キムラユニティー<9368>(東1)10年3月期連結業績は、売上高34,980百万円(前期比7.9%減)と減収ながら、営業利益960百万円(同310.1%増)、経常利益985百万円(同150.5%増)、当期純利益358百万円(同86.6%増)と利益が大幅回復となった。■前期、営業利益段階ですべて底を打った:木村社長が自信見せる
今期11年3月期業績見通しは、物流サービス22,420百万円(前期実績比3.5%増)、自動車サービス11,670百万円(同0.2%減)、その他1,510百万円(同7.4%減)、全体の売上高35,600百万円(前期比1.8%増)の増収を予想し、利益面では、物流サービス事業で中国子会社の順調な拡大と新事業所が軌道に乗ることに加え、徹底した原価改善策が収益に寄与するとみられ、営業利益1,060百万円(同10.4%増)、経常利益1,050百万円(同6.5%増)増収となり、当期最終利益は5割増の550百万円(同53.4%増)を見込み、本格的に復調から新成長路線乗せをめざす動きとなる。
■中国子会社の順調な拡大・原価改善策が収益に寄与
グループ各社の動向は、単体が前期並み売上高33,200百万円(前期比0.1%増)で、経常利益890百万円(同4.9%減)と若干の減益を予想。
連結子会社では、ビジネスピ−プルが売上高660百万円(同1.7%増)だが、派遣法改正への対応コスト増で経常利益30百万円(同26.8%減)、天津木村進和物流は、第2・3倉庫の本格稼動で売上高590百万円(同33.8%増)、経常利益3百万円(前期損失34百万円)と大幅増収で黒字へ転換する。広州広汽木村進和倉庫は第2倉庫の本格稼動で事業が順調に拡大し、売上高761百万円(同38.4%増)、経常利益130百万円(同136.4%増)と大幅増収増益となり、グループ全体の業績伸長に貢献する。
KIMURA,INC.は、パレットの主要取引先の需要増加と拡販で、売上高775百万円(同35.0%増)の増収となるが、物流事業は取引先の内製化で売上減となり、経常利益は見込めない。
また、持分法適用会社投資利益として150百万円(同21.0増)を予定している。





















































