[IR企業情報]の記事一覧
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記事一覧 (05/07)魚力は消費低迷の影響懸念でモミ合い展開も割安感が浮上
記事一覧 (05/07)スーパーバリュー 4月の月次売上高を発表
記事一覧 (05/06)ピックルスコーポレーション:内食化が追い風で好業績見直しの漬物業界最大手
記事一覧 (05/06)ハブ:好業績の見直し期待、月次売上動向に注目
記事一覧 (05/06)アウトドア市場拡大期待でティムコは下値を切り上げる展開
記事一覧 (05/06)スターティア:ネットワーク関連機器レンタルサービス好調で出直り感
記事一覧 (05/05)ツクイ:反落調整局面だがファンダメンタルズ面の見直しも期待
記事一覧 (05/05)インフォマート:市場全体の不安心理後退で見直し継続
記事一覧 (05/05)インフォメーションクリエーティブ:足元は反発の動きだが業績進捗状況が鍵
記事一覧 (05/04)インテージ:出直り感強める展開、上値志向も期待
記事一覧 (05/04)エスプール:システム事業継承でワンストップサービス提供
記事一覧 (05/04)アライドテレシスホールディングス:低位有望銘柄として目先は上値志向
記事一覧 (05/04)インスパイアー:臍帯血を使った再生医療分野に進出で反発期待
記事一覧 (05/04)GMOホスティング&セキュリティ:のれん減損損失一巡で安値圏から反発局面
記事一覧 (05/03)アーバネットコーポレーション:新築残戸物件の仕入れ・再販事業の強化に期待
記事一覧 (05/03)アスカネット:北米や欧州での婚礼向け写真集制作サービス拡大
記事一覧 (05/03)セントラル警備保障(CSP):割安感見直し局面だが業績面の好材料に期待
記事一覧 (05/03)アドアーズ:小幅レンジでモミ合い展開、業績面の好材料が必要
記事一覧 (05/03)TAC:足元は調整局面で好業績見直し期待
記事一覧 (05/03)OBARA:右肩上がりの展開だがファンダメンタルズ面では慎重に
2009年05月07日

魚力は消費低迷の影響懸念でモミ合い展開も割安感が浮上

魚力ホームページ 魚力<7596>(東1)は、鮮魚および寿司の小売事業を主力に、鮮魚など水産品の卸売事業、寿司や海鮮居酒屋などの飲食事業を展開している。2009年2月現在の店舗数は、小売事業35店舗、飲食事業10店舗である。小売事業の鮮魚専門店は、百貨店や駅ビル内を中心に出店している。2008年2月には現地法人を設立して米国に進出した。
 2009年3月期業績(連結決算の初年度)は、小売事業は堅調だったが、飲食事業が消費低迷の影響を受け、米国事業の立ち上げなど先行投資負担も増加した模様だ。また保有有価証券の減損損失を特別損失に計上し、最終利益は50百万円程度にとどまった模様だ。10年3月期についても消費低迷の影響が懸念され、営業利益段階では弱含みとなる可能性も考えられる。
 株価の動きを見ると、1000円近辺の小幅レンジでのモミ合い展開が続いている。これは、業績面での停滞感が強いこと、消費低迷の影響が懸念されているとことなどに加えて、09年3月期の減損損失計上も影響している可能性が考えられる。モミ合いから上放れるには、業績面の好材料が必要だろう。ただし特別損失が一巡すれば、予想PERには割安感が浮上するだけに、10年3月期業績見通しの会社計画(5月7日発表予定)に注目。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:59 | IR企業情報

