■事業用自動車ドライバーに、点呼時のアルコール検知器の使用が義務づけ あと施工アンカーの
サンコーテクノ<3435>(JQS)は、10月27日、28日、29日の3日間、東京ビックサイトで開催された「2011東京トラックショー」に呼気アルコール測定システムを展示した。
2011年4月1日より、事業用自動車の飲酒運転ゼロの目標を達成するため、ドライバーの点呼時にアルコール検知器の使用が義務づけられた。その為、今回開催された東京トラックショーでは、各社のトラックの展示だけでなく、呼気アルコール測定システムの展示も行われた。
同社は、あと施工アンカーで有名な企業であるが、その開発力には定評があり、建設関係だけではなく、そのほかの分野にも進出している。その例が、今回取り上げたセンサー事業で行っている呼気アルコール測定システムである。
同社の呼気アルコール測定器「SG358−S」は、筐体の上部にストローを差込み、息を吹き込むことで呼気の中にアルコール分が何パーセント含まれているか調べる装置。結果は、すぐその場で表示されると共に、即時プリントアウトすることも出来る。また、次のテストを行うために、自動的にクリーニングする機能も付いている。
この測定器とPC、カメラをつないだものが、「アルコガーディアン ネオ」である。「SG358−S」の機能に加え、点呼記録簿を搭載、音声ガイド機能、撮影機能、出・帰庫管理機能、メール配信、印刷機能、測定・管理画面切替え機能と更に7つの機能が加わっている。
■全国各地に事業所があっても、本部で全ドライバーの状況を把握 更に、システムアップしたのが、「アルコガーディアン サーバー」である。この装置を使うことで、1事業所の管理だけでなく複数事業所のデータを一元管理することが出来るため、全国各地に事業所があっても、本部で全ドライバーの状況が把握できることになる。
「アルコガーディアン サーバー」にIT点呼システムを加えたのが、「アルコガーディアン ネット」である。
この他に、オプションとして、測定者の免許証情報を予め登録することで、リーダーにかざすだけで自動的に認識・測定を開始する「IC免許証リーダー」、予め測定者毎のバーコードを作成し、それを読み取ることで測定を開始することが出来る「バーコードリーダー」、毎日の健康管理として、血圧測定データをアルコール測定と連動して記録するための「血圧計」、管理者が離れた場所にいても、測定が始まったことをランプで知らせ、アルコールを検知したら赤ランプ点灯とブザーで知らせる「パトライト」などがある。
会場では、4月1日により呼気アルコールの測定が義務化されたことにより、同社のアルコール測定器への関心は高く、実際に、息を吹き込み測定するなど、システムへの注目度は高かった。
>>サンコーテクノのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:09
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