■メディア事業で見直し、コンテンツサービス充実に取組む
インタースペース<2122>(東マ)の10年9月期第3四半期連結業績は、売上高5,781百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益146百万円(同2.7%増)、経常利益152百万円(同5.7%増)、当期純利益50百万円(前年同期は6百万円の損失)増収増益となった。
アフィリエイト事業は、市場規模が12年には1,235億円まで拡大すると予測(矢野経済研究所調査)される追い風の中、改めて見直されている。同社第3四半期の実績は修正後目標に対し、売上高は71.8%とやや遅れているが、当期純利益117%を筆頭に、経常利益79.7%、営業利益75.8%と計画速度を上まわる進捗状況であり通期業績が大いに期待される。
第3四半期(4〜6月)売り上げを単体ベースで見ると、従来、第3四半期が第2四半期を下回る傾向が払拭され好調を維持し、第1四半期の落ち込みをカバーし立ち直りを見せた。また、営業員一人当たり売上高も人員増(11人増)にもかかわらず水準を維持した
また、期中の事業別状況は、コア事業であるアフィリエイト事業は、PCが横這いで推移したのに比べモバイルは578百万円と前四半期を10ポイント%上回り、構成比30.4%と拡大基調が続き成長エンジンとなっている。
PCでは金融・保険分野で厳しい状況が続くが、eコマースが安定的に成長しており、売り上げシェアを19.5%まで伸ばした。
モバイルは、各ジャンルとも好調に推移した。携帯電話向けの公式サイトを中心に得意分野であるコンテンツが一段とシェア拡大している。
メディア事業は、事業内容の一部をアフィリエイト事業部へ事業移管するなど事業見直しを行なった。呼称もメディア・コンテンツ事業へ変更し、コンテンツサービスをさらに充実させる姿勢を明確にしたが、今後新コンテンツを順次リリースする予定であり、8月9日にはその第1弾「野球知識検定」(プロ野球マスターリーグ委員会監修)をミクシー版アプリとしてリリースした。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:30
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