スーパーバリュー 4月の月次売上高を発表

■全店売上高は13.7%増

スーパーバリューホームページ スーパーバリュー<3094>(JQ)の4月の月次売上高が発表された。既存店売上高は対前年同月比で1.3%増、全店売上高は13.7%増。3月を含めると全店売上高は12.5%増と順調である。
 同社は、食品スーパーとホームセンターを複合化した店舗を首都圏中心に10店舗出店している。また、各店舗の店長に大幅な権限を委譲しているため、強い集客力を持ち、高い客単価を維持している。商品回転率も業界平均より高く、1人当たり売上高も全国平均を上回る。
 集客と売上を伸ばすために、あえて価格競争を行っていて、売上総利益率が業界平均と比較すると5%以上低いが、一方、販管費率は食品スーパーの業界平均より7.0%、ホームセンターの業界平均より7.3%低く、常にローコスト経営を実践している。
 今期の出店計画は、10月に荒川区、11月に北区と都内に2店舗の出店を予定している。また、最低でも1店舗の居抜き出店を実施し、年間3店舗を目標としている。
 今2月期連結業績予想は、売上高422億円(前期比13.0%増)、営業利益12億1000万円(同8.2%増)、経常利益10億2000万円(同7.0%増)、純利益5億7000万円(同1.3%増)と増収増益で最高益更新を見込む。
 不況の影響で、消費者も安いものを求めていることから、価格競争力のある同社の業績は今後も順調と思われる。
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2009年05月06日

ピックルスコーポレーション:内食化が追い風で好業績見直しの漬物業界最大手

ピックルスコーポレーションのホームページ ピックルスコーポレーション<2925>(JQ)は、漬物業界の最大手である。浅漬け、キムチ、総菜などを主力製品とし、PB商品の開発・拡販も推進している。主要顧客のセブン&アイ・グループ向けが売上高の約5割を占めるが、北海道から九州まで全国にグループの製造・販売拠点を展開している強みを生かして、食品スーパーや生協などへの拡販も推進している。
 4月17日に発表した2009年2月期の業績は、売上高が08年2月期比4%増、営業利益が同39%増、経常利益が同11%増だった。新規顧客の開拓などが寄与して増収営業増益だった。純利益については、固定資産除却損計上などで同2%減だった。10年2月期業績の会社計画は、売上高が09年2月期比6%増の196億円、営業利益が同8%増の4・3億円、経常利益が同8%増の4・4億円、純利益が同6%増の2・1億円の増収増益の見込みである。新規顧客開拓に加えて、景気悪化の影響で消費者が内食化の傾向を強めていることも追い風となりそうだ。
 株価の動きを見ると、昨年秋の急落以降は、レンジを切り下げて300円近辺でモミ合う展開となっている。これは、消費低迷の影響が懸念されている可能性が考えられる。薄商いも難点だ。しかし指標面に割高感はなく、好業績が見直される可能性も高いだろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:40 | IR企業情報

ハブ:好業績の見直し期待、月次売上動向に注目

ハブホームページ ハブ<3030>(HC)は、東京23区の繁華街など、特に集客力の高い地域を中心に、英国風のパブを直営店で53店舗(09年2月末現在)チェーン展開している。スポーツ観戦放映などで集客力を高めているのが特徴だ。今後は順次、政令指定都市などにも積極展開する方針だ。ダイエー<8263>(東1)の子会社として設立され、現在の大株主は、加ト吉、21LADY<3346>(名セ)、村さ来本社である。
 4月10日に発表した2009年2月期の業績は、08年2月期比16%増収、20%営業増益だった。既存店売上高が同4・2%増と好調だった。8店舗の新規出店効果も寄与した。10年2月期の会社計画は、売上高が09年2月期比14%増の5688百万円、営業利益が同14%増の262百万円、経常利益が同8%増の260百万円、純利益が同4%増の130百万円の見込みである。消費低迷の影響も懸念されるが、既存店の好調持続を見込み、前期並みの新規出店効果も寄与する見込みだ。
 株価の動きを見ると、徐々に下値を切り上げる展開となり、26週移動平均線を突破して出直り感を強めた。しかし、その後は10万円台手前で上値が重くなり、モミ合う展開となっている。これは、消費低迷の影響が懸念されている可能性が考えられる。しかし指標面に割高感はなく、3月の既存店売上高もプラスを維持しており、好業績が見直される可能性も高いと考えられる。月次の売上動向に注目しておきたい。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:20 | IR企業情報

