三菱電機<6503>(東1)は、省エネ、環境負荷低減の基幹商品であるLED照明事業を強化すると発表。施設用を中心に新商品開発を加速し、「LED営業推進センター」を新設して2015年度に事業規模500億円を目指すとしている。
最も省エネ貢献度の高い施設用照明分野(オフィス、店舗・商業施設、工場・倉庫)向けLED照明器具の開発を重点テーマとし、同社研究所の基礎技術開発・応用技術開発部隊を投入する。2012年までに施設用主力機種で120lm/Wの器具総合効率を達成するとともに、800機種をラインアップする。さらに2015年には1500機種にラインアップを拡げ、施設用で性能と品ぞろえ共に業界トップクラスのポジションを狙う。
既に光源(ランプ)分野で20年以上の提携関係にあり、世界2大ランプメーカーの1社であるOSRAM社(ドイツ)のLED電球製品(パラトンシリーズ)の国内導入を加速し、ラインアップを強化する。また、照明器具の開発連携やグローバル展開も進めていく。
7月1日付で「LED営業推進センター」を新設し、全社的な営業展開を加速する。同社の持つ幅広い事業領域からの客先情報を統合し、関連会社を含めた全販路を通じてLED照明の提案を実施する。特に照明の需要規模が最も多く、LED化による環境貢献が期待できる施設用大口物件の受注を拡大していく。
また、同社は18日、LED照明器具「erise(イライズ)」シリーズの店舗・オフィス用新製品として、照明器具単体で明るさと光色を任意に変化できる色温度可変タイプ(写真=EL−L4004MS AHZ)を6月21日に発売する。






















































