寿スピリッツ<2222>(JQ)が2日続伸し、後場は13時20分に1900円(30円高)まで上げて現在高となっている。
株式分割(1対2)を好感して3月2日に2030円まで上げた後一服基調を続けているが、「生活習慣病」関連の新製品にも期待が高まっている。
同社は11日、同社のグループ会社である寿製菓(株)が開発した生活習慣病予防機能を持つ健康茶「栃の実茶」を3月17〜19日に東京ビッグサイトで開催される健康博覧会2010(主催:UBM メディア、後 援:農林水産省、経済産業省、東京都、日本貿易振興機構=ジェトロ)に出展することを明らかにした。

同社のグループ会社である寿製菓並びに(株)但馬寿は長年、「栃の実」をとち餅などの製菓素材として利用している。
古来より伝承的に「栃の実」は不老長寿の実といわれているが、寿製菓研究開発室は、「栃の実」の健康機能を明らかにするため、02年以来科学的研究に着手した。
近年、糖尿病、高脂血症、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病が社会問題となっていることに注目、島根大学生物資源科学部、鳥取大学大学院連合農学研究科、島根県産業技術センター、鳥取県産業技術センターと協力しながら、「生活習慣病予防」に焦点を当てた研究を進めた。
その結果、栃の実に多量に含まれている重合ポリフェノールが糖や脂肪の吸収を抑えること、強い抗酸化力を持つこと等を確認し、健康食品素材として有効であることが明らかになった。
栃の実重合ポリフェノールは、カテキンやエピカテキンが重合した構造で、プロアントシアニジンと呼ばれ、ワインやブルーベリーにも含まれているプロアントシアニジンとは異なり、分子内に、A―タイプインターフラバン構造を多数有する特徴があり、この構造が機能性に重要な役割を果たしていることが判った。
寿製菓は長年栃の実を、とち餅の原料として使用しており、苦味・渋味の強い栃の実を加工する技術をもっており、「栃の実茶」にはその技術が活かし、焙煎した小豆をブレンドして栃の実特有の苦味や渋味を抑え、飲みやすい健康茶につくりあげた。
健康博覧会2010では、中国経済産業局、ちゅうごく産業創造センター、中国地域ニュービジネス協議会の「次世代中核産業形成プロジェクト」のブースで、「栃の実の生活習慣病予防素材としての可能性」と題する「栃の実重合ポリフェノールの機能」の紹介と「栃の実茶」を展示する。
【健康博覧会2010出展の概要】 ■日時:平成22年3月17日(水)〜19日(金)10:00〜17:00■会場:東京ビッグサイト東4ホール(寿製菓ブース: ヘルスフードブース番号:4D−34)■出展商品:栃の実茶入場料:3,000円
(※主催者HP:への事前登録で入場無料。)>>寿スピリッツのIR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:22
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