■震災の影響を加味し今期「経営計画2011」を修正
国際航業ホールディングス<9234>(東1)は、今期12年3月期の展望を明らかにした。
同社は、中期経営計画2010で定めたグループ経営方針の「既存事業の組み替え」「環境・エネルギー分野へのシフト」を各事業セグメントで実行する方式で事業展開を行っているが、この中期経営計画2010の進捗状況、事業環境の変化を踏まえた適切なグループ経営を実行する観点から、毎年向う3ヵ年の経営計画を策定するローリング方式を導入し、今期についも東日本大震災の影響を加味し経営計画を修正した。
今期12年3月期(中期経営計画2011)は、空間情報コンサルティング(=空間情報コンサル)事業で震災復興への注力、海外・民間・防災関連事業を推進、グリーンプロパティ(=GP)事業は、環境と防災に重視したスマートシティ構築をはじめとする不動産開発「エコタウン開発」の推進、グリーンエネルギー(=GE)事業は、国内および海外・アジア地域でのメガソーラー開発の推進を行う。
業績目標は、売上高54,847百万円(事業別内訳・空間コンサル34,998百万円・GP17,732百万円・GE2,092百万円)、営業利益851百万円(同・空間コンサル211百万円・GP454百万円・GE252百万円)、経常利益433百万円、当期純利益334百万円。
■呉社長、企業変革への取組み:「社員の意識転換、経営方針具体化が一定の成果」を評価、今後アジアのインフラ構築・スマートシティ展開へ活動強化も 過日、決算説明会で呉文繍代表取締役社長は、前期(中期経営計画2010)取り組んだグリーンインフラ企業への挑戦について、「事業の組替え、環境・エネルギー分野へのシフトを各事業セグメントで実行することは、歴史ある企業を変革する取組みだが、1年目としては、社員の意識転換、経営方針の具体化で一定の成果を得た」と評価した。
また、今期の3事業セグメントの取組みについて次のように語った。
「空間情報コンサルティング事業では、公共事業中心に総合力を発揮して成果に結びつける。また、国際的な会議への参加を通じて、海外の政府や企業とのネットワークの形成が図れた。インフラ不足のアジアにおいて当社の60年の実績を活かしたインフラ整備やマーケティング・物流など新ビジネスを伸ばし、グリーンプロパティ事業では、エネルギーソリューション、エコタウン開発など日本発のスマートシティ展開に向けた活動を加速する。グリーンエネルギー事業では、遠隔地に設置する太陽光発電設備(ソーラーパーク)で発電された電力を既存の送電システム経由で送り消費電力を賄う託送制度「創エネルギー」ソリューションを提案する。また、実績ある欧州技術の取込みに加え、施設の自社所有型のほかファンド方式など多様なビジネスモデルの構築に取組む。日本アジアグループとの一体的活動を行い、アジア市場への進出に取組む。」
■呉社長、UNISDR主催の国際会議で「減災に向けて民間企業の活用」などスピーチ、多くの賛同を得る 呉社長は、5月8日から13日にかけてスイス連邦ジュネーブにおいて、国連事務総長をはじめ、政府、国連関係者を含め世界168カ国の国連加盟国の政府機関、組織および地域機関等から約2,700名が参加して開催された、「第3回防災グローバル・プラットフォーム会合(UNISDR主催)」に参画要請され、PSAG(Private Sector Advisory Group)の一員として出席した。全体会合で、各国大臣、国際NGO機関代表がパネリストとして参加する中、唯一民間企業からの参加者として、3月11日の東日本大震災について「減災に向けて民間企業の知見を活用すべきとの考えを主張、会場から多くの賛同を得た」ことを明らかし、今回初めて本格的に民間セクターがUNISDR に参画するキックオフ行事として行われた円卓会議でも、「民間企業がいかに減災に向けて貢献できるか」をテーマに、民間によるDRR(災害リスク軽減)への貢献が話し合われたセッションの冒頭に、日本の防災・減災に対する民間セクターの取り組みについてプレゼンテーションを行い、「防災・減災対策における民間企業の役割について多くの参加者から関心が寄せられた」と述べた。
国際航業グループは、この会合への参加を通じ得られた知見、蓄積してきた社会インフラ整備構築のノウハウをもとに、日本やアジア、世界でのDRR に貢献し、また、東日本大震災の復興に向け、新たな時代が求める「災害に強いまちづくり」「低炭素社会の実現」などに、グループの総力を結集して取り組む。
>>国際航業ホールディングスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:50
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