アウトドア市場拡大期待でティムコは下値を切り上げる展開

ティムコのホームページ ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング関連用品、アウトドア関連用品の卸売事業を主力事業とし、直営店での小売事業も展開している。自社企画品の販売比率は、2008年11月期実績で約9割である。4月6日に発表した09年11月期第1四半期の業績は、売上高が前年同期比9%減の712百万円、営業利益が同60%減の10百万円、経常利益が同65%減の11百万円、純利益が同21%減の11百万円だった。消費低迷の影響や、暖冬の影響などで販売が不振だった。通期業績の会社計画は、売上高が前期比2%増、営業利益が同32%減、経常利益が同25%減、純利益が同5%増の見込みである。消費低迷の影響が懸念されるだけに、収益は弱含みの可能性も考えられる。
 株価の動きを見ると、1月の年初来安値圏から反発して500円台を回復した。その後は徐々に下値を切り上げる展開となり、26週移動平均線も突破した。しかし上値も重く、大勢としては小幅なレンジでのモミ合い展開だろう。実績PBRが1倍を大きく下回る水準であり、予想配当利回りで見ても割安感の強い水準だが、09年11月期業績が営業減益見通しだけに、上値追いには力不足だろう。高速道路料金の割引制度導入で、アウトドア関連の市場拡大期待を材料視する可能性も考えられるが、出直りを試すには業績面での好材料が必要だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:08 | IR企業情報

スターティア:ネットワーク関連機器レンタルサービス好調で出直り感

スターティアホームページ スターティア<3393>(東マ)は、中小・中堅企業向けのIT関連機器の販売を主力とし、回線受付サービスやASPサービスも手掛けている。オフィスのIT環境のトータルソリューションが特徴である。4月には子会社スターティアラボを設立し、WEB制作事業や電子ブックソフト販売事業を分離した。2009年3月期の業績については、08年3月期比で増収営業増益だった模様である。IT投資需要の減速が見られ、オフィス家具の販売や人材派遣事業が不振だったが、ルーターなどネットワーク関連機器のレンタルサービスが好調だったようだ。10年3月期については、引き続きネットワーク関連機器のレンタルサービスの好調を見込む模様。
 株価の動きを見ると、徐々に下値を切り上げる展開となり、40000円台を回復した。週足ベースで見れば、26週移動平均線を突破し、底打ちを確認して出直る展開となっている。ただし予想PERなどの指標面で見れば、特に割安感の強い水準とは考えられない。10年3月期業績の弱含み懸念を考慮すれば、上値に限界感も強く、大勢としてはモミ合い展開が想定される。戻りを試すには業績面での好材料が必要だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:02 | IR企業情報
2009年05月05日

ツクイ:反落調整局面だがファンダメンタルズ面の見直しも期待

ツクイホームページ ツクイ<2398>(JQ)は、神奈川県を地盤として、通所介護、訪問介護、訪問入浴介護などを手掛ける介護サービス会社である。有料老人ホーム運営や人材派遣事業も展開し、2008年12月末現在の事業所数は、42都道府県429ヵ所となっている。
 2009年3月期の業績については、売上高が08年3月期比24%増、営業利益が同37%増、経常利益が同39%増、純利益が同45%増と大幅増収増益の模様だ。デイサービスセンター、グループホーム、介護付き有料老人ホームの新設効果、既存デイサービスセンターの利用率上昇効果などが寄与した模様である。10年3月期についても、デイサービスセンターの新設効果、介護報酬改定効果などにより、09年3月期比で増収増益見込みとなる可能性が高いだろう。
 株価の動きを見ると、1500円近辺の高値圏から反落した後は、徐々に上値を切り下げて、足元では26週移動平均線を割り込んでいる。昨年夏以降の上昇トレンドが崩れた形であり、調整局面となっている。予想PERには割安感も強いだけに、下値は限定的と考えられ、良好なファンダメンタルズ面を見直す展開も期待される。ただし反発して上値を試すには、26週移動平均線の突破がポイントとなり、業績面の好材料も必要だろう。10年3月期業績の会社計画(5月13日発表予定)に注目したい。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:48 | IR企業情報

