■POP広告から総合プロモーション企業へ
POPの企画・デザインから販売まで総合的に請け負う
アルファ<4760>(JQ)の10年8月期第2四半期業績は、売上高3,752百万円(前年同期比11.9%減)、営業利益121百万円(同16.4%減)、経常利益107百万円(同21.5%減)、四半期利益51百万円(同32.0%減)であった。
当期は、デフレ環境下、販促に対する支出抑制傾向が継続する中、戦略的市場である食料・飲料業界向けに、ユーザーニーズに即したメーカー・小売店の融合企画である「消費者向け販促キャンペーン」の提案強化を実践し、リージョナルチェーン、ナショナルチェーンの取引先拡大、WEB受注システムの再構築による顧客の利便性向上を図るなど事業強化に努めてきた。
売り上げは、製品、商品ともに前年同期に比べ減少した。
自社企画製品は、顧客店舗の販売目的を明確にしたカテゴリーごとのPOPの重点化、順調に育ってきている食育レシピカードの拡販に努めたが、スーパーマーケット等の経費削減の影響を受け、売上高が同10.0%減した。
また、製造業・広告代理店向け大口別注製品は、食料・飲料メーカーなど営業強化中の消費者向け販促キャンペーンの受注が堅調に推移しているものの、前年大口受注した受注先分の減少が響き同13.1%減少した。
損益面では、採算重視による売上総利益率の改善、販管費の削減に努めた。別注品の粗利率が同0.7ポイント悪化した反面、自社企画製品・商品ともに前年同期に比べて改善し、全体の粗利率改善(同0.6ポイント増)に貢献した。
下期は、収益性の向上(別注売上・粗利率増)、顧客の拡大(新規獲得増)、IT活用力の強化(特にWEB受注システム)、POP専門サービスの充実(POP広告から派生するビジネス事例の積み上げ)に重点を置き、売上高7,300百万円(前期比7.5%減)、営業利益1,400百万円(同11.7%増)、経常利益1,300百万円(円10.0%増)、当期純利益65百万円(同14.0%増)、1株当り利益8円を見込む。
本日の終値は、152円(4/9日比変わらず)、出来高3,000株、PBR0.54倍、PER21.6倍、時価の予想利回り4.6%。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:26
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