
昨年のリーマンショック以降、個人消費が低迷していることから厳しい環境にある。代表取締役社長に就任した新社長大工原正伸氏にとっては厳しい環境でのスタートとなった。
当第1四半期間のセグメント別の状況を見ると、飲食事業では、「東京芝とうふ屋うかい」の来客数は順調に伸びて、前年同期比1.9%増であった。また、「とうふ屋うかい鷺沼店」の売上が計画通り推移した。しかし和食事業全体では4.9%の減収となった。一方の洋食事業では、高価格であることから来客数が減少し、売上高13.3%の減収。
文化事業においては、箱根ガラスの森で「黄金時代のヴェネチアン・グラス展」、河口湖オルゴールの森で「河口湖オルゴールの森コンサート」の特別企画を軸に四季折々のイベントを絡めたイベントの充実を図ったが、新型インフルエンザの影響により団体客が大幅に減少したことから売上高は前年同期比12.3%の減収となった。
その結果、第1四半期連結業績は、売上高31億3600万円(前年同期比9.5%減)、営業利益8600万円(同67.5%減)、経常利益2800万円(同86.9%減)、純利益900万円(同91.0%減)と減収大幅減益。
大幅減益の要因は、減収であったことに加え、原価率が46.7%と前年同期より1.9ポイント上昇したこともあり、売上総利益が16億7000万円と2億4000万円減益となったことにある。しかし、販売管理費の抑制は進み、6000万円削減している。
キャッシュ・フローを見ると、営業キャッシュ・フローは2億3100万円。投資キャッシュ・フローは、有形固定資産の取得等で△1億2700万円。財務キャッシュ・フローは、長期・短期の借入9億5000万円、長期・短期の借入金の返済6億8000万円、社債発行による収入6億8400万円等で8億5900万円となった。現金及び現金同等物の期末残高は24億9100万円と前期末より9億6400万円の増加となっている。
今通期業績予想は、売上高132億円(前期比0.0%増)、営業利益5億8000万円(同4.3%減)、経常利益3億8000万円(同12.8%減)、純利益1億8000万円(同247.9%増)と5月に発表した業績予想を据え置いている。
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