インフォマート:市場全体の不安心理後退で見直し継続

インフォマートのホームページ インフォマート<2492>(東マ)は、フード業界の企業間電子商取引プラットフォーム「フーズインフォマート」を運営し、ASPで受発注システムなどを提供している。また「フーズインフォマート」の海外展開を進めるため、三井物産<8031>(東1)系VCと共同出資で、香港にライセンス販売の子会社を設立した。2009年12月期業績の会社計画は、売上高が前期比19%増の3067百万円、営業利益が同10%増の721百万円、経常利益が同9%増の720百万円、純利益が同8%増の417百万円である。「フーズインフォマート」の利用企業数が増加し、ASP受発注事業、ASP規格書事業のシステム使用料収入が伸び、海外子会社立ち上げに関連するコスト増を吸収する見込みだ。
 株価の動きを見ると、2月中旬の安値圏から大幅に反発した水準である。週足ベースで見れば26週移動平均線を突破して、足元の展開は出直り感を強める動きだ。これは、市場全体の不安心理が後退したことに加えて、好業績が見直された可能性が考えられる。ただし、大勢としては上値を切り下げる展開が続いており、足元の動きについては、中間期末に向けての配当権利狙いという可能性も考えられる。指標面では特に割安という水準ではないだけに、トレンド転換して上値を追うには業績面のサプライズも必要となろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01 | IR企業情報

インフォメーションクリエーティブ:足元は反発の動きだが業績進捗状況が鍵

インフォメーションクリエーティブのホームページ インフォメーションクリエーティブ<4769>(JQ)は、ソフトウェア開発とシステム運用を主力事業としている。独立系だが、日立製作所<6501>(東1)グループ向けの売上が5割強を占める。組み込み系システム開発事業や、ITリモートソリューション・サービス事業など、新規事業も立ち上げている。2009年9月期業績の会社計画は、売上高が前期比4%増の67・8億円、営業利益が同2%増の5・5億円、経常利益が同2%増の5・7億円、純利益が同4・1倍の3・2億円と増収増益の見込みである。日立グループ向けが下支えて、新規サービスの寄与も期待される。ただし、世界的な景気悪化の影響でIT投資需要の一段の減速も懸念される。
 株価の動きを見ると、400円台を割り込んだ3月の年初来安値圏からは、やや反発した水準である。週足ベースで見れば26週移動平均線も回復している。これは市場の不安心理の後退に加えて、予想PERや予想配当利回りなど指標面の割安感が見直された可能性が考えられる。ただし、足元は反発の動きだが、大勢としては昨年秋の急落以降、上値を切り下げる展開となっている。上値を追うには業績面のサプライズが必要だろう。09年9月期の業績進捗状況に注目したい。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | IR企業情報
2009年05月04日

インテージ:出直り感強める展開、上値志向も期待

インテージホームページ インテージ<4326>(東1)は、国内マーケティングリサーチのパイオニアで、市場調査・コンサルティング事業、システムソリューション事業、メディカルソリューション事業を展開している。市場調査の分野では、国内最大手、世界でも第11位である。
 2009年3月期の業績については、2月4日に予想の下方修正を発表した。景気悪化の影響でカスタムリサーチ分野が減速し、競争激化で受注単価も下落している模様だ。この結果、売上高、利益ともに従来計画を下回る模様で、増収は確保するが、営業利益、経常利益、純利益は微減益となる見込みだ。10年3月期については、受注の伸び悩みや単価下落の影響が懸念されるが、一方では衆院解散・総選挙関連の特需も期待される。また減価償却費の減少も寄与するため、増収増益を確保する可能性が考えられる。
 株価の動きを見ると、3月下旬以降に出来高を伴って急反発した。週足ベースで見れば26週移動平均線を突破して、出直り感を強めている。これは、市場全体の心理が好転したことに加えて、3月23日に東証1部へ指定替えとなったことが材料視された可能性も考えられる。ファンダメンタルズ面の安定感に加えて、中期的な成長期待も考慮すれば指標面の割安感も強い。上値志向の展開も期待できそうだ。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:59 | IR企業情報

