■10万人商圏で成り立つ新店舗モデルを開発し出店倍増
初心者向けに郊外型「ホリデイスポーツクラブ」を全国展開する
東祥<8920>(JQS)は14日、今11年3月期を初年度とする同社5ヵ年中期経営計画を発表した。
わが国の高齢化が進むみ、国民の健康志向が一段と高まる中、同社はこうした状況を背景に、初心者の大人向け「ホリデイスポーツクラブ」事業を中心に、ホテル事業、賃貸事業を展開し急成長を続けている。
今回発表した中期経営計画では、持続的成長を維持できる企業づくりのために、ホリデイスポーツクラブ事業を同社の成長ドライバーと位置づけ、今後はこの事業に経営資源を集中し、ホテル事業、賃貸事業については現状維持にとどめ利益率の改善など効率経営に特化する方針だ。
中核となるホリデイスポーツクラブ事業では、地方都市への出店を継続し来期以降年8店舗と出店を加速、現在の37店舗を最終年度末の15年3月期には74舗へ倍増し、さらに18年度100店舗をめざす。
このたび、蓄積したノウハウと増加してきた不動産情報を組合せ、従来の店舗モデル(会員数2,500〜3,000名、投資額4億円)より小型店舗(商圏10万人以上、想定会員数2,000名、投資額3.3億円)で利益率30%を確保できる新店舗モデルを開発し潜在立地を1.5倍に拡大、需要掘り起こしに取り組む。
今回開発した小型店舗モデルの初店舗「ホリデイスポーツクラブ出雲」を11年10月島根県に初出店し、同11月には北海道内5店舗目となる「ホリデイスポーツクラブ苫小牧」を開設する予定。
同計画最終年度の主要経営指標目標は、売上高175億円(前期実績比65%増)、経常利益44億円(同110%増)、経常利益率25.0%(同5.3ポイント増)、EPS140円(同114%増)、ROE20%(同0.6ポイント増)、配当性向20%(同4.7ポイント増)とした。
■時代変化に適応した企業として成長する 中期経営計画について代表取締役社長沓名俊裕氏は「上場7年目の大きな節目と判断しまとめた。少子高齢化社会が進み、人口の年齢構成が変わってくるが、健康づくりという切り口で進める当社のホリデイスポーツクラブ事業は、仕入もなく、営業マンもいないビジネスモデルであり10万人の商圏で成り立つ。環境は厳しい状況が続くが、土地手当てが容易になった。エンドユーザーである地域住民の生活に密着した商品をつくることは時代ニーズに沿うことであり、潜在需要を掘り起こすことにつながり、時代変化に適応した企業として成長できる。」と自信のほどを力強く語った。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:55
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