■景気動向の影響を比較的受けにくい学生マンション部門は順調に推移
大学生向けマンションの開発・販売と不動産管理を行なう
毎日コムネット<8908>(JQ)は、7日の引け後に10年11月期第3四半期連結業績を発表した。
売上高91億6100万円(前年同期比31.7%増)、営業利益8億1300万円(同33.6%増)、経常利益6億9900万円(同42.0%増)、純利益4億4800万円(同73.7%増)と大幅増収増益。
景気動向の影響を比較的受けにくい学生マンション部門は、ますます高まる学生の安心・快適な住居ニーズに支えられ順調に推移した。また、開発部門においても、第2四半期の計画からずれ込んだものを含め、販売用不動産の売却が順調であったことから大幅増収となった。
部門別売上高は、不動産ソリューション事業の開発部門は31億400万円(同143.2%増)、学生マンション部門は45億6400万円(同8.3%増)、学生生活支援事業の課外活動支援部門は14億6100万円(同1.2%増)、人材ソリューション部門は3000万円(同52.3%増)と全部門で増収となった。
■単純計算すると1株当り400円となることから、株価急騰も 今通期連結業績予想は、売上高101億5000万円(前期比14.3%増)、営業利益6億5000万円(同33.5%増)、経常利益5億円(同49.2%増)、純利益2億9500万円(同981.7%増)と増収大幅増益を見込むが、利益面においては、第3四半期を下回る予想。
同社の決算短信によると「第4四半期連結会計期間は事業の季節性により、販売用不動産の売却利益が発生しない場合には損益が恒常的にマイナスとなります。そのため第3四半期連結累計期間の利益については通期計画を上回る数値となります」と通期予想の利益が第3四半期の利益を下回る理由を述べている。
7日の同社の株価は、前日比1円安の296円で引けている。PBR0.96倍、PER9.05倍と割安である。配当利回りは4.39%。期末13円配当を狙い、4営業日連続で1万株以上と出来高が膨らんでいる。
ところが、同日引け後に10月12日から11月19日までの期間で、20万株を上限とし、取得価額の総額8000万円を上限とする自己株式の取得を発表した。
単純計算すると1株当り400円となることから、株価急騰も期待できる。
>>毎日コムネットのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:12
|
IR企業情報