エスプール:システム事業継承でワンストップサービス提供

エスプールホームページ エスプール<2471>(HC)は、営業支援分野と物流分野を主力とする人材派遣会社である。人材派遣業以外の分野を拡充する方針で、企業研修事業やコンサルタント事業も展開し、2008年10月にはジーアイエムからシステム事業を継承した。
 2009年11月期業績の会社計画は、売上高が前期比29%増の86億円、営業利益が同36%増の1・5億円、経常利益が同14%増の1・3億円、純利益が同2%増の0・5億円の見込みである。買収したシステム事業の通期寄与に加えて、スタッフ募集費用の削減、拠点の統廃合など経費圧縮の効果で、増収増益を見込んでいる。しかし、派遣先企業の業績悪化や雇用過剰感の高まりなどで、人材派遣需要の減速、派遣抵触日による契約終了、稼働率の低下、単価の下落圧力などが懸念される。
 事業継承したシステム事業がシステムエンジニア派遣、システムコンサルティング、システム開発受託とワンストップでサービスを提供する体制を構築していることが、今後、売上に貢献していくものと思われる。
 株価の動きを見ると、2月中旬の安値圏から反発した水準だが、大勢としては、徐々に上値を切り下げて軟調な展開が続いている。週足ベースで見れば、26週移動平均線が上値抵抗線の形で、右肩下がりのトレンドである。戻りを試すには26週移動平均線の突破がポイント。

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アライドテレシスホールディングス:低位有望銘柄として目先は上値志向

アライドテレシスホームページ アライドテレシスホールディングス<6835>(東2)は、情報・ネットワーク機器の開発・製造・販売を展開している。国内、欧米ともに、通信キャリアや公共機関などの通信インフラ向けを主力としている。また国内では2009年7月に子会社のアライドテレシスとコレガを合併させる予定。中小企業向けの通信機器販売も強化する方針だ。
 2009年12月期業績の会社計画は、売上高が前期比9%減の435億円、営業利益が同70%減の9億円、経常利益が同2倍の6億円、純利益が同32%減の3億円である。景気悪化に伴うIT投資需要の減速で、減収営業減益となる見込みだ。経常利益は前期に計上した為替差損の一巡により増益、純利益は前期に特別利益で計上した新株予約権戻入益の一巡で減益を見込んでいる。
 これまで、毎期、売上の10〜12%を研究開発費に投じてきたことで業績圧迫となっていたが、一巡したことで利益の出る体質となってきた。20年間の研究開発で製品化された「トリプルプレイ」は、音声・画像・データをワンステップで提供できる。既に、米軍横田基地に導入されており、今後に期待の高い製品。復配も接近、低位有望銘柄として一気に見直されている。
 株価の動きを見ると、2月中旬に動意づいた後、40円近辺のモミ合いから上放れる形で上昇し50円台を回復した。26週移動平均線も上向き、上昇トレンドの形である。2月13日に「08年12月期の営業利益が計画を大幅に上回った」と発表したことを好感して、動意づいたと考えられる。株価が低位だけに、目先は上値志向の展開も期待できそうだ。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:34 | IR企業情報

