伊藤忠商事<8001>(東1)は、ノルウェーの電気自動車専業メーカーTHINK Holdings AS(THINK社)と資本及び業務提携に関する契約を締結したと発表。これにより、伊藤忠商事は、THINK社に出資するとともに、同社が設計・製造した電気自動車及びドライブシステムの日本を含むアジア市場における販売権を獲得する。
伊藤忠商事は、今回の資本・業務提携を通じて、アジア市場における販売権を獲得するとともに、アジア以外の市場でも、THINK社の戦略的パートナーとして積極的な販売支援を行う。
同社は、2010年5月から、つくば市で行っている「Green Crossover Project(クリーンエネルギーを活用した低炭素交通社会システムの共同実証プロジェクト)」で、電気自動車(ベース車両:マツダ<7261>(東1)・デミオ)にTHINK社製ドライブシステムとEnerDel社製リチウムイオン電池を搭載している。(写真=THINK社製電気自動車)
今後、大きな需要が見込める国内外の電気自動車市場において、THINK社製ドライブシステムとEnerDel社製リチウムイオン電池のパッケージ提案も始める。また、THINK社が電気自動車専業メーカーとして蓄積してきた技術とノウハウを最大限に活かすべく、自動車メーカー等との提携にも積極的に関与していく。
【ドライブシステム】=電気自動車の駆動に必要な基幹部品である、モーター、バッテリーマネジメントユニット、インバーターの総称。蓄電池に蓄積された電力をコントロールし、動力に変換する役割を持つ。



















































