
「CBR600RR レースベース車」は、公道走行可能なCBR600RRの欧州仕様車をベースに、レースに不要な灯火器類などを取り外しながらも、フロントサスペンションやフロントブレーキ、メーター、ECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)、前・後タイヤ他をレース専用品に変更するなど、あらかじめレースに必要な装備を施すことで、スーパースポーツ世界選手権や全日本ロードレース選手権、地方選手権といった幅広いニーズに対応したロードレース専用車である。2010年型モデルでは、前輪のブレーキキャリパーをレース専用品に変更し、レース使用時における操作性をより向上させている。
また、「CBR1000RR レースベース車」は、「CBR600RR レースベース車」と同じくCBR1000RRの欧州仕様車をベースに、サーキットにおける走行性能を高めたロードレース専用車である。
2010年型モデルでは、装着部品を見直し、前モデルと比較し購入しやすい価格設定としている。フルクロスミッション、クラッチ、フロントサスペンションなどのレース専用部品への換装を廃止するとともに、レース使用時における操作性をより向上させるため、前輪のブレーキキャリパーをレース専用品に変更。新たにPGM−DSFI(プログラムド・デュアル・シーケンシャル・フューエル・インジェクションシステム:電子制御燃料噴射装置)のセッティング変更を可能にした新型ECUを搭載している。車体色は、「CBR600RR レースベース車」「CBR1000RR レースベース車」ともにブラック1色の設定。