インスパイアー:臍帯血を使った再生医療分野に進出で反発期待

insphp.jpg インスパイアー<2724>(HC)は、旧フォーバルクリエーティブで、ネットワークセキュリティソフトの輸入販売を主力事業としている。2003年3月期以降、営業損失の計上と営業キャッシュフローのマイナスの状態が続いているため、08年3月期の有価証券報告書で「継続企業の前提に重要な疑義が存在している」と注記した。08年10月には、インスパイアーに商号変更した。
 2009年3月期の業績について3月2日、予想の下方修正を発表した。IT関連の投資需要が一段と減速しているため、売上高、利益ともに従来計画を下回り、営業利益は249百万円の赤字、経常利益は277百万円の赤字となる見込みだ。また、取引先に対する貸付金の一部を貸倒引当金繰入額として特別損失に計上するため、最終利益は1423百万円の赤字となる見込みだ。
 ただ、新たな材料として「つくばマネイジメント」と資本・業務提携し「臍帯血」を使った再生医療分野に進出。筑波大学と関係の深い、つくばマネジメントの臍帯血保管技術と、同社のIT構築技術の組み合わせで、今後、本格化する臍帯血事業を拡大する。既に、白血病治療に用いられ、骨髄移植に比べ患者及び提供者の負担がほとんどなく、最近は日本赤十字社のテレビCMでも紹介されている。
 臍帯血の保管は、これまで日本では出生の記念品としての認識だった。このため、日本での臍帯血の採取比率は0.4%とアマリカの7%程度、韓国の11%程度に比べ非常に低い。2006年に国が定めたガイドラインに基づき、白血病のほかに脳梗塞、心筋梗塞、悪性腫瘍、アルツハイマー、皮膚・神経・血管病などの分野において使われている。
 特に海外ではアルツハイマーでの利用が増加しているという。これまで適合検査に10日間程度かかっていたが、同社のIT技術によって1〜2日に短縮が可能で利用が増えるとみている。また、今度の提携によって、同社は新たに医療分野でのシステム構築に進出できることになる。再生医療関連として注目できる。
 株価の動きを見ると、4月上旬には一時的に反発したが、再び10000円台を割り込み、安値圏で軟調な展開が続いている。目先は自律反発の可能性も考えられる。

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GMOホスティング&セキュリティ:のれん減損損失一巡で安値圏から反発局面

GMOホスティング&セキュリティホームページ GMOホスティング&セキュリティ<3788>(東マ)は、GMOインターネット<9449>(東1)の子会社で、ホスティングサービス(サーバー管理)と、セキュリティサービス(認証サービス)が2本柱である。セキュリティサービス事業では、自社で認証局を運営している。2009年12月期の業績は、売上高が前期比9%増の78億円、営業利益が同25%増の10億円、経常利益が同28%増の10億円、純利益が同6・3倍の4・4億円と、増収増益の計画である。インターネットセキュリティサービスやITアウトソーシングサービスの需要は引き続き旺盛であり、販売代理店との連携強化などにより、顧客拡大を目指す。前期にセキュリティサービス事業で計上した英国子会社に関する、のれん減損損失も一巡する模様だ。ただし世界的な景気悪化の影響で、IT投資需要の減速や、海外事業の進捗遅れは懸念材料。
 株価の動きを見ると、3月中旬の年初来安値圏からは反発した水準である。26週移動平均線も回復した。しかし大勢としては昨年秋以降、30000円近辺でのボックス展開が続いている。予想PERなどの指標面には割安感も浮上しているが、ボックス圏から上放れて出直るには、業績面でのサプライズが必要だろう。09年12月期の業績進捗状況を見守りたいところ。

