、空中に再度結像させ表示するもので、その結果、映像画像が空中に浮かんで見える。反射パネルに独自の技法を施すことで、高照度、高精細、高い飛び出し距離を実現する。また、高度なパネルの使用や、既存技術、製品との連携などで、3Dでの表現も可能となる。
(2)用途としての可能性:空中に画像映像が浮かぶというユニークな技術であり、画像映像を表現しているあらゆる分野へ展開できる可能性がある。例えば、PC用ディスプレー、自動車機器、広告、アミューズメント、サイン看板などがある。
>>アスカネットのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:36
|
IR企業情報