■進化を遂げる電子ブック作成ソフト
スターティア<3393>(東マ)の子会社であるスターティアラボの電子ブック作成ソフトであるActiBookは当事業年度に入ってからも日々進化を遂げている。
同業他社との差別化として、電子ブック作成の際に、一度の作業でPC・iPhone・iPadなどのマルチなデバイスに最適なものになるように対応しているとのこと。
また、Webソリューションを手掛けている強みを活かし、電子ブック内で動画や音声も交えたリッチコンテンツにも対応している。
意外に知られていないのは、電子ブック内での検索機能が付いている上に、書き込みやアンダーラインや付箋貼付など、普通ながらも欲しかった電子ブックの機能が網羅されているということである。
多くのコンテンツを持っている印刷会社・出版会社でのシェアは、スターティアラボが圧倒的であり他の追随を全く許していない。
直近では、SaaS型のサービス提供を始めるとともに、教育機関向けの電子ブック活用セミナーを実施するなど活況のようである。
7月8日から7月10日まで東京ビックサイトで開かれた国内最大のデジタルパブリッシングフェアでも、最も注目を浴びていた。
■想定以上の電子書籍市場拡大が追い風 日本インタビュ新聞社独自の取材によれば、スターティアラボへの新規顧客からの問い合わせも4月と比較して6月は3倍に達しているとのこと。
「10年9月中間期の決算時に発表を予定しているスターティア中期経営計画に注目して頂き、達成に向けて応援していただける長期株主を増やしたい」とスターティアの執行役員経営企画室長後久正明氏は話す。
今後に向けてアンドロイドの開発も進めており、高パフォーマンスの電子ブック作成ソフトをトップシェアで展開し、デファクトスタンダードの地位を築きつつあるスターティアグループに、下馬評どおり軍配が上がるのではないかと本紙は予想している。
また足元の業績についてはコメント出来ないとしているが、調査会社のインプレスR&Dによれば、市場はこの3年で4倍以上になると予測されており、膨大な数の書籍が電子化された場合、想定以上のスピードで市場拡大が進んでいるとしている。特に中間時に発表予定のスターティア中期経営計画には、必然的に注目が集まりそうである。
>>スターティアのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:22
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