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2009年05月03日

アーバネットコーポレーション:新築残戸物件の仕入れ・再販事業の強化に期待

アーバネットコーポレーションホームページ アーバネットコーポレーション<3242>(JQ)は、投資用ワンルームマンションを主力とし、不動産開発・販売事業を展開している。新築残戸物件の仕入れ・再販事業も強化する模様だ。
 2009年6月期の業績については、4月16日に下方修正を発表した。従来の計画に比べて、売上高で53億円、営業利益と経常利益で17億円、純利益で18億円の下方修正となり、営業利益、経常利益、純利益は赤字に転落する見込みだ。ワンルームマンション販売会社への1棟販売物件で、最終顧客への販売が進まず、売上計上が10年6月期となる模様だ。また不動産価格が大幅に下落しているため、売却済み物件の実現損失や、棚卸資産評価損が拡大することも利益圧迫要因だ。なお6月30日現在の株主に対して、1対2の株式分割を実施することも発表している。
 株価の動きを見ると、大勢としては20000円台でのモミ合い展開が続いている。4月上旬には一時40000円近辺まで急騰したが、通期業績予想の下方修正発表が嫌気され、一転して急落した。経済対策効果に対する期待先行で買われたようだが、下方修正発表で期待が剥がされた形である。10年6月期の最終黒字化を目指すが、不動産市況の動向には不透明感が強いだけに、新築残戸物件の仕入れ・再販事業の強化に期待がかかる。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:14 | IR企業情報

アスカネット:北米や欧州での婚礼向け写真集制作サービス拡大

アスカネットホームページ アスカネット<2438>(東マ)は、葬儀社向けの遺影写真デジタル化(メモリアルデザインサービス事業)と、個人向けの写真集制作(パーソナルパブリッシングサービス事業)が2本柱である。プロフェッショナル市場向けの新ソフトウェア投入、北米や欧州での婚礼向け写真集制作サービス拡大などを進めている。
 2009年4月期の業績については3月9日、売上高、利益ともに下方修正を発表している。パーソナルパブリッシングサービス事業で、海外向け売上高が伸び悩み、計画を下回る模様だ。また為替の円高影響、新サービス投入の遅れ、減価償却費の増加などもマイナス要因となり、営業利益、経常利益、純利益ともに減益となった模様だ。10年4月期には、新サービス投入の効果や、減価償却負担の減少などで増収増益を見込む模様だが、世界的な消費低迷の影響も懸念される。
 株価の動きを見ると、業績予想の下方修正を嫌気して、3月中旬には年初来安値を更新した。その後、やや反発した水準だが、13週移動平均線が上値抵抗線の形である。大勢としては、安値圏でのモミ合い展開だろう。予想PERなどの指標面には割安感も浮上しているが、出直りには業績面の好材料が必要だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:09 | IR企業情報

セントラル警備保障(CSP):割安感見直し局面だが業績面の好材料に期待

CSPのホームページ セントラル警備保障(CSP)<9740>は、警備サービス業界3位で、関東を地盤として警備員を派遣する常駐警備を主力としている。4月15日に発表した2009年2月期の業績は、売上高が08年2月期比5%増、営業利益が同2%増、経常利益が同1%増、純利益が同8%増の増収増益だった。常駐警備事業では洞爺湖サミットの警備受注が寄与し、機械警備事業ではマンション向けが好調だった。警備契約の途中解約に伴う和解金を特別利益に計上して純利益を押し上げた。10年2月期については、常駐警備事業の解約増加や特別利益の一巡などで、売上高は09年2月期比横ばい、純利益は同7%減を見込んでいる。
 警備サービス業界は、企業向けの市場成熟感が強いうえに、景気悪化の影響などで小売、外食、消費者金融などの業界で店舗閉鎖が相次ぎ、契約解約が目立っている。このため各社ともに、家庭向けの商品開発や営業を強化しているが、競争も激化している。人件費などのコスト対策も課題だ。
 株価の動きを見ると、年初には一時900円台を回復したが、その後は徐々に上値を切り下げる形となり、足元は800円近辺でのモミ合い展開となっている。実績PBRが1倍を割り込む水準のため見直しも期待されるが、10年2月期が最終減益の見通しだけに、株価を押し上げるには力不足の感が強い。本格的な出直りには業績面の好材料に期待がかかる。

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アドアーズ:小幅レンジでモミ合い展開、業績面の好材料が必要

アドアーズのホームページ アドアーズ<4712>(JQ)は、アミューズメント施設運営事業と各種施設開発・設計施工事業が2本柱で、首都圏の駅前立地を中心として、ゲームセンターを80店舗強展開している。
 2009年3月期の業績については、2月10日に通期利益予想の下方修正を発表している。売上高については、計画を大幅に上回る18店舗の新規出店効果や、各種施設開発・設計施工事業の増収効果で、08年3月期比14%増収に上方修正したが、ゲームセンター既存店の不振や、大量の新規出店に伴う償却負担増加などにより利益を下方修正した。営業利益は同60%減となる見込みだ。10年3月期については、新規出店を抑制し、償却負担も軽減する模様だが、消費低迷の影響などで既存店は低水準が予想される。業績面では慎重な見方が必要だろう。
 株価の動きを見ると、大勢としては160〜180円の小幅レンジでのモミ合い展開となっている。09年3月期の利益見通し減額を嫌気する形で、一時的に下落したが、その後は小幅な値動きとなっている。上値が重く、信用買い残も高水準だ。アミューズメント施設業界は、娯楽の多様化や消費低迷の影響などで苦戦をしいられ、物色の圏外に置かれている感も強く、業績面の好材料が必要だろう。

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TAC:足元は調整局面で好業績見直し期待

資格試験・資格取得の情報サイト|資格の学校TAC[タック] TAC<4319>(東1)は。公認会計士や税理士などへの「資格の学校」や、企業研修などを展開している。地方では提携校で当面20校を目標に展開している。景気悪化や雇用情勢悪化を背景として、学生、会社員、主婦、中高年の間では生活防衛のために、公務員講座や社会保険労務士講座などを受講し、資格を取得する機運が盛り上がっている。このため受講生は増加基調である。
 2009年3月期の業績は、公認会計士講座や公務員講座の増収、採算性の改善などにより、増収増益だった模様だ。会社の公表計画を上回った可能性も考えられる。10年3月期の業績も、公認会計士、公務員、社会保険労務士などの講座が好調を維持し、採算性の改善や新規校の開設効果なども寄与して、増収増益が予想される。
 株価の動きを見ると、昨年秋の安値圏から急反発し、2月には出来高を伴って500円台を回復した。その後は徐々に上値を切り下げる形となり、足元は13週移動平均線を割り込み、やや調整局面となっている。ただし、予想PERや配当利回りには割安感があり、ファンダメンタルズ面で好業績を見直す展開も期待できるだろう。チャート面では、26週移動平均線が下値サポートラインの形となるかどうかがポイントだろう。

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OBARA:右肩上がりの展開だがファンダメンタルズ面では慎重に

OBARAのホームページ OBARA<6877>(東1)は、自動車向けを中心とする抵抗溶接機器の大手メーカーで、抵抗溶接機器、レーザー溶接機器のほか、子会社ではシリコンウェハー向けの精密平面研磨装置も展開している。
 2009年9月期の業績見通しについては、2月9日に中間期予想と通期予想の下方修正を発表している。世界的な景気悪化の影響で、自動車メーカーや半導体関連メーカーの設備投資が大幅に抑制・凍結されたため、通期ベースで見れば、売上高が前期比半減し、営業利益、経常利益、純利益は赤字に転落する見込みだ。繰延税金資産の取り崩しで最終赤字が拡大する。期末配当については減配または無配となる可能性も考えられる。また10年9月期についても、設備投資需要は引き続き低水準が予想されるため、業績に関しては慎重な見方が必要だろう。
 株価の動きを見ると、年初から下値を切り上げて、緩やかな右肩上がりの展開となっている。26週移動平均線も突破して、出直り感を強める展開だ。これは、過度な不安心理の後退や、業績改善に対する期待などが考えられる。しかし、主要顧客である自動車や半導体関連の設備投資需要は、引き続き低水準となる可能性が高く、ファンダメンタルズ面で見れば、慎重に望みたいところ。

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